今日は雛祭り、同時に我が最愛の彼女の誕生日であります。(何度も記事にしているとおり娘ですよ)
またしてもプレゼントはCD+アルファでしたが、喜んでくれたかどうか?ともかく、一つ歳を取るごとに遠くに離れていってしまうようで、寂しい思いばかり先立ちます。
小さいときには、他のケーキでも良いと思うのに「不二家のショートケーキがいい」と言っていた彼女、今年は他のケーキで我慢しているでしょう。
更けまさる火(ほ)かげやこよい雛の顔 -龍之介-
娘の一歳の誕生日、初めての雛祭りに雛壇の前に布団を敷いて、みんなでやすんだことを思い出します。
雛飾りの説明書が何処かにいっちゃって、飾るのに一苦労したこともありました。
娘一歳の写真です。
まるまると良くまぁというくらい太っていました。
雛飾りといえば、
女雛、男雛の位置、これが『京風』と『関東風』とがあるのは御存じでしょうか?
『京風』は向かって左が女雛、右が男雛(ですから雛人形の目線でいえば逆ですよ)、『関東風』はこれが逆になります。
そもそもは左が上座というのが日本式なわけですから、(左大臣、右大臣もそうじゃないですか)『京風』が伝統にのっとった飾り方なのでしょうが、昭和3年に昭和天皇がご即位の大礼の際、天皇の玉座の左手に皇后様の御席が設けられたことから、以降『関東風』が一般的になったのだそうでありますよ。
そういえば、官女が持っているなんかが、壊れたか無くしたかして大騒ぎしていた年もありましたねぇ。あれは大丈夫だったのか?最近は段飾りもしないので定かではありません。
官女といえば、
未だに宮中には平安の世から絶え間なく焚かれ続ける『御神火』があるそうですけど、これを守り続けているのも緋色袴の官女たちである、てな話を聞いたことがあります。不浄の時(いわゆる月に一度のという時ですよ)には神殿に上がることも許されないので、この火を守るのにかなりの人員を要し、しかも全員が乙女は当然であるとかなんとか。まぁこれは遠く、遠くの記憶ですから、嘘か誠かわかりませんけどね。
天皇家には代々多くの官女が仕えてきたわけですが、歴史的に表舞台に出てこられた方というのは数少ないですよね。やはり陰で支える役所だったからでしょう。
話がまたも脱線してしまいました。
ともかく、今日は最愛の彼女を想い、昨晩多いに酔っぱらったことも忘れ、白酒ならぬ琥珀色の酒でもしみじみいただくことにしましょう。
さて、今日の一枚は
雛祭りといえば、
桃、
桃といえば、
ピンク
それでこのアルバムを選んでみました。
正直、昔はこのアルバムを聴くことはほとんどありませんでした。あまり良さがわからなかったのです。
ところが、最近聴き直してみると、いたって心地よいんですよ。これも歳のせいかもしれませんが、聴いていて疲れないというか、楽だというか・・・・・・
リラックスできる一枚になっています。
ボブ・ブルックマイヤーと組んだこのクインテットは、当時かなりの人気があったようで、ライブでもおおいにウケていたそうです。
「INTERPRETATIONS」は、「BY STAN GETZ QUINTET(MGN-1000)」と「BY STAN GETZ QUINTET #2(MGN-1008)」につづいて、これが第三作目ということになり、前二作が好評だったことを裏付けています。あいにく私は前二作は手持ちが無く、改題盤として出た「MORE WEST COAST JAZZ」一枚を所有するのみです。
INTERPRETATIONS BY STAN GETZ QUINTET #3
1953年7月30日[1,2], 1954年11月9日録音[3,4,5]
STAN GETZ(ts) BOB BROOKMEYER(tb) JOHN WILLIAMS(p) FRANK ISOLA(ds)
TEDDY KOTICK(b)[1,2]
1.IT DON'T MEAN A THING (IF IT AIN'T GOT THAT SWING)
2.THE VARSITY DRAG
3.GIVE ME THE SIMPLE LIFE
4.I'LL REMEMBER APRIL
5.OH, JANE SNAVELY
ウチの次女も平成3年生まれなんですよ(一級下になりますが)。
娘さんとお雛様の写真を見ていると、バブさんの娘さんへの愛情がひしひしと伝わってきます。
どこの父親も同じですね~(笑)。
雛人形ですが、昔実家ではお雛様の御殿も飾ってありました。
今ではあまり見かけませんが、これも関東風の段飾りに対して、関西風の御殿飾りというものらしいです。
だんだん手の届かない存在になっていくようですね。
親離れしていくときに備えて 奥様と仲良くね(笑)
下のベンチの写真 わたしは凄く好きです。
カードにしてもいいなと思うくらいです。海が近くないので こういう写真には憧れますね。ベンチに誰もいない設定もまたいいですね。紹介された上のアルバムを見て ベンチの写真を見るとなんだか連続した物語がそこにあるような感じになりましたよ♪
プレゼントの礼に電話でもくれるのかと思ったら、「今は始発で出かけ、夜遅くまで練習をしているので、時間が出来てから電話するね」
のメールが届いただけでした。寂し~い。
「お父さんにも私のサックス聴かせてあげるからね」
という約束は、すでに彼女の頭の中には無いのかもしれません。
このまま一生片想いかもしれませんね。
まぁ、離れていくのはしかたがないことですね。
写真の件ですが、けいさんだけですよ、そういう暖かい言葉をかけてくれるのは・・・ありがとうございます。