JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

お久しぶりの第三弾

2012年10月22日 | a-c

昨日、「いっきに三更新」なんて思ってたんですが、酔っぱらっちゃって、第三弾は今日になってしまいました。

てなことで、予告通り先日開催されました『第三回 珈琲屋さんで飲もう会』の報告であります。
「開催された」なんてぇと、なにやらとんでもなく凄いイベントのようですが、メンバーはいつものごとく、何の工夫も智恵もなく、いつものように『ヤナイ珈琲』に集まって日本酒を飲むという、シンプル・明快なそれはそれはたんなるノンベェ会であります。

さても、今回飲んだのは、まずは、前回に引き続き二本松は大七酒造さんの『妙花闌曲』であります。ありますが、分かりますかねぇ?前回の『妙花闌曲』とちょっとばかりボトルデザインが違っております。
これがね、値段も違うんだそうで、なっなんと一本二万円
「にっにっ二万円!!」
ア~タ、一本二万円の日本酒って・・しかも、一升瓶じゃありませんぜ(笑)
「でもさ、同じ醸造酒括りで考えりゃ、ほら、ワインなんか一本何十万、何百万なんてぇのもザラなんだから、」
って、
「いやいや、たしかにそうではござんすがね。」

さても、気合いを入れて味わいましたよ。
「う~~~~ん、たしかに旨いこたぁ旨いわね。」
ほのかに香る○○が、△△を彷彿とさせるまろやかさを演出し、後から××の香りがいやらしくもなく漂ってきて、さらに口に拡がる芳醇な味わいは、○△に勝るとも劣らない・・・・・・
「分かるかぁ!そんなこと、分かるかぁ!!」
でもね、値段が頭にどうしても付きまとうことを加味しても、たしかに全てのバランスが調和した味わいだということは、我がバカ舌でも分かります。

「試しにこれと飲み比べてみようよ。」とヤナイさん
取り出したのは、愛知県西条市は石鎚酒造さんの『備前雄町 袋吊り しずく酒 斗瓶取り 純米吟醸 石鎚』であります。
「いやいやいやいや、これだってじゅうぶん美味しい酒だから」
山田錦のそれとはまた一味違う味わいでありますが・・・

「あっでもやっぱり違うねぇ、味わいそのものが違うねぇ」
って、これで同じだったら詐欺だろ(笑)

そうですねぇ、バランス的にはダントツで『妙花闌曲』でありますけど、私の頭の中の常識的「日本酒」となると『石鎚』

「まっ、ええやん、旨いものは旨い、ね、飲もう飲もう」
あ~あ、どちらにしても、バカ舌のウワバミノンベェに飲ます酒じゃござんせんやね。

 

 

ちなみにおつまみ担当はもちろん私、豚の和風角煮に鯛の和風カルパッチョ、それと明太蓮根、秋刀魚の変わり揚げ・・・そんなもんかな。

さても、高級酒を飲み干したバカどもは、まだ飲み足りないと夜の街に消えていったのでありましたとさ、チャンチャン。

さて、今日の一枚は、ジャズメッセンジャーズの変わり盤です。
コルピックスのメッセンジャーズというと、おそらくこれが唯一の一枚となるんでしょうか。それよりなにより「こんだけ大人数でもメッセンジャーズ?」てな一枚でありますよね。

「ゴールデン・ボーイ」というアルバムタイトルどおり同名ミュージカルを題材にしている一枚でありますが、「ブロードウェイじゃもっと大人数でやってらぁ」的ノリだったのでしょうか?いずれにせよ「鶴の一声」ならぬ「ブレーキーの一声」でこれだけホーン奏者が集まるってぇとこが凄いのかもしんない。
トランペットにフリューゲル、トロンボーンにバリトン、テナー、アルトの各サックス、それにチューバまで、こうなるとある程度統制力のあるアレンジといったところが重要視されるんでしょうが、そこはブレーキーに期待しちゃいけない、なんのためのウエインであり、ウォルトンであり、カーティスなのか、つうことで、それもまたいわゆる音楽監督的存在も数多く発掘してきたというブレーキーの功績があればこそ?

ともかく、このアルバムはそれぞれのアレンジの特長が聴ける、つまりバリエーション豊富な演奏を一枚で楽しめるといったところが魅力なんじゃないかと・・・(分かったような口を利いております。)

ところで、何故にブレーキーは柔道着を着ているのか?ゴールデン・ボーイのボクサーとの格闘技つながり?そりゃまぁブレーキーの親日ブリは衆知のことではありますが・・・・・・・・まっ、印象的ジャケであるということで良しとしましょうか。

GOLDEN BOY / ART BLAKEY and JAZZ MESSENGERS
1963年録音
ART BLAKEY(ds) LEE MORGAN, FREDDIE HUBBARD(tp) CURTIS FULLER(tb) CHARLIE DAVIS(bs) WAYNE SHORTER(ts) JAMES SPAULDING(as) JULIUS WATKINS(fhr) BILL BARBER(tu) CEDAR WALTON(p) REGGIE WORKMAN(b)

1.THEME FROM GOLDEN BOY
2.YES I CAN
3.LARNA'S HERE
4.THIS IS THE LIFE
5.THERE'S A PARTY
6.I WANT TO BE WITH YOU