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JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

パッと見れば分かる

2007年08月24日 | p-r

今日のこのあたりは、同じ晴れでもおおわれる高気圧の違いで、こうも爽やかになるものなのかと、つくづく感じるお天気でした。これなら許せますねぇ・・・・だけど、明日はまたしても太平洋高気圧が出張ってくるようですから、不快指数が上がりそうです。

この駄ブログも、ウダクダ言いつつ3年以上続けてまいりました。日々のくだらない話題には事欠かないものの、紹介アルバムが700枚近くになり、若干選択が苦しくなってきました。(笑)こうなれば所有アルバム全紹介を目指して頑張っていきたいと思います。

そんなこんなでレコードの棚をじっと見ていると、最も目立つのはインパルスのアルバムです。
まぁ、単純に考えてコルトレーン好きとなればしかたのないことですし、そもそもインパルスの厚い見開きジャケットは、それだけで他のレコードより目立つんですよね。

今日はそのインパルスの話でもしましょうか。
このレーベルに関しては、
インパルス→コルトレーン→60年代ジャズ喫茶→団塊の世代
という連想がすぐに頭に浮かんでくる人も多いでしょうし、ちょっと前衛的なイメージがあるのかなぁ?げんに「50年代がブルーノート、プレスティッジなら、60年代はインパルスだ」のイメージは間違いではないですし、後期のコルトレーンを思えば分からなくもありません。
でも、ベン・ウェブスーやコールマン・ホーキンス、アール・ハインズといった面々の秀作もありますし、ロレンツ・アレキサンドリア、ランバート=ヘンドリックス&ロスといったボーカルものも良かったりするわけで・・・・日陰者扱いでは無いんですけどねぇ。

残念ながら団塊の世代からは幾分外れている私ですが、インパルス・レーベルにはとてもお世話になりました。

私のレコードの中から、なにげにコルトレーンの「KULU SE MAMA」を取り出してみましょう。そして見開きのジャケットを開いてみると・・・・・
そうでした、インパルスの楽しみはここにもあるんですよね、裏ジャケより一枚分多いジャケットスペース。英語を読めもしないくせに端から端まで読むフリをしたり、写真やイラストを楽しんだり、わけもわからず1ページ得したみたいな(笑)
インパルスは後発であったが故に、インパクトを持たせるためにこんなジャケットにしたんでしょうけど、私は重圧感のあるインパルスの形態がとても好きです。

ジャズ喫茶でアルバイトをしていた頃、ちょっと忙しかったりすると背表紙ですぐ何か分かるインパルスのレコードは選びやすかったということもありました。次(実際はターンテーブルが2台ありましたので、次の次ですが)何を乗せるか決めていたのに、忙しさにずるをしてインパルスを選んじゃうみたいな・・・・
あれ?だから「CRESCENT」や「THE JOHN COLTRANE QUARTET PLAY'S」や「AT THE VILLAGE VANGUARD」なんてばっか聴いてたのか?(違う違う)
とっても選びやすかったんですよねぇ、
当時聴きにいらしていたお客様、本当に申し訳ありませんでした。高校の若造がやったこととお許し下さい。

さて、そんなわけで今日の一枚も、インパルス、ただしコルトレーンではなくソニー・ロリンズです。
お得意の雲隠れの後、ヴィクターへ、そしてインパルスへ移ったロリンズ、このアルバムがインパルス最初の一枚ということになります。

このアルバムも見開きの写真が面白いですよ。
今、車から降りてきたロリンズ、車種はフォルクスワーゲンのカールマン・ギアーかな?。この写真には「ソニー到着」との文字。「待ってたよ」とばかりに入口のドアを開けて迎えに出るRVG。こちらには「RVGに迎えられる」の文字。
ボブ・シールはロリンズがやってきたことが、そんなに嬉しかったんでしょうかねぇ。タイトルにもそんなイメージがありますもんね。
こんな二枚の写真が載っちゃう大きさが、ほら、このジャケットの魅力でしょ。

先日の「EAST BROADWAY RUN DOWN 」を紹介したときにも書きましたが、インパルスに残るロリンズは様々な顔を見せてくれます。「EAST BROADWAY RUN DOWN 」が『挑戦』だとすれば、今日のアルバムは『癒し』といったイメージでしょうか。
スタンダードをレイ・ブライアント・トリオをバックにゆったりと聴かせてくれます。

このアルバム、私の場合、「さて、今晩は飲んじゃおうかなぁ」みたいな時にきっかけとして聴くと、酒が進む一枚なんです。
ということで、今日も飲んじゃおうかなぁ(笑)

ON IMPULSE / SONNY ROLLINS
1965年7月8日録音
SONNY ROLLINS(ts) RAY BRYANT(p) WALTER BOOKER(b) MICKEY ROKER(ds)

1.ON GREEN DOLPHIN STREET
2.EVERY THING HAPPENS TO ME
3.HOLD' 'EM JOE
4.BLUE ROOM
5.THREE LITTLE WORDS



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