JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

休日の良き使い方?

2009年04月06日 | v-x

ここ二日ばかりは「やれミサイルだ、ロケットだ」と北朝鮮に振り回されっぱなしですが、なんだか騒げば騒ぐほどあちらさんを喜ばせているようで、「街中で、相手にする必要もないちょっといきがった若者にちょっかいを出して調子づかせる」的行動は慎むべきではないかと私などは思ってしまいます。
さらにはこれを受けて、国防費の増額云々を声高に論ずるのもいかがなものかと・・・
おっとイカン、私自身がそれに乗っかってベラベラと話してしまいそうです。

そんな「ミサイルに揺れた日曜日」私は何をしていたかといえば、春の陽気に誘われて、マイブームの自転車でお出掛けなんぞ・・・・
「ちょっと、いろいろやってもらいたい事がたまってるんですけど」
午前中ボーっと過ごした私がさも悪いような(せっかくの休日なんですから、良いじゃないですかねぇ)悪魔の声が・・・・

まぁたしかに築ウン十年の我が家ですから、そこかしこに不具合が出てくるのもしかたがありません。
「そりゃあ、業者さん頼めば、誰かさんがやるより速いし、間違いもないんだけど・・・・・・・」
その言葉の端には「それだけのお金を稼いできてくれればね」という「それを言っちゃぁ、おしめいよ」が潜んでいるわけで
「はいはい、分かりました。何をすればよろしいんでございましょう、ご主人様?」
「え~とね、トイレのドアノブがおかしいし、流しの蛇口の水の止まりが悪いでしょ、それから車庫に、雨樋・・・・・家ん中に入れてた鉢植えを、表に場所を作って出しといて」
「はいはい」
「それから・・・」
「え~~~まだあんの?」

最後に亀太君の水槽掃除を終わればすでに夕方の4時をまわっておりました。
「隊長!完了いたしました!」
「よ~~し、まっ今日のところはこれで許す。ほら、はやく買い物に行かないと晩ご飯遅くなるよ。」
「・・・・・・・・・・!?」

そこで、何故か忙しかった休日の〆は『料理当番、本日の一品』です。
「今日は頑張ったから、ちょっとくらい飲み過ぎてもよろしいでしょうか?」
「しかたない、少しなら許可する。ただし、いっぱいある大根を消化するように」
隊長のお許しも出たので、つまみになるものを作らせていただきました。

『酢大根を忍ばせた、サーモンとホタテと生ハムのサラダ』です。(長いネーミングですが)
短冊に切った大根にちょっとだけ塩をして、しんなりしたら水気を絞り、昆布入りの甘酢に30分ほど漬け込み、再度軽く絞ります。
これをカイワレ、人参、大葉と合わせ皿に盛り、大根を漬け込んだ甘酢に、醤油、塩、レモン酢を加え味を調えたドレッシングをかけます。
そこにサーモン、ホタテ、生ハムを盛って、最後にオリーブオイルをふりかけて出来上がり。
ビールに良く合いますよ。

こちらは、ご飯を主食とされる皆様用に(笑)丸大根と厚揚げを手羽元と炊きました。
それがね、こちらがまた日本酒と相性がよろしくて、五合ほどやっつけちゃいまして(笑)。さらに「さて、ブログの更新でもしようか」と、今度はロックグラス片手に趣味部屋に入ると・・・・・・
昼間の任務が効いたんでしょうねぇ、睡魔が
けっきょく、ダラー・ブランドなんぞを聴きながら心地よい眠りへと誘われたのでありました。
えっ?それは任務の疲れじゃなくて単なる飲み過ぎだって?
まっ、そうとも言えます。(笑)
ともかく、これもまた「休日の良き使い方」・・・・・ですよね?

さて、今日の一枚は、フィル・ウッズとドナルド・バードの双頭コンボ演奏です。
とはいっても、そこは一つ年上のウッズ(録音当日が彼の25才の誕生日)がリーダーといってよい内容ですけど。(もちろんバードも良いんですよ、良いんですが、それ以上のウッズがここにはいるんであります。)

ウッズ、バードの組み合わせというと、ジョージ・ウォーリントンのクインテットが即頭に浮かんできます。(「JAZZ FOR THE CARRIAGE TRADE」「THE NEW YORK SCENE」あたりね)ここでも同じテディ・コティックがお付き合いをしていますよね。

全体を通してまさに「ハード・バップを楽しむならこれ」と太鼓判を押せるほどの名演なんですが、大きく陽の目をみたアルバムとも言えないのは、当時のウッズの立場?
「もし彼がウエスト・コーストにいれば」などという方もおりますけど、ニューヨークにこだわったからこそ、チャリー・パーカーに心酔したからこそのウッズなんでありまして、パーカー未亡人チャンに「HOUSE OF CHAN」なんて、なんともいじらしい。(笑)

ともかく、当時のウッズの実力を知るにはうってつけのアルバムだと思います。

THE YOUNG BLOODS / PHIL WOODS & DONALD BYRD
1956年11月2日録音
PHIL WOODS(as) DONALD BYRD(tp) AL HAIG(p) TEDDY KOTICK(b) CHARLIE PERSIP(ds)

1.DEWEY SQUARE
2.DUPELTOOK
3.ONCE MORE
4.HOUSE OF CHAN
5.IN WALKED GEORGE
6.LOVER MAN



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