A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ツァイトクラッツァー × 灰野敬二@六本木SuperDeluxe 2016.9.27 (tue)

2016年10月04日 00時26分56秒 | 灰野敬二さんのこと


Sound Live Tokyo 2016
ツァイトクラッツァー × 灰野敬二
zeitkratzer × Keiji Haino

七つの日より (カールハインツ・シュトックハウゼン, 1968)
Aus den sieben Tagen (Karlheinz Stockhausen, 1968)

メンバー:
灰野敬二(ヴォーカル)
ラインホルト・フリードル(芸術監督・ピアノ)、フランク・グラトコフスキ(クラリネット・サックス)、エレナ・カカリアグゥ(フレンチホルン)、ヒラリー・ジェフリー(トロンボーン)、モーリス・ド・マルタン(パーカッション)、ブルクハルト・シュロタウアー(ヴァイオリン)、エリザベス・フューゲマン(チェロ)、ノラ・クラール(チェロ)、ウーリ・フィリップ(コントラバス)、マルティン・ヴルムネスト(音響)、ヨッヘン・ハーカー(照明)。 



1997年ラインホルト・フリードルにより結成され、クラシック/現代音楽/フォークミュージック/ロック/ノイズといった様々なジャンルと並列に取り組み、灰野やエリオット・シャープ、ジョン・ダンカン、アルヴィン・ルシファー、ウィリアム・ベネット(ホワイトハウス)などとスタイルやジャンルを超越したコラボレーションを実践するツァイトクラッツァーの初来日公演。

灰野敬二は2005年からツァイトクラッツァーと何度か共演し『Electronics(エレクトロニクス)』(2008)、『Live At Jahrhunderthalle Bochum(ボーフム100周年記念ホール実況録音)』(2014)、『Stockhausen ‎– Aus Den Sieben( シュトックハウゼン:七つの日より)』(2016)の3枚のアルバムをリリースしている。今回はその中でもシリアスミュージック度が最も高いシュトックハウゼンの作品を日本初演。



灰野を含め総勢10人の大所帯の演奏者が居並ぶステージは不思議と威圧感はない。私服ということもあるが、気の置けないコミュニティ・オーケストラの開放感に溢れている。聴こえないほどに微音から、銅鑼が鳴り響く轟音までダイナミックレンジの高い演奏が途休憩を挟んで、開放感と緊張感とが錯綜する2時間半には、SuperDeluxeの守護霊を呼び起こす召還の儀であった。

補強した
現代音楽の
綻びを

Zeitkratzer & Keiji Haino — Live at the Donaufestival


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