<BONGIOVANNI>
GB 2419 2枚組 \4360
ポンキエッリ:「ヴァレンシアのムーア人」
マウリツィオ・ザンケッティ(Br アルベリーゴ・デラスカール)
ナターリア・マルガリート(S エレマ)
フイージ・フラットラ(T フェルナンド)
カテリーナ・ノヴァーク(Ms カルミーネ)ほか
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ウクライナ・ドネツク・フィルハーモニー管弦楽団
クレモナ・ポンキエッリ=ヴェルトヴァ合唱団
録音:2006,07年
ポンキエッリといえば「ジョコンダ」。その「ジョコンダ」から3年後の1878
年に作曲していたのが、この「ヴァレンシアのムーア人」。しかし台本が批判
されてしまい、ポンキエッリは途中で作曲を中断、そのまま1886年に亡くなっ
てしまったため「ヴァレンシアのムーア人」は未完で残されてしまいました。
後にアルトゥーロ・カドーレが補筆完成、1914年にモンテカルロで初演されま
した。これが世界初録音です。
GB 5634 \2180
モーツァルトの周辺の作曲家のオペラ序曲集
ピッチンニ:「偽のトルコ人」序曲,「アメリカのナポリ人たち」序曲
パイジェッロ:
「親切なアラビア人たち」序曲,「ゼルミーラ」序曲,「ダルダネ」序曲,
「太鼓」序曲
アンフォッシ:
「迫害された見知らぬ女」序曲,「パルミーラのゼノービア」序曲
ルケージ:「明かされた裏切り」序曲
チマローザ:「偽の貴族たち」序曲
フランチェスコ・クワットロッキ(指)アブルッツォ交響楽団
録音:2006年
ニッコロ・ピッチンニ(1728-1800),ジョヴァンニ・パイジエッロ(1740-1816),
パスクワーレ・アンフォッシ(1727-1797),アンドレア・ルケージ(1741-1801),
ドメニコ・チマローザ(1749-1801)のオペラの序曲を10曲収録。
GB 5612 \2180
プラッティ:
4声のミサ曲 ヘ長調、スターバト・マーテル、4声のミサ曲 イ長調
シモーナ・チェルボネスキ(S) ピエラ・カズーラ(Ms)
ファブリオ・フレージ(T) アントーニオ・パーラ(Bs)
パオロ・ルッジェーロ(Br)
アントーニオ・サンナ(指)サッサーリ共同管弦楽団,
イ・カントーリ・デッラ・レズレツィオーネ・ディ・ポルト・トレス
録音:2001年12月,サッサーリ
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティは、1697年、パドヴァに生まれた作曲
家。1722年にヴュルツブルクに移り、1763年にこの地で亡くなるまでヴュルツ
ブルクの宮廷で働いていました。バッハ、ヘンデルより一世代下に当たり、末
期バロックから前古典派の特長が顕著です。音楽はいずれも優しい明るさのあ
る親しみやすいもの。サッサーリの団体の愛情ある演奏と相まって、宗教曲マ
ニアなら逃がせない出来栄えです。
GB 5635 \2180
ヤコポ・ダ・ボローニャ:
「良い時が巡って来た」,「わたしが不死鳥だったとき」
ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ:木蔭に腰掛けて
ニッコロ・ダ・ペルージャ:「考えながら過ごし」,「帆は壊れ」
ランディーニ:「想いに耽って」,「ああ、言っておくれ」
ザカリアス:「楽しみに狩りをして」
作者不詳:「海岸で」,「甘美な水で漁をして」
他、全13曲
アンサンブル・オリエンティス・パルティブス
録音:2005年,ペルージャ
14世紀イタリアのカッチャとマドリガーレを集めています。ヤコポ・ダ・ボロ
ーニャとジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ(もしくはジョヴァンニ・ダ・カッ
シャ)は、ともにミラノでヴィスコンティ家に仕えた音楽家。アンサンブル・
オリエンティス・パルティブスの演奏は、名前通り、東方風の響きを取り入れ
たもので、心地よいと同時に刺激的です。
GB 5148 \2180
オーボエとピアノのための作品集
ピクシス:オーボエとピアノのための大ソナタ Op.35、
カリヴォダ:オーボエ・ソナタ Op.228、
シュレック:オーボエ・ソナタ Op.13、
ニールセン:二つの幻想的小品 Op.2、
セイバー:即興曲
アレッサンドロ・バッチーニ(Ob) アレッサンドロ・カッペッラ(P)
録音:1998年
ヨハン・ペーター・ピクシス(1788-1874),ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ
(1801-1866),グスタフ・シュレック(1849-1918),カール・ニールセン(1869
-1931),マティヤス・セイバー(1905-1960)と、様々な時代の作曲家のオーボ
エ作品を集めています。ニールセンの曲が比較的良く演奏される他は、わりと
珍しいでしょう。ピクシスとカリヴォダの作品は、パウル・ドムブレヒトのオ
ーボエ、ジョス・ファン・インマゼールのフォルテピアノによる演奏がありま
した(ACCENT ACC 78330)。
GB 2555 \2180
ルス・デル・アルバ、アリア集
モーツァルト:「魔笛」
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」,「ルチア」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」,「ロンディネ」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
からのアリア
ルス・デル・アルバ(S) ヴィットーリオ・グリゴロ(T)
フランチェスコ・グリゴロ(指)ミラノ・メロス管弦楽団
録音:2001年
ルス・デル・アルバは、ウルグアイ出身のソプラノ。バロックからヴェルディ
まで幅広いレパートリーを持っており、ドミンゴに招かれてワシントン歌劇場
でオッフェンバック「ホフマン物語」のジュリエッタとアントーニアを歌った
りしている。
GB 2556 \2180
バロックのバリトン曲集
バッハ:
「ヨハネ受難曲」-急げ、悩める魂よ,ミサ曲 ロ短調-主である聖霊に
テレマン:4声の協奏曲 ニ長調 TWV43:D4-第1楽章
モンテヴェルディ:「オルフェオ」から
カンプラ:「女たち」
パーセル:「アーサー王」-なんと力強い,「パウサニアス」-薔薇より甘美な
ヘンデル:
「デッティンゲン・テ・デウム」-お与えください,「メサイア」-なぜ国々が
バルトロ・ムシル(Br)
ダニエレ・ボーヴォ(指)アカデミア・ムジチ・デイ・ルーミ
録音:2006年,ヴェローナ
独伊英仏のバロックのバリトンのアリアを集めています。バルトロ・ムシルは、
1974年、オーストリアのクラーゲンフルト生まれのバリトン。
<PREISER>
PRCD 90735 3枚組 \6240
リムスキー=コルサコフ:
「見えない町キーテジと乙女フェヴローニヤの物語」
+ボーナス:
イワン・ペトロフ、リムスキー=コルサコフのロマンスを歌う
ナタリア・ロジェストヴェンスカヤ(S フェヴローニヤ)
イワン・ペトロフ(Br ユーリ王子)
ウラディーミル・イワノフスキー(Bs フセーヴォロド王子)
イルヤ・ボグダーノフ(Bs フョードル・ポヤーロク)ほか
ヴァシーリ・ネボルシン(指)モスクワ放送交響楽団,合唱団
録音:1956年
「見えない町キーテジと乙女フェヴローニヤの物語」は、1907年に初演された、
リムスキー=コルサコフの比較的晩年の傑作。近年再評価が著しい作品です。
1917年にロシア革命が勃発した後、ロシアでは社会主義体制向きに改竄された
形で上演されていました(オリジナルの復活は1966年)。この録音もおそらくこ
の形での上演と思われます。1950年代のソヴィエトの名歌手が名を連ねていま
す。
PRCD 89678 \2080
マリアン・アンダーソン 第2集
ブラームス:アルト・ラプソディー
マーラー:亡き子をしのぶ歌
シューベルト:
愛の便り D.957-1,魔王 D.323,糸を紡ぐグレートヒェン D.118,
死と乙女 D.531,ます D.550,アヴェ・マリア D.839,影法師 D.957-13,
若者と死 D.545,ほか
R.シュトラウス:あした Op.27-4,解き放たれ Op.39-4
マリアン・アンダーソン(A)
フリッツ・ライナー(指)
RCAヴィクター管弦楽団,ロバート・ショー男声合唱団(ブラームス)
ピエール・モントゥ(指)
サンフランシスコ交響楽団(マーラー)ほか
録音:1951年(ブラームス),1951年(マーラー)
マリアン・アンダーソン(1897-1993)が、ライナーやモントゥと共演した珍し
い録音。
PRCD 89690 \2080
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ アリア集
ワーグナー:「タンホイザー」
ベッリーニ:「ノルマ」
ヴェルディ:「トラヴィアータ」,「運命の力」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
プッチーニ:「マノン・レスコー」
グノー:「ファウスト」
チャイコフスキー:
「オプリチュニク」,「オルレアンの少女」,「マゼッパ」,「魔法使い」,
「オプリチニク」,「スペードの女王」,「イオランタ」からのアリア
ボリス・ハイキン(指)ボリショイ歌劇場管弦楽団 ほか
ロストロポーヴィチの夫人、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(1926-)の、ボリショ
イ劇場時代のアリア集。「ノルマ」,「運命の力」,「マノン・レスコー」だ
けイタリア語、他は全てロシア語の歌唱。
PRCD 80679 \2080
ミリツァ・コルユス 第3集
J.シュトラウス:
酒、女、歌,皇帝ワルツ,千一夜ワルツ,美しく青きドナウ,芸術家の生活,
南国の薔薇,ウィーン気質,宝石のワルツ,ウィーンの森の物語,ほか
ベッリーニ:「ノルマ」-清き女神ほか
ミリツァ・コルユス(S)
録音:1934-47年
美貌のソプラノとして知られたミリツァ・コルユスの全盛期の録音。第1集は
PRCD 89054、第2集はPRCD 89169。
PRCD 89672 \2080
エミー・ベッテンドルフ アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ウェーバー:「魔弾の射手」
グノー:「ファウスト」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
ワーグナー:
「タンホイザー」,「ローエングリーン」,「マイスタージンガー」
コーネリウス:「バグダッドの理髪師」
R.シュトラウス:「バラの騎士」,「ナクソス島のアリアドネ」
からのアリア,場面
フリーダー・ヴァイスマン(指),パウル・ブライザッハ(指)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団、他
録音:1922-25年
エミー・ベッテンドルフ(1895-1963)はフランクフルト・アム・マイン生まれ
のドイツのソプラノ。十代でデビュー。1920年からベルリン国立歌劇場で、
1924年からベルリン市立歌劇場で活躍、幅広い人気を誇りました。病気で1928
年に舞台から引退したものの、1938年まで歌手活動を続けていました。
PRCD 89688 \2080
クレア・ドゥクス アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」,「牧人の王」
ウェーバー:「魔弾の射手」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トロヴァトーレ」
グノー:「ファウスト
ビゼー:「真珠採り」
トーマ:「ミニヨン」
プッチーニ:「ボエーム」,「蝶々夫人」,「トスカ」
フンパーディンク:「王様の子供」
からのアリア
クレア・ドゥクス(S)
録音:1911-21年
クレア・ドゥクス(1880-1967)はドイツのソプラノ。1906年にケルンでデビュ
ー、1911年から18年までベルリンで活躍しました。全てドイツ語での歌唱。
PRCD 89677 \2080
ルートヴィヒ・ズートハウス アリアと歌曲集 第2集
シューベルト:
音楽に寄せて D.547,竪琴に寄す D.737,夜の曲 D.672,魔王 D.328,
セレナード D.957-4,ミューズの子 D.764
シューマン:ベルシャザール王 Op.57,野外へ Op.89-5
ブラームス:郷愁2 Op.63-8,愛の歌 Op.71-5
R.シュトラウス:あした Op.27-4,憩え、私の魂よ Op.27-1,献呈 Op.10-1
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」,「ワルキューレ」の場面
ルートヴィヒ・ズートハウス(T) グスタフ・グロスマン(P 歌曲)
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリン市立歌劇場管弦楽団(「さまよえるオランダ人」)
ハンス・ミュラー=クライ(指)
シュトゥットガルト南ドイツ放送交響楽団(「ワルキューレ」)
録音:1955年10月12日,モスクワ(歌曲),
1952年4月26日(「さまよえるオランダ人」),1950年(「ワルキューレ」)
ルートヴィヒ・ズートハウス(1906-1971)がモスクワで行った歌曲リサイタル
を中心に、彼の唯一のエリックの録音である1952年の「さまよえるオランダ人」
の抜粋などを収録。
PRCD 89665 \2080
レオポルド・シモノー アリア集
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」,「コジ・ファン・トゥッテ」,「イドメネオ」,
「ティートの慈悲」、
ヴェルディ:「トラヴィアータ」、
グノー:「ロメオとジュリエット」、
ビゼー:「カルメン」、
マスネ:「マノン」からのアリア
レオポルド・シモノー(T)
ベルンハルト・パウムガルトナー(指)
ウィーン交響楽団
ピエール・デルヴォー(指)
コンセール・ラムルー管弦楽団,シャンゼリゼ管弦楽団
録音:1953,54年
カナダ出身でヨーロッパで広く活躍したレオポルド・シモノー(1916-2006)の
アリア集。1953年と54年のPHILIPS録音に加え、1953年のDucretet Thomsonの
珍しい録音を収録。
PRCD 89682 \2080
ペトレ・ムンテアヌ アリア集 第2集
グルック:「欺かれた回教の裁判官」、
ウェーバー:「オベロン」、
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」、
フロトー:「マルタ」、
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」、
グノー:「ファウスト」、
ビゼー:「真珠採り」、
ボーイト:「メフィストーフェレ」、
マスネ:「ウェルテル」、
プッチーニ:「トスカ」,「トゥーランドット」、
チレーア:「アルルの女」、
ザンドナーイ:「祖国」、
シューマン:「ゲノフェーファ」からのアリア,場面
ペトレ・ムンテアヌ(T)
ルーマニア生まれの名テノール、ペトレ・ムンテアヌ(1916-1988)のアリア集
の第2集。第1集はPRCD 89662、また歌曲集がPRCD 89306(3CD)で発売されてい
ます。
PRCD 89674 \2080
ルイージ・インファンティーノ アリアと歌曲集
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」、
ドニゼッティ:「愛の妙薬」、
ヴェルディ:
「リゴレット」,「トラヴィアータ」,レクイエムからのアリア,ほか歌曲
ルイージ・インファンティーノ
アルベルト・エレーデ(指)管弦楽団
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指)ローマ歌劇場管弦楽団
レイ・マーティン(指)管弦楽団、ほか
録音:1946-51年
ルイージ・インファンティーノ(1921-1990)はイタリアのリリックテノール。
甘美な声の持ち主と知られましたが、録音はあまり多くありません。オペラと
同時に、カンツォーネでも大変人気があり、このCDでもトスティのマレキアー
レやかわいい口もとは絶品です。
GB 2419 2枚組 \4360
ポンキエッリ:「ヴァレンシアのムーア人」
マウリツィオ・ザンケッティ(Br アルベリーゴ・デラスカール)
ナターリア・マルガリート(S エレマ)
フイージ・フラットラ(T フェルナンド)
カテリーナ・ノヴァーク(Ms カルミーネ)ほか
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ウクライナ・ドネツク・フィルハーモニー管弦楽団
クレモナ・ポンキエッリ=ヴェルトヴァ合唱団
録音:2006,07年
ポンキエッリといえば「ジョコンダ」。その「ジョコンダ」から3年後の1878
年に作曲していたのが、この「ヴァレンシアのムーア人」。しかし台本が批判
されてしまい、ポンキエッリは途中で作曲を中断、そのまま1886年に亡くなっ
てしまったため「ヴァレンシアのムーア人」は未完で残されてしまいました。
後にアルトゥーロ・カドーレが補筆完成、1914年にモンテカルロで初演されま
した。これが世界初録音です。
GB 5634 \2180
モーツァルトの周辺の作曲家のオペラ序曲集
ピッチンニ:「偽のトルコ人」序曲,「アメリカのナポリ人たち」序曲
パイジェッロ:
「親切なアラビア人たち」序曲,「ゼルミーラ」序曲,「ダルダネ」序曲,
「太鼓」序曲
アンフォッシ:
「迫害された見知らぬ女」序曲,「パルミーラのゼノービア」序曲
ルケージ:「明かされた裏切り」序曲
チマローザ:「偽の貴族たち」序曲
フランチェスコ・クワットロッキ(指)アブルッツォ交響楽団
録音:2006年
ニッコロ・ピッチンニ(1728-1800),ジョヴァンニ・パイジエッロ(1740-1816),
パスクワーレ・アンフォッシ(1727-1797),アンドレア・ルケージ(1741-1801),
ドメニコ・チマローザ(1749-1801)のオペラの序曲を10曲収録。
GB 5612 \2180
プラッティ:
4声のミサ曲 ヘ長調、スターバト・マーテル、4声のミサ曲 イ長調
シモーナ・チェルボネスキ(S) ピエラ・カズーラ(Ms)
ファブリオ・フレージ(T) アントーニオ・パーラ(Bs)
パオロ・ルッジェーロ(Br)
アントーニオ・サンナ(指)サッサーリ共同管弦楽団,
イ・カントーリ・デッラ・レズレツィオーネ・ディ・ポルト・トレス
録音:2001年12月,サッサーリ
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティは、1697年、パドヴァに生まれた作曲
家。1722年にヴュルツブルクに移り、1763年にこの地で亡くなるまでヴュルツ
ブルクの宮廷で働いていました。バッハ、ヘンデルより一世代下に当たり、末
期バロックから前古典派の特長が顕著です。音楽はいずれも優しい明るさのあ
る親しみやすいもの。サッサーリの団体の愛情ある演奏と相まって、宗教曲マ
ニアなら逃がせない出来栄えです。
GB 5635 \2180
ヤコポ・ダ・ボローニャ:
「良い時が巡って来た」,「わたしが不死鳥だったとき」
ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ:木蔭に腰掛けて
ニッコロ・ダ・ペルージャ:「考えながら過ごし」,「帆は壊れ」
ランディーニ:「想いに耽って」,「ああ、言っておくれ」
ザカリアス:「楽しみに狩りをして」
作者不詳:「海岸で」,「甘美な水で漁をして」
他、全13曲
アンサンブル・オリエンティス・パルティブス
録音:2005年,ペルージャ
14世紀イタリアのカッチャとマドリガーレを集めています。ヤコポ・ダ・ボロ
ーニャとジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ(もしくはジョヴァンニ・ダ・カッ
シャ)は、ともにミラノでヴィスコンティ家に仕えた音楽家。アンサンブル・
オリエンティス・パルティブスの演奏は、名前通り、東方風の響きを取り入れ
たもので、心地よいと同時に刺激的です。
GB 5148 \2180
オーボエとピアノのための作品集
ピクシス:オーボエとピアノのための大ソナタ Op.35、
カリヴォダ:オーボエ・ソナタ Op.228、
シュレック:オーボエ・ソナタ Op.13、
ニールセン:二つの幻想的小品 Op.2、
セイバー:即興曲
アレッサンドロ・バッチーニ(Ob) アレッサンドロ・カッペッラ(P)
録音:1998年
ヨハン・ペーター・ピクシス(1788-1874),ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ
(1801-1866),グスタフ・シュレック(1849-1918),カール・ニールセン(1869
-1931),マティヤス・セイバー(1905-1960)と、様々な時代の作曲家のオーボ
エ作品を集めています。ニールセンの曲が比較的良く演奏される他は、わりと
珍しいでしょう。ピクシスとカリヴォダの作品は、パウル・ドムブレヒトのオ
ーボエ、ジョス・ファン・インマゼールのフォルテピアノによる演奏がありま
した(ACCENT ACC 78330)。
GB 2555 \2180
ルス・デル・アルバ、アリア集
モーツァルト:「魔笛」
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」,「ルチア」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」,「ロンディネ」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
からのアリア
ルス・デル・アルバ(S) ヴィットーリオ・グリゴロ(T)
フランチェスコ・グリゴロ(指)ミラノ・メロス管弦楽団
録音:2001年
ルス・デル・アルバは、ウルグアイ出身のソプラノ。バロックからヴェルディ
まで幅広いレパートリーを持っており、ドミンゴに招かれてワシントン歌劇場
でオッフェンバック「ホフマン物語」のジュリエッタとアントーニアを歌った
りしている。
GB 2556 \2180
バロックのバリトン曲集
バッハ:
「ヨハネ受難曲」-急げ、悩める魂よ,ミサ曲 ロ短調-主である聖霊に
テレマン:4声の協奏曲 ニ長調 TWV43:D4-第1楽章
モンテヴェルディ:「オルフェオ」から
カンプラ:「女たち」
パーセル:「アーサー王」-なんと力強い,「パウサニアス」-薔薇より甘美な
ヘンデル:
「デッティンゲン・テ・デウム」-お与えください,「メサイア」-なぜ国々が
バルトロ・ムシル(Br)
ダニエレ・ボーヴォ(指)アカデミア・ムジチ・デイ・ルーミ
録音:2006年,ヴェローナ
独伊英仏のバロックのバリトンのアリアを集めています。バルトロ・ムシルは、
1974年、オーストリアのクラーゲンフルト生まれのバリトン。
<PREISER>
PRCD 90735 3枚組 \6240
リムスキー=コルサコフ:
「見えない町キーテジと乙女フェヴローニヤの物語」
+ボーナス:
イワン・ペトロフ、リムスキー=コルサコフのロマンスを歌う
ナタリア・ロジェストヴェンスカヤ(S フェヴローニヤ)
イワン・ペトロフ(Br ユーリ王子)
ウラディーミル・イワノフスキー(Bs フセーヴォロド王子)
イルヤ・ボグダーノフ(Bs フョードル・ポヤーロク)ほか
ヴァシーリ・ネボルシン(指)モスクワ放送交響楽団,合唱団
録音:1956年
「見えない町キーテジと乙女フェヴローニヤの物語」は、1907年に初演された、
リムスキー=コルサコフの比較的晩年の傑作。近年再評価が著しい作品です。
1917年にロシア革命が勃発した後、ロシアでは社会主義体制向きに改竄された
形で上演されていました(オリジナルの復活は1966年)。この録音もおそらくこ
の形での上演と思われます。1950年代のソヴィエトの名歌手が名を連ねていま
す。
PRCD 89678 \2080
マリアン・アンダーソン 第2集
ブラームス:アルト・ラプソディー
マーラー:亡き子をしのぶ歌
シューベルト:
愛の便り D.957-1,魔王 D.323,糸を紡ぐグレートヒェン D.118,
死と乙女 D.531,ます D.550,アヴェ・マリア D.839,影法師 D.957-13,
若者と死 D.545,ほか
R.シュトラウス:あした Op.27-4,解き放たれ Op.39-4
マリアン・アンダーソン(A)
フリッツ・ライナー(指)
RCAヴィクター管弦楽団,ロバート・ショー男声合唱団(ブラームス)
ピエール・モントゥ(指)
サンフランシスコ交響楽団(マーラー)ほか
録音:1951年(ブラームス),1951年(マーラー)
マリアン・アンダーソン(1897-1993)が、ライナーやモントゥと共演した珍し
い録音。
PRCD 89690 \2080
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ アリア集
ワーグナー:「タンホイザー」
ベッリーニ:「ノルマ」
ヴェルディ:「トラヴィアータ」,「運命の力」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
プッチーニ:「マノン・レスコー」
グノー:「ファウスト」
チャイコフスキー:
「オプリチュニク」,「オルレアンの少女」,「マゼッパ」,「魔法使い」,
「オプリチニク」,「スペードの女王」,「イオランタ」からのアリア
ボリス・ハイキン(指)ボリショイ歌劇場管弦楽団 ほか
ロストロポーヴィチの夫人、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(1926-)の、ボリショ
イ劇場時代のアリア集。「ノルマ」,「運命の力」,「マノン・レスコー」だ
けイタリア語、他は全てロシア語の歌唱。
PRCD 80679 \2080
ミリツァ・コルユス 第3集
J.シュトラウス:
酒、女、歌,皇帝ワルツ,千一夜ワルツ,美しく青きドナウ,芸術家の生活,
南国の薔薇,ウィーン気質,宝石のワルツ,ウィーンの森の物語,ほか
ベッリーニ:「ノルマ」-清き女神ほか
ミリツァ・コルユス(S)
録音:1934-47年
美貌のソプラノとして知られたミリツァ・コルユスの全盛期の録音。第1集は
PRCD 89054、第2集はPRCD 89169。
PRCD 89672 \2080
エミー・ベッテンドルフ アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ウェーバー:「魔弾の射手」
グノー:「ファウスト」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
ワーグナー:
「タンホイザー」,「ローエングリーン」,「マイスタージンガー」
コーネリウス:「バグダッドの理髪師」
R.シュトラウス:「バラの騎士」,「ナクソス島のアリアドネ」
からのアリア,場面
フリーダー・ヴァイスマン(指),パウル・ブライザッハ(指)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団、他
録音:1922-25年
エミー・ベッテンドルフ(1895-1963)はフランクフルト・アム・マイン生まれ
のドイツのソプラノ。十代でデビュー。1920年からベルリン国立歌劇場で、
1924年からベルリン市立歌劇場で活躍、幅広い人気を誇りました。病気で1928
年に舞台から引退したものの、1938年まで歌手活動を続けていました。
PRCD 89688 \2080
クレア・ドゥクス アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」,「牧人の王」
ウェーバー:「魔弾の射手」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トロヴァトーレ」
グノー:「ファウスト
ビゼー:「真珠採り」
トーマ:「ミニヨン」
プッチーニ:「ボエーム」,「蝶々夫人」,「トスカ」
フンパーディンク:「王様の子供」
からのアリア
クレア・ドゥクス(S)
録音:1911-21年
クレア・ドゥクス(1880-1967)はドイツのソプラノ。1906年にケルンでデビュ
ー、1911年から18年までベルリンで活躍しました。全てドイツ語での歌唱。
PRCD 89677 \2080
ルートヴィヒ・ズートハウス アリアと歌曲集 第2集
シューベルト:
音楽に寄せて D.547,竪琴に寄す D.737,夜の曲 D.672,魔王 D.328,
セレナード D.957-4,ミューズの子 D.764
シューマン:ベルシャザール王 Op.57,野外へ Op.89-5
ブラームス:郷愁2 Op.63-8,愛の歌 Op.71-5
R.シュトラウス:あした Op.27-4,憩え、私の魂よ Op.27-1,献呈 Op.10-1
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」,「ワルキューレ」の場面
ルートヴィヒ・ズートハウス(T) グスタフ・グロスマン(P 歌曲)
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリン市立歌劇場管弦楽団(「さまよえるオランダ人」)
ハンス・ミュラー=クライ(指)
シュトゥットガルト南ドイツ放送交響楽団(「ワルキューレ」)
録音:1955年10月12日,モスクワ(歌曲),
1952年4月26日(「さまよえるオランダ人」),1950年(「ワルキューレ」)
ルートヴィヒ・ズートハウス(1906-1971)がモスクワで行った歌曲リサイタル
を中心に、彼の唯一のエリックの録音である1952年の「さまよえるオランダ人」
の抜粋などを収録。
PRCD 89665 \2080
レオポルド・シモノー アリア集
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」,「コジ・ファン・トゥッテ」,「イドメネオ」,
「ティートの慈悲」、
ヴェルディ:「トラヴィアータ」、
グノー:「ロメオとジュリエット」、
ビゼー:「カルメン」、
マスネ:「マノン」からのアリア
レオポルド・シモノー(T)
ベルンハルト・パウムガルトナー(指)
ウィーン交響楽団
ピエール・デルヴォー(指)
コンセール・ラムルー管弦楽団,シャンゼリゼ管弦楽団
録音:1953,54年
カナダ出身でヨーロッパで広く活躍したレオポルド・シモノー(1916-2006)の
アリア集。1953年と54年のPHILIPS録音に加え、1953年のDucretet Thomsonの
珍しい録音を収録。
PRCD 89682 \2080
ペトレ・ムンテアヌ アリア集 第2集
グルック:「欺かれた回教の裁判官」、
ウェーバー:「オベロン」、
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」、
フロトー:「マルタ」、
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」、
グノー:「ファウスト」、
ビゼー:「真珠採り」、
ボーイト:「メフィストーフェレ」、
マスネ:「ウェルテル」、
プッチーニ:「トスカ」,「トゥーランドット」、
チレーア:「アルルの女」、
ザンドナーイ:「祖国」、
シューマン:「ゲノフェーファ」からのアリア,場面
ペトレ・ムンテアヌ(T)
ルーマニア生まれの名テノール、ペトレ・ムンテアヌ(1916-1988)のアリア集
の第2集。第1集はPRCD 89662、また歌曲集がPRCD 89306(3CD)で発売されてい
ます。
PRCD 89674 \2080
ルイージ・インファンティーノ アリアと歌曲集
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」、
ドニゼッティ:「愛の妙薬」、
ヴェルディ:
「リゴレット」,「トラヴィアータ」,レクイエムからのアリア,ほか歌曲
ルイージ・インファンティーノ
アルベルト・エレーデ(指)管弦楽団
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指)ローマ歌劇場管弦楽団
レイ・マーティン(指)管弦楽団、ほか
録音:1946-51年
ルイージ・インファンティーノ(1921-1990)はイタリアのリリックテノール。
甘美な声の持ち主と知られましたが、録音はあまり多くありません。オペラと
同時に、カンツォーネでも大変人気があり、このCDでもトスティのマレキアー
レやかわいい口もとは絶品です。