JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

バブ、経済と付加価値を語る???

2012年06月04日 | g-i

「円が高くなったり安くなるって、どうやって値段を決めてるの?」
「総括原価方式」
「うまい!」
って、そうじゃなくて、
いまさらながら「変動相場制」とか「円高がどうして起きてどんな影響があるのか」無い知識のもと説明をさせられる私、しかも、自分から訊いたくせに途中で「もうイイ、めんどくさい、そもそもアンタの説明は長いし声がデカイ」てなこと言われた日にゃ、「オイオイだったら最初から訊くな!」ってはなしですよね。なんなんだいありゃ。(笑)

今年の春節に中国は浙江省寧波市で「1羽1088元(約1万3400円)で食用の鶏が売り出されて、評判になった。」というニュースがありました。通常1羽20元程度が相場だそうですから、なんと54~5倍というとんでもない値段。普通なら「そんな高いもん売れるかいな」てなところですが、これが3日間で374羽も売れたってんですなぁ
そのへんの肉屋で仕入れたとしてもえらい儲けですわ、考案者は大学院の修士課程に在籍する学生だったそうでありますけど
「うまいことやりやがって」

でもどうしてそんな値段で売れたのか?
「大企業の経営者が買ってくれると思っていましたが、違いましたね。基本的に、普通の人が買ってくれました。特に若い人が多かった。贈答用ですが、自分自身が(1088元の鶏を買ったら)面白いと感じたことが、購入の動機のかなりの部分を占めていたようです」
と、その学生は答えたそうです。

「あり得ない値段だから面白い」つまり、『面白い』に値段が付いた?
付加価値とはひょんな事から生まれるんでしょうけど、それにしても値段そのものが付加価値って、どうなのよ?

付加価値と言えば、同じ鶏つながりで宮崎地鶏ってぇのが評判になりましたよね。東国原氏がそれこそ付加価値をどんどん高め評判を得たというものでありましたけど

昨日は恒例となった「パソコン教室もどき」だったんでありますが、帰りにお土産をいただいてまいりました。
「宮崎地鶏の炭火焼きらしいんだけど、私は食べないから持ってって」


「えっ?ひょっとして、円相場とか中国のバカ高鶏とか、そこへの前振り?まくら?むりやり?」
まぁまぁまぁまぁ、社会主義国家、中華人民共和国でも今や自由経済がそこまで進んだかという・・・・・・・・
ウッソでぇ~~す。いつもの『料理当番、本日の一品』への前振りでした。(げっ!だから「長いし声がデカイ」って言われんだよ。)
そもそも私が「日本経済と付加価値について」なんて、語れるわけニャカろうに(笑)

え~~~魚料理にする予定だったのですが、地鶏をいただきましたので、付加価値をいくぶん付けて焼き鳥三種盛りにしました。
いただいた地鶏は焼き直しをして、手羽はニクニク味噌、つくねは甘辛ダレで、もちろんおともは日本酒です。

つくねにした鶏ミンチ、本当はこの炒り豆腐に使うつもりでしたが、代わりにちくわを入れて・・・・あはは、これも日本酒に合いましたよ。

って、あれ?本題はそれだけ?
いやいや、だからね、円高で益々日本経済が危ういと・・・・・・それにしてもザック・ジャパン、勝って良かったねぇ(何の話じゃい!)

さて、今日の一枚は、ごく最近入手したダスコ・ゴイコヴィッチです。

このアルバムが発売になった頃というと、子供が生まれ、仕事も忙しく、私が最もJAZZ、いや音楽全般から離れていた頃だったと思います。あの頃は聴いていたといっても、ヘッドフォンか車の中で細々とでしたねぇ・・・・・しかるに新譜などア~タ(笑)
でも、今だから、こうしてゆっくりと聴けるから、こんなアルバムはエエのかもしれない。

あの頃以前ののめり込んで聴くタイプの私なら、きっとお洒落すぎると敬遠したかもしれません。
でも、いまこうして落ち着いて聴けば、ケニー・ドリューも私の大好きだったあのドリューですし、ゴイコヴィッチの安定感というか落ち着き感は、大人を感じさせます。

てなわけで、最近入手した中では、よく聴いている一枚だと思います。特に帰宅時の車の中では帰って呑む一杯を楽しみにさせてくれるそんな感じかな。

CELEBRATION / DUSKO GOYKOVICH
1987年8月18日録音
DUSKO GOYKOVICH(tp,flh) KENNY DREW(p) JIMMY WOODE(b) AL LEVITT(ds)

1.CELEBRATION
2.INGA
3.NELLA
4.BLUES IN THE CLOSET
5.NEW BOP THEME
6.DOBOY
7.RECADO BOSSA NOVA
8.EASY LIVING
9.FAROS
10.THE TOUCH OF YOUR LIPS