月刊ヘア・スタイリスティックスのリリースに合わせて、2008年4月から2009年3月にかけて池袋ジュンク堂で中原氏がゲストを迎えて、それぞれの持ち寄った音源を聴きながら対談をおこなった。
対談相手は大里俊晴(横浜教育大学教授)、松山晋也(音楽ライター、元スタジオボイス編集長)、湯浅学(音楽ライター)、三田格(音楽ライター)、野田努(音楽ライター、元remix編集長)、原雅明(音楽ライター、corde主宰)、ジム・オルーク(ミュージシャン)、虹釜太郎(360°records主宰)、ジュリアン・ジュステル(映画・音楽ライター 在仏)という曲者揃い。まともな音楽がかかる訳がない。
ミュージック・コンクレート、アヴァンギャルド、ノイズ、エレクトロニカ、プログレ、フリージャズ等の無名盤が次々まな板の上に乗る。トークは音楽に拘らず、そこから想起される過去の記憶、関連情報、全くのヨタ話、とどんどん脱線していく。出てくる固有名詞が分からなくとも、中原昌也という一人の人間がどのように形作られているのかが分かる、興味深い内容だ。
私にとっては灰野さんの裏話やピエール・アンリの話が面白かったが、そういう個々のトピックではなく、1年間続いたトークショーの記録として総括して読むのが正しい。
最後に私も見たオン・サンデーズでの浅野忠信氏との対談も掲載してある。
久々に読み応えのある本だった。
音楽を
通して語る
半生記
発行元のboidから購入するとおまけとしてライヴCDRが付いてくるのでお得だ。
boid HP
対談相手は大里俊晴(横浜教育大学教授)、松山晋也(音楽ライター、元スタジオボイス編集長)、湯浅学(音楽ライター)、三田格(音楽ライター)、野田努(音楽ライター、元remix編集長)、原雅明(音楽ライター、corde主宰)、ジム・オルーク(ミュージシャン)、虹釜太郎(360°records主宰)、ジュリアン・ジュステル(映画・音楽ライター 在仏)という曲者揃い。まともな音楽がかかる訳がない。
ミュージック・コンクレート、アヴァンギャルド、ノイズ、エレクトロニカ、プログレ、フリージャズ等の無名盤が次々まな板の上に乗る。トークは音楽に拘らず、そこから想起される過去の記憶、関連情報、全くのヨタ話、とどんどん脱線していく。出てくる固有名詞が分からなくとも、中原昌也という一人の人間がどのように形作られているのかが分かる、興味深い内容だ。
私にとっては灰野さんの裏話やピエール・アンリの話が面白かったが、そういう個々のトピックではなく、1年間続いたトークショーの記録として総括して読むのが正しい。
最後に私も見たオン・サンデーズでの浅野忠信氏との対談も掲載してある。
久々に読み応えのある本だった。
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通して語る
半生記
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