カターニアの旧市街で、もっとも多く人が集まる場所といえば、ここドゥオーモ広場です。
広場の中央にあるのは「象の泉(Fontana dell`Elefante)」です。
象はカターニアのシンボルとされていて、街の中心であるこの場所にも、
象をモチーフとしたモニュメントを作ったのでしょう。
象の上にはオベリスクが乗せられていて、
どことなくローマのミネルヴァ広場にある象のオベリスクを連想させます。
それにしても「泉」と呼ぶには水の吹き出し口の水量が…。
広場の北側にあるのがエレファンティ宮(Palazzo degli Elefanti)です。
現在は市庁舎として利用されています。
広場の西側のザッパーラ館(Palazzo Zappala)は、カターニアのバロック建築の見本のような建物です。
1階はカフェなどになっていて、多くの人でにぎわっています。
そして、南側にあるのが、キエリーチ宮(Palazzo Chierici)です。
黒い溶岩の壁面に、白い柱と細かい装飾のほどこされた白い窓枠。
これまたいかにもカターニア・バロックな建物ですね。
キエリーチ宮の角を曲がると、旧市街の南の玄関、ウツェダ門があります。
ドゥオーモも含め、見どころいっぱいのこの広場、街中で一番カターニアを感じられる場所です。