JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

どうしたのさオッサン

2012年08月04日 | p-r

ほんとに毎日暑いですねぇ、「お盆過ぎれば何とか」なんて甘い考えでおりますが、どうでしょうか?

昨日は昼食をとるのが少し遅くなってしまいまして、「えい、めんどうだ!」てんで、目の前にあった『すき屋』の牛丼をかっ込みました。
「そういえばしばらく牛丼を口にしていなかったなぁ」
おそらくはウン年ぶり?味も忘れるほど以前です。

我が友の中で最もアウトローであったTが、水道橋近くの三畳一間の安アパートに住んでいた頃、彼のおごりで『吉野家』の牛丼を食べに行ったことがありました。
金が少しでもあれば『食』より『酒』や『ジャズ』、そんな時代がとても懐かしく思えます。
彼女を家まで送って、帰り際に食べた大船の『吉野家』も思い出しますねぇ、その牛丼をお土産に別の女性のアパートに、なんてぇ事もあり・・・・・・あははははは、やだなぁ奥さん、若気の何とかですよって。(笑)

てなことで、昼食時間が思った以上に短く済んだので、近くの海岸をブーラブラ、やはり注意報が出ているだけあって霧におおわれています。
市内の海水浴場で今年オープンできたのは一ヶ所のみ、その他は、震災と原発事故の影響で全て遊泳禁止が続いています。ここ四倉海岸も広い砂浜に遠浅と、とても良い海水浴場であったのですけど、霧とはいえこの最もにぎわうであろう季節に人っ子一人・・・・
「あれ?」

海パン姿のオッサンが居ます。
もちろん、泳いでいるわけじゃないんですが、波際に腰をおろし一人霧に霞む海をじっと眺めて居るんです。
「いったいどうしたのさオッサン?」
って、声をかけられる雰囲気でもないんですよねぇ

すると、妄想オヤジはいろんなことを考えるわけでして
「ひょっとして、このあたりで貝でも捕っていた漁師さんかいな?漁に出られない悔しさを胸に秘めじっと海を眺めて過ごす・・・いやいや、身近な方を津波で亡くされ海を見つめている?はたまた離ればなれになった家族をいつも楽しく過ごしていたこの海岸で思い出しているとか・・・・・・」
まっ、たんに暑いから海風と波で涼んでいるだけかもしれないですけどね。

「イカンイカン、思わずこっちまでボケターンと海を眺めて過ごしちゃいそうだ」

それにしても、私なんぞ未だ海岸線に来るとあの津波を連想するばかりですが、あのオッサンは何を想っていたのでしょう?
とても気になっているバブ君でありましたとさ、チャンチャン。

さて、今日の一枚は、テディ・エドワーズです。
彼を単独で良く知るという方は少ないかもしれませんよね。1942年にはデトロイトでハンク・ジョーンズとプレイしていたといいますから、そりゃ古くから活躍していたジャズメンなんでありますが、知名度はイマイチでしょうか。
でも、他者との共演盤となると、ここでもかなりのアルバムを紹介しているはずです。
私なんぞには、言わば「邪魔にならないサックス奏者」といった印象の強いプレーヤーではありますけどね。
しかし、そこがミソなんでして、オーソドックス右派みたいな、それが彼の最大の魅力でもあるわけです。

今日のアルバムは、50年代末から60年代初頭にかけて率いた自己のグループでの演奏でありますが、リズム隊もそれに合わせてかじつに堅実というか、良く言えば「間違いない」的安定感を感じて、そこにもってきての「オーソドックス右派」でしょ、文句は出ないわけです。
悪くない一枚だと思います。

YEDDY'S READY ! / TEDDY EDWARDS
1960年8月17日録音
TEDDY EDWARDS(ts) JOE CASTRO(p) LEROY VINNEGAR(b) BILLY HIGGINS(ds)

1.BLUES IN G
2.SCRAPPLE FROM THE APPLE
3.WHAT'S NEW ?
4.YOU NAME IT
5.TAKE THE "A" TRAIN
6.THE SERMON
7.HIGGINS' HIDEAWAY



最新の画像もっと見る

コメントを投稿