サッソ・カヴェオーゾには、サッシでの生活のようすを再現して展示している場所がいくつかあります。
その中でもっともていねいに再現されているのが、この「カーサ・グロッタ」でしょう。
入り口で入場料を払うと、何語のパンフレットが欲しい聞かれます。
6カ国語のパンフレットが用意されており、日本語もあります。
また、住居内では日本語のアナウンスをテープで流してくれます。
住居に入ってすぐの場所はリビング兼ベッドルームになっています。
今は電気が通じているので明るく見えますが、当時は電気もガスも水道もなかったため、
実際の部屋はもっと薄暗かったのでしょう。
住居の一番奥には、馬などの家畜を住まわせるためのスペースがあります。
キッチンは、排煙しやすいように、入り口近くにあります。水は、雨水などをためて利用していたようです。
スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町 (光文社新書) | |
島村 菜津 | |
光文社 |