A Challenge To Fate

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【蓄音機DJに朗報】105年前のDJセット「ゴーモン・クロノフォン・システム」が拷問レベルの迫力!!

2015年09月14日 01時12分41秒 | 音楽ちょっといい話


「ゴーモン・クロノフォン・システム」(1910)

1903年にフランス人技師レオン・ゴーモン(Leon Gaumont)は、ベルリン製の蓄音機を使って大音量のスピーカー・システムの開発を始めた。

1910年にパリのゴーモン・パレスで音とフィルムをシンクロさせる「クロノフォン(Chronophone)」システムをデモンストレーションした。「エグレフォン(Eglephone)」と呼ばれる空気圧縮方式のアンプを備えており、4,000人規模のホールに十分対応できる大音量を発した。画期的だったのは、蓄音機レコードの収録時間しか映像とシンクロできなかった問題を、2台の蓄音機を使うことで解決した点である。音声技師は2台のスイッチを切り替えて、途切れないサウンドトラックを再生することが出来るのである。



ふたつの蓄音機は同じ電気モーターで作動する。空気圧縮ゲージの下の制御バルブから空気ホースがそれぞれのモーターに繋がっている。この制御バルブの操作で、現代のDJのようにクロスフェードも可能な筈。下の写真の明るい色の金属多岐管が、蓄音機の出力管をラッパに繫いでいる。



蓄音機のアームは重いのでスピーディーな操作が難しいが、それを解決すべくロボットのような球体間接がアームに組み込まれている。



現物はパリのCNAM(Conservatoire National des Arts et Metiers/美術工芸国立音楽院)にある。



音の拷問
ラッパとラッパに
挟まれて

KO.DO.NA(蓄音機DJ)2/3@Bul-let's120213
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