私が住む京都府南部の京田辺市に隣接し、大阪府の衛星都市としては人口の多い40万人以上の枚方市の第二清掃工場を巡る「談合事件」が発覚して以来、噂されていた中司市長がついに本日逮捕された。
私にとっては、建設計画が持ち上がった時点から、枚方市尊延寺の京田辺市との境界線近くの、元下水汚泥の埋立地への清掃工場の立地そのものが問題であった。
市議会を通じて、枚方市への再三再四の情報公開を求めながら、この候補地の下に眠る汚泥の中に有害物質が隠されていて、十分な漏水索や対応がなされていないので、下流域にわたっての河川の汚染や土壌汚染が心配されたので、徹底的な調査と枚方市への要望を強く求めていた。
その土地に、枚方市は当初200トンを処理できる清掃工場を建設すると計画していたが、地元住民の反対と共に、中司市長がゴミ半減化計画を持ち出したこともあって、計画は縮小されたが予定地への建設が始まるに至ったのである。
今回、ついに逮捕されるに至った中司市長は、大阪府議から39歳の若さで地方の中核都市の市長に当選し、4期目も圧倒的な勝利で市長になった「信頼された市長」だったはずである。
しかし、彼とて人間であったと言うべきか。市長になった時から、実は衆議院議員へのステップのための市長職だと噂されていたくらい、国会議員への強い意思を持つ人だったと聞いていた。
でも、日本国内では最大の環境問題を中心とするNPOでもある、「地球村」の会員でもあり、この第二清掃工場の建設に際しても、科学的究極の技術でダイオキシンをはじめとする汚染や周辺地域への影響リスクを最小限にするという、強い決意と市民への説明を、説得の大きな柱としていたのである。
一昨年の11月に建設工事の請負契約に関する「入札」が行われた際に、何と落札予定価格と言われる金額の98.42%という、とんでもない高値で、大林組と浅沼組の大手ゼネコンのJVが落札したのであった。
この56億円をも超える高額入札に、裏で大手ゼネコンに落札させるという「談合」がなされていて、中司市長も承知した「出来レース」だったと思われる疑惑で、特捜部が慎重に捜査した結果、今日、市長の自宅や市役所、市長室を家宅捜索し、本人を逮捕したのである。
この談合事件には、前市議会議員で現在大阪府議の初田容疑者と何と大阪府警の警察官で談合防止や捜査に当たるべき平原警部補と共に、副市長も逮捕されていて、前市議や元警察官には、謝礼としての金銭がバックマージンとして渡っていた模様である。
何せ、こんな高値、高額での談合落札が成功したのだから、少なくとも数億円が余剰利益として、大手ゼネコンには入ったわけで、「談合」様様なのである。
しかし、全ての原資は、税金であり、「血税」といわれる市民、国民の納税した「お金」の積み重ねである。
市役所のトップ、政治家、警察官、企業トップ、斡旋した人々、全てが「血税」という意識など全くなく、自分達の利得に目が行っただけの「あざとい談合」事件であったらしい。
枚方市民のみならず、大きな迷惑を蒙る隣接の京田辺市民としても、やるせない想いである。
事件が立証され、罪が断罪されても、100メートル近い高い清掃工場の煙突だけはなくならないし、今後の排気がわが町に流れてくることは防ぎようがない。
私にとっては、建設計画が持ち上がった時点から、枚方市尊延寺の京田辺市との境界線近くの、元下水汚泥の埋立地への清掃工場の立地そのものが問題であった。
市議会を通じて、枚方市への再三再四の情報公開を求めながら、この候補地の下に眠る汚泥の中に有害物質が隠されていて、十分な漏水索や対応がなされていないので、下流域にわたっての河川の汚染や土壌汚染が心配されたので、徹底的な調査と枚方市への要望を強く求めていた。
その土地に、枚方市は当初200トンを処理できる清掃工場を建設すると計画していたが、地元住民の反対と共に、中司市長がゴミ半減化計画を持ち出したこともあって、計画は縮小されたが予定地への建設が始まるに至ったのである。
今回、ついに逮捕されるに至った中司市長は、大阪府議から39歳の若さで地方の中核都市の市長に当選し、4期目も圧倒的な勝利で市長になった「信頼された市長」だったはずである。
しかし、彼とて人間であったと言うべきか。市長になった時から、実は衆議院議員へのステップのための市長職だと噂されていたくらい、国会議員への強い意思を持つ人だったと聞いていた。
でも、日本国内では最大の環境問題を中心とするNPOでもある、「地球村」の会員でもあり、この第二清掃工場の建設に際しても、科学的究極の技術でダイオキシンをはじめとする汚染や周辺地域への影響リスクを最小限にするという、強い決意と市民への説明を、説得の大きな柱としていたのである。
一昨年の11月に建設工事の請負契約に関する「入札」が行われた際に、何と落札予定価格と言われる金額の98.42%という、とんでもない高値で、大林組と浅沼組の大手ゼネコンのJVが落札したのであった。
この56億円をも超える高額入札に、裏で大手ゼネコンに落札させるという「談合」がなされていて、中司市長も承知した「出来レース」だったと思われる疑惑で、特捜部が慎重に捜査した結果、今日、市長の自宅や市役所、市長室を家宅捜索し、本人を逮捕したのである。
この談合事件には、前市議会議員で現在大阪府議の初田容疑者と何と大阪府警の警察官で談合防止や捜査に当たるべき平原警部補と共に、副市長も逮捕されていて、前市議や元警察官には、謝礼としての金銭がバックマージンとして渡っていた模様である。
何せ、こんな高値、高額での談合落札が成功したのだから、少なくとも数億円が余剰利益として、大手ゼネコンには入ったわけで、「談合」様様なのである。
しかし、全ての原資は、税金であり、「血税」といわれる市民、国民の納税した「お金」の積み重ねである。
市役所のトップ、政治家、警察官、企業トップ、斡旋した人々、全てが「血税」という意識など全くなく、自分達の利得に目が行っただけの「あざとい談合」事件であったらしい。
枚方市民のみならず、大きな迷惑を蒙る隣接の京田辺市民としても、やるせない想いである。
事件が立証され、罪が断罪されても、100メートル近い高い清掃工場の煙突だけはなくならないし、今後の排気がわが町に流れてくることは防ぎようがない。