<EMI CLASSICS>
CDS-6860822 2枚組 \3000
9のレッスンとキャロルの祭典
CD1
1.入場の聖歌-ダビデの村の 厩(うまや)の内に(音楽:HJ ゴーントレットPD)
2.挨拶の祈りー主の祈りー祝福/イアン・トンプソン師
3.If ye would hear the angels sing(音楽:P トランチウェル)
4.第1課ー創世記 3/エドムンド・ライアン
5.Remember, O thou man(音楽:T レイヴェンスクロフト)
6.Adam lay ybounden(音楽:B.オード)
7.第2課ー創世記 22/パトリック・スタッブス
8.あら野のはてに(音楽:古いフランスのメロディ-編:PS レッジャー)
9.もろびと声あげ(音楽:H プレトリウス)
10.第3課ーイザイア書 9/クリス・バグノール
11.Nowell sing ye now(音楽:中世の作品-編:J.スティーヴンス)
12.Unto us is born a Son
(音楽:ピエ・カンツィオーネス-編:DV ウィルコックス)
13.第4課ーイザイア書 11/マイク・ディクソン
14.羊(音楽:J タヴナー)
15.A spotless rose(音楽:H.ハウエルズ)
16.第5課ールカ書 1/ニコラス・ロビンソン
17.I sing of a maiden(音楽:L バークリー)
18.マリア(音楽:D マルダウニー)
(9つのレッスンとキャロルの祭典、2008のために
キングズ・カレッジにより委嘱)
19.第6課ールカ書 2/リチャード・ロイド・モーガン
20.Wither's rocking Hymn(音楽:R ヴォーン・ウィリアムズ)
CD2
1.What sweeter music(音楽:J ラッター)(9つのレッスンとキャロルの祭典、
1987のためにキングズ・カレッジにより委嘱)
2.第7課ールカ書 2/スティーヴン・クローベリー
3.Infant holy, Infant lowly(ポーランドのトラッド-編:SJ クローベリー)
4.よのひと忘るな(英国のトラッド-編:D ウィルコックス)
5.第8課ーマタイ書 2/ベイシン・ミューザラム)
6.光を放て、エルサレムよ(音楽:J ワイア)(9つのレッスンとキャロルの祭典、
1095のためにキングズ・カレッジにより委嘱)
7.Glory, alleluia to the Christ Child!(音楽:A バラード)
8.第9課ーヨハネ書 1/ロス・ハリソン
9.かみのみこは(音楽:JF ウェイド- 第3節 編:SJ クローベリー)
10.祈りと祝福/イアン・トンプソン
11.天(あめ)にはさかえ(音楽:JLF メンデルスゾーン=バーソロディ)
12.甘き喜びのうちにBWV729(音楽:JS バッハ)
以上 ケンブリッジ・キングズ・カレッジ・チャペル合唱団、
スティーヴン・クローベリー指揮、 オルガン:ピーター・スティーヴンス
録音:2008年12月24日
ブリリアント・ボックス 28Pブックレット(含:歌と語りのテキスト)
クリスマス・イヴ恒例、世界的に中継されて親しまれるキングズ・カレッジの
9つのレッスンとキャロルの祭典の2008年ライヴ。
ケンブリッジ大学創立800年の今年、ご案内中の「ヘンデル:メサイアDVD」
(DVBW-2681569)とともに、世界で最も名声を持ち、英国の合唱の伝統を最も完
成した形で代表するキングズ・カレッジ合唱団の新録音。
CDS-4562152 2枚組 \3960
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」全曲(スタンダード盤)
ピンカートン/ヨナス・カウフマン
スズキ/エンケレイダ・シコーサ
シャープレス/ファビオ・カピタヌッチ
ゴロー/グレゴリー・ボンファッティ
ボンゾ/ライモンド・アチェート
ケイト/クリスティナ・レアル 他
サンタ・チェチーリア国立アカデミア管弦楽団、合唱団
アントニオ・パッパーノ指揮
2008年7月7-19日 ローマ録音
マルチパック 36Pブックレット(歌詞テキストは掲載されません)
CDS-2641872で発売中のアイテムのスタンダード盤のご案内です。
21世紀の蝶々夫人完成! ゲオルギュー/カウフマンの理想的キャストをむかえ
パッパーノがプッチーニ生誕150年に完成したスタジオ・セッション録音。
EMIとしてはスコット/ベルゴンツィによる全曲盤の完成以来42年ぶりのスタジ
オ新録音となる「蝶々夫人」です。「蝶々さん」を録音する夢が遂に実現した
ゲオルギューとピンカートンにはドイツ期待のテナー、カウフマン、両名とも
初挑戦となる「蝶々夫人」の全曲プロジェクトです。名歌手、名指揮者による
オペラ全曲のスタジオ・セッション録音の機会は限られてきていますが、EMI
としてもドミンゴ/シュテンメの「トリスタン…」以来となるこの新録音は専
門誌他で絶賛されています。
<WEITBLICK>
SSS0091-2 \1980
ベートーヴェン:
(1)交響曲第2番
(2)交響曲第5番「運命」
クルト・ザンデルリング指揮
ベルリン交響楽団
録音:
(1)1973年7月28日メトロポールシアター、ベルリン
(2)1984年10月1日シャウシュピールハウス、ベルリン
全てステレオ・ライヴ録音
お待ちかね、ザンデルリングのベートーヴェン・ライヴ。手兵ベルリン交響楽
団を駆使して、本場物のドイツ音楽を堪能させてくれます。第2番は愛奏曲で
活動最後期まで演奏を繰り返しました。この時代から大巨匠の風格十分のゆっ
たりした悠久の名演。第5番「運命」は、途中からレパートリーから外してしま
った曲目です。こちらは、シャウシュピールハウス、ベルリン(現コンツェル
トハウス、ベルリン)の?落とし公演で、旧東ベルリン芸術週間の枠組みの記念
コンサートです。かつてCAPRICCIOから出たことがありますが入手困難になっ
ておりました。今回はDRA提供のマスター・テープよりの復刻で既出盤よりも
残響が抑え目になっており、細かい所の混濁が避けられています。力強い横綱
相撲とでも例えたい極めつけの名演。英語、日本語、ドイツ語によるライナー
ノート付。
SSS0092-2 \1980
ブラームス:交響曲第1番
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1991年6月7日クルトゥア・パラスト・ドレスデン、ステレオ・ライヴ録音
我が国でも実演を何度と無く繰り返している十八番レパートリーですが、何と
CDは初登場のレパートリーとなります。シュターツカペレ・ドレスデンのブラ1
というのも、意外と少なくザンデルリングだけではないでしょうか。演奏は誠
実そのもののブロムシュテット流。はったりこけおどし一切無しでここまで説
得力がある名演はそうそうありません。ブロムシュテット先生も「いずれも現
在の私の解釈とは全く異なるものの、ドレスデンとの美しい想い出の記録」と
リリースを許されました。嬉しいのは先生ご本人のライナーノートという点、
期待できます!英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
SSS0093-2 \1980
ベルリオーズ:幻想交響曲
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1978年5月25日
クルトゥア・パラスト・ドレスデン、ステレオ・ライヴ録音
これまたブロムシュテットにとってもシュターツカペレ・ドレスデンにとって
も音盤初レパートリーです。妙技集団として知られるだけにアクロバティック
交響曲の元祖「幻想」をどう料理してくれるか?興味と期待が尽きません。ブ
ロムシュテット先生は「第5楽章の鐘がちょっときつ過ぎる様な気がする」と
録音状態とホールトーンを指摘なさいましたがマスタリングによりこの辺りは
改善されているそうです。ブロムシュテット先生も「いずれも現在の私の解釈
とは全く異なるものの、ドレスデンとの美しい想い出の記録」とリリースを許
されました。嬉しいのは先生ご本人のライナーノートという点、期待できます!
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
<BOHEMIA MUSIC>
BM 0076 \2180
ラウダーテ・プエリ・ドミヌム クリスマス合唱曲集
チェコとモラヴィアの民俗的クリスマス・キャロル(7曲)
ヨーロッパのクリスマス・キャロル(5曲)
ボヘミアに伝わるゴシック・ルネサンス期のラテン語の歌(5曲)
待降節の歌(5曲)(*)
プエリ・ガウデンテス少年合唱団
ズデナ・ソウチコヴァー(指揮(*以外))
ヴィート・クバーネク(指揮(*))
ミハル・ノヴェンコ(オルガン) 他
録音:2007年
1990年に合唱指揮者ズデナ・ソウチコヴァーによって創設され、すでにチェコ
を代表する少年合唱団の一つとなったプエリ・ガウデンテスのクリスマス・ア
ルバム。レーベルは「TOVEK」となっており「OSA SPG 0107」という型番も併記
されていますが、当盤の録音会社で輸出元でもあるBOHEMIA MUSICの型番を管理
規格番号といたします。
<MAXIMUM HANNIG>
HG 0049-2 \2180
ヤン・クルサーク(1934-):天頂の月
弦楽四重奏曲第3番(1975)(*)
天頂の月
(メゾソプラノ、クラリネット、ヴィオラとピアノのための連作歌曲;1981)(+)
管弦楽のためのインヴェンション第7番(1972-1973)(#)
顔(4つの歌曲;1979-1980)(*:)
2つのハープのための変奏曲(++)
結婚カンタータ 1979(男声合唱と管弦楽のための)(##)
スク四重奏団(*)
アルス・カメラリス(+)
ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団(#)
ペトル・ヴロンスキー(指揮(#))
カテジナ・カフリーコヴァー(アルト(**))
フランチシェク・クーダ(ピアノ(**))
リブシェ・ヴァーハロヴァー、イヴァナ・ポコルナー(ハープ(++))
プラハ男声合唱団(##)
プラハ交響楽団(##)
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮(##))
(P):1984(*)/1982(+)/1987(#/++)/2004(**)/1981(##)
原盤:Panton(ライセンサー:Supraphon)(*/#/++)/チェコ放送(+/**/##)
<OUT OF THE FLAME>
OUT 028 \2180
ボヘミア・ピアノ・エディション 2008
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2 No.3
ショパン(1810-1849):
練習曲イ短調 Op.25 No.11/ポロネーズ変イ長調「英雄」Op.53
華麗なワルツ変イ長調 Op.34 No.1
リスト(1811-1886):
愛の夢(夜想曲)変イ長調/ペトラルカのソネット/メフィスト・ワルツ第1番
カレル・ヴルチシュカ(ピアノ)
録音:2007年3月、CNSO第2スタジオ「ブルー・ヴェルベット」
ボヘミア・ピアノ社製ヤナーチェク・モデルを使用。カレル・ヴルチシュカは
1990年5月プラハの生まれ、つまり当録音時点で16歳です。
OUT 009 \2180
"Angels' Crying in My Head, Angels' Laughter in My Heart"
Krystof Marek and www.bend.cz feat. Tony Lakatos
Affranchised Dog / Azurine Man is Coming Again / Amarula
Ahimsa / Abu Dhabi / Advent Blues
Angels' Crying in my Head, Angels' Laughter in my Heart
トニー・ラカトシュ(ソプラノサックス、テナーサックス)
クリシュトフ・マレク(作曲、指揮、ピアノ)
WWW.BEND.CZ
録音:2005年9月24-25日、CNSO Studio No.2 Blue Velvet
ハンガリーの音楽の名門ラカトシュ家の長男トニー・ラカトシュとチェコの
ジャズ・オーケストラの共演。
OUT 001 \2180
【未案内旧譜】
ヤン・ハーズネル ラ・パラーダ
La Parada / The parrot / Lullaby for a big girl / My funny Valentine
Father is on his way home / Their country / Breakfast in Duisburg
Brief nirthday / THe lioness 2004
ヤン・ハーズネル[ハーゼンエール](トランペット、フリューゲルホルン)
ルカーシュ・ヘイン(エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、他)
ミラン・スヴォボダ(ピアノ)
トマーシュ・ウフリク(ベース)
ツァミロ・ツァレル(ドラムス、パーカッション)
マルチン・プラヒー(アルトサクソフォン) 他
録音:2004年?、CNSO第1スタジオ「ギャラリー」
チェコ・ナショナル交響楽団(CNSO)の創設者ヤン・ハーズネルのジャズ・アル
バム。
<ROSA>
RD 1695 \2180
ペトル・エベン(1929-2007):
地上の迷宮と魂の楽園(オルガンと朗読のための;2002)
イレナ・フジプコヴァー(オルガン)(*)
マルチン・ストロプニツキー(朗読)(+)
録音:2008年4月28-29日、プラハ、聖ヤクプ・バジリカ教会(*)
2008年7月29日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(+)
17世紀チェコの生んだ偉大な宗教家・教育者ヨハネス・アモス・コメニウス(ヤ
ン・アーモス・コメンスキー;1592-1670)が著したチェコ国民文学の古典「地
上の迷宮と魂の楽園」からテキストを採った大作。
<LOTOS>
LT 0155-2(1CD+1DVD) \2180
クトナー・ホラ国際音楽祭 2008
ブルッフ(1838-1920):弦楽八重奏曲(1920)(*)
ジグムント・クラウゼ(1938-):クリスマスのための四重奏曲(1985)(+)
コダーイ(1882-1967):ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(1914)(#)
[ボーナスDVD]
イジー・バールタとともにクトナー・ホラにて(チェコTV制作の音楽祭紹介番組)
イジー・バールタ(チェロ)
ジェニファー・フラウチ(ヴァイオリン)
ロマン・パトチュカ、ペテル・クレメンテ、
ミロスラフ・アンブロシュ(ヴァイオリン(*))
ヴラディミール・ブカチュ、カレル・ウンレルミュレル(ヴィオラ(*))
ヤクプ・ティルマン(チェロ(*))
ルドミラ・ペテルコヴァー(クラリネット(+))
ジョン・レネハン(ピアノ(+))
録音:2008年、クトナー・ホラ(チェコ)、ライヴ
6月11日、聖バルボラ教会(*),6月10日、ヤン・ネポムツキー教会(+),
6月8日、キリスト聖体礼拝堂(#)
チェコのチェリスト、イジー・バールタの主宰により2008年に第1回が開催され
たクトナー・ホラ国際音楽祭の実況録音盤。
勝手ながら、ボーナスDVDの動作は保証外といたします。お許しください。
<HAMU>
HF 0031-2 \2180
未案内旧譜
ヤナーチェク(1854-1928):ピアノ作品集
霧の中で(*)/ソナタ「1905年10月1日、街頭にて」(+)
草陰の小径 第1集(#)/草陰の小径 第2集(**)/思い出(**)
スラーヴカ(ヤロスラヴァ)・ピェホチョヴァー(ピアノ)
録音:2004年4月20日、2004年11月9日(+)、2006年2月7日(#)、2007年2月23日(**)、
プラハ音楽アカデミー、サウンド・スタジオ
スラーヴカ(ヤロスラヴァの愛称)・ピェホチョヴァー(1976年生まれ)はプラハ
音楽アカデミーでイヴァン・モラヴェツに師事したピアニスト。「ヤナーチェ
クの全ピアノ作品」をテーマとした論文で博士号を取得しています。
<AMABILE>
ZR 0018-2 \2180
未案内旧譜
ドヴォルジャーク(1841-1904):
ミサ ニ長調 Op.86 から キリエ,グローリア,ベネディクトゥス,
アニュス・デイ(*)
交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95 から 第1楽章,第3楽章
スラヴ舞曲第15番 Op.72 No.7
イヴェタ・イジーコヴァー(ソプラノ(*))
ヤナ・エフレンベルゲロヴァー(アルト(*))
マレク・オルブルジメク(テノール(*))
ミラン・ストジーテスキー(バス(*))
スメタナ合唱団(*)
メイドストーン・コラール・ユニオン(合唱(*))
フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー管弦楽団
フランチシェク・ヴァイナル(指揮)
録音:1998年4月30日、5月28日、フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニ
ー・ホール、ライヴ
AM 0040-2 \2180
オトマル・マーハ(1922-2006):児童合唱作品集
ラシュスコのヨーデル(ラシュスカ地方の呼びかけ歌)(5曲;1971)
シレジアの歌へのお返し(5曲;1983)(*)/モラヴィア民謡集(6曲;1976)(*)
ヘイサ、ヘイサ(2001)/水の流れ(1995)/あのモラヴィアの門(1996)
格言(3曲;2002)/フォルトゥナ(2002)/賛歌(1992)(+)
チェコ少女合唱団イトロ
イジー・スコパル(指揮)ミハル・フロバーク(ピアノ(*))
フランチシェク・ヴァニーチェク(オルガン(+))
セシル・ボワファン(ティンパニ(+))
日本では高校生の女声合唱団によって歌われることもあるチェコの作曲家マー
ハの児童合唱作品。ネイティヴによるこの録音は良きガイドとなるでしょう。
<DELTA CLASSICS>
DCCA-0063 \2415
ベートーヴェン:
交響曲第6番「田園」(23,May,1954 rec)
レオノーレ序曲第2番(*)(6,June,1947 rec)
フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル
ハンブルク国立フィル(*)
フルトヴェングラーの「田園」は弊社からも、戦中、復帰、ローマRAIなど3種
類発売しておりますが、今回の「田園」はフルトヴェングラーが残した最後の
録音となります。死の半年前、5月23日にベルリン・ティタニア・パラストで
行われたライヴ録音で、当日はベートーヴェン「運命」(弊社からDCCA-0055と
して発売済み)と一緒に演奏され、プログラムはまさしく戦後の復帰演奏会と
合致し場所も同じくティタニア・パラストです。今回の「田園」は、戦後復帰
演奏会を思わせるような自在なテンポ、起伏が激しいながらも流麗な運び、見
事なまでの表現づけに、晩年の渋い演奏スタイルの一つともいえる、落ち着い
た造形美にさらに大きくなったスケール感などがプラスされ、これぞと思わせ
る名演に仕上がっています。レオノーレの第2番は、フルトヴェングラーには
4種類あります。今回収録した演奏は、残された録音で一番若いもので47年で
す。しかし、戦後演奏活動を再開したフルトヴェングラーは、既にベルリン・
フィルだけではなく復帰わずか二ヶ月も経たずハンブルクの指揮台に立ち、レ
オノーレ2番以外にR.シュトラウスの「死と変容」などを振っています。レオノ
ーレ第2番の聞きどころはなんといっても序奏部最後の大きな休止です。これで
もか!といわんばかりの沈黙に似た静寂が会場を一瞬に飲み込みます。実際に
演奏会場で聞きに来られた観客の多くはその瞬間だけ息を止めていたに違いあ
りません。
CDS-6860822 2枚組 \3000
9のレッスンとキャロルの祭典
CD1
1.入場の聖歌-ダビデの村の 厩(うまや)の内に(音楽:HJ ゴーントレットPD)
2.挨拶の祈りー主の祈りー祝福/イアン・トンプソン師
3.If ye would hear the angels sing(音楽:P トランチウェル)
4.第1課ー創世記 3/エドムンド・ライアン
5.Remember, O thou man(音楽:T レイヴェンスクロフト)
6.Adam lay ybounden(音楽:B.オード)
7.第2課ー創世記 22/パトリック・スタッブス
8.あら野のはてに(音楽:古いフランスのメロディ-編:PS レッジャー)
9.もろびと声あげ(音楽:H プレトリウス)
10.第3課ーイザイア書 9/クリス・バグノール
11.Nowell sing ye now(音楽:中世の作品-編:J.スティーヴンス)
12.Unto us is born a Son
(音楽:ピエ・カンツィオーネス-編:DV ウィルコックス)
13.第4課ーイザイア書 11/マイク・ディクソン
14.羊(音楽:J タヴナー)
15.A spotless rose(音楽:H.ハウエルズ)
16.第5課ールカ書 1/ニコラス・ロビンソン
17.I sing of a maiden(音楽:L バークリー)
18.マリア(音楽:D マルダウニー)
(9つのレッスンとキャロルの祭典、2008のために
キングズ・カレッジにより委嘱)
19.第6課ールカ書 2/リチャード・ロイド・モーガン
20.Wither's rocking Hymn(音楽:R ヴォーン・ウィリアムズ)
CD2
1.What sweeter music(音楽:J ラッター)(9つのレッスンとキャロルの祭典、
1987のためにキングズ・カレッジにより委嘱)
2.第7課ールカ書 2/スティーヴン・クローベリー
3.Infant holy, Infant lowly(ポーランドのトラッド-編:SJ クローベリー)
4.よのひと忘るな(英国のトラッド-編:D ウィルコックス)
5.第8課ーマタイ書 2/ベイシン・ミューザラム)
6.光を放て、エルサレムよ(音楽:J ワイア)(9つのレッスンとキャロルの祭典、
1095のためにキングズ・カレッジにより委嘱)
7.Glory, alleluia to the Christ Child!(音楽:A バラード)
8.第9課ーヨハネ書 1/ロス・ハリソン
9.かみのみこは(音楽:JF ウェイド- 第3節 編:SJ クローベリー)
10.祈りと祝福/イアン・トンプソン
11.天(あめ)にはさかえ(音楽:JLF メンデルスゾーン=バーソロディ)
12.甘き喜びのうちにBWV729(音楽:JS バッハ)
以上 ケンブリッジ・キングズ・カレッジ・チャペル合唱団、
スティーヴン・クローベリー指揮、 オルガン:ピーター・スティーヴンス
録音:2008年12月24日
ブリリアント・ボックス 28Pブックレット(含:歌と語りのテキスト)
クリスマス・イヴ恒例、世界的に中継されて親しまれるキングズ・カレッジの
9つのレッスンとキャロルの祭典の2008年ライヴ。
ケンブリッジ大学創立800年の今年、ご案内中の「ヘンデル:メサイアDVD」
(DVBW-2681569)とともに、世界で最も名声を持ち、英国の合唱の伝統を最も完
成した形で代表するキングズ・カレッジ合唱団の新録音。
CDS-4562152 2枚組 \3960
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」全曲(スタンダード盤)
ピンカートン/ヨナス・カウフマン
スズキ/エンケレイダ・シコーサ
シャープレス/ファビオ・カピタヌッチ
ゴロー/グレゴリー・ボンファッティ
ボンゾ/ライモンド・アチェート
ケイト/クリスティナ・レアル 他
サンタ・チェチーリア国立アカデミア管弦楽団、合唱団
アントニオ・パッパーノ指揮
2008年7月7-19日 ローマ録音
マルチパック 36Pブックレット(歌詞テキストは掲載されません)
CDS-2641872で発売中のアイテムのスタンダード盤のご案内です。
21世紀の蝶々夫人完成! ゲオルギュー/カウフマンの理想的キャストをむかえ
パッパーノがプッチーニ生誕150年に完成したスタジオ・セッション録音。
EMIとしてはスコット/ベルゴンツィによる全曲盤の完成以来42年ぶりのスタジ
オ新録音となる「蝶々夫人」です。「蝶々さん」を録音する夢が遂に実現した
ゲオルギューとピンカートンにはドイツ期待のテナー、カウフマン、両名とも
初挑戦となる「蝶々夫人」の全曲プロジェクトです。名歌手、名指揮者による
オペラ全曲のスタジオ・セッション録音の機会は限られてきていますが、EMI
としてもドミンゴ/シュテンメの「トリスタン…」以来となるこの新録音は専
門誌他で絶賛されています。
<WEITBLICK>
SSS0091-2 \1980
ベートーヴェン:
(1)交響曲第2番
(2)交響曲第5番「運命」
クルト・ザンデルリング指揮
ベルリン交響楽団
録音:
(1)1973年7月28日メトロポールシアター、ベルリン
(2)1984年10月1日シャウシュピールハウス、ベルリン
全てステレオ・ライヴ録音
お待ちかね、ザンデルリングのベートーヴェン・ライヴ。手兵ベルリン交響楽
団を駆使して、本場物のドイツ音楽を堪能させてくれます。第2番は愛奏曲で
活動最後期まで演奏を繰り返しました。この時代から大巨匠の風格十分のゆっ
たりした悠久の名演。第5番「運命」は、途中からレパートリーから外してしま
った曲目です。こちらは、シャウシュピールハウス、ベルリン(現コンツェル
トハウス、ベルリン)の?落とし公演で、旧東ベルリン芸術週間の枠組みの記念
コンサートです。かつてCAPRICCIOから出たことがありますが入手困難になっ
ておりました。今回はDRA提供のマスター・テープよりの復刻で既出盤よりも
残響が抑え目になっており、細かい所の混濁が避けられています。力強い横綱
相撲とでも例えたい極めつけの名演。英語、日本語、ドイツ語によるライナー
ノート付。
SSS0092-2 \1980
ブラームス:交響曲第1番
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1991年6月7日クルトゥア・パラスト・ドレスデン、ステレオ・ライヴ録音
我が国でも実演を何度と無く繰り返している十八番レパートリーですが、何と
CDは初登場のレパートリーとなります。シュターツカペレ・ドレスデンのブラ1
というのも、意外と少なくザンデルリングだけではないでしょうか。演奏は誠
実そのもののブロムシュテット流。はったりこけおどし一切無しでここまで説
得力がある名演はそうそうありません。ブロムシュテット先生も「いずれも現
在の私の解釈とは全く異なるものの、ドレスデンとの美しい想い出の記録」と
リリースを許されました。嬉しいのは先生ご本人のライナーノートという点、
期待できます!英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
SSS0093-2 \1980
ベルリオーズ:幻想交響曲
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1978年5月25日
クルトゥア・パラスト・ドレスデン、ステレオ・ライヴ録音
これまたブロムシュテットにとってもシュターツカペレ・ドレスデンにとって
も音盤初レパートリーです。妙技集団として知られるだけにアクロバティック
交響曲の元祖「幻想」をどう料理してくれるか?興味と期待が尽きません。ブ
ロムシュテット先生は「第5楽章の鐘がちょっときつ過ぎる様な気がする」と
録音状態とホールトーンを指摘なさいましたがマスタリングによりこの辺りは
改善されているそうです。ブロムシュテット先生も「いずれも現在の私の解釈
とは全く異なるものの、ドレスデンとの美しい想い出の記録」とリリースを許
されました。嬉しいのは先生ご本人のライナーノートという点、期待できます!
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
<BOHEMIA MUSIC>
BM 0076 \2180
ラウダーテ・プエリ・ドミヌム クリスマス合唱曲集
チェコとモラヴィアの民俗的クリスマス・キャロル(7曲)
ヨーロッパのクリスマス・キャロル(5曲)
ボヘミアに伝わるゴシック・ルネサンス期のラテン語の歌(5曲)
待降節の歌(5曲)(*)
プエリ・ガウデンテス少年合唱団
ズデナ・ソウチコヴァー(指揮(*以外))
ヴィート・クバーネク(指揮(*))
ミハル・ノヴェンコ(オルガン) 他
録音:2007年
1990年に合唱指揮者ズデナ・ソウチコヴァーによって創設され、すでにチェコ
を代表する少年合唱団の一つとなったプエリ・ガウデンテスのクリスマス・ア
ルバム。レーベルは「TOVEK」となっており「OSA SPG 0107」という型番も併記
されていますが、当盤の録音会社で輸出元でもあるBOHEMIA MUSICの型番を管理
規格番号といたします。
<MAXIMUM HANNIG>
HG 0049-2 \2180
ヤン・クルサーク(1934-):天頂の月
弦楽四重奏曲第3番(1975)(*)
天頂の月
(メゾソプラノ、クラリネット、ヴィオラとピアノのための連作歌曲;1981)(+)
管弦楽のためのインヴェンション第7番(1972-1973)(#)
顔(4つの歌曲;1979-1980)(*:)
2つのハープのための変奏曲(++)
結婚カンタータ 1979(男声合唱と管弦楽のための)(##)
スク四重奏団(*)
アルス・カメラリス(+)
ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団(#)
ペトル・ヴロンスキー(指揮(#))
カテジナ・カフリーコヴァー(アルト(**))
フランチシェク・クーダ(ピアノ(**))
リブシェ・ヴァーハロヴァー、イヴァナ・ポコルナー(ハープ(++))
プラハ男声合唱団(##)
プラハ交響楽団(##)
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮(##))
(P):1984(*)/1982(+)/1987(#/++)/2004(**)/1981(##)
原盤:Panton(ライセンサー:Supraphon)(*/#/++)/チェコ放送(+/**/##)
<OUT OF THE FLAME>
OUT 028 \2180
ボヘミア・ピアノ・エディション 2008
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2 No.3
ショパン(1810-1849):
練習曲イ短調 Op.25 No.11/ポロネーズ変イ長調「英雄」Op.53
華麗なワルツ変イ長調 Op.34 No.1
リスト(1811-1886):
愛の夢(夜想曲)変イ長調/ペトラルカのソネット/メフィスト・ワルツ第1番
カレル・ヴルチシュカ(ピアノ)
録音:2007年3月、CNSO第2スタジオ「ブルー・ヴェルベット」
ボヘミア・ピアノ社製ヤナーチェク・モデルを使用。カレル・ヴルチシュカは
1990年5月プラハの生まれ、つまり当録音時点で16歳です。
OUT 009 \2180
"Angels' Crying in My Head, Angels' Laughter in My Heart"
Krystof Marek and www.bend.cz feat. Tony Lakatos
Affranchised Dog / Azurine Man is Coming Again / Amarula
Ahimsa / Abu Dhabi / Advent Blues
Angels' Crying in my Head, Angels' Laughter in my Heart
トニー・ラカトシュ(ソプラノサックス、テナーサックス)
クリシュトフ・マレク(作曲、指揮、ピアノ)
WWW.BEND.CZ
録音:2005年9月24-25日、CNSO Studio No.2 Blue Velvet
ハンガリーの音楽の名門ラカトシュ家の長男トニー・ラカトシュとチェコの
ジャズ・オーケストラの共演。
OUT 001 \2180
【未案内旧譜】
ヤン・ハーズネル ラ・パラーダ
La Parada / The parrot / Lullaby for a big girl / My funny Valentine
Father is on his way home / Their country / Breakfast in Duisburg
Brief nirthday / THe lioness 2004
ヤン・ハーズネル[ハーゼンエール](トランペット、フリューゲルホルン)
ルカーシュ・ヘイン(エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、他)
ミラン・スヴォボダ(ピアノ)
トマーシュ・ウフリク(ベース)
ツァミロ・ツァレル(ドラムス、パーカッション)
マルチン・プラヒー(アルトサクソフォン) 他
録音:2004年?、CNSO第1スタジオ「ギャラリー」
チェコ・ナショナル交響楽団(CNSO)の創設者ヤン・ハーズネルのジャズ・アル
バム。
<ROSA>
RD 1695 \2180
ペトル・エベン(1929-2007):
地上の迷宮と魂の楽園(オルガンと朗読のための;2002)
イレナ・フジプコヴァー(オルガン)(*)
マルチン・ストロプニツキー(朗読)(+)
録音:2008年4月28-29日、プラハ、聖ヤクプ・バジリカ教会(*)
2008年7月29日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(+)
17世紀チェコの生んだ偉大な宗教家・教育者ヨハネス・アモス・コメニウス(ヤ
ン・アーモス・コメンスキー;1592-1670)が著したチェコ国民文学の古典「地
上の迷宮と魂の楽園」からテキストを採った大作。
<LOTOS>
LT 0155-2(1CD+1DVD) \2180
クトナー・ホラ国際音楽祭 2008
ブルッフ(1838-1920):弦楽八重奏曲(1920)(*)
ジグムント・クラウゼ(1938-):クリスマスのための四重奏曲(1985)(+)
コダーイ(1882-1967):ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(1914)(#)
[ボーナスDVD]
イジー・バールタとともにクトナー・ホラにて(チェコTV制作の音楽祭紹介番組)
イジー・バールタ(チェロ)
ジェニファー・フラウチ(ヴァイオリン)
ロマン・パトチュカ、ペテル・クレメンテ、
ミロスラフ・アンブロシュ(ヴァイオリン(*))
ヴラディミール・ブカチュ、カレル・ウンレルミュレル(ヴィオラ(*))
ヤクプ・ティルマン(チェロ(*))
ルドミラ・ペテルコヴァー(クラリネット(+))
ジョン・レネハン(ピアノ(+))
録音:2008年、クトナー・ホラ(チェコ)、ライヴ
6月11日、聖バルボラ教会(*),6月10日、ヤン・ネポムツキー教会(+),
6月8日、キリスト聖体礼拝堂(#)
チェコのチェリスト、イジー・バールタの主宰により2008年に第1回が開催され
たクトナー・ホラ国際音楽祭の実況録音盤。
勝手ながら、ボーナスDVDの動作は保証外といたします。お許しください。
<HAMU>
HF 0031-2 \2180
未案内旧譜
ヤナーチェク(1854-1928):ピアノ作品集
霧の中で(*)/ソナタ「1905年10月1日、街頭にて」(+)
草陰の小径 第1集(#)/草陰の小径 第2集(**)/思い出(**)
スラーヴカ(ヤロスラヴァ)・ピェホチョヴァー(ピアノ)
録音:2004年4月20日、2004年11月9日(+)、2006年2月7日(#)、2007年2月23日(**)、
プラハ音楽アカデミー、サウンド・スタジオ
スラーヴカ(ヤロスラヴァの愛称)・ピェホチョヴァー(1976年生まれ)はプラハ
音楽アカデミーでイヴァン・モラヴェツに師事したピアニスト。「ヤナーチェ
クの全ピアノ作品」をテーマとした論文で博士号を取得しています。
<AMABILE>
ZR 0018-2 \2180
未案内旧譜
ドヴォルジャーク(1841-1904):
ミサ ニ長調 Op.86 から キリエ,グローリア,ベネディクトゥス,
アニュス・デイ(*)
交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95 から 第1楽章,第3楽章
スラヴ舞曲第15番 Op.72 No.7
イヴェタ・イジーコヴァー(ソプラノ(*))
ヤナ・エフレンベルゲロヴァー(アルト(*))
マレク・オルブルジメク(テノール(*))
ミラン・ストジーテスキー(バス(*))
スメタナ合唱団(*)
メイドストーン・コラール・ユニオン(合唱(*))
フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー管弦楽団
フランチシェク・ヴァイナル(指揮)
録音:1998年4月30日、5月28日、フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニ
ー・ホール、ライヴ
AM 0040-2 \2180
オトマル・マーハ(1922-2006):児童合唱作品集
ラシュスコのヨーデル(ラシュスカ地方の呼びかけ歌)(5曲;1971)
シレジアの歌へのお返し(5曲;1983)(*)/モラヴィア民謡集(6曲;1976)(*)
ヘイサ、ヘイサ(2001)/水の流れ(1995)/あのモラヴィアの門(1996)
格言(3曲;2002)/フォルトゥナ(2002)/賛歌(1992)(+)
チェコ少女合唱団イトロ
イジー・スコパル(指揮)ミハル・フロバーク(ピアノ(*))
フランチシェク・ヴァニーチェク(オルガン(+))
セシル・ボワファン(ティンパニ(+))
日本では高校生の女声合唱団によって歌われることもあるチェコの作曲家マー
ハの児童合唱作品。ネイティヴによるこの録音は良きガイドとなるでしょう。
<DELTA CLASSICS>
DCCA-0063 \2415
ベートーヴェン:
交響曲第6番「田園」(23,May,1954 rec)
レオノーレ序曲第2番(*)(6,June,1947 rec)
フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル
ハンブルク国立フィル(*)
フルトヴェングラーの「田園」は弊社からも、戦中、復帰、ローマRAIなど3種
類発売しておりますが、今回の「田園」はフルトヴェングラーが残した最後の
録音となります。死の半年前、5月23日にベルリン・ティタニア・パラストで
行われたライヴ録音で、当日はベートーヴェン「運命」(弊社からDCCA-0055と
して発売済み)と一緒に演奏され、プログラムはまさしく戦後の復帰演奏会と
合致し場所も同じくティタニア・パラストです。今回の「田園」は、戦後復帰
演奏会を思わせるような自在なテンポ、起伏が激しいながらも流麗な運び、見
事なまでの表現づけに、晩年の渋い演奏スタイルの一つともいえる、落ち着い
た造形美にさらに大きくなったスケール感などがプラスされ、これぞと思わせ
る名演に仕上がっています。レオノーレの第2番は、フルトヴェングラーには
4種類あります。今回収録した演奏は、残された録音で一番若いもので47年で
す。しかし、戦後演奏活動を再開したフルトヴェングラーは、既にベルリン・
フィルだけではなく復帰わずか二ヶ月も経たずハンブルクの指揮台に立ち、レ
オノーレ2番以外にR.シュトラウスの「死と変容」などを振っています。レオノ
ーレ第2番の聞きどころはなんといっても序奏部最後の大きな休止です。これで
もか!といわんばかりの沈黙に似た静寂が会場を一瞬に飲み込みます。実際に
演奏会場で聞きに来られた観客の多くはその瞬間だけ息を止めていたに違いあ
りません。