クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-09 No.16-1

2009年09月13日 18時58分04秒 | Weblog
<Onyx>
ONYX 4046 \2180
シューベルト:
アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821
二重奏曲(ソナタ)イ長調D.574(ウィスペルウェイ編)
幻想曲ハ長調D.934(ウィスペルウェイ編)
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ/グァダニーニ1760)、
パオロ・ジャコメッティ(フォルテピアノ)
2009年7月7日-9日、フリッツ・フィリップス音楽センター(アイントホーフェン
/オランダ)での録音。
1996年に当時使用していた19世紀ボヘミア製のチェロを弾き、ジャコメッティと
のデュオで「アルペジョーネ・ソナタ」を録音&リリースしているウィスペル
ウェイ。
盟友ジャコメッティと再びコンビを結成し臨んだ2度目の録音は、豊富な経験か
ら導き出された新たな解釈、そして「奇跡のチェロ」と称される"グァダニーニ
1760"を得てさらなる進化を遂げた"現在"のウィスペルウェイによる全く新しい
「アルペジョーネ・ソナタ」なのである。
また「アルペジョーネ・ソナタ」とカップリングされた「二重奏曲(ソナタ)」
と「幻想曲」では、ウィスペルウェイ自身の手による新たなアレンジが用いら
れており、その演奏と完成度も楽しみなポイント。
ソリストとしてだけでなく世界有数の室内楽奏者としても高い評価を受け、モ
ダン、ピリオドの両方に精通するイタリアの名手ジャコメッティの存在が、ウィ
スペルウェイのパフォーマンスをさらに高めてくれることは間違いない。

ONYX 4044 \2180
パガニーニ:24のカプリースOp.1
ジェイムズ・エーネス(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス1715"Marsick")
2009年5月&6月、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス/イギリス)で
の録音。
エーネスは1995年のデビュー・レコーディング、大喝采を浴びた2009年のザルツ
ブルク音楽祭でパガニーニの「24のカプリース」を取り上げており、この難曲
中の難曲に対するこだわりと愛着は相当なもの。
2008年度にグラミー賞を受賞したエーネスには、「地球上に存在する4-5人の完
璧なヴァイオリン奏者の1人」、「エーネスこそハイフェッツ、メニューイン、
オイストラフ、スターン、そしてミルシュタインの後継者に相応しい」など、
欧米各国の様々なメディアから称賛の声が寄せられている。






<PentaTone>
PTC 5186 339(SACD-Hybrid) \2850
R・シュトラウス:
交響詩《マクベス》Op.23/アルプス交響曲Op.64
マレク・ヤノフスキ(指揮)、ピッツバーク交響楽団
"ドイツ音楽"という絆で固く結ばれたヤノフスキとピッツバーク響による「アル
プス交響曲」は、アルプス山脈の光景が眼前に広がるような色彩感に富み劇的で
感動的。両者が築いてきた信頼関係が生んだ充実の「アルプス交響曲」である。
2008年10月&11月の録音。

PTC 5186 354(SACD-Hybrid) \2850
ブルックナー:交響曲第6番イ長調(ノヴァーク版)
マレク・ヤノフスキ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団
「交響曲第5番」と「交響曲第7番」に挟まれてしまいなかなかその魅力が伝わり
にくい「交響曲第6番」だが、ブルックナーを十八番とするヤノフスキが"アンセ
ルメのオーケストラ"スイス・ロマンド管から重厚なサウンドを引き出し目覚し
い演奏を展開。
「交響曲第6番」の真価、スイス・ロマンド管に訪れた"新時代"を感じさせてく
れる演奏です。
2009年1月の録音。

PTC 5186 365(SACD-Hybrid) \2850
ザッパ・シンフォニー ――
グラーフ:交響曲ニ長調Op.14-1
ザッパ:交響曲変ロ長調《チェロ・シンフォニー》、交響曲ニ長調
シュヴィンドル:交響曲ニ長調Op.9-3
モーツァルト:
交響曲第5番変ロ長調K.22《ハーグ》、
ソプラノと管弦楽のためのアリア《誠実に身を保ち》K.23
シュターミッツ:交響曲ハ長調Op.24-1
サイモン・マーフィー(指揮)、新オランダ・アカデミー室内管弦楽団
シュターミッツ、リヒター、コレッリ、ヨーゼフ・シュミットの作品を録音して
きたサイモン・マーフィー率いるオランダのピリオド・オーケストラ、新オラ
ンダ・アカデミー室内管の今回の舞台は18世紀オランダのハーグ。
オランダ最後の総督オラニエ公ヴィレム5世のハーグ宮廷でチェリストとして活
躍したフランチェスコ・ザッパ(fl.1763-1788)、宮廷楽長クリスティアン・エル
ンスト・グラーフ(1723-1804)、宮廷楽団のコンサートマスター、フリードリヒ
・シュヴィンドル(1737-1786)の作品、またハーグで作曲されたモーツァルトの
作品、ハーグで出版されたシュターミッツの作品など、"ヴィレム5世時代"の"
ハーグ"に縁のある作曲家たちの珍しい作品をマーフィー&新オランダ・アカデ
ミー室内管が全世界に向けて発信する ――。

PTC 5186 301(SACD-Hybrid) \2850
フェノメノン - デイヴィッド・ガーナーの音楽 ――
メゾ・ソプラノとピアノのための《スプーン・リヴァーの歌》/テノール、木
管五重奏とピアノのための《ビニェタス・フラメンカス》/ソプラノとバリト
ン、ピアノのための《蛍と柳》/ソプラノとピアノのための《フェノメナル・
ウーマン》
スザンヌ・メンツァー(メゾ・ソプラノ)
、フランシスコ・アライザ(テノール)、リンダ・ルーカス(フルート)、
ジョナサン・フィッシャー(オーボエ)、ベン・フライムート(クラリネット)、
スティーヴ・パウルソン(ファゴット)、ロバート・ワード(ホルン)、
ウィリアム・ストーン(バリトン)、ステファニー・フリーデ(ソプラノ)、
リサ・デラン(ソプラノ)、クリスティン・パンコニン(ピアノ)
サンフランシスコ音楽院の教授を務めるアメリカ人作曲家デイヴィッド・ガー
ナー(1954-)の歌曲集。2000年に初演された1幕の歌劇「金のなる木」で成功を
収めたガーナー。スペイン語、カタルーニャ語、ドイツ語、イタリア語、ギリ
シャ語、日本語などを駆使した声楽作品が特に高く評価されている。




<Solo Musica>
SM 125 \2300
ロマンティック・ヴィルトゥオージティ ――
ペスキン:トランペット協奏曲第1番ハ短調
ブラント:演奏会用小品第1番ヘ短調Op.11、同第2番変ホ長調Op.12
コーズ:演奏会用幻想曲変ホ短調
ヘーネ:スラヴ幻想曲
ベーメ:
ロシア舞曲Op.32、トランペット協奏曲ホ短調Op.18、
ラ・ナポリテーヌ・タランテラOp.25
ジュリアーノ・ゾンマーハルダー(トランペット&コルネット)、
ハイコ・マティアス・フェルスター(指揮)、
ノイエ・フィルハーモニー・ヴェストファーレン
2006年に260年以上の歴史を誇るドイツの名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
管弦楽団のソロ・トランペット奏者に就任してしまった1985年生まれの驚異の
才能ジュリアーノ・ゾンマーハルダーのコンチェルト・アルバム!
ゲヴァントハウス管のトランペット・セクションを牽引する天才奏者が選んだ
プログラムは、ペスキン、ブラント、コーズ、ベーメなど、どれもトランペット
奏者にとって重要なレパートリーばかり。
ちなみにベーメの「協奏曲ホ短調Op.18」以外の収録作品の管弦楽伴奏版は、
ゾンマーハルダーの演奏が世界初録音となる。ドクシツェルやマルゴーリン、
ユソフといった旧ソ連の伝説的奏者たちに認められた新世代の筆頭株のトラン
ペットが、高らかに、そして輝かしく鳴り響きます!




<Musica Ficta>
MF 8008 \2300
ヘンデル:モテットとソナタ・ダ・キエザ ――
グローリア/トリオ・ソナタ ト短調HWV.393/サルヴェ・レジナHWV.241/トリ
オ・ソナタ第6番ヘ長調Op.5-6,HWV.401/モテット《天に在す者が息を吐き給う
と》HWV.231
マガリ・レジェ(ソプラノ)、ロザソリス
古楽界に新風を吹き込むべく創設され、2004年からリリースをスタートさせた
ベルギーのレーベル"ムジカ・フィクタ(Musica Ficta)"。
演奏、デザインなどディスク全体のクォリティを追及している新鋭古楽レーベ
ルの最新作は、ハンブルク大学のハンス・ヨアヒム・マルクス教授によって2001
年にヘンデルの作品と断定された「ソプラノと弦楽のためのグローリア」や美
しいモテットなどを収録したヘンデルのアニヴァーサリー・アルバム。
このヘンデルが本格的な古楽デビューとなるフランスの若きソプラノ歌手マガ
リ・レジェの麗しき歌声、フランスのピリオド・アンサンブル、ロザソリスの
生命力に富んだ演奏が、若き日のヘンデルの秀作に秘められた魅力を解放させ
ている。録音面も優秀。古楽ファン要チェックのリリースです。




<Musiques a la Chabotterie>
MC 605006 \2300
ラモー:コンセールによるクラヴサン曲集(オーケストラ版) ――
第1組曲/第2組曲/第3組曲/第4組曲/第5組曲/ガヴォットと6つのドゥーブル
ユーゴ・レーヌ(指揮)、サンフォニー・ドゥ・マレ
ラモーの珍しいオペラ「オシリスの誕生、またはパミリーの祭り」(MC 002)、
「四大元素」の作曲者ルベルの音楽悲劇「ウリッセ」(MC 003)、レーヌが大活
躍するヘンデルの「リコーダーのための6つの協奏曲」(MC 004)、ルイ13世の宰
相 「リシュリュー枢機卿時代の音楽」(MC 005)など、こだわりのプログラムと
演奏でリリースの度に古楽ファンを潤わせてきたユーゴ・レーヌ&サンフォニ
ー・ドゥ・マレ。
"コレクション・ラモー"のVol.2と題された同コンビの新録音は、ラモーのコン
セールによるクラヴサン曲集(1741)の編成を拡大させてしまったという刺激的
な逸品。各声部が厚くなったことにより生まれた新しい響きのラモーをじっく
りとご堪能下さい!



<Et'cetera>
KTC 1365 \2300
J・S・バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集 ――
ソナタ第4番ホ短調BWV.528a(ダークセンによる再構築版)/ヴィオラ・ダ・ガン
バ・ソナタ第1番ト長調BWV.1027/同第2番ニ長調BWV.1028/同第3番ト短調
BWV.1029/ソナタ ニ短調BWV.964/コラール《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》
によるトリオ(ダークセンによる再構築版)
カッサンドラ・ルックハルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ピーター・ダークセン(チェンバロ)、
アルフレッド・ベルナルディーニ(オーボエ&オーボエ・ダモーレ)
エンシェント室内管やルーヴル宮音楽隊、イル・コンプレッソ・バロッコなど
の古楽演奏団体で活躍する女流ガンバ奏者カッサンドラ・ルックハルト、オラ
ンダ・バッハ協会のメンバーとして、またオランダ有数の音楽学者として高名
なピーター・ダークセン、アンサンブル・ゼフィロのバロック・オーボエ奏者
アルフレッド・ベルナルディーニという古楽ファン大注目のメンバーによる大
バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集。
不朽の名作ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番-第3番はもちろんのこと、
「BWV.528a」と「BWV.660a」の2作品では音楽学者ダークセンが研究を重ね再構
築を行った新版を用いているというところも非常に興味深い。またチェンバロ
奏者としてのピーター・ダークセンの演奏を味わえる「ソナタ ニ短調BWV.964」
の収録も嬉しい。

KTC 1368 \2300
ヴォックス・ネールランディカVol.1 ――
チコーニア:グローリア/デュファイ:めでたし天の后、救い主のうるわしき母
/ジョスカン:御身ただひとり奇蹟をなす者、オケゲムの死を悼む挽歌/オブレ
ヒト:サルヴェ・レジナ/ラ・リュー:おお、救いの生贄/ウィラールト:天にま
します我らが父よ/ノン・パパ:キャロル・マグナス・エラス/デ・ローレ:私
に安らぎを/ヴァールラント:楽しく歌いましょう/デ・ケルレ:スシピアント
・ドミネ/ラッスス:神に向かいて歓呼せよ、lo ti voria、何ゆえに悲しみた
るか/スホイト:Voi bramate ben mio/スヴェーリンク:詩篇第90番、ラウダー
テ・ドミヌム
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)、オランダ室内合唱団
オランダの作曲家シリーズ(Dutch Composers)に加わるのは、オランダのハルモ
ニア社から1995年に出版された合唱曲集"ヴォックス・ネールランディカ(Vox
Neerlandica)"に収録されているルネサンス時代の合唱作品集。
デュファイ、ジョスカン、オブレヒト、ラッススなどフランドル楽派の大家た
ちや、ルネサンスからバロックへの橋渡し的役割を担ったスヴェーリンクの作
品を歌うのは名門オランダ室内合唱団。オランダの合唱団が織り成す洗練され
たハーモニーによって、オランダの合唱芸術の歴史が紐解かれる。
1996年6月-7月の録音。NM Classicsレーベルからの移行新装再発売。

KTC 1377 \2300
ヌイツ:ピアノのための3つのソナタ ――
ソナタ第4番(Adde parum parvo)/ソナタ第5番(Blue ray-Ry's blues)/ソナ
タ第6番(Outlaw's exit)
エリザ・メディニラ(ピアノ)、マルク・マッソン(ピアノ)、
ベンジャミン・ファン・エッサー(ピアノ)
古典的な手法とポスト・モダンの作風を使い分けるベルギーの作曲家フランク
・ヌイツ(1957-)。
ここでは作曲、改訂が重ねられて完成したヌイツの6曲のピアノ・ソナタの中か
ら後半の3作品を収録。純粋なクラシックでもなく、コンテンポラリーでもない、
どこか神秘的な雰囲気を感じさせるピアノ作品である。

KTC 1901 \2300
甘美な涙 - カッチーニとディンディア ――
作曲者不詳:ダル・カプリッチョ・デット/カッチーニ:ひねもす涙して/ディ
ンディア:ひねもす涙して/カプスベルガー:前奏曲/カッチーニ:アマリリ麗し
/ディンディア:つれないアマリッリ/カスタルディ:カプリッチョ・デット/
カッチーニ:麗しき真紅のバラよ/トラバーチ:4声のトッカータ第1番/カッチ
ーニ:甘いため息、星に対して彼は打ち明けた/ディンディア:オリンピアの嘆
き/他
ジル・フェルドマン(ソプラノ)、
カール=エルンスト・シュレーダー(キタローネ)、マラ・ガラッシ(アルパ)
アメリカ生まれの古楽唱法の達人ジル・フェルドマンが歌うカッチーニとディ
ンディアでは、キタローネのカール=エルンスト・シュレーダー、ハープのマ
ラ・ガラッシといった古楽界の名手たちとの共演が実現。
"Et'cetera(Olive Music)"レーベルからの復刻となった「甘美な涙」は2003年
に急逝したシュレーダーに捧げられている。
2001年5月3日-6日の録音。Stradivariusレーベルからの移行新装再発売。

KTC 1381 4枚組 \4600
シェーンベルク・クヮルテット - オランダの伝説 ――
ケティング:弦楽四重奏曲
ラマン:悲歌と死の舞踏
ボブ・ツィンマーマン:弦楽四重奏曲
フェルメーレン:弦楽三重奏曲、弦楽四重奏曲
ファン・フライメン:弦楽五重奏曲、弦楽六重奏曲
エッシャー:弦楽三重奏曲
デ・ラーフ:エンネアス・ドメイン
ペイペル:
弦楽四重奏曲第1番へ短調、同第2番、同第3番、同第4番、同第5番(未完成)
シェーンベルク・クヮルテット、ハンス・ボウデンベルク(チェロ)、
ハリー・スパルナーイ(クラリネット)、今井信子(ヴィオラ)、
ヤン・エリク・ファン・レグテレン・アルテナ(ヴィオラ)、
ミシェル・ミュラー(チェロ)、ヘット・トリオ
1976年に結成され2006年で創立30周年を迎えたオランダの名門四重奏団シェーン
ベルク・クヮルテット。シャンドスからリリースされている新ウィーン楽派の
録音がいずれも世界的評価を受けている。
この「オランダの伝説(The Duch Legacy)」には、ケティングやエッシャー、
ペイペルなど、オランダの現代作曲家たちの弦楽作品を多数収録。オランダ近
現代音楽への造詣の深さも群を抜いている。1984年-2008年の録音。

KTC 1382 5枚組 \5750
シェーンベルク・クヮルテット - レトロスペクティヴ・エディション ――
ドビュッシー:弦楽四重奏団ト短調Op.10
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
デュティユー:弦楽四重奏のための《夜はかくの如し》
ショーソン:
弦楽四重奏曲ハ長調Op.35(ダンディ補完)、ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏
のための協奏曲Op.21
レーガー:
弦楽四重奏曲第5番嬰へ短調Op.121、クラリネット五重奏曲イ長調Op.146
モーツァルト:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番
ウェーベルン:3つの小品、弦楽三重奏のための楽章
シュールホフ:弦楽六重奏曲、5つの小品、弦楽四重奏曲第1番、同第2番
シェーンベルク・クヮルテット、フレデリック・マインダース(ピアノ)、
ライナー・クスマウル(ヴァイオリン)、
ピエール・ワウデンベルフ(クラリネット)、ハンス・ワウデンベルフ(チェロ)、
ヤン・エリク・ファン・レグテレン・アルテナ(ヴィオラ)、
タコ・コーイスト(チェロ)、スーザン・ナルッキ(ソプラノ)
シェーンベルク・クヮルテットのセット・リリース第2弾「レトロスペクティヴ
・エディション」には、ドビュッシーやラヴェル、ショーソンなどのフランス
モノ、ドイツのレーガー、ブラームスなど一味違ったレパートリーを収録。
アンサンブルの代名詞でもある新ウィーン楽派や近現代作品だけでなく、ロマ
ン派やフランス印象派の演奏も素晴らしい。1987年-2009年の録音。





<Ameson>
ASCP 0815 \2300
バッハ風とピアノ・トランスクリプションンズ ――
J・S・バッハ:
前奏曲とフーガ イ短調BWV.543(リスト編)/カンタータ第29番《神よ、われら
汝に感謝す》より 序曲(サン=サーンス編)/シチリアーノ(ケンプ編)
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564より アダージョ(ブゾーニ編)
/コラール《われ、汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ》BWV.639より コラール
前奏曲/シャコンヌ(ブゾーニ編)/マタイ受難曲BWV.244より 主よ憐れみたまえ
(ベッファ編)/前奏曲ロ短調BWV.855a(ジロティ編)
シューマン:
バッハの名による6つのフーガOp.60
ヴィラ=ロボス:アリア
ダヴィッド・ビスマス(ピアノ)
ダヴィッド・ビスマスは、14歳という若さでパリ国立高等音楽院への入学を実現
させ、ケフェレック、コラール、エンゲラー、デュソーシェスといった名ピアニ
ストたちにその才能を認められたフランス新世代の旗手。フランク&フォーレ
(ASCP 0302)、デュカス&ドビュッシー(ASCP 0607)のに続くバッハ・アルバム
は、"トランスクリプション"と2つの"バッハ風"の作品をカップリング。ビスマ
スの透き通るような音色、丁寧で繊細なタッチが、"トランスクリプション"で
あるということを忘れさせてくれる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

09-09 No.16-2

2009年09月13日 18時57分19秒 | Weblog
<ABC Classics>
ABC 476 5335 2枚組 \3380
アルカン:短調による12の練習曲Op.39(全曲)
ステファニー・マッカラム(ピアノ)
世紀のスーパー・ヴィルトゥオーソ、アムランの代名詞"アルカン"の「シンフォ
ニー」&「交響曲」を含む超難曲「短調による12の練習曲Op.39」の全曲にオー
ストラリアの女流ピアニスト、ステファニー・マッカラムが堂々の挑戦!
リスト、ウェーバー、ブーレーズ、クセナキス、現代オーストラリアの作曲家な
ど、様々な時代の作品を弾きこなしてきたマッカラム。難曲と対峙できるマッカ
ラムの技巧や音楽性、作品との駆け引きがアルカンの「Op.39」全曲録音という
大きなチャレンジを成功へと導いている。1999年、2004年、2005年の録音。

ABC 982 6976 2枚組 \3380
トランペット協奏曲集 ――
ラヴロック:トランペット協奏曲/トマジ:トランペット協奏曲/マイルズ:トラ
ンペット協奏曲/アルチュニアン:トランペット協奏曲/ベッリーニ:トランペッ
ト協奏曲変ホ長調/ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調/チマローザ(ベン
ジャミン編):オーボエ協奏曲(トランペット版)/フンメル:トランペット協奏曲
ホ長調/ウェーバー:オーボエ小協奏曲ハ長調(トランペット版)/アーバン:幻
想曲と変奏曲
ジェフリー・ペイン(トランペット)、
ジョン・ホプキンス(指揮)、ミヒャエル・ハラース(指揮)、
メルボルン交響楽団
ジェフリー・ペインは、ABCトレーニング・オーケストラ、シドニー響を経て、
1986年にメルボルン響の首席トランペット奏者に就任したオーストラリアを代
表するトランペット奏者の1人。
岩城宏之、オーケストラ・アンサンブル金沢との共演経験も持つペインの協奏
曲集は、トマジ、アルチュニアン、ハイドン、フンメルの王道から、トランペッ
トへのアレンジなど多種多彩。聴き応えも十分!1990年&1996年の録音。

ABC 476 5251 \2250
チューバ協奏曲集 ――
ヴォーン=ウィリアムズ:チューバ協奏曲へ短調/ラヴロック:チューバ協奏曲
/ワイルダー(ローゼンタール編):チューバ組曲第1番/ケニー:チューバ協奏曲
/ダニエルソン:協奏的組曲
ピーター・ウィッシュ=ウィルソン(チューバ)、
デイヴィッド・スタンホープ(指揮)、アデレード交響楽団
1978年からアデレード交響楽団の首席チューバ奏者として活躍しているタスマ
ニア島出身のチューバ奏者ピーター・ウィッシュ=ウィルソンによるチューバ
協奏曲集。
チューバ協奏曲の筆頭ヴォーン=ウィリアムズ、英国から豪州に移住したラヴ
ロック、ご当地アデレードの作曲家ケニーなど5曲の協奏曲をウィッシュ=ウィ
ルソンが熱演!広大な豪州の大地から響く低音の魅力に浸かってみてください。
2001年の録音。

ABC 472 224-2 \2250
ギターのためのソナタ&ファンタジー ――
パガニーニ(グリゴリアン編):カプリース イ短調Op.1-24/ジュリアーニ:大序
曲Op.61/ソル:モーツァルトの魔笛の《なんと美しい音》の主題による変奏曲
Op.9・、グランド・ソロOp.14/ジュリアーニ:ヘンデルの《調子の良い鍛冶屋》
の主題による変奏曲Op.107/ソル:アンクラージュマンOp.34*
スラヴァ・グリゴリアン(ギター)、レオナルド・グリゴリアン(ギター)*
ジョン・ウィリアムスの系譜を継ぐ逸材とも評されるカザフスタン生まれメルボ
ルン育ちのクラシック・ギタリスト、スラヴァ・グリゴリアンのソロ・アルバ
ム。クラシック・ギターには絶対に欠かせないジュリアーニとソル、そしてグ
リゴリアン自身のアレンジによるパガニーニは、偉大なる先人たちへのオマー
ジュとも言えるだろう。2001年&2002年の録音。

ABC 476 6405 3枚組 \4450
J・S・バッハ:6つのパルティータBWV.825-830
ニコラス・パール(チェンバロ)
1989年のブルージュ国際チェンバロ・コンクールを制覇したオーストラリア生
まれのベテラン・チェンバリスト、ニコラス・パールのバッハ。
1985年のロンドン移住以降、数多くのコンサートやレコーディングで活躍し、
ギルドホール音楽院、メンデルスゾーン音楽演劇大学で教鞭を執ってきたニコ
ラス・パールの経験値は相当のもの。ここではその経験に裏打ちされたバッハ
を聴ける。2002年の録音。

ABC 476 228-0 \2250
ストーリーテラー ――
伝承曲:ストーリーテラー、ズァーラ、レー・ケダ、マカーム・オヴ・ザ・ナイ
ル/タワドロス:フェイミッシュド・フェイス/伝承曲:オリーヴ・ブランチ、
ハルシネイション・オン・ア・ストリング、ハワ・アル・ナハール、ハディド
門/タワドロス:ファラオの夢/伝承曲:楽園の鳥
ジョセフ・タワドロス(ウード)
1983年にエジプトのカイロで生まれオーストラリアへと渡ったアーティスト、
ジョセフ・タワドロスによるウード作品集。
西アジアの中近東諸国では"楽器の女王"と呼ばれるリュート属の楽器ウード。
素朴でありながらもアラブの香りの濃密に漂わせるウードの音色を堪能できる
本格的な録音である。2003年の録音。





<Audiomax>
903 1544-6(SACD-Hybrid) \2850
シューマン:チェロとピアノのための作品全集 ――
アダージョとアレグロOp.70/幻想小曲集Op.73/民謡風の5つの小品Op.102/
3つのロマンスOp.94/おとぎの絵本Op.113
クラウス・シュトルク(チェロ)、アヤ・イシハラ(ピアノ)
名門デトモルト音楽大学で学び、マイナルディとメッツマッハーにチェロを師
事した1928年生まれのドイツの老将クラウス・シュトルク。
決して急がず、また感傷的になりすぎずにゆったりとしたテンポで優しく歌わ
れる懐の深いシューマンは、幾多のステージを踏んできた大ベテランならでは。
シュトルクをそっと引き立てるピアノへの好感度も◎。

707 1541-2 3枚組 \4600
デルツ:作品全集Vol.1 ――
大管弦楽のための《ジャングルにて》Op.6/ピアノ四重奏曲Op.2/管弦楽のた
めの《Die Atmer der Lydia》Op.5/ピアノ協奏曲Op.9/アルバイトリーダー
Op.8/シーゲルOp.3/ピアノのための《シルス》Op.1/弦楽四重奏曲Op.7/
ピアノ独奏、ソプラノ、バス、合唱と管弦楽のための《イスタンブール》Op.14
クリストフ・デルツ(ピアノ)、
マティアス・バーメルト(指揮)、カジミエシュ・コルト(指揮)、
バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団、他
スイスの近現代音楽の発展に寄与した音楽家クリストフ・デルツ(1950-1993)の
作品を網羅するシリーズの第1集。
作曲をシュトックハウゼンとフンパートから学んだデルツの作品は、オーケスト
ラで"ジャングル"の風景を表現したその名も「ジャングルにて」など興味深い
ものばかり。1979年-2000年の録音。

703 1545-2 \2300
太陽の歌 ――
ミヒャエル:太陽の歌Op.113/テペル:パストレラ/ドゥダ:太陽の歌Op.49a/
シュリー:Vom Abend zum Morgen Op.62/ブッフホルツ:歌曲集《太陽の歌》
/シュテフェンス:太陽の歌Op.81/シュニーヤー:太陽
トリオ・カントライアーノ〔ブリギッテ・クレイ(ソプラノ)、
エレ・グラウ(フルート)、ギュンター・フリードリッヒ(ピアノ)〕
時代や国、作風という垣根を超えて"鳥"をテーマとした作品集(703 1284-2)を
発表したソプラノ、フルート、ピアノという珍しい編成のアンサンブル、トリ
オ・カントライアーノの今回のテーマは"太陽"。





<Attacca>
ATTACCA 28118 \2300
シャリーノ:フルートのための作品集 ――
J・S・バッハのトッカータとフーガ ニ短調BWV.565(シャリーノによるフルート
編曲版)/Fauno che fischia a un merlo/D'un faune/La perfezione di un
spirito sottile
マリオ・カロリ(フルート)、エルネスティーネ・ストープ(ハープ)、
トモコ・ムカイヤマ(ピアノ)、フランソワーズ・クブラー(ソプラノ)、
クリスティアン・ディエルシュタイン(ベル)
パレルモに生まれた現代イタリアの奇才サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)の
フルート作品集最大の目玉は、バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」の無伴
奏フルート編曲版!
音楽史に輝き続ける大バッハの傑作に、シャリーノのテイストが加えられたフル
ート版「トッカータとフーガ ニ短調」。フルート関係者、シャリーノ・ファン
お見逃しなく!





<Phaedra>
DDD 92059 \2300
In Flanders' Fields Vol.59 - スウェルツ:オラトリオ《神聖なる魂の喜びよ》
アン・デ・ルネス(ソプラノ)、ヤン・カールス(テノール)、
エドモン・サヴニエ(指揮)、レマンス音楽院管弦楽団&合唱団
ルネサンス時代にはフランドル楽派が隆盛を誇ったベルギー・フランドル地方
で生まれた"現在"の音楽を発信する"In Flanders' Fields"。
第59集は、吹奏楽の作曲家として欧米、ここ日本でも人気を博しているピート
・スウェルツ(1960-)の壮大なオラトリオ。「マルコ受難曲」などスウェルツの
宗教作品は現代のフランドルの重要な作品として定評がある。





<Cobra Records>
COBRA 0024 \2300
ロシアン・ジェネレーション1 ――
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番ロ短調Op.50
G・プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番
ロイスダール弦楽四重奏曲
1996年に結成されたロイスダール弦楽四重奏曲は、オランダ史上最高の風景画
家と称されるヤーコプ・ファン・ロイスダール(1628/9-1682)の名を冠するオラ
ンダの弦楽四重奏団。
チャイコフスキー、プロコフィエフの名作と並び収録されたガブリエル・プロ
コフィエフ(1975-)の音楽が、若き弦楽四重奏団の存在感とリンクする。





<Cybele>
SACD 160.404(SACD-Hybrid) \2850
ロシア未来派のピアノ作品集Vol.1 ――
オブーホフ:祈り、2つの小品、転化、イコネ、クリエイション・デ・オル
ヴィシネグラツキー:2つの前奏曲、エチュード
プロトポポフ:ソナタ第2番Op.5
オブーホフ:Aimons-nous les uns les autres、La paix pour les reconcilies、
Le Temple est mesure、Adorons Christ
トーマス・ギュンター(ピアノ)
1910年代の荒れ狂う動乱のロシアで生まれ、前衛芸術を掲げた"ロシア未来派"
に属する音楽家たちが創造した"ピアノ作品"の再評価を目指す新シリーズ。
トーマス・ギュンター演奏によって、スターリンの登場による弾圧で歴史の闇
に葬られたオブーホフ、ヴィシネグラツキー、プロトポポフのピアノ作品が確
かに当時のロシア(旧ソ連)に存在していたということが証明される。
全曲世界初録音。

SACD 060.801(SACD-Hybrid) \2850
メデク:オルガン作品集 ――
全質変化のパッサカリア/オルガンのための4つのトーン《b-a-c-h》/バリー
ド・ルスティク・フルート/四季斎日/破れた翼/逆戻りしたパッサカリア
マルティン・シュメディング(オルガン)
ノーノ、シェルヘン、シュトックハウゼンの影響を受けたドイツ、イェナ出身
の作曲家ティロ・メデク(1940-2006)のオルガン作品集。伝統的な手法に則った
作品から、オルガンを電子音楽ように聴かせてしまう作品などメデクの世界は
広い。全曲世界初録音。





<Syrius>
SYR 141421 \2300
J・S・バッハ:オルガン作品集Vol.6 ――
前奏曲とフーガ イ短調BWV.543/コラール《主なる神、われらがもとにあれば》
BWV.258/幻想曲《主なる神、われらがもとにあれば》BWV.1128/さらば別れを
告げんBWV.735/コラール《イエスよ、わが喜び》/幻想曲《イエスよ、わが喜
び》/パストラーレ ヘ長調BWV.590/コラール《愛しきイエスよ、われらはこ
こに》BWV.730/コラール《愛しきイエスよ、われらはここに》BWV.731/
フーガ ト長調/コラール《われらキリストの徒》BWV.710/コラール《わが魂
は主をあがめ》BWV.733/コラール《主なる神よ、われら汝を讃えん》BWV.725
/トッカータとフーガ ヘ長調BWV.540
ヘルガ・シャウエルテ(オルガン)
パリのドイツ・ルター派教会のオルガニストを務め、ジャン・アランやブクス
テフーデなど数多くのオルガン作品の録音を手がけてきたドイツ生まれの女流
オルガニスト、ヘルガ・シャウエルテ。
現在進行中のJ・S・バッハ・シリーズの第6集には、2008年4月15日に新発見さ
れた「BWV.1128」を収録。

SYR 141424 \2300
ボッシ:
アントレ・ポンティフィカーレOp.104-1、アヴェ・マリアOp.104-2、オッフェ
ルトリウムOp.104-3、あきらめOp.104-4、贖罪Op.104-5
レスピーギ:前奏曲イ短調、同ニ短調
カポッチ:アンダンテ
ボッシ:演奏会用小品ハ短調Op.130
ドメニコ・セヴェリン(オルガン)
サンテティエンヌ大聖堂のオルガニスト、ドメニコ・セヴェリンによるイタリ
アのオルガン作品シリーズ最新作。
オペラが不動の地位を築いていた19世紀-20世紀のイタリアで、教会のオルガン
のために作品を書き続けた作曲家たちの想いを、ジェノヴァ・インマコラータ
大聖堂のグランド・オルガンが運ぶ。





<BNL>
BNL 112875 \2300
ヘンデル:ヴァイオリンと通奏低音のための《6つのソナタ》 ――
ソナタ ニ短調HWV.359a/同ト長調HWV.358/同ト短調HWV.364/同ト短調HWV.368
/同ヘ長調HWV.370/同ホ長調HWV.373
フレデリク・ペラッシー(ヴァイオリン)、ヴァンサン・ワルニエ(オルガン)
16歳でレコーディング・デビューを果たしたメニューイン・スクールの超優等
生、フレデリク・ペラッシーのヘンデル・アルバム。
伴奏にオルガンを選んだヘンデルのソナタでの豊かで艶やかな音色はやはり神
童ペラッシー。1996年4月の録音。

BNL 112876 \2300
コントラバスのための作品集 ――
ラヴェル:ハバネラ形式による小品
モルターリ:
ヴァイオリンとコントラバスのための《デュエット・コンチェルタンテ》
ゲンス:スケルツォ
ロッシーニ:チェロとコントラバスのための《二重奏曲》
フィビヒ:詩曲
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
シュペルガー:ヴィオラとコントラバスのための《ソナタ》
パガニーニ:変奏曲
ダニエル・マリイエ(コントラバス)、ロラン・ピドゥ(チェロ)、
フランソワーズ・グネリ(ヴィオラ)、パトリック・シェミア(ヴァイオリン)、
ガブリエラ・トルマ(ピアノ)
ダニエル・マリイエはパリ・オペラ座管のスーパー・ソリストとして同オーケ
ストラの低弦セクションを支えるフランスのコントラバス奏者。
マリイエのコントラバス、とにかく上手い!低弦楽器の底知れぬ魅力を教えて
くれる貴重な室内楽作品集である。1994年の録音。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする