クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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06-09 No.3

2006年09月01日 12時22分27秒 | Weblog
<DOREMI>
DHR 7874/9 6枚組 \10800
「リカルド・オドノポゾフVol.1」
[CD 1]
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
[カール・バンベルガー(指)フランクフルト・オペラO. / 1954年頃]
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
[ワルター・ゲール(指)オランダ・フィルハーモニックO. / 1953年頃]
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
[レオニード・ハンブロ(P)/ 1952年頃]
パガニーニ / コハンスキ編:ラ・カンパネッラ
[ワレンティン・パヴロフスキー(P)/ 1945年頃]
[CD 2]
サラサーテ:ハバネラOp.21-2
[グリゴリー・アッシュマン(P)/ 1947年]
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6
[ジャンフランコ・リヴォリ(指)ジュネーヴ放送SO. / 1954年頃]
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7
[パウル・ヒュぺルツ(指)ユトレヒトSO. / 1950年頃]
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンOp.20
[ジャンフランコ・リヴォリ(指)ジュネーヴ放送SO. / 1955年頃]
サラサーテ:マラゲーニャOp.21-1
[グリゴリー・アッシュマン(P)/ 1947年]
ノヴァーチェク:常動曲Op.5-4
[オットー・ヘルツ(P)/ 1946年]
[CD 3]
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
[ジャンフランコ・リヴォリ(指)ジュネーヴ放送SO. / 1955年頃]
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82
[ワルター・ゲール(指)パリ交響楽協会O. / 1953年頃]
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
[ワルター・ゲール(指)パリ交響楽協会SO. / 1953年頃]
サン=サーンス:ハバネラOp.83
[ジャンフランコ・リヴォリ(指)ジュネーヴ放送SO. / 1955年頃]
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調[1951年頃]
プロコフィエフ / D.J.グリュネス編:ピーターと狼-主題とプロセッショナル
[ワレンティン・パヴロフスキー(P)/ 1945年]
[CD 4]
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
[ジャンフランコ・リヴォリ(指)ジュネーヴ放送SO. / 1954年頃]
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
[ワルター・ゲール(指)オランダ・フィルハーモニックO. / 1952年頃]
ショーソン:詩曲Op.25
[ジャンフランコ・リヴォリ(指)ジュネーヴ放送SO. / 1955年頃]
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
[オットー・ヘルツ(P)/ 1946年]
[CD 5]
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
[ハインツ・ウェールレ(Org)/ 1950年頃]
バッハ:シャコンヌ[1952年頃]
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042
[ワルター・ゲール(指)オランダ・フィルハーモニックO. / 1952年頃]
ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調Op.56
[シュテファン・アウバー(Vc)アンへリカ・モラレス(P) フェリックス・
ワインガルトナー(指)ウィーン・フィルハーモニックO. / 1937年10月]
[CD 6]
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調RV.31
[レオ・ロスタル(Vc)べンジャミン・オレン(Cem) ハインツ・ウェールレ
(Org)/ 1950年頃]
ラロ:スペイン交響曲Op.21
[ワルター・ゲール(指)ユトレヒトSO. / 1951年頃]
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
[ハインリヒ・ホルライザー(指)チューリヒ放送SO. / 1957年頃]
ヴィラ=ロボス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
[レオニード・ハンブロ(P)/ 1952年頃]
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調RV.21
[レオ・ロスタル(Vc)べンジャミン・オレン(Cem) ハインツ・ウェールレ
(Org)/ 1950年頃]
リカルド・オドノポゾフ(1914-2004)はロシア人の両親のもとアルゼンチンで
生まれ、同地でアウアー門下のアーロン・クラッセに師事。
1927年にベルリン高等音楽院に入学し、ルドルフ・デマンとカール・フレッシュ
に学ぶ。つまり、ロシア派、ドイツ派、フランコ=ベルギー派のヴァイオリン
奏法が、彼の中で統合されているのである。
1932年にウィーン国際音楽コンクールに優勝。
1934年から1938年までウィーン・フィルのコンサートマスター。
コンサートマスター時代の録音にワインガルトナーとのベートーヴェン:トリ
プル・コンチェルトがある(当セットに収録)。1937年にはブリュッセルで開
催された第1回イザイ・コンクール(現エリザベート王妃国際コンクール)に参
加。大本命と言われたダヴイッド・オイストラフをおびやかす第2位に入賞した。
第2次大戦中はアメリカに渡り、1944年にカーネギーホール・デビュー。
1956年からウィーンに戻り、ウィーン音楽大学の教授として後進の指導にあた
りながら、演奏活動をつづけた。
1963年初来日。
「コンサートホール社は1950-60年代に数多くのLPを制作メールオーダーの会社
で、ヴァイオリン・レパートリーの多くはオドノポゾフに割り当てられた。一
般発売されなかったため広くは注目されなかったが、その演奏はゆとりあるテ
クニックを背景としたオーソドックスな正攻法。音色はうつくしく冴え、解釈
は新奇に走らぬヨーロッパの伝統を感じさせるもので、心ある愛好家の中で注
目され、愛蔵されてきた。いままでポツポツと復刻盤が出ていたが、これだけ
まとめてCD化されるのは初めてなので、オドノポゾフの再評価を問う注目の一
組と言えるだろう。」(音楽評論家 芳岡正樹)




<talent>
DOM 292990(SACD-Hybrid) \2180
ヴォルフ=フェラーリ:
オーボエ、イングリッシュホルン、ファゴットのための協奏曲集
牧歌 イ長調
(オーボエ、弦楽、2つのホルンのためのコンチェルティーノ)op.15 
イングリッシュホルン、弦楽、2つのホルンのための小協奏曲op.34 
組曲 ヘ長調(ファゴット、弦楽と2つのホルンのためのコンチェルティーノ)
ピエト・ファン・ボクスタル(Ob、E-hrn)、ルク・ルブリ(Fag)
ハンス・ロトマン(指)西ザクセン交響楽団
『聖母の宝石』などオペラブッファの作曲家としておなじみのヴォルフ=フェラ
ーリのもうひとつの顔は室内楽と協奏曲の作曲家。1932年に作曲された『牧歌』
から、最後に書いたイングリッシュホルンのための小協奏曲(1947)まで、ど
の作品でも前世紀の後期ロマン派の作風を一貫しています。ロマンティックな
曲想はオペラ作曲家ならではのものですが、激情的な叫びとは無縁の牧歌的な
世界に心洗われる思いがすることでしょう。

DOM 291077 \2080
コロラトゥーラの芸術/エリザベト・ヴィダル フランス・オペラアリア集
ビゼー:木霊よ、かぐわしき大気の上に来たれ-「美しきパースの娘」 
トーマ:甘い偽り-「エルヴィールの物語」 
トマ:あなた方の瞳に、友よ わたしの花を分け合おう-「ハムレット」 
トーマ: 暗い土牢で-「カルマニョーラ伯」
トーマ:わたしはティターニアよ-「ミニョン」 
サン=サーンス:ナイチンゲールとバラ-「パリザティス」 
マスネ:私そんなに美しいかしら? 私が女王様のように町を行くと-「マノン」 
マスネ:おおマノン、あなたは女王-「マノン」 
グノー:ワルツ-「ファウスト」 
ダヴィッド:かわいい鳥-「ブラジルの真珠」 
マスネ:タイスの瞑想曲(独唱版)
エルザベト・ヴィダル(Sop)、アンドレ・コニェ(Br)
ハンス・ロトマン(指)マイニンゲン・オペラ管弦楽団





<GOODINTERNATIONAL>
GI 2063 2枚組 \3780
ジョン・フィールド:夜想曲全集(No.1-18)
キム・デジン(Pf)


MONOPOL 2073 2枚組 \3780
ショパン:夜想曲全集(No.1-21)
キム・デジン(Pf)
夜想曲の創始者、ジョン・フィールドの夜想曲,全曲(「トルバドール」と呼
ばれる19番は除く)とショパンの夜想曲全曲をロベール・カサドシュ・コンペ
ティション優勝者のキム・デジンが叙情豊かに弾ききっています。フィールド
とショパンを聴き比べるのも一興。





<ORFEO>
ORFEOR 691063 3枚組 \6240
ワーグナー:「ローエングリーン」
シャーンドル・コーニャ(T ローエングリーン)
エリーザベト・グリュンマー(S エルザ)
フランツ・クラス(Bs ハインリヒ王)
エルネスト・ブラン(Br フリードリヒ・フォン・テルラムント)
リタ・ゴール(Ms オルトルート)
エーベルハルト・ヴェヒター(Br 軍令使)
ほか
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)バイロイト祝祭管弦楽団,合唱団
録音:1959年8月4日
リリースのある度に大きな話題となる、ORFEO D’ORのバイロイト音楽祭ライヴ
・シリーズ。新刊は、なんとマタチッチ指揮の「ローエングリーン」。マタチッ
チのワーグナーは定評あるところですが、全曲録音はごく僅か。この「ローエン
グリーン」は、マタチッチがたった一回だけバイロイト音楽祭に出演した時のも
の。柔和な弾力性に富んでいながら、熱気も高いマタチッチのワーグナーの特
性が見事に発揮されています。歌手も、前年のヴィーラント新演出初年度に大
評判となったコーニャを始め、グリュンマー、ゴール、ブラン、クラス、そし
てヴェヒターと、実に豪華。もちろん、バイエルン放送蔵出し音源で、音も上々
ワグネリアンも、マタチッチ・ファンも大喜びの素晴らしいライヴ録音。

ORFEOR 703062 2枚組 \4160
モーツァルト:「ポントの王ミトリダーテ」
ブルース・フォード(T ミトリダーテ)
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms ファルナーチェ)
シンディア・シーデン(S アスパージア)
クリスティアーネ・エルツェ(S シーファレ)
ほか
サー・ロジャー・ノリントン(指)カメラータ・ザルツブルク
録音:1997年2月1日
なんとノリントンの「ミトリダーテ」が登場!1997年のモーツァルト週間のラ
イヴで、その年の夏のザルツブルク音楽祭でも全く同じキャストで上演されま
した。ノリントンの溌剌とした音楽の素晴らしいこと!当時破竹の勢いで国際
舞台に活動を広げていたカサロヴァを始め、ロッシーニ・テノールとして知ら
れるブルース・フォードのタイトル・ロールなど、キャストも優秀。少年モー
ツァルトのイタリアオペラを、充実した演奏でどうぞ!
-あらすじ-
「ポントの王ミトリダーテ」は、1770年、モーツァルトが14歳の時に作曲され
たオペラです。舞台は紀元前135年のクリミア。タイトルロールでもある王、ミ
トリダーテの婚約者アスパージアを巡る物語。ミトリダーテ王が戦争で留守の
間に、ミトリダーテの息子2人、シーファレとファルナーチェは、アスパージア
への恋心を募らせていきます。アスパージアも、王よりもその息子シーファレ
のことを愛しており、その想いを打ち明けます。最終的にミトリダーテは息子
シーファレとファルナーチェとの婚姻をゆるすという物語。2人の男性の間で
揺れ動くアスパージアの心を描写する激しいアリア、ファルナーチェが、遂げ
られぬ想いを裏に隠しながら歌うアリアのなど、作曲当時14歳という年齢が信
じられません。




<FUGA LIBERA>
FUG 515 \1850
ホアン・クリソストモ・アリアーガ(1806-1826):声楽のための作品集
おお、救いのいけにえよ
スターバト・マーテル
オイディプス王のアリア(ニコラ・フランソワ・ギヤール詩)
エルミニ
メデーのアリア(オペラのアリア)
「オロールおばさん」より二重唱
砂漠のハガルとイシュマエル
パウル・ドンブレヒト(指)
イル・フォンダメント(管弦楽(オリジナル楽器))
ビオレト・セレナ・ノールドゥイン(S)、ロベルト・ゲッチェル(T)、
ミカエル・ステンベーク(T)、フベルト・クレッセンズ(バス・バリトン)、
ブリユク・ヴァテレ(ボーイソプラノ)
今年は、20歳の誕生日を目前にして亡くなったスペイン出身の夭折の天才作曲
家、アリアーガの生誕200年(没後180年)の年にあたります。アリアーガはス
ペインのビルバオに生まれ、15歳の時に、音楽の学びをすすめるためにパリに
移ります。音楽院できわめて順調に優秀な成績をもって進学していましたが、
20歳の誕生日を目前にして突然死しました。その短い生涯、さらに誕生日も
50年を隔ててモーツァルトと同じ1月27日であることなどから、「スペインの
モーツァルト」と評されることもあります。このディスクに収められているの
は世界初録音の声楽作品。アリアーガの交響曲や弦楽四重奏曲の録音は多数あ
りますが、声楽作品は皆無だったといってよいでしょう。この度フーガリベラ
・レーベルが、アリアーガの子孫らの協力を得て、研究者らとともに未出版の
楽譜を発掘、世界初録音のはこびとなりました。1曲目と2曲目は、アリアーガ
がただ2つ遺した宗教声楽作品。2曲目のスターバト・マーテルは15歳の時に作
曲されたもので、ケルビーニに献呈されています。他の声楽作品は、すべてア
リアーガの生涯最後の数ヶ月の間に書かれました。どれも、血がしたたりそう
なほど鮮烈で美しい響きで、シンプルながらも心に響く美しい作品ばかりです。

FUG 603 \1850
Tiempo del Angel-天使のとき
ピアソラ:
ブエノスアイレスの夏
天使のミロンガ
ミステリアスなフーガ
オブリビオン(忘却)
コントラバシヒモ
イ短調の旋律
天使の死
チキリン・デ・バチン
ブエノスアイレスの冬
アストリア・アンサンブル
ピアソラの名曲ばかりを集めた一枚です。アストリア・アンサンブルは、ピア
ソラに認められたクラシックの若き俊英6人たちと、アコーディオン奏者のクリ
ストフ・デルポルテによって設立されたアンサンブルです。時に熱く、時にク
ールに、鮮やかな演奏が実に魅力の一枚です。

FUG 517 \1850
ショスタコーヴィチ:ピアノソナタ第2番、24の前奏曲集
プラメナ・マンゴーヴァ(Pf)
ベルギーのレーベルFUGA LIBERAから、名門エリザベート音楽院のホープ・デ
ビューシリーズが始まります。第1弾はピアノのプラメナ・マンゴーヴァ。エル
=バシャらに師事しています。そのテクニックと知性に裏付けられた深い表現
力は際立っています。

FUG 602 \1850
Regency’s Night
モリコーネ:シシリアン
コラード・ネーヴェン:クール・ジャーニー
R.ロジャース&ハート:マイ・ロマンス
コラード・ネーヴェン:カスケード
マルシア・マリア&ラッシンフォッセ:ジェイト・シガーノ
コラード・ネーヴェン:メルシィ
ジスモンチ:パルアソン
コラード・ネーヴェン:わが父への歌
シコ・ブアルキ:ベアトリス
ジャン=ルイ・ラッシンフォッセ(ベース)、コラード・ネーヴェン(Pf)
ラッシンフォッセは名手として名高いベーシスト。ネーヴェンは、ジャズとい
うよりもむしろ現代音楽の世界で活躍している若手実力派です。心の奥底から
湧き出る楽想によって紡ぎだされ、聴くもののスピリットに染み入る「出会い
の妙」の一枚です。

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