クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-04 No.22

2008年04月24日 17時50分07秒 | Weblog
★Chandos 特別セール2008★
下記の対象商品29点を特別価格でご提供いたします。

●ご注文締切り日:2008年4月27日
※締切りを過ぎたご注文はお受け出来ません。
入荷予定:5月中旬以降

CHAN 9087/91 5枚組 \7560
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集(交響曲第1番-第9番)
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、キャサリン・ボット(ソプラノ)、
ブライアン・レイナー・コック(バリトン)、
ブライデン・トムソン(指揮)、ロンドン交響楽団&合唱団

CHAN 0507/8 2枚組 \3500
J・S・バッハ:ヨハネ受難曲
ハリー・クリストファーズ(指揮)、シックスティーン

CHAN 8757 \1750
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

CHAN 9048 \1750
ドヴォルザーク:交響曲第8番/交響詩《金の紡ぎ車》
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)、
チェコ・フィルハーモニック管弦楽団

CHAN 241-21 2枚組(1枚価格) \1750
エルガー:
交響曲第1番/同第2番/バレエ音楽《真紅の扇》/序曲《フロワッサール》
ブライデン・トムソン(指揮)、ロンドン・フィルハーモニック

CHAN 0591 \1750
ビーバー:祭壇又は宮廷用のソナタ集(1976)
パーセル・クァルテット

CHAN 9068 \1750
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番/同17番
ハワード・シェリー(指揮&ピアノ)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ

CHAN 9137 \1750
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番/同27番
ハワード・シェリー(指揮&ピアノ)、ロ
ンドン・モーツァルト・プレーヤーズ

CHAN 9326 \1750
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番/同第24番
シェリー(指揮&ピアノ)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ

CHAN 9404 \1750
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番/同22番
ハワード・シェリー(指揮&ピアノ)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ

CHAN 9155 \1750
オルウィン:交響曲第1番/ピアノ協奏曲第1番
ハワード・シェリー(ピアノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、ロンドン交響楽団

CHAN 8902 \1750
オルウィン:交響曲第4番/エリザベス風舞曲/祝典行進曲
リチャード・ヒコックス(指揮)、ロンドン交響楽団

CHAN 9284 \1750
モーツァルト:管楽のための作品集
アダージョ変ロ長調K.411/セレナード第11番変ホ長調K.375/
アダージョ ヘ長調K.580a/セレナード第12番ハ短調K.388《ナハトムジーク》
オランダ管楽アンサンブル

CHAN 0701 \1750
スヴェーリンク:オルガン作品集 ――
トッカータ a3 D.31 L.24/詩篇第140番 D.41 A.12/ファンタジア「ヘクサコ
ルド」F.1 D7 L5/いざ喜べ、愛するキリスト者よ D.38 A.7/エコー・ファン
タジア d3 D.5 L.11/いと高きにある神にのみ栄光あれ D.32 A.1/ファンタ
ジア「met bindingen」F.3 D.8 L.27/わが青春はすでに過ぎ去り D.36 A.5
/トッカータ a1,D.29 L.17/憐れみたまえ、主なる神よ D.36 A.5/トッカー
タ G1 D.23 L.18/詩篇第116番 D.40 A.11/ファンタジア g2 D.12 L.8
ロバート・ウーリー(オルガン)

CHAN 0511 \1750
ヴィヴァルディ:弦楽のためのソナタ集第2巻 ――
2つのヴァイオリンのためのソナタ イ長調Op.1-9,RV.75/ヴァイオリン・ソ
ナタ ハ短調「ピゼンデル氏のために」RV.6/2つのヴァイオリンのためのソ
ナタ ヘ長調RV.68/同変ロ長調RV.77/同ニ短調Op.1-8,RV.64/ヴァイオリン
・ソナタ ハ長調RV.2/2つのヴァイオリンのためのソナタ ロ短調Op.1-11,
RV.79
パーセル・クァルテット

CHAN 0531 \1750
フランスのヴァイオリン・ソナタ集 ――
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ イ短調Op.5-7
デュフリ:La de Redemond、La du Buq
モンドンヴィル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.3-5
ギルマン:ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.1-4
フォルクレ:モランジスまたはプリッセ
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタOp.9-4      
サイモン・スタンテイジ(ヴァイオリン)、
ラルス・ウルリク・モルテンセン(チェンバロ)

CHAN 9212 \1750
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番/同第2番/同第3番
ルイ・ロルティ(ピアノ)

CHAN 10305 \1750
テノールとギターによる歌曲集 ――
ダウランド:来れ深き眠り、もう泣くな悲しみの泉よ
ブリテン:ノクターナル、中国の歌
モー:声楽とギターのための《6つのインテリア》、ソロ・ギターのための
《ミュージック・オヴ・メモリー》
ラングリッジ(テノール)、
マーチオンダ(ギター)

CHAN 8993 \1750
オネゲル:
交響曲第4番/夏の牧歌/バッハの名による前奏曲、アリオーソとフゲット
/ピアノと管弦楽のための小協奏曲
タマーシュ・ヴァーシャリ(ピアノ&指揮)、ボーンマス・シンフォニエッタ

CHAN 9044 \1750
ドヴォルザーク:ピアノ作品集 ――
主題と変奏/詩的な音画/ドゥムカとフリアント/ワルツ集
ウィリアム・ハワード(ピアノ)

CHAN 9435
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第28番/同第29番《ハンマークラヴィーア》
ルイ・ロルティ(ピアノ)

CHAN 9513 \1750
ミラクルズ-聖母マリアを讃える13世紀のスペイン歌曲集 ――
Beyeita es Maria/Procession/Quen quer que na Virgen fia/Estampie on
/O Nome da Virgen Santa/Miragres fremosos/Quen boa dona/Eno pouco
e no muito/Aquel que de voontade Santa/Como pod' a groriosa/Ben
per esta aos reis/Sempr'a Virgen groriosa/Mui grandes noit' e dia
デュファイ・コレクティヴ

CHAN 9618 \1750
メトネル:ピアノ作品集第4巻 ――
ディテュランブ/オフェーリアの歌/ソナタ《おとぎ話》Op.25-1/ソナタ
《夜の風》Op.25-2/牧歌風のソナタ
ジェフリー・トーザー(ピアノ)

CHAN 0542 \1750
ルクレール:序曲とソナタ・トリオ集 ――
序曲第1番ト長調/ソナタ第1番ニ長調/序曲第2番二長調/ソナタ第2番ロ短調
/序曲第3番イ長調/ソナタ第3番ト短調
パーセル・クァルテット

CHAN 9101 \1750
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番/同第6番/同第7番
ルイ・ロルティ(ピアノ)

CHAN 9540 3枚組 \5250
ベルク:歌劇《ルル》
コンスタンス・ハウマン(ソプラノ)、ユリア・ユオン(メゾソプラノ)、
テオ・アダム(バス)、ペーター・ストラーカ(テノール)、
モンテ・ジェフィ(バリトン)、
ウルフ・シルマー(指揮)、デンマーク国立放送交響楽団

CHAN 8666 \1750
ドヴォルザーク:交響曲第8番/交響詩《野ばと》
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

CHAN 8501 \1750
ドヴォルザーク:交響曲第7番/交響詩《金の紡ぎ車》
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

CHAN 10303 \1750
ベルワルド:交響曲全集第2巻 ――
交響曲第1番ト短調《まじめな交響曲》/ノルウェーのアルプスの思い出/
交響曲第2番《気まぐれな交響曲》
トーマス・ダウスゴー(指揮)、デンマーク放送交響楽団



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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<MUSIC&ARTS>
M&A 723 \1980
モノラル
リスト:
ノルマの回想、3つの演奏会用練習曲から「軽やかさ」、「ため息」、
ポロネーズ第2番、詩的で宗教的な調べから「孤独の中の神の祝福」、
ドン・ジョヴァンニの回想
マルカンドレ・アムラン(P)
現代最高のヴィルトウオーゾ、マルカンドレ・アムランがHYPERION専属になる
前の名盤。アクロバティックなテクニックが耳に心地よいピアノファン必携の
大ヒット名盤が復活です。

M&A 1036 \1980
モノラル
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第11番Op.22(1978年11月11日パリ)、
ピアノ・ソナタ第12番Op.26(1982年4月13日ロンドン)、
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番Op. 35(1973年10月29日)
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
音色の魔術師ミケランジェリの大ヒット商品の再発売で、M&A社長はミケラン
ジェリ側から許可をちゃんと貰った正真正銘の正規盤であると申しております。

M&A 1210 \1980
ボリス・ゴルツ:ピアノソロ作品全集
スケルツォホ短調、24の前奏曲
セルゲイ・ポドベドフ(P)
スクリアビン、ラフマニノフの伝統を受け継ぐロマンティック・コンポーザー
ボリス・ゴルツのピアノソロ作品全集。世界初録音

M&A 4941 4枚組 \4650
モノラル
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番(NDR、1951年10月27日)、
交響曲第1番第4楽章(BPO、1945年1月23日)、
交響曲第2番(VPO、1945年1月28日)、
交響曲第3番(BPO、1954年4月27日)、
交響曲第4番、ハイドン変奏曲(BPO、1943年12月12-15日)、
ピアノ協奏曲第2番(BPO、P:エドヴィン・フィッシャー 1942年11月8日)、
ハイドン変奏曲(1951年10月27日)
フルトヴェングラー指揮
巨匠フルトヴェングラーのブラームス:交響曲全集。当演奏は、複数ある録音
の中でもベストと思われる演奏を選り抜きした好企画で、TAHRAレーベルなど
がエコー付加などで評判の悪い中、非常に評価の高い音質で知られていた名盤
です。




<WEST HILL RADIO ARCHIVES>
WHRA 6016 3枚組 \5880
ステレオ&モノラル
ルス・ポセル(Vn)
CD1
ブロッホ:ユダヤ神秘主義生活の三つの絵
(リチャード・バージン指揮フロリダ市立室内管1967年10月17日ライヴ・ステ
レオ)、
エドワード・バーリンゲイム・ヒル:ヴァイオリン協奏曲
(1938年11月11日世界初演ライヴ、クーセヴィツキー指揮ボストン響)、
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ、
ヴィラ=ロボス:五つのメロディ、
フェルナンデス・アルボス:タンゴ
CD2
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
(リチャード・バージン指揮ボストン響1955年10月28日ライヴ)、
ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲
(ラッセル・スタンガー指揮ハーヴァード・ラドクリフ管1951年3月25日ライヴ)
インタビュー抜粋
CD3
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(リチャード・バージン指揮スプリングフィールド響1944年5月7日ライヴ)、
バーバー:ヴァイオリン協奏曲
(リチャード・バージン指揮ボストン響1962年4月13日ステレオ・ライヴ)
ルス・ポセル(1911-2007)は、アメリカを代表する女性ヴァイオリニストで、
クーセヴィツキーから高く評価され、共演を重ねました。パリではティボーに
も師事し、その後ボストン響のコンサートマスター兼補助指揮者のリチャード
・バージンと結婚し、活動の場を全米に広げました。女性ヴァイオリニストと
言えば何を置いても食指が動くマニアの多い日本のこと、これから再評価が進
むと思われます。

WHRA 6017 5枚組 \7850
モノラル
ミュンシュ指揮ボストン響
CD1
シューマン:チェロ協奏曲(ピエール・フルニエ、1957年12月6日ライヴ)、
交響曲第4番(1956年10月26日ライヴ)、
シュトラウス:死と変容(1951年10月6日ライヴ)
CD2
ブラームス:二重協奏曲
(フランチェスカッティ、マイエス1956年4月13日ライヴ)、
交響曲第2番(1955年9月30日ライヴ)
CD3
ブラームス:大学祝典序曲(1957年12月6日ライヴ)、
ピアノ協奏曲第1番(1956年1月20日ライヴ)
CD4
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界」(1954年10月8日ライヴ)、
シュトラウス:ドン・ファン(1955年9月30日ライヴ)
CD5
シュトラウス:
四つの最後の歌(ゼーフリード1954年11月12日ライヴ)、
英雄の生涯(1957年2月15日ライヴ)、
ディヴェルティメント(1953年7月26日ライヴ)
ミュンシュのロマン派レパートリーライヴ。初出レパートリーも多く、豪快で
輝かしいミュンシュの芸風にぴったりであろう「英雄の生涯」、「四つの最後
の歌」など痺れる選曲ばかりです。WHRAならではの好企画でマスターテープを
細心な処理を施しマスタリングしたと発表されています。

WHRA 6018 4枚組 \5880
モノラル
セル指揮
CD1
ニューヨークフィル、デビューコンサート
アメリカ国歌、
ベートーヴェン:交響曲第7番、
スメタナ:モルダウ、
ワーグナー:タンホイザー序曲、
スーザ:星条旗よ永遠なれ(NYP1943年7月4日)
CD2
アメリカ国歌、
ウェーバー:オベロン序曲、
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、
シュトラウス:ドン・ファン、
ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー(P=ユージン・リスト)
以上、NYP1943年7月11日
CD3
クリーヴランド管、デビュー・コンサート
スメタナ:売られた花嫁序曲、
スメタナ=セル編曲:弦楽四重奏曲「我が生涯」、
シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル 
以上、CO 1944年11月2日、
シューマン:交響曲第4番(NYP、1945年3月18日)
CD4
リムスキー=コルサコフ:スペイン希想曲(CO 1957年12月7日)、
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(NYP1945年3月18日、Vn:ヨゼフ・シゲティ)、
ブラームス:交響曲第2番(CO 1957年12月28日)
セル・ファンでなくても必携のアイテムの第1集です。何とニューヨークフィ
ル、クリーヴランド管デビューのコンサートが聴けるとは夢のようです。活動
の拠点をアメリカに移し、じっくりと腰を据えてオケを鍛えると同時に自らの
芸術を比類無きまでに高めていった巨匠。初出演奏がずらりと並び、曲目もセ
ルでこそ聞きたくなる名曲にして得意レパートリーばかりです。他レーベルで
は不可能なWHRAならではの好企画です。

WHRA 6019 4枚組 \5880
モノラル
セル指揮
CD1
ラロ:スペイン交響曲(NYP、Vn:アルフレッド・カンポーリ1953年12月6日)、
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(NYP、P:クリフォード・カーゾン、1953年1月)
CD2
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲(CO、1957年12月14日)、
ワーグナー:「パルジファル」より前奏曲と聖金曜日の音楽、
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(CO、1957年4月21日)
CD3
ハイドン:交響曲第97番(CO、1957年12月14日)、
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲、
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」(CO、1957年12月21日)
CD4
フランク:交響曲(NYP、1953年12月6日)、
シベリウス:交響曲第2番(NYP、1953年1月18日)
セル・ファンでなくても必携のアイテムの第2集です。フランクの交響曲とい
うセルならば、どう裁くかが興味つかない曲目、気難しいカーゾンが繰り返し
共演したのもセルだったということが納得のブラームス:ピアノ協奏曲第2番
などなど。他レーベルでは不可能なWHRAならではの好企画です。

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08-04 No.21

2008年04月24日 17時49分08秒 | Weblog
<ECM New Series>
4766187 \2180
アンドラーシュ・シフ
ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集 Vol.6
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 作品54
ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57 「熱情」
ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調 作品78 「テレーゼ」
ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 作品79
ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 作品81a 「告別」
アンドラーシュ・シフ(Pf)
作品の年代順に、チューリヒ「トーンハレ」にてライヴ録音されているシフの
ベートーヴェン・チクルス。今回は、人気も重要度も特に高い中期後半の作品
です。周知のとおり、既発の5アルバムに対しては、世界各国のレヴューが惜し
みない賛辞を与えています。
興味深いのは、イタリアIl Giornale誌が‘崇高で啓示的’と評すると同時に、
英FMマガジンが‘暖かみがあってきちんと整頓された居心地のよい部屋の様’と
一見正反対と思えるような評が出ているところ。しかし、この両方を含んでいる
ことこそが、シフの音楽の魅力といえるかも知れません。 それはまた、ベート
ーヴェンの作品自身が「神々しさと人間臭さ」を併せ持っている点を浮き彫りに
するかのようです。
シフは2008年、アメリカ、イギリス、スイス、ドイツでベートーヴェン・プログ
ラムのリサイタルを予定。もちろん、このコンサート評が世界中を駆け巡るのは
確実です。ベートーヴェンとは別に、同じくECMからJ.S.バッハ:パルティータ
全曲のリリースも予定されています。そして、2005年に始まったこのチクルスも、
残すところCD2枚分。この全集の完成が、クラシック現代史においてトップ・ニュ
ースとして歓迎されることは間違いありません。

4766353 \2180
ヒリヤード・アンサンブル
AUDIVI VOCEM-我は天の声を聞きぬ
トマス・タリス:断食し泣きながら、光の消ゆる前に、我は天の声を聞きぬ
クリストファー・タイ:手を打ちて、グロリア-「名前のないミサ」より
ジョン・シェパード:喜び給え、全ての人は幸いなり
タイ:クレド-「名前のないミサ」より
タリス:世の救い主よ
シェパード:主の御名を賛美せよ
タイ:サンクトゥス-「名前のないミサ」より
シェパード:至高の永遠の王
タイ:アニュス・デイ-「名前のないミサ」より、平安のうちに,そのうちにこそ
ヒリヤード・アンサンブル
デイヴィッド・ジェイムズ(CT) ロジャーズ・カヴィ=クランプ(T) 
スティーヴン・ハロルド(T) ゴードン・ジョーンズ(Br) 
ロバート・マクドナルド(Bs)
録音:2005年3月、聖ゲーロルド修道院
「清澄を善というならば、彼らを聖者と呼ぼう」-
Jacques Drillon, Nouvel Oberservateur
昨年発売されたJ.S.バッハ:モテット集(476 5776)に対してこんな最高の賛辞
を得たヒリヤード・アンサンブル。今回のアルバムは、彼らのお国物でもある
イギリス・ルネサンス期の作曲家による作品集です。もはや、タリスやシェパ
ードの作品は「珍しいレパートリー」とは言えないだけに市民権を得ています
が、この事実はまさにヒリヤード自身の活動に端を発しているとも言えます。
彼らがオール・タリス・プログラムの「エレミアの哀歌」(833 3082)をリリー
スしたのはなんと1987年。しかもこのアルバムは未だ現役盤で、新たなリスナー
を獲得し続けています。
2008年も精力的にツアーをこなすヒリヤード・アンサンブル。暗いニュースの
多い世の中、もしかしたら徳の高い聖職者よりさらに、人々の心を澄ませてい
くのかも知れません。





<HUNGAROTON>
HCD 32581 \2080
「フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集Vol.11」
フバイ:
(1)6つのハンガリーの詩曲Op.27
(2)5つの小品Op.51
シシリエンヌ / ガヴォット / ボレロ / アルプスのこだま / 悪魔的スケルツォ
(3)フランソワ・コぺのための3つの詩曲Op.56
(4)6つの新しいハンガリーの詩曲Op.76
(5)秋の詩(1924)
(6)アルルカン-スケルツォOp.81
(7)2つの小品Op.110 春のロンド / スズメバチ
フェレンツ・セチェーディ(Vn) イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
録音:2007年4月14-17日フンガロトン・スタジオ
ヴァイオリン好きが注目するフバイのシリーズ第11弾。リストの高弟で、フバ
イとも親交のあったカーロイ・アッグハージによる同名のピアノ・デュオ作品
に触発された作品27に始まり、未出版で公開演奏された記録もない「秋の詩」
まで、このたびのテーマは“詩(poemes)”。ふたつの「ハンガリーの詩曲」は、
タイトルに反して民俗色は薄めでドイツ・ロマン派風。それぞれ6曲は緩と急と
が交互に配置され、全体にリズムを与えています。このほか、大自然の目覚め
と生茂る草木の再生を呼び起こす、うきうきとした気分あふれる「春のロン
ド」。対照的に「スズメバチ」はある種常動曲の性格を持つ超絶技巧曲で、青
春の日のサロン音楽に比して複雑で成熟した筆致がみられます。これまでとあ
わせて、ヴィルトゥオーゾ、フバイによるヴァイオリン音楽の真髄に迫る内容
となっています。

HCD 32498 \2080
トンマーゾ・ジョルダーニ(1733-1806):
フルート・トラヴェルソ、ヴィオラとチェロのための6つのトリオ集Op.12
(1775-1776)
第1番ニ長調 / 第2番ト長調 / 第3番ニ長調 / 第4番ト長調 / 第5番ハ長調 /
第6番ヘ長調
オルショイヤ・カチャンデル(木製Fl;クリストファー・アベル2006年製作)
ペーテル・バールショニ(Va) ペーテル・サボー(Vc)
録音:2007年6月15-21日フンガロトン・スタジオ
ナポリに生まれ、ロンドンとダブリンで活躍したトンマーゾ・ジョルダーニは、
同時代のJ.C.バッハとおなじく、ギャラント・スタイルを代表する多作家でし
た。オペラ作曲家として成功を収めるかたわら、ソノリティの秀逸なセンス、
確信に満ちた様式の扱いから、管弦楽組曲やチェンバロやフォルテピアノのた
めの協奏曲やソナタも人気を博していたと伝えられています。
おそらく弟子や学習者のために書かれたであろう6つのフルート・トリオは、ロ
ンドンでキングズ・シアター・カンパニーを率いていたころに書かれた作品。
金銭的に高いリスクを抱えることの多いオペラ製作との釣り合いをとるため、
多くの音楽家と同じくジョルダーニもまた教えることで生計の下支えをしてい
たと考えられます。6曲は2楽章形式の第4番をのぞいて、第1、第3 & 第5番が
急-緩(ラルゴまたはラルゲット)-急の、そして第2と第6がフィナーレにメヌエ
ットのテンポ指定のある3楽章形式となっています。とりわけセレナードのよう
な、美しくやわらかい緩徐楽章はリラグゼーション効果満点。世界初録音です。

HCD 32408 \2080
モーツァルト:
3つのソナタ集K.Anh.166-ヨハン・アンドレによる弦楽四重奏用編曲
(1)弦楽四重奏曲ト長調Op.32-1(-ピアノ三重奏曲ト長調KV.564)
(2)弦楽四重奏曲ハ長調Op.32-2(-4手のためのソナタ ハ長調KV.521)
(3)弦楽四重奏曲ヘ長調Op.32-3(-4手のためのソナタ ヘ長調KV.497)
ルイジ・トマジーニ四重奏団(ピリオド楽器使用)
ラースロー・パウリク、エルジェーベト・ラーツ(Vn)
エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)バラージュ・マーテー(Vc)
録音:2007年3月7-10日ブダペスト、フンガロトン・スタジオ
プレイエル編曲(HCD.32343)につづいて、トマジーニ四重奏団がまたもやモー
ツァルト作品の編曲アルバムをリリース。ここで編曲を手掛けているのは、プ
レイエルとも親交があり、彼の作品の楽譜出版を任されていた有力な音楽出版
者ヨハン・アンドレ(1741-1799)。作曲家としてのかれは、“アマチュアの独
創的才人”ともいうべきかなりの腕前の持ち主であったと伝えられ、ここに聴
く1793年に出版された3曲もパートの巧みな置き換えほかアレンジのセンスも冴
えています。インマゼール率いるアニマ・エテルナにも参加するパウリクをは
じめ、ピリオド一線の名手で構成されたアンサンブルの力もあり、モーツァル
トのオリジナルを知らなくても、また聴き比べでは一段と楽しみも膨らみます。
演奏にあたってはブダペストにあるフェレンツ・リスト音楽院のアーカイヴに
所蔵されていた、初版楽譜を使用しています。





<INTEGRAL>
INTEG 221158 \2350
(1)サン・ジョルジュ:弦楽四重奏曲 作品14の1-5
(2)モーツァルト:弦楽四重奏曲第5番
アンタレス四重奏団

INTEG 221101 \2350
(1)サン・ジョルジュ:弦楽四重奏曲 作品1の1-5
(2)モーツァルト:弦楽四重奏曲第4番
(3)モーツァルト:弦楽四重奏曲第5番
アンタレス四重奏団
熱狂的ファンが多いサン・ジョルジュ!
春一番の弦楽四重奏曲2タイトルついに追加登場。




<haenssler>
93 209 \2250
ジムロ、頓挫したコンサート・ツアー-新ユダヤ楽派の六重奏曲
(1)プロコフィエフ:ユダヤ主題による序曲
(2)グリゴーリ・クレイン:前奏曲
(3)アクロン:子供の組曲
(4)ハイェス:パレスチナ組曲
(5)アクロン&ベリソン:シェル
(6)アクロン:ショーレム・アッシュの「殉教」のための付随音楽から2つの小品
(7)スティルマン:ハシディック狂詩曲
ヘン・ハレヴィ(Cl)、フォーグラーSQ、ヤーシャ・ネムツォフ(Pf)
革命でロシアを離れたペテルブルグ音楽院出身のユダヤ人音楽家たちが、エル
サレムに音楽寺院(?)を設立しようという志で、資金調達のため結成した合奏
団ジムロ。クラリネット、弦楽四重奏とピアノという六重奏で、アメリカで再
会した学生時代の級友プロコフィエフに「ユダヤ主題による序曲」を書かせた
ことで名が残っています。しかしクラリネット奏者シメオン・ベリソンがあま
りに頭角を現しすぎてスターになってしまい、合奏団は自然解散となりました。
当アルバムは、ジムロゆかりの曲と、同じ編成で書かれたロシアおよびポーラ
ンド系ユダヤ人作曲家の作品が集められています。クレズマー・バンドを思わ
す編成の生み出す特異な響き、ムンムンと立ち昇る異教的匂いと哀調に満ちた
ユダヤの調べが胸に染み入ります。




<radio france>
FRF 001 \2780
タンスマン:歌劇「誓い」
伯爵夫人:マリー・ドヴェルロー(Sop)、
伯爵:ジャン=セバスティアン・ブー(Br)、
ホセ:ファブリス・ダリ(Ten)、ゴランフロ:アラン・ガブリエル(Ten)、
ロザリー:デルフィーヌ・エダン(Ms)、エリック・ジェノヴェーズ(語り)、
フランス放送Cho、
アラン・アルティノグリュ(指)
フランス放送フィル
昨今ようやく本領の交響曲や器楽曲の録音が出始め、ギター一色だったディス
コグラフィに彩が加わった感のあるタンスマン。ついにオペラの登場です。2場
から成る「誓い」はバルザックの「ラ・グランド・ブルテッシュ」に基づき、
妻の浮気相手のスペイン男を殺害して壁に塗りこむ伯爵の話。1953年に作曲さ
れ、翌年クリュイタンスの指揮で放送初演されました。タンスマン自身は「叙
情的挿話」と命題しており、作風的にはヴィリズモ風。血なまぐさく狂気に満
ちた世界が色彩豊かな管弦楽法で描かれます。アーンやオッフェンバックのオ
シャレな歌唱で最近注目のドヴェルローが迫真の演技を披露、ピアニストとし
ても知られる指揮者アルティノグリュの統率力も光ります。





<harmonia mundi France>
HMC 901990 \2450
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」
(2)同第14番「死と乙女」
エルサレムSQ
イスラエルのフレッシュなイケメンたちによるエルサレムSQ。彼らの第5弾は
シューベルトの名作2篇。年齢的には若くとも、1993年結成なので、アンサン
ブルとしては完璧なまでに息のあったところを見せてくれます。ちょうどシュ
ーベルトがこれらの曲を作曲したのと同年代の彼らが、シューベルトの闇と深
みよりも、ナイーヴな心の動きや悩みを等身大に描いていて心打たれます。




<SUPRAPHON>
=アンチェル生誕100周年アニヴァーサリー=
SU 7015(DVD-Video) \2980
モノクロ 字幕:英・独・仏
(1)スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(3)[ドキュメンタリー]“カレル・アンチェルとはだれ?”
ヘンリク・シェリング(Vn)
カレル・アンチェル(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
収録:(1)1968年5月12日プラハ、市庁舎、スメタナ・ホール(ライヴ) 
(2)1966年5月28日(ライヴ) (3)1969年プラハTV製作
チェコが誇る世界的な指揮者カレル・アンチェルが生まれて、ことし2008年で
ちょうど100年。これを記念するにふさわしいビッグタイトルが母国SUPRAPHON
からリリースされます。1968年「プラハの春」オープニング・コンサートにお
ける「わが祖国」ライヴ。すでに同一内容のCD(CR.0292)が出ており、そのすば
らしさは広く知られるところですが、映像作品としては「高い城」のみが映像
化されているものの、全曲ではもちろんはじめて。このライヴ映像は単なる演
奏会の記録にとどまらず、本来の言葉通り、1968年に起きた自由化改革運動で
ある「プラハの春」の貴重なドキュメントであり、歴史的にはかりしれない意
味合いを持つものとして永らく記憶され続けることでしょう。
カップリングのシェリングとのベートーヴェンは、こちらも内容の同じアルバ
ムが以前PRAGA(廃盤)で出たことがありますが、映像としては初のリリース。
ファンには堪えられないものといえそうです。



<EUROARTS>
20 72138(DVD-Video) \2900
字幕:英・独・仏・西
「タングルウッドのバーンスタイン」
(1)ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
(2)同:交響曲第4番ホ短調Op.98
(3)[特典映像]タングルウッドのバーンスタイン
レナード・バーンスタイン(指)
ボストン交響楽団
収録:1972年8月タングルウッド(ライヴ)
[映像制作:ユニテル・クラシカ]
生誕90周年を記念してリリースが活況を呈する巨匠バーンスタイン。シューベ
ルトの「ザ・グレイト」(20.72168)、ショスタコーヴィチの第1番(20.72158)に
つづいて、このたびEUROARTSより登場するのは、タングルウッド音楽祭におけ
るブラームスのライヴ。
“タングルウッドに戻るたびにいつも、私はなつかしい気持ちで満たされます、
でも、1972年のこの夏は、こよなく愛したブラームスのシンフォニーを振って
いたクーセヴィツキーのことがとりわけ鮮明な思い出となっています。”
-レナード・バーンスタイン1972年
1940年に若き日のバーンスタインはクーセヴィツキーのもと、ここタングルウ
ッド音楽祭から指揮者としての第一歩を踏み出しました。また、かれは当ライ
ヴより2年後の1974年には、クーセヴィツキー生誕100周年記念コンサートをタ
ングルウッドでボストン交響楽団を指揮しています。こうした背景も絡んでの
ことでしょうか。第2番のフィナーレに、第4番でのパッサカリアと、ここでの
レニーは憑かれたように燃えに燃えまくっています。やはりライヴによるウィ
ーン・フィルとの全集(1981、1982年)もそうでしたが、バーンスタインのたい
へん情熱的なアプローチとブラームスとの相性の良さを当ライヴにより再認識
されることでしょう。

20 72388(DVD-Video) \2900
字幕:英・独・仏・西
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」 全曲
[ボーナス]開演前説
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルン放送交響楽団
収録:1984年ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール(ライヴ)
(映像制作:ユニテル・クラシカ)
スペシャリスト、クーベリックによる「わが祖国」といえば、90年のチェコ・
フィルとの記念碑的ライヴや、弦の美しさが際立つボストン響とのセッション
録音ほか、それぞれが特徴ある名演揃い。このたびEUROARTSから登場する長年
の手兵バイエルン放送響とのライヴ映像は、すでにCD(ORFEO.115841)でも知ら
れるとおり、クーベリックの数ある同曲異演のなかでも燃焼度と完成度の高さ
によってほまれ高い内容です。ライヴでは燃え上がる巨匠の指揮姿を目の当た
りにすると、よりいっそうの興奮と感動をおぼえます。

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08-04 No.20-1

2008年04月24日 17時48分37秒 | Weblog
<Edition HST自主制作>
HST-053 \2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):疾風怒濤交響曲集第一巻
変ロ長調 Bryan B2(ca.1771-72)
変ホ長調 Bryan Es5(ca.1772-73)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ(リーダー:松井利世子)
指揮;室伏 正隆
録音:2008年2月、東京オペラシティ・リサイタルホールでのライヴ録音
変ロ長調交響曲Bryan B2は、カタログ記載年などから、イタリア留学時代また
は直後の作曲と想定される。
1775年パリ、ブリュー社よりOp.18-3として出版され、他人の作品をよく利用し
ていたモーツァルトはさっそくハ短調モティーフを自身のソナタへ転用した。
またロンドンでは、20世紀までヨゼフ・ハイドン作( Hob.I:B13 )として伝承
された。

HST-054 \2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):後期ピアノ作品集
3つのピアノ・ソナタ変ホ長調、ト短調、ト長調(1812)
アダージョ ニ長調(1799)/ファンタジー ニ長調(1808)
変奏曲イ長調(1787)/カンタービレ-交響曲ヘ長調(1780)
江間理恵(ピアノ)
録音:2008年3月、三鷹文化センター風のホールでのライヴ録音
ヴァンハルは、1780年代後半、精神病完治から交響曲や弦楽四重奏曲などの世
俗音楽作曲を断筆し、それ以降は教会音楽や弟子生徒たちの教材としてのソナ
チネやソナタ作曲に専念した。




<メキシコ州立交響楽団>
752435 18141 2枚組 \2700
CD1「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭2002」
(1)ボッケリーニ:交響曲第4番ニ短調「悪魔の家」
(2)ポンセ:エストレリータ
(3)ポンセ:ガヴォット
(4)ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
(5)シューベルト:楽興の時第3番(アンコール)
CD2「マンハイム・ローゼンガルテンハレ2003」
(8)プーランク:2台のピアノ協奏曲
(9)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
(10)ヒメネス:ルイス・アロンソの婚礼 (アンコール)
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
(4)アルフォンソ・モレノ(ギター)
(8)ノラ・エメディ&アーメド・アブ=ザーラ(ピアノ)
録音:
CD1:2002年6月21日
CD2:2003年10月3日
1枚目は、あのバティスが由緒あるシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭に出
演した記録。CDでは初レパートリーとなるボッケリーニの「悪魔の家」では転
げるような凄まじい前進力でいきなりエキサイト。お得意のアランフェスでは
お馴染みのアルフォンソ・モレノが聴かせます。アンコールではドイツを意識
してかシューベルトの楽興の時。楽しいですね。
2枚目は2003年マンハイムでの録音。これもCD初レパートリーのプーランク:
2台のピアノのための協奏曲を収録。メインは得意のベートーヴェン:「田園」
です。

752435 18142 2枚組 \2700
(1)チャベス:交響曲第2番「インディオ」
(2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
(3)スクリャービン:左手のための夜想曲(アンコール)
(4)ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ
(5)レブエルタス:センセマヤ、
(6)マルケス:ダンソン第2番、
(7)コープランド:エル・サロン・メヒコ、
(8)モンカージョ:ウアパンゴ
(9)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
(10)ショスタコーヴィチ:祝典序曲
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
(2)(3)マーク・ゼルツァー(Pf)
録音:2005年9月5日北京、ライヴ
2005年9月5日、手兵メキシコ州立響を引き連れた我らがバティスは日本を素通
りして、北京にいた。ソリストにはカラヤン、ムター、ヨーヨー・マとブラー
ムスの3重協奏曲を入れたこともあるマーク・ゼルツァーがパリ・ライヴ
(752435 18129)に引き続き登場。2枚目は小品集でお得意のレブエルタスに始ま
り、本当のメキシコ人による「エル・サロン・メヒコ」など挟みつつショスタ
コの祝典序曲で盛り上がります。

752435 18143 2枚組 \2700
エンリケ・バティス2006スペイン・ライヴ
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
(2)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
(3)ブクステフーデ(チャベス編):シャコナ
(4)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
エンリケ・バティス指揮
メキシコ州立交響楽団
(1)(2)レオネル・モラレス(Pf)
録音:2006年1月15日サラゴサ、スペイン、ライヴ
スペインのサラゴサでの2006年1月の演奏会ライヴ録音。1枚目はキューバ出身
でスペイン在住のピアニスト、モラレスを迎えてのラフマニノフのピアノ協奏
曲。ピアノの調律がちょっと惜しいですが、かなりの盛り上がりです。軽いラ
テン系なトランペットがいい味出しています。2枚目はいつものブクステフーデ
の後、得意のベートーヴェン:エロイカ。小気味よい快速テンポでクライマッ
クスに突き進み、繰り返しありなどバティス節健在ですが全集盤より洗練され
た演奏になっています。

752435 18149 2枚組 \2700
シルベストレ・レブエルタス:管弦楽作品集
(1)センセマヤ -蛇殺しの唄- (1937年)[管弦楽団:3]
(2)トッカータ(1933年)[管弦楽団:2]
(3)森の入口 -クァウナウァク- (1930年)[管弦楽団:1]
(4)会話のための音楽(鉄道敷設/砂漠)(1938年)[管弦楽団:1]
(5) 窓(1931年)[管弦楽団:1]
(6)組曲「網」(1935年)[管弦楽団:3]
(7)ハニツィオ(1936年)[管弦楽団:1]
(8)オチョ・ポル・ラディオ(ラジオ向きの八重奏曲)(1933年)[管弦楽団:2]
(9)ガルシア・ロルカへの賛歌(1936年)[管弦楽団:3]
(10)道(1934年)[管弦楽団:1]
(11)「マヤ族の夜」(リマントールの編曲)マヤ族の夜/どんちゃん騒ぎの夜/
ユカタンの夜/呪術の夜(1939年)[管弦楽団:1]
エンリケ・バティス指揮
[管弦楽団:1]
メキシコ・シティ・フィルハーモニー管弦楽団
[管弦楽団:2]
ロイヤル・フィル
[管弦楽団:3]
メキシコ州立交響楽団
バティスの「メキシコ音楽シリーズ」(ASV)からレブエルタス作品を集めたも
の。今までオムニバスでしか聴けなかったためレブエルタスを聴きたい方には
ありがたい。
メキシコの鬼才シルベストレ・レブエルタスが作曲した管弦楽作品の数々。妖
しいムードがいっぱいの音楽ばかりと思われがちだが、実は至極まともな作品
もある。一方、気が狂ったかのように叩かれる打楽器、猛々しく咆哮する金管
楽器...レブエルタスの最高傑作とまで言われている「マヤの夜」をご存知の方
も多かろう。時にはコープランドの影響を伺わせ、執拗に繰り返されるリズム
・オスティナートなどは、ストラヴィンスキーなどの影響も伺わせる。また、
とりわけ重要な作品として取り上げられるのが「センセマヤ」だ。この作品は
ニコラス・ギレンの詩に基づくもの。メキシコの鬼才エンリケ・バティスは、
爆演系指揮者として定着しているが、作品によっては非常にセンシティブな演
奏を披露し、我々聴衆を嬉しい形で裏切ってくれる指揮者だ。このレブエルタ
スの作品集の中にも、色んな表情を持った作品があり、情緒不安定な作曲家の
心の内を見事に再現していると言えよう。

752435 18154 2枚組 \2700
「グアナフアト大学交響楽団2007年中国ライヴ」
ガリンド:マリアッチの響き
チャイコフスキー:交響曲 第5番 作品64
ヨハン・シュトラウス二世:
「ジプシー男爵」序曲/「こうもり」序曲/春の声/美しく青きドナウ/ピチ
カート・ポルカ
(以下アンコール曲)
レブエルタス:組曲「マヤ族の夜」-どんちゃん騒ぎの夜
モンカージョ:ウアパンゴ
ビゼー:「アルルの女」より ファランドール
ヨハン・シュトラウス二世:ラデツキー行進曲
エンリケ・バティス指揮
グアナフアト大学交響楽団
録音:2007年北京、ライヴ
このアルバムはお馴染みのメキシコ州立響ではなくメキシコの名門グアナフア
ト大学のオーケストラと中国にお目見えしたアルバム。
指揮者のバティスによるチャイコフスキーの交響曲第5番は、これまでロンド
ン・フィルハーモニー管弦楽団と、メキシコ州立交響楽団の録音があった。ロ
ンドン・フィルとは正攻法の、メキシコ州立響とは爆演と言える内容のものだ
ったが、このあまり耳にしない交響楽団の演奏は、2007年の録音らしく、やは
り「爆演系」である。最近の録音のメキシコ州立響と同じスタイル。シュトラ
ウス二世もさることながら、お楽しみはアンコールの4曲だろうか。
オケのテクニックは、メキシコの学生オケということで「ご愛嬌」なところも
あるが、内容自体はバティス節全開で楽しめます。




<ALTARUS>
AIRCD9034 \2080
サムイル・フェインベルク(1890-1962):
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調(1930)
(2)幻想曲第2番(1919)/練習曲Op.11-1、Op.11-4(1919)/前奏曲Op.8-2、
Op.8-4(1917)/3つの前奏曲(1923)/子守歌(1927)/夢(1955)子供のためのアル
バム(1961-62)より抜粋
クリストフ・シロドー(Pf)、
(1)レイフ・セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィル
録音:(1)1998年4月ライヴ
サムイル・フェインベルクはロシア・ソヴィエトの作曲家で生前はヴィルトゥ
オーゾ・ピアニストとして名声を博した。作曲家としては後期ロマン派から無
調への接近がみられるが、19世紀型のコンポーザー・ピアニストの資質を持つ
彼の音楽は半音階的な語法によりつつもドラマティックなロマン派である。ス
クリャービン、ベルクへの近親性を持ちつつ、私見ではロシア音楽に愛着を持
っていたイギリスの作曲家アーノルド・バックスを強く想起させる。世界初録
音となるピアノ協奏曲第1番は冒頭の半音階的モティーフが繰り返され徐々に
クライマックスを築いてゆく。暗い北方の叙情を感じさせる名作である。
シロドーはモスクワ音楽院で学んだフランスのピアニスト・作曲家。フェイン
ベルクのソナタ集のCDも出している(BIS)。





<ARTS>
47735-8(SACD-Hybrid) 2枚組 \4160
ビーバー:ロザリオのソナタ(ソナタ第1-15番、パッサカリア)
リッカルド・ミナーシ(Vn)
ビッツァリエ・アルモニケ
録音:2005年9月、2006年1月、
大作『ロザリオのソナタ』に新たな注目盤が登場。演奏のリッカルド・ミナー
シは、イル・ジャルディーノ・アルモニコの元メンバーで現在はビッツァリエ
・アルモニケやアカデミア・ビザンティナでも活躍するヴァイオリニスト。鮮
やかな妙技をSACDのみずみずしい音質で堪能してください。

47722-8(SACD-Hybrid) \2080
「グァテマラとボリヴィアのヴェネツィアの作曲家」
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785)、
ジャコモ・ファッコ(1670-1757)、
アントニオ・ガエターノ・パンパーニ(1705?-1775)
のアリア集
アニバル・E.・チェトランゴロ指揮
アルバロンガ
ロベルタ・ポッツァー(S)
シルヴァ・ポッツァー(S)
ヴィンチェンツォ・ディ・ドナート(T)
録音:2007年6月イタリア、パドヴァ
ガルッピをはじめとしてヴェネツィアを中心に活躍した作曲家たちの作品を収
録。 彼らの作品はヨーロッパのみならず新大陸へも楽譜が持ち込まれ、盛んに
演奏された。しかしその後、楽譜は散逸し忘れられてしまった。このCDは新大
陸で発見され、ヨーロッパでも忘れられていた作品の楽譜に基づいた演奏。イ
タリア語で日の出の丘を意味するアルバロンガのみずみずしい演奏が素晴らし
い。




<ENSENBLE MODERN>
EMCD003 2枚組 \4160
CD1)
ヘルムート・ラッヘンマン:
アウスクラング(終焉)-ピアノと管弦楽のための(1984-85)
CD2)
リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲
マルクス・シュテンツ指揮
アンサンブル・モデルン・オーケストラ
ウエリ・ヴィゲット(Pf/CD1)
録音:2005年10月20日(CD1)、
2005年9月20日(CD2)、ともにライヴ
ラッヘンマンとR.シュトラウス!? 妙なカップリングだが、アンサンブル・モ
デルンがアルプス交響曲をやるということの方が驚き。いつもガリガリ、キコ
キコと特殊奏法ばかりやらされている鬱憤が溜まってシュトラウスのようなよ
く鳴るオーケストラ曲をやりたくなったんだろうか?特に金管パートはやりが
いがあるだろう。
ラッヘンマン作品は管弦楽とピアノといっても協奏曲ではなく、関係は対等の
ようであり、オケとピアノの、ぽつぽつといった禁欲的な音のやりとりが続く
と思いきや、突然クラスターの楔が打ち込まれるといった、例によって例のラ
ッヘンマン節である。東洋の書を思わせるモノクロームの響きには凄惨な美し
さがある。さてアルプス交響曲だが、現代音楽の名手ばかりがそろったオーケ
ストラがクラシックのしかも華麗なオーケストラ曲を演奏すると一体どうなる
かという好奇心をみたしてくれる大変シャープでクリアな名演である。こうし
た試みは今後もぜひやってもらいたい。

EMCD004 \2080
ヘルムート・ラッヘンマン:ヌン
ディートマー・ヴィースナー(Fl)
ウーヴェ・ディエルクセン(Trb)
スコラ・ハイデルベルク
マルクス・シュテンツ指揮
アンサンブル・モデルン・オーケストラ
録音:2005年10月20日ライヴ
大管弦楽と独奏フルートと独奏トロンボーン、そして混声ヴォーカル・アンサ
ンブルのための大作。こちらもスタティックな音の運びのなかに独自の緊張し
た時間が続く。管楽器の風奏、ノイズ、プリペアード・ピアノ、などオーケス
トラを完全に解体した巨大なカオスが延々と広がる。

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08-04 No.20-2

2008年04月24日 17時48分05秒 | Weblog
<RCD>
RCD30111 \1850
ウラディミール・ゲーニン(1958b)室内楽作品集
(1)2つの流動的なパントマイム付きの間奏曲(ヴァイオリンとピアノのための
トリプティーク)
(2)ラスト・モーメンツ(X.エヴァンゲリスタの詩によるソプラノ、チェロと
ピアノのための7つの歌)
(3)オ・デュオ・オ...(チェロとヴァイオリンのための)
(4)ダブル・エスプレッソ・プラス(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
(2)タチアナ・クインジ(Sop)、
(1)(3)(4)タチアナ・ユーリエワ(Vn)、
(2)(3)(4)アルセニー・コトリアレフスキー(Vc)、
(1)(2)(4)ウラディミール・ゲーニン(Pf)
録音:2007年
ゲーニンはロシアの中堅世代に属する作曲家で、いわゆるヨーロッパの前衛音
楽世代とは大きく異なる。調性、無調、旋律、民族音楽などを折衷させつつ独
自のロマン的な音楽を作る。時にシュニトケ、ヘンリー・カウエル、アラン・
ホヴァネス、佐藤聡明を思わせ、アイデアも大変興味深く、ECMが好みそうな
作曲家である。



<ARTA>
F 10160 \2080
ヴァーツラフ2世の時代の音楽(1271-1305)
[ヴァーツラフ2世の戴冠式]
Hinc ac inde gyra / Conductus; Baculi sollempnia
Cantio; Hospodine, pomiluj ny / Antifona; Domine, in virtute tua
Conductus; Sol sub nube latuit
[ズブラスラフの教会堂の定礎式]
Ordo, cui cor do / Lectio de fundacione nove ecclesie in Aula Regia
Introitus; Rorate, celi, desuper / Kyrie; Immense conditor
Graduale; Prope est Dominus / Conductus; Nove geniture
[ズブラスラフ修道院の創設]
Christo servite, fratres / Lectio de fundacione Aula Regia nominata
Conductus Si Deus est animus / Antifona; O pietatis Deus
Moteto; Congaudeant catholici
[国王ヴァーツラフ2世の死]
Heu me ! O dolor, o plus quam dolor /
De lamentatione Jeremiae prophetae
Conductus; Pange melos lacrimosum / Lectio de fletu in Aula Regia
Tropus; Ach, homo fragilis
[国王の間、慈悲深き元后]
Gloria; Spiritus et alme / Antifona; Salve, nobilis virga Yesse
Antifona; Salve, regina
イジー・ホンダ(指揮、朗読)
スコラ・ベネディクタ
プシェミスル朝のボヘミア王ヴァーツラフ2世(1271-1305、在位1278-1305)の、
プラハ近郊のズブラスラフにおけるシトー派修道院の創設にまつわるプログラ
ムを収録。スコラ・ベネディクタは8名の女性歌手から成るヴォーカル・アン
サンブルです。




<ARS PRODUKTION>
ARS 38464 \2180
ショパン(1810-1849):ポーランド歌曲集 Op.74(全19曲)
アンナ・ハッセ(メゾソプラノ)
ウルリヒ・シュテルク(ピアノ)
録音:2007年4月、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38468 \2180
ルイーズ・エリット=ヴィアルド(1841-1918):
ピアノ四重奏曲イ長調 Op.1/同ニ長調 Op.11/同ニ短調(作品番号無し)
アンサンブル・ヴィアルド
アレクサンダー・バルタ(ヴァイオリン) ユリア・マイ(ヴィオラ)
トーステン・エンケ(チェロ) シュテファン・キーファー(ピアノ)
録音:2005年3月3-7日、ドイツ、ブレーメン放送ホール
ルイーズ・エリット=ヴィアルドはショパンのマズルカを歌曲に編曲したこと
でも知られる歌手・作曲家ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910)の娘で、作曲家
・歌手として活躍しました。

ARS 38469 \2180
ユリウス・レントゲン(1855-1932):
チェロ・ソナタ第13番嬰ハ短調(1931)(*)
無伴奏チェロ・ソナタ(1928)
チェロ・ソナタ第11番ニ短調(1930)(*)
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.3(1872)(*)
ジャン・ドゥクロース(チェロ)
ダニエル・ドゥシェンヌ(ピアノ(*))
録音:2007年2月1-4日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38473 \2180
アルトゥール・ダンゲル(1931-):3つの歌曲集
ローゼ・アウスレンダー歌曲集 Op.99(2004/2005)(*)
ハイネ歌曲集(Zur Pllea)Op.101(2005)(*)
トゥリーニ歌曲集 Op.87(2000)(+)
ドミニク・ヴェルナー(バスバリトン)
ジーモン・ブーハー(ピアノ(*))
フェリツィタス・シュトラック(ピアノ(+))
録音:2006年7月6-7日、11月13-16日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル
教会

ARS 38476 \2180
フェスティヴォ! ピッコロトランペットとオルガンのための音楽
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):協奏曲ニ長調
J・S・バッハ(1680-1750):
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 BWV1006 から
ロンド風ガヴォット
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
ソナタ ニ短調 Op.5 No.12「ラ・フォリーア」
トマゾ・アルビノーニ(1671-1750):アダージョ ト短調
J・S・バッハ:カンタータ第147番 BWV147 から 主よ、人の望みの喜びよ
ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):シンフォニア ニ長調
ジャンバッティスタ・マルティーニ(1706-1784):トッカータ ニ長調
トマゾ・アルビノーニ:協奏曲変ロ長調
ヘンリー・パーセル(1659頃-1695):ソナタ
フランツ・ヴァーグナーマイヤー(ピッコロトランペット)
ロベルト・コヴァーチ(オルガン)
録音:2007年7月10-13日、オースストリア、ザンクトフロリアン参事会聖堂

ARS 38478 \2180
Incontri[出会い] チェンバロとアコーディオンのための音楽
アルマン=ルイ・クープラン(1727-1789):
2台のチェンバロのためのサンフォニー(*/+)
レオニード・バシュマコフ(1927-):
アコーディオンとチェンバロのための4つのインヴェンション(1985)(*/+)
フランソワ・クープラン(1668-1733):
「クラヴサン奏法」から 前奏曲第2,4,7番(*)
レイフ・カイサ(1919-2001):即興曲(1991)(+)
ヨハン・マッテゾン(1681-1764):2台のチェンバロのための組曲(*/+)
ティメ・エアヴァズ(1943-):Incontri[出会い](*/+)
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)/アンカ・ズラテヴァ編曲:
シュメン小品集 Op.29 から 歌,ラチェニスタ(*/+)
デュオ・ディアゴナル
アンカ・ズラテヴァ(チェンバロ(*)) アダム・エアヴァズ(アコーディオン(+))
録音:2007年9月22-25日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38480 \2180
春の月夜に
マクシミリアン2世時代、エマヌエル・ガイベルと
ミュンヘン派詩人グループ・メンバーの詩によるロマンティック歌曲集
フランツ・ラハナー(1803-1890):
私は行かねばならない/ムート/夜の歌/物静かな睡蓮
ペーター・コルネリウス(1824-1874):春に/一つの音/月夜に
リスト(1811-1886):
f青春の幸福/再びあなたに会えるだろうか/物静かな睡蓮
フランツ・ラハナー:けだるい夕べの歌/浮気者
アドルフ・イェンセン(1837-1879):別れ/ばらの季節/深夜に小枝の下で
マックス・ブルッフ(1838-1879):タンホイザー
ヨゼフィーネ・ラング(1815-1888):
私があなたに初めて会ったとき/そうであってはならない
固い椅子を私は見下してきた
ヴィンツェンツ・ラハナー(1811-1893):最後のイクチオサウルス
マルティン・ブルンス(バリトン)
クリストフ・ハンマー(フォルテピアノ)
録音:2006年5月4-7日、バイエルン放送スタジオ1
使用楽器:
1843/1847年、ウィーン、ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー製

ARS 38481 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ ニ長調 BWV1028(*/+)
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007(*)
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009(*)
フーガ イ短調(+)/前奏曲とフーガ(コダーイ編曲)(*/+)
ドゥオ・ポスティリョーネ・シュトッゥトガルト
ヴォルフガング・シュルツ(チェロ(*)) 
ギネッテ・コステンバーダー(ピアノ(+))
録音:2007年8月30日-9月1日、ドイツ、プッパータール、インマヌエル教会

ARS 38483 \2180
テオドール・ブルーマー(1881-1964):弦楽三重奏曲 Op.55
マックス・レーガー(1873-1916):弦楽三重奏曲 Op.77b
新ヴッパータール弦楽三重奏団
ヤコプ・シャッツ(ヴァイオリン) ミヒャエル・ゲールマン(ヴィオラ)
デニス・クロトフ(チェロ)
録音:2007年5月、ドイツ、エルバーフェルト市教会

ARS 38811 \2180
プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.1
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):協奏交響曲ヘ長調 Ben113(1792)
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813):交響曲ハ長調 Bryan C17
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル:交響曲イ長調 Ben155(1792?)
パウル・ヴァイゴルト(指揮)
ジェール・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2007年11月11日、オーストリア、イプス・アン・デア・ドナウ、
Mag.Adi・ショーバー音楽スタジオ

ARS 38901 \2180
ティミーはどんなふうに音楽好きになったの? 子供のための音楽の時間旅行
J・S・バッハの作品、他
アンドレアス・ハース(台本作者、語り、フルート)、他
ガビ・フンク(挿絵)
録音:2003年11月1-3日、ドイツ、ラインラント、ムーフ
おそらくドイツ語圏の子供のために制作された、音楽と語り(ドイツ語)による
アルバム。絵本のようなブックレットもドイツ語のみの表記となっています。

ARS 38902 \2180
フレデリク・ショパン 音楽と朗読によるポートレイト
ソンヒ・キム=ヴュスト(ピアノ)
ハンス・ヴェルナー・ヴュスト(台本作者、朗読)
録音:2004年3月25-26日、2007年5月1日
シューマンのピアノ曲と朗読(ドイツ語)で構成されたアルバム。「聴く本 Ein
Horbuch」シリーズの一枚で、ブックレットもドイツ語のみの表記となっています。

ARS 38903 \2180
フリードリヒ・フォン・シラー(1759-1805)原作/
ゴットフリート・ブルーメンシュタイン台本:Tausendsakerlott
「群盗」、「たくらみと恋」、「ヴァレンシュタイン」、「Balladenjahr」、
「メッシーナの花嫁」、「ヴィルヘルム・テル」、「デメートリウス」から、

ニュー・エリジウム・シュプレッヒクヴァルテット
シュターツシャウシュピール・ドレスデン
「ゴットフリート・ブルーメンシュタインにより巧妙に短縮され大胆に書き直
された全作品」とのことで、全編ドイツ語のラジオ番組のようなアルバム。
ブックレットもドイツ語のみの表記となっています。

ARS 38904 \2180
ティミーとヨーロッパの音楽 子供のための音楽の幻想旅行
ヴィヴァルディ:「四季」、他
アンドレアス・ハース(台本作者、語り、フルート)、他
ガビ・フンク(挿絵)
録音:2005年5月27-29-3日、ドイツ、ラインラント、ムーフ
おそらくドイツ語圏の子供のために制作された、音楽と語り(ドイツ語)による
アルバム。絵本のようなブックレットもドイツ語のみの表記となっています。




<SOMM>
SOMMCD 073 \2180
ジョージ・ウェルドン・コンダクツ・エルガー
エドワード・エルガー(1857-1934):
演奏会用序曲「南国にて」(アラッショ)Op.50(*)
海の絵 Op.37(#/*)
創作主題による変奏曲(エニグマ)Op.36(+)
グラディス・リプリー(アルト(#))
ジョージ・ウェルドン(指揮)
ロンドン交響楽団(*)
フィルハーモニア管弦楽団(+)
録音:1954年、アビーロード・スタジオ1(*)
1953年、ロンドン、キングズウェイ・ホール(+)
原盤:EMI(オリジナル・テープからのリマスター)
ジョージ・ウェルドン(1908-1963)はチチェスターに生まれ、マルコム・サー
ジェントに師事した英国の指揮者。1944年にバーミンガム市交響楽団首席指揮
者に就任し楽団の技量を高めましたが、1951年突然解雇され(直前に辞任した
という説もあり)、この件に憤慨したジョン・バルビローリのはからいでハレ
管弦楽団の副指揮者となりました。国際的知名度は高いとは言えませんが、英
国ではいまだに人気があり、EMIに残した録音がかなりCDで復刻されています。

SOMM-BEECHAM 23 \2180
ビーチャム・コレクション
モーツァルト(1756-1791):交響曲第29番イ長調 K.201(*)
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):交響曲第3番(+)
グリーグ(1843-1907):4つの交響的舞曲 Op.64(+)
トマス・ビーチャム(指揮)
BBC交響楽団(*)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(+)
録音:1956年10月10日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(*)
1955年12月クリスマス・ナイト、マイダ・ヴェール・スタジオ1(+)
オルウィンの交響曲第3番はこれが初演です。

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