A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

Pudra(プードラ)/mimic./BAND-MAID(R)/NIHONGI/Chu's day@渋谷eggman 2014.5.1(thu)

2014年05月03日 00時36分19秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界

『Girl’s UP!!! vol.124』
supported by GIRLS ROCK MAGAZINE
出演:Pudra(from ロシア) / Chu’s day. / BAND-MAID(R) / NIHONGI / mimic.



既報の通りロシア女子バンド「プードラ」が来日中。「ニコニコ超会議」や「HARAJUKU KAWAii!! WEEK 2014 feat .Ameba 10th anniversary」に加え、女子ロックWEBサイト『GIRLS ROCK MAGAZINE』主催イベントに出演。会場の渋谷eggmanに来るのは10数年ぶり。普段筆者が通う新宿LOFTや東高円寺UFO CLUBとは系統が異なるこの老舗ライヴハウスは、いわばメジャーへの登竜門的な聖地である。中央線周辺にタムロするアングラ臭漂うバンドではなく、山手線左半分(目白~浜松町)~東横線系列のしゃれ乙な洗練された若者が集う。女子バン好きにも拘らず、124回を数えるイベント『Girl's UP!!!』のランナップにはプードラの他に見覚えのある名前は見当たらない。未知の女子との出会いを求めて公園通りの坂を足取り軽く駆け上がる。

開場したばかりで観客はまばらだが、何となくアウェーな場所へ迷い込んだ気がする。ステージ前には首タオル・物販Tシャツの男子が数人。後方で腕組みをした年配者は見るからに事務所風。関係者スペースでは「久しぶり」や「よろしく」の挨拶が交わされる。噂のプードラ目当てのギョーカイ人もいる模様。並んだテーブルに出演バンドが物販コーナーを設けているが、プードラ・コーナーは見当たらない。

Chu's Day(チューズデイ)


時間通りに客電が落ち、小柄なメンバーが登場。ギターが大きく見える。童顔のドラマーは男子だった。弾けるビートに元気いっぱいの歌。眩しいほど前向きな歌は、コチラの下心を見透かすようで、顔が火照る。前方に並んだ5・6人の男子が腕を振り上げて盛り上がる。先日観たSCANDALのライヴでの観客全員OiOiコールを思い出す。彼らは恐らく女子バンヲタ。ドルヲタに似ているが、ミックスやケチャやサイリウムはない。女子バン・シーンはあくまで音楽を楽しみつつ萌えに浸るストイックな現場である。


Pudra(プードラ)


昨年6月に「ファッションモンスター」の日本語カヴァーで出会って以来、何度か中断しながら追いかけてきた二次元バンドが目の前に三次元化。きゃりーぱみゅぱみゅの海外ツアーに押し掛けた現地ファンが味わうのと似た感慨だろう。プードラ推しは予想ほど多くなかいが、関係者を含め全員が興味津々で見守る。ラーシャ15歳(guiter/vo.),ゲーリャ16歳(bass/vo.)、サ-シャ14歳(drums)、マリーナ14歳(key)の4人は、YouTubeで観るより年相応のあどけなさ。演奏はまだまだ荒削りながら、激しくヘドバンしながらの堂々とした日本語の歌には、新鮮な息吹とROCK'N'ROLLの悦びが溢れている。プログレ風のインスト曲に於ける先輩格のラニェートキ・ガールズ譲りのベースをドラムスティックで叩く技が微笑ましい。4人のスマイルは日本もロシアもROCKに関しては差異がないことを証明した。




NIHONGI(ニホンギ)


ステージに登場したのは5人の女子。超絶テクのベーシストと原宿ガールの鍵盤奏者、アーバンギャル風ギタリストはサポート・メンバー。気風のいいギターヴォーカルと壇密似のドラマーふたりでNIHONGIである。ほんのりビアン風味の二人の掛け合い(合いの手)が萌えポイント。




BANDMAID(R)(バンドメイド)


バンド名のWKTK予感が的中。「ご主人様お嬢様お帰りなさいませ。お給仕始めます!」とメイド姿で言われたら、心がトロけない男子はおるまい。萌えコスに似合わない硬派女子ロックに二度びっくり。最前列を占拠した若きご主人様たちが一斉にジャンプして盛り上げる。この日のバンドの中で最も萌え指数が高く、バンド化したPASSPO☆に似てるな、と思ったら同系列の事務所だった。




mimic.(ミミック)


ステージに現れたのはイマドキ男子トリオ。もしかして男の娘?と思ったら、イントロでロングスカート女子が飛び出してきてひと安心。流石男子の骨太な演奏に、女は度胸のパワフル・ヴォイスが突き抜ける。ジュディマリを思わせるが、しきりにスカートをたくし上げる仕草にTKMK(トキメキ)。メジャー感たっぷりの熱演に、会場全体でOiOiコールが炸裂した。



女子バンは
元気と度胸だ
Спасибо
(スパシーバ=ありがとう)




(写真撮影についてはスタッフの許可を得ています)

<Pudra Japan Tour 2014>
5月3日(土) 「HARAJUKU KAWAii!! WEEK 2014 feat .Ameba 10th anniversary」
15:30 Start KAWAii HIGH SCHOOL@ラフォーレ原宿 

5月4日(日) Pudra presents.『ロックでつなごう!日本とロシア』 supported by GIRLS ROCK MAGAZINE
16:00 Open/16:30 Strat 渋谷CLUB CRAWL 

★Pudra公式ツイッター⇒コチラ


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