クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-09 No.29

2011年09月25日 11時30分38秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
●THE HOME OF OPERA
5月に引き続き登場するEMIならではの、オペラ名盤を揃えた'THE HOME OF
OPERA'シリーズのご案内です。
いずれもマルチパック 16Pブックレット あらすじと歌詞テキストのデータを
掲載したCDR-Rom付です。

CMSW-0879692(2CD+1CDRom) ¥1750
ディーリアス:村のロミオとジュリエット全曲
エリザベス・ハーウッド、ロバート・ティアー、ベンジャミン・ラクソン、
ノエル・マンギン、ジョン・シャーリー=クワーク、ウェンディ・イーソン、
エレン・バリー、マーティン・ヒル他
ジョン・オールディス合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
メレディス・デイヴィス指揮
歌唱:英語
録音:1971年10月
ディーリアスの貴重なオペラ4作目にして代表作、全6景からなる作品。

CMSW-0882042(2CD+1CDRom) ¥1750
R.シュトラウス:ダフネ全曲
ルチア・ポップ、ライナー・ゴルトベルク、
ペーター・シュライアー、オルトルン・ウェンケル、
クルト・モル他
バイエルン放送合唱団及び交響楽団
ベルナルト・ハイティンク指揮
歌唱:ドイツ語
録音:1983年11月6-13日 Herkulessaal, Munnich
ルチア・ポップの名唱で味わうR.シュトラウス。

CMSW-0880292(2CD+1CDRom) ¥1750
ロルツィング:皇帝と船大工
ヘルマン・プライ、ペーター・シュライアー、ニコライ・ゲッダ、
エリカ・コッチ、ゴットロープ・フリック、アネリーゼ・ブルマイスター他
ライプツィヒ放送合唱団
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
ロベルト・へーガー指揮
歌唱:ドイツ語
録音:1965年 Dresden, Lukaskirche
この作品によってドイツの一流コミック・オペラ作曲家となったロルツィング
の作品。

CMSW-0880212(3CD+1CDRom) ¥2250
ヘンデル:アルチーナ全曲
アーリン・オジェ、キャスリーン・キュルマン、
エルドウィン・ハリー、パトリツィア・クエッラ、マルドウィン・デイヴィス、
ジョン・トムリンソン他
オペラ・ステージ合唱団
シティ・オブ・ロンドン・バロック・シンフォニア
リチャード・ヒコックス指揮
歌唱:イタリア語
録音:1985年7月
1735年作曲、魔法の島を舞台にくりひろげられるヘンデルの力作。

CMSW-0882192(2CD+1CDRom) ¥1750
ヴェルディ:ジョヴァンナ・ダルコ(ジャンヌ・ダルク)
モンセラート・カバリエ、プラシド・ドミンゴ、
シェリル・ミルンズ、キース・アーウェン、ロバート・ロイド他
アンブロジアン・オペラ・コーラス
ロンドン交響楽団
ジェームズ・レヴァイン
歌唱:イタリア語
録音:1972年9月
レヴァインの記念すべき初のオペラ全曲スタジオ録音!

CMSW-0882252(2CD+1CDRom) ¥1750
ジョルダーノ:アンドレア・シェニエ全曲
マリア・カラス、マリオ・デル・モナコ、
アルド・プロッティ、シルヴァーナ・ザノッリ他
ミラノ・スカラ座合唱団&管弦楽団
アントニーノ・ヴォットー指揮
歌唱:イタリア語
録音:1955年 スカラ座でのライブ録音
マリア・カラスとデル・モナコの白熱の共演、1955年スカラ座ライブ。

CMSW-0881982(2CD+1CDRom) ¥1750
サン=サーンス:サムソンとデリラ全曲
プラシド・ドミンゴ、ワルトラウト・マイヤー、
アラン・フォンダリー、ジャン=フィリップ・クルティス、
サミュエル・レイミー他
バスティーユ歌劇場合唱団及び管弦楽団
チョン・ミュンフン指揮
歌唱:フランス語
録音:1992年1月
ドミンゴとマイヤーの豪華共演によるフランス・オペラの名作

CMSW-0881922(2CD+1CDRom) ¥1750
パーセル:妖精の女王全曲
ロレイン・ハント、カトリーヌ・ピエラール、
スーザン・ビックリー、マーク・パドモア、
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン他
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
ロジャー・ノリントン指揮
歌唱:英語
録音:1993年11月
シェークスピアをベースにした英国バロックの巨匠の代表作。

CMSW-0879562(2CD+1CDRom) ¥1750
ボーイト:メフィストーフェレ全曲
プラシド・ドミンゴ、モンセラート・カバリエ、
ノーマン・トライグル、トーマス・アレン、
ヘザー・ベッグ他
アンブロージアン・オペラ・コーラス
ロンドン交響楽団
ユリウス・ルーデル指揮
歌唱:イタリア語
録音:1973年7月
ワーグナーに影響されて作曲したという壮大なドラマをドミンゴ&カバリエ
の名唱で。

CMSW-0882112(3CD+1CDRom) ¥2250
R.シュトラウス:影のない女全曲
ルネ・コロ、シェリル・スチューダー、ハンナ・シュヴァルツ、
アンドレアス・シュミット、シンディア・ジーデン、
アルフレッド・ムッフ、ポール・フライ、ジュリー・カウフマン他
バイエルン放送交響楽団及び合唱団
テルツ少年合唱団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
歌唱:ドイツ語
録音:1987年
サヴァリッシュによる1987年録音の貴重な完全全曲版。






<ARS PRODUKTION>
ARS 38097(SACD-Hybrid) ¥2250
レナード・バーンスタイン(1918-1990)/パンタ・レイ三重奏団編曲:
「ウエストサイド・ストーリー」からのシンフォニック・ダンス
ダニエル・シュナイダー(1961-):ワールズ・ビヨンド[Worlds beyond]
(サクソフォン、トロンボーンとピアノのための;
作曲者の承認を得たヴァイオリン、チェロとピアノによる演奏)
ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937)/
イーゴリ・フロロフ(1937-)、パンタ・レイ三重奏団編曲:
オペラ「ポーギーとベス」の主題による協奏的幻想曲 Op.19
ニコライ・カプースチン(1937-):
フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 Op.86
(作曲者の承認を得たヴァイオリン、チェロとピアノによる演奏)
ジーン・プリッツカー(1972-):
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲「楽章 II」Op.239
パンタ・レイ三重奏団
グドルン・パーゲル(ヴァイオリン) ゾニヤ・アッセルホーフェン(チェロ)
ユリア・ワイスベルク(ピアノ)
録音:2011年、デュッセルドルフ(ドイツ)、医師会館

ARS 38098(SACD-Hybrid) ¥2250
エコーイング・ヴォイス リコーダーとピアノのための現代音楽
オーラヴル・アルナルズ(1987-;アイスランド):Intro
ヒール・メイヤーリング(1954-;オランダ):
Please tell me more(2007)/ Uberhappy(1999)
トーマス・シマク(1958-;アルバニア):Sea Images(2000)
フルヴィオ・カルディーニ(1959-;イタリア):
Novelletta(1986) / Disco Rondo(2007)
ヨハネス・モチュマン(1978-;ドイツ):Echoing Voices(2011)
グレアム・フィトキン(1963-;イギリス):Gate(2001)
ハンス・ウルリヒ・シュテープス(1909-1988;ドイツ):Immortelle(1988)
レフ・リョーワ・ジュルビン(1978-;ロシア):Sicilienne(2000)
ヨハネス・モチュマン:Resonance(2011)
メレディス・モンク(1942-:アメリカ合衆国):Window in 7's(1986)
マイケル・ナイマン(1944-;イギリス):If(1995)
オーラヴル・アルナルズ:Eulogy for Evolution
アンドレア・リッター(リコーダー)
ダニエル・コシツキ(ピアノ)
録音:2011年4月、ヴッパータール(ドイツ)、インマヌエル教会
2011年6月、Studio Big Knows Al
各国の作曲家が書いたリコーダー曲を2011年から25年を遡って集めた意欲的な
アルバム。アンドレア・リッターは1978年ドイツのエアランゲンに生まれ、カ
ールスルーエ音楽大学でカレル・ファン・ステーンホーフェンに師事したリコ
ーダー奏者。

ARS 38099(SACD-Hybrid) ¥2250
インタビュー・ウィズ・ベートーヴェン
ヴェスタルド・シムクス(1984):EU ヴァリエーションズ
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2 No.3
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
ヴェスタルド・シムクス(ピアノ)
録音:2011年5月、ヴッパータール(ドイツ)、インマヌエル教会
ラトヴィアのピアニスト、ヴェスタルド・シムクスの自作とベートーヴェン。
タイトルは映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のもじり?

ARS 38501 ¥1550
リスト(1811-1886):ピアノ作品集 Vol.1
ヘンデルのオペラ「アルミーラ」からのサラバンドとシャコンヌ S.181(**)
パガニーニによる大練習曲 S.141(ブゾーニ版)(+)
ダルゴムイシスキーのラタンテッラ S.483(#)
モーツァルトの「フィガロの結婚」の2つの主題による幻想曲(*)
ボリス・ブロッホ(ピアノ)
録音:1979年1月、ミュンヘン(ドイツ)、レジデンツ、ヘルクレスザール(*)、
2004年6月、デュッセルドルフ(ドイツ)、ローベルト・シューマン・ザール(+)、
2005年10月、ドゥイスブルク(ドイツ)、ヴィルヘルム・レーンブルック美術館(#)、
2007年10月、エッセン(ドイツ)、
フォルクヴァング大学、新講堂(**)、ライヴ(全収録曲)
ボリス・ブロッホ(ブロフ)は1951年ウクライナのオデッサに生まれ、モスクワ
音楽院でドミートリー・バシキーロフに師事したピアニスト。音楽院卒業の翌
年、1974年にニューヨークに移住し、1978年にはブゾーニ国際ピアノ・コンク
ールで優勝、1985年にエッセンのフォルクヴァング大学教授に就任以降ドイツ
に定住しています。





<NON PROFIT MUSIC>
「国境なき医師団」支援のためのチャリティ・コンサートを企画するスペイン
の団体「Non Profit Music Foundation」(非営利音楽財団)傘下のレーベル。
全点ハードカヴァーCDブック仕様です。特殊な入手ルートのため価格が高く
なっております。ご了承ください。

NPM 0812(SACD-Hybrid) ¥3050
ハチャトゥリアン(1903-1978):
ヴァイオリン協奏曲ニ短調(*)
組曲「仮面舞踏会」
アラ・マリキアン(ヴァイオリン(*))
エストレマドゥラ交響楽団
ヘスス・アミゴ(指揮)
録音:2008年3月26、28日、バダホス(スペイン)、マヌエル・ロハス会議堂
スペインで活躍するアルメニア系ヴァイオリニスト、アラ・マリキアンによる
ハチャトゥリアンの新録音。
本体・外装に規格番号表記がございません。

NPM 0903(SACD-Hybrid) ¥3050
ノー・シーズンズ
アストル・ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの四季
ジュアン・バレント(1964-):マヨルカの四季(*)
ホルヘ・グルンドマン(1961-):マドリードの悲しい四季(+)
スサナ・コルドン(ソプラノ(+))
ダニエル・デル・ピノ(ピアノ(*/+))
ノン・プロフィット室内管弦楽団
アラ・マリキアン(ヴァイオリン、指揮)
録音:2008年11月、ヘタフェ専門音楽院アウディトリウム(スペイン)
本体・外装に規格番号表記がございません。

NPM 0909(SACD-Hybrid) ¥3050
影のある3つの肖像
ロドルフォ・アルフテル(1900-1987):
管弦楽のための組曲 Op.1/陸の船乗り(ホセ・ラモン・エンシナル編曲)(*)
エルネスト・アルフテル(1905-1989):ポルトガルの歌(*)
フリアン・バウティスタ(1901-1961):3つの町(*)/短い交響曲
ロラ・カサリエゴ(ソプラノ)
エストレマドゥラ交響楽団
ヘスス・アミゴ(指揮)
録音:2009年3月25-26日、バダホス(スペイン)、マヌエル・ロハス会議堂

NPM 0911(SACD-Hybrid) ¥3050
心 ヴァイオリンとピアノのための音楽
アストル・ピアソラ(1921-1992):タンティ・アンニ・プリマ
レーラ・アウエルバッハ(1973-):後奏曲
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):悲歌
ゾルターン・コダーイ(1882-1967):アダージョ
フェルナンド・エゴスクエ(1959-):水とワイン(*)
マリヤン・モゼティク(1948-):たそがれの願望(*)
ホルヘ・グルンドマン(1961-):詩に霊感を与えるもの(ソナタ)(*)
エレーナ・カッツ=チェルニン(1957-):ロシアのラグ
アラ・マリキアン(ヴァイオリン)
ダニエル・デル・ピノ(ピアノ)
録音:データ記載なし
(*)世界初録音と表示されています。

NPM 1010(SACD-Hybrid) ¥3050
秋 ブルッフ、ブラームス:クラリネット、チェロとピアノのための作品集
マックス・ブルッフ(1838-1920):8つの小品 Op.83
ブラームス(1833-1897):三重奏曲イ短調 Op.114
B3クラシック三重奏団
ホアン・ボラス(クラリネット) デイヴィッド・ジョンストーン(チェロ)
ホアンホ・アルビニャナ(ピアノ)
録音:2009年5月、セザンヌ・プロダクション

NPM 1011(SACD-Hybrid) ¥3050
2+2 4カプースチン:ピアノ作品集
ニコライ・カプースチン(1937-):
2台のピアノと打楽器のための協奏曲 Op.104(*/+/#)
8つの演奏会用練習曲 Op.40(*)
ソナタ第14番 Op.120(*)
ディジー・ガレスピーの「マンテカ」による
2台のピアノのためのパラフレーズ Op.129(*/+)
ダニエル・デル・ピノ(ピアノ(*))
ルドミル・アンゲロフ(ピアノ(+))
ネオペルクシオン(#)
フアンホ・ギリェム、ラファエル・ガルベス(打楽器(#))
録音:2009年9月、セザンヌ・プロダクション




<UNIVERSAL MUSIC SPAIN>
0044007628096 2枚組 ¥3250
ルペルト・チャピ(1851-1909):サルスエラ「魔女」(1887)
ナンシー・ファビオラ・エレナ(ソプラノ:魔女[ブランカ・デ・アセベド])
ホセ・ブロス(テノール:レオナルド)
スサナ・コルドン(ソプラノ:ロサリア)
フリオ・モラレス(テノール:トミリョ)
マルタ・モレノ(ソプラノ:マグダレナ)
ハビエル・ロルダン(バス:クラ氏)
フェルナンド・ラトレ(バスバリトン:異端審問官)
マエストランサ劇場楽友会合唱団
セビリャ王立交響楽団
ミゲル・ロア(指揮)
録音:2009年7月7-11日、セビリャ(スペイン)、マエストランサ劇場
マドリード貯蓄銀行のスポンサーシップによるサルスエラ・シリーズ最新作。
ホセ・ブロスが参加しています。

0028947645054 ¥2850
ジュアン・バレント(1964-):Kaiassa
パンゲア(弦楽合奏のための)/盲目のメロディ(弦楽合奏のための)
別れ(テノール、ピアノと弦楽合奏のための)(*/#)
四季(マヨルカの四季)(ヴァイオリン、ピアノと弦楽合奏のための)(+)
絞首罪人のバラード(テノールと弦楽合奏のための)(*)
Kaiassa(ピアノと弦楽合奏のための)(#)
砂文字(声と弦楽合奏のための)(**)
ジュゼプ・M・サンチャス(テノール(*))
クリス・ジュアニコ(歌(**))
セシリア・ベルコヴィク(ヴァイオリン(+))
アンドレウ・リエラ(ピアノ(#))
アルス・アンサンブル
ジュゼプ・ビセント(指揮)
録音:マヨルカ(スペイン)、マドリード
ジュアン・バレントはスペイン、マヨルカ島のパルマ生まれの作曲家。カルラ
ス・ギノバルト、ジュアン・ギンジュアン、ダビド・パドロスに師事した後渡
米しカリフォルニア州立大学でクラシックおよび映画音楽と指揮を学びまし
た。1996年よりマドリードを本拠とし、アルス・アンサンブルを創設。クラ
シックの他、映画音楽や様々なジャンルのアレンジャーとしても活躍してい
ます。

0602527569383 ¥2850
アイノア・アルテータ Don't Give UP
Don't give up / With or without you
Por el bullevar de los suenos rotos / She / Sweet child of mine
Sad eyes / Contigo / What a wonderful world / Smells like teen spirit
Se dejaba llevar / Summertime / Bizkaia maite
アイノア・アルテータ(歌)
ハビエル・リモン(プロデューサー、ギター)

0602527598437(CD/DVD[PAL]) ¥2850
アイノア・アルテータ リサイタル
グノー(1818-1893):五月の最初の日/あなたなしでは私はこんなに
ビゼー(1838-1875):アラブの女主人の別れ
アーン(1875-1947):クロリスに/恋する女/私の詩に翼があったなら
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):5つの黒人の歌
ピアノの中のキューバ/ハバナのリズム/人殺し/黒人の子守歌/黒人の歌
グラナドス(1867-1916):トナディリャ集(古い形式の歌曲集)H.136 から
ゴヤのマハ/内気なマホ/トラ・ラ・ラとギターの爪弾き/控え目なマホ
トゥリーナ(1882-1949):カンシオン形式の詩集 Op.19
献辞/忘れないで/歌/二度の恐れ/恋に焦がれる女
アイノア・アルテータ(ソプラノ)
マルコム・マルティノー(ピアノ)
録音・収録:データ記載なし
美貌と実力を兼ね備え、ポピュラーも歌いこなすアイノア・アルテータによる
フランス&スペイン歌曲リサイタル。
CDと同一プログラムのDVDとの組み合わせですが、このDVDはPAL方式のため日
本国内のほとんどのDVDプレーヤーで再生ができません。またPAL対応プレーヤ
ーやパソコンでの再生も弊社は保証いたしません。ご了承ください。
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場合唱団
1958年8月8日 ザルツブルク
初演時の指揮者であるベームと素晴らしいキャストによる歴史的名演奏。
良い音質です。待望の復刻です。






<Polskie Radio>
PRCD 1319 ¥2080
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲 Vol.1
第2番ニ短調 BWV1008/第6番ニ長調 BWV1012
第1番ト長調 BWV1007
ティトゥス・ミェチニコフスキ(チェロ)
録音:1994年6、8月、キュッティンゲン(スイス)、ビーバーシュタイン教会
ティトゥス・ミェチニコフスキは1964年ポーランドのクラクフに生まれ、
ヴァイオリニストとして国際コンクール入賞を果たした後、チェリストに転向。
ブダペストのフランツ・リスト音楽アカデミー(ミクローシュ・ペレーニに師
事)、スイスのベルン音楽院で学びました。現在はスイスのルガーノに居を構
え、ソリスト・室内楽奏者として活躍しています。

PRCD 1320 ¥2080
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲 Vol.2
第5番ハ短調 BWV1011/第4番変ホ長調 BWV1010
第3番ハ長調 BWV1009
ティトゥス・ミェチニコフスキ(チェロ)
録音:1994年6、8月、キュッティンゲン(スイス)、ビーバーシュタイン教会

PRCD 1321 ¥2080
J・S・バッハ(1685-1750):チェロとチェンバロのためのソナタ
第1番ト長調 BWV1027/第2番ニ長調 BWV1028
第3番ト短調 BWV1029
ティトゥス・ミェチニコフスキ(チェロ)
マールタ・グヤーシュ(チェンバロ)
録音:1997年4月29-30日、キュッティンゲン(スイス)、ビーバーシュタイン教会

PRCD 1308-1309 2枚組 ¥4050
ムジカ・サクロモンターナ(シフィエンタ・グラ教会堂の音楽)Vol.4
ユゼフ・ゼイドレル(1744頃-1806):レクイエム ホ長調(*)
ユスティナ・ディラ(ソプラノ)
アレクサンドラ・ポニショフスカ(メゾソプラノ)
ヤヌシュ・シシュコ(バス)
カメラータ・シレジア(合唱)
アンナ・ショスタク(合唱指揮)
コンチェルト・ポラッコ
マレク・トポロフスキ(オルガン、指揮)
アダム・イェンドロフスキ(1740頃-1812):リタニア ニ長調(*)
ヨランタ・グジョナ=ヴォジャワ(ソプラノ)
シルヴィア・ファレツカ(アルト)
ロムアルト・シシュコ(テノール)
ミウォシュ・ガワイ(バリトン)
アダム・オクルイ(バス)
カペラ・ゲダネンシス(合唱)
スカンディクス古楽アンサンブル
アリナ・コヴァルスカ=ピンチャク(指揮)
ユゼフ・ゼイドレル:晩課(1787)(+)
ハリナ・スウォニツカ(ソプラノ)
クリスティナ・ショステク・ラトコヴァ(アルト)
カジミェシュ・プステラク(テノール)
マレク・ドンブロフスキ(バス)
アリオン合唱団
ポモジェ・フィルハーモニー管弦楽団
ズビクニェフ・フフェトチュク(指揮)
録音:2009年10月1-6日、ゴスティン近郊(ポーランド)、
シフィエンタ・グラ教会堂(*)
1966年、ビドゴシュチ(ポーランド)、ポモジェ・フィルハーモニー(+)
ライセンサー:Polskie Nagrania(+)

PRCD 1360-61 2枚組 ¥4050
シマノフスキ(1882-1937):ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ソナタ ニ短調 Op.9/ロマンス ニ長調 Op.23/夜想曲とタランテラ Op.28
神話 Op.30/子守歌「アイタホ・エニアの子守歌」Op.52
前奏曲ロ短調 Op.1 No.1(グラジナ・バツェヴィチ編曲)
パガニーニの3つの奇想曲 Op.40/夜明け/野生の踊り
オペラ「ロジェ王」Op.46 より ロクサナの歌(パヴェウ・コハンスキ編曲)
クルピエ地方の歌 より
いななけ、馬よ(馬に鞭打て)(パヴェウ・コハンスキ編曲)
小さな湖で(スワヴォミル・トマシク、ロベルト・モラフスキ編曲)
バレエ「ハルナシェ」Op.55 から 舞曲
スワヴォミル・トマシク(ヴァイオリン)
ロベルト・モラフスキ(ピアノ)
録音:2008-2009年、ワルシャワ、
フリデリク・ショパン音楽大学コンサートホール

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11-09 No.28

2011年09月25日 11時30分20秒 | Weblog
<Guild Historical>
GHCD 2379/80 2枚組 ¥2700
ストラヴィンスキー:
交響曲ハ調(録音:1943年2月21日、NBCスタジオ8-H、Live)
ヒンデミット:交響曲変ホ長調(録音:1943年2月28日、NBCスタジオ8-H、Live)
ハルトマン:交響曲第2番《アダージョ》(録音:1955年5月25日、ケルン、Live)*
ハンソン:
交響曲第4番Op.34《レクイエム》(録音:1944年1月2日、NBCスタジオ8-H、Live)
ハリス:
交響曲第7番(初稿版)(録音:1955年1月9日、キール・オペラ・ハウス、Live)**
ホヴァネス:
交響曲第3番Op.148(世界初録音)
(録音:1956年10月14日、カーネギー・ホール、Live)#
レオポルド・ストコフスキ(指揮)、
NBC交響楽団、ケルンWDR交響楽団*、セントルイス交響楽団**、
シンフォニー・オヴ・ジ・エアー#
ケルンWDR交響楽団を振り大絶賛を博したハルトマンの「交響曲第2番」、超多作
家ホヴァネスの世界初録音となった「交響曲第3番」、ナディア・ブーランジェ
の弟子ロイ・ハリスの「交響曲第7番」しかも初稿版など、ストコフスキの凄す
ぎるレパートリーの広さを再確認できるプログラムです!
リマスタリング:ピーター・レイノルズ(レイノルズ・マスタリング)

GHCD 2381 ¥1350
リスト:ピアノ協奏曲集 ――
交響詩《前奏曲》S.97(録音:1951年11月14日)
ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124(録音:1953年2月26日-27日)
ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125(録音:1953年2月28日)
交響詩《ハンガリー》S.103*(録音:1952年10月31日)
アンドール・フォルデス(ピアノ)、
レオポルト・ルートヴィヒ(指揮)、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
フェルディナント・ライトナー(指揮)*、
バンベルク交響楽団*
ギルド・ヒストリカルのリスト生誕200周年アニヴァーサリー・リリースは、20世
紀ハンガリーの大ピアニスト、アンドール・フォルデス(が弾くリストのピアノ協
奏曲第1番&第2番!
バルトークやコダーイなどハンガリー音楽のスペシャリストとしても高名なフォ
ルデスのリストは、ベルリン・フィルとの共演、ピーター・レイノルズのリマス
タリングなど聴きどころ多し!
リマスタリング:ピーター・レイノルズ(レイノルズ・マスタリング)
シャールヴェヒター・コレクションのLPからの復刻。

GHCD 2382/83 2枚組 ¥2700
ビゼー:歌劇《真珠採り》(録音:1953年10月、パリ)
ピエレッテ・アラリー(ソプラノ)、レオポルト・シモネー(テノール)、
ルネ・ビアンコ(バリトン)、グザヴィエ・ドゥプラ(バス)、
ジャン・フルネ(指揮)、
コンセール・ラムルー管弦楽団、エリザベート・ブラッスール合唱団
ピエレッテ・アラリーが歌うフランス・オペラ・アリア集
(録音:1953年4月21日-22日、パリ) ――
グノー:歌劇《ロメオとジュリエット》より 私は夢に生きたい
ビゼー:歌劇《カルメン》より 何を恐れることがありましょう
ドリーブ:歌劇《ラクメ》より 美しい夢を下さったあなた
グノー:歌劇《ミレイユ》より おお, 身軽なつばめよ、幸福なかわいい羊飼い
オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》より 生け垣に小鳥たちが
ビゼー:歌劇《真珠採り》より 夜の闇にただひとり…いつかのような暗い夜に
トマ:歌劇《ミニョン》より 私はティターニア
ピエレッテ・アラリー(ソプラノ)、
ピエール・デルヴォー(指揮)、コンセール・ラムルー管弦楽団
指揮者のジャン・フルネ、実生活でも夫婦だったピエレッテ・アラリーとレオポ
ルト・シモネーなど、オール・フランス・キャストによって1953年10月にパリで
録音されたビゼーの「真珠採り」。
ピエレッテ・アラリーがデルヴォー&コンセール・ラムルー管との共演で歌うフ
ランスのオペラ・アリア集をカップリング。
リマスタリング:ピーター・レイノルズ(レイノルズ・マスタリング)
シャールヴェヒター・コレクションのLPからの復刻。




<Guild>
GMCD 7372 ¥2180
ブルン:
交響曲第6番ハ長調/交響曲第7番ニ長調
アドリアーノ(指揮)
モスクワ交響楽団
スイスのコンダクター=コンポーザー、アドリアーノとモスクワ交響楽団のコン
ビによるフリッツ・ブルン(1878-1959)の交響曲サイクルに続編が登場!
20世紀スイスの名指揮者であり、作曲家としては「スイスのシベリウス」とも呼
ばれたというブルンの交響曲第6番&第7番は1930年代の大作である。近代スイス
のシンフォニストとしての本格的な再評価が待たれる。
2008年5月&2010年11月の録音。

GMCD 7371 ¥2180
フーバー:ヴァイオリン・ソナタ集 ――
幻想曲ト短調Op.17/ヴァイオリン・ソン多第5番ホ長調Op.112
ヴァイオリン・ソナタ第6番ニ短調Op.116《熱情》
ジル・コリアール(ヴァイオリン)、ティモン・アルウェッグ(ピアノ)
ライプツィヒで作曲を学び、バーゼル音楽院の院長を務めながらも、現在では不
当なまでに忘れ去られてしまったスイスの作曲家ハンス・フーバー(1852-1921)。
作曲家としてはブラームスからの影響を受けたフーバーは11曲のヴァイオリン・
ソナタを作曲しており、ここに収録された第5番と第6番はスイス・ロマン派の秀
作である。2010年9月の録音。

GMCD 7364/5 2枚組 ¥4360
マレク:ピアノ作品集 ――
三部作Op.8/2つの瞑想曲Op.10/バラードOp.7/創作主題による12の変奏曲Op.3
コラールとアレグロOp.11/6つのエスキスによる組曲Op.9/小さなワルツOp.19
サラバンドとトッカータOp.27/3つのジャズ・カプリースOp.29
2つのフォックストロットOp.35/3つの舞曲op.39/シャント・ヴァリエOp.37
組曲Op.40
マリー=カトリーヌ・ギロ(ピアノ)
1985年に94歳で他界したポーランド系スイス人のコンポーザー=ピアニスト、
チェスワフ・マレク(1891-1985)のピアノ作品集。ヴァイグル、プフィッツナー
から作曲を学び、優れた教育者でもあったマレクの"作曲家"としての一面にス
ポットライトをあてる好企画。1998年の録音。

GMCD 7373 ¥2180
夢のあとに ――
レーガー:素朴な歌Op.76より 第3番、第6番、第7番、第25番
R・シュトラウス:
15ペニヒでOp.39-4、ときめく心Op.29-2、いやな天気Op.69-5、
父が言いましたOp.36-3
プフィッツナー:古い歌Op.33
フォーレ:
イスファハーンのばらOp.39-4、月の光Op.46-2、マンドリンOp.58-1、秋Op.18-3
R・シュトラウス:乙女の花Op.22
ヴォルフ=フェラーリ:4つのリスペットOp.11
レスピーギ:トスカーナの4つのリスペット
サラ・メイダー(ソプラノ)、ジェラルド・ワイス(ピアノ)
19世紀後半-20世紀前半をドイツ、フランス、イタリアで生きた6人の作曲家たち、
レーガー、R・シュトラウス、プフィッツナー、フォーレ、ヴォルフ=フェラーリ、
レスピーギの歌曲集。スイスのコロラトゥーラ・ソプラノ、サラ・メイダーと名
伴奏者ジェラルド・ワイスのコンビネーションが美しい。2010年4月の録音。





<Guild Light Music>
GLCD 5185 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - クリスマス・セレブレーション ――
ピアポント:ジングル・ベル/バーリン:ホワイト・クリスマス
マークス:赤鼻のトナカイ/アンダーソン:そりすべり
クーツ:サンタが町にやって来る/グル―バー:きよしこの夜
ヘンデル:ハレルヤ・コーラス/他
ビリー・ヴォ―ン&ヒズ・オーケストラ、
アーサー・フィードラー(指揮)、
ボストン・ポップス・オーケストラ、
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、他
パーシー・フェイスやマントヴァーニ、ビリー・ヴォーン、ジョージ・メラクリ
ーノなど、ライト・ミュージックの巨匠たちが贈るクリスマス・アルバム!アー
サー・フィードラー&ボストン・ポップスの音源も加わり、レトロな雰囲気のク
リスマスを演出してくれます。
1958年-1959年の録音。リマスタリング:アラン・バンティング

GLCD 5186 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - 労働時間の軽音楽Vol.3 ――
マイヤーズ:フェアリー・オン・ザ・クロック
アンダーソン:ステップ・ライトリー/レハール:ワルツ《金と銀》
ブラウン:ドール・ダンス/シュトラウスII世:レモンの花咲くところ
ガンヌ:ロシアのマーチ/ビゼー:《カルメン》より 大行進曲/他
ハロルド・コリンズ&ヒズ・オーケストラ、
レジナルド・バーストン(指揮)、
ロンドン・コロシアム・オーケストラ、
リチャード・クリーン&ヒズ・オーケストラ、他
1940年代にデッカより発売された78回転レコードからの復刻シリーズ"労働時間
の音楽"第3集。ジャケット・デザインに用いられたグレース・ゴールデン
(1904-1993)の絵画「ユーストン駅」を眺めながら演奏を聴くと音楽の味わいが
深みを増します。
1943年-1946年の録音。リマスタリング:アラン・バンティング

GLCD 5183 ¥1650
軽音楽の黄金時代 - ア・リターン・トリップ・トゥ・ザ・ライブラリー ――
パルマー:ウィズ・ポンプ・アンド・プライド/ワイラー:ラヴリー・デイ
ジョンソン:平和通り/スミス:ルッキング・アラウンド
ミルナー:ワイド・ホライゾン/オーウェン:シークレット・セレナーデ
ファ―ノン:ファースト・ワルツ/他
ワルター・コリンズ(指揮)、
ロンドン・プロムナード・オーケストラ、トム・ワイラー(指揮)、
ハーモニック・ストリングス、
ドルフ・ファン・デル・リンデン(指揮)、
ニュー・コンサート・オーケストラ、他
Guild Light Musicのシリーズ第83集は、「ライブラリーへの旅行」
(GLCD 5164)の続編となるミュージック・ライブラリー(production music)か
らのライト・ミュージック集。
1945年-1960年の録音。リマスタリング:アラン・バンティング





<Buda>
860212 ¥2180
ユダヤのバロック音楽 ――
ロッシ:カディッシュ/リダルティ:ミショレシュ、正しき者の口から
作曲者不詳:コル・ハネシャマ/カセレス:神を讃えて、ああ,我が願いは日々

アンサンブル・テクスト
ヴェネツィア、マントヴァ、アムステルダムのユダヤ教会で演奏されたユダヤ
の作曲家たち、サラモーネ・ロッシ、クリスティアーノ・ジュゼッペ・リダル
ティ、アブラハム・カセレスのバロック音楽集。この録音は、2009年に他界し
た音楽学者イスラエル・アドラーに捧げられてい
る。




<ARCHIPEL>
ARPCD0535 ¥880
ブラームス:ドイツ・レクイエム op.45
マリア・シュターダー(ソプラノ)
ディートリヒ・フィッシャ=ディースカウ(バリトン)
パウル・クレツキ指揮
フランス国立管弦楽団、RTF合唱団
1956年6月6日 パリ
良い音質です。待望の復刻です。

ARPCD0536 2枚組 ¥1480
トスカニーニ指揮 1949年ベニスでのライヴ録音完全収録盤
(1)ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲
(2)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 ヘ長調 op.68
(3)フランク:交響詩「アイオリスの人々」
(4)スメタナ:交響詩「モルダウ」(連作交響詩「わが祖国」より)
(5)R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 op.20
(6)ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から
第1幕への前奏曲
ミラノ・スカラ座管弦楽団
1949年9月3日ベニス フェニーチェ劇場でのライヴ録音
下記はボーナス・トラック:
(7)ベートーヴェン:エグモント序曲 op.84
(8)ワーグナー:歌劇「タンホイザー」から序曲とバッカナール
1946年7月7日 ルツェルンでのライヴ録音
指揮は、全て アルトゥーロ・トスカニーニ
(2)のベートーヴェン:田園の第1楽章冒頭が欠落しています。
音質は悪く、一般的とはいえません。トスカニーニ・ファン向けのアイテム。
スカラ座管弦楽団との雰囲気ある演奏に痺れます。

ARPCD0537 ¥880
ベートーヴェン:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
(2)ロマンス 第1番 ト長調 op.40
ヘルマン・アーベントロート指揮
ベルリン放送交響楽団
1952年3月31日 ベルリン歌劇場でのライヴ
(3)ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 op.30-2
レフ・オボーリン(ピアノ)
1960年10月16日 ベルリン歌劇場でのライヴ
ヴァイオリンは、全て ダヴィド・オイストラフ
※名演奏として名高い演奏の復刻です。
強烈な個性のぶつかりあいが、緊張感を生み出しています。




<OPERA RARA>
ORC44 2枚組 ¥4380
ドニゼッティ:歌劇「マリア・ディ・ロアン」
クラッシミーラ・ストヤノワ(マリア)
ホセ・ブロス(リッカルド)
クリストファー・パーヴェス(エンリーコ)
ロイック・フェリックス(アルマンド)
サー・マーク・エルダー指揮
エイジ・オブ・インライントゥンメント管弦楽団
ジェフリー・ミッチェル合唱団
2009年11月 スタジオ録音
2009年11月7日イギリスのロイヤル・オペラ・ハウスでコンサート形式により
絶賛された演奏会後、スタジオ録音された録音です。
1843年パリのイタリア劇場で上演された修正部分(ゴンディによるアリア 他)
の演奏が付録として収録されています。
いつもながらの丁寧で素晴らしい装丁による2CD ボックス。
1843年6月にウィーンで初演された3幕の悲劇的メロドラマです。




<VENEZIA>
CDVE04329 2枚組 ¥1650
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 二短調 op.125
CD.1
N. Shpiller(ソプラノ)
Z. Dolukhanova(アルト)
N. Khanaev(テノール)
A. Baturin(バス)
ヘルマン・アーベントロート指揮 Hermann Abendroth
ソビエト国立交響楽団、合唱団
1951年2月1日 モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音 (モノラル)
CD.2
T. Sterling Korolkova (ソプラノ)
G. Vinogradova(アルト)
L. Kuznetsov(テノール)
V. Paraskeva(バス)
コンスタンティン・イワノフ指揮 Konstantin Ivanov
国立モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
アカデミー・ロシア合唱団
1972年12月12日 モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音 (ステレオ)
共に、ロシア語による「合唱」です。
共にマスターに起因する音の揺れ、歪み、傷が聴かれますこと、ご了承くだ
さいますよう、お願い致します。
特にイワノフの「合唱」には、ハム・ノイズなど傷が多く聴かれます。
上記の傷を補って余りある程の推進力あるライブ特有の熱のこもった爆演。
2種の「合唱」。待望の復刻です。




<WALHALL>
WLCD0351 2枚組 ¥1750
ヴェルディ:歌劇「オテロ」
マリオ・デル・モナコ(オテロ)
レナード・ウォーレン(ヤーゴ)
ポール・フランク(カッシオ)
ジェイムズ・マクラッケン(ロデリーゴ)
レナータ・テバルディ(デズデモーナ)
フリッツ・シュティードリー指揮 Fritz Stiedry
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
1955年3月12日 ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場でのライヴ録音
多少、古めかしさを感じさせる音質です。
レナータ・テバルディによるセンセーショナルなニューヨーク、デビュー作品
です。緊張感溢れる、音楽の推進力の高い迫力ある名演奏です。

WLCD0352 2枚組 ¥1750
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
エヴァンゲロス・マルケロス(ドン・フェルナンド)
コンスタンティーノ・エゴ(ドン・ピツァロ)
ジュゼッペ・ザンピエーリ(フロレスタン)
マルタ・メードル(レオノーレ)
デジュー・エルンスター(ロッコ)
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮
アテネ祝祭管弦楽団、合唱団
1957年9月6日 アテネ、イロド・アティコス野外劇場でのライヴ録音
良い音質です。
キャストも魅力的で手堅い演奏です。



<MYTO HISTRICAL>
MYTO 286 2枚組 ¥1750
チャイコフスキー:歌劇「マゼッパ」
エットレ・バスティアニーニ(マゼッパ)
ボリス・クリストフ(コチュベイ)
デイヴィッド・ポレリ(アンドレイ)
マリアンナ・ラデフ(リュボーフィ)
マグダ・オリヴェーロ(マリア)
ジョネル・ペルレア指揮
フィレンツェ5月祭管弦楽団、合唱団
1954年6月6日 フィレンツェでのライヴ録音
良い音質です。
バスティアニーニ、クリストフらによる素晴らしい演奏です。

MYTO 294 2枚組 ¥1750
ドニゼッティ:歌劇「アンナ・ボレーナ」
ブリニオ・クラバッシ(エンリーコ8世)
レイラ・ジェンチェル(アンナ)
ジュリエッタ・シミオナート(ジョヴァンナ)
シルヴィオ・マイオニカ(ロシュフォール卿)
アルド・ベルトッチ(リッカルド・パーシー卿)
ジャンナドレア・ガヴァッツェーニ指揮
ミラノRAI交響楽団、合唱団 
1958年8月11日 ミラノでの放送用音源
良い音質です。
魅力的なキャストによる美しくも力強い演奏です。





<ANDROMEDA>
ANDRCD9096 3枚組 ¥2150
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」
ジョン・ヴィッカーズ(ドン・カルロ)
グレ・ブロウエンスティーン(エリザベッタ)
ティート・ゴッビ(ロドリーゴ)
フェドーラ・バルビエーリ(エボリ公女)
ボリス・クリストフ(フィリッポ)
マイケル・ランドン(大審問官)
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
1958年5月12日 ロンドン、ロイヤル・オペラハウスでのライヴ
ロイヤル・オペラ開場100周年記念上演のライヴです。
以前、MYTO 他のレーベルから発売あり。良い音質です。

ANDRCD9099 2枚組 ¥1750
R.シュトラウス:歌劇「無口な女」
ハンス・ホッター(モロズス卿)
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ(女中)
ヘルマン・プライ(理髪師)
フリッツ・ヴンダーリヒ(ヘンリー・モロズス)
ヒルデ・ギューデン(アミンタ)

ANDRCD9100 2枚組 ¥1750
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」(ドイツ語)
ポリー・バティツ(ラーリナ)
レオニー・リザネク(タチヤーナ)
ミラ・カリン(オリガ)
ヒルデ・レッスル=マイダン(フィリピエヴナ)
ジョージ・ロンドン(エフゲニー・オネーギン)
アントン・デルモータ(レンスキー)
ゴットローブ・フリック(グレーミン公爵)
ベリスラフ・クロブチャール指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
1955年 ウィーンでのライヴ録音
良い音質です。歌手も一流どころを揃えた名演奏です。




<XCP>
XCP5040 ¥2180
Henri Duparc/ 12 Melodies
1. 旅へのいざない(4:24)
2. ためいき(3:35)
3. 遺言(3:32)
4. フィレンツェのセレナード(2:05)
5. 波と鐘(5:24)
6. 哀歌(5:24)
7. 前世(4:46)
8. フィディレ(5:09)
9. 法悦(3:21)
10. 悲歌(3:20)
11. ローズモンドの屋敷(2:28)
12. 悲しき歌(3:17)
録音:1954年2月16-23日、パリ
Camille Maurane(カミーユ・モラーヌ)(バリトン)
モラーヌ40代半ばのパリ録音。透明感がありまた品があるうっとり聞き入って
しまう1枚。

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11-09 No.27-1

2011年09月25日 11時30分00秒 | Weblog
<haenssler>
=PREMIUM COMPOSERS=
94 604 2枚組 ¥2080
ステレオ
「プレミアム・コンポーザーズVol.4-ブルックナー」
[CD 1]
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ハース版)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
クルト・ザンデルリング(指揮)
録音:1999年シュトゥットガルト、
リーダーハレ(ライヴ・デジタル)[収録:SWR]
[CD 2]
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
録音:1996年9月20日シュトゥットガルト、
リーダーハレ(ライヴ・デジタル)[収録:SWR]
93.027と93.186(廃盤)のセット再発。
クルト・ザンデルリング(1912-)とカルロ・マリア・ジュリーニ(1914-2005)と
いう、20世紀を代表する指揮者ふたりが晩年シュトゥットガルト放送響に客演
した際に、得意のブルックナーの交響曲をそれぞれ指揮したライヴ演奏を収録
したもので、完成された巨匠芸をたっぷりと味わえるものすごい内容。
遅めのテンポを基調とした手ごたえ満点の仕上がりは無類で、なかでも、ジュ
リーニによる第9交響曲についてはレギュラー盤が廃盤で、長らく入手難の状
態が続いていたので、このたびのカタログ復活は朗報といえるでしょう。

94 605 2枚組 ¥2080
ステレオ
「プレミアム・コンポーザーズVol. 5-J. S. バッハ」
[CD 1]
J. S. バッハ:
管弦楽組曲第1番ハ長調BWV 1066
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV 1067
[CD 2]
J. S. バッハ:
管弦楽組曲第3番ニ長調BWV 1068
管弦楽組曲第4番ニ長調BWV 1069
オレゴン・バッハ祝祭室内管弦楽団
ヘルムート・リリング(指揮)
録音:1992年7月オレゴン州ユージーン、
ハルト・パフォーミング・アーツ・センター(セッション・デジタル)
レギュラー盤92.132のプライスダウン再発。毎年初夏にオレゴン大学をメイン
会場に開催される「オレゴン・バッハ音楽祭」は、1970年にバッハの世界的権
威リリングによって創始されたもので、3週間の会期中に芸術監督リリングの
もと大小さまざまなコンサートをはじめ、レクチャーやマスタークラスも併設
され、おおきな盛り上がりをみせています。
同音楽祭の名を冠する「オレゴン・バッハ祝祭管弦楽団」は、欧米のオーケス
トラの器楽奏者とオレゴン大学音楽学部のメンバーからなる精鋭オーケストラ。
ここに収められたJ. S. バッハの管弦楽組曲は、リリング監修による画期的な
偉業「J. S. バッハ大全集」に含まれているものと同じ内容で、モダン楽器の
特性を活かした壮麗なひびきとみごとなアンサンブルが印象的で、この傑作の
魅力をあますところなく伝えています。





<La Dolce Volta>
フランスのレーベル、La Dolce Voltaの取扱を開始します。
La Dolce Voltaレーベルは、2011年3月に立ち上げられました。年間に5つの新
録音をリリースする予定のほか、2010年に惜しまれつつ幕を閉じたカリオペ・
レーベルの音源もこのLa Dolce Voltaから再リリースされる予定です。

LDV 03 ¥2280
※日本語帯・解説つき
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
第11番 イ長調「トルコ行進曲」K.331、
第2番 ヘ長調 K.280、
第13番 変ロ長調「リンツ」K.333
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
録音:2011年5月(使用楽器:ベヒシュタイン)
1925年8月生まれ、85歳(録音当時)のチッコリーニによるモーツァルト最新録
音の登場です。第11番の第1楽章のゆったりとしたテンポ設定はもはや巨匠に
しか許されない聖域。神々しさと美しさに満ちた世界です。トルコ行進曲は
らくらくとしていながら一寸の乱れもなく、それでいてちょっとたどたどし
さが漂うリズムのユーモラスな感じも見事に決まっていて、完璧です。モー
ツァルトの音楽には「遊び心や芝居っ気がある」と語るチッコリーニ。モー
ツァルトが作品中にちりばめた、思わずクスッと笑ってしまうような箇所を
実に自然に引き出しています。モーツァルトが18歳の時に書いたヘ長調のソ
ナタの第2楽章の哀愁を帯びたアダージョは感涙もの。やはり茶目っけのある
アウフタクトで始まる「リンツ」の冒頭もノックアウトもの。巨匠チッコリ
ーニが愛器ベヒシュタインを完璧に手中におさめて語りかけてくる、見事な
モーツァルトです。





<MELBA>
MR 301130(SACD-Hybrid) ¥2450
サン=サーンス:
(1)「ヘンリー8世」より全2曲
(2)「アスカニオ」より全12曲
(3)「エティエンヌ・マルセル」より全6曲
(4)「野蛮人」より全4曲
ギヨーム・トゥルニエール(指)
ヴィクトリア管
サン=サーンスのバレエ音楽といえば「瀕死の白鳥」くらいしか思い浮かびま
せんが、パリ・オペラ座系作曲家だけあって、オペラの中に美しく効果的なバ
レエを挿入しています。しかしそのオペラ自体大半が上演されず埋もれてしま
っているため、せっかくのバレエにも接する機会がありません。それを残念に
思う指揮者トゥルニエールは、サン=サーンスのオペラからバレエ音楽だけを
抜粋して復活させることに力を入れています。当アルバムに収められたナンバ
ーも、ほとんどが初めて耳にするものですが、サン=サーンスのメロディ・メ
ーカーとしての才とオーケストレーションの魔術に1時間にわたってひたれま
す。バレエ音楽ファン必聴の1枚です。

MR 301129(SACD-Hybrid) ¥2450
ピュア・ディーヴァ-ジョアン・ハモンドへのトリビュート・アルバム
(1)チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」-手紙の場
(2)ヴェルディ:「オテロ」-柳の歌/アヴェ・マリア
(3)同:「ドン・カルロ」-あなた様はこの世の虚しさを
(4)ドヴォルザーク:「ルサルカ」-月に寄せる歌
(5)コルンゴルト:「死の都」-マリエッタの歌
(6)オッフェンバック:「ホフマン物語」-逃げてしまったの、雉鳥は
(7)パーセル:「ディドとエネアス」-わたしが地中に横たえられた時
(8)セットル:シャドウス
(9)埴生の宿
(10)サマセットの緑の丘陵
(11)庭の千草
シェリル・ベイカー(Sop)、
ギヨーム・トゥルニエール(指)
クィーンズランド響
ティモシー・ヤング(Pf)
ジョアン・ハモンド(1912-1996)はオーストラリアの国宝的オペラ歌手。オー
ストラリアのみならず世界のオペラ・ハウスで活躍しましたが、1960年に心臓
発作を起こして引退、以後は教育やヴィクトリア州立歌劇場の芸術監督に携わ
り、同国の声楽発展に多大な貢献をしました。当アルバムはハモンドの愛弟子
シェリル・ベイカーが恩師の十八番のオペラ・アリアに挑戦、トリビュート盤
としました。また、彼女に捧げられたオーストラリアの作曲家セットルの
「シャドウス」、両親の故郷イギリスの愛唱歌までも収めています。ハモンド
に対するベイカーのレスペクトが強く表れた感動的名唱です。





<First Hand Records>
FHR 13 ¥1780
(1)ヘンデル(マクリスタル編):ラルゴ
(2)マイケル・ナイマン(ハンフリー編):何で?/もし?
(3)マグリン:
エイスリン/閉じた瞳の後で/フロム・ノーフェア・トゥ・ノーフェア
(4)ヴィラ=ロボス:アリア-ブラジル風バッハ第5番より
(5)フィリップ・グラス:ファザード
(6)アンディ・スコット:わが山頂
(7)ボザ:アリア
(8)ビリー・コゥイー:3つのロマンス
(9)フォーレ(マクリスタル編):ゆりかごOp.12の1
(10)ドビュッシー(ロンデクス編):シランクス
(11)ラヴェル(マクリスタル編):ハバネラ形式の小品
(12)田中カレン:ナイト・バード
ジェラルド・マクリスタル(Sax)、シロマ・ダ・シルヴァ(Pf)、
クレイグ・オグデン(Guit)、
スミスSQ、コデッタ、トリニティ・レイバン弦楽アンサンブル
[録音:2009年8月、11月/ブラックヒース(ロンドン)]
北アイルランド出身のサクソフォン奏者ジェラルド・マクリスタルのソロ・ア
ルバム。マンチェスターの王立北音楽学校とロンドンのギルドホール・スクー
ル、さらにシカゴのノースウェスタン大学で学び、国際的に活躍しています。
彼の活動で特徴的なのは、現代のヒーリング系もしくはミニマル・ミュージッ
ク系作曲家を積極的に紹介している点にあります。当アルバムでも、マイケル
・ナイマンやフィリップ・グラスから、スコットランドのビリー・コゥイー、
アイルランドのマグリン、日本の田中カレンなどの作品をとりあげているのが
注目。ナイマンの曲は「アンネの日記」の映画音楽。超絶テクはもちろんなが
ら、品良く、癒し効果に満ちた不思議なサクソフォンです。





<Wergo>
WER 6729 ¥2180
ヴィクトル・エキモフスキー:
(1)交響的舞曲-ピアノと管弦楽のための
(2)聖母被昇天-打楽器アンサンブルのための
(3)アヴィケンナの鏡-14奏者のための
(4)27の破壊-打楽器アンサンブルのための
(5)ヴァイオリン協奏曲「アッタレーア・プリンケプス」
ミハイル・ドゥボフ(Pf)、ナーザリ・コジュハーリ(Vn)、
オレグ・フジヤコフ(指)
ロシア・フィル(1)(5)、ペカルスキー打楽器アンサンブル(2)(4)、
アレクセイ・ヴィノグラードフ(指)
モスクワ現代音楽アンサンブル(3)
[録音:2006年1月/モスフィルム・スタジオ]
1947年モスクワ生まれのヴィクトル・エキモフスキーは、シュニトケやグバイ
ドゥーリナに続く世代を代表する作曲家。作曲はハチャトゥリヤン門下で、さ
らにメシアンの研究書で博士号もとっています。作風はミニマル系に属しなが
ら、ロシア・アヴァンギャルドの作曲家たちを思わす凶暴なエネルギーに満ち、
ロシアの伝統を感じさせます。当アルバムは彼の1990年代の作品を集めていま
すが、代表作が網羅されているのが嬉しい限り。なかでもヴァイオリン協奏曲
「アッタレーア・プリンケプス」は邦訳も出ているガルシンの小説を音楽化し
たもので、ロシア文学ファンならば二重三重の興味を持つこと間違いなしの作
品です。

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11-09 No.27-2

2011年09月25日 11時29分13秒 | Weblog
<HUNGAROTON>
HCD 32688 ¥2080
フリジェシュ・ヒダシュ:ブラス・アンサンブルのための作品集
(1)5つの楽章 (2)管楽五重奏のためのトレーニング・パターン 
(3)管楽六重奏のためのトレーニング・パターン  (4)5×5
ナーンドル・カサ(トロンボーン)
エヴァルト金管五重奏団
レヴェンテ・バコー(トランペット)、アンドラーシュ・コヴァルチク(ホルン)、
ペーテル・マジャル(トロンボーン)、アッティラ・ペレステギ(チューバ)
録音:2011年3月12-17日、フンガロトン・スタジオ
フリジェシュ・ヒダシュ(1928-2007)は、ブダペストのリスト音楽院でヤーノ
シュ・ヴィシュキに学んだ後、ハンガリー国立劇場、ブダペスト市立オペレッ
タ劇場の音楽監督、聖シュテファン大聖堂の合唱指揮者などの要職を歴任。
その後はフリーランスの作曲家として幅広い活動を展開。あらゆる種類の作品
を残してますが、特に管楽器のために優れた作品を書いたことで知られ、吹奏
楽作品はプロ・アマを問わず世界中で愛奏されています。「5つの楽章」(1973)
は、三本のトランペット、二本のトロンボーンにチューバという編成で、時を
告げるファンファーレ、イントゥラーダ、パルティータ、ディヴェルティメン
トという構成のルネサンス・初期バロック音楽を思わせる佳曲。「トレーニン
グ・パターン」という奇妙な名前のついた二曲は、特に若い器楽奏者のために
書かれた作品。演奏に必要な基本的なテクニックを退屈せずにマスターできる
とともに、室内楽を演奏する喜びも体験できるように書かれています。「5×5」
は金管五重奏のための5楽章形式の作品(1983)。ブダペスト音楽院のホルン教
授ラースロー・サボーとその優秀な弟子たちに献呈されています。エヴァルト
金管五重奏団は1996年結成。国際コンクールの入賞者でソリストとしても活躍
するメンバーから成るこのアンサンブルは世界の名だたるコンクールを制覇、
世界のブラス界を牽引するアンサンブルとして注目を集めています。

HCD 32706 ¥2080
アントニオ・マリア・ナヴァ:フルートとギターのために作品集
(1)メルカダンテ「エリザとクラウディオ」の主題によるセレナータ作品63
(2)セレナータ作品16
(3)3つの二重奏曲  
(4)サルヴァトーレ・ヴィガーノのバレエ「エジプト王プサンミ」の主題と
変奏作品40
ディアローグ・デュオ
ノエーミ・ジェーリ(フルート)カタリン・コルタイ(ギター)
録音:2011年6月20-25日、フンガロトン・スタジオ
アントニオ・マリア・ナヴァ(1775-1826)は、19世紀イタリアでもっとも活躍
したギター奏者&作曲家。スラノ・スカラ座から程近い一角に生まれたナヴァ
は少年時代からこの劇場に出入りし、後に絶大な影響力をもつ劇場支配人・出
版人となるジョヴァンニ・リコルディと知り合います。またミラノで最初のギ
ター専門店を開いたアントニオ・モンジーノによって(6弦の)ギターに見ざめ、
その息子ジャコモの手助けによってテクニックを磨き、ギター奏者として活動
を始めます。ギター・デュオは当時大変人気のあった編成で、リコルディは
1808年から1826年の間に28曲のナヴァ作品を出版し大いに利益をあげています。
現在約100曲が確認されているナヴァの作品は当時のベル・カント様式を色濃
く反映し、また同時代のオペラ作曲家たちを思わせるロマンティックな味わい
を持ち、イタリアのギター音楽を代表するレパートリーとなっています。演奏
をする「ディアローグ・デュオ」は、フルート奏者ノエーミ・ジェーリとギタ
ー奏者カタリン・コルタイによりブダペスト音楽院在学中の2002年に結成。ス
タンダードなレパートリーで定評を得る一方で、ハイドンやモーツァルト作品
の編曲、現代の作曲家たちとの共同作業にも情熱を燃やしています。

HCD 32676 ¥2080
ゾルターン・コヴァーチ&ペーテル・トート作品集
(1)ゾルターン・コヴァーチ(1969‐):
トランペットとトロンボーンのための二重協奏曲
(2)ペーテル・トート(1965-):弦楽オーケストラのための「冬物語」
(3)同:シャーンドル・ペテーフィに詩による「村の鍛冶屋」
ベンツェ・ホルヴァート(トランペット) 
イシュトヴァーン・ペーテル・ファルカシュ(トロンボーン)
デブレツェン・コダーイ合唱団
ゾルターン・パド(合唱指揮)
デブレツェン・フィルハーモニー管弦楽団
バラージ・コチャール(指揮)
録音:2010年9月14-17日、ホテル・アラニビカのデブレツェン・バルトーク・
ホール
出来立ての21世紀ハンガリーの音楽から、過去にインスパイヤーされた3つの
異なる作品を収録。コヴァーチの作品は、バロック時代のコンチェルトから
お馴染みの緩‐急‐緩の楽章構成を取りながら、パーカッションの即興的なイ
ントゥラーダ、バルトーク風の複雑なリズム、三度のハンマーの打ち込み、
ソロ楽器の名技を尽くした演奏効果満点の作品。トートの「村の鍛冶屋」は
ハンガリーの19世紀ロマン派の詩人シャーンドル・ペテーフィ(1823‐1849)
の英雄譚に基づく「コラール・オペラ」。主役のビックヘッド、内気なリジー、
靴職人はソリストではなく合唱で演じられている非常にユニークな作品。
2006年に作曲された「冬物語」はシェイクスピアの同名の作品とは関係なく、
「冬」という言葉のもつ、時の移ろい、死、終焉・・・のイメージを弦楽オー
ケストラで描いた4部構成の作品で、コヴァーチ指揮ブダペスト弦楽オーケス
トラによって初演されている。

HCD 32703 ¥2080
ヴェロニカ・キンチェシュ、アリア・リサイタル
(1)グルック:
『オルフェオとエウリディーチェ』より3幕「なんという恐ろしいひととき」
(エウリディーチェ) 
(2)モーツァルト:
『フィガロの結婚』より4幕「ああ、遅れないで来てちょうだい」(スザンナ) 
(3)同:『コジ・ファン・トゥッテ』より2幕「許して、いとしいあなた、お願
いよ」(フィオルディリージ) 
(4)同:
『皇帝ティトの慈悲』より「もはや花飾りを編むために」(ヴィテッリア) 
(5)ヴェルディ:
『シモン・ボッカネグラ』より1幕「この暗い時間に」(アメーリア) 
(6)ゴルトマルク:
『シバの女王』より1幕「私のアッサートは帰ってくる!」(スラミト) 
(7)プッチーニ:
『蝶々夫人』より1幕「魅力に満ちた目の乙女」(蝶々さん、ピンカートン) 
(8)同:2幕「ある晴れた日に」(蝶々さん)*  
(9)レスピーギ:『セミラーマ』より3幕「悲しいかな」(セレウキア) 
(10)同:
『エジプトのマリア』より2場「あなたの怒りは激しく昂り」
「ああ、白い大鷹よ」(マリア)
ヴェロニカ・キンチェシュ(S)
ペテル・ドヴォルスキー(テノール)(7)
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団(1)(5)(6)(7)(8)
ハンガリー国立歌劇場合唱団(6)ブダペスト交響楽団(2)(3)(4)
ハンガリー国立管弦楽団(9)(10)
指揮:エルヴィン・ルカーチ(1)ゲザ・オーバーフランク(2)(3)(4)
ジュゼッペ・パタネー(5)(7)(8)アダム・フィッシャー(6)
ランベルト・ガルデッリ(9)(10)
録音:(1)1978年-(2)(3)(4)(5)1983年-(6)(7)(8)1980年-(9)1990年-(10)1988年
ハンガリーの名ソプラノ、ヴェロニカ・キンチェシュがフンガロトンに録音し
てきたオペラ全曲録音から彼女の最も得意とするアリアを集めたアルバム。
ブダペストとローマで学び、ハンガリー国立歌劇場はもとより世界各地の歌
劇場で活躍するキンチェシェは、よく響くリリックな声と滑らかなフレージン
グでどの役も魅力的に歌い、演じきっています。ルカーチ、パタネー、フィッ
シャー、ガルデッリという共演している実力者揃いの指揮者陣をみればその
実力がわかるというもの。キンチェシュの実力を再確認し、全曲録音が聴きた
くなる充実したアリア・コンピレーションです。お薦め!




<naive>
V 5274 2枚組 ¥2380
ヴィヴァルディ:
CD1:オペラ名曲集り
「貞節なニンフ」、「狂乱のオルランド」、「アデナイーデ」、
「離宮のオットーネ」、「オリンピアーデ」、他
CD2より宗教曲・協奏曲集
マンドリン協奏曲、「主は言われた」、「悲しみの聖母」、チェロ協奏曲、
ヴァイオリン協奏曲「四季」より「秋」・「冬」、他
ユリア・レージネヴァ(S)、サンドリーヌ・ピオー(S)、
サラ・ミンガルド(Ms)、ロレンツォ・レガッツォ(Bs)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)、他
2011年7月、当時のヴェネツィアで行われていた祭典を現代のヴェルサイユ宮
で再現し、ヴィヴァルディの曲を演奏するという祭典、『ヴェネツィア・ヴィ
ヴァルディ・ヴェルサイユ』が開催されました。この試みに関連して、ヴィ
ヴァルディの人生の軌跡を集約した作品集が発売。2枚組構成で、1枚目はオ
ペラ名曲の数々、2枚目は宗教曲と協奏曲を収録しています。さらに、このCD
には90ページを超える豪華なリーフレットも同封。ヴィヴァルディに関する詳
細な解説だけでなく、当時のヴェネツィアの音楽状況についての解説もなされ
ています。直筆譜や古地図など、当時を知る貴重な挿絵も必見。豪華な内容を
綴じるにふさわしい、美しいパッケージデザインがなされています。ヴィヴァ
ルディをよく知る方にも、初めて聴く方にもおすすめの名盤です!

V 5273 ¥1850
ヴィヴァルディ:
(1)セレナータ「祝されたセーナ」、(2)グローリアRV589 、
(3)歌劇「狂乱のオルランド」、(4)ニシ・ドミヌス、
(5)フルート協奏曲第2番「夜」、(6)歌劇「貞節なニンフ」、
(7)ヴァイオリン協奏曲「四季」より「夏」、
(8)セレナータ「祝されたセーナ」より第1部
(9)ヴァイオリン協奏曲「四季」より「春」、(10)歌劇「嵐の中のドリラ」
サンドリーヌ・ピオー(S)、フィリップ・ジャルースキー(T)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)、他
バロック期を代表する作曲家アントニオ・ヴィヴァルディ。ルイ15世の結婚を
祝し依頼作曲された「祝されたセーナ」、出版された歴史上最初の作品とされ
るフルート協奏曲より第2番「夜」、ヴァイオリン協奏曲「四季」より「夏」
と「春」などが収録。当時から高い人気を得ていたヴィヴァルディの魅力を
証明する珠玉の作品を、多岐に渡って堪能できる1枚です。曲目だけでなく、
卓越した演奏者達の共演にも注目です。





<EURO ARTS>
20 57378(DVD-Video) 4枚組 ¥3950
字幕:独,英,仏,伊,西
ベートーヴェン:交響曲全集1-9
交響曲第1番ハ長調作品21,交響曲第2番ニ長調作品36
交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」,交響曲第4番変ロ長調作品60
交響曲第5番ハ短調作品67「運命」,交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
交響曲第7番イ長調作品92,交響曲第8番ヘ長調作品93
交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」
クラウディオ・アバド(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2001年2月、ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院、
2000年5月1日、ベルリン、フィルハーモニーザール(第9番)

20 57928(DVD-Video) 4枚組 ¥4250
字幕:伊,英,独,仏,西(DVD2:伊,英,独)
イタリア・オペラBOX(4DVD)
DVD1:
ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」(全曲)
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(S) マヌエル・ランサ(Br) 
カルロス・ショーソン(Br) ニコライ・ギャウロフ(B)
ケネス・ロバーソン(B) ヴァレリィ・ムルガ(Br) 
エリーザベト・ラエ・マグナソン(Ms) レイナルド・マシアス(T)ほか
ネロ・サンティ(指) チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
収録:2001年4月チューリヒ歌劇場、ライヴ
DVD2:
ヴェルディ:歌劇「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」(全曲)
クリスティアーネ・カイザー(S ヴィオレッタ) 
ジャン=フランソワ・ボラス(T アルフレード・ジェルモン) 
ゲオルク・ティヒ(Br ジョルジョ・ジェルモン) 
マグダレーナ・アンナ・ホフマン(S フローラ) 
ステファニー・コピニツ(Ms アンニーナ) 
ミヒャエル・クルツ(T ガストン)ほか 
エルンスト・メルツェンドルファー(指)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団,
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
演出:ロベルト・ヘルツル
収録:2008年7月11日ザンクト・マルガレーテン,ローマ時代の石切り場
DVD3:
プッチーニ:歌劇「トスカ」(全曲)
マリア・グレギーナ(S トスカ) 
サルヴァトーレ・リチートラ(T カヴァラドッシ) 
レオ・ヌッチ(Brスカルピア) 
ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディ(Bアンジェロッティ) 
アルフレード・マリオッティ(Br堂守)ほか
リッカルド・ムーティ(指) ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
演出:ルカ・ロンコーニ
収録:2000年3月14-17日 ミラノ・スカラ座
DVD4:
チレーア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」(全曲)
ダニエラ・デッシ(S アドリアーナ・ルクヴルール) 
セルゲイ・ラリン(T マウリツィオ) 
カルロ・グエルフィ(Br ミショネ) オルガ・ボロディナ(Ms ブイヨン公妃) 
ジョルジョ・ジュゼッピーニ(Bs ブイヨン公爵) ほか
ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
演出:ランベルト・プッジェッリ
装置:パオロ・ブレーニ
衣装:ルイザ・スピナテッリ
収録:2000年1月,ミラノ,スカラ座


20 57894(Blu-ray) ¥4250
ショスタコーヴィチ:祝典序曲 Op.96
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲第1番、第2番
ショパン:マズルカ ハ長調Op.24(アンコール)
マルタ・アルゲリッチ(P)
ユーリ・テミルカーノフ(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2009年12月8日ストックホルム・コンサート・ホール
(ノーベル賞授賞式会場)、ライヴ
米国のバラク・オバマ大統領にノーベル平和賞が授与され話題を集めた2009年
のノーベル賞。ノーベル賞授賞式で行われる演奏会には、受賞者はもちろん、
スウェーデンのロイヤル・ファミリー、一般の聴衆が集まり、毎年一流の音楽
家が一流のパフォーマンスを披露しています。2009年はピアニストにマルタ・
アルゲリッチ、指揮者にロシアの巨匠ユーリ・テミルカーノフを迎え、「ノー
ベル賞のオーケストラ」ことロイヤル・ストックホルム・フィルが演奏しまし
た。快活で洗練されたショスタコーヴィチの「祝典序曲」にはじまり、アルゲ
リッチの個性的かつ色彩感溢れる快演を聴かせてくれるラヴェルのピアノ協奏
曲。アンコールにはアルゲリッチのマズルカが鮮やかに響き渡ります。後半の
プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」もテミルカーノフの豊かな音楽性と
洞察力、機知に富んだ音楽がノーベル賞のお祭り気分を盛り上げてくれます。
ブルーレイの鮮やかな映像で会場の華々しい雰囲気を楽しむことができます。




<harmonia mundi>
HMC 902098 ¥2450
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
(1)レクイエム-入祭唱&キリエ ヘ長調(T208/5)、怒りの日ハ短調(T202/4)
(2)ミゼレーレ 変ロ長調(T 207/5)
レネケ・ルイテン(S)、ルース・サンドホフ(A)、コリン・バルツァー(T)、
トーマス・バウアー(Bs)、
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)、
ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団
録音:2010年11月
以前、ヨハン・ルートヴィヒ・バッハの「葬送のための音楽」(HMC 902080)が
好評だったラーデマンによるバッハ一族の音楽再発見シリーズの第2弾!今回
は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)の末息子であるヨハン・ク
リスティアン・バッハ(1735-1782)を取り上げます。18世紀後半の最も多作な
作曲家で、モーツァルトに影響を与えた重要な音楽家でもあるヨハン・クリ
スティアン。生前はドイツ、イタリア、イギリスなど様々な都市で活躍し、
とりわけロンドンではアーベルと共に公開演奏会の確立に多大な貢献を果た
しました。彼の音楽性はイタリア・オペラに由来しており、今回収録された
「レクイエム」にも当時のイタリア教会音楽様式が垣間見えます。彼の作品
は生前大きな名声を得たものの、後進のハイドン、モーツァルトらの出現に
よって、没後はその作品の多くが歴史の影に埋もれてしまいました。今回は
彼の教会音楽作品の中でも代表的な「レクイエム」、「ミゼレーレ」を収録。
これまでバッハ一族の音楽を数多く復興してきたラーデマンによって、ヨハン
・クリスティアン・バッハの優美かつ壮麗な響きが蘇ります!




<SUPRAPHON>
SU 4061 ¥1780
レイハ(ライヒャ):クラリネット五重奏曲 変ロ長調
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K581
オンジェイ・クッカル:
クラリネットと弦楽のためのコンチェルティーノ「クラリネッティーノ」
リュドミラ・ペテルコヴァー(Cl&バセットCl)、ベネヴィッツ・カルテット
録音:2011年7月、プラハ、マルティニクスタジオ
クラリネットと弦楽のアンサンブルをテーマに、3人の作曲家の作品を収録。
年代も知名度も多岐に渡る3人それぞれの豊かな個性を一度に堪能できる貴重
なCDです。3曲に共通するのは、クラリネットの名手に影響を受けて作曲され
た作品であるということ。特にクッカルの「クラリネッティーノ」は、チェコ
を代表するクラリネットの名手ペテルコヴァーのために書かれた注目の作品。
自らにインスパイアされた曲を、ペテルコヴァーはどう演奏するのか……必
聴です!しかもモーツァルトは指定楽器のバセット・クラリネットでの演奏。
また、アンサンブルを組むのは第5回大阪国際コンクールで優勝した経歴を持
つチェコの実力派、ベネヴィッツ・カルテット。チェコの響き溢れる美しい
アンサンブルも魅力の一枚です。

SU 4067 ¥1480
クリスマス合唱曲集
ブランカ・クリンスカー(合唱指揮)、Bambini di Praga
録音:1998年6月、プラハ、チェコラジオスタジオ
世界中で高い評価を受けるプラハ少年合唱団、Bambini di Pragaが歌う、クリ
スマスの聖歌集。数々の少年合唱団を導いてきたクリンスカーの指揮によって、
少年達のシンプルかつ繊細な歌声が引き出されています。ボヘミア、ポーラン
ド、イギリス、アメリカ、フランスなど、様々な国の特色溢れる聖歌の美しい
響きが魅力の名盤です。

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11-09 No.26-1

2011年09月25日 11時28分36秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.572705
シベリウス:
1-4.交響曲 第6番 二短調 Op.104
5.交響曲 第7番 ハ短調 Op.105
6.フィンランディア Op.26
ニュージーランド交響楽団
ピエタリ・インキネン(指揮)
フィンランド気鋭の若手指揮者、ピエタリ・インキネンによるシベリウス
(1865-1957)交響曲全集も、こちらの第6番と第7番で完結となります。
インキネンの指揮は、極めて決然としたもので、シベリウスのエッセンスを
一切の夾雑物なしに感じさせてくれる良い演奏です。現実に引き戻してくれ
るかのような「フィンランディア」も熱演です。

8.572788
リムスキー=コルサコフ:
1-5.スペイン狂詩曲 Op.34/6.歌劇「五月の夜」序曲
7.歌劇「皇帝の花嫁」序曲/8.3つのロシアの主題による序曲 Op.28
9.歌劇「プスコフの娘」序曲/10.ドゥビヌシカ Op.62
11.ロシアの復活祭序曲 Op.36
シアトル交響楽団
ジェラード・シュワルツ(指揮)
シェエラザード(8.572693)に続く、シュワルツとシアトル交響楽団のリムスキ
ー=コルサコフ(1844-1908)作品集の第2弾です。これらの作品、既にNAXOSに
録音があるのですが、いかんせん十何年も前のもの。そろそろ新しい録音で聴
きたいと思っていた方も多いのではないでしょうか?このシュワルツの演奏、
まさに申し分のないもので、痒いところに手が届くかのような素晴らしいリム
スキー・コルサコフを聞かせています。

8.572685
セイラー
1-8.スナーク狩り(上陸/ベルマンの演説/ベイカーの物語/狩り/ビーバーの
授業/簡潔なスナークエストラルの爆発 I/簡潔なスナークエストラルの爆発
II/消失)
《ヴィンテージ・サイレント・フィルム・コメディへの新しい音楽》
9.カルッツォ(1980-):盗品/10.セイラー:宣伝料
11.シンプソン(1967-):たくさんのママ
カンターテ・チェンバー・シンガーズ…1-8
ホルトン=アームズ・ロウアー・スクール合唱団…1-8
スナーク・ピット=バンド…1-8/ジゼル・ベッカー(指揮)…1-8
スナーク・アンサンブル…9-11
このタイトルにある「スナーク狩り」というのは、ルイス・キャロルの伝説的
な作品です。白紙の海路図に導かれ海を渡り奇妙な島にやって来た探検隊の一
行。彼らは伝説の生き物「スナーク」を捕まえるのを目的としています。しか
し、その捕まえたスナークが“”ブージャム”だったとしたら、発見者は突然
消えてしまうというのです。何とも不可解で意味不明な長編詩。真の意味を知
っているのはキャロルだけでしょう。ちなみにキャロルは、「そのスナークは
ブージャムだった」という最後の1行からこの詩を書き始めたといいます。こ
の理不尽なお話にセイラー(1957-)が付けた音楽がこれまた秀逸。珍しい楽器
を使うのが好きな作曲家で、この録音のために彼自身がバンドを結成したほど
です。「サイレント・フィルムへの新しい音楽」がこれまた楽しいもので、
ピンクパンサーの音楽をもっと発展させたような爽快感があります。「面白
い1枚」として認定します。

8.571286
リスト:
1-12.12の練習曲 S136/R1(1826)
13-15.3つの演奏会用練習曲 S144/R5(1845-1849)(悲しみ/軽やかに/ため息)
16-17.2つの演奏会用練習曲 S145/R6
18.リゴレット・パラフレーズ S434/R267
19.ワーグナー=リスト:歌劇「タンホイザー」序曲 S422/R275
イディル・ビレット(ピアノ)
1941年生まれのトルコの名ピアニスト、ビレットは16歳でデビューし、以降半
世紀に渡ってその技巧と音楽性を発展させ続けています。そんな彼女の最新録
音はリストの練習曲とパラフレーズという「いかにも」というものです。
年齢を重ねた渋さも加わったビレットのリストをどうぞお楽しみください。

8.572525
ペルト:ピアノ作品集
1-2.ピアノ・ソナチネ Op.1-1/3-5.ピアノ・ソナチネ Op.1-2
6-9.パルティータ Op.2
(トッカーティナ/フゲッタ/ラルゲット/オスティナート)
10-15.アリヌシュカの回復による変奏曲/16.アリーナのために
17.アンア・マリアのために…世界初録音/18-27.ラメンターテ
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
オランダ放送室内フィルハーモニー…18-27
ジョアン・ファレッタ(指揮)…18-27
「現代人の心の癒し」として、その作品が幅広い人気を得ている現代作曲家
アルヴォ・ペルト(1935-)。しかし、このアルバムから最初に聴こえてくるの
は、メカニカルで他動的な音楽です。そんな「ソナチネ」は1950年代の終わり、
彼が20代の頃の作品でした。しかしその作風はソヴィエト政府の怒りを買う事
になり、模索を重ねた結果、彼は「西洋音楽の根底」へ回帰することとなりま
す。使われる音符は少なくなり、リズムは単純になっていきます。そして「ア
リーナのために」では無調も捨て去り、2006年の「アンナ・マリアのために」
ではまるでモーツァルトか、リチャード・クレイダーマンのピアノ曲のような
明快さを得ています。2002年に書かれた「ラメンターテ」はインドのアーティ
スト、A.カプーアの彫刻「Marsyas」にインスパイアされた作品で、ここでは、
いつもの静謐なペルトだけではなく、激しい音の応酬も聞こえてくる音による
記念碑です。

8.572409
マリピエロ:自然の印象・間隔と静寂
1-3.自然の印象 I/4-6.自然の印象 II/7-9.自然の印象 III
10.間隔と静寂 I/11-15.間隔と静寂 II
※世界初録音…2.4-9.11-15
ローマ交響楽団
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)
最近人気急上昇中のイタリアの近代作曲家マリピエロ(1882-1973)。このアルバ
ムは、いくつかの世界初録音を含む彼のカタログの隙間を埋める貴重なものと
なっています。自然の印象三部作の第1番は、まだ印象派の影響が見て取れる
色彩的な曲。ドビュッシーを思わせる柔らかい和声も聞こえてくる美しい作品
です。1914年から15年作曲の第2番は荒々しさが加わり、何とも生命力溢れる
曲となっています。そして第3番は1921年から22年に作曲されたもので、中で
も「カプリのタランテラ」はストラヴィンスキーとまでは言わないものの、命
の根源に迫るかのような激しさも見せてくれます(とはいえ、レスピーギにも
近いかも)。象徴的なタイトルを持つ「間隔と静寂」も幽玄な作風が見られ、
とりわけ第1番の静けさと力強さの対比は見事であり、マリピエロの管弦楽法
の素晴らしさを体感することができるでしょう。

8.559700
ハンソン:
1-3.交響曲 第1番「ノルディック」(1922)
4.ベオウルフの哀歌(1925)
シアトル交響合唱団…4/シアトル交響楽団/ジェラード・シュワルツ(指揮)
ハワード・ハンソン(1896-1981)はアメリカの作曲家、指揮者です。保守的な
作風で知られ、とりわけ北欧文化を好んで題材にするため「アメリカのシベリ
ウス」と呼ばれることもあります。彼は25歳の時に、交響詩「夜明け前」を作
曲、この曲がアメリカ・ローマ賞を受賞したことで、イタリアに留学するとい
う栄誉を受けました。その時にレスピーギにも管弦楽法を学び、その時に作曲
されたのが、この第1番の交響曲と「ベオウルフの哀歌」を含む一連の作品で
した。交響曲第1番「ノルディック」はまさにシベリウスの作風を継承したも
のであり、穏やかさと勇壮さを兼ね備えています。また「ベオウルフ」とは、
イギリスの長編詩に登場する英雄の名で、ハンソンは緊張感溢れる見事な音楽
を付けています。

8.572312
イルゲンス=イェンセン:
1-3.交響曲 二短調(原典版)(1942)/4.エアー(1959)
5.パッサカリア(1928)※世界初録音…1-4
ボーンマス交響楽団
ビャルテ・エンゲセト(指揮)
ノルウェーの作曲家イルゲンス=イェンセンは最初オスロ大学で文献学を学ん
でいましたが、ニルス・ラーセンからピアノも学んでいました。25歳を過ぎて
作曲を始めるようになり、オラトリオや管弦楽作品で幾つかの賞を獲得します。
このアルバムに収録された「パッサカリア」は1928年のシューベルト100年祭
作曲コンクールの北欧地区予選で第2位を獲得し、ストラヴィンスキーやトス
カニーニの注目を浴びるのです。彼のただ一つの交響曲は第二次世界大戦への
憂いと、人間と自然界についての考察が反映されています。ここでは彼が創案
したとおりの3楽章形式で演奏されています。そして短いながらも印象的な
「エア」の美しさも特筆ものです。

8.572765
ライアン:
1.リニアリティ・オブ・ライト-光の直線性(2003)
2-4.ピアノ・トリオと管弦楽のための三重協奏曲「エクイラテラル」(2007)
5-8.交響曲 第1番「ヒュージティヴ・カラーズ-逃亡する色」(2006)
グリフォン・トリオ…2-4/バンクーバー交響楽団
ブラムウェル・トヴェイ(指揮)
カナダで活躍中の作曲家、ジェフリー・ライアン(1962-)の作品集です。彼の
作品はどれもパワフルで鮮烈です。ここに収録された3つの作品は、どれも楽
器の特性を上手く生かした鮮烈な印象を持つものばかりです。「光の直線性」
は一直線に進む光と、それを反射させる鏡を想像しながら聞いてみてくださ
い。フル・オーケストラで表現される光は様々なフィルターを通しながら、耳
に残像を残して行きます。次の「エクイラテラル(等辺)」は3つの楽器がそれ
ぞれ対等の立場で使われていることをタイトルにした曲で、ミニマル風でもあ
り、民族音楽風でもあるという、胸がわくわくするような緊張感に満ちた音楽
が展開されます。交響曲第1番も音で光を描いた作品といえるでしょうか。こ
ういう感覚的な作品を聴くときは、曲の成立を調べたりするよりも、何も考え
ずに音の渦に身を浸すのが一番でしょう。

8.572671
マクロード:
1.皇帝とナイチンゲール(1985)
2-4.管弦楽のための3つのセレブレーション(1983/2010年改訂)
(マウンテン・パークランドの旅/湾にて/A&Pショウ)
5-7.ロック・コンチェルト
ヘレン・メドリン(ナレーター)…1
ユージン・アルブレスキュー(ピアノ)…5
ニュージーランド交響楽団
ウーヴェ・グロット(指揮)
ニュージーランド生まれの作曲家、マックロード(1941-)の楽しい3つの作品で
す。「皇帝とナイチンゲール」はよく知られているアンデルセンの物語をテキ
ストにした朗読劇です。本物の鳥と機械の鳥に優劣をつけるという愚かな行為
に対して、生きているナイチンゲールは文句も言わず、皇帝に生きる希望を与
えるという物語で、ストラヴィンスキーも同じ題材で作曲していることはご存
知の通りです。このマクロードの作品、とてもわかりやすい音楽と、若干オー
バーアクションなれども、聞き取りやすいナレーターで構成されています。他
には、ニュージーランドの景色が目の前に広がるような描写的作品「3つのセレ
ブレーション」と、ノリノリのピアノが縦横無尽に活躍する「ロック・コン
チェルト」を収録。ご家族みんなでお楽しみいただける内容です。

8.572211
ペンデレツキ:
1-7.ヴィオラ協奏曲(1983)
8-15.チェロ協奏曲 第2番(1982)
グリゴリー・ジスリン(ヴィオラ)…1-7
タチアナ・ヴァシリエヴァ(チェロ)…8-15
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
このアルバムに収録された第2番は1982年に名チェリスト、ロストロポーヴィチ
のために書かれたもので、ベルリン・フィル創立100周年記念の委嘱作品となっ
ています。切れ目なく演奏される1楽章形式の作品で、刺激的な音は影をひそ
め、豊かな調和と劇的な力は感じられるものの、やはり不安な感情を拭うこと
はできません。その1年後に書かれたヴィオラ協奏曲は、冒頭の表現力豊かな
モノローグが耳に残る緊張感溢れる作品です。20分ほどの短い時間にぎっしり
中身の詰まっています。60年代の尖がった作風を捨て、ネオ・ロマンに回帰し
つつある作曲家の変遷の跡が見えてきませんか?

8.559678
シュワントナー:Chasing Light…(光を追いながら)
1-3.パーカッションと管弦楽のための協奏曲(1944)/4.朝の抱擁
5-8.光を追いながら…(日の出は夜明けのヴェールに点火する/カリオペが架
けた虹の歌/万華鏡の花/夜明けを迎えての朝の抱擁)
クリストファー・ラン(パーカッション)
ナッシュヴィル交響楽団
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
ピューリッツァー賞を受賞したこともある、アメリカ合衆国の作曲家シュワン
トナー(1943-)。彼の名前は主に吹奏楽の分野で知られています。とりわけ
「・・・そしてどこにも山の姿はない」は彼の代表作であり、日本でもしばし
ば演奏されています。彼はさまざまな分野から影響を受けた多くの作品を書き、
それらはとても雄弁で強烈な色彩を放っています。

8.570767
ローデ:
1-3.ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト短調 Op.5
4-6.ヴァイオリン協奏曲 第4番 イ長調 Op.6
7-9.ヴァイオリン協奏曲 第6番 変ロ長調 Op.8
カデンツァ…フリードマン・アイヒホルン
フリードマン・アイヒホルン(ヴァイオリン)
イェナ・フィルハーモニー管弦楽団
ニコラ・パスケ(指揮)
ヴィオッティの愛弟子であり、またナポレオンの宮廷音楽家として幅広い活動
を行ったヴァイオリニスト、ピエール・ローデ(1774-1830)。以前NAXOSからリ
リースされた第7番と第10番の協奏曲(8.570469)で、その偉大な才能に開眼し
た人も多いことでしょう。今回もヴァイオリニスト、アイヒホルンによる3曲
の協奏曲を聴いてみてください。優美さ、抒情性、冴え渡る技巧、そしhて流
暢な音楽の流れ。まさにベートーヴェンやパガニーニに匹敵する素晴らしい作
品がここにあります。
各々の曲に付されたカデンツァはアイヒホルンによるもの。バッハのシャコン
ヌからもインスピレーションを受けたというその音楽。ぜひ楽しんでください。

8.571261
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション 第11集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集 第3集
1-3.ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調「皇帝」Op.73
4.ピアノと合唱、管弦楽のための合唱幻想曲 ハ短調 Op.80
イディル・ビレット(ピアノ)
エツゲチャン・ジェンチェル(ソプラノ)…4
ギュルベン・エジシュク・チャヤン(ソプラノ)…4
セマ・バイサル(アルト)…4
チャン・セルハト・サイギ(テノール)…4
エティム・デミール(テノール)…4
アリ・シナン・ギュルセン(バス)…4
トルコ国立ポリフォニック合唱団/ビルケント交響楽団
アントニ・ヴィト(指揮)
さて、名演奏がひしめきあう感のある「皇帝」協奏曲。ビレットの演奏はその
中のどの辺りに位置づけられるのでしょうか?確かにこの曲のベスト盤とする
のは無理かもしれませんが、色々と期待のできる演奏と言っても過言ではあり
ません。ポーランドの名指揮者ヴィトの堅固なサポートを聴くもよし。ソロで
は独自の世界観を表出するビレットが、協奏曲ではどんな我がままで指揮者を
振り回すのかを聴きとるのもよし。トルコのオーケストラの爆演を楽しむもよ
し・・・。思いの他端正な第1楽章も良いですが、濃厚なるビレット節を聴き
たければ第2楽章がオススメです。もちろん第3楽章では大団円に向かって突っ
走ります。そうそう、あまり演奏されることのない「合唱幻想曲」が想像以上
に良い曲だと再認識することもできるでしょう。

8.57246
ショーソン:協奏曲 ニ長調・ピアノ三重奏曲
1-4.ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 Op.21
5-8.ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.3
スティーヴン・シップス(ヴァイオリン)…1-4
エリック・ラーセン(ピアノ)…1-4
ウィハン弦楽四重奏団…1-4
メドウマウント・トリオ…5-8
ショーソン(1855-1899)の協奏曲ニ長調は、協奏曲と名付けられてはいるもの
の、実際はピアノと弦楽四重奏と、もう1台のヴァイオリンからなる六重奏曲
です。偉大なヴァイオリニスト、イザイに献呈されており、初演も彼がヴァイ
オリン・パートを演奏、聴衆と批評家たちの心に強い印象を与え、この曲の人
気を瞬時に揺るぎないものとしたのです。それ以来、フランスの室内楽曲の中
でもとりわけ重要な作品の一つとなり、今に至っています。柔らかな和声に支
配された美しいメロディは一瞬足りとも緊張感を失うことなく、全ての楽器が
心を合わせ大いなる歌を紡いでいきます。第2楽章の物憂げなシシリエンヌは、
フォーレの曲よりも儚げで移ろいやすい佇まいを持っています。第3楽章の胸
をふるわせるような不安さ、終楽章での縺れ合うような音の動き。どこを切っ
てもフランス風味が溢れています。初期の作品であるピアノ三重奏曲も美しさ
の極みです。

8.572640
アーノルド:協奏曲集
1-3.シェイクスピアのチェロ協奏曲 Op.136(1988/2000年改訂版)
4-6.フルートと弦楽のためのコンチェルティーノ Op.19a
(D.エリスによるフルート・ソナチネの編曲)(1948/2000年改訂版)
7-11.リコーダーと弦楽四重奏のための幻想曲 Op.140(1990/2001年改定版)
12-14.サクソフォン協奏曲
(D. エリスによるピアノ・ソナタの編曲)(1992/1994)
15-17.弦楽のための交響曲 Op.13(1946)
※4-6,12-14…世界初録音
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)…1-3
エステル・インガム(フルート)…4-6/ジョン・ターナー(リコーダー)…7-11
カール・レーヴェン(アルト・サクソフォン)…12-14
マンチェスター・シンフォニア…4-14
リチャード・ハワース(指揮)…4-14
ノーザン室内管弦楽団…1-3,15-17
ニコラス・ウォード(指揮)…1-3,15-17
映画音楽でも有名なマルコム・アーノルド(1921-2006)は、もともとはトラン
ペット奏者で、名門ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席を務めたこと
もあるほどの腕前でした。作曲家としても多くの作品を書き、変化に富んだ作
風で聴き手を楽しませています。ここに収録された曲は、彼の活動の初期から
後期までの長い時間に渡って書かれたものを選りすぐっており、彼が生涯を通
じて、どんな音楽を書きたかったのかが理解できるかと思います。迫力たっぷ
りの音に聴き惚れていると、直後に軽くいなされるような、変幻自在の表情が
魅力的なアーノルドの作品は、イギリス音楽好きだけでなく、もっと広く愛さ
れるに値する名曲ぞろいです。

8.572533
ヴィオラとピアノのための作品集
1-2.マルティヌー(1890-1959):ヴィオラ・ソナタ H355
3.コダーイ(1882-1967):アダージョ(ヴィオラとピアノ編)
4-6.ドホナーニ(1877-1960):
ヴァイオリン・ソナタ 嬰ハ短調 Op.21(S.J.ブラッドリー編)
7-9.ヨアヒム(1831-1907):ヘブライの旋律 Op.9
10.エネスク(1881-1955):コンチェルトシュトゥック
サラ=ジェーン・ブラッドリー(ヴィオラ)
アンソニー・ヒューイット(ピアノ)
NAXOSの「地味ながらも極めて人気の高いシリーズ」として定着しているヴィ
オラ作品集。今作は抒情性と妙技、そして民族風な味付けを施された作品を
集めた1枚です。マルティヌーが1955年に作曲しヴィオラ・ソナタはところど
ころに不思議な和音が顔を出すものの、全体的にはノスタルジックな雰囲気に
満たされた親しみ易い音楽です。コダーイの夢見るように美しいアダージョは、
彼の初期の作品で、ヴァイオリン、ヴィオラどちらでも演奏が可能です。ドホ
ナーニの表現力豊かな作品は、彼がこの手の音楽の扱いに長けていたことを証
明するものですし、ヨアヒムの「ヘブライの旋律」もなかなかの名曲です。
エネスコのペーソス溢れる作品も聴きものです。

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11-09 No.26-2

2011年09月25日 11時27分53秒 | Weblog

8.559696-97 2枚組
ヘルプス:ピアノを伴う室内楽作品集
〈CD1〉
1.後奏曲(1964)/2.幻想曲(1963)/3-7.ピアノ四重奏曲(1997)
8.二重奏曲(1977)/9-11.ピアノ五重奏曲(1997)
〈CD2〉
1-3.ピアノ三重奏曲I(1957)/4-6.ピアノ三重奏曲II(2000)
《ベルリンでのロバート・ヘルプス演奏会》
7.メンデスルソーン(1809-1847):6つの歌より Op.71-4「葦の歌」
(R.ヘルプスによるピアノ編)
8.アイアランド(1879-1962):恋は悲しみに満ちた病
(R.ヘルプスによるピアノ編)
9.プーランク(1899-1963):即興曲 変イ長調 FP118
10-11.ゴドフスキー(1870-1938):
ショパンの練習曲による53の練習曲より第45番.第12番
12.ヘルプス(1928-2001):シャル・ウィ・ダンス
13.アイアランド:暮れなずむ谷間
シュペクトラム・コンチェルト・ベルリン…CD1/アトス三重奏団…CD2.1-6
ロバート・ヘルプス(ピアノ)
アメリカの作曲家、ピアニスト、ロバート・ヘルプス(1928-2001)。この2枚組
では彼の作品とピアノ演奏の両面を味わえます。コロンビア大学からカリフォ
ルニア大学に転学し、卒業後ジュリアード音楽院ピアノ科でも学んだヘルプス
は、1950年代から作曲家として注目され、多くの作品を書き始めます。なかで
もピアノを使った作品に重きを置き、2つの協奏曲を始め、室内楽や独奏曲を
作曲しています。彼の作品は独特の叙情性を帯び、また無調と調性音楽の橋渡
しをするものとしても評価されています。CD2の7-13は彼のベルリンでのコン
サートを収録したもので、これを聴くと、彼がなかなか腕の立つピアニストで
あり、曲の解釈にも一工夫あったことがわかるというものです。

8.570896
R.シュトラウス:
1-4.ピアノ三重奏曲 第1番 イ長調 AV37(1877)
5-8.ピアノ三重奏曲 第2番 ニ長調 AV53(1878)
9.セレナーデ ト長調 AV168(1882)/10.祝典行進曲 ニ長調 AV178(1886)
11-12.ピアノ四重奏のための2つの小品(1893)
(アラビア風の踊り/小さい愛の歌)
13.コンチェルタンテ AV157(1875頃)
アメリア・ピアノ三重奏団(メンバー:相沢吏江子(ピアノ)
/アンジー・クレストン(ヴァイオリン)/イアソン・ダックレス(チェロ))
マックス・マンデル(ヴィオラ)…9-13
破壊的な音響と、華美かつ複雑過ぎるオーケストレーション。そんな大げさな
音楽で好き嫌いが分かれてしまうのがR・シュトラウス(1864-1949)です。しか
しここに収録された10代から20代終わりにかけてかかれた優美な室内楽作品は、
彼のイメージを一新するのに役立つことでしょう。

8.572564
ヴィラ=ロホチェロのための作品集
1-3.ソナタ第2番(2009)/4.哀歌(バージョンB)(2008)
5.オラシオン・セレーナ(2004)
6-12.エクスプレシオーネス(彼は私の感覚をひととき停止させた/喜びと愛と
/私の心に燃えて/幸せな夜に/こんなに穏やかな愛に満ちた/彼の優しい手で
/赤裸々な精神の自由)
アシエル・ポロ(チェロ)/アマイア・ジピチラーヤ(ピアノ)
ラファエル・ロメオ(ヴォーカル)…4
ゲラルド・ロペス・ラグーナ(ピアノ)…5
スペインの現代作曲家の中でも最もダイナミックな作品を書くことで知られる
ヴィラ=ロホ(1940-)のチェロ作品集です。以前リリースの協奏曲集(8.570443)
でも、その少々不気味な音楽が癖になったものですが、このチェロ作品集も負
けず劣らず個性的です。「オラシオン・セレーナ(穏やかな祈り)」は2004年に
マドリッドで勃発した同時多発テロの犠牲者に捧げる哀歌であり、自らの存在
価値を問われるような深遠な曲調です。聖ヨハネの言葉を元にした「エクスプ
レシオーネス」は痛みすら覚えるようなチェロによる慟哭です。同じく
“慟哭”の音楽「哀歌」ではフラメンコ歌手ロメロと、多重録音によるチェロ
・アンサンブルの果てなき応酬が繰り広げられます。悲痛な歌には救いもない
ようです。

8.572660
チュルリョーニス:ピアノ作品集第2集
1.前奏曲二短調VL239/2.前奏曲イ短調VL241/3.前奏曲ニ短調VL256
4.前奏曲ロ短調VL259/5.天にましますわれらの父よVL260/6.秋VL264
7-9.3つの秋の小品VL269-271/10.前奏曲二短調VL294/11.前奏曲二短調VL295
12.即興曲二短調VL298/13.前奏曲VL304/14.前奏曲二短調VL325
15.前奏曲ハ長調VL327/16.前奏曲ハ長調VL330/17.前奏曲イ長調VL335
18.前奏曲ト長調VL338/19.前奏曲二短調「おお、我が親愛なる母よ」VL340
20.前奏曲ト短調VL343/21.前奏曲二短調VL344/22.フーガ編ロ短調VL345
23-25.弦楽四重奏曲ハ短調VL83(M.ルバッキーテによるピアノ編)
MARCOPOLO 8.223550より移行盤
ムーザ・ルバッキーテ(ピアノ)
☆第1集(8.572659)も大好評。チュルリョーニス(1875-1911)のピアノ作品集
第2集です。こちらは彼の後期の作品を含むため、よりモダンな味わいになっ
ています。ほとんどは彼が好んだ「前奏曲」として成立していますが、VL269
から271までは、明らかにソナタとして計画されたようで、短いながらもまと
まりのある、凝縮された音楽が見てとれます。トラック22から25までは、
1901年から1902年に草案された弦楽四重奏曲(ここではピアニスト自身による
ピアノ独奏編曲版を収録)は、出版される前に最終楽章が失われてしまいまし
たが、もし聴くことができれば、かなりドラマティックな世界が展開された
ことでしょう。フーガVL345は彼の最後のピアノ作品で、暗く陰鬱なピアノの
音色の中に厳粛な雰囲気が宿った感動的な曲となっています。

8.571258
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション第8集
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第4集
1-3.ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
4-7.ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
8-10.ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
イディル・ビレット(ピアノ)
イディル・ビレットのスゴイところは、それがどんなに難曲であろうとも、
顔色ひとつ変えることすらなく弾きこなしてしまうところでしょう。また独特
のテンポ感があり、それも興味深いところと言えそうです。このアルバムに収
録された3曲は、どれもベートーヴェン(1770-1827)のソナタの中でも最高峰に
位置する作品で、技巧、表現ともども、一筋縄ではいきません。それを彼女は
独自の世界観を持って構築していきます。

8.571259
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション第9集
ベートーヴェン=リスト編曲ピアノ独奏による交響曲集第3集
1-4.交響曲第7番イ長調S464/R128
5-8.交響曲第8番ヘ長調S464/R128
イディル・ビレット(ピアノ)
最近、リスト(1811-1886)が編曲したベートーヴェン(1770-1827)の交響曲を
手掛けるピアニストが増えてきましたが、やはりこういう曲は「けれんみの
ない」人が演奏してもつまらなくなってしまうものです。その点ビレットなら
ば問題なし。ベートーヴェンとリスト双方の美味しい部分をじっくり味わうこ
とができるというものです。このアルバムに収録されているのは、人気急上昇
中の第7番と、比較的簡素な形式を持つ第8番の2曲です。第7番は華やかな主題
が出て来るまでに、かなりの長い時間を要するのですが、この部分をピアノで
演奏すると、どうしても単調になりがちなところを、ビレットは上手い具合に
飽きさせず聴かせてくれています。最も荒々しい曲調を持つ終楽章は意外にも
静かですが、これは彼女のいつものやり方です。第8番は細部にまで手が入っ
た編曲であり、ビレットはその音を漏らさず聴かせてくれています。優美なは
ずの第3楽章メヌエットも、予想外の表情を見せています。これは面白いです。

8.571260
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション 第10集
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第5集
1-3.ピアノ・ソナタ 第9番 ホ長調 Op.14-1
4-6.ピアノ・ソナタ 第10番 ト長調 Op.14-2
7-10.ピアノ・ソナタ 第13番 変ホ長調 Op.27-1
11-13.ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27-2
イディル・ビレット(ピアノ)
ビレットのベートーヴェン(1770-1827)を聴く時は、少しだけ固定観念を振り
払う必要がありそうです。何しろ彼女は美しいメロディを美しく歌わせること
にはあまり興味がないようですし、早いパッセージを流麗に演奏することにも
あまり気合いを入れていないようなのですから。さて、このソナタ集に収録さ
れている4曲ではどんな演奏を聞かせてくれるのでしょうか?まず「ソナタ・
アルバム」でおなじみの若干平易に書かれているOp.14の2つのソナタを聴い
てみてください。万が一、ピアノ学習者がこの真似をしたとしたら即叱られて
しまうことでしょう。独創的過ぎて少々ついていけない人もいるのでは。そし
て、ともに「幻想曲風」という副題がついたOp.27の2つのソナタでは、ビレッ
トの自由自在な解釈を味わうことができます。切れ目なく奏される第1番での
目まぐるしく変化する曲想、そして誰もが知っている「月光」ソナタでの揺ら
ぎなき幻想。一歩一歩踏みしめるかのような堅実な終楽章も味わい深いもの
があります。

8.571263
イディル・ビレット/ベートーヴェン・エディション第13集
ベートーヴェン=リスト編曲 ピアノ独奏による交響曲集第4集
1-4.交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」S464/R128
イディル・ビレット(ピアノ)
リスト(1770-1827)はこの壮大な作品を見事にピアノ独奏作品へと移し替えま
した。どこもかしこも素晴らしい出来ですが、中でも変奏曲形式で書かれた
終楽章が聴きものです。この主題はそのままベートーヴェン自身がピアノのた
めの変奏曲としても作曲しているので、これと聴き比べるのも「通の楽しみ」
と言えるでしょう。

8.572440
スクリャービン:
1-2.2つの詩曲 Op.32/3-6.ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.6
7-8.2つの詩曲 Op.44/9.3つの小品 Op.45より第2番「幻想的詩曲」
10.4つの小品 Op.51より第3番「翼のある詩曲」
11.2つの小品 Op.59より第1番「詩曲」
12-13.ピアノ・ソナタ 第4番 嬰へ長調 Op.30/14-15.2つの詩曲 Op.63
16-17.2つの詩曲 Op.69/18-19.2つの詩曲 Op.71
20.ピアノ・ソナタ 第8番 Op.66
アレクサンドル・ギンジン(ピアノ)
10年ほど前、リストの編曲したシューベルトなどの超絶技巧系のレパートリー
を引っ提げて、颯爽とデビューした若手ピアニスト、アレクサンドル・ギンジ
ン。その後多くの経験をして、今回NAXOSレーベルに登場しました。演奏する
のはスクリャービン(1872-1915)。初期の作品から晩年の作品までをソナタを
中心に上手く組み合わせています。若い頃、右手を酷使し過ぎたためピアニス
トとしては挫折、以降作曲を志したというスクリャービン(この頃に第1番の
ソナタが書かれました)。1900年頃からニーチェに心酔し、作風をより神秘的
なものへと変化させていきます。第8番のソナタは、番号こそ最後ではありま
せんが、実際に作曲されたのは第10番よりも後であり、実質上彼の最後のソナ
タとなります。無調とはいうものの、その和声は妖艶な響きを持つ難解な美
しさを帯びています。

8.572455
トゥリーナ:ピアノ作品集 第7集
1-5.旅のアルバム Op.15 (肖像/アルヘシラスのカジノ/ジブラルタル/夜の
散歩/タンジールのムーア人の祭り)
6-8.ビアヘ・マリティモ Op.49 (海の光/お祝い/最初の到着)
9-11.回想曲 (風景/海/サルダーナ)
12-14.マロールカ Op.44 (ドラゴンの洞窟/パルマ湾の夜/道路上の車)
15-19.葉書 Op.58 (バスクの踊り/ランブラス通り/マドリッド/グラナダの
風景/巡礼)
ホルディ・マソ(ピアノ)
ホルディ・マソによるトゥリーナ(1882-1949)のピアノ作品集第7集は、なん
とも楽しい「旅のアルバム」で幕を開けます。この初期の作品はスペイン風
の音を持ちながらも、ドビュッシーの影響を感じさせる柔らかい響きも持ち
合わせています。何より香りのよい風が吹き抜けるような爽やかさが自慢で
す。「ジブラルタル」ではどこかで聴いたメロディも使われていて、こちら
も興味深いところです。続く作品も、どれもが旅の風景を切り取ってきたか
のような、表現力豊かなものばかり。「回想曲」で描かれているのはカタロ
ニアの風景であり。「葉書」で描かれるのはバスクの風景です。美しいピア
ノの音色に耳を傾けながら、スペイン旅行を楽しめそうです。

8.572843
期待の新進演奏家シリーズ アナベル・モンテシノス:ギター・リサイタル
1.グラナドス(1867-1916):詩的なワルツ集(A.モンテシノスによるギター編)
2.グラナドス:昔風のスペインの歌曲集より第7番「ゴヤのマハ」
(A.モンテシノスによるギター編)
3.ファリャ(1876-1946):バレエ音楽「三角帽子」より第2部 代官の踊り
(S.ベーレントによるギター編)
4-6.リョベート(1878-1938):13のカタルーニャ民謡より
(第3番:クリスマス・イヴに/第13番:盗賊の歌/第10番:少年の母親)
7-9.ロドリーゴ(1901-1999):スペイン風の3つの小品
(ファンダンゴ/パッサカリア/ザパテアード)
10-12.ロペス=キローガ(1899-1988):
5つのコプラスより(C.トレパトによるギター編)
(第1番:タトゥー/第2番:おお、マリア/第4番:緑の瞳)
13.ソル(1778-1839):モーツァルトの主題による序奏と変奏 Op.9
14-16.プホール(1866-1980):
3つのスペインの小品 (トナディーリャ/タンゴ/グアヒラ)
アナベル・モンテシノス(ギター)
2003年3月に録音されたモンテシノスのNAXOSデビュー盤から早や8年。当時も
「上品な柔軟性」と「完璧な技術」が高く評価されたのですが、このアルバム
では更に深化した彼女の音楽性を感じることができます。幾つものコンクール
で上位に入賞、2010年には有名なミケーレ・ピッタルーガ国際クラシック・ギ
ターコンクールの優勝者となりました。アルバムの冒頭から炸裂する力強い音
色は、本当に只者ではありません。グラナドス、リョベート、ロドリーゴなど
鉄板のレパートリーを次々と弾きこなしていきますが、要所要所にこぼれ落ち
るほどの抒情性も感じさせてくれます。次々と登場する名ギタリストたちの
中でも、一際輝く存在となることは間違いありません。

8.660303-04 2枚組
ドニゼッティ:歌劇「マリーノ・ファリエーロ」全曲
マリーノ・ファリエーロ…ジョルジョ・スーリアン(バス)
エレーナ…ラシェル・スターニシ(ソプラノ)
フェルナンド…イヴァン・マグリ(テノール)
イスラエル・ベルトゥッチ…ルカ・グラッシ(バリトン)
ステーノ…ルカ・ダッラーミコ(バス・バリトン)
レオーニ…レオナルド・グラメーニャ(テノール)他
ベルガモ音楽祭合唱団/ベルガモ音楽祭管弦楽団
ブルーノ・チンクエグラーニ (指揮)
ドニゼッティ(1797-1848)のほぼ50番目のオペラにあたる「マリーノ・ファリ
エーロ」は、「ランメルモールのルチア」と同じ1835年に作曲されました。主
人公マリーノ・ファリエーロは実在の人物で、1354年にヴェネツィアの第54代
総督に選ばれるも、その翌年に市民が企てた反乱の首謀者となり、自らが議長
を務めた十人委員会で死刑宣告を受けたといわれています。かのバイロンがこ
の人物について長編の悲劇を著し、そこからヒントを得た劇作家ドラヴィー
ニュが書いた同名の戯曲をビデーラが台本にしたものにドニゼッティが作曲し
たのです。民衆の政治不信と、若き妻への不信感。これらが混然一体となり避
けるべくもない悲劇を構成しています。ヴェルディの一連の作品と双璧を成す
このドニゼッティの「政治オペラ」、名手スーリアンを中心とした素晴らしい
歌手たちによって演じられました。現代社会にも通じる問題作です。

8.572737
ウィットボーン:
1-9.神の子のミサ(2001)/10.ウィンターズ・ウェイト(2010)
11.私たちに信仰の翼をください(2002)
12.ピーター・アベラールの短い話(ソプラノ・サクソフォンとオルガン編)
(2006/2011)
13.南アメリカからの祈り(2009)/14.リヴィング・ヴォイシズ(2001)
15-19.レクイエム・カンティコルム(2010)
20.すべてはアーメンとハレルヤでなければならない(2009)
ジェレミー・パウエル(ソプラノ・サクソフォン)…1.3.5.7.9.12.14-18
ケン・コーワン(オルガン)…1-12.15-20/ロン・キャロル(朗読)…14
ジョナサン・パルマー・レイクランド(ピアノ)…20
ヤコブ・エッツォ(パーカッション)…20
ウェストミンスター・ウィリアムソン・ヴォイシズ
ジェイムズ・ジョーダン(指揮)
このアルバムを再生してすぐ、聴き手は「あれ、これ宗教曲だったはず」と複
雑な思いに捉われるかもしれません。何しろソプラノ・サックスの朗々とした
響きで始まるのですから。とはいえ、透明な響きを持つ合唱が「キリエ・エレ
イソン」と歌い始めると、何となく安心できるのは間違いありません。2000年
から2001年に放送されたBBCドキュメンタリー・フィルムのために書かれた音
楽をミサ曲にしたもので、いかにもキャッチーな肌触りが魅力です。他にも
9.11の祈りのために書かれた「リヴィング・ヴォイシズ」など、生と死の狭間
を垣間見るような、深遠で濃密な音楽です。

8.111371
グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ
ハイフェッツ ブルッフ・ベートーヴェン・シュポア
1-3.ブルッフ(1838-1920):ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 Op.26
4-6.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op.44
7.ベートーヴェン(1770-1827):ロマンス 第1番 ト長調 Op.40
8.ベートーヴェン:ロマンス 第2番 ヘ長調 Op.50
9-11.シュポア(1784-1859):
ヴァイオリン協奏曲第8番 イ短調 「劇唱の形式で」 Op. 47
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団…1-3/マルコム・サージェント(指揮)…1-3
RCAビクター交響楽団…4-11/アイズラー・ソロモン(指揮)…4-6,9-11
ウィリアム・スタインバーグ(指揮)…7-8
ロンドン 1951年5月18日…1-3, ハリウッド 1954年11月2日…4-6,
ハリウッド 1951年6月15日…7-8, ハリウッド 1954年11月3日…9-11
マーク・オーバート=ソーン復刻
ブルッフのロマンティックな2曲の協奏曲を、ハイフェッツは完璧な技巧と絹
のような美しい音色で表現します。1951年に録音された第1番は、彼の2つある
この曲の録音の最初のもので、名指揮者サージェントと胸の熱くなるようなや
りとりを聴かせてくれます。第2番とシュポアの協奏曲は同じ時期の録音で、
ベートーヴェンとともに彼の唯一の記録となっています。息の長いメロディ
を抑制の効いた表現で端正に歌い上げています。

8.112063
グレート・ピアニスト・シリーズ
ギーゼキング ベートーヴェン:ピアノソナタ集
1-2.ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 Op.49-2(録音 1940年ベルリン)
3-5.ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 「ワルトシュタイン」Op.53
(録音 1938年8月11日ベルリン)
6-8.ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 「熱情」Op.57
(録音 1939年2月27日ニューヨーク)
9-12.ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101(録音 1939年2月24日ニューヨーク)
13-15.ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
(録音 1940年春 ベルリン)
ウォード・マーストン復刻
ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
20世紀を代表するピアニストの一人、ギーゼキングは、活動の初期に「新しい
アントン・ルービンステイン」と呼ばれ、また「ピアノのために書かれたどん
な曲でも演奏できた」ことでも知られています。彼の絶頂期に記録されたこの
ベートーヴェン(1770-1827)のピアノ・ソナタはその比類なき完成度が高く評
価されています。音色、音楽、リズムそれぞれ完璧な“ワルトシュタイン”、
爆発的な力と微妙なニュアンスの対比が素晴らしい“熱情”、最も素晴らしい
解釈が炸裂するOp.101。そして、易しそうに聞こえるけれども実は難しい
ト長調の小さいソナタ。

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