
1980年代日本のパンク/ニューウェイヴ・シーンの震源地として注目された一軒のロック喫茶が渋谷にあった。「ナイロン100パーセント」という名前の店で、ヒカシュー、プラスチックス、8 1/2、戸川純、ゲルニカ等の活動拠点となり、アラーキー、渡辺和博、ひさうちみちお、奥平イラ等の文化人達もここに集った。その8年間の軌跡を関係者への詳細なインタビューと共に綴ったドキュメンタリーがこの本だ。
私は個人的にはこの店に行ったことはない。吉祥寺マイナー、ぎゃてい、赤毛とそばかす、高円寺BOYやジャズ喫茶には入り浸っていたが、NYLON 100%はちょっとシャレオツ過ぎるような気がして足が向かなかった。しかしこの本を読むと吉祥寺マイナーと同時代に新たなロック文化を創り出したとても面白いスポットだったことがわかる。マイナーがあくまで中央線文化に根ざした湿り気とアングラ性を称えていたのに対し、NYLON 100%はよりポップで開放的な場所だったようだ。
初代店長の中村直也氏はパンク雑誌「ZOO」でオルタナティヴ・ロックやインダストリアル・ロックの紹介をしていて、当時私は大きな影響を受けた。今思えばマイナーよりもNYLONの方に共感してしまう。巻上公一、久保田慎吾、高木完、戸川純、Phew、大槻ケンジ、岸野雄一など登場人物も華やかである。
この本の著者ばるぼら氏はマイナーを中心とする中央線ニューウェイヴにも詳しく、そのシーンの話も出てきてとにかく面白く読める。80年代の日本のサブカルチャーに興味/憧れを抱く人には絶対お薦めの本である。
ナイロンと
プラスチックの
異空間
ケラリーノ・サンドロビッチ氏の劇団「ナイロン100℃」はこの店から名前をとったらしい。
私は個人的にはこの店に行ったことはない。吉祥寺マイナー、ぎゃてい、赤毛とそばかす、高円寺BOYやジャズ喫茶には入り浸っていたが、NYLON 100%はちょっとシャレオツ過ぎるような気がして足が向かなかった。しかしこの本を読むと吉祥寺マイナーと同時代に新たなロック文化を創り出したとても面白いスポットだったことがわかる。マイナーがあくまで中央線文化に根ざした湿り気とアングラ性を称えていたのに対し、NYLON 100%はよりポップで開放的な場所だったようだ。
初代店長の中村直也氏はパンク雑誌「ZOO」でオルタナティヴ・ロックやインダストリアル・ロックの紹介をしていて、当時私は大きな影響を受けた。今思えばマイナーよりもNYLONの方に共感してしまう。巻上公一、久保田慎吾、高木完、戸川純、Phew、大槻ケンジ、岸野雄一など登場人物も華やかである。
この本の著者ばるぼら氏はマイナーを中心とする中央線ニューウェイヴにも詳しく、そのシーンの話も出てきてとにかく面白く読める。80年代の日本のサブカルチャーに興味/憧れを抱く人には絶対お薦めの本である。
ナイロンと
プラスチックの
異空間
ケラリーノ・サンドロビッチ氏の劇団「ナイロン100℃」はこの店から名前をとったらしい。
チェックしてみます。
話は変わりまして、この間『GO!GO!7188』のユウちゃんの別バンド『チリヌルヲワカ』を観に行ってきました。
チェルシーホテルの会場内に入れないくらいあふれる人でパンパン…。
相変わらず、ユウちゃんの声は心地良かったです。
バンドも格好良かったので、機会があればぜひライブに足を…。
お薦めいたします。
12/18 新代田FEVERのライブは仕事がお休みではなくて行けないのです。残念。
お休みなら行きたかったです。
来週はクロマニヨンズのAXライブ。
楽しみですよね♪
コメントありがとうございます。
チリヌルヲワカは聴いたことがないのですがチェルシーホテルだったら超満員でしょうね。もっと広いところでやらないかなあ。
NYLON 100%の本は戸川純ちゃんをはじめ多数の当事者のインタビューが載っていてとても共感します。私は図書館でたまたま見つけたのですが、ぜひ読んでみて下さい。
クロマニヨンズは身体を鍛えて参戦します。