<Oehms Classics>
OC-926 4枚組 \5250
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」(全曲)
ファルク・シュトゥルックマン(ヴォータン)
デボラ・ポラスキー(ブリュンヒルデ)
スチュアート・スケルトン(ジークムント)
イヴォンヌ・ネフ(ジークリンデ)
ミハイル・ペトレンコ(フンディング)
ジャンヌ・ピランド(フリッカ)
ヘレン・クォン(ゲルヒルデ) 他
シモーネ・ヤング(指揮)
ハンブルク州立歌劇場管弦楽団(ハンブルク・フィル)
ドイツの音楽雑誌「Opernwelt(オーパーンヴェルト、オペラの世界)」で、2006
年度の年間最優秀指揮者賞を受賞したシモーネ・ヤングは、ウィーン・フィル
を指揮した初の女性指揮者であり、ハンブルク州立歌劇場のインテンダントと
フィルハーモニーの音楽監督を務め、ハンブルク歌劇場は今や非常にレベルの
高い演目を続ける歌劇場として、目が離せない存在となっています。
オペラのほかコンサート・レパートリーにも強く、ワーグナーからメシアンま
で、重厚なスタイルで聴きごたえある音楽をつくりあげることではすでに定評
があります。一連のブルックナー録音では「重厚ということだけでなく、細部
までこだわったオーケストラへ要求を完璧にこなした精密なブルックナー」。
このシリーズの序夜の「ラインの黄金」でも、「最近映像付の指輪が発売され
る中、CD(音)だけで完璧に表現しきった唯一のアルバム。全てのキャストが高
いレベルのワーグナーだ」と、高い評価を得ています。 この「ワルキューレ」
は、ハンブルク歌劇場でのクラウス・グース演出による3年にわたる「指輪」
全曲上演の2つ目にあたり、今回もシモーネ・ヤングはすみずみまで神経が行
き届いた練り上げられた演 奏を聴かせており、現代的でグラフィカルな演出と
の相性も抜群。歌手陣では何といっても、近年、ヨ ーロッパで大人気のファル
ク・シュトルックマンのヴォータンや、デボラ・ポラスキーだけでなく、他の
キャ ストにも穴がなく、目の詰んだドラマの構築は魅力十分。豊富なステージ
カラー写真入りの128ページの解説&リブレット(ドイツ語&英語のみ)付き。
http://www.hamburgische-staatsoper.de/_videos/walkuere_video.php
【録音】2008年3月12-19日 ハンブルク州立歌劇場(ライヴ)
OC-586 \1750
ブラームス:ピアノ作品集Vol.3
創作主題による変奏曲ニ長調Op.21-1
ハンガリーの歌による変奏曲ニ長調Op21-2
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24
パガニーニの主題による変奏曲イ短調Op.35
アンドレアス・ボイデ(p)
【録音】2006年7月14日、2007年1月2-6日、ケルン放送、ビスマルク・ザール
ドイツ生まれで、現在ロンドンに居を構えている中堅ピアニスト、アンドレア
ス・ボイデのブラームス・ピアノ作品全集の第3集になります。今回は全て変奏
曲という重厚なプログラミングに、彼の熱い闘志が感じられます。「変奏曲の
大家」と評されるだけあって、ブラームスの書いたこれらの作品は全てが素晴
らしく独創性あふれるものとして知られています。どれも若い頃に書かれてい
て、彼自身の作曲技法を高める目的もあったのか、元のメロディを飽くことな
く追求し、形を変えて、対旋律を加え、曲によっては巨大なフーガまで添付さ
れているほどの凝りようです。
前作までのソナタの演奏でもおわかりの通り、一点の揺るぎもない完璧な解釈
で す。ある時は力強くきっちりと、繊細に歌うところは美しく。ヘンデル-の
フーガでは、昔のアラウの演奏を思い起こさせる武骨さも持ち合わせています。
食べ物でいうなら、ハンバーグではなくハンブルク・ステーキ。そんな堅実で
味のあるブラームスと言えるでしょう。
「ボイデは、今までの演奏にはなかった不可能に挑戦しています。若々しい横
溢による力強さは、ピアノ音楽の透明度と叙情性のように突然見える優しさと
が結合されているようです。」「ボイデの透明でかつ濃い2つの音色の使い分け
は、ブラームスのピアノ作品の解読に成功しています。彼はそれ ができる最も
技術の高いピアニストです。」「ボイデは、今まで染みついた過度な感傷的な
ロマンティシズムを取り除き、音楽に明快さを与え、新鮮なブラームス像を作
り上げることに成功しています。」と、前2枚のアルバムは海外では高い評価
を得ています。
OC-641(SACD-Hybrid) \2180
北ドイツオルガン楽派作品集 Vol.3
収録予定曲(最終音源編集中につき、曲目変更の可能性がございます)
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):
「大前奏曲ホ短調」「小前奏曲ホ短調」「前奏曲ト短調」「前奏 曲ト長調」
「アダージョ ニ長調」「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」
メルヒオール・シルト(1592-1667):「前奏曲ト短調」「前奏曲ト長調」
ヨーゼフ・ケレメン(1692年製シュニットガー・オルガン)
録音】2008年 ノルデン・ルドゲリ教会、ドイツ
ブルーンスは、17世紀を代表する天才的音楽。父親より音楽的教育を受けた後、
ブクステフーデに師事し、最も優れた門人として認められ、コペンハーゲン宮
廷のヴァイオリン奏者兼作曲家を務めました。 その後、1689年にシュレスヴィ
ヒ=ホルシュタインのフースム市のオルガン奏者に任命されたのですが、不慮
の事故により32歳で亡くなったそうです。残念ながら、彼の作曲した作品の多
くは失われてしまっています。シルトは、ハノーファーで生まれで、スヴェー
リンクに学びました。ケレメンは1957年生まれで、フランツ・リスト音楽院と
バーゼル・スコラ・カントールムで学んだ。カナダ で哲学も学び、その後17世
紀ドイツ・オルガン研究家としても有名なオルガニスト。彼の演奏は、バッハ
以前のオルガンはつまらないとか難解ということは感じさせない。この録音に
おいても、これらの作品に適したオルガンを使用し、SACDのマルチチャンネル
で十分の残響を取り入れ、教会丸ごと楽器にしてしまうようです。
OC-815 \2180
ヨハネス・マルティン・クレンツレ-ロマンティック・バラードを歌う
カール・レーヴェ:
「エドワード」「オールフ殿」「Der Mohrenfurst auf der Messe」
「婚礼の歌」
シューマン:
「春の旅路」「宝を掘る人」「ベルシャザル」「2人の擲弾兵」
ヴォルフ:「善人夫婦」「炎の騎士」
シューベルト:「こびと」「魔王」
マーラー:
「魚に説教するパドゥアの聖アントニウス」「高尚なる知性 をたたえて」
「死せる鼓手」
ブゾーニ:「蚤の歌」
【録音】2008年3-4月、フランクフルト
-ヨハネス・マルティン・クレンツレ(Br)、ヒルコ・ドゥムノ(p)
ヨハネス・マルティン・クレンツレは、ドイツのアウグスブルク生まれ。フラ
ンクフルト音楽大学で学びま した。レパートリーとしては、モーツァルト「コ
ジ・ファン・トゥッテ」グリエルモ、「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯
爵、「魔笛」パパゲーノ、レハール「メリー・ウィドウ」ダニロ、プッチーニ
「ラ・ボエーム」ショナー ル、プッチーニ「蝶々夫人」シャープレス、ロッシ
ーニ「セビリアの理髪師」フィガロ、「チェネレントラ」ダンディーニ等が挙
げられます。1998年よりフランクフルトオペラのアンサンブルに所属し、現在
ではイタリア・オペラやワーグナー歌いとして出演するだけでなく、バロック
・オペラなどにも精力的に出演し好 評を得ています。フランクフルトだけでな
く、ミュンヘン・バイエルン州立歌劇場、ハンブルク州立歌劇 場。ウィーン・
フォルクス・オーパー、ベルリン・コーミッシェ・オパー、サンフランシスコ・
オペラ、ザルツブ ルク音楽祭やメルビッシュ湖上音楽祭、等にも出演。
2009年1月には新国立劇場の「こうもり」のアイゼンシュタイン役で絶賛をあび
ました。オペラを主にしている彼ですが、こうした抒情性豊かな歌曲もコンサ
ート活動のひとつで、高い評価を得ています。
<RCA RED SEAL>
8869757500-2 70枚組 \27000
「ホロヴィッツ・オリジナル・ジャケット・コレクション全集」(70枚組)
ホロヴィッツ没後20年を記念して、RCAとソニー・ミュージックに録音したホロ
ヴィッツの演奏を、全て初出時のオリジナルLPジャケット、オリジナル通りの
収録曲・カップリングで、紙ジャケット仕様でBOX化!(初出がCDの場合は、初
出CDのジャケット・デザインを使用して紙ジャケ化されています)。 録音年代
は1928年-1989年に渡り、ホロヴィッツの生前に発売された全ての音源に加えて、
没後に発売された音源も収録されています。1965年の歴史的なカーネギー・ホ
ール・ヒストリック・リターンに関しては、2003年に発売された未編集ヴァー
ジョンも収録。またCD4枚分の未発売ライヴ音源(1951年3月のカーネギー・ホー
ルでのリサイタル全曲[RCA録音]、および1967年11月のブルックリン大学での
リサイタル全曲[ソニー・ミュージッ ク録音])が含まれています。なお、カッ
プリングの都合により一部同一音源が重複して収録されています。
この商品の仕様形態は、輸入盤の「グレン・グールド・オリジナル・ジャケッ
ト・コレクション」とほぼ同じとなる予定です。約180ページの別冊解説書付き
(予定)。なお、完全限定生産となります。
※国内盤で11月25日発売予定の「ウラディミール・ホロヴィッツ大全集-コン
プリートRCA&ソニー・レコーディングズ1928-1989」(BVCC 40021-64)は、
当オリジナル・ジャケット仕様とは異なり、別カップリングで44枚組(42CD+ボ
ーナスDVD+ボーナスCD)での発売となります。
●曲目詳細はこちらにございます
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/cj0910s.html
<VIRGIN CLASSICS>
VC-6945890 \1980
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ヤニク・ネゼ=セガン指揮
録音:2009年7月 Muziekcentrum van de Omroep, Hilversum, オランダ
ジュエル・ボックス 12Pブックレット
巨匠ヴァイオリニストへの王道を歩むR.カピュソンの最新録音
前作のモーツァルト協奏曲集(VC-5021122)がThe GuardianやThe BBC Music
websiteなどメディアで絶賛されたR.キャプソンが、ベートーヴェンとハリウッ
ドの映画用音楽と繋がりを持つコルンゴルトを遂に録音しました。
パートナーは2008年以来、音楽監督の地位にあるカナダ出身の注目の若手指揮
者、ネゼ=セガン(ロンドン・フィルの主席客演指揮者も兼任)が指揮するロッ
テルダム・フィル。新しい潮流を牽引する両者によるユニークなレパートリー
の組み合わせによる新録音にご期待下さい。
VM-6871920 \1450
クリスティ、レ・ザール・フロリサン/30年記念エディション
M.=A.シャルパンティエ:テ・デウムH,146-前奏曲; 聖なるかな
カンプラ:グランド・モテット-入祭唱(永遠の休息を彼らに)
ヘンデル:セルセ-オンブラ・マイ・フ
w/アンネ・ゾフィ・フォン・オッター
ハイドン:天地創造-泡だつ波となってうねり
w/ディートリッヒ・ヘンシェル
おお主なる神よ、天と地は
w/ゾフィ・カルトホイザー、マルクス・ヴェルバ
ヘンデル:セルセ-Un ceno legiadretto
w/サンドリーヌ・ピオー
ヘンデル:ソナタ ニ長調Op.1-13,HWV371
パーセル:なべての人よ、手を打ち鳴らせ;Hosanna to the highest
カンプラ:Florete prata
w/ポール・アグニュー
M.=A.シャルパンティエ:Judicium Salomonis H.422(ソロモンの歌)
Quia no petisti tibidfies multos Deus
w/ニール・デイヴィース
カンプラ:モテット「人々は泣き叫ぶかのごとく」
w/アンドルー・フォスター=ウィリアムス
アルノー・マルゾラティ
ロッシ:Un peccator pentito; Spargete sospiri
w/アメル・ブラヒム=ジェルール
クレア・ドゥボノ、ユディス・ヴァン・ヴァンロイジュ、
クサヴィエ・サーバタ、アンルー・トルティーズ、アンドレ・モルシュ、
コンスタンティン・ヴォルフ
M.A.=シャルパンティエ:大きな死者のためのミサ-Messe pour les trepasses-
Agnus Dei-Second Agnus Dei-Agnus Dei
ジュエル・ボックス 12Pブックレット
クリスティ主宰により結成30周年の成果を凝縮させたオフィシャル・エディ
ション。
「優れたピリアド・アンサンブル、レ・ザール・フロリサンと共に、ウィリア
ム・クリスティは本拠そしてツアー公演、録音でフランス他のバロック作品に
生き生きとした生命を与えている。」(ニュー・ヨーク・タイムズ)
USの音楽家、ウィリアム・クリスティによりレ・ザール・フロリサンは1979年
に創立されました。クリスティはグループ名をルイ14世のためにシャルパンティ
エが作曲した小オペラからとりました。彼らの名前を世に知らしめたのはパリ、
オペラ・コミークでのリュリの「アティス」公演、それ以降フランス他世界中
で17世紀、18世紀の音楽の復興の主役の位置に立ち続けています。
「レ・ザール・フロリサンの30周年を記念する本CDは2003年以来ヴァージン・
クラシックスに録音した作品のハイライトを集大成しています。」
(ウィリアム・クリスティ)
<EMI CLASSICS>
CZS-6983352(12CD+1CD-ROM) \6300
ブロードウェイ・ミュージカル
-ジョン・マッグリン・オン・ブロードウェイ(限定盤)
CD1-3
カーン:ショウ・ボート
CD4
ポーター:エニシング・ゴーズ
CD5
バーリン:アニーよ銃をとれ
CD6
ラーナー&ロウ:ブリガドゥーン
CD7&8
ポーター:キス・ミー・ケイト 他 序曲集
CD9
ジェローム・カーン・トレジャリー
CD10
クルト・ワイル・オン・ブロードウェイ
CD11
カーン序曲集
ガーシュウィン序曲集
CD12
ブロードウェイ・ショウ 名曲集
CD-ROM
あらすじ詳細、リブレット
ミュージカルに情熱をそそいだマッグリンが、オリジナルのオーケストレーショ
ン、編曲を再現し、ショー・ボートではカットされたスコアまでも収録したヒッ
ト・ミュージカルの全曲盤、さらにミュージカルのヒット曲まで収録したマッ
グリンの全ミュージカル録音
クラムシェル 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
<Timpani>
1C 1165 \2300
ドビュッシー:管弦楽作品集Vol.1 ――
交響詩《海》-管弦楽のための3つの交響的素描/管弦楽のための《映像》
エマヌエル・クリヴィヌ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
ドビュッシーの管弦楽作品全曲録音を目指すシリーズの第1弾は、ドビュッシー
の、そしてフランス印象主義を代表する傑作「海」と「映像」の2作品。
リヨン国立管やフランス放送フィル時代から定評のあるクリヴィヌの巧みなオ
ーケストラ・コントロール、波やうねりなど"海"の情景を音楽で鮮明に伝えて
くれるルクセンブルク・フィルの卓越した表現力に感服。
知られざる傑作を続々と発表してきたがティンパニが絶対の自信を持って贈る
ドビュッシー・・・これは本気です!2009年1月の録音。
1C 1162 \2300
フォーレ:歌曲集 ――
4つの歌Op.51/シャイロックの歌Op.57-1、シャイロックのマドリガルOp.57-3
/5つのヴェネツィアの歌Op.58/2つの歌Op.76/2つの歌Op.83/3つの歌Op.85
/2つの歌Op.87/無言の贈り物Op.92/歌Op.94
ヤン・ブーロン(テノール)、ビリー・エイディ(ピアノ)
シャブリエ、クラ、ドラージュ、ブーランジェなど、数多くのフランス歌曲を
取り上げてきたティンパニの"歌曲シリーズ"に加わるのはフォーレ。
1888年から1904年にかけて作曲された「涙Op.51-1」から「山鳩Op.87-2」、
1907年に出版された「Op.92&Op.94」の22曲を、ルーセルの「歌曲集」
(2C 2150)、クラの「ポリフェーム」(3C 3078)でも美声を響かせたフランスの
名テノール、ヤン・ブーロンが歌う。
ディスク・リリック・アカデミーよりジェラルド・ムーア賞(最優秀伴奏者賞)
を贈られたビリー・エイディの伴奏もこれまた絶妙。2009年の録音。
1C 1174 \2300
ピエルネ:バレエ《シダリーズと牧羊神》全曲(全曲版世界初録音)
デイヴィッド・シャローン(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団、
メッツ大聖堂カレッジ合唱団
2000年9月の来日中に急逝したイスラエルの指揮者デイヴィッド・シャローンが
遺したピエルネのバレエ音楽「シダリーズと牧羊神」の全曲録音がディジパッ
ク仕様で新装登場。
初の完全全曲盤という内容、演奏が評価され、2002年のミデム・クラシカル・
アワードに輝いた実績を持つ。2000年5月29日-6月2日の録音。ディジパックに
よる新装再発売。
(今回の移行再発売に伴い旧盤の「1C 1059」は廃盤となります)
OC-926 4枚組 \5250
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」(全曲)
ファルク・シュトゥルックマン(ヴォータン)
デボラ・ポラスキー(ブリュンヒルデ)
スチュアート・スケルトン(ジークムント)
イヴォンヌ・ネフ(ジークリンデ)
ミハイル・ペトレンコ(フンディング)
ジャンヌ・ピランド(フリッカ)
ヘレン・クォン(ゲルヒルデ) 他
シモーネ・ヤング(指揮)
ハンブルク州立歌劇場管弦楽団(ハンブルク・フィル)
ドイツの音楽雑誌「Opernwelt(オーパーンヴェルト、オペラの世界)」で、2006
年度の年間最優秀指揮者賞を受賞したシモーネ・ヤングは、ウィーン・フィル
を指揮した初の女性指揮者であり、ハンブルク州立歌劇場のインテンダントと
フィルハーモニーの音楽監督を務め、ハンブルク歌劇場は今や非常にレベルの
高い演目を続ける歌劇場として、目が離せない存在となっています。
オペラのほかコンサート・レパートリーにも強く、ワーグナーからメシアンま
で、重厚なスタイルで聴きごたえある音楽をつくりあげることではすでに定評
があります。一連のブルックナー録音では「重厚ということだけでなく、細部
までこだわったオーケストラへ要求を完璧にこなした精密なブルックナー」。
このシリーズの序夜の「ラインの黄金」でも、「最近映像付の指輪が発売され
る中、CD(音)だけで完璧に表現しきった唯一のアルバム。全てのキャストが高
いレベルのワーグナーだ」と、高い評価を得ています。 この「ワルキューレ」
は、ハンブルク歌劇場でのクラウス・グース演出による3年にわたる「指輪」
全曲上演の2つ目にあたり、今回もシモーネ・ヤングはすみずみまで神経が行
き届いた練り上げられた演 奏を聴かせており、現代的でグラフィカルな演出と
の相性も抜群。歌手陣では何といっても、近年、ヨ ーロッパで大人気のファル
ク・シュトルックマンのヴォータンや、デボラ・ポラスキーだけでなく、他の
キャ ストにも穴がなく、目の詰んだドラマの構築は魅力十分。豊富なステージ
カラー写真入りの128ページの解説&リブレット(ドイツ語&英語のみ)付き。
http://www.hamburgische-staatsoper.de/_videos/walkuere_video.php
【録音】2008年3月12-19日 ハンブルク州立歌劇場(ライヴ)
OC-586 \1750
ブラームス:ピアノ作品集Vol.3
創作主題による変奏曲ニ長調Op.21-1
ハンガリーの歌による変奏曲ニ長調Op21-2
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24
パガニーニの主題による変奏曲イ短調Op.35
アンドレアス・ボイデ(p)
【録音】2006年7月14日、2007年1月2-6日、ケルン放送、ビスマルク・ザール
ドイツ生まれで、現在ロンドンに居を構えている中堅ピアニスト、アンドレア
ス・ボイデのブラームス・ピアノ作品全集の第3集になります。今回は全て変奏
曲という重厚なプログラミングに、彼の熱い闘志が感じられます。「変奏曲の
大家」と評されるだけあって、ブラームスの書いたこれらの作品は全てが素晴
らしく独創性あふれるものとして知られています。どれも若い頃に書かれてい
て、彼自身の作曲技法を高める目的もあったのか、元のメロディを飽くことな
く追求し、形を変えて、対旋律を加え、曲によっては巨大なフーガまで添付さ
れているほどの凝りようです。
前作までのソナタの演奏でもおわかりの通り、一点の揺るぎもない完璧な解釈
で す。ある時は力強くきっちりと、繊細に歌うところは美しく。ヘンデル-の
フーガでは、昔のアラウの演奏を思い起こさせる武骨さも持ち合わせています。
食べ物でいうなら、ハンバーグではなくハンブルク・ステーキ。そんな堅実で
味のあるブラームスと言えるでしょう。
「ボイデは、今までの演奏にはなかった不可能に挑戦しています。若々しい横
溢による力強さは、ピアノ音楽の透明度と叙情性のように突然見える優しさと
が結合されているようです。」「ボイデの透明でかつ濃い2つの音色の使い分け
は、ブラームスのピアノ作品の解読に成功しています。彼はそれ ができる最も
技術の高いピアニストです。」「ボイデは、今まで染みついた過度な感傷的な
ロマンティシズムを取り除き、音楽に明快さを与え、新鮮なブラームス像を作
り上げることに成功しています。」と、前2枚のアルバムは海外では高い評価
を得ています。
OC-641(SACD-Hybrid) \2180
北ドイツオルガン楽派作品集 Vol.3
収録予定曲(最終音源編集中につき、曲目変更の可能性がございます)
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):
「大前奏曲ホ短調」「小前奏曲ホ短調」「前奏曲ト短調」「前奏 曲ト長調」
「アダージョ ニ長調」「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」
メルヒオール・シルト(1592-1667):「前奏曲ト短調」「前奏曲ト長調」
ヨーゼフ・ケレメン(1692年製シュニットガー・オルガン)
録音】2008年 ノルデン・ルドゲリ教会、ドイツ
ブルーンスは、17世紀を代表する天才的音楽。父親より音楽的教育を受けた後、
ブクステフーデに師事し、最も優れた門人として認められ、コペンハーゲン宮
廷のヴァイオリン奏者兼作曲家を務めました。 その後、1689年にシュレスヴィ
ヒ=ホルシュタインのフースム市のオルガン奏者に任命されたのですが、不慮
の事故により32歳で亡くなったそうです。残念ながら、彼の作曲した作品の多
くは失われてしまっています。シルトは、ハノーファーで生まれで、スヴェー
リンクに学びました。ケレメンは1957年生まれで、フランツ・リスト音楽院と
バーゼル・スコラ・カントールムで学んだ。カナダ で哲学も学び、その後17世
紀ドイツ・オルガン研究家としても有名なオルガニスト。彼の演奏は、バッハ
以前のオルガンはつまらないとか難解ということは感じさせない。この録音に
おいても、これらの作品に適したオルガンを使用し、SACDのマルチチャンネル
で十分の残響を取り入れ、教会丸ごと楽器にしてしまうようです。
OC-815 \2180
ヨハネス・マルティン・クレンツレ-ロマンティック・バラードを歌う
カール・レーヴェ:
「エドワード」「オールフ殿」「Der Mohrenfurst auf der Messe」
「婚礼の歌」
シューマン:
「春の旅路」「宝を掘る人」「ベルシャザル」「2人の擲弾兵」
ヴォルフ:「善人夫婦」「炎の騎士」
シューベルト:「こびと」「魔王」
マーラー:
「魚に説教するパドゥアの聖アントニウス」「高尚なる知性 をたたえて」
「死せる鼓手」
ブゾーニ:「蚤の歌」
【録音】2008年3-4月、フランクフルト
-ヨハネス・マルティン・クレンツレ(Br)、ヒルコ・ドゥムノ(p)
ヨハネス・マルティン・クレンツレは、ドイツのアウグスブルク生まれ。フラ
ンクフルト音楽大学で学びま した。レパートリーとしては、モーツァルト「コ
ジ・ファン・トゥッテ」グリエルモ、「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯
爵、「魔笛」パパゲーノ、レハール「メリー・ウィドウ」ダニロ、プッチーニ
「ラ・ボエーム」ショナー ル、プッチーニ「蝶々夫人」シャープレス、ロッシ
ーニ「セビリアの理髪師」フィガロ、「チェネレントラ」ダンディーニ等が挙
げられます。1998年よりフランクフルトオペラのアンサンブルに所属し、現在
ではイタリア・オペラやワーグナー歌いとして出演するだけでなく、バロック
・オペラなどにも精力的に出演し好 評を得ています。フランクフルトだけでな
く、ミュンヘン・バイエルン州立歌劇場、ハンブルク州立歌劇 場。ウィーン・
フォルクス・オーパー、ベルリン・コーミッシェ・オパー、サンフランシスコ・
オペラ、ザルツブ ルク音楽祭やメルビッシュ湖上音楽祭、等にも出演。
2009年1月には新国立劇場の「こうもり」のアイゼンシュタイン役で絶賛をあび
ました。オペラを主にしている彼ですが、こうした抒情性豊かな歌曲もコンサ
ート活動のひとつで、高い評価を得ています。
<RCA RED SEAL>
8869757500-2 70枚組 \27000
「ホロヴィッツ・オリジナル・ジャケット・コレクション全集」(70枚組)
ホロヴィッツ没後20年を記念して、RCAとソニー・ミュージックに録音したホロ
ヴィッツの演奏を、全て初出時のオリジナルLPジャケット、オリジナル通りの
収録曲・カップリングで、紙ジャケット仕様でBOX化!(初出がCDの場合は、初
出CDのジャケット・デザインを使用して紙ジャケ化されています)。 録音年代
は1928年-1989年に渡り、ホロヴィッツの生前に発売された全ての音源に加えて、
没後に発売された音源も収録されています。1965年の歴史的なカーネギー・ホ
ール・ヒストリック・リターンに関しては、2003年に発売された未編集ヴァー
ジョンも収録。またCD4枚分の未発売ライヴ音源(1951年3月のカーネギー・ホー
ルでのリサイタル全曲[RCA録音]、および1967年11月のブルックリン大学での
リサイタル全曲[ソニー・ミュージッ ク録音])が含まれています。なお、カッ
プリングの都合により一部同一音源が重複して収録されています。
この商品の仕様形態は、輸入盤の「グレン・グールド・オリジナル・ジャケッ
ト・コレクション」とほぼ同じとなる予定です。約180ページの別冊解説書付き
(予定)。なお、完全限定生産となります。
※国内盤で11月25日発売予定の「ウラディミール・ホロヴィッツ大全集-コン
プリートRCA&ソニー・レコーディングズ1928-1989」(BVCC 40021-64)は、
当オリジナル・ジャケット仕様とは異なり、別カップリングで44枚組(42CD+ボ
ーナスDVD+ボーナスCD)での発売となります。
●曲目詳細はこちらにございます
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/cj0910s.html
<VIRGIN CLASSICS>
VC-6945890 \1980
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ヤニク・ネゼ=セガン指揮
録音:2009年7月 Muziekcentrum van de Omroep, Hilversum, オランダ
ジュエル・ボックス 12Pブックレット
巨匠ヴァイオリニストへの王道を歩むR.カピュソンの最新録音
前作のモーツァルト協奏曲集(VC-5021122)がThe GuardianやThe BBC Music
websiteなどメディアで絶賛されたR.キャプソンが、ベートーヴェンとハリウッ
ドの映画用音楽と繋がりを持つコルンゴルトを遂に録音しました。
パートナーは2008年以来、音楽監督の地位にあるカナダ出身の注目の若手指揮
者、ネゼ=セガン(ロンドン・フィルの主席客演指揮者も兼任)が指揮するロッ
テルダム・フィル。新しい潮流を牽引する両者によるユニークなレパートリー
の組み合わせによる新録音にご期待下さい。
VM-6871920 \1450
クリスティ、レ・ザール・フロリサン/30年記念エディション
M.=A.シャルパンティエ:テ・デウムH,146-前奏曲; 聖なるかな
カンプラ:グランド・モテット-入祭唱(永遠の休息を彼らに)
ヘンデル:セルセ-オンブラ・マイ・フ
w/アンネ・ゾフィ・フォン・オッター
ハイドン:天地創造-泡だつ波となってうねり
w/ディートリッヒ・ヘンシェル
おお主なる神よ、天と地は
w/ゾフィ・カルトホイザー、マルクス・ヴェルバ
ヘンデル:セルセ-Un ceno legiadretto
w/サンドリーヌ・ピオー
ヘンデル:ソナタ ニ長調Op.1-13,HWV371
パーセル:なべての人よ、手を打ち鳴らせ;Hosanna to the highest
カンプラ:Florete prata
w/ポール・アグニュー
M.=A.シャルパンティエ:Judicium Salomonis H.422(ソロモンの歌)
Quia no petisti tibidfies multos Deus
w/ニール・デイヴィース
カンプラ:モテット「人々は泣き叫ぶかのごとく」
w/アンドルー・フォスター=ウィリアムス
アルノー・マルゾラティ
ロッシ:Un peccator pentito; Spargete sospiri
w/アメル・ブラヒム=ジェルール
クレア・ドゥボノ、ユディス・ヴァン・ヴァンロイジュ、
クサヴィエ・サーバタ、アンルー・トルティーズ、アンドレ・モルシュ、
コンスタンティン・ヴォルフ
M.A.=シャルパンティエ:大きな死者のためのミサ-Messe pour les trepasses-
Agnus Dei-Second Agnus Dei-Agnus Dei
ジュエル・ボックス 12Pブックレット
クリスティ主宰により結成30周年の成果を凝縮させたオフィシャル・エディ
ション。
「優れたピリアド・アンサンブル、レ・ザール・フロリサンと共に、ウィリア
ム・クリスティは本拠そしてツアー公演、録音でフランス他のバロック作品に
生き生きとした生命を与えている。」(ニュー・ヨーク・タイムズ)
USの音楽家、ウィリアム・クリスティによりレ・ザール・フロリサンは1979年
に創立されました。クリスティはグループ名をルイ14世のためにシャルパンティ
エが作曲した小オペラからとりました。彼らの名前を世に知らしめたのはパリ、
オペラ・コミークでのリュリの「アティス」公演、それ以降フランス他世界中
で17世紀、18世紀の音楽の復興の主役の位置に立ち続けています。
「レ・ザール・フロリサンの30周年を記念する本CDは2003年以来ヴァージン・
クラシックスに録音した作品のハイライトを集大成しています。」
(ウィリアム・クリスティ)
<EMI CLASSICS>
CZS-6983352(12CD+1CD-ROM) \6300
ブロードウェイ・ミュージカル
-ジョン・マッグリン・オン・ブロードウェイ(限定盤)
CD1-3
カーン:ショウ・ボート
CD4
ポーター:エニシング・ゴーズ
CD5
バーリン:アニーよ銃をとれ
CD6
ラーナー&ロウ:ブリガドゥーン
CD7&8
ポーター:キス・ミー・ケイト 他 序曲集
CD9
ジェローム・カーン・トレジャリー
CD10
クルト・ワイル・オン・ブロードウェイ
CD11
カーン序曲集
ガーシュウィン序曲集
CD12
ブロードウェイ・ショウ 名曲集
CD-ROM
あらすじ詳細、リブレット
ミュージカルに情熱をそそいだマッグリンが、オリジナルのオーケストレーショ
ン、編曲を再現し、ショー・ボートではカットされたスコアまでも収録したヒッ
ト・ミュージカルの全曲盤、さらにミュージカルのヒット曲まで収録したマッ
グリンの全ミュージカル録音
クラムシェル 各CD紙ケース入り 32Pブックレット
<Timpani>
1C 1165 \2300
ドビュッシー:管弦楽作品集Vol.1 ――
交響詩《海》-管弦楽のための3つの交響的素描/管弦楽のための《映像》
エマヌエル・クリヴィヌ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
ドビュッシーの管弦楽作品全曲録音を目指すシリーズの第1弾は、ドビュッシー
の、そしてフランス印象主義を代表する傑作「海」と「映像」の2作品。
リヨン国立管やフランス放送フィル時代から定評のあるクリヴィヌの巧みなオ
ーケストラ・コントロール、波やうねりなど"海"の情景を音楽で鮮明に伝えて
くれるルクセンブルク・フィルの卓越した表現力に感服。
知られざる傑作を続々と発表してきたがティンパニが絶対の自信を持って贈る
ドビュッシー・・・これは本気です!2009年1月の録音。
1C 1162 \2300
フォーレ:歌曲集 ――
4つの歌Op.51/シャイロックの歌Op.57-1、シャイロックのマドリガルOp.57-3
/5つのヴェネツィアの歌Op.58/2つの歌Op.76/2つの歌Op.83/3つの歌Op.85
/2つの歌Op.87/無言の贈り物Op.92/歌Op.94
ヤン・ブーロン(テノール)、ビリー・エイディ(ピアノ)
シャブリエ、クラ、ドラージュ、ブーランジェなど、数多くのフランス歌曲を
取り上げてきたティンパニの"歌曲シリーズ"に加わるのはフォーレ。
1888年から1904年にかけて作曲された「涙Op.51-1」から「山鳩Op.87-2」、
1907年に出版された「Op.92&Op.94」の22曲を、ルーセルの「歌曲集」
(2C 2150)、クラの「ポリフェーム」(3C 3078)でも美声を響かせたフランスの
名テノール、ヤン・ブーロンが歌う。
ディスク・リリック・アカデミーよりジェラルド・ムーア賞(最優秀伴奏者賞)
を贈られたビリー・エイディの伴奏もこれまた絶妙。2009年の録音。
1C 1174 \2300
ピエルネ:バレエ《シダリーズと牧羊神》全曲(全曲版世界初録音)
デイヴィッド・シャローン(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団、
メッツ大聖堂カレッジ合唱団
2000年9月の来日中に急逝したイスラエルの指揮者デイヴィッド・シャローンが
遺したピエルネのバレエ音楽「シダリーズと牧羊神」の全曲録音がディジパッ
ク仕様で新装登場。
初の完全全曲盤という内容、演奏が評価され、2002年のミデム・クラシカル・
アワードに輝いた実績を持つ。2000年5月29日-6月2日の録音。ディジパックに
よる新装再発売。
(今回の移行再発売に伴い旧盤の「1C 1059」は廃盤となります)