JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

障子相手に一杯、粋でしょ?粋だよね?粋だって

2017年12月13日 | d-f

やって来る寒波は毎回今期最高、まるでスピードスケート日本代表女子のレースみたいでありますが、冬型が強まれば強まるほど我が田舎は冬晴れのカラッカラとあいなるしだいで、多少寒いなんぞは大雪に四苦八苦している地域の方々を思うに我慢せねばいけませんね。

そんな冬晴れの中、私、昨日は休日でありまして、
「今日を逃したら、もう今年中は無理なんじゃね」
と、やっと重い腰を上げ障子の張り替えを行いました。

以前一部をプラスチック障子紙に変えてみたんですよ、確かに破れもせず長持ちもしたんですけど、両面テープ止めってぇのはいけませんねぇ、障子そのものよりこっちの耐久性が問題でペロンと剥がれてきてしまう。
紙の障子なら穴が空いたのなんだのってぇ時には、花に切った別紙をあてたりして補修も出来たりしますけど(けっこうこれも味があったりしてね。)、プラスチック障子は破れや穴じゃありませんから、その部分を補修しても全体の両面テープがもう駄目なわけで次々と剥がれていく、そんでもってその姿が色っぽくないんでありますねぇ

結局、今回は全部を和紙の障子に張り替えました。
障子を剥がし水洗いして・・・・
まぁまぁ、乾かす時間を含めれば一日がかりではありましたが、終わってみれば部屋の中が明るくなったように感じるし気持ちがイイものです。

  ひだりより狐の出でし障子かな (西原天気)

早々と風呂に入り
「ふむふむ、けっこうよく貼れたな」
と、誰も褒めてくれないから、自画自賛しながら狐や犬を障子に写したりしてね。
これもけっこう良い酒のアテになったりするもんでさぁ
「ん?障子を見つめながら一人酒する中年男って、どうなのよ?」
まさに今期最高の寒気が、張り替えたばかりの障子の隙間から風となって我が心に凍みてくるのでありました。

おっと、心が凍る前に『料理当番、本日の一品』です。

今年はクリスマスイブが日曜日でしょ、その時に作ろうと思ってたんですが、なにしろ初挑戦料理なんで、2週間前に試作してみました・・・が、あまり綺麗じゃ無いんで24日は別な料理にします。(笑)
言い訳じゃありませんけど味はえがったんですよ。

さて、今日の一枚は、エバンスです。
「BILL EVANS TRIO AT SHELLY'S MANNE-HOLE」に収録できなかったライブ音源盤。
当初はその音源のみのアルバムでしたが、今日紹介する盤はそれにエバンスのソロ5曲を加えた盤です。

とっぱじめの10分を超えるソロ「DANNY BOY」
凍りかけた心に染み入りますですなぁ・・・・
ラファロの突然の死にどうしてイイのか分からないエバンス
「んな時にこんなんを弾くんじゃなか・・・泣けてくんじゃん」
てなもんで、

後半部のトリオ演奏ももちろんエエんですよ、ただ夕べはソロに酔った夜でした。

TIME REMEMBERED / BILL EVANS
1962年4月10日[1-4],  1963年5月30,31日[6-13],  1958年12月15日[5]
BILL EVANS(p)
CHUCK ISRAELS(b) LARRY BUNKER(ds) [6-13]

1.DANNY BOY
2.LIKE SOMEONE IN LOVE
3.IN YOUR OWN SWEET WAY
4.EASY TO LOVE
5.SOME OTHER TIME
6.LOVER MAN
7.WHO CARES ?
8.WHAT IS THIS THING CALLED LOVE ?
9.HOW ABOUT YOU ?
10.EVERYTING HAPPENS TO ME
11.IN A SENTIMENTAL MOOD
12.MY HEART STOOD STILL
13.TIME REMEMBERED