ジーコ・ジャパンの挑戦が、今朝終わってしまいましたね。勝者がいれば敗者がいる、勝負の世界というものは厳しいものであります。次回に活かせる敗戦であることを願っております。
今日は、とあるところで懐かしいものを食べてきました。横浜崎陽軒のシュウマイです。横浜近郊にお住まいの方にとっては、懐かしいどころか、よく口にされるでしょうが、田舎暮らしの私は、じつに久しぶりのご対面なんです。
学生時代、私は週に2日ほど藤沢の駅前でアルバイトをやっていました。その頃、崎陽軒のシュウマイ弁当をよく食べてたんですよ。今はいくらするのかなあ?あの頃は500円しなかったように覚えているのですけど、美味しかったんですよね。
とはいうものの、私はシュウマイ弁当に一つ不満を持っていました。あの『ひょうちゃん』がいないのです。
『ひょうちゃん』って何者かって? やだなぁ、あの陶器製の醤油入れのキャラクターですよ。
崎陽軒のシュウマイといったら、味はもとより、なんといっても『ひょうちゃん』抜きには語れないでしょう。
私の知り合いにもコレクターがいますが、集めている人は相当数いますよね。今日久しぶりに彼の顔を見ておもわず、
「いいよね、ひょうちゃん」
崎陽軒が横浜駅でシュウマイを売り始めたのは、昭和3年だそうで、当初はガラス瓶の醤油入れだったそうです。『ひょうちゃん』が登場したのは昭和30年、1955年のことだったとか、漫画家、横山隆一氏がデザインし、当初は48種類あったそうです。命名も横山氏によるもので、その後、イラストレーターの原田治氏がデザインを引き継がれ、種類も120種類以上になり、近年はさらに横山氏のデザインも復活されたとか。
まさに収集家にとっては、マニア心をくすぐるニクイヤツでありましょう。
ともかく、『ひょうちゃん』の顔を久しぶりに見て、なんだか嬉しくなってしまった私でした。
余談ですが、私の知り合いのコレクターは魚の型をした赤いキャップの醤油入れも収集しておりまして、彼曰く「これもよーく見ると表情が違うんだよ」だそうです。
マニアの世界は本当に広い!
さて、今日の一枚ですが、ソニー・スティットを選んでみました。ルースト時代のスティットというと、以前紹介した「ペン・オブ・クインシー」が妙に目立ってしまいますが、同時期に同じルーストに残されたこのアルバムも、名作ではないかと私は思っています。
スティットというと、どうしてもチャーリー・パーカーのコピー版と評され、テナーに持ち替え、パーカーが亡くなると、またアルトに持ち替えた話を思い浮かべてしまいます。この話だけ聞くとあまり良いイメージでは、とられないかもしれません。でも、実際の演奏を聴けば、彼独特の節回しがありますし、死を予感したパーカーが、「王国の鍵を渡す」とスティットに言った、なんて話もありそうに思えてきます。
私は、2曲目の「THE NEARNESS OF YOU」なんてとても好きで、ちょっと酔っぱらった後に、いやらしい微笑みを浮かべて聴いちゃってたりします。(笑)
ひょっとしたら、「ペン・オブ・クインシー」より、こちらのほうが好きかもしれない。
SONNY STITT PLAYS
1956年9月1日録音
SONNY STITT(as) HANK JONES(p) FREDDIE CREENE(g) WENDELL MARSHALL(b) "SHADOW" WILSON(ds)
1.THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
2.THE NEARNESS OF YOU
3.BISCUIT MIX
4.YESTERDAYS
5.AFTERWARDS
6.IF I SHOULD LOSE YOU
7.BLUES FOR BOBBY
8.MY MELANCHOLY BABY
追伸、
『ひょうちゃん』の写真は今日のものではありません。今はコルク栓は使用されておりませんのでご参考までに
わりと手軽に買えるのでよく
で、話を戻すと、崎陽軒よく食べてます
バブさんにとっては懐かしい?
シウマイ弁当も健在です。
このスティットは私もペンオブクインシーより好きです。
伸びやかで気持ちのいい演奏ですね。
いつでも食べられるあずきさんがうらやましい。
最近はそっち方面から来るお客さんもいなくて、おみやげもありません。
久々に横浜でも遊びに行っちゃおうかな・・・
「そんな暇も、余裕もないでしょ!!!」と怒られそうです。
この、スティット、良いですよね。同感です。
Sonny Stitt のアルバム、いいですよね。Sonny Stitt のサックスもさることながら、Hank Jones のピアノと淡々とリズムカッティングに徹する Freddie Green のギターもいい味出してますね
未だ「ひょうちゃん」が売り物の崎陽軒のシュウマイ。ぜひともゲットしてみて下さい。
なるほど、たしかにジョーンズ、グリーンの二人が、スティットのテナーを多いに引き立てていますよね。