クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-04 No.24-1

2008年04月30日 19時46分44秒 | Weblog
<OTAKEN RECORDS>
TKC-313 \2080
ベートーヴェン:
(1)交響曲 第3番「英雄」変ホ長調 作品55
(2)序曲「フィデリオ」 作品72B
(3)序曲「レオノーレ」 第3番 作品72A
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 指揮
ウィーン・フルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1944年12月 ウィーン・ムジークフェラインザール
(2)(3)1950年8月 ザルツブルグ祝祭劇場
音源:ドイツ帝国放送局(1)オーストリア放送局(2)(3)
擬似ガラスCD方式で所謂「ウラニアのエロイカ」のような古い録音の名演の音
がどのようになるか?これはたいへん興味はあるが、半ばあきらめかけていた
事案でもありました。と言いますのは、この方式ではCDの元となるマスター音
源の音が良好であることが最低条件で、「ウラニアのエロイカ」においてこの
条件に見合う音源は存在しないと思っていたからです。現にこれまで英ユニコ
ーン社原盤の各LPや米ウラニア社のオリジナルLP、露メロディア及びオースト
リア経由のテープ系音源をあたりましたが、この方式に耐え得るものを見つけ
ることができませんでした。ところがこの度、さる信頼できる筋から当社に持
ち込まれたテープ系音源は、この方式に見事にマッチするものでした。ともか
くこの方式でCDに定着された当音源の音は、これまでに出たどの「ウラニアの
エロイカ」よりもダイナミックで音の巾も厚く、特に金管楽器の強奏部でのび
りつきは「ウラニアのエロイカ」のトレードマークともなっていましたが、そ
れがほとんどなくなったのは嬉しいかぎりです。また実際にはとてつもなく広
かったであろうと思われるフルトヴェングラーのダイナミックレンジを彷彿と
させるクレッシェンドのすさまじさも目を見張るものがあります。とにかく
1楽章のドン、ドンというあの「ウラニア・マーカー」がなければ、にわかに
「ウラニアのエロイカ」とは信じがたい音に仕上がっております。しかし今回
の最大の収穫は、音質改善が音楽的感動に直結したことで、このCDは今後のオ
ーディオと音楽のあり方について一石を投じたものにもなり得ましょう。ファ
ンの方はもちろん広く音楽愛好家の皆様に又、今回は特にオーディオ・ファン
の方にもご一聴願えたらと思われる「ウラニアのエロイカ」の登場です。
オタケン・レコード 太田憲志



<ORF(オーストリア放送協会)>
CD 3018 \2080
モーツァルト(ペーター・リヒテンタール編):
交響曲第40番 ト短調 K.550
モーツァルト(マリアンネ・ブルックナー編):
クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
ストリングフィッツ: 【ヴェロニカ・ゴットリート(Vn)、ゾフィー・ガンシュ
(Vn)、イネス・ミクリン(Va)、マリアンネ・ブルックナー(Vc)】
ヴィクトリア・フォーニャド=ヨー(Va)
トーマス・ノートバウアー(Cl)
弦楽四重奏編曲版のレクイエムに続くストリングフィッツのモーツァルト。交
響曲第40番はペーター・リヒテンタール(1780-1853)による編曲。リヒテンター
ルは1780年ブラティスラヴァで生まれ、ウィーンとミラノで医師として活動し、
モーツァルトの音楽のイタリア紹介に功績のあった人物。クラリネット協奏曲
はメンバーのマリアンネ・ブルックナーの編曲。ストリングフィズは2000年創
立の女性弦楽四重奏団。

CD 495 \2080
ボッケリーニ:
弦楽五重奏曲 ニ長調 Op.39-3 G339
弦楽五重奏曲 変ロ長調 Op.39-1 G387
弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.64-2 G249
弦楽五重奏曲 ヘ長調 Op.39-2 G338
ピッコロ・コンチェルト・ウィーン
録音:2005年1月、DDD、
ボッケリーニの弦楽五重奏曲の録音。いずれの曲も世界初録音だと思われる。
ピッコロ・コンチェルト・ウィーンは1993年創立の団体。開放的な明るい音色
と、ドイツ語圏の古楽団体に共通した切れ味の良さがミックスされた演奏で、
軽快なフットワークとスピード感も相まって、たいへんに爽快なボッケリーニ
である。

CD 3020(1SACD+ボーナスDVD※PAL方式) \2080
バッハ:
前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV.998
リュート組曲 ハ短調 BWV.997
リュート組曲 ト短調 BWV.995
リュート組曲 ホ長調 BWV.1006a
ペーター・ワルドナー(ラウテンクラヴィーア)
録音:2007年2月18日(ライヴ)、
バッハのリュート曲を、ラウテンクラヴィーアで演奏したもの。ラウテンクラ
ヴィーアとは、リュートの音色を奏でる鍵盤楽器。文献では知られ、バッハの
遺品の中にもあったことが分かっている。ガット弦を使用していたと推測され
ているものの、現存する楽器が残っていないため、実態は謎に包まれている。
ここでは、18世紀の音楽理論学者ヤコブ・アドルングの記述に基づき、米国の
キース・ヒルが1999年に復元したナイロン弦を用いた楽器を使用。独特な音色
が美しく、リュート原曲の作品のみならず、無伴奏ヴァイオリン・パルティー
タ第3番の編曲作品も新たな魅力を得ている。ペーター・ワルドナーは、1966年、
南チロルのフィンシュガウ出身の鍵盤奏者。インスブルックを拠点として活躍
している。
※特典DVDはPAL方式のため通常の日本のDVDプレイヤーでは見ることはできませ
ん。

CD 3008(1SACD+ボーナスDVD※PAL方式) \2080
テレマン:組曲「ハンブルクの潮の干満」(水上の音楽)ハ長調 TWV.55:C3
ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ短調 RV.566
バッハ:協奏曲 ヘ長調 BWV.1057(ブランデンブルク協奏曲第4番の編曲)
ファン・ヴァッセナール:コンチェルト・アルモニコ第5番 ヘ短調
ルベル:幻想曲
クラウディオ・リベイロ(指揮)
コレギウム・ムジクム・デン・ハーグ、
録音:2006年11月29,30日、
63m(SACD)、30m(DVD)
2006年に結成されたばかりの古楽団体、コレギウム・ムジクム・デン・ハーグ
のおそらく初の録音。ハーグ王立音楽院出身の仲間で結成された団体で、当然
メンバーは若く、古楽の中心地だけに国籍は多様だ。指揮を務めるクラウディ
オ・リベイロは、ブラジル、サンパウロ生まれのチェンバロ奏者。ドイツ、イ
タリア、フランスと様々な様式の音楽をいずれも見事にまとめており、さらに
チェンバロ独奏の妙技も繰り広げている。バッハのBWV.1057は、ブランデンブ
ルク協奏曲第4番からの編曲作品。
特典DVDはPAL方式のため通常の日本のDVDプレイヤーでは見ることはできません。

CD 447 \2080
ツォベル(1950-):孤立/世界を変える、彼女にそれが必要だ/ドナウ歌曲集/
眠り/ダッハウから/人生の階段
ケーテ・ヴィットリヒ(ピアノ)
ペーター・コイシュニヒ(指揮)
アンサンブル・コントラプンクテ
ペーター・アルトマン(指揮)
新ウィーン・ヴォーカルアンサンブル、
ほか
録音:1973-1995年
ウィーン生まれの現代作曲家、ヴィルヘルム・ツォベル(1950-)の作品集。「孤
立」(1970年)はピアノソロ。「世界を変える、彼女はそれを必要としている」
(1973年)はテープ編集。ドナウ歌曲集(1984年)は管弦楽曲(歌は無い)。「眠り」
は室内アンサンブル作品。「ダッハウから」は管弦楽曲。「人生の階段」合唱
と木管アンサンブルの音楽。

CD 3010 \2080
17世紀の作曲家のリュート作品集
ビットナー:前奏曲
デュビュ:無題の作品
デュフレスノ:アルマンド,クーラント
ガロ:サラバンド,ガヴォット
デュフォ:ジーグ
作者不詳:パルティア
作者不詳:パルティータ 変ロ長調
ヒンターレイトナー:パルティータ ニ長調,パルティータ イ短調
ロジー:サラバンド,チャコンナ
フーベルト・ホフマン(リュート)
録音:2007年6月、
17世紀の作曲家の作品を中心としたリュート作品集。ジャック・ビットナー(17
世紀)、ジャック・ガロ(?-1690)、フランソワ・デュフォ(?-1670)、フェル
ディナント・イグナツ・ヒンターライトナー(1659-1710)、ヤン・アントン・ロ
ジー(1650-1721)らの作品を収録。フーベルト・ホフマンは3種の楽器を弾き分
けている。

CD 3013 \2080
ヨーゼフ・マルクスの歌曲集
1950年代の歴史的録音から81年のオジェーまで収録
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):歌曲集
(1)マリアの歌/キリストの木/問いと答え/つつましい羊飼い/出会い/百合
/何のため/ヴェネツィアの子守歌/最愛の人が話す/井戸端で
(2)輝く日々/雨/ペレグリーナ第5番/美しさ/春の歩み
(3)聖マリア/記憶/ある娘の歌/ジプシー
(4)歌/あなたの眼差し/夜の祈り/夢の絶頂
(5)昨日彼は私にバラを持ってきた/日本の雨の歌/
ヴェネツィアの子守歌/マリアの歌/愛に心を動かされたなら
(1)ヴィルマ・リップ(S)
ヨーゼフ・マルク(Pf)
録音:1951年11月24日
(2)ワルデマール・クメント(T)
ヨーゼフ・マルク(Pf)
1952年5月28日
(3)イルムガルト・ゼーフリート(S)
エリック・ウェルバ(Pf)
1951年10月5日
(4)ワルデマール・クメント(T)
エリック・ウェルバ(Pf)
1951年12月15日
(5)アリーン・オジェー(S)
ミルティアデス・カルディス(指揮)
ニーダーエスターライヒ・トンキュンストラー管弦楽団
1981年5月15日
オーストリアの作曲家、ヨーゼフ・マルクス(1882-1964)の歌曲集。マルクスは
150の歌曲を残したと言われ、後期ロマン派を受け継いだ作風は再評価されつつ
ある。ここには、ヴィルマ・リップ、ワルデマール・クメント、イルムガルト
・ゼーフリートらの歴史的録音と、アリーン・オジェーが歌った管弦楽伴奏歌
曲が収録されている。

CD 3017 \2080
名女優に捧げるため女装した男性歌手のキャバレー・ソング集
イルムガルト・クネフ「私のウィーン」
(キャバレーソング、シャンソン、ガーシュウィン、ポーター)
ウルリヒ・ミヒャエル・ハイシッヒ(歌)
シュトラールクラフト(光の力)バンド
録音:2007年9月7日,ライヴ
ウルリヒ・ミヒャエル・ハイシッヒは、ドイツの歌手、俳優。イルムガルト・
クネフとは、往年のドイツの名女優、歌手のヒルデガルト・クネフを真似て彼
が女装して演じる人物。キャバレーソング、シャンソン、さらにガーシュウィ
ン、ポーターなどの曲を歌っている。




<DIVOX>
CDX25254 \1980
グリエール:チェロとピアノの為の12ページのアルバムOp51
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op119
エステル・ニッフェネッガー(チェロ)
ミラーナ・チェルンヤフスカ(ピアノ)
録音:2007年7月
演奏者は共に、流麗で息がぴったりと合った演奏です。ニッフェネッガーは好
評を得ているバッハ無伴奏チェロ組曲(CDX25249/50)などDIVOXレーベルに多数
の録音を行っています。グリエールの12ページのアルバムは小品集で明るい部
分が多い作品です。他に録音があまり無い貴重なものです。名曲プロコフィエ
フのチェロ・ソナタは作曲者独特のコミカルさが時折顔を出すユニークな作品
です。

CDX 70602 \1980
「ヴェネツィアへの旅」
ヘンデル:シンフォニア 変ロ長調 HWV338、アリア ハ短調 HWV355、組曲
変ロ長調 HWV 354から
アルビノーニ:シンフォニア ト短調、協奏曲 ト長調Op.4-5
ポルポラ:協奏曲 ホ短調
カルダーラ:「我らの主イエス・キリスト」-導入,アンダンテ
マルチェッロ:シンフォニア ト長調
ガスパリーニ:「運命の予言」序曲
ハッセ:「クレオフィーデ」序曲
ポルポラ:協奏曲 ト長調(Op.11より)
ステーファノ・モラルディ(指揮,Cemb)
イ・ヴィルトゥオージ・デッレ・ムーゼ(ピリオド楽器)
録音:2006年4月12-15日
ヴィヴァルディのオペラ序曲集(CDX70501 SACD hybrid)に続く、イ・ヴィルトゥ
オージ・デッレ・ムーゼのバロックアルバム。「ヴェネツィアへの旅」と題さ
れ、ヴェネツィアに縁のある作曲家の作品が集められている。モラルディとイ・
ヴィルトゥオージ・デッレ・ムーゼの演奏は、優れた様式感と、ゆとりを保っ
た愉悦感に独特の味わいがある。

CDX 70603 \1980
「フィリア・プレクララ」
神の僕、クララ/喜べ、天の聖職者よ/今日キリストは起きたまえり/おお、
宵に輝く乙女よ/許しのため私は行くだろう/澄んだ光で輝く/新たな玉座が
/主を讃えよう/おお喜びの報せ/留まるがよい/やんごとなき乙女/マリア
に祝福あれ/慈愛の神を讃えよ/ほか
アンサンブル・ペレグリーナ(女声アンサンブル)
録音:2007年4月16-20日
13世紀から15世紀にかけての宗教声楽曲を収録。いずれもアッシジの聖クララ
に因んだ内容である。アンサンブル・ペレグリーナは1997年創立の女声四人に
よるグループ。中世宗教音楽は混成、もしくは男声アンサンブルによるものが
多数だが、透明な女声だけのアンサンブルの美しさは格別である。




<Caprice>
CAP 21776 \2300
ピアノによるインプロヴィゼーショナルI ――
カール・ミカエル・ベルマン(1740-1795)の「フレドマンの手紙と歌」をテーマ
とした即興曲(15曲)
二クラス・シヴェレーフ(ピアノ)
「ピアノによるインプロヴィゼーショナル」とは、3年間で全10タイトルのリリ
ースが予定されているピアノによる完全な即興演奏のシリーズ。このシリーズ
全体に一貫して適用される重要な理念とは、
(1)インプロヴィゼーション(即興)であること。
(2)10タイトル全てで同一のコンサートホール、同一のピアノを使用(ピアニス
トは各タイトルで変更となる)。
(3)レコーディングの直前(ホールに入ってから)にテーマが提示される。事前提
示は一切なし。
(4)セッションは全て真夜中に行われる(人間の脳の活動時間に着目)。
という徹底された4項目。
ピアニスト自身の備えたテクニックや即興能力はもちろんのこと、音楽性や人
間性もが試され演奏に直接反映されるという部分も非常に興味深い。
この「ピアノによるインプロヴィゼーショナル」に挑む最初のピアニストは、
スウェーデンの実力者ニクラス・シヴェレーフ。
そのシヴェレーフに提示された注目のテーマは、18世紀スウェーデンの高名な
詩人であるカール・ミカエル・ベルマンの「手紙と歌」。
シヴェレーフの閃きによって次々と放たれるベルマンをテーマとした即興演奏
は圧巻の一言。まったく新しい視点とアイディアによるシリーズがいま始まる。
2006年8月28日-30日、ニーブローカイエン(ストックホルム)での録音。




<Danacord>
DACOCD 660 \2300
パヴェル・パブスト(1854-1897):ピアノ協奏曲変ホ長調Op.82
リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲嬰ハ短調Op.30
スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰へ短調Op.20
オレグ・マルシェフ(ピアノ)、
ウラディーミル・ジヴァ(指揮)、南ユラン交響楽団
旧ソ連のアゼルバイジャンの首都バクー生まれで生まれたヴィルトゥオーソ・ピ
アニスト、オレグ・マルシェフ。
その実力に着目したメジャー・レーベルからのオファーを断り、ダナコード
(Danacord)一筋で優れた演奏を発表し続けるマルシェフが新たなに「3つのロシ
アのピアノ協奏曲」を録音!
ルビンシテインに認められモスクワ音楽院に教授として招聘されたパヴェル・
パブスト。同世代のチャイコフスキーからもその才能を高く評価されたパブス
トのピアノ協奏曲は、ロマンティックで技巧的な作風と雄大なロシアの大地を
想像させる大きなスケールを持った知られざる名曲である。
リムスキー=コルサコフとスクリャービンの2作品でもマルシェフの生命力に満
ちた音色と見事なテクニックが余すことなく発揮されている。ジヴァと南ユラ
ン響の温かなサポートも美しい。
※ダナコード・2008年カラーカタログ付き(40ページ)。





<Sterling>
CDS 1075-2 \2300
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):
ヴァイオリンと管弦楽のための性格的な演奏会用小品《愛の妖精》Op.67
ヴァイオリンと管弦楽のための組曲Op.181
ヴァイオリン協奏曲第1番Op.161(原典版)
トビアス・リングボリ(ヴァイオリン)、
アンドレア・クイン(指揮)、ノールランド歌劇場交響楽団
長年に渡ってその存在と作品が不当なまでに忘れられてきたが、近年再評価の
気運が一気に高まっている作曲家ヨアヒム・ラフのヴァイオリン協奏曲集が登
場!スイスのチューリッヒ近くに位置する町ラッヘンで生まれドイツを活躍の
場としたラフの作品には、11曲の交響曲に代表される大規模な作品から室内楽
作品まで多くの傑作が見受けられる。
今回収録された「ヴァイオリン協奏曲第1番」では1870年に作曲された原典版が
用いられている。アウグスト・ウィルヘルミに献呈された難曲でスウェーデン
のヴィルトゥオーソ、リングボリが熱演を繰り広げている。
2005年11月からノールランド歌劇場響の音楽監督の任にあるイギリスの女流指
揮者アンドレア・クインの手綱捌きにも要注目。

CDS 1074-2 \2300
デュカス:
序曲《ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン》/序曲《リア王》/交響曲ハ短調
ファブリス・ボロン(指揮)、
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
代名詞でもある交響詩「魔法使いの弟子」や「ピアノ・ソナタ」といった現存
する傑作や、晩年には自らの作品の大半を破棄してしまうという完璧主義者と
してのエピソードでも知られるフランスの大作曲家ポール・デュカス。
2008-2009シーズンからフライブルク歌劇場の音楽監督に着任するフランス人
指揮者ファブリス・ボロンとヴュルテンベルク・フィルのタッグによるデュカ
スの管弦楽作品集では、1883年に若かりし日のデュカスが書き上げた2つの序
曲と、1896年に作曲された唯一の交響曲をカップリング。
「交響曲」での優れた作曲技法はもちろんのこと、序曲のみが発見され1995年
に初演が行われた「リア王」や「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」からも完
璧を求めたデュカスの類希なオーケストレーションを聴きとることができる。




<Rondeau>
ROP 4024/25 2枚組 \4600
J・S・バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
マーカス・ウルマン(福音史家/テノール)、
ゴットホルト・シュワルツ(イエス/バス)、
ルース・ホルトン(ソプラノ)、マティアス・レックスロート(アルト)、
ヘンリク・ベーム(バス)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会少年合唱団
J・S・バッハが第15代目のカントール(音楽監督)を務めるなど、バッハに最も
縁の深い教会として知られるライプツィヒ聖トーマス教会の少年合唱団。近年
はバッハの作品だけでも「ロ短調ミサ」や「マタイ受難曲」(初期稿)などのリ
リースを実現させるなど、活発なレコーディングにも取り組んでいる聖トーマ
ス教会少年合唱団の最新盤はこれまた期待の高まる「ヨハネ受難曲」!
現在のカントールであるビラーの指揮の下、名門ゲヴァントハウス管や福音史
家のスペシャリストとして名を馳せるテノールのマーカス・ウルマンなど聖ト
ーマス教会の「ヨハネ受難曲」に相応しい演奏者陣が集っている点も見逃せな
い。2007年4月6日-7日、聖トーマス教会でのライヴ録音。

ROP 7006 \2300
ブクステフーデ:
7つの連作カンタータ《われらがイエスの四肢》BuxWV.75/カンタータ《安ら
ぎと喜びもてわれは逝く》BuxWV.76/カンタータ《天使に委ねよ》BuxWV.10
イェルク・ブライディング(指揮)、
ハノーファー少年合唱団、ヒムリッシェ・カントライ、
バロックアンサンブル・ラルコ
世界初録音となったハンマーシュミットの作品集(ROP 7001)では権威あるエコ
ー賞を受賞。2007年にはジョン・ラッターの「マニフィカト」(ROP 7004)のリ
リースを行うなど、聖トーマス教会少年合唱団やウィンズバッハ少年合唱団と
並ぶロンドー(Rondeau)の中心的存在に急浮上してきたハノーファー少年合唱団
の最新録音。
ハノーファー少年合唱団の汚れのない澄んだハーモニーがブクステフーデの大
作を感動的に仕上げている。





<Christophorus>
CHR 77288(SACD-Hybrid) \2850
パレストリーナ:
チェチーリアは楽器を奏で、曙が領主を照らし時、ソロモンの雅歌より、
第1旋法のマニフィカト、その頭にいただきたる金色の冠は
パレストリーナを含む「ローマ音楽家名人会」による共作:
ミサ《チェチーリアは楽器を奏で》
ヴィルフリート・ロンバッハ(指揮)、アンサンブル・オフィチウム
これまでに「パレストリーナ」や「ヴァイセンブルクのオトフリート」の作品
集など、数多くの意欲的なプログラムを打ち出してきたロンバッハ率いるドイ
ツのアンサンブル「アンサンブル・オフィチウム」は、ルネサンス時代の宗教
音楽、グレゴリオ聖歌のスペシャリスト集団。
このロンバッハとアンサンブル・オフィチウムによる新しいパレストリーナの
作品集には、「ローマ音楽家名人会」の共作である「ミサ《チェチーリアは楽
器を奏で》」を収録。「ミサ《チェチーリアは楽器を奏で》」とは、教皇の庇
護のもとに1584年に創立された「ローマ音楽家名人会」の会員であるスタビレ、
ソリアーノ、ドラゴーニ、ジョヴァンネッリ、サンティーニ、マンチーニ、そ
してパレストリーナが各楽章を分担して手懸けた12声のためのミサ曲である。
全曲を通してアンサンブル・オフィチウムの高い歌唱力が豊かなハーモニーを
生み出しており、天まで響き渡るであろうその歌声は感動的と言う他ない。

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08-04 No.24-2

2008年04月30日 19時44分45秒 | Weblog
CHR 77284 \2300
パーセル兄弟の音楽 ――
ヘンリー・パーセル(1659-1695):新しいアイルランド風の調べ、エアとブー
レ、エア ト短調(チェンバロ独奏)、ホーンパイプ ト短調、ジグ ト短調、
全音階によるグラウンド
ダニエル・パーセル(c.1664-1717):ソナタ第3番ハ長調
H・パーセル:トッカータ イ長調(チェンバロ独奏)
D・パーセル:ソナタ第2番二短調
H・パーセル:組曲(チェンバロ独奏)
D・パーセル:ソナタ第6番ト短調
H・パーセル:トランペット・チューン(チェンバロ独奏)、セベル
D・パーセル:トッカータ イ短調(チェンバロ独奏)、シャコンヌ イ短調
H・パーセル:
新しいグラウンド ホ短調(チェンバロ独奏)、ホーンパイプ ホ短調、新しいグ
ラウンド ホ短調
D・パーセル:ソナタ第1番ヘ長調
アンサンブル・メディオラヌム
音楽史上で光り輝くイギリス史上最大の作曲家ヘンリー・パーセルとその弟ダ
ニエル・パーセルの作品を取り上げたまさしく「パーセル兄弟の音楽」。偉大
すぎる兄ヘンリーの陰に隠れてしまい、弟ダニエルの作品に接する機会が少な
いだけに両者の音楽を聴き比べることができるという点でも非常に貴重なアル
バムと言えるだろう。
アンサンブル・メディオラヌムは、リコーダーのザビーネ・アンボス、チェロ
のフェリックス・コッホ、チェンバロのヴィープケ・ヴァイダンツの3人によっ
て1999年に結成されたピリオド・アンサンブル。
躍動感にあふれるチェンバロ、卓越した技巧が発揮されたリコーダー、安定感
抜群のチェロ・・・アンサンブル・メディオラヌムのハイレベルのパフォーマ
ンスが「パーセル兄弟」の音楽を見事なまでに伝えてくれる。録音も優秀。

CHR 77285 2300
中世の神秘主義-
ハインリヒ・フォン・マイセン(1250-1318):
In gottes schos/Der cron gestirn/Nu merckent/Stunt die sache/Die
dry person/Kung Salomon/Die kuniginne von saba/Ich bin die wurtzel
us yesse/Ich han gestirne/Zarten Ton/Die magt
ペル=ソナ
詩や旋律の作品は現存しているものの、その生涯や人物像の手がかりは僅かな
文献にしか残されていないという「フラウエンロープ」ことハインリヒ・フォ
ン・マイセン。
中世ドイツで最も重要な詩人であったとされる「フラウエンロープ」の音楽か
らは、愛や哀しみ、喜びなど人間の様々な感情が次々と浮かび上がってくる。
ペル=ソナは、歌い手のザビーネ・ルッツェンベルガーと中世ハープ、リコー
ダー奏者のノルベルト・ローデンキルヒェンのデュオ。どこか物悲しさを漂わ
せるルッツェンベルガーの歌声が「フラウエンロープ」の音楽に込められた感
情を解き放つ。

CHR 77293 2300
15世紀イタリアの舞曲集 ――
ドメニコ・ダ・ピアチェンツァとグリエルモ・エブレオ・ダ・ペサロの舞曲
(全26曲)
イアン・ハリソン(ディレクター)、
アンサンブル《Les haulz et Les bas》
サックバットやスライド・トランペット、リュート、フィドルなどの様々な種
類を駆使したドイツの古楽器アンサンブルによるイタリアの舞曲集。1997年の
録音。CHR 77208からの移行再発売。

CHR 77290 2300
嫌なことでも歌わなければ ――
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(c.1170-c.1230):
Under der linden
オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(c.1377-c.1445):
Los frouw und hor
ベアトリス・ド・ディア(12世紀):嫌なことでも歌わなければ
マルティン・コダス(13世紀):Ondas do mar、Mia yrmana fremosa
テオバルド1世(1201-1253):Dame merci
ギョーム・ド・マショー:Moult sui de bonne heure nec/他
エスタンピー
アルバムのタイトルにもなっている「嫌なことでも歌わなければ」とは、ベア
トリス・ド・ディアが書いた現存する女性トルヴァドールによる貴重な歌であ
る。1989年の録音。CHR 74583からの移行再発売。




<Cavalli>
CCD 705 2300
J・S・バッハ:フランス風序曲ハ短調BWV.831a、イタリア協奏曲BWV.971
シューマン:間奏曲Op.4
フレデリック・ブルーム(ピアノ)
現在ミュンヘンに居を構えているフレデリック・ブルームは、1983年のブゾー
ニ国際ピアノコンクールでは3位入賞を果たすなど多くの実績を積んでいるニュ
ーヨーク出身のピアニスト。ここでのバッハの「フランス風序曲」では一般的
に用いられている「ロ短調BWV.831」ではなく異稿版となる「ハ短調BWV.831a」
が演奏されており、その響きの違いが最大の聴きどころだろう。





<Aeolus>
AE-10271 2300
オルガンによるワーグナー ――
ワーグナー:舞台神聖祝典劇《パルジファル》より 前奏曲、聖金曜日の音楽/
楽劇《神々の黄昏》より ジークフリートの葬送行進曲/歌劇《トリスタンと
イゾルデ》より 前奏曲/歌劇《リエンツィ》より 序曲/ヴェーゼンドンク
歌曲集
スザンネ・トルプ(ソプラノ)、クリストフ・クールマン(オルガン)
カルク=エラート、アイゼンマン、ルメアといったオルガン作品に大きな影響
を与えた3人の音楽家たちが、オルガンによる演奏のためにアレンジを施したワ
ーグナーの作品を集めた「オルガンによるワーグナー」。ちなみに収録作品は、
20世紀初頭フランスの貴族による演奏会のプログラムをイメージしたものだと
いう。スペインのバスク地方、ウスルビルのサルバドル教会に設置されている
カヴァイエ・コルのオルガンからワーグナーが荘厳に響く。





<Antes Edition>
BM-CD 31.9246 2300
シンプル・シンフォニー ――
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV.1048
ハラルド・ゲンツマー:シンフォニエッタ
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調K.136
プッチーニ:菊の花
ブリテン:シンプル・シンフォニーOp.4
ライナー・シューヘン(指揮)、バーデン・マンドリン・オーケストラ
1971年に創設されたドイツのバーデン・マンドリン・オーケストラ(ツプフ・オ
ーケストラ)によるバッハ、ゲンツマー、モーツァルト、、プッチーニ、そして
ブリテン!マンドリンの素朴な音色に乗って届く名作の数々はなかなか味わい
深いものがある。




<Thorofon>
CTH 2543 2300
もし甘い恋の情熱が ――
アントニオ・ロッティ(1667-1740):Ti sento O'Dio bendato
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):まこと君ゆえ愛に身をこがし
ヘンデル:私の胸は高まるHWV.132、忘却の甘さの中でHWV.134
ヨハン・クリストフ・ペープシュ(1667-1752):
もし甘い恋の情熱が、Love frowns in Beauteous Myra's Eyes
ウィリアム・クロフト(1678-1727):セラドン
テレマン:大きな喜悦、大きな喜び
アンサンブル・ムジカ・ポエティカ
17世紀から18世紀を生きた6人の作曲家たちの通奏低音を伴うカンタータ集。
アンサンブル・ムジカ・ポエティカは、メゾ・ソプラノのサビーネ・カイパイネ
ンとバロック・オーボエ奏者のトゥオマス・カイパイネンが1982年に創設したバ
ロック・アンサンブル。女声独唱とオーボエもしくはリコーダー、通奏低音が一
体となってバロックのカンタータを響かせる。

CTH 2544 2300
ハラルド・ゲンツマー(1909-2007):
フルートとクラリネット、ピアノのための作品集 ――
フルート・ソナタ第3番/クラリネット・ソナタ/無伴奏フルート・ソナタ第3番
/無伴奏クラネットのための幻想曲/クラリネットのためのソナチネ/フルート
・ソナタ第2番
ヤンヌ・トムセン(フルート)、エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)、
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
トロフォン(Thorofon)が作品の紹介に力を注いできたものの、惜しくも昨年末に
98歳で他界した現代ドイツの大作曲家ハラルド・ゲンツマー。
バイエルン放送響のソロ奏者を務めるなど現代有数のクラリネット奏者として知
られるブルンナーや、デンマーク生まれの気鋭の女流フルーティスト、トムセン
がソリストを任されるなど演奏のレベルも非常に高い。

CTH 2546 2300
レーガー:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲ホ短調Op.102/ラルゴ 変ロ長調/ラルゴOp.93a
ハイペリオン・トリオ
2004年にはシューマンのピアノ三重奏曲全集(CTH 2533/6)を発表した3人の若手
アーティストたちによるドイツのピアノ・トリオ。ドイツのヴァイデンで開催さ
れているマックス・レーガー音楽祭にゲストとして招待されるなど、レーガーの
演奏と解釈には本場ドイツでも定評がある。




<Musiques Suisses>
MGBCD 6260 3枚組 6900
17世紀-20世紀スイスにおける室内オルガンの歴史 ――
パッヘルベル:フーガ ニ短調
フローベルガー:トッカータ ヘ長調
ケルル:カンツォン
リヒター:パルティータ ニ短調
ムファット:前奏曲第8番ハ長調
L・モーツァルト:アダージョと4つの変奏曲
C・P・E・バッハ:4つの二重奏曲/他
アンネレス・フリガー(オルガン)
古くは1636年に製作されたオルガンなど、17世紀から20世紀にかけて作られた歴
史的価値の高い21種類の室内オルガンによる演奏を収録した作品集。
スイスの女流オルガニスト、アンネレス・フリガーの演奏で約350年という時間が
生み出した楽器の変遷を堪能することが出来る。

MGBCD 6261 2300
エミール・フライ(1889-1946):ピアノ作品集 ――
ヘブライの主題による変奏曲Op.1/幻想的小品第1番/組曲Op.62/4つの小品
Op.12より 第1番/牧歌的なメヌエットOp.10-2/4つのピアノ小品Op.14-2より
第2番/組曲Op.58/コラール《血潮したたる》による幻想曲Op.33/J・S・バッ
ハの「G線上のアリア」のピアノ編曲版
カール=アンドレアス・コリー(ピアノ)
スイスとベルリン、ブカレストで音楽を学び、1910年には「ピアノ三重奏曲第2番
Op.23」でアントン・ルビンシテイン・コンクール入賞。1912年には23歳という若
さでモスクワ音楽院に教授として招聘されるなど、作曲、教育の両分野で実績を
残したスイスの音楽家エミール・フライのピアノ作品集。
カール・エンゲルとミェチスワフ・ホルショフスキの下で研鑽を積んだスイスの
ピアニスト。チューリッヒ・トーンハレ管、バーゼル響などの名門オーケストラ
からもソリストとして招かれている実力派である。




<Phono Suecia>
PSSACD 170(SACD-Hybrid) 2850
コルド ――
ケント・オーロフソン(1962-):
ギタリストと管弦楽のための《弦》/独唱、二重合唱、アンサンブルとエレクト
ロニクスのための《鐘》
ステファン・オステルシェー
(チャランゴ、エレクトリック・ギター、バンジョー)、
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)、ヨーテボリ交響楽団、
ヴォーカルハルモニン、他
ケント・オーロフソンは、“ギター”だけに特定せず、チャランゴやバンジョー、
エレキ・ギターを持ち替える“ギタリスト”にスポットあてた「弦(コルド)」な
どの独創的な作品によって世界的な名声を獲得し始めた現代スウェーデンの作曲
家である。

PSCD 173 2300
フルート・コン・フォルツア ――
アーネ・メルネス(1933-2002):
フルートと打楽器のための《ランデヴーII》、
フルートと室内オーケストラのための《親しい戯れ》
ペール・モッテンソン(1967-):
アルト・フルートとエレクトロニクスのための踊りとセンチメンタルな歌、
フルート協奏曲
アンドレ・シーニ(1945-):イカレガグ、マドリードのための沈黙の音符
アンデシュ・ユーンヘル(フルート)、ダニエル・ヌーベリ(打楽器)、
ピエール=アンドレ・ヴァラード(指揮)、
ヘルシングボリ交響楽団、ヨーテボリ交響楽団、アンサンブル・ガゲーゴ!、他
1996年からヨーテボリ交響楽団のフルート奏者を務めソリストとしても活発な活
動を展開しているフルーティスト、アンデシュ・ユーンヘルによるフルートのた
めの現代スウェーデン作品集。このアルバムはユーンヘルの師である今は亡きマ
ヌエラ・ヴィースラーに捧げられている。



<Caprice>
CAP 21800(SACD-Hybrid) 2850
パーセプションズ・オヴ・タイム ――
アンドレス・ヨルミン:3人の天使、Tiden a ingenting、ラーサ
ペルト:フラトレス
グバイドゥーリナ:セレナーデ
ステファン・モッセンマーク&イェスパー・コルダ:
グリーン・ブリッジ、ノーツ・オン・フラトレス
マッツ・ベルグストレム(ギター)、アンデルス・ヨルミン(コントラバス)、
ヨアキム・スヴェンヘーデン(ヴァイオリン)
25年のキャリアを持つスウェーデンのトップ・クラシカル・ギタリスト、マッツ
・ベルグストレムのリーダー・アルバム。同じくスウェーデンを代表するベーシ
ストの1人であるアンデルス・ヨルミンを演奏&作曲の両面で共演に迎えるなど、
ギター&ベース・ファンにオススメしたい1枚。
ちなみにブックレットにはクリスティーヌ・ファルケンランドの詩が日本語で掲
載されている。

CAP 21787 2300
デュオ・ディアローグ ――
クリスティーナ・フォルスマン:レイン=リフレイン
アルネ・ロートマン:ディプティク、Vindsnlirror
イングヴァル・カルコフ:
クラリネットとギターのための組曲、ドリーム&パペット・ダンス
ズヴェン・ハグヴィル:コンフルエント
ケント・オロフソン:エメラルド・ウィンドストリングス
ダン・ラーソン(クラリネット)、マグヌス・グレンルンド(ギター)
オーショッタ・ウィンド・オーケストラのソロ・クラリネット奏者ダン・ラーソ
ンとスウェーデンのコンサート・ギタリスト、マグヌス・グレンルンドのデュオ
・アルバム。クラリネットとギターの醸しだす落ち着いた音楽が空間に広がりを
見せる。





<RTVE>
CD 65244 2枚組 3050
エミリオ・アリエータ(1821-1894):オペラ「イルデゴンダ」(1845)
カルロス・アルバレス(バリトン:ロランド・グァルデラーノ)
アナ・マリア・サンチェス(ソプラノ:イルデゴンダ)
ホセ・ブロス(テノール:リッツァルド・マッツァフィオーレ)
アンヘル・ロドリーゲス(テノール:エルメネジルド・ファルサビーリャ)
ステファノ・パラッチ(バス:ロッジェーロ・グァルデラーノ)
マリオラ・カンタレーロ(メゾソプラノ:イデルベーネ)
ヘスス・ロペス・コボス(指揮)
マドリード王立劇場管弦楽団&合唱団
[マドリード交響楽団&合唱団]
録音:2004年6月19日、マドリード王立劇場
エミリオ・アルテータはスペイン、ナバーラのプエンタ・ラ・レイナに生まれ
た作曲家。1839年から1845年までイタリアのミラノ音楽院で学び、1845年には
ヴェルディのオペラの共同台本作者ソレーラの台本によるイタリア語オペラ
「イルデゴンダ」をミラノで上演し翌年帰国。スペイン語のオペラや数多くの
サルスエラを作曲した他、教育者としても活躍し、1857年マドリード音楽院作
曲家教授に就任、1868年から亡くなるまでは同音楽院院長を務めました。

CD 65251 2枚組 3050
サンタンデール国際音楽祭 Vol.8
ロベルト・スカンディウッツィ オペラ・リサイタル
ヴェルディ(1813-1901):
「シチリア島の夕べの祈り」から 序曲,O partia... o tu Palermo(第2幕)(*)
「ロンバルディア人」から O Signore, dal tretto natio(第4幕)(#)
「アッティラ」から
Mentre gonfiarsi l'anima - Oltre a quel kimite t'attendo(第1幕)(*)
「ナブッコ」から Va pensiero(第3幕)(#),O chi piange(第3幕)(*/#)
「運命の力」から 序曲,Il santo nome di Dio Signore sia benedetto -
La vergine degli Angeli(第2幕)(*/+/#)
チャイコフスキー(1840-1893):「エフゲニー・オネーギン」から
ポロネーズ(第3幕),グリョーミンのアリア(第3幕)(*)
ムソルグスキー(1839-1881):
「ホヴァンシチナ」から
ペルシャの奴隷の踊り(第4幕),第1幕フィナーレ(*/#)
「ボリス・ゴドゥノフ」から 戴冠式の場面(プロローグ)(*/#)
グノー(1818-1883):「ファウスト」から Le veau d'or(第1幕)
パブロ・ソロサバル(1897-1988):
サルスエラ「港の酒場女」から Despierta negro que viene el blanco(*/#)
ロベルト・スカンディウッツィ(バス(*))
ディレッタ・リッツィオ・マリン(ソプラノ(+))
オッターヴィオ・マリーノ(指揮)
トリノ・レジオ劇場フィルハルモニー管弦楽団「900」
サルベ・デ・ラレード合唱団(#)
録音:2005年8月10日、スペイン、サンタンデール、カンタブリア祝祭劇場、
ライヴ

CD 65261 2300
チェロ合奏のための音楽
エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ第1番
ダヴィド・ポッパー(1843-1913):レクィエム
ジョルディ・セルベリョ(1935-):パウ・パザルスに捧げる歌
フェルナンド・アグエリア:チェロ八重奏のための組曲
フリードリヒ・グリュツマッハー(1832-1903):聖歌
プロコフィエフ(1891-1953):アンダンテ
エドゥアルト・ピュッツ(1911-2000):タンゴ・パッショナート
ヴィグエン・サルキソフ・チェロ(指揮、チェロ)
ヴィグエン・サルキソフ・チェロ合奏団
録音:2004年6月5-6日、スペイン、オビエド高等音楽院ホール
ヴィグエン・サルキソフ・チェロ合奏団は、スペインのオビエド(・エドゥア
ルド・マルティネス・トルネル)高等音楽院教授を務めるロシアのチェリスト、
ヴィグエン・サルキソフが1997年に創設したグループです。

CD 65292 2300
恋する心 16世紀スペインの音楽にのせて歌うスペイン詩集
ソンニア・L・リバス=カバリェーロ&ベレン・ユステ(アダプテーション):
El Rey de Reyes(アナ・デ・ヘスス作詩/メーナ作曲)
Dichoso el corazon enamorado
(マリア・デ・サン・ホセ?作詩/バルデラーバノ作曲)(*)
Suma de perfeccion
(フアン・デ・ラ・クルス作詩/作曲者不詳、セファルディム伝承曲)
Vivo sin viver en mi
(フアン・デ・ラ・クルス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Noche oscura(フアン・デ・ラ・クルス作詩/ミラン作曲)
Del verbo divino
(フアン・デ・ラ・クルス作詩/作曲者不詳、セファルディム伝承曲)(*)
Donde vas con tanta gala ?
(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Llegueme a par de este rio(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/オルティス
作曲)
Oh dulce Jesus
(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Zagalas, Y que buscais ?(アナ・デ・サン・バルトロメ作詩/ミラン作曲)(*)
Oh hermosura que excedeis !
(テレサ・デ・ヘスス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Ya toda me entregue y di(テレサ・デ・ヘスス作詩/ミラン作曲)
Se el padecer con amor
(テレサ・デ・ヘスス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)(*)
Quien os trajo aca, Doncella
(テレサ・デ・ヘスス作詩/作曲者不詳、「王宮の歌集」所収)
Sea mi gozo en el llanto(テレサ・デ・ヘスス作詩/デ・ラ・トーレ作曲)(*)
En la fiesta de los Reyes(テレサ・デ・ヘスス作詩/エンシーナ作曲)
Por que llorax, blanca niña ?(セファルディムのロマンス)
ソンニア・L・リバス=カバリェーロ(ソプラノ)
フアン・カルロス・デ・ムルデル(ビウエラ)
ロウルデス・G・ビセンテ・デ・ベラ(打楽器(*))
録音:スペイン国営放送局音楽スタジオ2

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