クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-02 No.14-1

2010年02月14日 16時27分31秒 | Weblog
<イタリア Decca>
4763334 \2180
ラフマニノフ作品集
1.練習曲集《音の絵》Op.33
2.コレッリの主題による変奏曲Op.42
アレクサンダー ロマノフスキー(ピアノ) 
ホロヴィッツやリヒテルの系譜に連なる若きロシアン・ヴィルトゥオーゾで、
名門ブゾーニ国際コンクールの覇者でもあるアレクサンダー・ロマノフスキー
の待望のセカンド・アルバム。前作では、シューマンとブラームスを取り上げ
て好評を博しましたが、本作には、彼の十八番の一つであるラフマニノフの
《音の絵》Op.33と、《コレッリの主題による変奏曲》を収録。更なる進化と
充実を惜しげもなく披露しています。

4766208 \2180
1.シューマン:交響的練習曲Op.13
2.ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35
アレクサンダー ロマノフスキー(ピアノ) 




<Cobra Records>
COBRA 0019 \2300
ボッケリーニ:スターバト・マーテル*
ペルト:スターバト・マーテル#
モーナ・ユルスルー(ソプラノ)*、フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)*/#、
堀米ゆず子(ヴァイオリン)*、ロジャー・チェイス(ヴィオラ)*/#、
ユルン・ルーリング(チェロ)*/#、エイミー・ノリントン(チェロ)*、
タニー・ウィレムスタイン(ソプラノ)#、エルスベス・ヘリットセン(アルト)#、
アレックス・フェルミューレン(テノール)#
18世紀イタリアのルイジ・ボッケリーニと現代エストニアのアルヴォ・ペルト。
時代も国も作風も違うボッケリーニとペルトの「スターバト・マーテル」がその
特徴でもある「ソリスト+弦楽器による室内楽」という編成でリンクする。
サン=ナゼールの音楽祭"コンソナンス2005"で上演されたボッケリーニでは、ブ
リュッヘン&18世紀オーケストラの名演、モーツァルトのレクイエム(東京芸術
劇場ライヴ/GCD 921105)でソプラノ・パートを歌ったノルウェーの名花モーナ
・ユルスルーが祈りの歌声を響かせる。また弦楽器のメンバーにも、フランスの
ヴィルトゥオーゾ、フィリップ・グラファンや日本の堀米ゆず子、英国ヴィオラ
界の重鎮ロジャー・チェイスなど世界各国の一流奏者たちが揃う。
18世紀と現代の2つの「スターバト・マーテル」。祈りと悲しみが込められた崇
高な聖歌が心を打つ ――。2005年9月23日のライヴ録音。

COBRA 0032 \2300
ファースト・ステップス ――
ブルックナー:ロンド ハ短調/ブリテン:弦楽四重奏曲ヘ長調/プッチーニ:弦楽
四重奏曲ニ長調/グリーグ:フーガ ヘ短調/ラフマニノフ:弦楽四重奏曲第1番/
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩除楽章/シェーンベルク:プレスト ハ長調
ロイスダール弦楽四重奏団
これはユニーク!ブルックナーからシェーンベルクまで。各時代や流派の中心を
担ってきた7人の作曲家たちの"初期作品"ばかりを集めた弦楽四重奏曲集"ファー
スト・ステップス(初めの一歩)"。
これが「月に憑かれたピエロ」と同じシェーンベルクの弦楽四重奏曲?イタリア
・オペラの巨匠プッチーニの弦楽四重奏曲?ウェーベルンの「緩除楽章」はやは
り美しい!
ハーグ王立音楽院の卒業生たちで1996年に結成されたロイスダール弦楽四重奏団
が、7人の巨匠たちの知られざる1面を教えてくれます。

COBRA 0023 \2300
チェロが歌うロシア歌曲 ――
グリンカ:すばらしい時を覚えている、ひばり、血は熱い思いにわきたち、故なく
私を誘うな、疑い/チャイコフスキー:騒がしい舞踏会で、ただ憧れを知る者だけ
が、セレナード、恐ろしい瞬間、早春のことだった、夜は明けるだろうか、
なぜ?、もう忘れられて、またもとのように私はひとり/ラフマニノフ:神秘の
夜のしじまに、歌わないでおくれ美しい人よ、何とすばらしい所、孤独、哀しき
夜、私は悲しみのために恋をした、ライラック、春の洪水
ディミトリ・フェルシュトマン(チェロ)、ミラ・バスラウスカヤ(ピアノ)
ディミトリ・フェルシュトマンは、モスクワ音楽院ではナターリャ・グートマン
に師事し、1967年にはグリンカ弦楽四重奏団を創設した1945年生まれのロシア人
チェリスト。
現在はソリスト、アムステルダム音楽院の教授としてオランダで活躍するロシア
の名チェリストが、祖国への畏敬の念を込めてチェロでロシア歌曲を歌う。ロシ
ア人だからこそ表現できる"歌心"に感嘆。ブックタイプ仕様。

COBRA 0031 \2300
ロシアン・ジェネレーション2 ――
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第2番へ長調Op.22
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.92
G・プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番
ロイスダール弦楽四重奏団
チャイコフスキーとプロコフィエフ、そしてプロコフィエフの孫ガブリエル・プ
ロコフィエフ(1975-)の"弦楽四重奏曲"を取り上げた"ロシアン・ジェネレーショ
ン"の第2弾には、それぞれの作曲家の弦楽四重奏曲"第2番"を収録。
第1集(COBRA 0024)に収録されている弦楽四重奏曲"第1番"から、3人の作曲家の作
品がストレートに次のステップへと進む構成力は演奏に負けず劣らずお見事!

COBRA 0030 \2300
アンドリーセン:
チェロ・ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ
ヴァイオリンとチェロのための《3つのインヴェンション》
ピアノ、ヴァイオリンとチェロと《三重奏曲》
アムステルダム・ブリッジ・アンサンブル
ルイ・アンドリーセンの父親であり、20世紀オランダ楽壇の牽引者の1人として名
を遺しているヘンドリク・アンドリーセン(1892-1981)の室内楽作品集。
20世紀のイギリスで異彩を放ったフランク・ブリッジの名を冠したアムステルダ
ム・ブリッジ・アンサンブルは、アムステルダム・シンフォニエッタ、シェーン
ベルク・アンサンブルの主力メンバー、ローゼモンド(vn)とホッホシャイト(vc)、
ピアニストのファン・ルートによって2005年に結成されたオランダの新しい室内
楽団。




<air note>
AIR 001 \2300
ヘンデル:ピアノのための組曲集 ――
組曲第9番変ロ長調HWV.434より メヌエット/組曲第5番ホ長調HWV.430/組曲
第3番ニ短調HWV.428より アルマンド/組曲第12番ホ短調HWV.438/組曲第8番
ヘ短調HWV.433/組曲第13番ト短調HWV.439/組曲第2番ヘ長調HWV.427/組曲
第3番ニ短調HWV.428より アリア/組曲第4番ホ短調HWV.429
ラハ・アロダキ(ピアノ)
フランスのレーベル"air note"最初のリリースは、シリア生まれの女流フランス
人ピアニスト、ラハ・アロダキが弾くヘンデル。
パリ国立高等音楽院、モスクワ音楽院でピアノを学び、帰国後に師事したマレイ
・ペライアから多大な影響を受けたアロダキ。過度な表現を排して楽譜に真正
面から向かった・・・そんな印象を与えてくれるアロダキのヘンデルです。





<Danacord>
DACOCD 680 \2300
デンマークの女性作曲家のロマンティック・ピアノ作品集 ――
リープマン:情熱の主題と変奏曲
モー:6つ教則の習作Op.6より 、教則の習作Op.9
セーエステズ:ピアノ・ソナタ変イ長調
カトリーネ・ペネロプ(ピアノ)
知られざる3人のデンマーク人女流作曲家、ナナ・リープマン(1849-1935)、ベ
ナ・モー(1897-1983)、ヒルダ・セーエステズ(1858-1936)のピアノ作品集。
北欧の香りとロマン派の作風を併せ持つピアノ作品を弾くのは、3人の作曲者た
ちと同じデンマークの女流音楽家カトリーネ・ペネロプ。この録音がデビュー
・レコーディングとなるペネロプが、19世紀-20世紀のデンマークで花開いた女
流作曲家たちのピアノ作品を大切に奏でています。

DACOCD 673-674 2枚組 \4600
スカンジナヴィアン・クラシックスVol.2 ――
クーラウ:劇付随音楽《妖精の丘》Op.100より(録音:1946年)
ゲーゼ:
演奏会序曲《オシアンの余韻》(録音:1950年)
ノヴェレッテOp.53(録音:1948年)
バレエ《ナポリ》より 青の洞窟で(録音:1950年)
ハートマン:
歌劇《小さなキアステン》Op.44より 序曲(録音:1946年)、
ベアテル・トーヴァルセンのための葬送行進曲(録音:1947年)
ホーネマン:
おとぎ話序曲《アラディン》(録音:1942年)、グレ組曲(録音:1948年)
ランゲ=ミュラー:劇付随音楽《ルネッサンス》Op.59より 前奏曲(録音:1946年)
ニールセン:
歌劇《仮面舞踏会》より 序曲、第2幕への前奏曲、若い雄鶏たちの踊り
(録音:1946年&1950年&1951年)
シアベク:華やかなる宴Op.25より 序曲(録音:1950年)
グラム:抒情詩Op.9(録音:1946年)
シュルツ:弦楽のためのセレナード(録音:1952年)
エーリク・トゥクセン(指揮)、ラウニ・グレンダール(指揮)、
デンマーク国立放送交響楽団、デンマーク放送ウィンドアンサンブル、
パレ・アルスフェルト(オルガン)
エーリク・トゥクセンとラウニ・グレンダール(あの有名なトロンボーン協奏曲
の作曲者!)の指揮で1942年から1952年にかけて収録されたデンマークの歴史的
録音集。
当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。予めご了承下さい。





<Point>
PCD 5169 \2300
デンマークの黄金時代 ――
ゲーゼ(ガーデ):
なんと美しく夜明けの星が輝くことだろう、3つの小品、
愛する神のみに従う者I&II、葬送行進曲ハ短調、
祝祭前奏曲と賛歌《主をたたえよ》
ハートマン:幻想曲イ長調、幻想曲ヘ長調
マリング:ダヴィデ詩篇集Op.89より 第23番、第33番
ニルス・エリク・アッゲセン(オルガン)
デンマークの黄金時代を生きた3人の19世紀の作曲家、ニルス・ゲーゼ(1817-
1890)、ヨハン・ペーター・エミリウス・ハルトマン(1805-1900)、オット・マリ
ング(1848-1915)のオルガン作品集。
オルガンのニルス・エリク・アッゲセンは、オーフス王立音楽アカデミーで教
会音楽のディプロマを取得したその道のスペシャリスト。1992年からはデンマ
ーク、フレゼリシアの三位一体教会のオルガニストとして活躍中。

PCD 5167 \2300
情熱の夜 ――
ベルリオーズ:歌曲集《夏の歌》Op.7
シェーンベルク:糸を紡ぐグレートヒェンOp.2
ベルク:初期の7つの歌
ラドミラ・ラジッチ・ニュエ(ソプラノ)、ウルリッヒ・ステルク(ピアノ)
ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ音楽院からデンマークへ渡り、オールボ
ー音楽アカデミー、デンマーク王立音楽院で声楽を学ぶという珍しい経歴を持
つソプラノ歌手のソロ・アルバム。
デンマークのオールボー響やデンマーク・サクソフォン四重奏団との共演や、
祖国サラエボの国立歌劇場への出演を重ねている。





<Paula>
PACD 162 \2300
マルティヌッセン:作品集Vol.3 ――
カンタータ《Hvedekornet》Op.38/前奏曲ニ短調Op.25/アダージョ/
アレグロOp.5/バガテルOp.9/トッカータ第2番Op.14/2本のトランペットと
オルガンのための祝祭前奏曲Op.21/カンタータ《Kom, lad os juble for
Herren》Op.19
ラースロー・アッティラ・アルマシー(オルガン)、
ユーフォニア室内合唱団、ドアテ・ジールケ(トランペット)、
オスカー・フランソン(トランペット)、他
カール・ニールセンとヴァン・ホルンボーの伝統を受け継ぐデンマークの音楽
家、ライフ・マーティヌセン(1941-)の作品集第3巻は2つの"カンタータ"がメイ
ン。「祝祭前奏曲」や「Op.19」のカンタータなど、オルガンや合唱と大胆に組
み合わされたトランペットのサウンドが神々しい。

PACD 163 \2300
デンマークの教会音楽 ――
ハウマン:5つの合唱賛美歌集
レウコヴィチ:
Aftenoffer、At Taelle Vore Dage、讃えられよ、ヒル・ディグ・マリア
ビアク:6つのモテット
ヴェルナー:愛する神のみに従う者、Du Vaerdige Helligand
ノアゴー:ガウデト・マーテル
ラ・クール:
Frans af Assisi Bon、Guds menighed, syng、Den store stille nat gar
frem、神よあなたのご慈悲は天まで届く
ニールセン:3つのモテット
アリス・グラノム(指揮)、フュン室内合唱団
ニールセンからノアゴーら近現代デンマークの作曲家たちによる合唱のための
の教会音楽集。
1988年にフュン室内合唱団を創設したアリス・グラノムはオーデンセのニール
セン・アカデミーで研鑽を積んだ合唱指揮者。オーデンセ・フィルハーモニッ
ク合唱団、南ユラン・フィルハーモニック合唱団の指揮者も務めるなど、その
指導力には定評がある。




<Syrius>
SYR 141345 \2300
オネゲル:
バッハの名による前奏曲、アリオーソとフゲッタ、
フルートとコールアングレのための《室内協奏曲》
ショスタコーヴィチ:前奏曲とスケルツォOp.11、室内交響曲Op.110a
ヤンヌ・トムセン(フルート)、フランソワ・ルルー(コールアングレ)、
ローラン・クネル(ヴァイオリン&指揮)、ユーロピアン・カメラータ
EUユース・オーケストラの出身者で結成され、ハイティンクがパトロンを務め
るユーロピアン・カメラータのオネゲル&ショスタコーヴィチ。
オネゲルの「室内協奏曲」のソリストは現代最高のオーボエ吹きとの呼び声も
高いルルーと、1991年プラハの春国際2位入賞のトムセンという豪華な組み合わ
せ。1998年の録音。弊社初紹介。

SYR 141346 \2300
デュリュフレ:合唱とオルガンのための作品集 ――
ミサ・クム・ユビロ/4つのモテット/レクイエム
ヴァンサン・ワルニエ(オルガン)、
ジャン・スーリス(指揮)、
アンサンブル・ヴォーカル・ジャン・スーリス、
カトリーヌ・カルダン(メゾ・ソプラノ)、ジャン=ルイ・セレ(バリトン)
大御所フィリップ・カイヤールから合唱指揮法を伝授されたフランスの名匠ジャ
ン・スーリスと自身が1989年に創設した室内合唱団によるデュリュフレ。
デュリュフレの音楽に欠かせない"オルガン"にはパリのサンテティエンヌ・デュ
・モン教会でオルガニストとして活躍するヴァンサン・ワルニエを起用するな
ど、オルガンへのこだわりはこのレーベルだからこそ。
1998年の録音。弊社初紹介。

SYR 141347 \2300
ブクステフーデ:オルガン作品集Vol.1 ――
前奏曲ニ短調BuxWV.140/コラール《主よ、われに汝の言葉を守らせたまえ》
BuxWV.185/コラール《われらが神はかたき砦》BuxWV.184/前奏曲ハ長調
BuxWV.137/コラール《いまぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間よ》BuxWV.210
/前奏曲イ短調BuxWV.153/コラール《天にいますわれらの父よ》BuxWV.207
/コラール《天にいますわれらの父よ》BuxWV.219/前奏曲ハ長調BuxWV.138
/コラール《われらの主キリスト、ヨルダン川に来れり》BuxWV.180/コラー
ル《われらの救い主なるイエス・キリスト》BuxWV.198/トッカータ ニ短調
BuxWV.155/カンタータ《安らぎと喜びもてわれは逝く》BuxWV.76
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
パリ・ドイツ・ルター派教会のオルガニスト、ヘルガ・シャウエルテが弾くブ
クステフーデの第1集。ハンブルクの聖ヤコビ教会に設置されているアルプ・
シュニットガー製のオルガンによる演奏。1999年の録音。弊社初紹介。

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10-02 No.14-2

2010年02月14日 16時27分03秒 | Weblog
<BRIDGE>
BCD 9304 2枚組(1枚価格) \1980
「カーネギー・ホール・リサイタル1947」
CD1)
ヘンデル:組曲第9番ト短調
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番K.310
ウェーバー:華やかなロンドOp.62
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番
CD2)
バーバー:4つの遠足Op.20
スクリャービン:6つの練習曲
ストラヴィンスキー:練習曲嬰ヘ長調Op.7-No.4
プロコフィエフ:練習曲ニ短調Op.2-No.1
以下:アンコール(ショパン:夜想曲嬰ハ短調ハチャトリアン:トッカータ/
チャイコフスキー:村にて)
ナディア・ライゼンバーグ(Pf)
録音:1947年11月21日カーネギー・ホールにおけるライヴ(モノラル)
当レーベルでは、「ショパン:夜想曲&マズルカ全集、他」(BCD 9276,4CD)や
「モーツァルト:4手のための作品集」(BCD9148)などN.ライゼンバーグのCDを
数々リリースしてきました。またテレミン奏者のクララ・ロックモアの姉でも
あり、二人が共演したテレミンのアルバム(BCD9208)も大変話題になりました。
これは彼女が最も精力的に活動していた1947年のライヴ録音。ショパンのピア
ノ・ソナタ第3番が、「夜想曲・マズルカ全集」のカップリングになっていまし
たが、そのコンサートの全てが今回CD化されます。CD1に古典、CD2に当時まだ
バリバリの現代音楽だったバーバーやストラヴィンスキーなど同時代作品を取
り上げるなど、そのレパートリーの広さと対応能力には驚くばかり。リトアニ
ア出身でロシアで音楽を学び、ロシア革命でアメリカに亡命した彼女のピアノ
は19世紀の華やかな気品に満ちています。

BCD 9308 \1980
「なまけものの蟻アンディ」
-ステファン・ウォルペの音楽Vol.5
(1)なまけものの蟻アンディ(1947)
(2)マルテ・クリューガーのための組曲(1940)/(3)天使(1959)
(4)バリトンのための2つの歌曲(1938)/(5)おお、船長!(1946)
(6)ユダヤの開拓者の歌(1938)/(7)新しい劇場へ(1961)
(1)(2)クアトロ・マーニ(4手Pf)、
(1)パトリック・メイソン(Br、語り)、ザック・ガルシア(Br)、
マシュー・ホイットモア(Vo)、ウェンディ・バズビー(MS)
(3)(6)レベッカ・ジョー・ローブ(MS)、
(4)(5)(7)マット・ベーラー(B、Br)、
(3)-(7)ウルスラ・オッペンス(Pf)
ウォルペ・エディション第5弾は声楽を中心とした作品集。ドイツ出身のユダヤ
系作曲家ウォルペはフランツ・シュレーカーに学ぶなど、後期ロマン派の影響
を受けて出発したが、後に12音技法と表現主義、そしてブレヒト劇の影響を受
けた独自の歌曲を多数作曲した。しかし当アルバムに収録された作品は小音楽
劇「なまけものの蟻アンディ」に代表されるように前衛色はなく調性で書かれ
た、とても親しみやすい作品ばかりである。

BCD 9311 2枚組 \3960
中級マリンバ・マスター・ワークス-24の演奏会用小品
ルイ・アンドリーセン、ガンサー・シュラー、スティーヴン・マッケイ、
ポール・サイモン、岡谷かおり、ダレン・ジョーンズ、アルヴィナ・タン、
オスナット・ネッツァー、チェン・イ(陳怡)、アンダーズ・ヒルボーグ、
ベッツィ・ジョラス、フレッド・ハーシュ、チナリー・ウンの作品、
ほか全24曲
W.モアーシュ、B.ジョンストン、N.ゼルツマン、J.V.ギーム、I.ビリック、
T.バリット、G.スタウト(以上マリンバ)
録音:2009年
マリンバ・ソロのために書かれた2分から6分までの小品を収録。作風はジャズ
風、ミニマル風、擬似民族音楽風、セリエル風、マリンバで弾き語りするもの、
静かにハーモニーで聴かせるものと多種多様。なかでもオランダのミニマリス
トと言われるルイ・アンドリーセンの作品、フランスのベテラン、ベッツィ・
ジョラスの静謐な作品が聴きもの。

BCD 9312(DVD-Video) \1980
ジョージ・クラム・エディションVol.14
「バッド・ドッグ!」ジョージ・クラムの肖像
-インタビューと作品演奏
(1)3つの初期歌曲/(2)フリッツィ
(3)アイネ・クライネ・ミッテルナハトムジーク
(4)妹よお座りなさい/(5)幻影
(1)(5)トニー・アーノルド(S)
(1)(3)(5)ロバート・シャノン(Pf)
(2)D.スタロビン(G)、G.クラム(Perc)
(4)ジョージ・クラム・アンサンブル
制作:2009年、66分(解説は英語による。日本語字幕なし)
この「バッド・ドッグ!」は作曲家クラムのインタビューと秘蔵映像、演奏映
像で構成され、多面的なクラムの音楽の秘密を解き明かしている。クラムとい
えば保守派とも、実験主義とも、またミニマリズムとも一線を置きつつ、他の
追随を許さない独自のロマン主義、神秘主義の作曲家。アパリション(幻影)、
アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク(セロニアス・モンクのラウン
ド・ミッドナイトに基づく)の全曲演奏映像の他、彼の名前を不朽のものとした
《スター・チャイルド》、《夏の夕べ》の一部演奏映像を収録。





<QUERSTAND>
VKJK0901 \1680
スティルス・ファンタスティクス(幻想的様式)
-16-17世紀の表現主義音楽
J.D.マック(1550-1614):オルガン・イントラーダ、カプリチオ、第1シャンソン
G.M.トラバーチ(1575-1627):第1トッカータ、他
A.マヨーネ(1570-1627):第2トッカータ、第1トッカータ
G.フレスコバルディ(1583-1643):トッカータ(第8、第2、第4)、第3シャンソン
J.フローベルガー(1616-1667):第2トッカータ
ほかM.ロッシ(1601-56)、J.C.ケルル(1627-93)、M.ヴェックマン(1616-74)の作
品全20曲
ラヨシュ・ロヴァトカイ(Org,Cemb)
ルネサンス期からバロック期に移行する16世紀後半から17世紀初めの音楽を収
録。この時代の音楽は様々な試行錯誤と実験、様式的には混沌の時代だったと
いってよい。その果敢な実験精神の積み重ねが後の大バッハを生み出す礎を作
ったと言ってよい。J.D.マックのオルガン曲の荘厳でありながらどこか風変わ
りな和声、トラバーチの中東音楽を思わせるチェンバロ曲、ブルックナーにも
通じる甘美な和声に包まれたケルルの不思議なオルガン曲など、2つの大きな
時代の狭間に生まれた、見過ごすにはあまりに惜しい曲の数々。音楽史のミッ
シング・リンクを埋める好企画。

VKJK0808 6枚組 \8400
「ライプツィヒ大学創立600年記念エディション」
J.S.バッハ:ライプツィヒ大学式典用祝祭音楽集
モテット《御霊は我らの弱きを助けたもう》BWV226
カンタータ第198番《候妃よ、さらに一条の光を》BWV198
カンタータ第36番《喜びがわき起こり》BWV36b
世俗カンタータ《鳴り交わす絃の相和せる競いよ》BWV207
世俗カンタータ《太鼓よ鳴れ、ラッパよ響け》BWV214
世俗カンタータ《墓は裂け、乱れ、砕け散る》BWV205
世俗カンタータ《われらにまかせて、見張りをさせよ》BWV213
世俗カンタータ《ゆけ、たわむるる波よ》BWV206
世俗カンタータ《恵まれしザクセンよ、汝の幸を讃えよ》BWV215
世俗カンタータ《いざ勇ましきラッパのりゅうりょうたる調べよ》BWV207a
世俗カンタータ《喜び勇みて羽ばたき昇れ》BWV36c
世俗カンタータ《わが楽しみは、元気な狩りだけ》BWV208a
ダヴィッド・ティム(指揮)、ヴォルフガング・ウンガー(指揮)、
パウリン・バロック・アンサンブル、ライプツィヒ大学合唱団
ゲジーネ・アドラー(S)、F.ホルツハウゼン(S)、サラ・イェッギ(S)、
S.クルムビーゲル(A)、マティアス・コッホ(C-T)、J.プファイファー(T)、
ペーター・コーイ(B)、G.シュヴァルツ(B)、ほかソリスト多数
録音:2009年
2009年、ドイツで2番目に古い大学であるライプツィヒ大学は創立600年(!)を
迎えた。この大学は驚くべきことに既に15世紀から学芸学部において音楽の講
義があり、同大学の学籍簿にはテレマン、C.F.E.バッハ、シューマン、ワーグ
ナーの名前がみられる。J.S.バッハはこの大学の学生ではなかったものの、親
しい関係にあり、彼は大学の行事のため、あるいは大学関係者個人の依頼で数
々の式典用の音楽を作曲した。それをまとめたものがこのCDで、現存する全て
の作品が縁の深いライプツィヒ大学の合唱団を含むスペシャリストたちによっ
て演奏されている。

VKJK0914 \1680
チューリンゲンのオルガン第4集
-ザールフェルトのヨハネス教会のザウアー・オルガン
J.S.バッハ:プレリュードとフーガ イ短調BWV543
メンデルスゾーン:プレリュードとフーガ ホ短調Op.35-Nr.1
S.カルク=エーレルト:20のプレリュードとポストリュードOp.78より
R.ワーグナー:エリザベートの祈り-タンホイザーより(エーレルト編)
J.ロイプケ:ソナタ ハ短調《詩篇94番》
ディートリッヒ・モーダーゾーン(Org)
録音:2009年
QUERSTAND恒例のドイツ各地のオルガンを巡る音の旅路。チューリンゲンはドイ
ツ中部の都市で第2次大戦後は東ドイツ領となっていた。ヨハネス教会のザウア
ー・オルガンは1894年建立、しかしもととなったオルガン本体は1708年に作ら
れたものだという。豊かな色彩のパレットを持ったこのオルガンはバッハから
メンデルスゾーン、果てはワーグナー、カルク=エーレルトまで幅広く対応する。
オルガニストのモーダーゾーンは1965年チューリンゲン州生まれで、幼少時よ
り、この教会の少年合唱隊として活動しオルガニストになった。

VKJK0922 \1680
テ・デウム-レーゲンスブルク大聖堂の歴史的オルガン
J.G.ラインベルガー(1839-1901):田園ソナタ ト長調Op.88
J.ランナー(1868-1916):アレルヤ復活祭の幻想曲Op.83
M.レーガー(1873-1916):トッカータとフーガ イ短調Op.80-Nr.11/12
エーベルハルト・クラウス(1931-2003):
ベネディクトとベネラビリス、マニフィカト、
トッカータ《テ・デウム・ラウダムス》
ゲルトラウト・カルテネッカー(1915-2004):
レーゲンスブルク大聖堂の鐘の音G-A-H-d-e-gによるパルティータ
ジャック・シャルパンティエ(b.1933):
大オルガンのための前奏曲《天使のトランペット》
D.ショスタコーヴィチ(1906-1975):パッサカリアOp.29
エーベルハルト・クラウス(Org)
録音:2009年
レーゲンスブルクはチェコに近いドナウ川沿いにあるドイツ・バイエルン州の
古都でかつてローマ帝国時代の要塞があった由緒ある街。そこのシンボル的存
在である、この大聖堂の本堂は13世紀に建てられた。エーベルハルト・クラウ
スはこの聖堂の専属オルガニストでヨーロッパで数々の賞を取っている。19世
紀から20世紀にかけての珍しいオルガン曲が選ばれており、後期ロマン派の香
りを漂わせた荘厳なオルガンの響きは聴き手を恍惚の世界へ連れてゆく。




<REGIS>
RRC 1318 \880
プッチーニ(1858-1924):オペラ「ジャンニ・スキッキ」
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:ラウレッタ)
ティト・ゴッビ(バリトン:ジャンニ・スキッキ)
アンナ・マリア・カナリ(メゾソプラノ:ツィータ) 他
ローマ・オペラ管弦楽団
ガブリエーレ・サンティーニ(指揮)
録音:1958年7月、ローマ・オペラ 原盤:EMI

RRC 1320 \880
イングランド・ルネサンス名曲集
ジョン・タヴァナー(1490頃-1545):
王のキリエ/来なさい、私の選んだ者よ/幸あれ、父なる神
ジョン・メイソン(?-1548以前):おお、栄光ある王よ
ウィリアム・パーソンズ(活躍:1545-1563):アヴェ・マリア
ジョン・シェパード(1515頃-1559/1560):主の祈り
トマス・ウィールクス(1576-1623):
アレルヤ、私は声を聞いた/耳を傾けてください、主よ
第9のサーヴィス;マニフィカト,ヌンク・ディミティス
リチャード・デリング(1580頃-1632):静寂となり
オーランド・ギボンズ(1583-1625):ダヴィデの息子にホサナ
オックスフォード・クライストチャート大聖堂聖歌隊
スティーヴン・ダーリントン(指揮)
録音:1988、1992、1995年 原盤:Nimbus

RRC 1321 \880
デュプレ(1886-1971):オルガン作品集
前奏曲とフーガ変イ長調 Op.36 No.2/エヴォカシオン(交響詩)Op.37
クリスマスのための6つのアンティフォナ Op.48
詩篇18(交響詩)Op.47/コラールとフーガ嬰ヘ短調 Op.57
ジェレミー・フィルセル(オルガン)
録音:エリー大聖堂 原盤:Gamut, GAMCD 530(1992)

RRC 1322 \880
エルガー(1857-1934):
オラトリオ「ゲロンティアスの夢」Op.38(全合唱曲を含む縮約版)
ロバート・ティアー(テノール:ゲロンティアス)
アルフレーダ・ホジソン(アルト:天使)
ベンジャミン・ラクソン(バリトン:司祭、苦しみの天使)
スコティッシュ・ナショナル合唱団&管弦楽団
アレグザンダー・ギブソン(指揮)
録音:1976年、マザーウェル(英国)、市民センター 
原盤:CRD, CRD 33267(全曲盤)

RRC 1323 \880
20世紀英国の合唱音楽
チャールズ・ウッド(1866-1926):O thou, the central orb
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):My eyes for beauty pine
ウィリアム・ヘンリー・ハリス(1883-1973):Holy is the true light
マイケル・ティペット(1905-1998):
Dance, Clarion Air / The Weeping Babe / Plebs Angelica / Bonny at morn
ケネス・レイトン(1929-1988):Solus ad victimam
ジョン・ラッター(1945-):God be in my head
チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード(1852-1924):Pray that Jerusalem
ヘンリー・レイ(1887-1962):Prayer of King Henry VI
ウィリアム・ヘンリー・ハリス:Love of love, light of light
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):
A Litany / Set me as seal upon thy heart / Jubilate Deo
マイケル・ティペット:オラトリオ「われらの時代の子」から 5つの黒人霊歌
Steal Away,Nobody Knows,Go Down Moses,By and By,Deep River
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
O Clap your hands
3つのシェークスピア歌曲
Full Fathom Five,The Cloud-Capp'd Towers,Over Hill, Over Dale
The Old Hundreth Psalm Tune
オックスフォード・クライスト・チャーチ聖歌隊
イギリス弦楽合奏団
スティーヴン・ファー(オルガン)
スティーヴン・ダーリントン(指揮)
原盤:Nimbus

RRC 2090 2枚組 \1680
トマス・タリスの肖像
トマス・タリス(1505頃-1585):
幸あれ、父なる神の娘/めでたし、汚れなき処女/聖なる神
声と祈りを聞いてください/私を愛しているならば/新しい掟を
喜べ、栄光ある神の御母/さまざまな国の言葉で話した/マニフィカト(4声)
あなたに、光の消える前/復活されたキリストは
主よ、あなたの聖霊を与えてください/私を清めてください、おお、主よ
はっきり、はっきり言っておく/心に留めないでください、おお、主なる神よ
おお、主よ、私はあなたに寄り頼みます
大司教パーカーのための9つの詩篇歌/世の救い主よ I/おお、聖なる宴
あなたの手に/拭い去ってください、主よ/私たちを憐れんでください
世の救い主よ II/あなたの他に望みはありません(40声)
エレミヤの哀歌 I/エレミヤの哀歌 II/汚れなき者は何と幸いなことか
シャペル・デュ・ロワ
アリステア・ディクソン(指揮)
録音:1996-2004年 原盤:Signum UK

RRC 2091 2枚組 \1680
ニュー・カレッジの栄光
ジョン・タヴァナー(1490頃-1545):キリストの御母
クリストファー・タイ(1505頃-1572頃):復活されたキリストは
ウィリアム・バード(1543-1623):4声のミサ から グローリア
トマス・タリス(1505頃-1585):安息日が過ぎると
オーランド・ギボンズ(1583-1625):おお、手を打ち鳴らせ
トマス・トムキンズ(1572-1656):歓呼せよ
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525?-1594):
スターバト・マーテル
オルランドゥス・ラッスス(1532頃-1594):来てください、聖霊よ
フィリップ・デ・モンテ(1521-1603):バビロンの川のほとりで
ウスタシュ・デュ・コロワ(1549-1609):サルヴェ・レジナ
ヘンリー・パーセル(1659頃-1695):主において常に喜べ
ウィリアム・クロフト(1678-1727):神は昇られた
モーリス・グリーン(1696-1755):主よ、私の終わりを知らせてください
ウィリアム・ボイス(1711-1779):バビロンの川のほとりで
ジョナサン・バッティシル(1738-1801):思い出させてください
ウィルアム・クロッチ(1775-1847):あなたの忠告はいかに貴重であることか
サミュエル・セバスチャン・ウェズリー(1810-1876):父なる神に祝福あれ
チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード(1852-1924):主は私の羊飼い
フォーレ(1845-1924):レクィエム から サンクトゥス,ピエ・イエズ
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
原盤:CRD




<SOMM>
SOMMCD 094 \1780
ボールト・コンダクツ・ウォルトン
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):
交響曲第1番変ロ短調(*)
オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」(+)
デニス・ノーブル(バリトン(+))
ロンドン・フィルハーモニー合唱団(+)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
エイドリアン・ボールト(指揮)
録音:1956年8月15-30日、ステレオ(*)/1953年9月10-14日、モノラル(+)、
ロンドン、ウォルサムストー・アッセンブリー・ホール(*/+)
原盤:Nixa, NLP 16020(*), NLP 904(+)

SOMM-BEECHAM 26-8 3枚組 \3560
ビーチャム・コレクション
ベルリオーズ(1803-1869):オペラ「トロイ人」
マリサ・フェラー(メゾソプラノ:カッサンドラ、ディド)
ジャン・ジロドー(テノール:エネアス)
チャールズ・ガンボン(バリトン:コレブス、ナルバル)
イヴォンヌ・コーク(アルト:エクバ、アンナ)
BBC劇場合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
トマス・ビーチャム(指揮)
録音:1947年6月3、6日、7月2、4日、ロンドン、マイダ・ヴェール・スタジオ
(BBC)
原語のフランス語での歌唱。速報につき、歌手や役の名前の表記が不正確かも
しれません。ウェブサイトにて情報更新いたします。

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