JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

浮石沈木

2010年03月30日 | a-c

今日は久しぶりの晴天と聞いて朝からちょっと良い気分だったのですが、ときおり雲に太陽が隠れると「やっぱ寒いよなぁ」、明日あたりから気温も上がってくるとのことですので期待しましょう。

ところで
原宿竹下通りで起きた集団パニック事故には驚きましたねぇ、閑散とした我が街の駅前商店街も困りものですが、あの狭いところに千人以上って・・・どんな感じなんでしょ?遠い昔に経験した満員電車以上なんでしょうか?恐ろしいですねぇ
死亡事故にならなかったのは幸いでしたけど、あれが巣鴨の地蔵通りで起こったら大変なことになっていた・・・いやいや分別あるお年寄りにそれはないかな?

集団心理やら情報過多やら原因追求は専門家にお任せするとして、あの状況を見た私が一番最初に頭にピンと浮かんだのは
「う~~~ん、これは誘拐事件なんかの身代金受け渡しに使えるかもしれない・・・」
おっと、そんなことを考えちゃいけませんよね、でも、私が思ったということは、おそらくは何人かの人が同様のことを考えたかもしれないわけで、身代金受け渡しだけでなく今後小説なんかで「これを何らかのトリックに使う」てな話が出てくるかもしれません。
ちなみに現実にはそんなトリックは通用しませんので、けして実行なさいませんように。

それにしても集団心理ってやつは何を引き起こすかわかりません。あの狭い地域だけならまだしも、大地震でも起きてさらに大きな地域での集団パニックが起きたら・・・・・

そういえば先日起きたグルジアの大パニックも、「ロシア軍の戦車部隊が首都トビリシに侵攻、さらに空港や港がロシア軍に空爆された」というテレビのウソ報道を引き金に、それが集団心理と合間ってとんでもないことになってしまったわけで、過去にもいろいろ問題のあった4月1日に変なことが起きないかと心配したりしています。

ともかく、
何事、正確な情報と冷静な判断が必要なんでしょうけど、これが一番難しいんですよねぇ、遠目で見れば「バカなことやって、よく考えればわかるだろうに」と思っても、いざその場にいればバカなことを平気でしてしまうのが人間ですもん。
人の振り見てなんとやら、原宿の状況を見て「まったく若い女の子は」だのじゃなく、極力パニックに陥らないよう日頃から心がけなくちゃいけないということでしょう。
なんちゃって、人の噂にノリやすい私には至難の業ですけど(笑)

「浮石沈木」人の噂も多くに語られれば沈むべき石を浮かべ、浮かぶべき木をも沈める、まさにこれでして、確信もない噂を安易に広めることは、大きな責任も伴うことであることを自覚せねばいけません。
私の場合、噂にノリやすいのもさることながら、噂話が好きだったりしますから、いつ発信元になるやもしれませんしねぇ・・・・気を付けようっと。(笑)

さて、今日の一枚は、アルバート・アイラーです。
いやぁ、我ながら久々にガツンとしいうアルバムを持ってきましたねぇ(笑)
カナダの映像作家マイケル・スノウのショートムービーに寄せられた音楽、いわば映画音楽なんでありますが、
「いったいどんな映画じゃい!」
てなもんですかね?
私も観たことはないんでなんとも言えませんけど、ちょっと観てみたいような観たくないような(笑)

以前も言いましたが、私はアイラーの音をあまり好みません。ただし、それはスタイルが嫌いというのとは違うんでありまして、このアルバムの一曲目「DON'S DAWN」の、ドン・チェリーとゲイリー・ピーコックのやり取りなんぞゾクゾク来るんであります。(アイラーじゃないんかい!)

ともかく、この手のアルバムは無理に聴く必要は無いと思います。思いますが、最初っから毛嫌いして「もう二度と聴かん」というのではなく、一曲ずつでもいいし、間を置いてでもかまいませんから何度か聴いてみてはいただけませんでしょうか。
そして、先入観をまったく無くした常態になったとき、そこから何かが聞こえてくるかもしれません。

NEW YORK EYE AND EAR CONTROL / ALBERT AYLER
1964年7月17日録音
ALBERT AYLER(ts) DON CHERRY(tp) JOHN TCHICAI(as) ROSWELL RUDD(tb) GARY PEACOCK(b) SUNNY MURRAY(ds)

1.DON'S DAWN
2.AY
3.ITT



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