JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

話の種

2012年09月06日 | y-その他

9月に入っても暑い日は続いております・・・が、朝晩、いや朝方はかなり涼しくなってきました。日もかなり短くなってきましたし
「こりゃ、秋無し冬ってぇのもありかもよ。」
異常気象は私の大好きな季節をも奪い取るやもしれません。

「あっ!コンポタだ!」
昨晩、Mさんのお店にやってきた部活帰りの中学生達が異様に盛り上がっております。
そう、原因は今話題の『ガリガリ君リッチコーンポタージュ』であります。
「食べてみたい気もするけど、けっこう勇気いるよねぇ」
(「わかるわかる、君たちの大切な小遣いをこれにつぎ込むべきかどうか、そりゃぁ迷うわな」)

しかしまぁ赤城乳業さんも思い切ったことをしたもんで、いくら秋口から人気の上がるコーンポタージュだからといってなにもアイスにする必要があるかっちゃう話ですわ。

「オレはやめた、オメェ喰ってみろよ。」
彼らの誰しもが思ったのは「誰かに買わせて一口だけ味見をしてみる」という手でありましょうが、その「誰か」が問題なんでありまして
「えっ?オレ?いいよいいよぉ、○○君買いなよぉ」
てなちょうしで、けっきょく全員が『ガリガリ君ソーダ』を買って帰りました。

そりゃあア~タ、中学生じゃなくても、ちょっくら買うには勇気がいりますよ。
まして、私なんざぁ『ガリガリ君ソーダ』すら食べたことが無いんですから、自分で買ってまで味わうなんぞチ~~~トも思わないんですけど・・・・コンポタ好き(いつから?)としては気にはなるんですよね。

「話題の『ガリガリ君リッチコーンポタージュ』かぁ・・・美味いんかねぇ?・・・Aさん買ってみなよ。」
と、アルバイトのAさんに言うと
「やだよ、気になるんだったらバブさんが買ってみればイイじゃないですか、そんでどうだったか(味が)教えて下さいよ。」
そんな(言い)わけで、「チ~~~トも」思わなかった私が、けっきょく誰かに喰わしてみようと買って帰ってきてしまったのでした。(笑)

ところがです。私よりコンポタ好きでアイスも好きな母ですら
「いらね」
「じゃあ、誰が喰うんだよぉ」
「エ~~?最初から自分で食べてみるつもりだったんでしょ」
「・・・・・・」

ん~~とねぇ、不味くは無いんですわ、まさにちょっと甘めのコーンポタージュを冷やし固めただけ?黒胡椒をまぶして食べれば良かったかなぁ・・・・
「って、冷たいコーンポタージュ飲んでろ!」

ともかく、みなさんも一度御賞味あれ、『話の種』に。(笑)

さて、今日の一枚は、ミンガス・ダイナスティです。もちろんこれは個人名じゃなくバンド名?といっても固定バンドでもないし・・・つまり、チャールス・ミンガスの追悼バンドです。
同バンド名でミンガスの追悼盤が三枚ほどリリースされましたが、メンバーはそれぞれ流動的。その中で今日のアルバムはミンガス最後のオリジナルメンバーが揃った(もちろんベースはミンガスじゃありませんけど)ミンガス・ダイナスティの一枚です。

やはり注目すべきはドン・プレーンのピアノでしょうかね。バリバリカンカンのこの響きは耳にどうしても残りますが、よくよく聴いてみるとその金属打楽器みたいな音があんがい良かったりします。
いやいや、やっぱり最大の注目は、ミンガスの精神が随所に現れるその雰囲気でしょうか。「巨人は死してなお存在し続ける」
ジャズ・ジャイアンツとはそういった者です。

CHAIR IN THE SKY / MINGUS DYNASTY
1979年7月10日録音
JOHN HANDY(as) JIMMY KNEPPER(tb) JIMMY OWENS(tp) JOE FARRELL(ts) DON PULLEN(p) CHARLIE HADEN(b) DANNIE RICHMOND(ds)

1.BOOGIE STOP SHUFFLE
2.A CHAIR IN THE SKY
3.MY JELLY ROLL SOUL
4.SWEET SUCKER DANCE
5.THE DRY CLEANER FROM DES MOINES
6.GOODBYE PORKPIE HAT