中国の徐石麒(しゅしち)によって著わされた『花庸月令』には、5月13日は竹が酔っていて移植しても気が付かないで根付いてしまう日と記されておるそうで、故に本日は『竹酔日』、私としては移植云々よりも「どんな酒を飲んで酔うんだ?」と、そちらのほうが気になるんでありますけどね。
とは言っても、旧暦と新暦のズレがありますから、まだまだ今日あたりは竹さんも飲み始めで、泥酔までにはいささか時間がかかるといったところでしょうか。
年に一回しか酔わない竹さんに比べまして、私はほぼ毎日酔っぱらっているわけですが
「なんか今日は酔いが悪いなぁ・・・・」
昨晩はMさんのお店の手伝いはお休みだったものの、ちょっとばかり帰宅が遅くなって、10時過ぎからの一杯でした。
ところが、ビールを飲もうが、日本酒を5合ほどやっつけようが、酔った気がしないんでありまして、
「こうなりゃフルコースでバーボンね」
あはは、飲み屋じゃないんだから、そう言ってもスッとロックグラスが目の前に出てくるわけじゃありません。
イソイソとグラスを用意して冷凍庫を開けると
「ゲゲ、氷がなぁ~~い」(残念ながら我が家の冷蔵庫にはは自動製氷器は付いておりませんので)
ふだんはストレートだっていっこうに問題がないのに、氷がないとなると俄然ロックで飲まないと気が済まなくなるもんですよね。(同意を求めてます。笑)
「なんで氷を作っておかないわけ?」
家人曰く、「まだ暑くもないのに氷を使うのはアンタだけ、無くしたのもアンタ、作るのもアンタ」なんだそうです。
「う~~ん、でもロックで飲みた~~い」
しかたがないので、近くのコンビニにロックアイスを買いに行きました。
「あれ?あれあれ??????」
帰りがけ、ロックアイスの入ったビニール袋が、みょうに左右に揺れるんであります。
自分ではまったく気付いていませんでしたが・・・・酔ってたんですねぇ(笑)
ここで問題です。
昨夜の私は、「酔ったことにも気が付かない」それほど疲れていたのか、はたまた歳のせいで「酔いにまで鈍感になった」のか、あるいは「病気」?
どなたか答えを、オセ~~テ。(笑)
結局、バーボンロックを三杯ほど飲んで完全に酔っぱらい、ヨダレを垂らしながら寝たという・・・・・
ちなみに、ヨダレと竹さんにはとんでもなく深い関係があるって知ってました?
じつはヨダレのヨは竹の節と節の間のことで、「間・穴」てな意味をもってるんだそうで、つまりヨダレは「ヨ(間・穴)+垂れ」というところからきているそうですよ。
はたして『竹酔日』に竹さんは、節の間に何かを垂らしているんでありましょうか?
さて、今日の一枚は、アビー・リンカーンです。
得意のボーカルものですが(笑)、このアルバムに関しては、ボーカルが得意でも得意でなくてもバックの面子を見れば「どっちゃでもええわ」てなアルバムです。
昨夜、酔っぱらいを自覚した後に聴きましたので、けして私は「STRONG MAN」ではありませんでしたが、ボファボファのストロング(?)ロリンズも良いし、酔っぱらいにはたまらん心地良さを与えてくれます。
アビー・リンカーンといえば、ここでもドラムを叩くマックス・ローチの奥方でありますよね。(この録音の時はまだ結婚してませんが)この結婚が彼女にとって大きな分岐点ともなったわけですが、これを良しとするか悪しとするかは捉え方しだいです。ご本人はどうだったのでしょうねぇ?
私的には、後に教師や劇作家もこなしたほどの才女ですから、安易に乱立する人気取りの参議院選出馬者とは根本が違うようにも思えます。
それはともかく、カビー・リーとして下積み時代に養った実力はダテじゃなく、最強のバックとともに、心にじゅうぶん染みわたる歌声をアビーは聴かせてくれます。
THAT'S HIM / ABBEY LINCOLN
1957年10月28日録音
ABBEY LINCOLN(vo) KENNY DORHAM(tp) SONNY ROLLINS(ts) WYNTON KELLY(p,b) PAUL CHAMBERS(b) MAX ROACH(ds)
1.STRONG MAN
2.HAPPINESS IS JUST A THING CALLED JOE
3.MY MAN
4.TENDER AS A ROSE
5.THAT'S HIM
6.I MUST HAVE THAT MAN
7.PORGY
8.WHEN A WOMAN LOVES A MAN
9.CAN'T HELP LOVIN' DAT MAN
10.DON'T EXPLAIN
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