クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-09 No.2-1

2006年09月01日 11時19分18秒 | Weblog
<Onyx>
ONYX 4011 \2080
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49/ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66
協奏的変奏曲ニ長調Op.17
ナッシュ・アンサンブル〔マリアンネ・トルセン(ヴァイオリン)、ポール・
ワトキンス(チェロ)、イアン・ブラウン(ピアノ)〕
2004-05シーズンで結成40年を向かえたイギリスのヴィルトゥオーソ集団、ナッ
シュ・アンサンブルによるオニックス(Onyx)のセカンド・アルバムは前作タ
ーネジから大きく趣向を変えたメンデルスゾーン。2002年にはロイヤル・フィ
ルハーモニック協会から最優秀室内楽団賞を授与されるなど様々な編成の室内
楽作品に対応出来る柔軟性と、ハイペリオンなどの録音で実証済の高い技術と
音楽性は国内外から絶大な評価を受けている。
様々なアーティストたちが挙って取り上げているメンデルスゾーンのピアノ三
重奏曲。ナッシュ・アンサンブルの演奏は、自然とその世界に引き込まれてゆ
く新鮮で見事なもの。生きた音楽を存分に聴かせてくれる素晴らしいアルバム
の登場。

ONYX 4012 \2080
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
セレナード第10番変ロ長調K.361《グラン・パルティータ》
セレナード第12番ハ短調K.388《ナハトムジーク》
マイケル・コリンズ(ディレクター)、ロンドン・ウィンズ
22歳という若さでカーネギー・ホールへのデビューを果たし、現在もイギリス
のクラリネット奏者を代表するアーティストとして活躍しているマイケル・コ
リンズ。ロンドン・ウィンズは、ソリストとしてだけでなく室内楽活動へも大
きな情熱を注いでいるコリンズがオーボエ奏者のガレス・ハルス、ファゴット
のロビン・オニール、ホルンのリチャード・ワトキンスと共に1988年に結成し
た木管アンサンブルである。
ロンドン・ウィンズのオニックスへのデビュー・タイトルは、同レーベルにと
っても初となるモーツァルト・アルバム。オーソドックスなスタイルを保ちな
がら、各楽器の奏でる旋律が次々と浮かび上がってくる充実の演奏を披露して
くれている。

ONYX 4014 \2080
グスタフ・マーラー(1860-1911):原光-歌曲集
春の朝/つらなる想い/シュトラスブルクの砦で/番兵の夜の歌/トランペッ
トが美しく響くところ/別れのつらさ/ラインの小伝説/この歌をこしらえた
のは誰だろう/緑の森を楽しく歩いた/もう会うことはない/魚に説教するパ
ドゥアの聖アントニウス/原光/この世の生活/真夜中に/私はこの世に忘れ
られ
クリスティアーネ・ストーティン(メゾ・ソプラノ)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
その魅力溢れる歌声に注目したオニックスの首脳陣によって抜擢され、デビュ
ーを果たしたオランダのメゾ・ソプラノ奏者クリスティアーネ・ストーティン
の第2弾はマーラー!
ストーティンは、共演者として良好な関係を築いている名匠ハイティンクのタ
クトによって「リュッケルトの歌」を演奏。9月6日には同じくハイティンクが
指揮を振るマーラーの交響曲第2番「復活」に出演が予定されるなど、ストー
ティンにとってマーラーの歌曲は十八番となる重要なレパートリー。今回のマ
ーラー・アルバムの伴奏には世界一流の歌い手たちから信頼を集める名手、ジュ
リアス・ドレイクが起用されるなど期待は高まるばかり。ヨーロッパを中心に
評価急上昇中の歌声にご期待いただきたい!





<Capriccio>
71104(SACD-Hybrid) \2580
D・ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110、
マリーナ・ツヴェターエワの6つの詩(アウエルバッハ編曲)
レーラ・アウエルバッハ(1973-):弦楽四重奏曲《Cetera desunt》
ゾルヤナ・クシュプラー(メゾ・ソプラノ)、
ペーターゼン・クヮルテット
ドイツではアルベン・ベルク弦楽四重奏団を凌いだとも評されるペーターゼン
・クヮルテット。クリスティーネ・シェーファーを共演に迎えて話題を呼んだ
前作に続くリリースは、ショスタコーヴィチの生誕100年を記念したアニヴァー
サリー・アルバム。しかしそこはペーターゼン。ショスタコーヴィチの弦楽四
重奏曲だけでなく、アメリカの若き作曲家レーラ・アウエルバッハの作品と編
曲をカップリングにするなど今回も独自の発想と意欲溢れる姿勢は健在!2000
年のミュンヘン国際コンクールを制覇した1975年ウクライナ生まれのメゾであ
るゾルヤナ・クシュプラーが歌う「マリーナ・ツヴェターエワの6つの詩」も
要チェック!

71098(SACD-Hybrid) \2580
F・シューベルト(マーラー編曲):
弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810《死と乙女》(弦楽合奏版)
R・ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの詩
インドラ・トーマス(メゾ・ソプラノ)、
ウラディミール・スピヴァコフ(指揮)、
モスクワ・ヴィルトゥオージ
近年は以前にも増して指揮活動を充実させているスピヴァコフが手兵モスクワ
・ヴィルトゥオージを率いた最新作。マーラーの手によって弦楽合奏版へと編
曲が行われたシューベルトの後期弦楽四重奏曲の名作、「死と乙女」では精度
の高いアンサンブルを披露。ワーグナーで共演のインドラ・トーマスは、次代
のヴェルディ歌手として多方面から期待を浴びるアメリカの新星である。

67178 \2080
トランペット&パーカッション ――
ジョン・ケージ(1912-1992):2声のためのソナタ、One4
クリスティアン・ヴォルフ:
トランペット奏者と打楽器奏者のための《脈》、三重奏曲第1番
カスパル・ヨハネス・ワルター:レイゲン
ニコラウス・A・フーバー:トランペット独奏のための《doux et scintillant》
アキム・クリスティアン・ボルンホエフト:
トランペットと打楽器のための《Perfor 1》
ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)、
ロビン・シュルコフスキー(打楽器)
様々な現代作品への積極的なアプローチを続ける2人の名手たちがケージやドイ
ツの現代作曲家たちの作品を取り上げたデュオ・アルバム。かつてはフランク
フルト放送響の首席奏者を務め、現在はソリストとして活発な活動を続けるフ
リードリヒと、現代作品を演奏させたら右に出る者はいない女流打楽器奏者シュ
ルコフスキーの超強力タッグによる演奏は圧倒的な迫力と独特の世界を醸し出
す!ちなみに今回のリリースはメイソンやワルター、リームなどの作品を収録
したアルバム(Capriccio 10880)の続編となる。

60129 2枚組 \4160
エルンスト・クルシェネク(1900-1991):歌劇《Sardakai》Op.206
ラインハルト・シュミーデル(指揮)、ベルリン放送交響楽団、他
ナチスの台頭によってドイツとオーストラリアで弾圧を受け、アメリカへと逃
れたクルシェネク。「退廃音楽」として括られることの多いその作品は350曲
以上にも及び、ロマン派の音楽からジャズや十二音技法など様々なスタイルを
用いたことでも知られている。クルシェネクの作品の発掘に力を入れるカプリ
ッチョが表舞台に引き出した歌劇の録音は非常に貴重なものである。





<CCn'C>
CCn'C 01912 SACD(SACD-Hybrid) \2580
ジョン・アダムズ(1947-):
恐怖のシンメトリー、ダンス音楽《委員長は踊る》
レポ・スメラ(1950-2000):交響曲第2番
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、ノールランド歌劇場交響楽団
エストニアが世界に誇るヤルヴィ一族の風雲児、クリスチャン・ヤルヴィが
2000年から2004年まで主席指揮者を務めていたスウェーデンのノールランド歌
劇場交響楽団を率いての注目盤!現代アメリカ音楽界における代表的作曲家の
一人として数えられるジョン・アダムズと、ヘイノ・エッレル最後の門下生で
あり文化大臣の地位にもあったレポ・スメラのカップリング。ジョン・アダム
ズの作品のタイトルも個性的で気になるところだが、特筆すべきはノールラン
ド歌劇場交響楽団のパフォーマンス。クリスチャン・ヤルヴィの指揮によって
放出される音の洪水は一級品!

CCn'C 02322 \2080
ダニエル・シュナイダー(1961-):
ソングブック/イザベル/ピアノ協奏曲《パラレル・タイムズ》/イシュマエル
/メモリーズ
ケニー・ドリュー・ジュニア(ピアノ)、
ダニエル・シュナイダー(サクソフォーン)、
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、ノールランド歌劇場交響楽団
ジャズ、クラシックなどを中心に様々なジャンルで演奏や作曲活動を行ってい
るチューリッヒ出身のサクソフォーン奏者であるダニエル・シュナイダーの作
品集。中でも特に注目なのはジャズ・ピアニスト、ケニー・ドリュー・ジュニ
アをフューチャーしたピアノ協奏曲。ピアニスト、指揮者ともに偉大な父親を
持つ新世代のアーティストの共演という興味深い組み合わせ。才気の迸る圧巻
の演奏は一聴に値するパフォーマンスである!

CCn'C 01812 \2080
エルッキ=ズヴェン・トゥール(1959-):アーキテクトニクスI-IV
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、アブソリュート・アンサンブル
エウストニアの西方に浮かぶヒーウマー島出身の現代作曲家トゥールの作品を、
クリスチャン・ヤルヴィが手兵アブソリュート・アンサンブルを率いて繰り広
げた意欲作。プログレとロック、そしてコンテンポラリーのクロスオーヴァー
作品をクリスチャン・ヤルヴィが見事にコントロール。




<Pavene>
ADW 7495 \2180
ラプソディ ――
J・ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
V・モンティ:チャルダッシュ
伝承曲:Grosse Tete
E・モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
Z・コダーイ:ハーリ・ヤーノシュより
V・コスマ:グランド・ブロンド、Chant du berger
F・ファルカシュ:ルーマニア舞曲集
D・I・ディニーク:ホラ・スタッカート、ひばり
ルーマニア民謡:
ホラ・シナイ、Balada lui corbea、Le traineau a grelots、Ca La Breaza、
Cintec din Aedeal
フィリップ・ユセール(パンフルート)、
シリル・デュプイ(ツィンバロン)、
セドリック・ビュルゲラン(オルガン)
ルーマニアの民族楽器であるパンフルート、ハンガリーを中心とした東欧諸国
で用いられるツィンバロン、そしてオルガンという異色のトリオが贈る超絶の
小品集!クラシックのピアニストでもありパンフルート奏者でもあるユセール
の超絶技巧が炸裂する「チャルダッシュ」や「ホラ・スタッカート」などの数
々の作品に加えて、ツィンバロンにとって外せない「ハーリ・ヤーノシュ」か
らの抜粋も魅力満点。そしてオルガン伴奏で美しく響き渡るモリコーネの「ガ
ブリエルのオーボエ」は、パンフルートの音色の魅力を存分に味わえる涙を誘
う感動的な演奏。

ADW 7467 \2180
シャルル・シャイネ(1925-):
金管五重奏とオルガンのための《黙示録のためのシークエンス》/バリトンと
オルガンのための《魂の歌》/オルガンのための4つの前奏曲《光に向かって》
ジャン=マルク・サルツマン(バリトン)、
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)、
アビニョン金管五重奏団
かのラヴェルとの因縁が有名なエピソードとして知られている若手芸術家の登
竜門、1951年のローマ賞を勝ち取ったフランスの作曲家シャイネの作品集。生
まれ故郷であるトゥールーズの音楽院で教授職を務めるシャイネの作品は現代
的な作風で書かれ、迫り来る音の波が印象的。

ADW 7452 \2180
ベルギー・ヴァイオリン・スクール ――
アンリ・ヴュータン(1820-1881):ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ヘ短調Op.19
ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
ヴァイオリンと管弦楽のための《悲劇的な詩》Op.12
レイモンド・シェヴリール(1901-1976):ヴァイオリン協奏曲第2番Op.56
カルロ・ファン・ネステ(ヴァイオリン)、
エドガル・ドネ(指揮)、RTB室内管弦楽団、他
ベルギーの巨匠イザイにもその実力を認められたヴァイオリン奏者カルロ・ファ
ン・ネステ(1914-1992)の歴史的録音集。1953年から1973年にかけて録音さ
れた3曲のコンチェルトを収録しており、音質は良好。

ADW 7494 \2180
セザール・キュイ(1835-1918):ピアノ作品集 ――
前奏曲集Op.64より/ワルツOp.31/組曲Op.21
クリストフ・デルツ(ピアノ)
スイス北西に位置するヌシャテル音楽院でリパッティにピアノを学び、ロシア
音楽のエキスパートとしてヨーロッパを中心に活躍中のピアニストが、ロシア
五人組の中でも特に膨大な数の作品を残しながら演奏の機会に恵まれないキュ
イのピアノ作品を弾きこなす。

ADW 7480 \2180
バロック時代のフルート協奏曲集 ――
C・P・E・バッハ:フルート協奏曲ニ短調Wq.22/426
G・P・テレマン:組曲イ短調TWV.55/a2
A・ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ト短調《夜》Op.10-2、RV.439
J・S・バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
カルロ・ヤンス(フルート&指揮)、
ラトヴィア・フィルハーモニック室内管弦楽団
ルクセンブルクのフルート奏者カルロ・ヤンスは7歳からフルートのレッスンを
受け始め、リエージュ王立音楽院とマーストリヒト音楽院で更に研鑽を積みソ
リストとして活躍。1997年よりラトヴィアのリガ音楽院の客員教授、ラトヴィ
ア・フィルハーモニック室内管の客演指揮者に招聘されるなど幅広い活動を見
せる音楽家である。

ADW 7101 \2180
フルートのためのフランス作品集 ――
マラン・マレ(1656-1728):主題と変奏
ジョセフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):小組曲ニ短調
ミシェル・ブラヴェ(1700-1786):ジーグとロンドー
C・ドビュッシー:シランクス
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):
5つの呪文《イメージが象徴となるために》(アルト・フルートのための)
ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):映像
アルテュール・オネゲル(1892-1955):牝山羊の踊り
ジャック・イベール(1890-1962):無伴奏フルートための小品
マルク・グローウェルズ(フルート)
ピアソラから「タンゴの歴史」を献呈されるなど、ベルギーの生んだフルート
の世界的名手マルク・グローウェルズ。17世紀のマレから20世紀のボザやジョ
リヴェといった無伴奏フルートのための重要作品を最高の演奏で堪能できる名
盤。1982年の録音。

ADW 7477/9 3枚組 \4360
ジョセフ・ヨンゲン(1873-1953):ピアノ作品全集Vol.2 ――
トッカータOp.91/悲しみのサラバンドOp.58/セレナーデOp.19/演奏会用練習
曲第1番Op.65-1/同第2番Op.65-2/マズルカOp.126bis/マズルカ(1924)/ナ
ポリタニア/バラード第1番/同第2番/古風な形式による舞踏のためのブーレ、
サラバンド/演奏会用練習曲第3番/3つの小品Op.102/妖精の遊びOp.91-2/
ワルツ形式でOp.69/13の前奏曲Op.69/10の小品Op.96/幻想曲/Pages
intimes Op.55/子供の遊びOp.120/Cocass-Marsch、Petite Berceuse et
Divertissement Op.129/インテルメッツォ・ピッコロOp.136bis
ディアネ・アンデルセン(ピアノ)、
アンドレ・デ・グロート(ピアノ)
ベルギーが誇る20世紀の大作曲家ヨンゲンのピアノ作品を網羅したシリーズ第2
集。リエージュ音楽院やブルージュ音楽院で教鞭を執っていたヨンゲンの作品
は、ここ日本においては器楽作品が取り上げられることが多くロパルツと並び
近年再評価が著しい。ディアネ・アンデルセンは、ベルギーのブリュッセル王
立音楽院教授、ヨーロッパピアノ教育連盟ベルギー支部長などの要職にあるベ
テラン奏者である。

ADW 7468 \2180
スペインの周りで ――
フランシスコ・ソト・デ・ランガ(1534/38-1619):Tiento del Sexto Tono
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(c.1575-1654):Tiento
セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1561-1627):
Tiento de falsas、Salve Regina
ジョアン・デ・ソウザ・カルヴァーリョ(1745-1798):アレグロ/他 全18曲
パスカル・ルエ(オルガン)

ADW 7451 \2180
ニコラ・ド・グリニー(1672-1703):Les Cinq Hymnes
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)、
レ・シャントレ・ドュ・ロイ

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