JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

陰の陰に

2013年10月18日 | a-c

一昨日は伊豆大島の災害を軽く流してしまいましたが、その後の報道を見るにつけ、その甚大さが伝わってきます。
ああいった映像を見ると、今回は土砂災害ではありますけど、3.11の津波をついつい連想してしまうのは直接被害者ではない私なのにオカシイでしょうか?
あの3月12日、目の前に見たあの光景、忘れようとしても忘れられるものではありません。
そして今、伊豆大島の被害状況をテレビで見るとき、安に「頑張れ!」と遠い地から祈るのは、いかに無意味で無責任であるのかとも感じてしまいます。
それでも、被災地で今なお懸命な救助作業を続ける方々には心から感謝しますし、エールも送りましょう、そして、被災者の方々には、心からのお見舞いと、「頑張らなくてもいい、現実を受け入れられなくてもいい、困っていること、心に溜まったモヤモヤ、涙・・・・そんないろんなものを吐き出せる時」が、一刻も早く来ることを祈るばかりです。

そのな話の流れからこんな話はどうかと思いますが、それこそ震災の被害を免れた我が家では、思い出の品を紛失するどころか、さらに物が増える事態を今迎えているわけでして、先日自室のテレビがぶっ飛んだ時も
「テレビを処分するときに、他のゴミも処分したいなぁ・・・」
「あのね、テレビはリサイクル品だから、ゴミと一緒に処分はできません!」
「そんなのどうでもいいから、アンタのいらない物もこのさい処分して下さい!(キッパリ)」

どうして女っていう生き物は、一つの事から今は関係ないだろうってとこまで連想というか、話を広げていくんでしょうか?
ほら、例えば、今起こっていることを話していながら、
「アンタはねぇ、そうだから、あん時も、あん時も・・・・・・」
って・・・・そういうとこありません?
男女別視と言われようとなんと言われようと、私ゃ絶対そういうところが女性には有ると・・・・・
「世の中に絶対なんて事はありませんから!」
どこぞのママに怒られそうです。(笑)

話を戻しましょ、
こういう時は、『人身御供』とでも申しましょうか、『既成事実』とでも申しましょうか、ともかく何かを整理しないと事は収まらないわけでありまして、
それこそ過去の例を取れば、雑誌であったり、カセットテープ、ビデオテープであったり・・・・でありますよ。
そして、最低でも段ボール一個くらいの物を処分する必要があるわけです。(笑)
今回の犠牲者は、溜まりに溜まったコード類とスピーカーやビデオの切り替えボックス等々「電化製品とまではいかないものの、いつか使えるんじゃないかと取っていたガラクタ」です。

すると、そんなんをまとめておいた段ボールの陰から、新聞紙に包まれたこんなんが出てきました。

これね、私が20代そこそこの頃、私なりにハマッテいた切り絵なんであります。
「いやぁ、懐かしいなぁ、また部屋に飾っちゃおうかなぁ・・・・」
「やめなよね!」
「だって、しまっとくだけじゃ何にもなんないジャン」
「だから、そういうのを処分するの!」
「・・・・・・・・」
そっと、新しい新聞紙で包み直し、陰の陰にしまい込んだバブでありましたとさ、チャンチャン。(なんのこっちゃ)

さて、今日の一枚は、ジャック・ウィルソンです。
このアルバム、私としてはジャケがどうしても受け入れられない雰囲気なんでありますが、中身はなかなかの一枚です。選曲のせいもあるでしょうけどノリがエエですもんね。
ロイ・エアーズのバイブもけっこうハマッテいるように思います。

ただね、今こうして聴くと「ちょっとだけ時代遅れなノリ」とまでは言いませんが、何となく古くささを感じてしまうのは私がオカシイんでしょうか?
っていうか、「正直古くさいのしか聴いてないだろう、テメエは!」って話なんですけどね。(笑)
いやいや、何となくサイケなタイトル文字がその印象を作っているのかもしれない・・・・・・・「サイケな」って、やっぱ古いのは私の方か。

RAMBLIN' / JACK WILSON
1966年録音
ROY AYERS(vib) JACK WILSON(p) MONK MONTGOMERY(b) WARNER BARLOW(ds)

1.RAMBLIN'
2.STOLEN MOMENTS
3.KILO
4.IMPRESSIONS
5.THE SANDPIPER Part.1
6.THE SANDPIPER Part.2
7.THE SANDPIPER Part.3
8.THE SIDEWINDER
9.PENSATIVA