クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-11 No.20-1

2011年11月19日 12時21分50秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.572403
グリーグ:管弦楽作品集 第6集 弦楽オーケストラのための音楽・抒情組曲
1-2.2つの悲しい旋律 Op.34(傷ついた心/春)
3-4.2つのメロディ Op.53(ノルウェーの旋律/初めての出会い)
5-9.組曲「ホルベアの時代より」Op.40(前奏曲/サラバンド/ガヴォット/アリ
ア/リゴードン)
10-11.2つの抒情小品 Op.68(山の夕べ/ゆりかごの歌)
12-14.2つのノルウェーの旋律 Op.63(民謡風に/.牛飼いの歌と農夫の踊り)
15-18.抒情組曲 Op.54
(羊飼いの少年/ノルウェーの農民行進曲/夜想曲/小人の行進)
マルメ交響楽団
ビャルテ・エンゲセト(指揮)
NAXOSの人気シリーズの一つ、グリーグ(1843-1907)の管弦楽作品集の第6集で
す。汲めども尽きぬ北欧メロディの宝庫、今作も心洗われるような美音揃いで
す。この作品集のいくつかは、原曲がピアノ曲であったり、またノルウェーの
民族音楽に起源を見ることができます。最初に置かれた「2つの悲しい旋律」
は、もともと歌曲からの編曲で、「春」(過ぎし春)の哀切なメロディはとりわ
け有名ですが、この曲はノルウェイではしばしば葬儀の時にも奏されるもので、
原曲の歌詞は、年老いた人が、この世を去る前の最後の春を迎え、風景や暖か
い陽光に感謝の祈りを捧げている詩であることを知る人はあまりいないのでは
ないでしょうか?他のどの曲も、北欧の豊かな自然を感じさせる、ちょっと胸
が痛むものばかり。とびきりの弦の調べは、人の声をも凌駕します。

8.572658
ショスタコーヴィチ:交響曲 第6番&第12番
1-3.交響曲 第6番 ロ短調 Op.54
4-7.交響曲 第12番 二短調「1917年」Op.112
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)
いつもの如く、ペトレンコは容赦なくムダな贅肉を切り落としていきます。
残った部分は本当に美味しそうな赤身だけ。曲にまつわる(とされる)エピソー
ドに目を向ける暇もありません。第12番の最終楽章の開放的な音楽も、もしか
したら全く別の意味が込められているのかも。

8.572523
ブゾーニ:ピアノ協奏曲 Op.39
1.第1楽章 序奏と入祭唱/2.第2楽章 おどけた曲/3.第3楽章 厳粛な曲
4.第4楽章 イタリア風に(タランテラ)/5.第5楽章 賛歌
ロベルト・カッペッロ(ピアノ)/ルカ・マレンツィオ合唱団/ローマ交響楽団
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)
イタリアの作曲家、フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)が書いた唯一のピアノ
協奏曲は、史上稀に見る破天荒なものでした。全5楽章、演奏時間は約80分、
そして終楽章には男声合唱が入るというこの曲、もちろんピアノ・パートは演
奏困難を極め、その上、曲もイマイチまとまりがなく、初演時ドイツの批評家
からは「イタリア的な要素が入ってる」と言われ、イタリアの批評家からは、
「ワーグナー風であり、終楽章もドイツ語だ」と批判される始末。歌詞はなん
とアラーの神を讃えていたりしますし・・・。日本では、その存在は知られて
いたものの、なかなか演奏される機会がなく、ようやく2001年になって、あの
超絶技巧で知られるアムランがようやく全曲初演を行ったというまさに珍曲中
の珍曲ですが、この多種多様なものが流布する現在では、とりわけ奇異な存在
と位置づける必要もありませんね。1976年、ブゾーニ国際ピアノコンクールで
優勝した真のブゾジーニ弾き、カッペッロの納得の演奏でどうぞ。

8.572666
アゼルバイジャンのピアノ協奏曲集
1-3.アミーロフ(1922-1984)&ナジーロヴァ(1928-):
アラビアの主題によるピアノ協奏曲(1957)
4-6.アディゲザロフ(1935-2006):ピアノ協奏曲第4番(1994)
7.トフィク・クリーエフ(1917-):ガイターギ-踊り(1958/1980)
8.バダルベイリ(1947-):ピアノとオーケストラのための「海」(1977)
9.バダルベイリ:スーシャ(2003)
ファルハド・バダルベイリ(ピアノ)…1-3.7.8
ムラド・アディゲルザルザーデ(ピアノ)…4-6
ジョアン・ロジャース(ソプラノ)…9
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
南コーカサス地方に位置する共和国、アゼルバイジャン。数多くの国と接して
おり、多彩な文化の行き交う生命力溢れる国として知られています。多くの音
楽家を育んでいることでも知られ、ここに収録された4人の作曲家の興味深い作
品を聴いただけでも、その豊かな文化的土壌を感じることができるでしょう。
アミーロフはもともと民族楽器の奏者であり、父親が民謡歌手です。NAXOSレ
ーベルでも既に2枚の作品集がリリースされていますが、ここでは同郷のピア
ニスト、ナジーロヴァと2人で仕上げた作品を。異国文化漂う力強い作品です。
アディゲザロフも民族音楽の影響を強く受けた人で、カラーエフにピアノを学
び、現代最高の作曲家として賞賛されています。彼のピアノ協奏曲も、伝統音
楽「ムガム」の影響を強く受けていて、どうにもこうにもたまらないほどの胸
苦しい音楽を繰り出してきます。クリーエフは、他の人とは若干違い、ジャズ
の影響なども受けている変わり種。このガイターギは、あのイスラメイを思い
起させるような快活な曲。ピアノ、打楽器、オーケストラがどんちゃん騒ぎを
繰り広げます。バダルベイリは監督&俳優シャムシ・バダルベイリを父に持ち、
1967年にスメタナ・ピアノ国際コンクールで3位を受賞したことで、国際的な
活動を始めました。その後、数々の賞を取りながら、作曲も行い、1991年から
はバクー音楽アカデミーで教えています。「スーシャ」はアゼルバイジャンの
古代都市ですが、現在でもこの地の文学と音楽の象徴とされ、ここで起きた
人々の紛争という悲話を、声とオーケストラで語るという小品。涙が一筋頬
を伝うかもしれません。

8.572506
トランペット編曲集
1-4.ドビュッシー(1862-1918):
ベルガマスク組曲(前奏曲/メヌエット/月の光/パスピエ)
5-7.シューマン(1810-1856):幻想小曲集Op.73
8-10.ブラームス(1833-1897):クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120
11-14.バーバー(1910-1981):4つの歌(尼僧はヴェールをとる/年老いし男の秘密
/この輝かける夜に/夜想曲)
※全てC.モリスによるトランペット編曲
クレイグ・モリス(トランペット&フリューゲル・ホルン)
ヴァレンティーナ・リシッツァ(ピアノ)
トランペットの名手、クレイグ・モリス自身の編曲で新たに生まれ変わった4曲
の名作です。最初のドビュッシーの「ベルガマスク組曲」は、ピアノのために
書かれた曲ですが第3曲目の「月の光」はオーケストラで演奏されることも多
いものです。しかし、ここではトランペットとピアノという全く違った色合い
で、この名曲が供されます。シューマンの幻想小曲集はヴィオラやチェロ、
オーボエ、クラリネットなどで奏され、またブラームスのソナタはもともとク
ラリネットかヴィオラで奏されるために書かれていますが、トランペットとい
うのは、前例を見ないのではないでしょうか。そしてバーバーの4つの恋の歌
も、トランペットと言うのは全く新しい切り口でしょう。しかしながらどの曲
もあまりにもぴったりはまっていて、全く無理のない音楽として仕上がってい
るのには驚く他ありません。ここでピアノを担当しているリシッツァも知る人
ぞ知る名手。まさに「新しい音の海への船出」という言葉がぴったりのステキ
な1枚です。

8.571276
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション第3集
ニュー・ライン・ピアノ
1.ブークーレシュリエフ(1925-1997):アルキペルIVOp.10
2.カスティリオーニ(1932-1996):カンジアンティ
3.ブローウェル(1939-):ピアノとフォルテのソナタ
4.ミマールオール(1926-):セッション
イディル・ビレット(ピアノ)
お待ちかね、ビレットによる現代作品集です。一言で現代と言っても、その音
楽はとても幅広いのですが、ここでビレットはなかなか興味深い作品をぶつけ
てきました。ビレットは1972年にFinnadarレーベルへ録音を開始したのですが、
ここは、ワーナー傘下で現代音楽(とりわけ電子音楽)有数のアトランティック
・レコードと提携関係にあったため、当時活躍していた現代作曲家たちがこぞ
ってLPをリリースしていたのです。そんな関係で、彼女も最先端の音楽を奏す
ることになり、この1976年録音の希少盤が出来上がることになったのです。
トッカータの進化系のようなブークーレシュリエフやブローウェルの作品は、
いかにも彼女らしいと頷けますが、ミマールオールの「セッション」もなかな
かの大作です。この曲はルイジ・ノーノばりのテープを用いた扇動的な作品で、
時としてピアノの音色が頭から飛んでしまうかのような、多元的な音楽で(この
作品はビレットのために書かれています)、機械的に処理されたオーケストラ
の響きなどを巻き込みながら、コラールにも似たピアノの音色で終焉を迎え
ます。

8.572631
ロシアのヴァイオリン協奏曲集
1.コニュス(1869-1942):ヴァイオリン協奏曲ホ短調(1898)
2-4.ワインベルク(1919-1996):
ヴァイオリンと弦楽のためのコンチェルティーノ(1948)…世界初録音
5.アレンスキー(1861-1906):ヴァイオリン協奏曲イ短調(1891)
セルゲイ・オストロフスキー(ヴァイオリン)
ボーンマス交響楽団/トーマス・ザンデルリンク(指揮)
チャイコフスキーの伝統を脈々と受け継ぐロシアのヴァイオリン協奏曲を3曲
投入した「ロシア好き」にはたまらない1枚です。アレンスキーの作品は、そ
のチャイコフスキーの影響が強く感じられる抒情的な曲。1891年に書かれ、名
手レオポルド・アウアーに献呈されています。アレンスキーの弟子であったコ
ニュスの作品は、初演者クライスラーは擁護したものの、他のヴァイオリニス
トは目もくれませんでした。しかし、かのハイフェッツが愛奏したことで現在
に至る人気を得ています。やはり哀切で情熱的な気分に満たされた熱い音楽で
す。ワインベルクの作品はよくショスタコーヴィチと比較されますが、この
1948年に作曲されたコンチェルティーノは、彼の有名なヴァイオリン協奏曲よ
りも10年前に書かれたものであり、ショスタコーヴィチだけでなく、ミャスコ
フスキーやプロコフィエフなどの新古典派の影響も感じられる濃い作品です。
数多くの受賞歴を持つオストロフスキーの「素晴らしい音色」は世界中で賞
賛を浴びています。

8.559701
ハンソン:
1-3.交響曲第2番「ロマンティック」Op.30(1930)
4.永遠の光(ルクス・エテルナ)Op.24(1923)
5.モザイク(1958)※DELOS原盤
スーザン・グルキス(ヴィオラ)…4/シアトル交響楽団
ジェラード・シュウォーツ(指揮)
第1集(8.559700)を聴いてもわかるように、ハンソン(1896-1981)はアメリカの
作曲家とは言え、その根底にはまるで「シベリウスの血」が流れているかのよ
うです。この第2番の交響曲は彼の最も有名な作品ですが、ここでもその傾倒
ぶりがよくわかります。冒頭の抒情的な弦の扱いや、独特の和声、そしてホル
ンのファンファーレ。これらはまさに北欧由来の音楽と言っても過言ではあり
ません。しかし、聴き進めるにつれて、もっともっと現代的で広がりのある世
界に包みこまれていく快感をわえるのがハンソンを聴く楽しみなのかもしれま
せん。「ルクス・エテルナ」ではパレストリーナへの関心が伺われます。1957
年に作曲された「モザイク」は、指揮者ジョージ・セルのために書かれたもの
で、ハンソンが愛した変奏曲形式が用いられています。全編重厚な弦の響きに
覆われた豊かな音楽です。

8.572673
ホリデー・クラシックス
1.チャイコフスキー(1840-1893):組曲「くるみ割り人形」Op.71a 小序曲
2.グルーバー(1787-1863):きよしこの夜(G.シュワルツ編)
3.ヘンデル(1685-1759):水上の音楽組曲第1番HWV348より第3楽章「アレグロ」
4.シュワルツ(1947-):グリーンスリーヴス変奏曲
5.チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」Op.71a 行進曲
6.パッヘルベル(1653-1706):カノンニ長調
7.レドナー(1830-1908):ああベツレヘムよ(S.ジョーンズによる管弦楽編)
8.ヘンデル:水上の音楽組曲第1番HWV348より第8楽章「ブーレー」
9-10.チャイコフスキー:
組曲「くるみ割り人形」Op.71a 「金平糖の踊り」「トレパーク」
11.ヨ(1886-1943):バンビーノ(B.ハウスマンによる管弦楽編)
12.ヘンデル:水上の音楽組曲第1番HWV348より第9楽章」ホーンパイプ
13.伝承曲:コヴェントリー・キャロル(B.ハウスマンによる管弦楽編)
14.チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」Op.71a 花のワルツ
16.ホプキンス.Jr(1820-1891)/伝承曲:
われらは来たりぬ-クリスマスおめでとう
シアトル交響楽団/ジェラード・シュワルツ(指揮)
何となく耳にすることはあるのだけど、じっくり聞くことはあまりない・・・。
そんな超名曲、それもクリスマスにまつわる曲を中心に集めた1枚です。とは
いえ、良くあるようなコンピレーションではありません。このアルバムのため
に名指揮者シュワルツが新録音を発動したのです。なんともゴージャス!まる
で静粛なコラールのように金管で奏される「きよしこの夜」の冒頭部分などは、
背中がぞくぞくするほどの美しさです。一味違う味付けの施された「ああベツ
レヘムよ」にも心洗われますし、クリスマスといえばおなじみの「くるみ割り
人形」の組曲も絶妙に挟み込まれています。夏のイメージがある「水上の音楽」
は隠し味でしょうか。心憎い1枚です。

8.572598
アイアランド:
1-3.ピアノ協奏曲変ホ長調/4.伝説/5.第1狂詩曲嬰ヘ短調
6.牧歌…世界初録音/7.小春日和…世界初録音/8-10.海の牧歌
11-13.3つの踊り(ジプシーの踊り/田舎の踊り/刈り取りの踊り)
ジョン・レナハン(ピアノ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団…1-4
ジョン・ウィルソン(指揮)…1-4
アイアランド(1879-1962)の唯一のピアノ協奏曲は、彼の有力な後援者であった
ヘレン・パーキンのための書かれたものです。1930年に作曲されその年の10月
2日にヘレンの手によって初演されています。その演奏会が大変成功を収めたた
め、以降多くのピアニストたち(クリフォード・カーゾン、モーラ・リンパニ
ー、アイリーン・ジョイス、ジーナ・バッカウアー、そしてアルトゥール・ル
ービンシュタンら錚々たる顔ぶれ)がこの曲を演奏し、「イギリス人による最
高のピアノ協奏曲」とまで呼ばれました。その後、アイアランドは第2番の協
奏曲の作曲を計画し、それは「伝説」と言う名前を付けられた単一楽章の作品
として成就しました。こちらも同じくパーキンに捧げられ、彼女は1934年に
BBC交響楽団、エイドリアン・ボールト指揮でこの曲を初演しました。現在は
すっかり忘れられてしまった作品ですが、この機会に再評価されるのではない
でしょうか。

8.572772
グバイドゥーリナ:
1.バヤン,パーカッション,弦楽のための「ファハヴェルク」(2009/2011)
2-6.シレンツィオ ※1…世界初録音
ゲイル・ドラウグスヴォル(バヤン)
アンデシュ・ルーグイン(パーカッション)…1/トロンハイム交響楽団…1
オイヴィン・ギムセ(指揮)…1
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(ヴァイオリン)…2-6
オイヴィン・ギムセ(チェロ)…2-6
ロシア、タタール自治共和国出身の女性作曲家、グバイドゥリーナ(1931-)。
幼少時から作曲家を目指し、モスクワ音楽院でニコライ・ペイコとヴィッサリ
オン・シェバリーンに作曲を学びます。あまりに独自の音を模索したため、当
時のロシアではなかなか受け入れられなかった彼女を擁護したのがショスタコ
ーヴィチであったことは、その後の彼女の経歴に少なからずの示唆を与えたこ
とは間違いなく、以降の彼女の作品は、楽器の使い方も音の使い方もまるで類
をみない特異なものでした。1980年代にクレーメルがヴァイオリン協奏曲を
「ソ連」の外で演奏したことで、名声が飛躍的にあがり、世界的評価を受ける
ことになります。2011年、彼女の80回目の誕生日を記念して、作曲家立ち合い
のもと、このアルバムに収録された「ファハヴェルク」の世界初録音が行われ
ました。彼女が愛するロシアのアコーディオン「バヤン」の音色で始まる神秘
的な作品は、何かを強く訴えかけてくること間違いありません。

8.571273
イディル・ビレット/コンチェルト・エディション 第4集
リスト:
1-5.ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調/6-11.ピアノ協奏曲 第2番 イ長調
12.死の舞踏 ニ短調
イディル・ビレット(ピアノ)
ビルケント交響楽団/エミール・タバコフ(指揮)
爆裂系が好きな人にぜひオススメ。リスト(1811-1886)の2つの協奏曲と「死の
舞踏」です。ビルケント交響楽団を率いるのは、あの名指揮者タバコフ。ビレ
ットの独特な風味を引き立てる実に絶妙なバックを付けています。どうしても
力任せに押し切る演奏が多くなりがちなこれらの曲ですが、ここでは、細部に
まで目の届いた細やかな音を楽しむことができるというものです。リストの有
り余るエネルギーの炸裂と、全編に渡る小気味よいまでのピアノの超絶技巧を
ぜひお楽しみください。どちらかというと地味な扱いを受けてしまう第2番の
楽しさにも、改めて開眼できるかもしれません。笑ってしまううくらに「すご
い」死の舞踏の冒頭もぜひ。

8.571280
イディル・ビレット/コンチェルト・エディション 第5集
チャイコフスキー:
1-2.協奏的幻想曲 ト長調 Op.56
3-5.ピアノ協奏曲 第2番 ト長調 Op.44(原典版)
イディル・ビレット(ピアノ)
ビルケント交響楽団/ホセ・セレブリエール(指揮)…1-2
エミール・タバコフ(指揮)…3-5
最近のビレットはますますその技巧に磨きをかけているようで、このアルバム
から聞こえてくる音楽も芳醇の極みと言えるでしょう。まず、チャイコフスキ
ー(1840-1893)の秘曲、協奏的幻想曲は1884年に書かれた2楽章形式からなるピ
アノ協奏曲です。どうしても彼のピアノ協奏曲は第1番以外はあまり耳にする
機会がないのだけれども、実はどれもなかなかの力作であり、なぜ人気が出な
いのか不思議に思う人も多いのではないでしょうか。この演奏、とにかくセレ
ブリエールが指揮するオーケストラが絶品。ひたすら力強く曲を盛り上げます。
第2番は1879年から1880年にかけて作曲され、N.ルビンシテインに献呈された
もので、こちらもとても美しく技巧的なのですが、第2楽章のチェロとヴァイ
オリンの二重奏があまりにも長すぎて、ジロティがカットしてしまったりと、
少々不幸な生い立ちを持つ曲です。ただ、少々残念なのは、どちらの曲も、
美しいメロディが多すぎること。あまりの美メロの連続に、どこを「お気に入
り」にすればよいのかわかりません。

8.572334
フレイタス・ブランコ:
1-4.ヴァイオリン・ソナタ 第1番(1907)
5-8.ヴァイオリン・ソナタ 第2番(1938)
9.ヴァイオリンとピアノのための前奏曲(1910)
カルロス・ダマス(ヴァイオリン)
アンナ・トマシク(ピアノ)
ポルトガルの詩人、フェルディナント・ペソアがその作品を発表した時、その
モダニズムはまだ国内で理解されることはなく、ある意味預言者のような役割
を果たしていていたといわれています。音楽もまた然り。ブランコ(1890-1955)
より少し前に生まれた作曲家、アルフレード・ケイルやビアンナ・ダ・モッタ
は明らかにフランスとドイツ音楽の影響を受けていて、それを足掛かりにポル
トガルの近代音楽の基礎を築いたため、後に続くブランコらの初期の作品も、
明らかに「フランクの落とし子」である風貌を兼ね備えていたのです。ここで
聴ける第1番のソナタの冒頭は、まさにフランクそのもの。しかしブランコは
その後に独自の路線を歩み、第2番のソナタでは、はっきりと個性を打ち出す
ことに成功しています。その間をつなぐ「前奏曲」のもどかしいまでの美しい
音楽は、一皮むけようとする作曲家が身を震わせている姿を見るかのような淫
靡な喜びすら感じさせます。

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11-11 No.20-2

2011年11月19日 12時21分34秒 | Weblog
8.572245
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ全集
1-4.ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.1-13 HWV371
5-8.ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.1-3 HWV361
9-12.ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.1-1 HWV359a
13-16.ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.1-6 HWV364a
17-19.ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.1-13 HWV358
20.アンダンテ イ短調 HWV412/21.アレグロ ハ短調 HWV408
22-25.ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.1-12 HWV370
26-29.ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.1-10 HWV368
30-33.ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.1-14 HWV372
34-37.ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 Op.1-15 HWV373
アンサンブル・ヴィンテージ・ケルン(メンバー:アリアドネ・ダスカラキス
(ヴァイオリン)/ライナー・ジッパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジェラルド・ハンビッツァー(ハープシコード))
ヘンデル(1685-1759)のヴァイオリン・ソナタとひとくくりに言っても、その
数え方に異論があり、なかなか全貌が見えてこないのが実情です。本来はOp.1
として出版された15の独奏ソナタのうち、ヴァイオリンと通奏低音のために書
かれた曲を指しますが、出版当時から偽作と思われるものが含まれていたり、
後に自筆稿と思われる曲が発見されたりと、どんなに研究を重ねてもわからな
いことが多いものです。ここに収録された9曲と小品2つは最新の研究結果に基
づく「全集」であり、例えばHWV408のアレグロなどは、HWV362のリコーダー・
ソナタと同じ素材が使われていたりもします。どちらにしても、研究結果は横
に置いておいて、この麗々しい作品集を楽しもうではありませんか。オリジナ
ル・ピッチの落ち着いた響きは、モダン楽器と一味違う独特な空気感を持ち、
儚げな音の漣は300年ほど前の優雅な宮廷へと聴き手を連れていってくれるで
しょう。

8.572307
ベンダ:ヴァイオリン・ソナタ集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第10番 ヘ短調 Lee III:73
4-6.ヴァイオリン・ソナタ 第14番 変ホ長調 Lee III:41
7-9.ヴァイオリン・ソナタ 第23番 ハ短調 Lee III:9
10-12.ヴァイオリン・ソナタ 第32番 ホ長調 Lee III:50
13-15.ヴァイオリン・ソナタ 第28番 ヘ長調 Lee III:63
ハンス=ヨアヒム・ベルク(バロック・ヴァイオリン)
芥川直子(チェンバロ)
著名な音楽一家であるベンダ家に生まれたフランツ・ベンダ(1709-1786)は、
父からオーボエなどの楽器を習い、地元の教会のカントールからオルガン、作
曲、唱歌を学び、教会の聖歌隊員となるという、極めて理想的な少年時代を送
りました。ドレスデンの宮廷に仕えていた時に、フルート作品で知られるク
ヴァンツと出会い、後のフリードリヒ2世となるプロイセン王子に紹介され、
そこで認められます。彼は本当に才能あるヴァイオリニストであり、批評家
C.バーニーは「偉大な天才」と評したと言います。そんな彼のヴァイオリン作
品は、時代的にもバロックから古典派への移行期であったため、不要な装飾を
排した明晰でわかりやすいものが多く、伸びやかで明るい楽想に満ちています。
そんな作品の数々を、ベルクと芥川の親密なアンサンブルで心行くまでお楽し
みください。

8.572433
バード:チェンバロのためのファンタジー全集
1.作者不詳=バード編:前奏曲 ト長調(F:第117番)
2.ファンタジー ト長調 第2番(MB:28巻第62番/F:第261番)
3.ファンシーの前奏曲 イ短調(MB:27巻第12番/F:第100番)
4.ファンタジー イ短調(MB:27巻第13番/F:第52番)
5.前奏曲 ハ長調(MB:27巻第24番/F:第103番/N:36番)
6.ファンタジー ハ長調 第2番(MB:27巻第25番/F:第103番/N:36番)
7.ファンタジー ト短調(MB:55巻第55番)
8.ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ ト長調(MB:28巻第64番/F:第101番/N:9番)
9.ド・ミ・レ(MB:28巻第65番/F:第102番)
10.ブル(1563-1628)=バード編:前奏曲:
ドリック・ミュージック(MB:14巻第59番)
11.ファンタジー ニ短調(MB:28巻第46番/N:41番)
12.作者不詳=バード編:前奏曲(MB:55巻第3番)
13.ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ ヘ長調(MB:28巻第58番)
14.前奏曲 ト短調(MB:17巻第1番/P:第1番)
15.ファンタジー ト長調 第3番(MB:27巻第63番/F:第8番)
16.ファンタジー ハ長調 第1番(MB:27巻第26番/N:第29番)
※MB=ムジカ・ブリタニカのヴァージナル曲集
F=フィッツウィリアム・ヴァージナル曲集
P=パーセニア/N=私のネヴェル夫人の曲集
グレン・ウィルソン(チェンバロ)
イングランドで活躍したルネサンス音楽の作曲家、ウィリアム・バード
(1539/40-1623)は、トマス・タリスに師事し、王室礼拝堂のオルガニスト兼聖
歌隊長として活躍した人です。しかし当時はイギリス国教会とカトリックが混
在していたため、宗教的弾圧を受け、1585年にはブラックリスト(国教忌避者の
名簿)に名が記載されてしまうほどでした。しかし、どちらの宗教にも熟知して
いたため、両方の典礼音楽を手掛け、最終的にはカトリックの擁護者から手厚
い保護を受けエセックスで晩年を過ごし、そこで亡くなります。彼は宗教音楽
だけでなく、ヴァージナル(当時は鍵盤楽器を全てこう呼んだ)曲も多く残し、
また同時代の作曲家たちのヴァージナル曲も含めて、いくつかの曲集として編
纂、貴族や愛好家たちを喜ばせました。この当時のファンタジアとは、ロマン
派に見られるような自由な形式ではなく、曲の冒頭の主題が次々と模倣される
フーガのようなもので、舞踏音楽としての意味合いも持っていたようです。

8.572490
ガルッピ:ピアノ・ソナタ集 第2集
1-3.ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Illy No.14
4-5.ピアノ・ソナタ ニ短調 Illy No.2
6-8.ピアノ・ソナタ ハ短調 Illy No.34
9-11.ピアノ・ソナタ ハ長調 Illy No.27
12-14.ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Illy No.24
15-16.ピアノ・ソナタ ニ短調 Illy No.56
17-19.ピアノ・ソナタ ニ長調 Illy No.1
マッテオ・ナポリ(ピアノ)
第1集(8.572263)で、その多彩な音楽性の一部を確かめることができた18世紀
初頭のヴェネツィアの音楽家ガルッピ(1706-1785)ですが、この第2集でも驚く
ばかりの素晴らしい作品を楽しむことができるでしょう。彼は最初オペラ・
ブッファ作曲家としてデビューしましたが、処女作は不出来で、記録的な大失
敗をしてしまったため、当時、傑出した教育者として知られるアントニオ・
ロッティに教えを受け、チェンバロ奏者として名を上げたあと、もう一度オペ
ラの作曲を試みたという努力家でもありました。彼は少なくとも80曲以上の鍵
盤ソナタを作曲しましたが、生前に発表されたのはわずか12曲のみでした。そ
のうち、1781年にロンドンで刊行された「チェンバロの慰め」の6曲が比較的
知られていますが、他の曲はまだまだ未知の領域に属しています。スカルラッ
ティの名残りを感じさせる曲から、モーツァルトを予感させる曲まで興味深い
作品が次々と登場します。

8.572530
バクリ:ピアノ・ソナタ 第2番 他
1.前奏曲とフーガ Op.91/2-4.ピアノ・ソナタ 第2番 Op.105
5-9.最愛の古典 Op.100 第1番「バロック組曲」
(前奏曲/エア/ミュゼット/メヌエット・レント/ジーグ)
10-12.最愛の古典 Op.100 第2番「ソナティナ・クラシカ」
(狂詩曲/ガヴォット/フーガ・ディアトニカ)
13-14.最愛の古典 Op.100 第3番「2声のためのアリオーソ・バロックとフーガ
・モノディア」(アリオーソ・バロッコ/2声のフーガ・モノディア)
15-16.2つの叙情的スケッチ Op.103(ロシアのコンテ/スカンジナビアの風景)
17.小前奏曲
18-24.芸術の幼年期(夜想曲 第1番/ワルツ/夜想曲 第2番/夜想曲 第3番/
即興曲 第1番/即興曲 第2番/夜想曲 第4番)
25.12音の主題による小変奏曲
エリアンヌ・レイエ(ピアノ)
1961年フランス、パリに生まれ、1980年にパリ高等音楽学校に入学、作曲を学
んだニコラ・バクリ(1961-)。3年後には有名な「ローマ大賞」を獲得しイタリ
アへ留学します。フランスで最も嘱望される作曲家として活躍し、これまでに
数多くの作品を書いています。彼の作品は、カテゴライズするのは難しいもの
ですが、彼自身は、自らの音楽を「ネオ・ロマンティックではなく、ロマン
ティックであり、ネオ・モダニズムではなく、モダニズムだ」と語ります。確
かにそれぞれが機知に富み、劇的で表現豊かなものです。このアルバムに収録
された曲は、とりわけ古典に回帰した作風を持ち(例えいかなる個人的理由が
あろうとも)、表面上はとても聴きやすいものです。ただその根底にはどのよ
うな物が隠されているのかは、ちょっと聞いただけではわからないほどに巧妙
に仕組まれているのでしょうけど。

8.571262
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション 第12集
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第6集
1-4.ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 Op.7
5-7.ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
8-9.ピアノ・ソナタ 第27番 ホ長調 Op.90
イディル・ビレット(ピアノ)
第4番変ホ長調の軽快なテーマで始まる、このビレットによるソナタ第6集には、
大人気の第8番「悲愴ソナタ」が含まれています。ビレットがあの第2楽章をど
んなに美しく演奏するだろうか?と想像するだけで楽しいものですが、実際の
演奏は、テンポをほどよく揺らす、不思議なアコーギクを与えた味わい深いも
のとなっています。その傾向は第27番の第2楽章にも見られ、通常は優しく優
しく扱う主題を、ビレットは敢えてぎこちなく(?)演奏することで、やはり曲
に不思議な奥行を与えています。愛好家が演奏する際に「お手本にしてはいけ
ない演奏」の筆頭にあげられそうです。

8.571274
イディル・ビレット/アーカイブ・エディション 第1集
ラヴェル&ストラヴィンスキー作品集
1.ラヴェル(1875-1937):グロテスクなセレナード
2-4.ラヴェル:夜のガスパール(オンディーヌ/絞首台/スカルボ)
5.ストラヴィンスキー(1882-1971):5本の指で
6.ストラヴィンスキー:子どもたちのワルツ
7-9.ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
イディル・ビレット(ピアノ)
何でも演奏可能なビレットによる、胸のすくようなラヴェルとストラヴィンス
キー作品集です。冒頭の「グロテスクなセレナード」から飛ばしてます。若干
テンポを落とし、メロディをくっきり浮かび上がらせた「夜のガスパール」の
オンディーヌ、郷愁さえ感じさせる絞首台、不気味さ炸裂のスカルボ・・・。
ついつい聞き惚れてしまいます。ストラヴィンスキーも格別の味わいであり、
最近演奏される機会の多い、ペトルーシュカからの3楽章も、独特な内声の浮か
び上がらせ方によって、全く新しい作品のように聴かせる技はさすがです。

8.571277
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション 第4集
ベルク・ウェーベルン・ブーレーズ作品集
1.ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ Op.1
2-4.ウェーベルン(1883-1945):ピアノのための変奏曲 Op.27
5-8.ブーレーズ(1925-):ピアノ・ソナタ 第2番
イディル・ビレット(ピアノ)
あのポリーニが、ブーレーズのピアノ・ソナタ第2番で注目を浴びたのは1978年
の来日公演の時でした。超難解と言われる「ゲンダイオンガク」を事もなく弾
きこなす若者(当時)に息を飲んだ人も多かったのでは。とはいえ、ブーレーズ
がこの曲を書いたのは1948年のことであり、1950年には初演されているのだか
ら、当然様々なピアニストが手掛けていたことは間違いないのです。その中に
ビレットがいたとは・・・。この録音は1972年、ポリーニよりも1歳年上の彼
女が31歳の時。確かに現代曲をバリバリ弾いていた人だから、全く不思議はな
いのだけれど、やはりこうして実際の演奏を聴いてみると、「すごい人がいる
ものだ」と感嘆せずにはおれません。他にはベルク、ウェーベルンとおなじみ
の作品を2曲。

8.571279
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション 第6集
シューマン・ブラームス:作品集
1-8.シューマン(1810-1856):
幻想小曲集 Op.12(夕べに/飛翔/なぜ/気まぐれ/夜に/寓話/夢のもつれ/
歌の終わり)
9-11.ブラームス(1933-1897):
3つの間奏曲 Op.117(第1番 変ホ長調/第2番 変ロ短調/第3番 嬰ハ短調)
イディル・ビレット(ピアノ)
ビレット17歳の瑞々しい感性が光るブラームスとシューマンの作品集です。彼
女の驚異的な才能は、トルコの議会をさえも動かして、当時不可能であった海
外渡航を認めさせたのであり、7歳でパリ音学院に留学してからも、その才能
の発露は留まることを知りませんでした。アルゲリッチと同じ年、そしてポリ
ーニよりも一つ年上の彼女がもしショパン国際コンクールに参加していたなら
・・・現在の日本での彼女の人気はもっと大きなものだったのかもしれません。
しかしそんな「if」は不要です。この録音は、3日間のセッションで行われまし
たが、編集時に「その部分だけ」を演奏しなおして繋いだため、彼女にしてみ
れば出来上がりに不満があったようで、その数年後のプロコフィエフの録音で
は「全曲を弾き直して」統合性のとれた音楽を記録することに成功したと言い
ます。とは言え、この1枚をじっくり聞いてみても、そんな不都合は全く感じ
られませんが・・・。

8.571281
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション 第7集
1.ミャスコフスキー(1881-1950):ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ヘ短調 Op.13
2.ミャスコフスキー:ピアノ・ソナタ 第3番 ハ短調 Op.19
3.リスト(1811-1886):暗い雲/4.リスト:悲しみのゴンドラ 第1稿
5.スクリャービン(1872-1915):5つの前奏曲 Op.74
6.ラフマニノフ(1873-1943):幻想小曲集 Op.3-2 前奏曲 ハ短調「鐘」
イディル・ビレット(ピアノ)
トルコ、イスタンブール出身のプロデューサー、イルハン・ミマログルに見出
されたイディル・ビレットは、Finnadarレーベルのために様々な曲を録音しま
した。それはベルリオーズ=リストの「幻想交響曲」からテープとピアノのた
めの作品集(8.571276で聴けます)まで多岐に渡っています。さて、このアルバ
ムに収録されているのは1978年から1979年にかけて録音されたミャスコフスキ
ーを中心とした6つの作品です。ミャスコフスキーのソナタは、どちらも彼の
初期の頃の作品で、第2番では有名な「怒りの日」のモティーフが印象的に使
われています。単一楽章で書かれていて、スクリャービンの影響も感じさせる
技巧的な曲です。リストの2つの曲は無調を感じさせる晩年のもので、静かな
音の中に凝縮した世界が描かれています。スクリャービンは短いながらも印象
的な作品であり、ラフマニノフは最近注目の華やかな曲。どれもが聴きどころ
たっぷりです。

8.660274
フィリドール:オペラ・ブッファ「サンチョ・パンサ」
サンチョ・パンサ…ダレン・ペリー(バリトン)
テレーゼ(サンチョの妻)…エリザベス・カレオ(ソプラノ)
理髪師ロペ・トーチョ…カリム・スレイマン(テノール)
農婦ジュリエッテ…メーガン・マッコール(ソプラノ)
仕立屋…トニー・ブーテ(テノール)
弁護士…エリック・C・ブラック(バリトン)他
オペラ・ラファイエット管弦楽団
ライアン・ブラウン(指揮)
18世紀フランスで有名な音楽一族の元に生まれたフィリドール(1726-1795)。
彼は音楽の才能に恵まれていただけでなく、なんと「チェス」の才能も持ち合
わせていました。父も同じ名前を持っていましたが、その父が72歳の時に19歳
の女性と結婚(う-ん、年の差婚極まれり)、その結果設けた子どもでした。幼
い頃から聖歌隊で歌い、45歳くらいまではフランスのオペラ界での中心人物と
して活躍していましたが、常々自身の音楽的才能に疑問を感じていた彼は、
結局「チェスのプレイヤー」として生きることを決意したといいます。彼は
J.J.ルソーと「優雅なミューズたち」を合作するなど、オペラ・コミックの作
曲でも名声を馳せ、少なくとも20曲以上のオペラを残しました。その中でもこ
のサンチョ・パンサは「架空の島の知事」としての役割を与えられ、楽しいド
タバタ喜劇を繰り広げます。曲自体はこの時代にふさわしい典雅なもので、
なんとものどかな美しさを醸し出します。

8.660306-07 2枚組
マクファーリン:歌劇「ロビン・フッド」(1860)
ロビン・フッド…ニッキー・スペンス(テノール)
サー・レジナルド・ドブレーシー…ジョージ・ハルバート(バリトン)
ウーゴ…ルイス・ハースト(バス)
アラン・ア・デール…アンドリュー・マッケンジー=ウィックス(テノール)
リトル・ジョン…ジョン・モロイ(バス)
ムック…アレックス・ノックス(バリトン)
マリアン…ケイ・ジョーダン(ソプラノ)
アリス…マグダーレン・アシュマン(メゾ・ソプラノ)
ジョン・パウエル・シンガーズ/ヴィクトリア・オペラ合唱団
ヴィクトリア・オペラ管弦楽団
ロナルド・コープ(指揮)
イギリスの作曲家というと、パーセルやヘンデルら、バロック時代の人か、
エルガーやホルストの近現代の人くらいしか思い浮かびません。しかし、1800
年代前半にも何人もの音楽家が活躍していました。このマクファーリン
(1813-1887)はそんな中の一人。若い頃から視力が弱く、50歳になる前に全て
光を失ってしまったという苦労人でしたが、パーセル以来最も偉大な英国の
オペラ作曲家であり、サリヴァンへの橋渡しとしての存在ともいえる素晴ら
しい作品を書いた人でした。この「ロビン・フッド」は、同時期の作曲家ウォ
レスの「ラウリーン」とともに当時の聴衆から賞賛された作品です。義賊とし
て知られるロビンフッドですが、ここではアウトローであった弓の名手が、
領主の娘マリアンと恋仲になることで、幸せを手にするというある意味サク
セス・ストーリーで、ハッピー・エンドにふさわしい明るい音楽が付けられ
ています。

8.111376-77 2枚組
メノッティ:歌劇「マリア・ゴロヴィン」他
〈CD1〉1-13.第1幕/14-22.第2幕
〈CD2〉1-9.第3幕(録音 1958年ローマ)
10-12.ヴァイオリン協奏曲 イ短調
(録音 1954年11月8日ボストン・シンフォニー・ホール)
マーク・オーバートーソーン復刻
《マリア・ゴロヴィン》
マリア・ゴロヴィン…フランカ・デュヴァル(ソプラノ)
ドナート…リチャード・クロス(バス・バリトン)
母…パトリシア・ニューウェイ(コントラルト)
アガタ…ゲニア・ラス(メゾ・ソプラノ)
Dr.ツッカータンツ…ハーバート・ハンド(テノール)
スタジオ・オーケストラ&コーラス
ピーター・ハーマン・アドラー(指揮)
《ヴァイオリン協奏曲》
トシー・スピヴァコフスキ(ヴァイオリン)
ボストン交響楽団/シャルル・ミュンシュ(指揮)
メノッティ(1911-2007)のオペラ、マリア・ゴロウィンは1958年8月にブリュッ
セルで初演され、その3か月後にブロードウェイでも上演されました。多くの
人たちは、彼の「電話」や「霊媒」のような人気作となることを期待し、RCA
によって録音もされたのですが、残念なことに5回上演されただけで舞台は終
演となり、その後忘れられてしまったのです。当時、すでにメノッティのロマ
ンティシズムは時代遅れのものとなっていたのかもしれません。作曲家自身も
「不運な仕事」と呼んだこの作品ですが、50年経った今聴いてみると、時代遅
れでもなんでもない不滅の作品として新たな光を放つのではないでしょうか?
また、あまり耳にすることのないヴァイオリン協奏曲も、実は類い稀なる名曲
です。

8.111379
グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ
ハイフェッツ 小品集 第1集(1944-1946)
1.ベンジャミン(1893-1960):ジャマイカ・ルンバ Op.27-2(W.プリムローズ編)
2.ガードナー(1891-1984):ケインブレイクから Op.5-1
3.ダイア(1880-1922):フロリダの夜の歌
4.C.C.ホワイト(1880-1960):レヴィ・ダンス Op.27-2
5.伝承曲:深い河(ハイフェッツ編)
6.フォスター(1826-1864):金髪のジェニー(ハイフェッツ編)
7.フォスター:故郷の人々(ハイフェッツ編)
8.ハーバード(1859-1924):ワルツ風
9-13.ベネット(1894-1981):ヘクサポーダ
14.バーリー(1885-1980):ジャイアント・ヒルズ
15.バーリー:無窮動/16.伝承曲:Gweedore Brae
17.ド・ヴァレ(1894-1954):前奏曲 第15番
18.アギーレ(1868-1924):ウエジャ Op.49
19.ワイル(1900-1950):三文オペラから
20-25.ガーシュウイン(1898-1937):ポーギーとベスより(ハイフェッツ編)
26-28.ガーシュウイン:3つの前奏曲(ハイフェッツ編)
29.バーリン(1888-1989):ホワイト・クリスマス
30.ゴダール(1849-1895):ジョスランの子守歌
31.ローア(1871-1943):Where My Caravan Has Rested
32.スコット(1879-1970):過ぎ去りし日の思い出
33.ベンジャミン:
ジャマイカ・ルンバ(ハイフェッツによるヴァイオリンと管弦楽編)
ミルトン・ケイ(ピアノ)…1-2.4-8.16
エマヌエル・ベイ(ピアノ)…3.9-15.17-28
サルヴァトーレ・カマラータ&オーケストラ…
ビング・クロスビー(ヴォーカル)&ヴィクター・ヤング(指揮)
スタジオオーケストラ…30-31
ドナルド・ヴァヒーズ(指揮)&ベル・テレフォン・アワー・オーケストラ
…32-33
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
録音 1944-46年ニューヨーク&ロサンゼルス(30-31のみ)
1943年から44年にかけてハイフェッツは、米軍慰問のために、当時人気のあっ
た小品やアメリカに所縁のある作品をまとめて録音します。彼はどんな小さな
曲でも、大曲と同じだけの情熱を注いだおかげで、どれもがこの上ない輝きを
放っています。彼自身が編曲したガーシュウイン作品や、大エンタテイナー、
ビング・クロスビーとの共演も聞きもの。本当に素晴らしい曲集となっていま
す。この「奇跡の瞬間」が新しいマスターで、聴きやすい音に生まれ変わりま
した。ぜひお確かめください。

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11-11 No.19-1

2011年11月19日 12時20分53秒 | Weblog
<AMBRONAY>
AMY 302 ¥2500
テレマン:
(1)組曲ト長調「ドン・キホーテのブルレスカ」全曲 TWV 55G:10 
(2)リコーダーとフルートのための協奏曲ホ短調 TWV 55G:e1 
(3)組曲イ長調「ガリバー組曲」 TWV 40:108 
(4)2つのフルートのための協奏曲イ短調 TWV 52:a2 
(5)「忠実な音楽の師」よりトリオ・ソナタハ長調 TWV 42:C1 
(6)ターフェルムジーク(食卓の音楽)第1集より第6曲 終曲ホ短調 TWV 50:10
レゼスプリ・アニモ
録音:2011年4月23日-24日、フランス
バロックを代表する音楽家の1人、テレマン。小説と音楽の融合をテーマにした
本CDでは、テレマンが残した数多の作品の中から「ドン・キホーテのブルレス
カ」や「ガリバー組曲」など、小説を題材にした作品が収録されています。
ドン・キホーテを題材とした作品はヨーロッパではお馴染みですが、器楽曲と
してこの題材に取り組んだのはテレマンが最初であるといえましょう。ブルレ
スカ(滑稽物)らしく時に陽気に、時に情熱的にドン・キホーテのキャラクター
を描写しています。「ガリバー組曲」は、巨人ガリバーと小人たちという対照
的なキャラクターの見事な描写分けが最大の魅力。テレマンは小人の動きを描
写するために24/1拍子や32/3拍子といった驚くべき拍子を用いており、CDのリ
ブレットに載せられた楽譜を見ながら聴くとまた違った楽しみが味わえます。
テレマンらしい軽快かつ優雅な響きに満ちた1枚です。
レゼスプリ・アニモは2009年にオランダで結成された新進気鋭の演奏団体。
若手実力派達の活気にあふれた演奏によって、テレマンが作り出す魅力的な
世界が生き生きと表現されています!





<K617>
K617 230 ¥2250
モンテクレール(1667-1737):
(1)コンセール第5番「戦争」より抜粋 (2)カンタータ「平和の再来」 
(3)コンセール第6番「平和」より抜粋
クレランボー(1676-1749):
(4)2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタより「喜び」
(5)カンタータ「デロスの島」
ドロテ・ルクレール(S)、
マルタン・ジェステル(指揮)、ル・パルルマン・ド・ミュジーク
録音:2011年6月27日-30日、ヴァルブールの大修道院付属教会にて(フランス)
ルイ15世期に活躍した音楽家、モンテクレールとクレランボーの独唱カンター
タとコンセール曲集。リュリが築いた伝統的な音楽様式の隆盛が陰りを見せる
この時代、それまで中心的であった理性的で穏やかな曲調から、より雄弁で情
熱的な音楽が好まれるようになります。本CDには、こうした新たな音楽の潮流
を感じさせる作品の数々が収録されています。17世紀フランスの音楽の響きで
はどこか物足りない…という方には特におすすめ!感情豊かに歌いあげられる
華麗なカンタータと、装飾的な響きに満ちたコンセールからは、ルイ15世期に
流行した音楽の魅力を存分に感じ取ることができます。芯のある柔らかい歌声
が人気のルクレールと、ジュステル率いるバロック音楽の名門ル・パルルマン
・ド・ミュジークの共演にも注目の1枚です!




<MA RECORDINGS>
M 024AHR(DVD-ROM) ¥4450
88.2 kHz/24 bit,176.4 kHz/24 bit Wav files
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
ファイルA:176.4 kHz: track 01&88.2 kHz: track 03
アリア、第1変奏-第15変奏
ファイルB:176.4 kHz: track 02&88.2 kHz: track 04
第16変奏-第30変奏、アリア終曲
伊藤栄麻(ピアノ;スタインウェイ1903年)
録音:1994年2月、松本ハーモニーホール(アナログ録音)
24 bit/88.2 kHz PCM files, down sampled from the 176.4 kHz files
マイクロホン:Br?el & Kj?r 4006(one pair)
ケーブル:Cardas 300-B Micro(マイクからマイクアンプ)、
Furukawa PC-OCC(マイクアンプからレコーダー)
レコーダー:Studer A-820 with 1/2 inch tape head assembly
MA RECORDINGSはこれまでに数多くの優秀録音を排出してきましたが、待ちに
待ったWAVファイル DVD-ROMのタイトルは、1994年に松本のハーモニーホール
で収録した伊藤栄麻が演奏した名曲ゴルトベルクです。このDVD-ROMには
176.4kHzのファイルと 88.2kHzのファイルが入っております。「ひじょうに鮮
明でありながらピアノの直接音だけでなく、会場の響き、空気感も豊富に収録
されている」と、PC オーディオfan No.5で麻倉怜士氏が評するように一音一音
がリアルに収録されたこの録音は、オーディオ・ファンはもちろんのことクラ
シック・ファンも必聴と言えましょう。



<LSO Live>
LSO 0715(SACD-Hybrid) ¥2180
ニールセン:
交響曲第1番ト短調Op.7, FS.16(1891-92)
録音:2011年10月2 & 4日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
交響曲第6番FS.116「素朴な交響曲(シンフォニア・センプリーチェ)」(1924-25)
録音:2011年5月26 日& 6月2日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
ロンドン交響楽団
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
バランス・エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
高い評価を獲得した「不滅」&第5番からはや1年あまり、巨匠コリン・デイヴィ
ス指揮LSO演奏のニールセン・シリーズに続篇が登場。このたびは、30年以上
を隔てて書かれたニールセン最初と最後の交響曲であり、古典的な4楽章形式
という点も共通する第1番と第6番というカップリングになります。
年輪を重ねてなおますます意気盛んなデイヴィスのもと、巨匠に心からの敬意
と信頼を寄せるLSOの演奏は、真摯なアプローチと充実しきった音響がひとき
わ印象的なもので、同じ顔ぶれによるシベリウスの例がそうであったように、
高品位な録音も併せて数あるニールセンの交響曲全集のなかでも、あらたな強
力盤の登場を予感させるに十分な内容となっています。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2070 ¥2250
疑似ステレオ版
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
(2)リスト:交響詩「前奏曲」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1952年11月26、27日、(2)1954年3月3、4日、
以上、ウィーン、ムジークフェラインザール
使用音源:EMI(Japan)AXA 3043(19センチ、4トラック)
録音方式:ステレオ(モノラルを人工的にステレオ化)
■制作者より
1960年代から70年代はじめ頃、国内の店頭ではフルトヴェングラーのLPはオリ
ジナルのモノラル盤よりも疑似ステレオ盤の方がごく普通に陳列されていまし
た。従って、多くの人はこの疑似ステレオ版でフルトヴェングラーの演奏を楽
しんでおり、制作者自身もその例外ではありませんでした。最近では疑似ステ
レオという言葉すら絶滅したと言っても過言ではありませんが、当時はモノラ
ルよりも聴きやすいという批評も少なからずありました。制作者としてもこの
疑似ステレオ版はコレクションの本道とは考えていませんが、この音を懐かし
むファンが意外に多く存在するという事実を知り、CD化を決断しました。この
疑似ステレオ版の続編は今のところ全く予定していませんが、ご要望が多いよ
うであれば検討致します。(平林 直哉)




<ELOQUENTIA>
EL 1131 2枚組 ¥3250
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
CD1:6つのヴァイオリン・ソナタより 
(1)第1番 ロ短調 BWV 1014 (2)第2番 イ長調 BWV 1015 
(3)第3番 ホ長調 BWV 1016 (4)第4番 ハ短調 BWV 1017 
CD2:6つのヴァイオリン・ソナタより 
(1)第5番 ヘ短調 BWV 1018 (2)第6番 BWV 1019 
(3)ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 BWV 1023 
(4)ヴァイオリン・ソナタ ト長調 BWV 1021
フロリアン・ドイター(Vn)、フィリップ・グリスヴァード(チェンバロ)、
バラージュ・マーテー(バロック・チェロ)
録音:2008年9月、ドイツ放送カンマームジークザール
古楽界を牽引してきた稀代の名手、フロリアン・ドイターによるヴァイオリン
・ソナタ集。ドイターといえばムジカ・アンティクア・ケルンのリーダーとし
ての姿が馴染み深いですが、コープマン率いるアムステルダム・バロックオー
ケストラや、ミンコフスキ率いるレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルなどにお
いても幅広く活躍している屈指の名ヴァイオリニストでもあります。グリス
ヴァードは、これまでにもドイターと共演した経験があるチェンバロ奏者。
今回収録された曲は比較的チェンバロの存在感が強いですが、ドイターがモダ
ン楽器を使っていることもあり、ヴァイオリンの存在もしっかり感じられる演
奏といえましょう。安定したアンサンブルとドイターの柔らかくも芯のある音
色を堪能できる豪華2枚組のおすすめ盤です!




<Praga Digitals>
PRDDSD 250286(SACD-Hybrid) ¥2780
ラヴェル:
(1)ツィガーヌ 
(2)ヴァイオリン・ソナタ ト長調 
(3)フォーレの名による子守歌
(4)ヴァイオリンとチェロのためのソナタ 
(5)ヴォカリーズ―ハバネラ形式のエチュード 
(6)ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
サーシャ・ロジェストヴェンスキー(Vn)、ジョシアン・マーフルト(Pf)、
ミハル・カニュカ(Vc)
録音:2011年7月23日-27日、プラハ音楽院にて
ユーディ・メニューインやイヴリー・ギトリスなど往年の名手達も絶賛する
ヴァイオリニスト、ロジェストヴェンスキー。今、ロシアの若手演奏者の中
で最も注目を浴びる奏者の1人といっても過言ではないでしょう。2010年に来
日公演を行って以来、日本においても高い注目を集めています。若きヴィル
トゥオーゾが今回収録に臨んだのはラヴェルのヴァイオリン作品集。技巧的
な作品から、ラヴェル特有の深い音楽表現に富む作品まで、ラヴェルの魅力
が詰まった1枚といえましょう。若手演奏家として同じく期待を集める名手
マーフルト、カニュカらとの卓越したアンサンブルは必聴。若手らしいエネ
ルギッシュな音色だけでなく、甘美で物憂げな音色も美しい名演です。




<La Dolce Volta>
LDV 100 7枚組 ¥4350
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
CD1:
(1)第2番ニ長調K.155 (2)第3番ト長調K.156 (3)第4番ハ長調K.157 
(4)第5番ヘ長調K.158 (5)第6番変ロ長調K.159 (6)第7番変ホ長調K.160
CD2:
(1)弦楽四重奏曲第8番K.168 (2)弦楽四重奏曲第9番K.169 
(3)弦楽四重奏曲第10番K.170 (4)弦楽四重奏曲第11番K.171 
(5)弦楽四重奏曲第12番K.172
CD3:
(1)弦楽四重奏曲第13番K.173 (2)弦楽四重奏曲第14番K.387 
(3)弦楽四重奏曲第15番K.421 
CD4:
(1)弦楽四重奏曲第16番K.428 (2)弦楽四重奏曲第17番K.458「狩り」
CD5:
(1)弦楽四重奏曲第18番K.464 (2)弦楽四重奏曲第19番K.465「不協和音」
CD6:
(1)弦楽四重奏曲第20番K.499 (2)弦楽四重奏第21番K.575 
(3)弦楽四重奏曲第22番
CD7:
(1)弦楽四重奏曲第23番ヘ長調K.590「プロシャ王第3番」 
(2)弦楽四重奏曲第3番K.80
ターリヒ四重奏団
録音:1993年(CD1)、1992年(CD2、CD3(1))、1984年(CD3(2)・(4))、
1985年(CD4)、1983年(CD5)、
1992年(CD7(1))、1984年(CD7(2))
1964年にチェコで結成されて以来、世界中で揺るぎない人気を集めてきた名門
団体ターリヒ四重奏団。今回、彼らがこれまで行ってきたモーツァルト弦楽四
重奏の録音(以前Calliopeよりリリース)をまとめ、新たに弦楽四重奏曲全集と
してお手頃価格で発売いたします!力みすぎず、すっきりとした独特の演奏で
多くのファンを惹きつけてやまないターリヒ四重奏団の名演が1つに詰まった
豪華盤。ファンの方にはもちろん、ターリヒ四重奏団をこれから聴こうとし
ている方にもおすすめの商品です!




<audite>
AU 92578(SACD-Hybrid) ¥2300
エドゥアルト・フランク:
・弦楽五重奏曲ホ短調Op.15
・弦楽五重奏曲ハ長調Op.51
クリスティアーネ・エディンガー(第1Vn)
タッシロ・カイザー(第2Vn)
ライナー・キムシュテット(第1Va)
ウヴェ・マルティン・ハイベルク(第2Va)
カタリナ・メフラー(Vc)
録音:2011年3月16-19日ベルリン、ジーメンスヴィラ(デジタル・セッション)
auditeが再評価に力を入れるエドゥアルト・フランク(1817-1893)のシリーズ
最新作。ヴァイオリン、ヴィオラ各2にチェロという編成を採る二つの弦楽五
重奏曲は、それぞれ1845年と1870年頃におそらく書かれたものと考えられ、創
作の背景には当時台頭していたブルジョワジーのライフスタイルが急速な発展
を遂げたことにより、かれらの演奏に供される質の高い作品の需要が高まった
という事情があります。音楽史における作曲家エドゥアルト・フランクの功績
としては、いっぽうでシューマンとメンデルスゾーンとを、また他方ではシュ
ーマンとブルッフやブラームス、ブルックナーとを結ぶというように、「大作
曲家たちの世代間の橋渡し」をしたことが挙げられます。作品的には、ピアノ
曲を除くと大半を占める室内楽曲に重要なものが多く、これまでにauditeから
は弦楽六重奏曲、ピアノ五重奏曲、弦楽四重奏曲、ピアノ三重奏曲、ヴァイオ
リン・ソナタ、チェロ・ソナタがリリース済み。
じっさいここでも、大規模で劇的な構造と相俟った、簡潔で忘れがたいメロ
ディと主題の創意に加えて、プロと愛好家の双方を満足させるに十分な対位法
の卓越した能力は驚くべきもの。いくぶんメランコリーを湛えた高貴で心を揺
さぶるインスピレーションに、いくつかの点でブラームスの語法を先取りして
いるかのようなところも聴き取れ、主題に続く10の変奏という形式による作品
51のフィナーレはまぎれもなく白眉の出来ばえ。
例によってここでの2曲もまた、死後一世紀もの間すっかり忘れ去られたまま
でしたが、その内容からあらためて、エドゥアルト・フランクが室内楽で最も
独創的なドイツの音楽語法を示す作曲家のひとりであることがわかります。
レコーディングに際して、シリーズでおなじみのエディンガー以下、シュヴァ
ルベに師事したキムシュテットに、ハンブルク北ドイツ放送響のコンサート・
マスターを務めたハイベルクをはじめ、ドイツ勢による盤石の布陣が組まれて
います。

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11-11 No.19-2

2011年11月19日 12時16分10秒 | Weblog
<PREISER RECORDS>
PRCD 91200 ¥2080
「chant -Amor et Passio」
I. Amor ?Maundy Thursday-
(1)Introitus “ Nos Autem”
(2)Graduale “Christus Factus Est”
(3)Tractus “Ab Ortu Solis”
(4)Offertorium “Dextera Domini”
(5)Communio “Dominus Iesus”
II. Passio ?Good Friday-
(6)Improperia
(7)Antiphona “Ecce Lignum Crusis” in revelatione Crusis
(8)Hymnus “Pange Lingua” in veneratione Crucis
(9)Antiphona “Super Omnia” in exaltation Sanctae Crusis
III. Silentium Holy Saturday-
(10)Lamentatio III
IV. Iubilatio ?Easter Sunday-
(11)Invitatorium in Dominica Paschae
V. Caelum
(12)Antiphona “Ubi Caritas”
(13)Litaniae Lauretanae
(14)Litaniae Sacratissimi Cordis Iesu
(15)Te Deum
デイヴィット・イアンニ(P)、ハイリゲンクロイツ修道院シトー会修道士
録音:2011年、10月10日、11日 ウィーン、ハイリゲンクロイツ修道院
2008年5月、教会音楽界に激震が走りました。グレゴリオ聖歌を収録したCD
「Chant」が発売するや否やイギリスで驚異的な売り上げを見せ、ついには全
世界で80万枚以上を売り上げるという異例の大ヒットを記録したのです。その
美しい歌声で世界中を虜にしたハイリゲンクロイツ修道院シトー会修道士たち
が、かの大ヒットCD「Chant」に続く待望の新作を発売!透明感あふれる神秘
的な響きの中にも、どこか人間味を感じられる温かい声音に心癒されます。
今回はピアノ伴奏を伴う作品を4曲収録。作曲者は演奏者のイアンニ自身によ
るもの。ピアノの情感あふれる音色と修道士たちの真っ直ぐな歌声が絶妙な
ハーモニーを生み出しています。




<MEMBRAN>
MEMBRAN 233424 100枚組 ¥16000
Zauber der Operette
オペレッタボックス
ヴァリアスアーティスツ
このボックスにはボーナスDVDが付いておりますが、PAL方式となっております。
あらかじめご了承の程よろしくお願い申し上げます。
サイズ:縦140mm×横275mm×奥行134mm
詳細は当店HPにございます:
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2011_12.html

●Membran Ars Musici lebel
MEMBRAN 232211 ¥1250
現代音楽集
Edgar Varese:Octandre/Diego Luzuriaga:Grave Bossa
Thomas Bruttger:Monolith/Coriun Aharonian:Gente
Mariano Etkin:Abgesang Mambo/Graciela Paraskevaidis:sendas
Rolf Riehm:Sarca - il fi ume Sarca
アンサンブル・アヴァンチュール

MEMBRAN 232364 ¥1250
マーラー:歌曲集
リュッケルト歌曲集、子供の魔法の角笛
トーマス・バウアー(Br)
ウタ・ヒールシャー(pf)

MEMBRAN 232406 2枚組 ¥1780
リスト:巡礼の年
第1年「スイス」S160、第2年「イタリア」S161、第3年S163
フー・スンヨン(pf)

MEMBRAN 232177 ¥1250
フォーレ:レクイエム
シューマン:ミサ曲Op.14
ヴィンフリート・トル指揮、カメラータ・フライブルク、他

MEMBRAN 232198 ¥1250
宗教曲集
リスト:ミサ・コラリス/コダーイ:パンジェ・リングァ
ヴィドール:ミサ曲Op.36
ハインツ・ヘニッヒ指揮、ハノーヴァー少年合唱団

MEMBRAN 232136 ¥1250
アルプス地方に伝わる民謡集
Ausseer Hochzeitsmarsch、Im Brombeerschlag、Pollinger Landler、
Boarischer aus Kreuth、Kaferle, Kaferle、Muhlviertler Arien、
Tafelstuck、Liab ja lei、Salzburger Schnurlregen Polka、
Kleinthaler Walzer、Kohlbrenn Marsch、Zu Dir ziagt's mi hin、
Bauernmenuett、Die Graslan、Valentin Boarischer、Pongauer Walzer、
Am Schonblick、'S Bettelweibl will kirchfahrt'n geh'n、Maxglaner
Zigeuner-Faschingsmarsch、Kirchgassn Boarischer、Liabele,
Zartele,Haschele, klans、Schubert-Landler、Staade Weis、D
er Mond scheint hell und weis、Imster Bauernmenuett、
Neigen sich die Stunden
ヴァリアスアーティスツ

MEMBRAN 232168 ¥1250
トロンボーンと声楽のためのバロック時代の作品集
アントン・シャリンガー(Bs)ダチュラ・トロンボーン四重奏団
Don Giorgio Mainero:Vier italienische Tanze
Heinrich Schutz:Fili mi, Absalon, SAWV 269
Johann Rudolf Ahle:Herr, nun last Du Deinen Diener
Johann Kuhnau:Biblische Sonate Nr. 1、Il combattimento tra David e
Goliath
Heinrich Schutz:Attendite, popule meus, SWV 270
Thomas Selle:Domine, exaudi orationem meam
William Byrd:The Earl of Salisburys Pavane
Arcangelo Corelli:Sonata da chiesa op. 3, No. 7
Michael Praetorius:Vier Tanze aus Terpsichore

MEMBRAN 233415 4枚組 ¥3380
Time piece
ジンガープール名唱集
オルランド・ディ・ラッソの作品より/ノルウェーの作曲家による作品より
Tomas Luis de Victoria/Josquin des Prez/Ludwig Sennfl
Cypriano de Rore/Alexander Utendal/Conrad Rupsch/Jacob Obrecht
Philippe de Monte/Hans Leo Hasler/Jacobus Gallus/William Byrd
Carlo Gesualdo di Venosa、他の作曲家の作品より

MEMBRAN 233420 ¥1250
J.S.バッハ:クリスマスオラトリオ IV-VI
ラインハルト・カムラー指揮、ミュンヘン・レジデンツ室内管弦楽団、他


●Membran 4CD Box FABFOUR Series
MEMBRAN 233459 4枚組 ¥1050
Perlen des Wiener Lieds
音楽でめぐるウィーン旅行
ウィーンにちなんだ民謡、歌曲集
ヴァリアスアーティスツ


●Membran DOCUMENTS Series
MEMBRAN 233189 3枚組 ¥1650
モーツァルト:歌劇「ドンジョバンニ」 
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送交響楽団、他
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)セーナ・ユリナッチ(Sop)
マリア・シュターダー(Sop)カール・クリスティアン・コーン(Bs) 
1958年録音

MEMBRAN 233192 2枚組 ¥950
ドヴォルザーク:レクイエム
カレル・アンチェル指揮、チェコフィルハーモニー管弦楽団、他
1959年録音

MEMBRAN 233194 2枚組 ¥950
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ指揮、バーゼル歌劇場管弦楽団、他
Zbyslaw Wozniak(Ten)Sabine Zimmert(MSop)Montserrat Caballe(Sop)
Alexander Welitsch(Bs)Karl Brock(Ten) 1958年録音

MEMBRAN 233195 ¥950
モーツァルト:歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」
エドゥアルド・リンデンバーグ指揮、ウィーン室内管弦楽団、他
1957年録音

●Membran AcousticA lavel
MEMBRAN CD201002 ¥950
ソレール:ピアノソナタ集第1集 
第1番-第10番
イシドロ・バッリオ(pf)

MEMBRAN CD201003 ¥950
ソレール:ピアノソナタ集第2集
第11番-第21番
イシドロ・バッリオ(pf)

MEMBRAN CD201004 ¥950
ソレール:ピアノソナタ集第3集
第22番-第29番
イシドロ・バッリオ(pf)




<MEMBRAN FABFOUR>
233346 4枚組 ¥1050
Franco Bonisoli/Nessun Dorma
詳細は当店HPにございます:
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2011_12.html

233350 4枚組 ¥1050
Giuseppe Taddei/Darling of Italy
詳細は当店HPにございます:
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2011_12.html

MEMBRAN 233351 4枚組 ¥1050
Wolfgang Windgassen/The Hero Of New Bayreuth
詳細は当店HPにございます:
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2011_12.html




<GALA>
GL100816 2枚組 ¥1480
ヴェルディ:歌劇「椿姫」
ヴィルジニア・ゼアーニ(ヴィオレッタ・ヴァレリー)
ジャンニ・ライモンディ(アルフレード・ジェルモン)
ウーゴ・サヴァレーゼ(ジョルジュ・ジェルモン) 他
アンジェロ・クェスタ指揮
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団、合唱団  1956/8/11
ボーナス・トラック
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」(第1幕抜粋)
ヴィルジニア・ゼアーニ(ルチア)
ジャチント・プランデッリ(エドガルド) 他
ヴィンチェエンツォ・ベレッツァ指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団  
テアトロ・ヴェルディ合唱団 1957/5/13


<MONOPOLE>
MONO 051(CD-R) 2枚組 ¥2580
エルケル:歌劇「バンク・バーン」全曲
ラズロ・ヤンボル(Br)
ヨゼフ・ヨヴィツキー(T)
ジェルジ・ラドナイ(Br)
ヤーノシュ・フォドア(Br)
ユーリア・オシュヴァート(S) 他
ヴィロモシュ・コモル指揮
ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団  1956年

MONO 052(CD-R) ¥1300
ショパン:
ピアノ協奏曲第2番
4つのバラード
ウィトルド・マルクジンスキ(P)
ワルター・ジュスキント指揮
ロンドン交響楽団 1959年

LCD 7004(CD-R) ¥1300
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
グラナドス:演奏会用アレグロ、スペイン舞曲集第5番、
第10番、第12番
アルベニス:スペイン組曲第3番、第5番、スペイン風セレナー
ド、コルドバ、タンゴ
ホセ・イトゥルビ(P、指揮)
パリ・コロンヌ管弦楽団   録音年不明

RO 3001(CD-R) ¥1300
オルフ:カルミナ・ブラーナ
アグネス・ギーベル(S)
パウル・クーエン(T)
マルセル・コルデス(Br)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ケルン放送交響楽団、合唱団1956年

CC 012(CD-R) 2枚組 ¥1880
ディーリアス:
人生のミサ(ドイツ語歌唱)1952年
フロリダ組曲(ビーチャム編)   1959年
ロジーナ・ライスベック(S)
モニカ・シンクレア(A)
チャールズ・クレイグ(T)
ブルース・ボイス(Br)
サー・トーマス・ビーチャム指揮
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロンドン・フィル合唱団

CC 019(CD-R) ¥950
6ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」  
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
北ドイツ放送交響楽団1960年
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」
パウル・バドゥラ=スコダ(P)

CC 021(CD-R) ¥950
マーラー:
子供の魔法の角笛
最後の7つの歌より抜粋
モーリン・フォレスター(A)
ハインツ・レーフス(Br)
アニー・フェルベルマイヤー(S)
アルフレート・ペル(Br)
フェリックス・プロハスカ指揮
ウィーン・フェスティヴァル管弦楽団
ウィーン国立歌劇場管弦楽団   1959年、1954年

CC 022(CD-R) ¥950
シューマン:ピアノ協奏曲
エーリヒ・リーデ指揮
ハンブルク・プロ・ムジカ   1959年
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ジョージ・ハースト指揮
ハンブルク・プロ・ムジカ   1958年
セルジョ・フィオレンティーノ(P)

CC 023(CD-R) ¥950
シューベルト:
3つの軍隊行進曲 op.51 1937年
ハンガリー風ディヴェルティメント ト短調 op.54 1937年
ロンド イ長調 op.107 1937年
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲(第10番) 1936年
アルトゥール&カール・ウルリヒ・シュナーベル(P)
サー・エードリアン・ボールト指揮
ロンドン交響楽団

CC 030(CD-R) ¥950
ヴィラ=ロボス:
ブラジル風バッハ第7番
ショーロ第6番
エイトル・ヴィラ=ロボス指揮
リアス交響楽団   1955年

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