A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

THE BLUE HEARTS on TV DVD-BOX

2010年06月09日 00時55分14秒 | ロッケンロール万歳!
amazonで注文したブルーハーツのDVDボックスが届いた。
彼等のTV出演シーンを集めたファン必携のDVD5枚組である。

私がブルハのデビューLPを手に入れたのは正しくリアルタイムだった。海外のパンク/ニューウェイヴが少し退屈になり、ラフィン・ノーズやウィラード、有頂天や筋肉少女帯などのインディーズ・ブームも一段落した頃だったと思う。ボール紙のジャケットに青でロゴが書かれただけのシンプルなアートワーク。身体を突き抜けるストレートなビート。そして何よりも脳味噌を直撃する野太いヴォーカル。それはかつてSex Pistolsで体験した衝撃に近い出会いだった。

かといってブルハのライヴを観たり、テレビやラジオで追っかけた記憶は無い。何かとても身近なもの、観たい時にいつでも観られるもの、という感覚だったのかもしれない。むしろ夢中になったのは1996年にヒロトとマーシーがハイロウズを結成した後である。当然ブルハとしての動く姿はビデオでしか体験できなかった。それでもヒリヒリするような疾走感と焦燥感は画面から痛いほど伝わってきた。

ハイロウズも解散してヒロトとマーシーはクロマニヨンズで活動中。私もクロマニヨンズのライヴは何回も観に行っている。しかし同じ初期衝動の塊のロッケンロールとはいっても、ブルハの青臭い輝きにはかなわない。この10時間に及ぶ膨大な映像記録を通して、私自身も失った輝きを取り戻せれば、と切実に思う。

少年の
青い心を
今再び

Tシャツやバッジ付なのがとても嬉しい。

コメント (2)
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