風邪気味にもかかわらず、昨晩はビール、日本酒、スコッチのフルコースでありました。割烹風のお店で飲み始めたのですが、そこで食した山芋の漬け物がおもいのほか美味しく、日本酒がよく進みました。
風邪?あらま、いつの間にやらどこかに行ってしまいましたねぇ、やはり私にはアルコール消毒が一番の風邪撃退法なのでしょうか。
ながく続いたイヤーな天気も、台風が太平洋に連れて行ってくれるそうで、明日は晴れ、これからは日々秋が深まっていくのでしょう。
私がまずこの季節にしか聴かないというアルバムがあります。スイングル・シンガーズとM.J.Q.の共演盤ですが、私が持っているのは輸入モノラル盤です。
学生時代お付き合いをしていたNさんは、全くジャズを聴かないひとでしたが、なぜかこのアルバムだけは抵抗無く聴いてくれました。
私にとっては、ジャズとはとても言い難い一枚ですが、ピアノを少々かじっていた彼女にはクラシックぽく聞こえたのでしょうか、BGMにこのアルバムをよく使っていました。(食事の時なんかということですよ、勘違い無きよう)
5年もお付き合いした彼女でしたが、別れて1年後に「元気だった?」という電話がかかってきました。その後手紙が届き
「先日、電話をした時、ある方から結婚を申し込まれていました。あなたの元気そうな声を聞けたので吹っ切れました。」みたいな内容、
(「おいおい、空元気を出さなければ、おまえは結婚を考え直したのかい?」)
そんな、いかにも秋っぽい思い出があるこのアルバム、思いだしたように秋にそっと聴く一枚になってしまいました。
PLACE VENDOME / THE SWINGLE SINGERS & M.J.Q.
1966年9月録音
SWINGLE SINGERS(vo) JOHN LEWIS(p) MILT JACKSON(vib) PERCY HEATH(b) CONNIE KAY(ds)
1.SASCHA (LITTLE DAVID'S FOGUE)
2.AIR FOR G STRING
3.VENDOME
4.RICERCARE A SIX
5.DIDO'S LAMENT (WHEN I AM LAID IN EARTH)
6.ALEXANDER'S FUGUE
7.THREE WINDOWS
おまけ
このアルバム、A、B面連続で聴くことが私はできません。BGMならともかく、どうも真面目に聞き入ることは私には難しいみたいです。
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