ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

さぁ、夏やすみだぁ!

2007年07月18日 | 季節の話題
 子供たちにとって待望の夏休みが、あと二日で始まろうとしている。

 関西地方も先日の台風4号の集中豪雨があけて、いよいよ夏本番の暑さがやってくる季節に突入しようとしている。

 先ほどの夕方、我が家の近くの木々にとまったであろう、蝉の第一声を聞くことができた。

 なかなか元気な「夏ゼミの鳴き声」であった。

 今日、昼の最中に仕事中だったのだが、久御山町の幹線道路を少し入ったところに、突然「鎮守の森」を発見したのである。

 何とも思わず、ある住宅街を抜けて、とある場所へ近道しようと覗いてみると、そこは都会の中の「オアシス」または、隠れ場の様な、まさに鎮守の森であった。

 うっそうと茂った大木が数本あり、中には樹齢何百年と思われる、天に颯爽と伸びた針葉樹が、この鎮守の森の守り神のように堂々と立っていたのである。

 私は、暫し、この大木に魅せられて眺めたあと神社の境内を歩いて、本堂と思しきお堂の前に立った。

 そこには、さ栗神社と書いてあり、この「さ」と言う文字は、当用漢字にはない難しい字であったので、どう読むかは分らなかったのだが、振り仮名が振ってあり、さ栗神社とわかったのである。

 真夏の兆しの日中だったのだが、ここは別天地とでも言うべき日陰が、こんもりとした「森」のお陰で続いていて、近くのお年寄り達も散歩がてらに日常的に使われているみたいだった。

 少ししたら、夏休みを待ちきれない様子の、親子連れが、この鎮守の森にやってきて、小学低学年か、幼稚園の年長さんくらいの男の子は、新調の白い網のついた長い虫取りを持って、お父さんと共にやってきたのである。

 少し昼なお暗い鎮守の森の中を、長い網を持った子供と父の姿は、まるで絵を描いたような「夏の始まり」を感じさせてくれた。

 さて、「カブトムシ」や「鍬形」がうまくとれるのだろうか。

 それとも蝉が早々と出現していたのだろうか。

 成果の程は定かではないが、ほんとうに「夏休み」を待ちきれない子供と、子供にせがまれて、やむなく同行したのであろう、若いお父さんの姿が印象的であった。

 そういえば、昨日も、ある家の前で幼稚園の年中さんの男の子が、数匹のカブトムシ」を自慢げに、私に見せてくれていた。

 2年前から蛹から飼っていて越冬し、今年の春に誕生した「カブトムシ」がいくつかのガラス容器に、うじゃうじゃといるらしいのである。

 隣で、母親が「たくさん居過ぎて困っているんです」と餌の世話や生かしておく工夫について、もううんざりと言った顔を見せていた。

 さぁ、子供たちにとっても、セミ達にとっても、待望の「夏」がやってくる。
コメント (2)
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