![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/b5/fb3ee7588474d65abe9b996d46ad371e.jpg)
あっちゃん(日本のロックの中心)生誕50年祝賀大祭
秋・アツシ・50才
出演:G.D FLICKERS / The Birthday / THE ROCK BAND(Vo仲野茂/Gu藤沼伸一/Dr小林高夫/Support Ba 岡本雅彦)/ LONESOME DOVE WOODROWS / ニューロティカ
DJ:GO(JUNIOR)まちゃまちゃ/白鳥雪之丞(TEARS OF SWAN)/ナリオ(東京想舎)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/da/5b0ebc02bd16c1e4ae62471e3345863f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/d1/c16c7fa3dd41b303e119b9d4c437cc8c.jpg)
1984年に結成されたニューロティカ(以下ロティカ)が結成30周年、ヴォーカルのアツシことあっちゃんが50歳を迎え、生誕記念公演が東阪名9公演開催中。みんなで歌えるパンクロックを一貫して追求してきたロティカは、多くのバンドに慕われ、日本のロックの(打ち上げの)中心として人望が厚い。新宿ロフトは3DAYSで、この日は二日目。同期に近いメンツが集まった。入口の(お)目当てのバンド(さん)アンケートではThe BirthdayとG.D.FLICKERSが多い気がした。2:3で女子の勝ち。
⇒ニューロティカ×宮藤官九郎対談(ナタリー)
●LONESOME DOVE WOODROWS
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/6d/262cf45f9574dde9b1b6da19d3f185f2.jpg)
間に合わず見逃した。名前は知らなかったが、1991年結成の20年選手。歌心のあるロケンローは日本らしくて良い。
●G.D FLICKERS
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/a9/be7de238a7f344880866dd9cdb66d7c5.jpg)
80年代後半~90年代初頭にバッドボーイズ/スリージーロックと呼ばれるロケンローのブームがあった。ビートパンク中心のバンドブームの中で、暑苦しい程の派手かつダーティなファッションで、比較的シンプルなロケンローを鳴らした彼らは、ローリング・ストーンズ、ニューヨ-ク・ドールズ、ハノイ・ロックス、ガンズン・ローゼズの流れに対応する動きだった。ZIGGY、Dead End、ジャクソンジョーカー等と並びG.D.FLICKERSも人気バンドだった。87年のデビューから現在まで一貫して化粧と髪型とロケンローに拘り続ける気骨ある5人組。
●The Birthday
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/f6/ee56c3b3ba46aa85898bfd0766c493b2.jpg)
3日前の渋公から古巣のロフトに戻ったチバユウスケ&Co.は、バンド名通りの誕生日R&Rステージ。バラードもスローブルースも封印した特攻ロケンロー30分。渋公ではスケールの大きな愛の祝福に酔ったが、今回は叩き付けるビートと弾丸ギター&ベース、怒鳴り散らす歌に圧倒されっぱなしだった。」、「あっちゃんが50歳なんて遅いよね。55くらいの印象、オレにとってはね」とMCしたチバが、「あっちゃんの歌だよ」と呟いて歌った「ピエロ」に真っ直ぐな愛を感じた。
●THE ROCK BAND
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/29/222a0166b550df219693bb3bf7db4efe.jpg)
1996年に再結成したアナーキーは2001年に解散、以来仲野茂はカヴァーバンド・ゲタカルビでアナーキー時代の曲を歌ってきたが、昨年年5月17年ぶりにオリジナルメンバー5人による再結成ライヴが実現した。今回は逸見泰成を除く4人組(ベースの寺岡信芳も欠席)なので、オリジナル・アナーキーの末期に名乗ったTHE ROCK BAND名義での出演。1曲目の「Ready Steady Go」から連発でアナーキーの代表曲。80年代当時は単純すぎる反抗心と揶揄されたが、40年以上経っても言葉と音が古びていないのは、彼らのメッセージ/スタイルが一瞬也ともブレていないからだろう。10代に戻るのではなく、歳を経た自分のままで拳を突き上げた。
当時アナーキーをクラッシュのコピーと決め付けて認めようとしなかった人は有名無名に拘らず多かったが、30年経ってどちらが正しかったかは、この日ロフトに集ったオーディエンスには明らか。「初志貫徹=進歩なし」では絶対にない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/f1/0f611e776a26c643b81e066fff18616f.jpg)
●ニューロティカ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/f5/de2a72efd61c49285a4b72f5c725a260.jpg)
ピエロ姿でパンクを歌うアツシ率いるロティカは、デビュー当時から変なバンド感がハンパなかったが、単なる色物ではないことが30年に及ぶ活動史により証明されている。性急なハードコアビートに急かされて胸がドキドキする上に、アツシの明朗な声で、単純すぎるメッセージを諭されると、拳を挙げてOi!Oi!コールするしかない。最近のロック現場の統制された指差しケチャではなく、衝動に駆られて思わず突き上げた拳骨(げんこつ)の先には夢や希望ではなく、明日の現実が蟠(わだかま)っている。その暗雲を突き破るにはロティカのパンクがベストフィットする。50歳のピエロシンガーは、今夜もロック酒場で明日があることに感謝する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/d6/caae9ee4d56697f0eb14b113a8c458ae.png)
半世紀
岩が転がる
急斜面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/76/61de92a6475dda6f8d1d0fdfded47a73.jpg)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます