JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

音楽話?

2011年06月14日 | v-x

最近どうも震災ムードを抜けきらないままブログを続けているようで、私自身「これじゃイカン」と思っているんですよ。

てなことで、今日は音楽の話題を一つ
って、そもそもこのブログの本筋はそこだろっちゅうはなしで。(笑)
とは言っても、そこはバブのことですから本筋の本筋JAZZからはちと外れるんでありますが。

最近家で聴くことはないものの車中でよく聴くのが、『Superfly』越智志帆さんの歌なんでありまして、(えっ?意外ですか?)
昨日たまたまMさんのお店に彼女のジャケットサンプルがあったもので
「最近ねぇ、この女(こ)ちょっとお気に入りなのよ」
まず音楽の話題で若い女の子と会話をすることのない私が、26才のSちゃんにそう宣ったのでありました。
「へぇ(じつに意外そうに)、この人歌上手いですよねぇ、ちっちゃいのにスゴイ声も出るし、私も好きですよ。」

そもそも私が彼女を聴くきっかけとなったのは、何処でどういうかたちだったかは忘れましたが、彼女が歌うジャニス・ジョプリンの「PIECE OF MY HEART」を聴いたからでした。
ジャニスと比べてどうかといった愚問はさておき、若い女(こ)が、大学時代にジャニスの「MOVE OVER」を聴いて、ジャニスを目標に音楽活動を続けているという、これが良いじゃござんせんか。以来隠れファンなんであります。

ともかく、若いSちゃん(本人は26才じゃけして若くないと言いますが)と音楽の話を出来ること自体画期的なことなんでありまして、
「そう、好き?イイねぇ、初めて意見があったなぁ」
てな調子ですよ。

ところが、ドラマ『BOSS』の主題歌のはなしあたりまでは良かったんですが
「いかにもロックってぇのも良いけど、ブルースっぽいのも良いしねぇ、ジャズっぽさもあったりして・・・・・」
このあたりから、オヤジのイヤミというかしつこさが出てしまうからイカンのですよねぇ
「ライブ盤がイイよ、ライブでのカバー曲。ニール・ヤングの「HEART OF GOLD」もイイし、ローリング・ストーンズの「HONKY TONK WOMEN」もイイ、ジム・クロウチの「BAD, BAD LEROY BROWN」なんてノリノリだしさぁ、イーグルスの「DESPERADO」でしょ、極めつけはやっぱジャニスの「PIECE OF MY HEART」だぁねぇ」
「??????」
そもそも、イーグルスだってジム・クロウチだって、ジャニス・ジョプリンだって、Sちゃんは知らんのですから、しかもその後ジャニスを熱く語ってしまうと言う・・・もう完全に致命傷でしょ(笑)

いかにジャズ話を避けようとも、音楽話でジェネレーションギャップは埋められない・・・・あらためて自覚したのでした。
そして、昨夜は独りジャニスを聴きながらロックグラスを傾けたのでありました。とさ。(笑)
あれ?これって音楽話?

さて、今日の一枚は、フィル・ウッズです。
先日「SING & PLAY THE PHIL WOODS SONGBOOK」を聴いて、これもまた思い出したように聴いた一枚です。

じつはこのアルバム、ステータスというレーベルからして地味な感じが滲み出てるんでありますが、正直、頻繁に聴く一枚ではありません。レッド・ガーランドとウッズの共演盤というだけで、それほど・・・・
ただ、まさにビ・バップといった香りがプンプンと漂うアルバムではありまして、
「パーカーこそ神のウッズが作ったオリジナルは、パーカーの曲以上にビ・バップだぁ!」
そんな印象を受ける一枚でもあります。
つまり、最近私は「ザ・ビ・バップ」みたいなアルバムを頻繁に聴くことが無くなったという証かもしれませんね。

ともかく、ウッズ、ガーランド以外の方々は別としても、「二人はやっぱりバッパーだったんだ」と認識できる、そんな一枚であるとは思います。

SUGAN / PHIL WOODS
1957年7付19日録音
PHIL WOODS(as) RAY COPELAND(tp) RED GARLAND(p) TEDDY KOTICK(b) NICK STABULAS(ds)

1.AU PRIVAVE
2.STEPLECHASE
3.LAST FLING
4.SUGAN
5.GREEN PINES
6.SCRAPPLE FROM THE APPLE