今日は、とても楽しいプレゼントをいただいたので、その紹介です。
「大人の科学」という、ふろく(?)付きの雑誌があります。
私も以前、なんどか購入し、壁掛け時計なんか組み立てたのですが、今日いただいたのは高級感のある、雑誌じゃない「大人の科学」。
「スターリング・エンジン」というものだそうで、アルコール・ランプの熱で、実際に動く代物であります。
昔からプラモデルを組み立てたり、ラジオを作ったりが大好きだった私、夕食もそこそこに組み立てに夢中になってしまいました。
スターリング・エンジンとは、スコットランドのロバート・スターリングさんによって発明された外部燃焼式エンジンで、1850年頃は、蒸気機関と並行でさまざまな動力に利用されていたのだそうです。
ガソリン・エンジンの発明と急速な普及で、歴史から消えていたのが、1973年のオイルショックのときにまた注目を集め始めたとか、現在では宇宙での利用などの研究も進められているそうであります。
2時間の格闘のすえ、できました、完成です。
ところが、燃料のアルコールがないので、試運転はおあずけであります。
(口に入れる、琥珀色のアルコールはあるんですけどね・・・笑)
ということで、完成品をながめながら、私の体の中にアルコールを入れているということになりました。
そこで、聴き始めたのが今日の1枚
とんでもなく怖い顔をしたハンプトン・ホースのジャケットですけど、中身はいたって親しみやすいピアノ・トリオです。
以前は、「ちょっと飽きるかな」と思っていたホースのピアノ、最近はいたって心地よく感じられます。これも歳のせいでしょうか。
悪く言えば、当たり障りのない彼のピアノ・トリオ演奏、「スターリング・エンジン」をながめながらの一時には、最良の1枚であります。
THE HAMPTON HAWES, Vol.2
1955年6月28日, 12月3日, 1956年1月25日録音
HAMPTON HAWES(p) RED MITCHELL(b) CHUCK THOMPSON(ds)
1.YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC
2.STELLA BY STARLIGHT
3.BLUES FOR JACQUE
4.YESTERDAYS
5.STEEPLECHASE
6.'ROUND MIDNIGHT
7.JUST SQUEEZE ME
8.AUTUMN IN NEW YORK
9.SECTION BLUES
後年のファットなホーズを見ているだけにやっぱり笑っちゃいます。
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ホースって書かれてますけど、やっぱり
ホーズでしょうねぇ。
まぁ、彼のことを馬さんと読んでましたから(駐留時代)ホースが正しい?
ホーズが正しいのでしょうが、私はハンプトン・ホースで憶えてしまいました。(笑)
日本人ミュージシャンにとっては、大切な情報源だった「馬さん」ですから、ホースでも、勘弁してもらいましょう。