トレ・マルティリ広場からFSの駅のほうへ少し歩くと、
他のイタリアのどの町でも見かけない一風変わったファサードを持つ教会が道の右側に現れます。
この教会が、マラテスティアーノ教会です。
ファサードは未完成で、おそらく左右のアーチの部分にも、入り口上のアーチ部分と同じような
色大理石による美しい装飾がほどこされるはずだったのでしょう。
この教会は14世紀頃にリミニを治めていたマラテスタ家の持ち物で、
中にはマラテスタ家ゆかりの人物の墓所がいくつかあります。
内部はすっきりとした単廊式で、柱や壁面のレリーフがとても印象的です。
再び外に出ると、緑の並木が美しい幅広の道が駅のほうへと続いています。
伝統的なイタリアの旧市街ではあまり感じない開放感は、道幅と建物の高さの比が逆になっているためでしょう。
これも第二次世界大戦の影響なのかなぁ、とぼんやり考えながら、私たちは駅へ向かう道を歩いたのでした。
【エミリア・ロマーニャ】2007 ノイ・コッリ・ディ・リミニ(I495) | |
ノイ・コッリ・ディ・リミニ(I495) | |
サン・パトリニャーノ |