<QUERSTAND>
VKJK 1214(SACD-Hybrid) ¥2250 ※8月末までのご注文特価 ¥1980
日本語オビ・解説付き
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調
(1872年稿、キャラガン校訂版)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2012年3月8-11日ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
ブルックナーの交響曲第2番は、この作曲家の他の作品とは明らかに異なるス
タイルで書かれている。よく知られる休止の多用。そして、前半の二楽章が長
大で、後半の二楽章が短いという特徴を持つ。ブロムシュテットはいつものよ
うにきびきびとした快速テンポを採用している。休止も、矯めに矯めて止まり、
立ち上がるというような効果、演出など、禁欲的にしない。だから人によって
は生真面目に過ぎると思われるかもしれない。しかし、これは前半が長いこと、
後半が短いことを承知したブロムシュテットが、全体のバランスを考えて行っ
ている知的な理由に起因するのだ。
それゆえに前半は充実しているけど、後半尻つぼまりだなあという印象が全く
ないばかりか、フィナーレの豪快さが第1番のフィナーレを想起させるユニー
クな解釈となっている。思えば、ブルックナーというとオルガン奏者という
側面が強調され、延々とつづく残響がなければ本当でないという誤解が多いの
ではないか?ブロムシュテットはそうした勘違いを払拭してくれる。
VKJK 1215(SACD-Hybrid) ¥2250 ※8月末までのご注文特価 ¥1980
日本語オビ・解説付き
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
(コールス校訂版,2000年)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2011年11月24-26日ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
ブルックナーの交響曲第9番は、壮麗極まりない作品である。第一楽章などを
聴いているとやはり、マーラーにも通じる現代音楽への扉がこの曲にもあるこ
とを教えてくれる。楽器がどんどん少なくなっていく第三楽章の終結も後年の
ショスタコーヴィチなどにも共通する虚無感がある。但し、古典解釈の権化ブ
ロムシュテットだけのことはある。徒に新しさを求めるのではなく、ハイドン
並のシンプルさをこの曲に見出し、ベートーヴェンの後継者としてのブルック
ナー、古典交響曲の極北として、ブルックナー最後の傑作を紡ぎだす。故に、
作品がシンプルに見える。言い方が悪ければプリミティヴに感じる。混濁した
ところは一切なく、澄んだ水底に光る美しい石のようにこの曲を再現していく。
特に感動したのは、第2楽章の運動神経の確かさ。第三楽章に於ける微細な戸
惑いと揺れ(これまであまりブロムシュテットから感じなかった新しい美点だ!)
である。そしてり合理性、整合性。未完の傑作ではなく、三楽章で完成してい
ることをブロムシュテットは明示する。
VKJK 1230(SACD-Hybrid) 9枚組 ¥21250
ブルックナー:交響曲全集
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2005年-2012年ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
分売で出ていた以下のセット化。
第1番(VKJK1115)、第2番(VKJK1214)、第3番(VKJK1017)、
第4番(VKJK1018)、第5番(VKJK0931)、第6番(VKJK0816)、
第7番(VKJK0708)、第8番(VKJK0604)、第9番(VKJK1215)
VKJK 1202 2枚組 ¥3360
フェルディナント・ヒラー(1811-1885):
オラトリオ《エルサレムの崩壊》Op.24
グレゴール・マイヤー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス合唱団、
ライプツィヒ・ヴォーカル・コンソート
グドルン・シドニー・オットー(Sop)、アンネッテ・マルケルト(Alt)、
パトリック・グラール(T)、トビアス・フンガー(T)、
ダニエル・オチョア(Br)
録音:2011年11月
ヒラーはフランクフルト出身のドイツのロマン派音楽の作曲家でユダヤ系の裕
福な家庭に生まれる。メンデルスゾーンとも深い親交があり、指揮者、ピアニ
スト、教育者としても活躍。歌劇、オラトリオ、カンタータ、室内楽、協奏曲
など多くの作品を残した。作風は典型的な中期ロマン派で、メンデルスゾーン
らの影響を強く感じさせる一方、J.S.バッハ研究による成果も随所に表れてい
る。
VKJK 1210 ¥1680
「バッハとチャット」
ヨハネス・ゲプハルト(b.1969):コンチェルト・フォー・アス
デヴィット・ティム(b.1969):君は僕と一緒
エデン・アーベス(1908-1995):ネイチャー・ボーイ
ヨハネス・ゲブハルト:ジーザス・グルーヴ
ダニエル・シュマール(Trp,フリューゲルHr)
ヨハネス・ゲブハルト(Org,Pf)、
ヴォルフラム・ディックス(Perc)、
ヤン・ホッペンシュテット(Bass)
録音:2010年10月
バッハの作品をジャズ風にパラフレーズしたフュージョン系音楽のアルバム。
VKJK 1219 ¥1680
「音の世界」-ボッフム・ルール大学大ホールの大クライス・オルガン
J.S.バッハ:前奏曲とフーガBWV541、ソナタBWV527
ルードヴィヒ・ニールセン(1906-2001):
オルガン幻想曲《ニダロスドーメンの鐘》
ウィリアム・ロイド・ウェバー(1914-1982):
前奏曲-オルガンのための3つの演奏会用小品より
リスト:《泣け・非難せよ・提供せよ・狼狽せよ》による変奏曲
サン=サーンス:2つの幻想曲Op.101
ヴィドール:オルガン交響曲第1番よりトッカータ
メシアン:主イエスの降誕のための9つの瞑想-第9曲《私たちと神》
ヨハネス・ウンガー(Org)
録音:2012年2月
ウンガーは1976年ドイツ・ザクセン出身のオルガニスト。2000年にライプツィ
ヒで行われた第12回国際J.S.バッハ・コンペティションで優勝している。バッ
ハからリスト、メシアンまで文字通り古今東西のオルガン作品が収録され、長
いオルガン音楽の歴史をこれ一枚で堪能できる。
VKJK 1222 ¥1680
ヤダスゾーン(1831-1902):ピアノ四重奏曲ハ短調Op.77
メンデルスゾーン:ピアノ四重奏曲ヘ短調Op.2
シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
ライプツィヒ・ピアノ四重奏団
録音:2012年3月
ライプツィヒに縁の深い中期ロマン派の作曲家たちによるピアノ四重奏曲集。
ヤダスゾーンはライプツィヒ音楽院の名教師として多くの作曲家を育て、対位
法の名教科書も残した。ライプツィヒ・ピアノ四重奏団のメンバーいずれもラ
イプツィヒ音楽院と何らかの関わりのある演奏家たちである。
<若林工房レーベル(日本)>
「ミューズと前衛 -革命前夜のロシア・ピアノ音楽」
WAKA 4164-65 2枚組 ¥3600
●disc-1
スクリャービン:5つのプレリュード Op.74 /
ピアノ・ソナタ 第10番 Op.70 / 2つの詩曲 Op.69
ルリエ:大気のかたち/
プロコフィエフ:風刺 Op.17/
ロスラヴェッツ:5つのプレリュード(1919-22)より第2番・第4番・第5番
●disc-2
メトネル:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.25-2「夜の風」
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2012年5月、新川文化ホール(スクリャービン&ルリエ)(DSD録音)
2010年9月、新川文化ホール(プロコフィエフ&ロスラヴェッツ)
(96kHz/24Bit digital録音)
2009年10月2日、HAKUJUホール(東京)におけるライヴ録音(メトネル)
(96kHz/24Bit digital録音)
様々な音楽的実験が繰り広げられていた1910年代、革命前夜のロシア音楽に焦
点をあてたアルバム。スクリャービン(1872-1915)後期の「終末」の精神世界。
ルリエ(1892-1966)作品にみられる幾何学的要素。プロコフィエフ(1891-1953)
の鮮烈なアイロニー。そして「音組織の新体系」へと突き進んでゆくロスラ
ヴェッツ(1881-1944)。いっぽうで保守的な作風を保ちながらも「抒情の革新」
を試みたメトネル(1880-1951)。
進境著しいロシアのピアニスト、メジューエワ独自のパースペテクティヴによ
り、この時代のロシア音楽の豊穣さが改めて浮き彫りにされます。なお、アル
バム・タイトルはメトネルの著書名「ミューズと流行(ファッション)」(1935)
に掛けたもの。超難曲として知られるメトネルのソナタ「夜の風」のライヴ録
音も話題を呼びそうです。
VKJK 1214(SACD-Hybrid) ¥2250 ※8月末までのご注文特価 ¥1980
日本語オビ・解説付き
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調
(1872年稿、キャラガン校訂版)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2012年3月8-11日ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
ブルックナーの交響曲第2番は、この作曲家の他の作品とは明らかに異なるス
タイルで書かれている。よく知られる休止の多用。そして、前半の二楽章が長
大で、後半の二楽章が短いという特徴を持つ。ブロムシュテットはいつものよ
うにきびきびとした快速テンポを採用している。休止も、矯めに矯めて止まり、
立ち上がるというような効果、演出など、禁欲的にしない。だから人によって
は生真面目に過ぎると思われるかもしれない。しかし、これは前半が長いこと、
後半が短いことを承知したブロムシュテットが、全体のバランスを考えて行っ
ている知的な理由に起因するのだ。
それゆえに前半は充実しているけど、後半尻つぼまりだなあという印象が全く
ないばかりか、フィナーレの豪快さが第1番のフィナーレを想起させるユニー
クな解釈となっている。思えば、ブルックナーというとオルガン奏者という
側面が強調され、延々とつづく残響がなければ本当でないという誤解が多いの
ではないか?ブロムシュテットはそうした勘違いを払拭してくれる。
VKJK 1215(SACD-Hybrid) ¥2250 ※8月末までのご注文特価 ¥1980
日本語オビ・解説付き
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
(コールス校訂版,2000年)
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2011年11月24-26日ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
ブルックナーの交響曲第9番は、壮麗極まりない作品である。第一楽章などを
聴いているとやはり、マーラーにも通じる現代音楽への扉がこの曲にもあるこ
とを教えてくれる。楽器がどんどん少なくなっていく第三楽章の終結も後年の
ショスタコーヴィチなどにも共通する虚無感がある。但し、古典解釈の権化ブ
ロムシュテットだけのことはある。徒に新しさを求めるのではなく、ハイドン
並のシンプルさをこの曲に見出し、ベートーヴェンの後継者としてのブルック
ナー、古典交響曲の極北として、ブルックナー最後の傑作を紡ぎだす。故に、
作品がシンプルに見える。言い方が悪ければプリミティヴに感じる。混濁した
ところは一切なく、澄んだ水底に光る美しい石のようにこの曲を再現していく。
特に感動したのは、第2楽章の運動神経の確かさ。第三楽章に於ける微細な戸
惑いと揺れ(これまであまりブロムシュテットから感じなかった新しい美点だ!)
である。そしてり合理性、整合性。未完の傑作ではなく、三楽章で完成してい
ることをブロムシュテットは明示する。
VKJK 1230(SACD-Hybrid) 9枚組 ¥21250
ブルックナー:交響曲全集
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
録音:2005年-2012年ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ
分売で出ていた以下のセット化。
第1番(VKJK1115)、第2番(VKJK1214)、第3番(VKJK1017)、
第4番(VKJK1018)、第5番(VKJK0931)、第6番(VKJK0816)、
第7番(VKJK0708)、第8番(VKJK0604)、第9番(VKJK1215)
VKJK 1202 2枚組 ¥3360
フェルディナント・ヒラー(1811-1885):
オラトリオ《エルサレムの崩壊》Op.24
グレゴール・マイヤー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス合唱団、
ライプツィヒ・ヴォーカル・コンソート
グドルン・シドニー・オットー(Sop)、アンネッテ・マルケルト(Alt)、
パトリック・グラール(T)、トビアス・フンガー(T)、
ダニエル・オチョア(Br)
録音:2011年11月
ヒラーはフランクフルト出身のドイツのロマン派音楽の作曲家でユダヤ系の裕
福な家庭に生まれる。メンデルスゾーンとも深い親交があり、指揮者、ピアニ
スト、教育者としても活躍。歌劇、オラトリオ、カンタータ、室内楽、協奏曲
など多くの作品を残した。作風は典型的な中期ロマン派で、メンデルスゾーン
らの影響を強く感じさせる一方、J.S.バッハ研究による成果も随所に表れてい
る。
VKJK 1210 ¥1680
「バッハとチャット」
ヨハネス・ゲプハルト(b.1969):コンチェルト・フォー・アス
デヴィット・ティム(b.1969):君は僕と一緒
エデン・アーベス(1908-1995):ネイチャー・ボーイ
ヨハネス・ゲブハルト:ジーザス・グルーヴ
ダニエル・シュマール(Trp,フリューゲルHr)
ヨハネス・ゲブハルト(Org,Pf)、
ヴォルフラム・ディックス(Perc)、
ヤン・ホッペンシュテット(Bass)
録音:2010年10月
バッハの作品をジャズ風にパラフレーズしたフュージョン系音楽のアルバム。
VKJK 1219 ¥1680
「音の世界」-ボッフム・ルール大学大ホールの大クライス・オルガン
J.S.バッハ:前奏曲とフーガBWV541、ソナタBWV527
ルードヴィヒ・ニールセン(1906-2001):
オルガン幻想曲《ニダロスドーメンの鐘》
ウィリアム・ロイド・ウェバー(1914-1982):
前奏曲-オルガンのための3つの演奏会用小品より
リスト:《泣け・非難せよ・提供せよ・狼狽せよ》による変奏曲
サン=サーンス:2つの幻想曲Op.101
ヴィドール:オルガン交響曲第1番よりトッカータ
メシアン:主イエスの降誕のための9つの瞑想-第9曲《私たちと神》
ヨハネス・ウンガー(Org)
録音:2012年2月
ウンガーは1976年ドイツ・ザクセン出身のオルガニスト。2000年にライプツィ
ヒで行われた第12回国際J.S.バッハ・コンペティションで優勝している。バッ
ハからリスト、メシアンまで文字通り古今東西のオルガン作品が収録され、長
いオルガン音楽の歴史をこれ一枚で堪能できる。
VKJK 1222 ¥1680
ヤダスゾーン(1831-1902):ピアノ四重奏曲ハ短調Op.77
メンデルスゾーン:ピアノ四重奏曲ヘ短調Op.2
シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
ライプツィヒ・ピアノ四重奏団
録音:2012年3月
ライプツィヒに縁の深い中期ロマン派の作曲家たちによるピアノ四重奏曲集。
ヤダスゾーンはライプツィヒ音楽院の名教師として多くの作曲家を育て、対位
法の名教科書も残した。ライプツィヒ・ピアノ四重奏団のメンバーいずれもラ
イプツィヒ音楽院と何らかの関わりのある演奏家たちである。
<若林工房レーベル(日本)>
「ミューズと前衛 -革命前夜のロシア・ピアノ音楽」
WAKA 4164-65 2枚組 ¥3600
●disc-1
スクリャービン:5つのプレリュード Op.74 /
ピアノ・ソナタ 第10番 Op.70 / 2つの詩曲 Op.69
ルリエ:大気のかたち/
プロコフィエフ:風刺 Op.17/
ロスラヴェッツ:5つのプレリュード(1919-22)より第2番・第4番・第5番
●disc-2
メトネル:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.25-2「夜の風」
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音:2012年5月、新川文化ホール(スクリャービン&ルリエ)(DSD録音)
2010年9月、新川文化ホール(プロコフィエフ&ロスラヴェッツ)
(96kHz/24Bit digital録音)
2009年10月2日、HAKUJUホール(東京)におけるライヴ録音(メトネル)
(96kHz/24Bit digital録音)
様々な音楽的実験が繰り広げられていた1910年代、革命前夜のロシア音楽に焦
点をあてたアルバム。スクリャービン(1872-1915)後期の「終末」の精神世界。
ルリエ(1892-1966)作品にみられる幾何学的要素。プロコフィエフ(1891-1953)
の鮮烈なアイロニー。そして「音組織の新体系」へと突き進んでゆくロスラ
ヴェッツ(1881-1944)。いっぽうで保守的な作風を保ちながらも「抒情の革新」
を試みたメトネル(1880-1951)。
進境著しいロシアのピアニスト、メジューエワ独自のパースペテクティヴによ
り、この時代のロシア音楽の豊穣さが改めて浮き彫りにされます。なお、アル
バム・タイトルはメトネルの著書名「ミューズと流行(ファッション)」(1935)
に掛けたもの。超難曲として知られるメトネルのソナタ「夜の風」のライヴ録
音も話題を呼びそうです。