JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

都合良く解釈するなよ

2015年02月04日 | a-c

節分も終え『立春』でありますが、みなさんのお宅では豆まきをされたでしょぅかねぇ?
「恵方巻きは食べたけど豆まきはしなかった。」
てな事を大いに聞くのでありますけど、そもそも『恵方巻き』なんてぇ習慣は、このあたりじゃ無かったんだから・・・・
とまぁこのお話は毎年繰り返してますのでやめとして、
豆まきひとつとっても昔とはえらい変わったように感じます。

そもそもどうして豆をまくのかと言えば、豆をぶつけて鬼を払うんじゃ無く、豆が落ちるときの「パラパラ」という音で鬼を払うんでありまして、小袋に入った豆じゃ意味を成さないはずなんでありますよ。
それがア~タ、神社仏閣で行われる著名人の豆まきはもとより、自宅での豆まきでさえ袋入りのものを使うようになってきているってぇ話じゃござんせんか・・・・
でもまぁ部屋が散らかるしねぇ、立夏の頃にテレビ台の下から豆が見つかっても、そりゃまずかろうてな事なんでしょう
つまりは「都合に合わせて解釈を変えていく」、これすなわち『人間の証』でもあるのかな?
しかし、「それも過ぎれば災いを成す」わけでして

ここ数週間トップニュースをさらった『ISIL人質事件』ですよ。あれなんざぁまさに「都合の良い解釈」で自身の行いを正当化する究極でありますね。
もちろん、完全無神論者の私が宗教を語るなんざぁ片腹痛いわけで、戯れ言にすぎぬかもしれません。

ただねぇ上っ面ではありますが、一神だろうが多神だろうが人間の命というのは、そのおっしゃるところの『神』が与えてくれたもので、あんに人間が奪い取って良いものなのかと?
「私を侮辱すれば死」「私以外を称えれば死」「死には死をもって・・」
そんな事、神様が本当におっしゃったんでしょうか?
いかんいかん、こんな事を言うとまた反感を買ってしまう。
ともかく、「都合の良い解釈」で、本来の意味をねじ曲げちゃいませんか?ちゅう話ですわ。

ただこれね、イスラム過激派に限ったものでは無いようにも感じています。
かのオーム真理教事件しかり、最近起きた女子高生を殺害した同じ女子高生の心理、「人を殺してみたかった」と殺人を犯した女子大生、そして、今回小学生を殺害した男の心理・・・・・極端かもしれませんが、憲法を都合良く解釈するどこぞの政治家、これ全ておんなじような臭いを感じたりするんです。

自分がやっている事を、人間てぇのは何とか正当化したいんですよ。いやいやもちろん私もそういった感はありますとも人間だから
だけどね、「その度が限ると、けして良いことにはならない。」そう歴史は語っているように私は思うんですがねぇ・・・

いずれにしても、『命』には、善・悪、重・軽、そんなもんはありゃしないわけで、
「都合の良い解釈はやめな」

と言いたいと、てな事ですわ。

ところで、節分の料理というと何を思い浮かべますか?
突然昨日うちの母が
「節分かぁ豆食いてぇなぁ」
なんて言うもんですから、コンビニで五目豆を買ってきてやりました。
するってぇと
「この豆じゃねぇんだなぁ・・・」
「じゃぁ、どの豆じゃい!?」
との問いには答えず
「うん、これはこれでなかなか旨い」
なんじゃそりゃ(笑)

てなことで、『料理当番、本日の一品』
じつは日曜の晩飯が私一人になってしまいましてね、しかも飲みたかった日本酒も無い。そこで、ビールとウイスキーのあてにとこんなんを作りました。

 

弁当は相変わらずです。

さて、今日の一枚は、バルネ・ウィランです。

ずいぶん前に紹介した「BARNY」の続編CDみたいなもんなんですが(ジャケがほぼいっしょですもんね。)「ライブの残りを集めた一枚だろ」と言ってしまったら罰が当たりそうな演奏だと思います。

もちろん、「BARNY」どうよう「22才のウィランがドーハム、ジョーダンに負けずと頑張っちゃっている」のも魅力ですし、ドーハムがじつに彼らしい演奏を聴かせてくれていると思います。それにライブ録音としては音質がかなりいいしね。

いずれにしても、「このライブがとても良かったんだろうなぁ」とうらやんだりもする一枚です。

MORE FROM BARNEY / BARNEY WILEN
1956年4月24,25日録音
BARNEY WILEN(ts) KENNY DORHAM(tp) DUKE JORDAN(p) PAUL ROVERE(b) DANIEL HUMAIR(ds)

1.THE BEST THINGS IN LIFE ARE FREE
2.ALL THE THINGS YOU ARE
3.REETS AND I
4.ROUND MIDNIGHT
5.WITH A SONG IN MY HEART
6.TIME ON MY HANDS
7.THERE'LL NEVER BE ANOTHER YOU
8.AS TIME GOES BY