クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-09 No.15

2011年09月10日 11時16分12秒 | Weblog
<MEMBRAN>
※昨年ご紹介してすぐに品切れになっておりましたBOXが、代理店に特価で
再入荷いたしました。よろしくご検討ください。

MEMBRAN 223287 40枚組 ¥4050
OPERA ITALIANA オペラ・イタリアーナ
サイズ:縦140mm×横370mm×奥行150mm
各タイトルごとにブックレットが付き装丁も綺麗になっています。珍しいオ
ペラも多く含まれています。
※内容詳細は当店HPにございます
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2010_12.html




<UNIVERSAL MUSIC>
Focus Edition
PO 4800685(DVD-Video) 4枚組 ¥2700
Disc1
Beethoven: Symphony No.7
Beethoven: Symphony No.9
Gundula Janowitz(Sop), Christa Ludwig(Alt), Jess Thomas(Ten),
Walter Berry(Bass), Chor der Deutschen Oper Berlin,
Walter Hagen-Groll
Berliner Philharmoniker, Herbert von Karajan,
Disc2
Brahms: Symphony No.3
Brahms: Symphony No.4
Berliner Philharmoniker, Herbert von Karajan
Disc3
Bruckner: Symphony No.8
Wiener Philharmoniker, Herbert von Karajan
Disc4
Tchaikovsky: Symphony No.4
Tchaikovsky: Symphony No.5
Tchaikovsky: Symphony No.6
Berliner Philharmoniker, Herbert von Karajan
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
*解説書・ブックレット封入なし
画面:カラー、4:3 音声:ステレオ NTSC Region All




<ソニー・ミュージックダイレクト>
●国内盤仕様
MECO 1007 ¥3000
デュオイズム
プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタOp.56
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
モーツァルト:
歌劇「魔笛」より“パパゲーノ様が欲しいのは”“私は鳥刺し”、
歌劇「フィガロの結婚」より“恋とはどんなものかしら”
クヮンツ:トリオソナタ ハ長調
テレマン:6つのトリオ(1718)より第4番
ルクレール:2つのヴァイオリンのためのソナタ集より第2番Op.3-2
グリーンスリーヴス(イギリス民謡)
デュオ・プリマ[礒 絵里子、神谷 未穂](Vn)
礒絵里子、神谷未穂の従姉妹同士のふたりから成るヴァイオリン・デュオのユ
ニット。〈主役〉を表す〈Prima〉はスペイン語で〈女性の従姉妹〉の意味を
持ちます。デビュー10周年を記念したアルバム〈デュオイズム〉では、古典か
ら近代まで幅広くヴァイオリン・デュオの名作をセレクト、10年の時空を超え
てその成果が今ここに結実しました。まさに〈Duoism〉のタイトルが示すとお
りヴァイオリン・デュオの神髄を堪能できます。ゲストアーティストとして、
ギターの福田進一、チェロのエマニュエル・ジラールが参加、その馥郁たる
薫り立つようなサウンドは、極上の室内楽ならではの愉悦です。





<Ligia Digital>
LIDI 0302227 ¥2250
ラフマニノフ:弦楽四重奏曲第1番
チャイコフスキー:同第1番ニ長調作品11
ラフマニノフ:同第2番
エリゼ弦楽四重奏団
クリストフ・ジョヴァニネッティ(第1ヴァイオリン)
マルク・ヴィエイユフォン(第2ヴァイオリン)
クリストフ・ゴーゲ(ヴィオラ)
イーゴリ・キリチェンコ(チェロ)
ラフマニノフは生涯に2曲の弦楽四重奏曲を残しました。第1番は1889年、まだ
モスクワ音楽院在学中の16歳の時に師タネーエフからの課題として作曲された
もの。第2番は作曲家として本格的に羽ばたく前の1896年(23歳)の作品。憂い
を含んだ悩ましげな情緒はまさにラフマニノフですが、2番の2楽章の鬱々とし
た暗い情念はかなりユニーク!もっと聴かれていい早熟の佳曲です。チャイコ
フスキーは有名な「アンダンテ・カンタービレ」を含む郷愁をそそる名曲。
エリゼ弦楽四重奏団は、エヴィアン国際コンクールで大賞を獲得した二つの
カルテット(アントン弦楽四重奏団とイザイ弦楽四重奏団)の元メンバーが1995
年に結成。フランスとロシアという二つの個性の異なる流派のメンバーがお互
いの長所を認め合いながら、これまでのカルテットには実現できなかった解釈
に挑戦しているところがユニークです。このCDでは過度な情緒に溺れることの
ない「大人」の演奏を繰り広げています。

LIDI 0109228 ¥2250
ジャンヌ・ドゥメッシューに捧げる
ドゥメッシュー:
テ・デウム / グレゴリオ聖歌による12のコラール前奏曲作品7から第1番
「ロラテ・カエリ(露を滴らせよ 天よ)」第3番「アッテンデ・ドミネ(主よ、
わたしたちを顧み、憐れんでください)」/ プレリュードとフーガ作品13 /
グレゴリオ聖歌による12のコラール前奏曲作品7から第4番「スターバト・マ
ーテル」第7番「おお、子よ」/ 復活祭の時季のためのレスポンソリウム /
グレゴリオ聖歌による12のコラール前奏曲作品7から第9番「ウビ・カリタス
(慈しみと愛のあるところ)」第11番「汝はペテロなり」第12番「主イエスよ」
/6つのエチュード作品5より第5番「反復音のための」第6番「オクターヴ」
[ボーナス・トラック:精霊教会のドビエール・オルガンによる演奏]
グレゴリオ聖歌による12のコラール前奏曲より第7番「おお、子よ」第3番
「アッテンデ・ドミネ」/ テ・デウム / ジャンヌ・ドゥメッシューの名に
よる即興演奏
ハンプス・リンドヴァル(Org)
マドレーヌ教会オルガン:1846年にカヴァイエ=コルが制作(46ストップ)、
ローティンガー・ボワソー、ダニオン・ゴンザレス、
ベルナール・ダルガシーの調整を経て、現在60ストップ。
精霊教会のオルガン:1934年にグロトン=ドビエールが、アルベール・アラン
の設計に基づき制作。16ストップ。
録音:2011年1月30-31日、マドレーヌ教会(パリ)、2月1日、精霊教会(パリ)
オルガニスト、作曲家、教育者としてフランス音楽界に多大な貢献を果たしな
がら、病弱のための47歳で亡くなったジャンヌ・ドゥメッシュー(1921-1968)
の代表作を集めた「Ligia Digital」ならではのCD。ドゥメッシューが名誉オ
ルガニストの地位にあったパリのマドレーヌ教会にある19世紀シンフォニック
・オルガンの名工カヴァイエ=コルによる大オルガンの柔らかで壮麗な響きが
堪能できます。演奏をするハンプス・リンドヴァルは1976年ストックホルム
生まれ、20世紀作品と即興演奏の名手として知られています。ドゥメッシュ
ーについての記事とその録音を聴いてパリに留学することを決意したという
リンドヴァルは現在、ドゥメッシューも若い頃にオルガニストを勤めたパリ
の精霊教会オルガニストの地位におり、情熱をこめてこのCD制作に取り組ん
でいます。ボーナス・トラックには精霊教会のグロトン=ドビエール制作に
よる一回り規模の小さいオルガンによる録音も収録されてますが、その軽や
かで透明な響きは若き日のドゥメッシューの演奏を連想させて、魅力ととも
に意義も大きいアルバムとなっています。




<EURO ARTS>
20 58868(DVD-Video) ¥2900
言語:英語
字幕:英、独、仏
ドキュメンタリー:フランツ・リスト「巡礼の年」
・音楽の都 1830年代のパリ
・リストの出生地 ライディング
・強烈な出会いによって動き出すリストの運命
・多くの発見をもたらしたイタリア旅行
・リストのオペラへの強い関心
・ダンテを読んで:ソナタ風幻想曲(ロベルト・プロッセダ:P)
・1838年マリー・ダグーとリストはロンバルディアを離れる
・1847年キエフでの演奏会
・リストのロ短調ソナタ
・ヴァイマル時代の日々
監督:アンジェロ・ボッツォリーニ
脚本:ロベルト・プロッセダ
ナレーター:アレックス・マリオッティ 
フランツ・リスト(役者):デヴィッド・ホートン
マリー・ダグー(役者):ブリジット・ボルゴベッロ
制作:2011年
フランツ・リスト生誕200年を記念して制作されたドキュメンタリー映像。
ドキュメンタリーの中心はリストとマリー・ダグー伯爵夫人との関係、2人の
間で交わされた手紙、そして2人が遍歴していたスイス、イタリアを巡る「巡
礼の年」について。ピアニストのロベルト・ブロッセダが脚本を書き、チャ
ールズ・ローゼン、レスリー・ハワード、アントニオ・パッパーノそしてエ
フゲニー・キーシンらリストのスペシャリスト達が、リストの生涯と作品に
ついて解説していく内容です。




<IDEALEAUDIENCE>
30 58124(Blu-ray) ¥4250
ドキュメンタリー字幕:
英、独、仏、日本語
ドキュメンタリー:スティーヴ・ライヒ/フェイズ・トゥ・フェイス
1. Is this Steve Reich?
2. Berio was a very nice man.
3. イッツ・ゴナ・レイン
4. ピアノ・フェイズ
5. ドラミング
6. テヒリーム
7. ディファレント・トレインズ
8. ザ・ケイヴ
ボーナス
・Talks in Tokyo with Steve Reich(18mm)
・A Brief History of Music by Steve Reich(9mm)
監督:エリック・ダルモン、フランク・マレット
2011年10月3日のスティーヴ・ライヒ75歳の誕生日を祝って、DVDで発売されて
いたドキュメンタリー映像(3058128/KKC9027)をブルーレイにてリリースします。
ミニマル音楽のカリスマ、スティーヴ・ライヒ。クラシック・ファンだけでは
なく、他ジャンルのアーティストなどからも熱く支持されているライヒの音楽
には、確固たる信念と方向性があり、音楽の純粋な美しさを見出すことができ
ます。
「フェイズ・トゥ・フェイス」と題されたこのDVD には、2007年ル・アーヴル
で行われた音楽祭にはじまり、2008年ローマでのライヴ、11年ぶりの来日公
演でチケット完売した2008年東京オペラシティでのコンサート、2009年ニュ
ーヨーク、そして新作「2×5」を世界初演した2009年7月のマンチェスター・
インターナショナル・フェスティバルとライヒの世界ツアーに密着し、その独
特な音楽性に迫っています。
また2009 年には「ダブル・セクステット」がピューリッツァー賞音楽部門を
受賞。電話で受賞の知らせを受けるライヒの姿や、師ベリオはもちろん、バッ
ハやストラヴィンスキーをはじめ、10 代の頃に影響を受けたマイルス・デイ
ビスやジョン・コルトレーンについて語る映像も収められています。
ボーナス映像として、東京で行われたトーク・セッションの模様などが収録
されています。




<KII>
日本を代表するオーケストラNHK交響楽団は、今年10月5日に創立85年を迎えま
す。それを記念して、過去の名演の中から選りすぐりを初CD化。他では手に入
りません。いずれも伝説となった公演だけに、それを耳にできることは信じ難
い嬉しさと申せましょう。マスタリングはALTUSが担当。また、それぞれの演
奏についての「音楽の友」誌あるいは「音楽芸術」誌に掲載された、当時の批
評を採録。高名な評論家が褒めたり貶したりしているものを読みつつCDに耳を
傾けることで、文章と実演を自身で確認できるという新しい試みです。さらに
2CDで約1枚価格というのもうれしい限りです。
第1弾は全8タイトル。第2弾は12月、第3弾は来年2月を予定致しております。
ご期待下さい。

KKC 2001/2 2枚組 ¥2580
MONO
Disc1
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73《皇帝》
(2)ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ホ長調K.380(L.23)
ワルター・ギーゼキング(Pf)、クルト・ウェス(指)NHK響
[収録:1953年3月21日 日比谷公会堂]
Disc 2
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
エミール・ギレリス(Pf)、ウィルヘルム・ロイブナー(指)NHK響
[収録:1957年10月12日 共立講堂]
今や伝説と化したふたりの大ピアニストのN響出演。ギーゼキングは当時58歳。
自然かつ繊細な円熟の巨匠芸を聴かせてくれます。弱音の美しさは古い録音を
通じても鳥肌が立つほど絶品です。ギレリスは当時41歳。初来日時の公演で、
世界中で評判となっていた「鋼鉄のタッチ」と曖昧な所のまるでない楷書風な
演奏に驚かされます。

KKC 2003/4 2枚組 ¥2580
MONO
Disc1
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
Disc 2
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
アイザック・スターン(Vn)
クルト・ウェス(指Disc1)、ジャン・マルティノン(指Disc2)  NHK響
[収録:1953年9月24日 日比谷公会堂(Disc1)1953年10月28日 
日比谷公会堂(Disc2)]
当時33歳、まだ若々しいアイザック・スターンとN響の共演。さらにベートー
ヴェンの協奏曲はジャン・マルティノンがバックを務めるという超豪華版。ス
ターンは的確なテクニックとヒューマニズムあふれる演奏はいつもながら、覇
気に満ちた熱演を満喫できます。

KKC 2005/6 2枚組 ¥2580
STEREO
Disc1
(1)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
(2)リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調S.124
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(Pf)、
アレクサンダー・ルンプフ(指)NHK響
[収録:1965年4月3日、5月31日 東京文化会館]
Disc 2
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)同:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
フリードリヒ・グルダ(Pf)、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ、ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響
[収録:1967年2月22日、1969年5月2日 東京文化会館]
個性的な2大ピアニストがN響と共演。ともに記念すべき初来日時の演奏です。
ミケランジェリは当時45歳。当演奏を聴いた日本の評論家と聴衆で、ショック
を受けなかった人はいなかったとまで言われる伝説となっています。グルダは
当時37歳。やはりその清新な演奏は今日でも衝撃。余人の真似できぬ至芸を聴
かせてくれます。

KKC 2007/8 2枚組 ¥2580
STEREO
MONO
Disc1
(1)ボロディン:交響曲第2番 ロ短調
(2)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74《悲愴》
ジョゼフ・ローゼンストック(指)NHK響
[収録:1977年2月16日、2月4日 NHKホール ステレオ]
Disc 2
シューベルト:
(1)ロザムンデ序曲
(2)交響曲第9番ハ長調《ザ・グレイト》
(3)ロザムンデ バレエ音楽第2番
ウィルヘルム・ロイブナー(指)NHK響
[収録:1964年1月19日 NHKホール モノラル]
N響を育てた大恩人ローゼンストックとロイブナー。ともに歴史上の人のよう
な印象を受けますが、前者は1977年にも矍鑠たる演奏を披露していました。曲
はボロディンとチャイコフスキーの交響曲。まさに巨匠風の大きな演奏を聴か
せてくれます。ロイブナーは得意のシューベルト。優しい人柄を反映するよう
な、典雅極まりない演奏を聴かせてくれます。

KKC 2009/10 2枚組 ¥2580
STEREO
Disc1
ブルックナー:交響曲第2番ハ短調(ノヴァーク版)
Disc2
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》(ノヴァーク版)
オットマール・スウィトナー(指)NHK響
[収録:1971年12月6日 東京文化会館(Disc1)、1980年11月27日 
NHKホール(Disc2)]
1973年以降N響の名誉指揮者に任命されたスウィトナー。その記念すべき初来
日時の貴重な音源が日の目を見ました。曲はブルックナーの交響曲第2番。堅
実かつ端正な演奏はスウィトナーならでは。N響から滋味あふれる音楽を導き
出しています。

KKC 2011/12 2枚組 ¥2580
STEREO
Disc1
ワーグナー:
(1)《神々の黄昏》よりジークフリートのラインの旅/(2)同 葬送行進曲/
(3)《ジークフリート》より森のささやき/
(4)《ローエングリン》より 第1幕への前奏曲/(5)同第3幕への前奏曲/
(6)《リエンツィ》序曲/
(7)《トリスタンとイゾルデ》よりイゾルデの愛の死
Disc2
(1)ハチャトリアン:組曲《仮面舞踏会》
(2)リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》Op.35
ホルスト・シュタイン(指)NHK響
[収録:1973年2月5日、1975年2月21日、2月26日 東京文化会館(Disc1)、
1990年2月2日 NHKホール(Disc2)]
1975年以降N響の名誉指揮者に任命されたシュタイン。その記念すべき初来日
時の貴重な音源が日の目を見ました。当時、「ベームを継ぐ唯一の逸材」と称
され、その来日を待ち望む人の多かったシュタイン。期待にたがわぬ見事な
ワーグナーを聴かせてくれます。円熟期の「シェエラザード」も堂々とした
巨匠風演奏に酔わされます。浅田真央でヒットした「仮面舞踏会」のワルツ
も収録されています。

KKC 2013/14 2枚組 ¥2580
STEREO
Disc1
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
(2)ヘンデル:ハープシコード組曲第7番ト短調HWV.432-パッサカリア
(3)サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調Op.78《オルガン付き》
エリック・ハイドシェック(Pf)、アンドレ・イゾアール(Org)
[収録:1978年11月8日、11月15日 NHKホール]
Disc 2
(1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 (2)同:夜想曲より《雲》/《祭》
(3)デュカス:魔法使いの弟子
(4)ラヴェル:道化師の朝の歌 (5)同:ボレロ
ピエール・デルヴォー(指)NHK響
[収録:1978年11月17日 NHKホール]
ドイツ的な傾向の強いN響も、デルヴォーが振るとフランス的な色彩感あふれ
るのに感心させられます。注目は若きハイドシェックとの共演によるモーツァ
ルトのピアノ協奏曲第24番。ハイドシェックならではの生気と色彩感に酔わさ
れます。また、名手イゾアールをゲストとしたサン=サーンスの交響曲第3番
も力演。NHKホールのオルガンの音に圧倒されます。

KKC 2015/16 ¥2580
STEREO
Disc1
シューベルト:交響曲第9番ハ長調《ザ・グレイト》
Disc2
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年版)
ギュンター・ヴァント(指)NHK響
[収録:1979年11月9日 NHKホール(Disc1)、
1983年12月15日 NHKホール(Disc2)]
現在の日本の音楽ファンに最も人気の高い指揮者といえばギュンター・ヴァン
ト。その人気がブレイクする直前にN響と共演した貴重な記録。曲がブルック
ナーの交響曲第8番というのも嬉しい限り。期待にたがわぬ演奏を楽しめます。
また、シューベルトの交響曲中最もスケールの大きな「ザ・グレイト」とカッ
プリングも最高。ヴァント幻の音源が日の目をみます。




<MIRARE>
MIR 152 ¥2500
ピアノ作品集
モーツァルト:
きらきら星変奏曲 K.265、ピアノ・ソナタハ長調 K.330、
幻想曲ハ短調 K.396、アダージョ ロ短調 K.540、
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲ニ長調K.573、
ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576、アンダンテ ヘ長調 K.616
シュ・シャオメイ(P)
録音:2011年3月17-20日ポワチエ・オーディトリアム劇場
中国文化大革命の混乱を経験したピアニスト、シュ・シャオメイ。現在はフラ
ンス、パリを拠点に活躍。その数奇な半生と高い音楽性は日本でも注目を集め
ています。
今回はモーツァルトのピアノ作品集。モーツァルトがパリへ移った1778年から
亡くなる1791年の作品を年代順に収録したアルバム。1曲目は速めのテンポで
始まる「きらきら星変奏曲」、そして純真無垢な「ハ長調のソナタ」、未完
に終わった「幻想曲」、モーツァルトには珍しい「ロ短調のアダージョ」、
チェロ奏者ジャン・ピエール・デュポールの作品に基づいた「変奏曲」、モー
ツァルト最後のピアノ・ソナタ「ニ長調K.576」、亡くなる年に作曲された自
動オルガンのための「アンダンテ」。シュ・シャオメイの洗練された音色、響
き、品格のある知性的な演奏、奥深い音楽性がモーツァルトの晩年の透明感を
見事に描き出しています。
モーツァルトの作品の謎を解く鍵は「自由」と「深遠」であると彼女は語って
います。『モーツァルトの音楽は生きています。シンプルでありながら「深遠」
な世界を作り、「自由」には幸福や喜びに加え、慣例に囚われない大胆さや生
命の躍動という感情も含まれることを知らなければなりません。』
音楽を緻密に捉えているにもかかわらず、音楽の流れを損なうことなく、むし
ろ生き生きとモーツァルトの音楽の面白さを伝えるシュ・シャオメイの演奏。
今後も聴き逃すことのできないピアニストです。

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