A Challenge To Fate

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【えいたそ進化論】第二章「エターナリズム」松田聖子/GLAY/水樹奈々/森口博子/バングルズ

2014年12月06日 00時24分59秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界



「でんぱーりーナイト」シングルを迎え撃つ形で見切り発進した『えいたそ学』第2幕「えいたそ進化論(Eitaso Evolution Theory)」は、前哨たる「えいたそ文化論(Cultural Studies of EITASO)」がえいたそ☆成瀬瑛美さんの既成概念(Established Images)の分析に終始したのに対し、今後付加されるであろう未知概念(Unknown Concepts)を先取りして解析する試みである。即ち『えいたそ来るべきもの(The Shape Of Eitaso To Come)』に他ならない。オーネット・コールマンの場合は、引き続き『明日が問題だ(Tomorrow Is The Qusetion!)』と問題定義し、『世紀の変革(Change Of The Century)』へと辿り着くこととなったが、えいたそ進化論を唱えたものはこれまで皆無なので、我々の先行きは不透明な靄に包まれている。それでも研究者の道は閉ざされはしない。新たな命題を求めて大海へ漕ぎ出すヨットのように。

 

  



さっそくえいたそ本人から新テーマのヒントが投下された。12月1日(月)オープン記念日に古巣秋葉原ディアステージを訪れた際に皆から「変わらないね」って言われたことに関する呟き。「エターナル (eternal) は、英語で「永遠の」や「不滅の」を意味する形容詞である。『えいたそ文化論』の最終章でチラッと言及した「えいたその永劫性」の核心に迫る呟きは、もしかしたらえいそからの無意識のメッセかもしれない。覚悟を決めてじっくりと沈思検証することとしよう。例によって作品内容(斜体部)はアマゾン等からのコピペである。


●松田聖子『Eternal』『Eternal II』
 

『Eternal』(エターナル)は、松田聖子の初のカバー・アルバム。1991年5月2日発売。発売元はソニー・ミュージック。 聖子が自ら選び、歌う 洋楽バラード・カバー・ソング集。全米デビューのため単身ニューヨークに渡っていた聖子が、当時現地でヒット曲としてよく耳にした洋楽をチョイスし、松田聖子のオリジナルとしてカバーした。2006年12月6日に洋楽カバー第二弾『Eternal II』(エターナル・ツー)もリリースされた。

「永遠のアイドル」Seiko Matsudaは当然のように「エターナル」作品をリリースしている。しかも海外進出を狙った重要作に「エターナル(永遠)」と名付けたことは、世界の聖子と言えど未知の國へ足を踏み入れる為には、相当の覚悟と勇気が必要だった証拠だろう。「永遠」であるが故の苦しみを味わったに違いない。


  

●森山良子「Eternally~エターナリー~」


森山 良子(もりやま りょうこ、1948年(昭和23年)1月18日 - )は、日本の歌手、女優。本名同じ。カレッジフォークの女王として1960年代後半から1970年代にかけてヒット曲を数多く生んだ。平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。平成20年秋紫綬褒章受章。長女は元ミュージシャンの森山奈歩。長男はシンガーソングライターの森山直太朗。「Eternally」は、チャーリー・チャップリン監督主演映画『ライムライト』主題歌。

GS時代が終わりを告げ、歌声喫茶が流行った頃に、アコギで海外のプロテストソングを日本語で歌い人気を博したカレッジフォークシーンから、お茶の間の人気者へと成長した森山良子が、現代社会への風刺や諧謔精神に満ちたチャップリン・ナンバーを歌う。音楽一家の女将さんとして、心あるファンからの厚い支持は特筆もの。


●GLAY「Eternally」
 

「Eternally」(エターナリー)は、GLAYの5作目のデジタルシングル。2013年5月8日から、配信が開始された。2013年7月函館での「GLAY Special Live 2013 in HAKODATE GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT Vol.1」のテーマソングで、「永遠の愛」をテーマにゆっくりと愛が溢れだすせつないバラード。

北海道出身のGLAYが歌う地元応援歌は、昨年の雪祭りでも人気BGMだった。故郷へ凱旋し意気揚々と愛を歌ったヴォーカルのTERUは、でんぱ組が出演した音楽番組「どぅんつくぱ」を観て衝撃を受けたという。




●森口博子「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」
   

「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」(エターナルウインド ほほえみはひかるかぜのなか)は、1991年2月5日リリースの森口博子の9枚目のシングル。1991年のアニメ映画『機動戦士ガンダムF91』主題歌。また、2006年のゲーム『機動戦士ガンダム クライマックスU.C.』のエンディング曲としても使用された。オリコン週間チャートで初のトップ10(9位)を達成した。

えいたその口から「エターナル」という言葉がすんなり飛び出したのは、大方の予想通りアニメのお陰。子供時代を過ごした福島県郡山市で「ガンダム」が観れたのかどうかは判らないが、この曲はソラで歌えるに違いない。




●水樹奈々「ETERNAL BLAZE」
 

「ETERNAL BLAZE」(エターナル・ブレイズ)は、水樹奈々の12枚目のシングル。2005年10月19日にキングレコードから発売された。水樹自身も出演したテレビアニメ『魔法少女リリカルなのはA's』のオープニングテーマとして使用された。オリコン・週間シングルチャート(2005年10月25日付)では、声優個人の作品としては当時は歴代最高位となる2位を樹立した。

森口博子はアニメソングを歌ってバラエティ進出を果たしたが、声優の水樹奈々はアニソンシンガーへの転身を見事に決めた。ルックスも可愛いし歌も上手いので、元研究員の何割かは流れているものと想像する。




●リトルブルーボックス「エターナル」
 

Little Blue boX(リトル・ブルー・ボックス)は、日本のロックバンド。2010年にアニメ『ダンボール戦機』の主題歌を歌うことを含めたひとつのプロジェクトのもとに結成された。2013年10月リリースの「エターナル」は『ダンボール戦機 ウォーズ』のオープニング曲。ギターのyuiが作­曲を担当。また、ボーカルのhieは波野リンコ役声優としてもアニメ出演。ダンボール戦機シリーズの終了に伴い、2014年2月16日付で解散した。

「ドラえもん」と「サザエさん」と「クレヨンしんちゃん」以外アニメの知識がないので、元ネタは殆ど判らなかった。アニソンユニットはなかなか魅力的なので、アイドルヲタを返上して推す価値有りかも。二次元世界の出来事なので、どんなにリアルが苦手でも、アニソン現場に参戦するのに躊躇(ためら)いはなかろう。




●バングルス「胸いっぱいの愛(エターナル・フレイム)」
 

1981年にロサンゼルス結成された女子バンド。バングルとはアクセサリーの腕輪のこと。「エターナル・フレーム」(Eternal flame)は、1989年に全米で第1位となった、バングルスのヒット曲。邦題は「胸いっぱいの愛」。日本では結婚式のBGMなどでよく使われている。松田聖子、長瀬智也、渡辺美里、NICOTINE、アトミック・キトゥン、安良城紅などカバー多数。

80年代世界のロックシーンの主役は女子だった。それを象徴するのがプリンスの寵愛を受けて人気を集めたバングルス。60年代サイケの影響濃いロケンローは90年代渋谷系にレトロ感を加えて、新しいけど懐かしい魅惑の世界を産み出した。




「エターナル」というお題は、掘れば掘る程終わりのない深遠な世界。当然ながら徒然の思索では解明不可能。次章以降も角度を変えて、引き続き捜査続行することとする。えいたそという未だ知られざる実存に関する思索を続けることにより、我々がどれほど豊穣な思考の海に辿り着くことになるのか、誰にも予測はつかない。

いざ行かん
思索の向こうの
エターナル

▼『えいたそ進化論』単行本は2015年春に発売(未定)。数回に亘って表紙案を投稿するので、投票よろしくお願いします。

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