クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-04 No.15-1

2008年04月17日 17時31分45秒 | Weblog
<PentaTone>
PTC 5186 326(SACD-Hybrid) \2850
シューマン:交響曲第1番変ロ長調《春》Op.38/同第2番ハ長調Op.61
ローレンス・フォスター(指揮)、
チェコ・フィルハーモニック管弦楽団
NHK交響楽団や東京都交響楽団への客演で日本でもお馴染みのアメリカ人指揮者
ローレンス・フォスターと、東欧チェコが世界に誇るチェコ・フィルのコンビ
がシューマンの交響曲を携えてペンタトーン(PentaTone)に初登場!
堅実な音楽造りとストレートな表現で世界的に評価を受けているローレス・フォ
スターはチェコと同じ東欧のルーマニアをルーツとしており、目に見えない精
神的な部分でのチェコ・フィルとのリンクが演奏に反映されていても不思議で
はない。好感度の高い充実のシューマンの登場である。2007年10月、「芸術の
家」ドヴォルザーク・ホール(プラハ)での録音。

PTC 5186 171(SACD-Hybrid) \2850
リスト:超絶技巧練習曲集S.139
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
高音質の復刻盤として活発なリリースを続けるクァドラフォニック(RQR/4チャ
ンネル録音)シリーズの最新作。フィリップス録音の歴史的名盤として親しまれ
続けてきたシェリングのパガニーニがSACDハイブリッド盤で新たに復活!
南米のチリに生まれ、リストの弟子であるクラウゼの門下生でもあった20世紀
を代表するピアノ界の巨匠アラウの「超絶技巧練習曲集」。風格漂うアラウの
リストが高音質のサラウンドで蘇る。1974年3月の録音。




<Etcetera>
KTC 1358 \2250
18世紀ラテン・アメリカのヴィリャンシーコ ――
フアン・デ・アラウホ(1646-1712):Avecillas sonoras
ドメニコ・ツィポリ(1688-1726):Verso 14, 15
セバスチャン・ドゥロン(1660-1716):Duerme Rosa y descansa
サンティアゴ・デ・ムルシア(1682-1740):Los imposibles
作曲者不詳(17世紀ペルー):
Entre dos alamos verdes、Yo se que no he de ganar
マヌエル・コレア(?-1653):Dime Pedro
トマス・デ・トレヨン・ヴェラスコ(1644-1728):De esta Rosa tan bella
ドメニコ・ツィポリ:Quitasol
ロケ・ジャチント・チャヴァリア(1688-1719):Con tan tierno llanto
マヌエル・ホセ・デ・キーロス(?-1765):
Jesus, Jesus, Jesus, y lo que sube
サンティアゴ・デ・ムルシア:Al verde retamar
フアン・ヒダルゴ(1614-1685):Disfrazado de pastor
アントニオ・デ・サラザール(1615-1715):Tarara, qui yo soy Anton
アントニオ・ドゥラン・デ・ラ・モタ(1672-1736):Pasitico arroyuelos
サンティアゴ・デ・ムルシア:Cumbee
ペドロ・ヒメネス(fl.1646-1668):Cavallero de armas blancas
アントニオ・ドゥラン・デ・ラ・モタ:Gemid con el llanto
マヌエル・メサ・カリーソ(18世紀後期):Oigan, escuchen atiendan
アドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプール(指揮)、
マリス・パヴォン(ソプラノ)、セニア・マイヤー(メゾソプラノ)、
ムジカ・テンプラーナ
今ヨーロッパで話題沸騰中!オランダ発!ラテン・アメリカのバロック音楽演奏
の精鋭集団が登場!
「村人の歌」という意味を持ち中世の舞踊歌を起源とする「ヴィリャンシーコ」
は、16世紀の後半から宗教的な意味合いが重要視されはじめると祝祭日の礼拝
などに用いられるようになるなどスペインやラテン・アメリカで盛ん用いられ
た音楽である。
ハイペリオンから3枚のディスクがリリースされている「ラテン・アメリカのバ
ロック音楽」シリーズや、チャンネル・クラシックスの「ボリヴィアのバロッ
ク」シリーズなどによってその音楽の実態に接する機会が増えてきているラテ
ン・アメリカのバロック音楽。
ファン・デル・スプール&ムジカ・テンプラーナによる「ヴィリャンシーコ」
をテーマとしたこの作品集には、アラウホやツィポリ、デ・ムルシアなどラテ
ン・アメリカの大物作曲家たちの作品が収められており、「ヴィリャンシーコ」
が当時のラテン・アメリカに深く浸透していたという史実が窺い知れる。
アルゼンチンのブエノス・アイレスに生まれ、現在はオランダを拠点としてい
るアドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプール。
ブエノスアイレス時代から古楽アンサンブルを率いて活発な音楽活動を展開し
ていたファン・デル・スプールによって2001年に結成されたが、ラテン・アメ
リカのバロック音楽の精鋭集団ムジカ・テンプラーナである。
ボリヴィアやグァテラマの国立図書館に所蔵されていた楽譜や、南米各地で発
見された手稿譜から当時の音楽を再現させるファン・デル・スプール&ムジカ
・テンプラーナ。古楽&バロック・ファン要注目コンビの登場である!
ちなみにファン・デル・スプールは来る5月-6月に開催される目白バ・ロック
音楽祭2008に来日。話題の鍵盤奏者、西山まりえ氏とのコンビによる公演が予
定されている。

KTC 1311 \2250
ハインリッヒ・シャイデマン(c.1595-1663):チェンバロのための作品集 ――
前奏曲ニ短調/3つの変奏(Betrubet ist zu dieser Frist)/バレエと変奏曲
ヘ長調/アルマンドとクーラント ト長調/Omnia quae fecisiti/2つの変奏
(O Gott wir danken deiner Gut)/涙のパヴーヌ/Mio cor, se vera sei
salamandra/イギリス風のマスカラードと変奏/マスカラード ハ長調/フラ
ンス風アルマンド ニ短調/バレエと変奏曲ニ短調/ファンタジア ト長調/ア
ルマンド ニ短調/クーラントと変奏曲二短調/前奏曲とカンツォン 二短調/
パヴァーヌ ヘ長調/ガリアルドと変奏曲二短調(全曲世界初録音)
ピーター・ダークセン(チェンバロ)
先の来日公演が多くの話題を呼んだフェルトホーフェン率いるオランダ・バッ
ハ協会のメンバーであり、デ・フリントが音楽監督を務めるオランダのピリオ
ド・オーケストラ、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムのメン
バーにもその名を連ねているピーター・ダークセン(デュルクセン)。
チェンバロやオルガンなど鍵盤楽器奏者としての実力はもちろんのこと音楽学
者としても非常に高名なダークセンは、現存する資料に基づき研究を重ねバッ
ハの「ヨハネ受難曲」1724年初演版を完成させるなど、その名は全世界に響き
渡っている。また1742年頃初稿版のバッハ「フーガの技法」(KTC 1348)やシャ
イデマンに関する著作など、その研究成果の功績は計り知れないものがある。
スヴェーリンクの高弟であり北ドイツ・オルガン楽派の創始者の1人でもある
ドイツの音楽家ハインリッヒ・シャイデマンは、17世紀のオルガン作品の重要
な作曲家に数えられており、特にコラールに基づいた作品は傑作として名高い。
1996年にユトレヒトでセバスティアン・ヌネスによって製作された名工ヨハネ
ス・ルッカース1638のレプリカによって奏でられるシャイデマンのチェンバロ
作品は全曲世界初録音。ダークセンの学術的アプローチと、17世紀ドイツ音楽
の融合が新たな作品象を浮かび上がらせる。

KTC 1319 \2250
スヴェーリンク:合唱作品集第2集 ――
詩篇122番《わたしは喜びました》/詩篇42番《鹿が音を立てるのを聞くよう
に》/人よあなたのためにわたしが耐えていることを見てください/詩篇43番
《わたしに変わって争ってください》/わたしに語る者は皆/主よ、御もとに
身を寄せ/わたしについてきたい者は/貧しい人は幸いである/詩篇108番《神
よ、わたしの心は確かです》/詩篇23番《神はその大きな力のもとでわたしを
養います》/詩篇137番《バビロンの流れのほとりに座り》/新しい歌を主に
向って歌え/詩篇110番《全能者はわたしの主人に》/天の元后よ、喜べ/
詩篇99番《さていまこそ》
ヤン・ブッケ(指揮)、
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)、
ピーター・フィリップス(指揮)、
オランダ室内合唱団
第1集では、ピーター・フィリップス、トン・コープマン、ウィリアム・クリス
ティといった宗教音楽の世界的権威たちが指揮を振ったスヴェーリンクの合唱
作品集の第2弾。第1集でもタクトを振るったタリス・スコラーズのディレクタ
ー、ピーター・フィリップス、言わずと知れた巨匠フィリップ・ヘレヴェッヘ、
レオンハルトの門下生でカペラ・アムステルダムの創設者ヤン・ブッケがタク
トを執るなど、前作にも増して豪華な指揮者陣が実現!
詩篇に基づく宗教的なポリフォニー作品、ジュネーヴ詩篇歌集の旋律を定旋律
として用いた作品などを生み出した16世紀末から17世紀初頭におけるネーデル
ランド楽派最大の作曲家スヴェーリンクは、宗教作品やオルガン作品に特に優
れた作品を遺している。ピーター・ダイクストラの首席客演指揮者就任でさら
なるレベルアップを遂げ欧州屈指の名門オランダ室内合唱団による1988年の録
音である。

KTC 1359 2枚組 \4500
レオン・オルテル(1905-1985):管弦楽作品集&室内楽作品集 ――
エヴォケイション/交響曲第3番*/同第4番+/エチュード・カプリース/
歌曲集Op.33/ソナチネ第5番/歌曲集Op.54/奇想曲/歌曲集Op.26/ソナチネ
第6番/形式的な練習曲へのオマージュ
アンク・ラインダース(ソプラノ)、
ルート・ファン・デル・メール(バス・バリトン)、
ジョアン・ベルクヘメール(ヴァイオリン)、
コール・デ・グロート(ピアノ)、セップ・グローテンフイス(ピアノ)、
ジャック・ヘンドリクス(ピアノ)、ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)、
レオン・オルテル(ピアノ)、
ジャン・フルネ(指揮)+、アントン・ケルシェス(指揮)、
ウィレム・ファン・オッテルロー(指揮)*、
オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団、
アムステルダム・フィルハーモニック管弦楽団
レオン・オルテルは、多調や無調という時代の流行とは違う独自の作風の確立
に挑んだ20世紀オランダの作曲家、ピアニスト。またハーグ音楽院ではピアノ
科教授、アムステルダム音楽院では作曲家教授を務めるなど教育者としても後
進の育成にも携わってきたことも知られている。
このオルテルの作品集には1965年から1996年にかけて収録された様々な音源が
収められており、フルネやオッテルローなど、歴史に名を刻む往年の巨匠たち
の貴重な録音に出会うことができる。

KTC 1332 2枚組 \4500
シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.3 ――
ソナタ第16番イ短調D.845,Op.42/同第3番ホ長調D.459/
同第21番変ロ長調D.960/同第9番ロ長調D.575,Op.147
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
19世紀初頭にウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライヒャーに
よって1826年に製作されたシリアルナンバー(2090番)入りの銘器を使用したシュ
ーベルト・シリーズの第3集。
ベルギー鍵盤界の重鎮ヤン・フェルミューレンは、ヴィーラント・クイケンな
ど祖国を同じとする大物アーティストたちとの関係も深い。ソナタ第16番の冒
頭部分からベテランらしい味わい深い演奏が展開される。
2007年7月-8月の録音。

KTC 4024 \2250
フレミッシュ・コネクションVII
アウグスト・デ・ブーク(1865-1937):管弦楽作品集 ――
ダホメニアン狂詩曲/ヴァイオリン協奏曲/夜想曲/納屋で/交響的組曲《ラ
インの小さな王》/2つのフランドル地方の民謡による幻想曲
ニン・カム(ヴァイオリン)、
マルク・スーストロ(指揮)、フランダース放送管弦楽団
フランダース地方の作曲家による管弦楽作品を中心に紹介を行ってきたエトセ
トラ(Etcetera)のシリーズ、「フレミッシュ・コレクション」の第7集。
1865年5月9日にベルギーのメルヒテムで生まれたデ・ブークはブリュッセル王
立音楽院で音楽を学び、ポール・ジルソンから作曲を学んだベルギー国民楽派
の作曲家である。ドラマティックな作風を持つデ・ブークの作品は、近代のオ
ーケストラ作品や吹奏楽ファンにおすすめ。




<Hortus>
HORTUS 056 \2250
ノートルダム大聖堂の音楽-めでたし元后(サルヴェ・レジナ) ――
アンティフォナ:めでたし元后
イヴ・カスターネ(1964-):ミサ・サルヴェ・レジナ
オッフェルトリウム:乙女マリアよ、御身は祝福されたもう
コムニオン:レジナ・ムンディ
プーランク:黒い聖母像への連祷
オリヴィエ・ラトリー(1962-):めでたし元后
オリヴィエ・ラトリー(オルガン)、イヴ・カスターネ(オルガン)、
リオネル・ソウ(指揮)、パリ・ノートルダム聖歌隊
2007年5月に開催された日仏クラシック音楽ビジネス・コンヴェンションで紹介
され、日本の関係者から称賛の声と大きな期待を集めた「ノートルダム大聖堂
(寺院)」での「パリ・ノートルダム聖歌隊」の録音がいよいよ登場。1枚目の
「めでたし元后」はそのタイトルにあるように、荘厳であり厳粛な「めでたし
元后(サルヴェ・レジナ)」が大きなテーマ。
ここではグレゴリオ聖歌による宗教作品とオルガン奏者として録音に参加して
いるラトリー、カスターネの作品を1つに融和させると同時に、1000年という永
き時間を隔てて生み出されたノートルダム大聖堂のための音楽を結び付けてい
る。ノートルダム大聖堂で捧げられるパリ・ノートルダム聖歌隊の聖母マリア
への祈りが音楽という形で込められた崇高な芸術作品である。
2007年10月8日-12日、28日-31日、パリ・ノートルダム大聖堂での録音。

HORTUS 055 \2250
ノートルダム大聖堂の音楽-20世紀の大ミサ曲 ――
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):
2つのオルガンと合唱のための《荘厳ミサ》Op.16
ジャン=ピエール・ルゲ(1939-):ミサ《デオ・グラティアス》
フィリップ・ルフェーヴル(オルガン)、ジャン=ピエール・ルゲ(オルガン)、
イヴ・カスターネ(オルガン)、
ニコレ・コルティ(指揮)、パリ・ノートルダム聖歌隊
「めでたし元后」と同じく「ノートルダム大聖堂の音楽」銘打たれたこの「20
世紀の大ミサ曲」に収録されているのは、ノートルダム大聖堂の音楽と密接に
結びついた2人の音楽家によるミサ曲。
「ウェストミンスターの鐘」が特に知られているヴィエルヌと、現在もオルガ
ニスト、作曲家として活躍中のルゲは、時代こそ違えども共にノートルダム大
聖堂のオルガニストという要職を担っていたという共通点を持っている。
ヴィエルヌの「荘厳ミサ」が1900年に初演されてから100年後となる2000年にル
ゲのミサ曲の初演が行われたというのも、運命のいたずらではなく定められた
宿命だったのかもしれない。

HORTUS 047 \2250
ミシェル・コレット(1707-1795):修道女のためのミサ
カトリーヌ・グルゥイレ(ソプラノ)、エマニュエル・マルタン(ソプラノ)、
ジュリー・ロバール(ソプラノ)、
フレデリック・ブルダン(指揮)、
ダミアン・コロンブ(オルガン)、ル・コンセール・デ・ダーメ
「修道女のためのミサ」は、ソリスト、女声合唱とオルガン伴奏のために18世
紀後期に作曲されたと伝わるコレットの宗教作品。
18世紀当時の伝統的な技法を用いて作曲された女声合唱とオルガンのみで演奏
されるコレットのミサ曲は、合唱とオルガン独奏が入れ替わりながら奏でられ
る。特に女声合唱団「ル・コンセール・デ・ダーメ」の美しきハーモニーは特
筆もの。神々しさを醸しだす歌声がコレットのミサ曲の価値をさらに高めている。

HORTUS 051 \2250
エディト・キャナ・ド・シズィ(1950-):
時祷書/昇天小ミサ曲/ヴェガ/即興曲
ロイク・マリー(オルガン)、
ニコレ・コルティ(指揮)、ブリテン合唱団、レ・タン・モデルヌ
エディト・キャナ・ド・シズィは、ソルボンヌ大学で哲学、パリ音楽院では音
楽を学んだ1950年生まれの女流作曲家。
モーリス・オアナとの出会いや師であるイヴォ・マレクの下での日々が現在の
ド・シズィの作風を創り上げており、その作品はローラン・コルシアやアナ・
ベラ・チャベス、エッシェンバッハ&パリ管などに取り上げられるなどフラン
スを中心に熱い視線を浴びている。




<Pavane>
ADW 7520 \2250
ドビュッシー:室内楽作品集 ――
ヴァイオリン・ソナタ/夢/ピアノ三重奏曲ト長調/月の光/チェロ・ソナタ
トリオ・ポルティチ〔ダミアン・パルドン(ヴァイオリン)、ルク・トーテン
(チェロ)、ステファネ・デ・メイ(ピアノ)〕
フランク(ADW 7500)、ショパン(ADW 7512)に続くベルギーの強力トリオ「トリ
オ・ポルティチ」のリリース第3弾はドビュッシー。トリオ・ポルティチは、
クセナキスの作品集でお馴染みのルクセンブルク・フィルでヴァイオリン奏者
を務めるパルドン、フランダース放送管のソロ・チェロ奏者トーテン、コルト
ーの教えを受け継ぐデ・メイというベルギーの実力者たちによって2004年に結
成されたアンサンブル。
日の出の勢いを見せるベネルクスの音楽シーンの充実期をこのドビュッシーを
通じて堪能することが出来る。2007年8月の録音。

ADW 7359 \2250
フンメル:ピアノ小品集 ――
奇想曲Op.49/グルックの《アルミーダ》の主題による変奏曲Op.57/バガテル
Op.107より 第1番、第3番、第5番/《3つのカプリース形式の気晴らし》Op.105
より 第2番/ロンドOp.11/ポロネーズOp.55
ジョアンナ・トルチアク(ピアノ)
ショパンに影響を与え、自らも作曲家としてだけでなくピアニストとしても高
名だったフンメルのピアノ小品集。フンメルのピアノ作品の演奏、レコーディ
ングに力を注ぐトルチアクはポーランドの女流ピアニスト。
ポーランド政府のスカラシップでモスクワに留学などを経験したトルチアクは、
1980年のポーランド・ピアニスト・フェスティヴァルで優勝を果たすなど確実
に実績を残している。1996年7月4日-6日の録音。

ADW 7358 \2250
20世紀のフルート・ソナタ集 ――
マルティヌー:フルート・ソナタ第1番
シュールホフ:フルート・ソナタ
インドルジフ・フェルト(1925-):ソナタ
プロコフィエフ:ソナタ ニ長調Op.94
カルロ・ヤンス(フルート)、ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)
パヴァーヌには20世紀チェコの作曲家フェルトの作品集(ADW 7469)などの録音
を残しているルクセンブルクのフルート奏者カルロ・ヤンス。
名匠レイモン・ギヨーの門下生でもあるカルロ・ヤンスは、ラトヴィアでの活
動を経て現在はソリスト、室内楽奏者、指揮者、そして母国ルクセンブルク音
楽院の教授として多方面に渡って活躍中。

ADW 7355 \2250
アメリカの春 ――
ジョアンナ・ブルズドヴィチュ(1943-):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ《アメリカの春》、
ヴァイオリン、チェロとピアノのための《2つの世界の三重奏曲》
ジョージ・アンタイル(1900-1959):ヴァイオリン・ソナタ第1番、同第2番
ロベルト・シレデル(ヴァイオリン)、
ボグスラフ・ヤン・ストローベル(ピアノ)、
トマス・ストラール(チェロ)
クラシック、テレビ、映画など広い分野に優れた作品を送り出している現代ポ
ーランドの大物女流作曲家ブルズドヴィチュと、アメリカの奇才アンタイルの
室内楽作品をカップリング。
どちらの作品も伝統的な手法だけでなく、ジャンルの垣根を取り払った個性に
あふれた音楽が展開されていく。ちなみにブルズドヴィチュの2作品は、この
録音が世界初録音となったもの。

ADW 7354 \2250
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18
ブラームス(クライスラー編):ハンガリー舞曲第17番
グルック:精霊の踊り
ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
サン=サーンス:ハバネラOp.83
サラサーテ:ザパティアートOp.23-2
サン=サーンス(イザイ編):奇想曲
リヴィア・プルナル(ヴァイオリン)、ルク・デヴォス(ピアノ)
リヴィア・プルナルは、1969年にルーマニアで生まれ1991年にはロドルフォ・
リピツァー賞ヴァイオリン・コンクールで1等賞に輝くなど神童として早くから
その才能を発揮してきたヴァイオリニストである。プルナルは、このリヒャル
ト・シュトラウスのソナタをメインとして高い技巧を必要とする小品を加えた
プログラムで1676年製のグァルネリを弾きこなしている。1995年3月の録音。

ADW 7351 \2250
カストルでのオルガン・リサイタル ――
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):前奏曲ホ短調
ブクステフーデ:
シャコンヌ ホ短調BuxWV.160、コラール《甘き喜びのうちに》BuxWV.197、
トッカータ ニ短調BuxWV.155
J・S・バッハ:
コラール《ああ人よ、汝の大きな罪を嘆け》BWV.622、
幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
デュプレ:前奏曲とフーガ ロ長調Op.7-1
ジャン・アラン(1911-1940):ジャヌカンの主題による変奏曲、アリア、祈り
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第1番Op.14より 終曲
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)
パヴァーヌ・レーベルのオルガン部門の支柱的存在であるレコウディがフラン
ス、トゥールーズ近郊のカストルで収録を行ったリサイタル・プログラム。
バッハ、ブクステフーデからアラン、ヴィエルヌまでを広くカバー。
1994年の録音。

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