クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-09 No.6

2011年09月06日 14時29分15秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4779429 限定盤(CD+DVD) ¥2680
477979 通常盤(ジュエルケース)CD ¥1850
4779858 ※4779858と同内容の限定盤2枚組アナログLP ¥3880
トーリ・エイモス(Tori Amos)
Night of Hunters
[Disc1(CD)]
1:Shattering Sea 2:Snowblind 3:Battle of Trees 4:Fearlessness
5:Cactus Practice 6:Star Whisperer 7:Job's Coffin
8:Nautical Twilight 9:Your Ghost 10:Edge of the Moon 11:The Chase
12:Night of Hunters 13:Seven Sisters 14:Carry
[Disc2(DVD)]
1:Recording Documentary 2:Carry(Music clip)
3: Nautical Twilight(Music clip)
官能的な歌声と陰影に富んだシンガーソングライター、トーリ・エイモスが、
ドイツ・グラモフォンよりリリース。

4779903 ¥1850
アンナ・ネトレプコ-メトロポリタン・オペラ・ライヴ
ベッリーニ:
『あなたの優しい声が』(「清教徒」より)
・・・パトリック・サマーズ(指揮)[録音:2007年1月6日]
プロコフィエフ:
『Ya ne budu…Kak solntze za garoi』(「戦争と平和」より)
・・・ヴァレリー・ゲルギエフ(指揮),
ディミトリー・・ホロストフスキー(Br)[録音:2002年3月2日]
モーツァルト:
『みてらっしゃい、かわいい人、いい子にしてたら』(「ドン・ジョヴァンニ」
より)
・・・シルヴァン・カンブルラン(指揮)[録音:2003年2月15日]
ドニゼッティ:『この物語の教訓は』(「ドン・パスクワーレ」より)
・・・マウリッツィオ・ベニーニ(指揮)[録音:2006年4月15日]
ヴェルディ:『ああ、もう自分がわからない』(「リゴレット」より)
・・・アッシャー・フィッシュ(指揮)[録音:2005年12月17日]
グノー:
『私はあなたをお許し致しましたわ・・・結婚の夜!』(「ロメオとジュリエッ
ト」より)
・・・プラシド・ドミンゴ(指揮),
ロベルト・アラーニャ(T)[録音:2007年12月15日]
グノー:『ああ、なんという戦慄が』(「ロメオとジュリエット」より)
・・・プラシド・ドミンゴ(指揮)[録音:2007年12月15日]
ドニゼッティ:『狂乱の場』(「ランメルモールのルチア」より)
・・・マルコ・アルミリアート(指揮)[録音:2009年2月7日]
オッフェンバック:
『でもね、可愛いフィアンセさん』(「ホフマン物語」より)
・・・ジェームズ・レヴァイン(指揮)[録音:2009年12月19日]
プッチーニ:『あなたの愛の呼ぶ声に』(「ボエーム」より)
・・・マルコ・アルミリアート(指揮)[録音:2010年2月27日]
プッチーニ:『ああ、麗しの乙女』(「ボエーム」より)
・・・マルコ・アルミリアート(指揮)[録音:2010年2月27日]
アンナ・ネトレプコ(Sp)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
録音:2002-2010年、メトロポリタン歌劇場でのライヴ
アンナ・ネトレプコのメトロポリタン歌劇場でのライヴ録音集です。「清教徒」
と「狂乱の場」はDVDで発売されているものと同音源となりますが、それ以外
はライブビューイングは別として初出音源となります。


4779527 10枚組 ¥6200
リスト弾きたち5人が得意とした作品の、初出・初CD化集
ザ・リスト・レガシー The Liszt Legac
【Disc1&2】《クラウディオ・アラウ(初出録音)》
ベートーヴェン:
『ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」』
『同第8番ハ短調Op.13「悲愴」』『第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」』
『同第23番ヘ短調Op.57「熱情」』『同第26番変ホ長調Op.81a「告別」』
ショパン:『幻想曲ヘ短調Op.49』(録音:1954年)
【Disc3&4】《アリシア・デ・ラローチャ(初CD化)》
トゥリーナ:
『幻想舞曲』『前奏曲集Op.80』『古きスペインの記憶Op.48』
『パルティータ ハ長調Op.57』(以上録音:1953年11月3日、ビルバオ)
グラナドス:『ゴイェスカス』
モンポウ:『内なる印象』(以上録音:1956年1月11日)
【Disc5&6】《レイモンド・レーヴェンタール(初CD化)》
スクリャービン:
『24の前奏曲Op.11』『5つの前奏曲Op.74』『幻想曲ロ短調Op.28』
『詩曲「炎に向かいて」Op.72』
(以上録音:1956年6月5日、ニューヨーク・エソテリック・スタジオ)
作者不詳(レーヴェンタール編):『グリーン・スリーヴズ』
サン=サーンス(ゴドフスキー編):『白鳥』
メンデルスゾーン(リスト編):『歌の翼に』
ラフマニノフ(レーヴェンタール編):『ここはすばらしい場所』
(以上録音:1957年7月、ニューヨーク)
シューマン:『トッカータ ハ長調Op.7』
アルカン:『トッカータ ハ短調Op75』
ツェルニー:『トッカータ ハ長調Op.92』
アッツォリーノ・デラ・チャイア:『トッカータ ト短調』
J・S・バッハ:『トッカータ ハ短調BWV.911』
プロコフィエフ:『トッカータOp.11』
ドビュッシー:『トッカータ』
ラヴェル:『「クープランの墓」より「トッカータ」』
ジェロビンスキー:『スカルラッティ風トッカータ』
メノッティ:
『「泥棒とオールドミス」の主題によるリチェルカーレとトッカータ』
ルビンシュテイン:『「ペテルブルクの夜会」より「ロマンス」』
マスネ:『エレジー』
シューベルト:『セレナーデ』
ドビュッシー:『月の光』
リスト:『愛の夢第3番』(以上録音:1961年、ニューヨーク)
【Disc7&8】《ベンノ・モイセイヴィチ(初CD化)》
シューマン:
『謝肉祭Op.9』『クライスレリアーナOp.16』『子供の情景Op.15』
『アラベスク ハ長調Op.18』
ムソルグスキー(モイセヴィチ編):『展覧会の絵』
ベートーヴェン:
『ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」』
『同第26番変ホ長調Op.81a「告別」』
『アンダンテ ヘ長調「アンダンテ・ファヴォリ」WoO.57』
シューマン:『予言の鳥Op.82-7』『ロマンス第2番嬰ヘ長調Op.28-2』
(録音:1961年、ニューヨーク)
【Disc9&10】《エゴン・ペトリ(初CD化)》
リスト:
『メンデルスゾーン:結婚行進曲と妖精の踊り』
『グノー:「ファウスト」からのワルツ』『ベートーヴェン:アデライーデ』
『メフィスト・ワルツ第1番』『モーツァルト:フィガロ幻想曲(ブゾーニ編)』、
ブゾーニ:『対位法的幻想曲』
J・S・バッハ(ブゾーニ編):
『トッカータとフーガ 二短調BWV.565』
『トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564』
『前奏曲とフーガ 変ホ長調BWV.552』『前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532』
『コラール「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV.645』
『コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639』
『コラール「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」BWV.734』
ブクステフーデ(ペトリ編):『Now We Thank Thee
J・S・バッハ(ペトリ編):
『I Step Before Thy Throne, O Lord』『メヌエット』
『羊は安らかに草を食み』
(以上録音:1956年6月22日、ニューヨーク・エソテリック・スタジオ)
クラウディオ・アラウ
アリシア・デ・ラローチャ
レイモンド・レーヴェンタール
ベンノ・モイセイヴィチ
エゴン・ペトリ
録音:1954-1961年
リストの超絶技巧作品を得意とした5人のピアニストによる、彼らの得意とし
たレパートリーを録音したBOXとなります。これらはアメリカDeccaとウェスト
ミンスターに録音されたもので、クラウディオ・アラウの録音は初出。それ以
外の録音は、初CD化となります。元のオリジナルLPジャケットやアーティスト
写真などを含むカラー32ページのブックレット付き。

●2CD シリーズ 1点追加
4779559 2枚組 ¥1850
J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲集、他
ブランデンブルク協奏曲(全曲)BWV.1046-1051
オーボエ協奏曲 BWV.1053,1055,1059
ヨーロッパ室内管弦楽団 指揮&Ob:ダグラス・ボイド
録音: 1990年1&4月、フェッラーラ市立劇場(ブランデンブルク協奏曲)
1989年3月、ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール(オーボエ協奏曲)
イギリス・グラスゴー出身のボイドは英国王立音楽院で学び、パリではモーリ
ス・ブルグに師事しています。ヨーロッパ室内管弦楽団の創立メンバーの一人
で、2002年までその首席オーボエ奏者を務めていました。オーボエ協奏曲集は
ボイド自身が指揮者とソリストを兼ねたデビュー盤で、それまではあまりなか
った今風のスマートな感覚のバッハ演奏です。なおブランデンブルク協奏曲第
2&4番では、リコーダーではなくフルートが用いられています。




<DECCA>
4782718 ¥1850
ダントーネの表現の多様さを感じさせてくれるバッハの管弦楽曲
J・S・バッハ:カンタータのシンフォニア,コンチェルト,ソナタ集
カンタータ第29番「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」BWV.29
よりシンフォニア
カンタータ第150番「主よ、われ汝をこがれ望む」BWV.150よりシンフォニア
カンタータ第42番「されど同じ安息日の夕べに」BWV.42よりシンフォニア
カンタータ第35番「霊と魂は驚き惑う」BWV.35よりシンフォニア
カンタータ第156番「わが片足すでに墓穴に入りぬ」BWV.156よりシンフォニア
カンタータ第35番「霊と魂は驚き惑う」BWV.35よりシンフォニア
カンタータ第196番「主はわれらを御心に留めたまえり」BWV.196
よりシンフォニア
カンタータ第31番「天は笑い、地は歓呼す」BWV.31よりソナタ
カンタータ第152番「信仰の道を歩め」BWV.152よりコンチェルト
カンタータ第169番「神ひとりわが心を占めたまわん」BWV.169
よりシンフォニア
カンタータ第12番「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV.12よりシンフォニア
カンタータ第52番「偽りの世よ、われ汝に頼らじ」BWV.52よりシンフォニア
カンタータ第142番「ひとりの御子われらに生まれたり」BWV.142
よりコンチェルト
カンタータ第146番「われらあまたの苦難を経て」BWV.146よりシンフォニア
カンタータ第182番「天の王よ、よくぞ来ませり」BWV.182よりシンフォニア
カンタータ第174番「われ、いと高き者を心を尽くして愛しまつる」BWV.174
よりコンチェルト
カンタータ第21番「わが心には憂い多かりき」BWV.21よりシンフォニア
カンタータ第18番「天より雨と雪の降るごとく」BWV.18よりシンフォニア
カンタータ第75番「貧しき者は、饗せられん」BWV.75よりシンフォニア
アッカデーミア・ビザンチーナ(ピリオド楽器使用)
指揮:オッターヴィオ・ダントーネ
録音:2011年1月、ラヴェンナ・聖ジローラモ教会 [デジタル:セッション]
シンフォニアはバッハ時代、声楽作品中に挿入された合奏曲を示す用語で、イ
タリアのオペラ中での管弦楽のみ楽章を称していました。バッハのカンタータ
も、オペラの序曲のように第1曲に演奏されることがありますが、中には2曲の
シンフォニアが挿入されている場合もあります。それらがソナタ形式やコン
チェルト形式で書かれていたり、また他の協奏曲や世俗曲などから転用された
場合も多くあります。古楽鍵盤演奏の第一人者、オッターヴィオ・ダントーネ
率いるアッカデーミア・ビザンティーナは、それまで主にイタリア様式で書か
れた作品を、斬新なイタリア的自由な発想を取り入れ、新鮮な響きが生まれま
した。アッカデーミア・ビザンティーナは、1983年にイタリアのラヴェンナで
結成され、17-8世紀の作品の解釈における演奏・解釈、たしかな技術によって
世界的に最も高い評価を得ています。オリジナル楽器を用いて聞かせる情熱的
で個性的な演奏が聴き手を魅了してやみません。





<MD+G>
93716876(SACD-Hybrid) 3枚組 ¥4900
フランツ・シュレーカー(1878-1934):歌劇《狂える炎(Irrelohe)》(全曲)
ローマン・サドニック(T:ハインリヒ),
インゲボルク・グライナー(Sp:エヴァ),
ダニエラ・デンシュラグ(Ms:ローラ),
マーク・モールーズ(Br:ペーター),
マーク・ローゼンタール(T:クリストバルト), 他
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:シュテファン・ブルーニエ
録音:2010年11月2-7日 ボン劇場でのライヴ
シュレーカーの名声と影響力は、ワイマール共和国初期の数年間に頂点を迎え、
当時はR・シュトラウスに次いで最も上演されるオペラ作曲家の一人となりまし
た。このオペラは1923年にオットー・クレンペラーの指揮でケルンで初演され
たのですが賛否両論に分かれ、これまでの名声が崩れ始めるきっかけとなった
ようです。しかしながら、愛の場面の美しい旋律や混沌としたマーラーのよう
な壮大な管弦楽法は、聴きごたえがあります。指揮者のシュテファン・ブル
ニェーは、1964年にスイスのベルンに生まれ、指揮者としてはオペラ・ハウス
を中心にキャリアを重ねながら、ドイツの様々な放送オケの指揮経験も豊富な
彼ですが、この作品のロマンティックさを見事に表現れてます。最新の3D録音
「2+2+2Recording http://www.222sound.ch/」方式が採用され、壮大なオーケ
ストレーションだけでなく、バンダや合唱、オルガンを立体的に再生すること
が可能となり、よりライヴの雰囲気を楽しむことができます。
ハイブリッドSACD仕様(CD Stereo, SACD Stereo, SACD5.1ch)

64817192 2枚組(1枚価格) ¥2080
マーラー:交響曲第9番ニ長調
ロシア・国立交響楽団(スヴェトラーノフ交響楽団)
指揮:マルク・ゴレンシュタイン
録音:2010年2月20日, モスクワ音楽院大ホールでのライヴ
(30:07 / 17:45 / 15:10 / 31:55)
2002年スヴェトラーノフの後任としてロシア国立響芸術監督兼首席指揮者に就
任したマルク・ゴレンシュタイン。ロシアを代表するオーケストラの一つの
トップとして、オーケストラの豊かな伝統を築くとともに、新たな創造性を吹
き込んでいます。2005年には“ロシア連邦政府賞文化部門”、2006/2007シー
ズンの初めにはロシアで最も権威ある賞“母国功労賞”を受賞、オーケストラ
と共にロシア大統領から感謝状が授与。2009年2月には京都市響に客演、スクリ
ャービンの交響曲第2番は喝采をもって迎えられました。2011年にはロシア国立
響とともにロシア色の充溢する、濃密な響きの強烈な聴き応えを感じさせてく
れました。 すでにスヴェトラーノフ時代の団員はほとんど残っていないもの
の、若い団員たちの高度なテクニックと集中力によって、かなり遅めのテンポ
を採用したゴレンシュタインの解釈を完璧に表現しきっています。

30717062 ¥2080
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.4(太陽四重奏曲集より)
弦楽四重奏曲第32番ハ長調Op.20-2,Hob.III-32
弦楽四重奏曲第34番ニ長調Op.20-4,Hob.III-34
弦楽四重奏曲第36番イ長調Op.20-6,Hob.III-36
ライプツィヒ弦楽四重奏団
録音:2010年9月21-22日, マリエンミュンスター修道院
(デジタル:セッション)
世界最古のシンフォニー・オーケストラである名門ライプツィヒ・ゲヴァント
ハウス管弦楽団の首席奏者たちが1988年に結成した当団は、55人の作曲家によ
る約200曲をレパートリーに持ち、録音も30枚以上残している名門中の名門で
す。そんな彼らが満を持して挑むハイドン全集の第4弾が待望のリリースとな
ります。収録曲は「太陽四重奏曲集」6曲のうちの3曲で、「疾風怒濤」期最大
の成果に数えられる作品です。2番と6番のフィナーレではフーガ形式が採用さ
れバロック様式の積極的な融合が図られているのも特徴的です。これまでの様
に正統派の演奏を基本としていますが、1700-1800年のクラシカル弓のコピー
を使用することによって、よりハイドンの意図したであろう音楽の再現も取り
入れています。

60316612 ¥2080
カール・ライネッケ(1824-1910)
チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ イ短調Op.42
チェロ・ソナタ ニ長調Op.89
チェロ・ソナタ ト長調Op.238
マヌエル・フィッシャー=ディースカウ(Vc)
コニー・シー(P)
録音:2010年11月25-27日, マリエンミュンスター修道院
(デジタル:セッション)
ライネッケは作曲者、指揮者、ピアニスト、教育者などとして幅広い分野にわ
たって活動していました。作曲者としては、シューマンやメンデルスゾーンに
近い作風を持っており、美しい旋律が魅力的です。「Op.42」ではメンデルス
ゾーン風の濃厚な情熱。「Op.89」ではブラームス風の外面の派手さを抑えな
がら歌心を湛えた作品。「Op.238」では、ブラームスが没した翌年に故人に献
呈されたものです。マヌエル・フィッシャー=ディースカウはこのあまり演奏
されない作品に注目し、音楽の意図を的確に捉えたロマンティックさとスマー
トさが見事に融合された演奏です。

60617082 2枚組 ¥2950
J・S・バッハ:オルガン作品集
【Disc1】
(1)前奏曲とフーガ ロ短調BWV.544 (2)前奏曲とフーガ変ホ長調BWV.552
(3)パッサカリア(とフーガ)ハ短調BWV.582
(4)前奏曲とフーガ ハ短調BWV.546 (5)前奏曲とフーガ ハ長調BWV.547
【Disc2】
(1)前奏曲(幻想曲)とフーガ ト短調BWV.542
(2)前奏曲とフーガ ト長調BWV.541
(3)コラール「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV.622
(4)コラール「汝の御座の前に、われ進み出で」BWV.668/668a
(5)トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564
(6)前奏曲とフーガ イ短調BWV.543
(7)前奏曲とフーガ ホ短調BWV.548
フーベルト・マイスター(マティス・オルガン)
録音:1981年アイヒシュタット・シュットゲン教会、ドイツ(Disc1(1)-(3)),
1983年ザンクト・ヒラリウス・ネフェルズ・プファール教会、
スイス(Disc1(4)(5),Disc2(6)(7)),
1985年リート・イム・インクライス・シュタットプファール教会、
オーストリア(Disc2(1)-(5))
ドイツの音楽学者でありオルガニストであったフーベルト・マイスター
(1938-2010)が昨年亡くなりました。彼はインスブルック、ローマ、ケルン、
ミュンヘンで音楽学、哲学、神学を学び、ミュンヘン音楽大学で音楽理論の教
授、レーゲンスブルク教会音楽学校で講師を長年務めてきました。それだけで
なく、バッハのオルガン作品の研究や多くの著書、録音などを行ってきました。
この録音は、1980年代にMDGよりLPとして発売されたものですが、この録音は
当時優秀録音としてオーディオ・ファイル的に高い評価を得ていたアルバムの
再発売となります。




<ECM>
4764426 ¥2180
ボリス・ヨッフェ:《Songs of Songs》
ロザムンデ弦楽四重奏団ヒリヤード・アンサンブル
録音:2009年11月26-28日、聖ゲロルド司教座教会、オーストリア
(デジタル:セッション)
ボリス・ヨッフェは1968年サンクトペテルブルグ生れの作曲家。彼はドイツ音
楽、ロシア文学、極東哲学を融合した美しい音楽を作曲し、ヴォルフガング・
リームも絶賛する作曲家です。この作品は聖書の言葉を描写したもので、マ
ショー、パレストリーナ、ラッソス、ショスタコーヴィチ、そして2つのクァ
ルテットどうしの融合を調和させたものです。それは現代人の心の悩みを鋭く
えぐったような痛さを感じますが、その後安らぎを感じてくることでしょう。

4764428 ¥2180
武満徹, ヒンデミット, ヤナーチェク, シルヴェストロフ
ヴァイオリンとピアノのための作品集
武満徹:妖精の距離
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ ホ調
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
シルヴェストロフ:5つの小品(G・クレーメルのために・・)
デュオ・ガッツァーナ
[ナターシャ・ガッツァーナ(Vn), ラファエラ・ガッツァーナ(P)]
録音:2011年3月1-3日、スイス・イタリア語放送局、ルガーノ
(デジタル:セッション)
ローマ近郊生まれの姉妹ナターシャ&ラファエラ・ガッツァーナは、それぞれ
P・アモイヤル、B・カニーノに学びました。ロマン派の音楽も演奏しています
が、彼女らは近現代音楽を国際的な音楽性と深いヒューマニズムに満ちた独特
な解釈で演奏し高い評価を得ています。この初アルバムは、それぞれの国の独
特な様式に書かれていますが、非常に異なった作曲家の音楽の間に創造的な親
近感を見つけることができましょう。

4764404 ¥2180
現代ソロ・クラリネットのための作品集
ルチアーノ・ベリオ:クラリネットのための歌曲(1983)
ハインツ・ホリガー:コントレチャント(2007)
サルヴァトーレ・シャリーノ:Let me die before I wake(1982)
エリオット・カーター:Gra(1993)
ハインツ・ホリガー:レシャント(2008)
エトヴェシュ・ペーテル(ペーター・エトヴェシュ):
Derwischtanz(1993/2001)
ゲルゲーイ・ヴォイダ:Ligthshadow-trembling(1993)
レト・ビエリ(Cl)
録音:2010年9月6-8日、聖ゲロルド司教座教会、オーストリア
(デジタル:セッション)
ECMより 素晴らしく有能なスイスのクラリネット奏者、レト・ビエリがデビュ
ーします。彼は1975年にスイスで生まれ、チャールズ・ナイディックにクラリ
ネットを学び、 様々な現代作曲家より多くの作品が献呈されています。ここ
に収録されたクラリネット独奏のための作品は、近代的奏法を可能とした楽器
の言語の可能性を探り、それを可能とさせたものです。

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11-09 No.5

2011年09月06日 14時28分08秒 | Weblog
<ORFEO>
=ザルツブルク音楽祭ドキュメント=
ORFEOR 838112 2枚組(1枚価格) ¥2080
モノラル
シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」序曲Op. 26, D. 644
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(原典版)
クリスチャン・フェラス(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
録音:1960年8月17日ザルツブルク、祝祭大劇場(ライヴ・モノラル)[ORF収録]
ドイツの名匠ヨーゼフ・カイルベルト(1908-1968)は、記録によると、戦後1957
年から1962年にかけて毎年ザルツブルク音楽祭に出演し、オペラとコンサート
の双方でウィーン・フィルとの共演を重ね、おもにモーツァルトのオペラやシ
ンフォニーの数々を演奏していますが、1959年からの3年間はオーケストラ・
コンサートにウィーン・フィルではなく、一年ごとにフランス国立放送管、
ベルリン・フィル、シュターツカペレ・ドレスデンを率いて登場しています。
このたびORFEOの「ザルツブルク音楽祭ドキュメント」に加わるアルバムは、
1960年8月17日にカイルベルトがザルツブルク音楽祭でただ一度きり、ベルリ
ン・フィルを指揮した演奏会当日の模様を収めたもので、名手フェラスを迎え
たアルバン・ベルクの協奏曲と並び、メイン・プログラムにブルックナーの
第9交響曲を取り上げているという、全篇ポイントだらけのものすごい内容と
なっています。
カイルベルトによるブルックナーの交響曲録音では、1956年にハンブルク州立
フィルとセッション録音した第9番や、1963年にベルリン・フィルとセッショ
ン録音した第6番がかねてより有名で、ORFEOからは1966年にケルン放送響を
指揮した第8番のライヴ・レコーディングもリリースされていますが、そのい
ずれもがドイツ本流の伝統を汲んだ剛直なスタイルとスケールの大きさが特徴
的で、みごとな演奏内容を示していました。
ここでは、そうしたカイルベルトの指揮に加えて、カラヤン色に染まり切る以
前、古くからの響きをとどめた時期のベルリン・フィルが相手である点にも注
目したいところです。
いっぽう、前半に演奏されたベルクのヴァイオリン協奏曲は、プレートル指揮
パリ音楽院管とのセッション録音(1963年)をはじめ、アンセルメ指揮スイス・
ロマンド管とライヴ録音(1957年)、フレッチャ指揮ベルリン放送響とライヴ録
音(1964年)していることからもわかるように、フェラスがもっとも得意とする
作品として以前より知られるものです。

ORFEOR 839112 2枚組(1枚価格) ¥2080
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op. 60
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調KV. 488
R.シュトラウス:家庭交響曲Op. 53
フリードリヒ・グルダ(P)
フランツ・コンヴィチュニー(指揮) 
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1961年8月4日ザルツブルク、祝祭大劇場(ライヴ・モノラル)[ORF収録]
1961年のザルツブルク音楽祭のオーケストラ・コンサートでは、全11公演のう
ち、レギュラーのウィーン・フィルが6公演を、残りの5公演をシュターツカペ
レ・ドレスデンが演奏しています。シュターツカペレ・ドレスデンを指揮した
顔触れは、ジョージ・セルとミルティアディス・カリディスのほか、過去に同
オケの首席指揮者を務めた3人、カール・ベームとヨーゼフ・カイルベルト、
そしてフランツ・コンヴィチュニーというものでした。
ORFEO恒例の人気シリーズ「ザルツブルク音楽祭ドキュメント」よりリリース
されるのは、コンヴィチュニー(1901-1962)が世を去る前年に、ザルツブルク
音楽祭にただ一度だけ登場して、かつての手兵を指揮した演奏会の模様を収め
たものです。
【名盤『エロイカ』を彷彿とさせる手兵とのベートーヴェン】
コンヴィチュニーによるベートーヴェン演奏といえば、1949年より亡くなる時
点までカペルマイスターのポストにあったゲヴァントハウス管とのセッション
によるステレオ全集録音(1959-1961)が、このドイツの名匠による代表的録音と
して知られていますが、1954年に、首席指揮者在任中(1953-1955)のシュター
ツカペレ・ドレスデンを指揮して、モノラル・セッション録音した「エロイカ」
もまたファンの間では高い人気があります。
そこでは、雄渾なアプローチと筋肉質のフォルムによる造詣がとにかく見事で、
このオケ独特の音色とともにマッシブな存在感を示していました。
それより7年後の同じ顔合わせによるベートーヴェンの第4交響曲は、コンヴィ
チュニーにとって上記ゲヴァントハウス管とのシリーズ進行中という時期にも
重なることから、充実の内容を期待できるのではないかと思われます。
【『モーツァルト弾き』グルダによるピアノ協奏曲第23番】
モーツァルトの第23番でピアノを弾くのはフリードリヒ・グルダ(1930-2000)。
グルダといえばやはりモーツァルト。ザルツブルク音楽祭におけるオーケスト
ラとの共演で、グルダはモーツァルトのピアノ協奏曲を弾く機会が多く、ほか
にも1958年にサヴァリッシュ指揮コンセルトヘボウ管と第14番、1960年にミュ
ンヒンガー指揮ウィーン・フィルと第25番、1968年にミュンヒンガー指揮シュ
トゥットガルト・クラシック・フィルと第20番、1970年にアバド指揮ウィーン
・フィルと第20番、1974年にアバド指揮ウィーン・フィルと第27番という具合
に、コンスタントに取り上げています。
グルダの弾くモーツァルトの第23番では、のちのアーノンクールとのセッショ
ン録音(1983年)や、ロスバウト指揮南西ドイツ放送響とのライヴ
(1962年/ 93.129)などもありましたが、当時31歳のグルダのいきいきとした表
情や閃きをここでも確かめられるはずです。




<ACCENT>
ACC 24241(SACD-Hybrid) ¥2580
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集
フルート協奏曲集Op.10
【ヘ長調「海の嵐」RV.433、ト短調「夜」RV.439、
ニ長調「ごしきひわ」RV.428、ト長調RV.435、ヘ長調RV.434、ト長調RV.437】
フルート協奏曲 ニ長調RV.783、2本のフルートのための協奏曲RV.533*
バルトルド・クイケン(フルート・トラヴェルソ)
シギスヴァルト・クイケン(指揮&ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ)
ラ・プティット・バンド
【アンネリーズ・デコック(VnI) アン・コノップ(VnII)
マルレーン・ティアーズ(Va) バンジャマン・アラール(cemb)
フランク・トインズ(フルート・トラヴェルソII)*】
録音:2010年10月13-15日ベルギー
1972年に結成されたラ・プティット・バンドは2012年に40周年を迎えます。40
周年を目前にピリオド演奏の世界を牽引してきたシギスヴァルト・クイケンは、
近年ヴィオロンチェロ・ダ・スパラの復元・演奏に積極的に取り組みブランデ
ンブルク協奏曲(KKC5138/ACC24224)やヴィヴァルディ「四季」
(KKC5140/ACC24179)など意欲的なリリースを続けてきました。今回発売される
のはヴィヴァルディのフルート協奏曲。ソロはもちろん名手バルトルド・クイ
ケン。
ヴィヴァルディのフルート協奏曲作品10は、音楽史上最初のフルート協奏曲と
して大きな功績を残した作品。楽譜の出版は1729年アムステルダムの「ル・セ
ーヌ」社から刊行されたと言われていますが、それまでの協奏曲はヴァイオリ
ンなど弦楽器を中心としたのもで、ヴィヴァルディの意欲的かつ画期的な挑戦
であったといえるでしょう。この曲集は全曲フルート・トラヴェルソ用に作曲
され、1720年頃から普及し始めたフルート・トラヴェルソの需要に応えた形と
なりました。
作品10の協奏曲集は全6曲からなり、前半の3曲には標題が付けられています。
ラ・プティト・バンドの軽快な演奏に乗って、バルトルド・クイケンの妙技が
冴えわたり、巨匠としての余裕が感じられる大きな演奏を聴かせてくれます。





<harmonia mundi>
HMC 902093 ¥2450
20世紀の英国の歌
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):
デイヴィッド王/やもめの鳥/迷子の小さな子
ロジャー・クィルター(1877-1953):
それは愛する人とその恋人だった/来たれ、死よ/おお、僕の恋人
/吹けよ、吹け、冬の風/持って行け、あの唇を/ヘイホー、風と雨
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):サリーの庭
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
静かな午後/リンデン・リー/輝かしき言葉の輪
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):
2月のミドル・フィールド・ゲート/ため息/私たちが愛したから
レノックス・バークリー(1903-1989):馬術家
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852-1924):
サン・メルシーの美しい貴婦人
ピーター・ウォーロック(1894-1930):ジリアン・オフ・ベリー
ヴィクター・ヘリー=ハッチンソン(1901-1947):ヘンデル様式で
パーセル/ブリテン編:Lord, what is man?/ヨブの災い
パーセル/ティペット編:嘆きのうた
ベジュン・メータ(カウンターテナー)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
録音:2010年9月
大陸席巻中の人気カウンターテナー、ベジュン・メータ最新盤はイギリスの作
品集。シェイクスピアの詞によるクィルター作品の魅力的な世界から、パーセ
ル作品のブリテンやティペットによる編曲ものなど、メータは自由自在な表現
力で聴かせます。「カウンターテナー」ということを忘れさせる、中性的とも
いえる不思議な魅力に満ちた声をご堪能下さい。




<ELOQUENTIA>
EL 1129 ¥2380
シューベルト:ピアノ三重奏曲集
(1)ピアノ三重奏曲 変ホ長調 op.100 D929
(2)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのアダージョ「ノットゥルノ」
トリオ・ラティチュード41
〔リヴィア・ソン(Vn)、ルイジ・ピオヴァーノ(Vc)、
ベルナデーネ・ブラーハ(Pf)〕
録音:2010年9月
ローマ・サンタ・チェチーリア管(ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団)の首
席チェロ奏者、ピオヴァーノが2009年に設立したピアノ・トリオのグループ。
アンサンブルの名前は、初めてコンサートを開いた地、ニューヨーク近郊のロ
ードアイランドと、ピオヴァーノが住んでいるローマの地がどちらも北緯41度
であることに由来します。「ノットゥルノ」でみせる旋律の歌わせ方の美しさ
は見事。もちろんop.100のトリオも実に活き活きと聴かせます。




<PRAGA>
PRDDSD 250225(SACD-Hybrid) ¥2780
バルトーク:弦楽四重奏曲第5&6番
パルカニ弦楽四重奏団
録音:2005年6,11月
1976年に結成されたオルランド弦楽四重奏団(イシュトヴァーン・パルカニ、
ハインツ・オベルドルファー、フェルディナンド・エルブリッヒ、ステファン
・メッツによって結成され、1984年に一度解散しましたが、一人新たなメンバ
ー(チェロのミヒャエル・ミュラー)が参加して再結成された)の後身、パルカ
ニ弦楽四重奏団によるバルトーク。ベテランならではのツボを抑えた表現で聴
かせます。





<ARTHAUS>
101483(DVD-Video) ¥3450
日本語字幕あり
このDVDは101526(2枚組)の分売となります。
マイケル・ナイマン
レベルアップし続けるコンポーザー -シルヴィア・ベックによるポートレート
収録時間:52分/字幕:英・独・仏・西・伊・日
マイケル・ナイマン(1944-)は、イギリスのミニマル・ミュージックの作曲家で
あり、ピアニストであり、オペラ台本作家であり、さらに音楽学者でもあり、
音楽評論家です。1982年から映画音楽の作曲に携わってきましたが、1992年の
映画「ピアノ・レッスン」の音楽で爆発的な人気を得たことをご存知の方は多
いでしょう。ロンドン、ベルリン、メキシコ、ポーランド、オランダ、ポルト
ガル・・・マイケル・ナイマンとナイマン・バンドの演奏旅行に同行した映像
作家シルヴィア・ベックは、彼の姿を丹念に追うことで、彼の出自や音楽的プ
ロセスやその魅力溢れる音楽性を見事に描きだしています。旅行の間、ずっと
写真を撮り続けるナイマン。幼い頃に熱中したモーツァルトについて熱く語る
ナイマン。これらはなんと魅力に溢れた人物像なのでしょう。また、偉大なる
先駆者スティーヴ・ライヒによる語りも注目。一時期作曲から退いていたナイ
マンに「好きなものを書くべきだ」と示唆したというライヒあってこそ、今の
ナイマンが存在するというのも、何とも嬉しくなるようなエピソードです。

101509(DVD-Video) 2枚組 ¥5650
フィッシャー=ディースカウBOX
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ85歳の誕生日を記念して
シューベルト(1797-1828):歌曲集「冬の旅」&「美しき水車屋の娘」
《DVD1》
シューベルト:歌曲集「冬の旅」D911/ボーナス…リハーサル映像
《DVD2》シューベルト:歌曲集「美しき水車屋の娘」D795
/ボーナス…フィッシャー=ディースカウとフランツ・ツォクロイアーとの
対話
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
《DVD1》アルフレード・ブレンデル(ピアノ)
《DVD2》アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
収録
《DVD1》1979年1月ベルリン.ジーメンスヴィラ
《DVD2》収録 1991年6月20日フェルト教会 モントフォルトハウス
字幕:独、英、仏、伊、西
あらゆる歌曲集の中でも、とりわけ美しく、また解釈の難しさで群を抜く「美
しき水車屋の娘」と「冬の旅」。この2つの連作歌曲を、ドイツの名バリトン
歌手フィッシャー=ディースカウが歌います。「冬の旅」は1979年の収録で、
名ピアニスト、ブレンデルとの共演。深淵な解釈が光る名演を楽しませてくれ
ます。彼らは1975年から1989年にかけて、世界中でこの歌曲集を演奏するほど
の名コンビであり、気心のしれた親密なやり取りが見てとれます。「美しき水
車屋の娘」は1991年、アンドラーシュ・シフとの共演です。実は、こちらの歌
曲集、20年間公式の場では歌っていなかったというフィッシャー=ディースカ
ウですが、ここではシフのピアノに触発されてか、しなやかで瑞々しい歌唱を
披露しています。

101570(DVD-Video) ¥3450
日本語字幕あり
ジャコモ・ヴァリエーションズ
ジョン・マルコヴィチによるモーツァルト「カサノヴァ」
ボーナス…インサイド・ザ・ジャコモ・ヴァリエーション(ドキュメンタリー
&インタヴュー)
ジャコモ…ジョン・マルコヴィチ
エリサ,ジャコモIIII,ベリーノ
M.M,ヘンリエッテ,ルクレツィア…インゲボルガ・ダクネイト(役者)
ジャコモII,伯爵,ヴァルトシュタイン公,ルカ・デ・マタローン,
ブラニッキ…フローリアン・ベッシュ(バス・バリトン)
チェチーレ,デスピーナ,ジャコモIII,エリサII,C.C,
ソフィー・ワルトシュタイン,ヘンリエッテII,
レオニルダ…ゾフィー・クルスマン(ソプラノ)
ウィーン・アカデミー合奏団(ピリオド楽器使用)
マルティン・ハーゼルベック(指揮)
ミヒャエル・シュトゥルミンガー(脚本&演出)
レナーテ・マルティン&アンドレアス・ドンホイザー(衣装&装置)
フランク・ソボッタ(照明)
マティアス・ロイツェンドルフ(DVD制作&プロデューサー)
収録時間:本編139分+ボーナス34分
字幕:英,独,仏,西,伊,日
ジャコモ・カサノヴァ(1725-1798)は、ヴェネツィア出身の術策家(adventurer)
であり作家であり、変わったところではフランスの宝くじの共同創設者でもあ
りますが、一番の功績(?)は、生涯に1000人以上もの女性と愛を交わしたとい
う偉業でしょうか。彼は死の床で「わが生涯の物語」の草稿を甥に渡しますが、
その後、それは脚色翻案され、1826年に刊行されたことで、彼の波乱に満ちた
生涯に光があてられることになります。さて、この「ジャコモ・ヴァリエー
ション」は、そんなカサノヴァの生涯を新しい室内オペラとして描き出したも
のです。シュトゥルミンガーとハーゼルベックは、この作品に、カサノヴァの
同時代の天才モーツァルトの美しい音楽をあてはめることで、作品に更なる奥
行きを与えることに成功しました。稀代の色事師カサノヴァは「女が欲しい」
と叫びながら自殺を図り、そこから悪夢のような物語が始まります。名優マル
コヴィチを含む、たった4人の出演者たちが、男女の壁を越えながら様々な登
場人物を演じ分け、歌い踊ります。変幻自在で不可思議なお話は、一瞬たりと
も目を離すことができません。装置、衣装、音楽、全てに耳と目をこらしてみ
てください。

108027(Blu-ray) ¥5650
日本語字幕あり
プッチーニ(1858-1924):歌劇「トスカ」全曲
フローリアン・トスカ…フィオレンツィア・チェドリンス(ソプラノ)
マリオ・カヴァラドッシ…マルセロ・アルバレス(テノール)
スカルピア男爵…ルジェーロ・ライモンディ(バリトン)
チェーザレ・アンジェロッティ…マルコ・スポッティ(バス)
教会堂守り…ファビオ・プレヴィアーティ(バス)
スポレッタ…エンリコ・ファチーニ(テノール)
シャルローネ…ジュリアーノ・ペリゾン(バス)他
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団
ダニエル・オーレン(指揮)
ウーゴ・デ・アーナ(演出・装置・衣装・照明)
2006年アレーナ・ディ・ヴェローナ ライブ収録
字幕:(オリジナル・ヴァージョン)・英・独・仏・西・伊・日
主役を歌うトスカに求められるのは、溢れる情熱と強靭な声。そして凛とした
舞台姿です。カヴァラドッシは甘い歌声と幾分母性本能をくすぐられるような
弱さでしょうか。そしてスカルピアには、憎らしいまでの男臭さと狡猾さで
しょう。指揮者に求められるのは、物語に即した的確な音楽作りと、身も心も
とろけるような美しい響きをオーケストラから紡ぎだすこと。このヴェローナ
の舞台は、その全ての欲求をくまなく満足させてくれるものです。名演出家ウ
ーゴ・デ・アーナによるゴージャスで統一感のある衣装と舞台も見どころの一
つ。高画質収録の再現により、ご家庭のリビングが瞬時に野外劇場に変貌いた
します。

107233(DVD-Video) ¥5650
モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲
タミーノ…ピョートル・ベチャワ(テノール)
パミーナ…ドロテア・レッシュマン(ソプラノ)
パパゲーノ…デトロフ・ロート(バリトン)
夜の女王…デジーレ・ランカトーレ(ソプラノ)
ザラストロ…マッティ・サルミネン(バス)
弁者…ヴォルフガンク・シェーネ(バス)他
パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ベンノ・ベッソン(演出)/ジャン=マルク・ステーレ(装置&衣装)
2001年パリ オペラ座 ライヴ収録
字幕:独・英・仏・西・伊
全世界中で愛されているモーツァルトのオペラ「魔笛」。無邪気でメルヘンチ
ックな外観の中に、複雑な内容を秘めていることでも知られています。このイ
ヴァン・フィッシャーの演奏は、レシュマンのふくよかで美しいパミーナ、草
食系王子ベチャーラ、見ているだけでも楽しいロートのパパゲーノ、ベテラン
の底力を見せつけるサルミネンのザラストロ、何より若々しい張りのあるラン
カトーレの夜の女王・・・と、素晴らしいキャストを揃え、目の覚めるように
鮮やかな舞台装置を用いて、この名作を完全に再現しています。

107235(DVD-Video) 2枚組 ¥6280
ベッリーニ(1801-1835):歌劇「ノルマ」全曲
ポリオーネ…シン・ヨン・フン(テノール)
ノルマ…ジューン・アンダーソン(ソプラノ)
アダルジーザ…ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ)
オロヴェーゾ…イルダール・アブドラザコフ(バス)
クロティルデ…スヴェトラーナ・イグナトヴィチ(メゾ・ソプラノ)
フラーヴィオ…レオナルド・メラーニ(テノール)他
ヴェルディ・フェスティバル合唱団
エウローパ・ガランテ(ピリオド楽器使用)
ファビオ・ビオンディ(指揮)
ロベルト・アンド(演出)/ジョヴァンニ・カールッチョ(装置)
ナナ・チェッキ(衣装)/グィド・レヴィ(照明)
2001年テアトロ・レージョ・ディ・パルマ収録
字幕:英・独・仏・西・伊・中
ビオンディとエウロパ・ガランテのオリジナル楽器による演奏が評判となった
「ノルマ」です。ベテラン、ジューン・アンダーソンと、当時彗星のごとく現
れ、国際的名声を一気に獲得したダニエラ・バルチェローナの白熱した戦いが、
柔らかい弦の響きに乗って描き出されます。一味違う「ノルマ」を楽しみたい
方に。

107257(DVD-Video) ¥3450
ミンクス(1826-1917):バヤデール 3幕のバレエ
1991年ロンドン コヴェント・ガーデン,ロイヤル・オペラ・ハウス
ライブ収録
字幕:なし
ニキヤ…アルティナイ・アスィルムラートワ
ソロル…イレク・ムハメドフ
ガムザッティ…ダーシー・ブッセル
黄金の仏像…熊川哲也
高僧バラモン…アンソニー・ダウエル
ドゥグマンタ…デヴィット・ドリュー 他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
ジョン・ランチベリー(指揮)
ナタリア・マカロワ(演出・振付)/ピエル・ルイジ・サマリターニ(舞台装置)
/ヨランダ・ソナベント(衣装)/ジョン・B・リード(照明)
ロシアで活躍した作曲家ミンクスの名作バレエ「バヤデール」です。1877年に
マリウス・プティパにより振付けされ、キーロフ・バレエによって初演されま
した。その後長らく上演されることがありませんでしたが、1961年にキーロフ
・バレエがロンドンで公演を行い、そのエキゾティシズムが高く評価され、幾
度かの改定を経て、現在の人気を博しています。バヤデールとは寺院に使える
舞姫のこと。勇士ソロルと愛し合った舞姫ニキヤの悲恋物語ですが、その結末
は版によって若干の違いがあることでも知られています。このヌレエフ版は、
寺院崩壊の後、愛する2人は天国で結ばれるというもの。黄金の仏像役には
熊川哲也が出演、この舞台に華を添えています。

107313(DVD-Video) ¥5650
ヴェルディ(1813-1901):歌劇「マクベス」全曲
マクベス…レオ・ヌッチ(バリトン)
バンコ…エンリコ・イオリ(バス)
マクベス夫人…シルヴィ・ヴァレル(ソプラノ)
マクベス夫人の侍女…ティジアナ・トラモンティ(メゾ・ソプラノ)
マクダフ…ロベルト・イウリアーノ(テノール)
マルコム…ニコラ・パスコーリ(テノール)他
パルマ・テアトロ・レッジョ管弦楽団&合唱団
ブルーノ・バルトレッティ(指揮)
リリアーナ・カヴァーニ(演出)/ダンテ・フェラッリ(装置)
アルベルト・ヴェルソ(衣装)/セルジオ・ロッシ(照明)
アメデオ・アモーディオ(コレオグラフィ)
2006年テアトロ・レッジョ・ディ・パルマ ライブ収録
字幕:英・独・仏・西・伊
ヴェルディが心底愛したというシェークスピアを原作にしたオペラ「マクベス」。
彼の作品の中で、唯一「愛の陰謀」のない作品としても知られています。主役
にテノールでなく、バリトンを置いたところにも、ヴェルディの革新的な試み
が感じられます。そのマクベスを歌うのが、ベテラン、レオ・ヌッチ。熟成さ
れた男っぽさの中に感じる少々の脆さが、この物語を深いものにしています。
マクベス夫人を歌うヴァレルは、スピントの効いた力強い声が魅力です。カ
ヴァーニの演出は、時として説明過剰に感じる部分もあるのですが、複雑なあ
らすじと、交錯する人間模様を表出するためには必要不可欠でもあり、これら
を一つ一つ読み解く楽しみに浸るのも一興でしょう。バルトレッティの指揮
は、重厚さの中にも軽妙さを併せ持つもので、この暗い作品に一筋の救いの光
をもたらすものとして評価されています。

107319(DVD-Video) ¥5650
日本語字幕あり
プッチーニ(1858-1924):歌劇「トゥーランドット」全曲
トゥーランドット…エヴァ・マルトン(ソプラノ)
カラフ…ホセ・カレーラス(テノール)
中国皇帝…ヴァルデマール・クメント(テノール)
テイムール…ジョン=ポール・ボガール(バス)
リュー…カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)
ピン…ロバート・カーンズ(バリトン)
ポン…ハインツ・ツェドニク(テノール)
パン…ヘルムート・ヴィルトハーバー(テノール)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
ロリン・マゼール(指揮)
ハロルド・プリンス(演出)
ティモシー・オブライエン&タゼーナ・ファース(装置&衣装)
ケン・ビリントン(照明)
1983年ウィーン国立歌劇場 ライブ収録
字幕:英・独・仏・西・伊・日
プッチーニの最後のオペラである「トゥーランドット」は、未完であるにもか
かわらず、彼の最高の作品として評価されています。大胆な和声を用いたエキ
ゾチックな表情を湛えた音楽は、まるで映画音楽のように壮大であり、また永
遠に解決することのない男女間の愛の論争も、ここでは一つの美しい解決を見
ることになります。主役を歌うトゥーランドットには、圧倒的な存在感と声量
が求められますが、稀代のソプラノ、マルトンはその欲求に120%応え、実に
見事な姫を演じています。カレーラスのカラフ、リッチャレッリのリューも文
句なしです。ここでは指揮者もマゼールもたっぷり目のテンポで、重厚な音楽
を丁寧に描きだしています。この名演、終演後の拍手は、なんと45分間も続き、
指揮のマゼールと歌手たちに惜しみない賞賛が送られたそうです。熱い熱い上
演記録です。

107506(DVD-Video) 2枚組 ¥6280
ミンコフスキ:オッフェンバックBOX
《DVD1》
オッフェンバック:歌劇「地獄のオルフェ」全曲
《DVD2》
オッフェンバック:歌劇「美しきエレーヌ」全曲
《DVD1》ユリディス(エウリディーチェ)…ナタリー・デセイ(ソプラノ)
オルフェ…ヤン・ブロン(テノール)
ジュピテール…ローラン・ナウリ(バリトン)
アリステ=プリュトン…ジャン=ポール・フシェクール(テノール)他
リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団/グルノーブル室内管弦楽団
マルク・ミンコフスキ(指揮)
ローラン・ペリー(演出)/シャンタル・トーマス(装置)
《DVD2》エレーヌ…フェリシティ・ロット(ソプラノ)
オレステス…マリー・アンジェ・トロドヴィチ(メゾ・ソプラノ)
パリス…ヤン・ブロン(テノール)
メネラオス…ミシェル・セネシャル(テノール)
アガメムノン…ロラン・ナウリ(バリトン)
カルカス…フランソワ・ル・ルー(バリトン)
アキレス…エリック・ウシェ(バリトン)他
ルーヴル宮音楽隊&合唱団
マルク・ミンコフスキ(指揮)
ローラン・ペリー(演出&衣装)/シャンタル・トーマス(装置)
《DVD1》1997年リヨン歌劇場 ライブ収録
《DVD2》2000年パリ シャトレ座 ライブ収録
字幕:英・独・仏・西・伊/画
オッフェンバックの人気作2つをBOXセットで。バロック音楽の名手として名を
馳せながらも、オッフェンバックに深い愛情を注いでいるミンコフスキの軽妙
で説得力たっぷりの魅力ある音楽作りと、デセイ、ロットという、全く違うタ
イプの2人のソプラノによるヒロインたちを一度に楽しめます。デセイの主演に
よる「地獄のオルフェ」は、発売当時から話題になったもので、有名な序曲で
始まる通常版ではなく、初演版を元にしたミンコフスキ独自の版で、この違い
を確かめるのも楽しいものです。「美しきエレーヌ」では有閑夫人を演じるロ
ットが、まさにはまり役。この溢れかえるような淫蕩さと妖艶さを醸し出せる
のは彼女以外にはいないでしょう。

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