
アーバンギャルド・ワンマン公演2days「アーバンギャルドのディストピア2011」の二日目。会場は先日キノコホテルを観た東京キネマ倶楽部。会場は赤い水玉模様の洋服やセーラー服の少女たちで満員。男性の姿もチラホラ。私は二階席でゆったりとソファーに座って観戦。
二日目は特別編成のUMO(アーバンギャルド・メンタルヘルズ・オーケストラ)によるステージ。UMOとはYMOのもじりでもあるのか。豪華なライヴの予感に心が弾む。
メンバーが登場すると黄色い歓声と水玉の旗で迎えられる。バルコニーから登場した浜崎容子嬢(以下よこたん)の衣装が凄い。フランス人形のようなベルサイユ感たっぷりの豪勢な赤いドレス。「かわいい~っ」と声が上がると「きれい、でしょ。そこ大事」とよこたん。一曲目から激しいテクノ・ビートによこたんのコケティッシュ・ヴォイスと松永天馬氏の弾けたパフォーマンスでアーバンギャルド・ワールドに引きずり込む。お馴染みのコール&レスポンスやヴァイオリンとチェロを交えた「スカート革命」、ブラボー小松氏とホッピー神山氏という80'sニューウェイヴの巨匠との共演、アコギとカホン+執事に扮したテレミンとスティールドラム二人組をバックにしたよこたんのソロ「月へ行くつもりじゃなかった」(この後よこたんは赤のワンピースにお色直し)、最新アルバム『メンタルヘルズ』からハードコア・ポップ・ナンバー「墜落論」、女性4人からなる"前衛都市コーラス隊"を交えて私のフェイバリット「ヴァガボンドヴァージン」と「ももいろクロニクル」(略してももクロ)。総勢17人のUMOの演奏は賑やかで楽しいったらありゃしない。天馬氏のアブナいMCとそれを軽く受け流すよこたんのやり取りも面白い。アンコールでよこたんはセーラー服で登場。やっぱりこれがないとね!
華麗な東京キネマ倶楽部の雰囲気にピッタリのきらびやかなライヴだった。演奏力はとても高いし個性の塊の歌の世界は唯一無二。来年3/20には「SHIBUYA-AXは、病気」と題したワンマン公演も決定。もっと多くの人に聴かれるようになればいいな。
Set List:
01. 恋をしに行く
02. 水玉病
03. コンクリートガール
04. オギノ博士の異常な愛情
05. スカート革命
06. リセヱンヌ
07. 傷だらけのマリア
08. 月へ行くつもりじゃなかった(よこたんソロ)
09. 都市は優しい(天馬ソロ)
10. いちご殺人事件
11. 墜落論
12. 粉の女
13. ヴァガボンドヴァージン
14. ももいろクロニクル
<アンコール>
15. プリント・クラブ
16.女の子戦争
よこたんに
惚れてしまった
どうしよう
連日の水玉攻撃に頭がクラクラしてきた。