いっきに秋らしくなって、朝方寒くて目が覚めるようになってきました。今晩は気温がさらに下がるとか、何をかけて寝ようか迷っています。
今日の昼食はじつに久しぶりに海の見える公園でのコンビニ弁当でした。
いいですねぇ、暑くもなく寒くもなく、ちょっと寂しいコンビニ弁当も、まるで美しい御夫人の手作り弁当のように美味しくいただくことが出来ました。(笑)
昼食を済ませ、爽やかな風を感じながら缶コーヒー片手に家から持ちだした新聞を読む、じつにじじ臭い一時ですが、これがなかなか良いんです。
「なんか面白い記事はあるかなぁ~~~」
なんて見ていると、爆笑問題の太田光と立川談志との対談や、筑紫哲也と若宮啓文の対談てな来週から始まる『新聞週間』に合わせた記事もなかなか面白かったですし、『彼女の詩を自分の音に』なんていうハービー・ハンコックの記事もありました。
ニュースだけを拾うんだったらネットの方が便利ですが、こんな記事を読んでいると、新聞はやはり捨てがたいですね。
そんな中『「卵子だけ生殖」時代 ~男は不要?生き残るには』なる記事が、
これは、先日『東京農大の河野友宏教授らが、母二匹の遺伝情報を受け継いだマウスの胎児を卵子を操作することで効率よく誕生させることに成功、専門誌に発表した』とのニュースを受け、ジャーナリスト速水由希子、京大教授菅原和孝、東大教授佐倉統、脳科学者茂木健一郎、京大教授伊藤公雄らの意見をまとめた記事でした。
昔、「おまえねぇ、そもそも、女は男より高貴な生き物なんだから、染色体を見ても、男は一本たんないY、へたすりゃ男なんか無くたって子供はできるかもしんないんだよ。そもそも男ってぇのは、一本たんない半端もんだから、バカばっかやるんだよな、しょうもねぇ」てなこと言って、「まるで男が下劣なのはしょうがない、高貴な女性はこれを理解して許すべきだ。」なんて主張していたことがありました。(笑)
・・・・・・笑い事じゃないですねぇ、
悲しいもので女性は男性無しでも生きていけそうに思える反面、男は女性無しでは絶対に生きていけない生物でありますから、生殖活動に男性が必要なくなったら・・・・・
恐ろしい話です。
人間など動物のオスは胎児の初期段階ではみんな「メス」だが、母体内での成長過程で「オス」の特徴が現れてくる。
「遺伝子のスイッチが次々に入り、ホルモンのシャワーがガーっとかかる。オスはいわば無理して造っている。そこまで不自然な存在が進化の過程で消えなかったのは合理的な理由があるはずだ」
佐倉教授はそうおっしゃっていますが、未だその理由は見つかっていないのだそうで、
ということはですよ。男という生き物は本来淘汰されてしかるべき性であって、ひょっとしたら女性の優しさで、いや哀れみで消されずにいる生き物なのかも・・・・・・
茂木先生は、今後の男が生き残るためには
「遺伝子を残すのはあきらめ、過去の文化を受け継ぎながら新たな文化を創造し、後世に残すことを目指す生き方です。」
つまり、本能からある程度独立した「一つの情報系」を生きる「探求者」になろう。
と言うのですが、そんなんで男が本当に存在する意味になるのか、私はちょっと理解できません。
この記事は最後に、伊藤教授のこんな言葉で締められていました。
「 <前略> 女性と本当の意味で対等に対話する力だ。結論を押しつけず、話をじっくりと聞き、気持ちに寄り添い、共感を示すのが大事だ」と。
う~~~ん、結局この記事に、男がいなくても良い時代が来た時、男はどう生き残るかの結論は出ていませんでした。
まぁ、なんとか私が生きている間にはそんな時代も来ずに済みそうですが、仕事力においてもすでに男女の差が無くなろうとしている現代、今後、人類存続にさえ男が必要じゃなくなったら・・・・あ~あ、つくづくそんな時代に生まれなくて良かったと思う私でした。
「あんたは、今でも必要のない男だと思うよ」
「そんなぁ・・・・」
さて、今日の一枚は、ケニー・バレルのギター・トリオがアーゴ(カデット)に残した人気ロングセラー盤です。
いかにもバレルといったブルージーな演奏が、心地よいアルバムですよね。
秋の夜長にこんなアルバムを聴きながらグラスを傾ければ、「男が必要なくなる」といった記事に、寂し~~い気分になっても、やっぱり女性が恋しくなってしまう・・・・・やっぱり男は淘汰されるべきバカな生き物なのですねぇ(トホホ)
特に3曲目「I'M A FOOL TO WANT YOU」なんて、まさにピッタリの題名でしょ(笑)
でも、「そんなの関係ねぇ!」って、たくましく生きていきましょうよ。ねっ!世の男性諸氏。
ようし、今晩もMさんにCDを返しに行って、その後、飲むどぉぉぉぉぉぉぉ!
A NIGHT AT THE VANGUARD / KENNY BURRELL
1959年9月16, 17日録音
KENNY BURRELL(g) RICHARD DAVIS(b) ROY HAYNES(ds)
1.ALL NIGHT LONG
2.WILL YOU STILL BE MINE
3.I'M A FOOL TO WANT YOU
4.TRIO
5.BROADWAY
6.SOFT WINDS
7.JUST A-SITTIN' AND A-ROCKIN'
8.WELL, YOU NEEDN'T
感性もまた同様でしょう。どちらが優れているということでは無く、互いに感じる音を紡ぎ合う、そうあるべきなんでしょうねぇ。
あ~あ、でも男の価値が何も無くなったら・・・・
怖いですよねぇ。(笑)
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こういう記事を見ると、「はたして自分は、今まで何かしてきたのか」と、改めて、はっとします。
ますます、男は男たらんところを示さなければ生き残れない、そんな時代が来ているのかもしれません。
でもいったい何が男たらんところなのか、私にも分かりませんけどね(笑)