クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-07 No.13-1

2007年07月13日 14時12分52秒 | Weblog
<BONGIOVANNI>
GB 2419 2枚組 \4360
ポンキエッリ:「ヴァレンシアのムーア人」
マウリツィオ・ザンケッティ(Br アルベリーゴ・デラスカール)
ナターリア・マルガリート(S エレマ)
フイージ・フラットラ(T フェルナンド)
カテリーナ・ノヴァーク(Ms カルミーネ)ほか
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ウクライナ・ドネツク・フィルハーモニー管弦楽団
クレモナ・ポンキエッリ=ヴェルトヴァ合唱団
録音:2006,07年
ポンキエッリといえば「ジョコンダ」。その「ジョコンダ」から3年後の1878
年に作曲していたのが、この「ヴァレンシアのムーア人」。しかし台本が批判
されてしまい、ポンキエッリは途中で作曲を中断、そのまま1886年に亡くなっ
てしまったため「ヴァレンシアのムーア人」は未完で残されてしまいました。
後にアルトゥーロ・カドーレが補筆完成、1914年にモンテカルロで初演されま
した。これが世界初録音です。

GB 5634 \2180
モーツァルトの周辺の作曲家のオペラ序曲集
ピッチンニ:「偽のトルコ人」序曲,「アメリカのナポリ人たち」序曲
パイジェッロ:
「親切なアラビア人たち」序曲,「ゼルミーラ」序曲,「ダルダネ」序曲,
「太鼓」序曲
アンフォッシ:
「迫害された見知らぬ女」序曲,「パルミーラのゼノービア」序曲
ルケージ:「明かされた裏切り」序曲
チマローザ:「偽の貴族たち」序曲
フランチェスコ・クワットロッキ(指)アブルッツォ交響楽団
録音:2006年
ニッコロ・ピッチンニ(1728-1800),ジョヴァンニ・パイジエッロ(1740-1816),
パスクワーレ・アンフォッシ(1727-1797),アンドレア・ルケージ(1741-1801),
ドメニコ・チマローザ(1749-1801)のオペラの序曲を10曲収録。

GB 5612 \2180
プラッティ:
4声のミサ曲 ヘ長調、スターバト・マーテル、4声のミサ曲 イ長調
シモーナ・チェルボネスキ(S) ピエラ・カズーラ(Ms) 
ファブリオ・フレージ(T) アントーニオ・パーラ(Bs) 
パオロ・ルッジェーロ(Br)
アントーニオ・サンナ(指)サッサーリ共同管弦楽団,
イ・カントーリ・デッラ・レズレツィオーネ・ディ・ポルト・トレス
録音:2001年12月,サッサーリ
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティは、1697年、パドヴァに生まれた作曲
家。1722年にヴュルツブルクに移り、1763年にこの地で亡くなるまでヴュルツ
ブルクの宮廷で働いていました。バッハ、ヘンデルより一世代下に当たり、末
期バロックから前古典派の特長が顕著です。音楽はいずれも優しい明るさのあ
る親しみやすいもの。サッサーリの団体の愛情ある演奏と相まって、宗教曲マ
ニアなら逃がせない出来栄えです。

GB 5635 \2180
ヤコポ・ダ・ボローニャ:
「良い時が巡って来た」,「わたしが不死鳥だったとき」
ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ:木蔭に腰掛けて
ニッコロ・ダ・ペルージャ:「考えながら過ごし」,「帆は壊れ」
ランディーニ:「想いに耽って」,「ああ、言っておくれ」
ザカリアス:「楽しみに狩りをして」
作者不詳:「海岸で」,「甘美な水で漁をして」
他、全13曲
アンサンブル・オリエンティス・パルティブス
録音:2005年,ペルージャ
14世紀イタリアのカッチャとマドリガーレを集めています。ヤコポ・ダ・ボロ
ーニャとジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ(もしくはジョヴァンニ・ダ・カッ
シャ)は、ともにミラノでヴィスコンティ家に仕えた音楽家。アンサンブル・
オリエンティス・パルティブスの演奏は、名前通り、東方風の響きを取り入れ
たもので、心地よいと同時に刺激的です。

GB 5148 \2180
オーボエとピアノのための作品集
ピクシス:オーボエとピアノのための大ソナタ Op.35、
カリヴォダ:オーボエ・ソナタ Op.228、
シュレック:オーボエ・ソナタ Op.13、
ニールセン:二つの幻想的小品 Op.2、
セイバー:即興曲
アレッサンドロ・バッチーニ(Ob) アレッサンドロ・カッペッラ(P)
録音:1998年
ヨハン・ペーター・ピクシス(1788-1874),ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ
(1801-1866),グスタフ・シュレック(1849-1918),カール・ニールセン(1869
-1931),マティヤス・セイバー(1905-1960)と、様々な時代の作曲家のオーボ
エ作品を集めています。ニールセンの曲が比較的良く演奏される他は、わりと
珍しいでしょう。ピクシスとカリヴォダの作品は、パウル・ドムブレヒトのオ
ーボエ、ジョス・ファン・インマゼールのフォルテピアノによる演奏がありま
した(ACCENT ACC 78330)。

GB 2555 \2180
ルス・デル・アルバ、アリア集
モーツァルト:「魔笛」
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」,「ルチア」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」,「ロンディネ」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
からのアリア
ルス・デル・アルバ(S) ヴィットーリオ・グリゴロ(T)
フランチェスコ・グリゴロ(指)ミラノ・メロス管弦楽団
録音:2001年
ルス・デル・アルバは、ウルグアイ出身のソプラノ。バロックからヴェルディ
まで幅広いレパートリーを持っており、ドミンゴに招かれてワシントン歌劇場
でオッフェンバック「ホフマン物語」のジュリエッタとアントーニアを歌った
りしている。

GB 2556 \2180
バロックのバリトン曲集
バッハ:
「ヨハネ受難曲」-急げ、悩める魂よ,ミサ曲 ロ短調-主である聖霊に
テレマン:4声の協奏曲 ニ長調 TWV43:D4-第1楽章
モンテヴェルディ:「オルフェオ」から
カンプラ:「女たち」
パーセル:「アーサー王」-なんと力強い,「パウサニアス」-薔薇より甘美な
ヘンデル:
「デッティンゲン・テ・デウム」-お与えください,「メサイア」-なぜ国々が
バルトロ・ムシル(Br)
ダニエレ・ボーヴォ(指)アカデミア・ムジチ・デイ・ルーミ
録音:2006年,ヴェローナ
独伊英仏のバロックのバリトンのアリアを集めています。バルトロ・ムシルは、
1974年、オーストリアのクラーゲンフルト生まれのバリトン。




<PREISER>
PRCD 90735 3枚組 \6240
リムスキー=コルサコフ:
「見えない町キーテジと乙女フェヴローニヤの物語」
+ボーナス:
イワン・ペトロフ、リムスキー=コルサコフのロマンスを歌う
ナタリア・ロジェストヴェンスカヤ(S フェヴローニヤ)
イワン・ペトロフ(Br ユーリ王子)
ウラディーミル・イワノフスキー(Bs フセーヴォロド王子)
イルヤ・ボグダーノフ(Bs フョードル・ポヤーロク)ほか
ヴァシーリ・ネボルシン(指)モスクワ放送交響楽団,合唱団
録音:1956年
「見えない町キーテジと乙女フェヴローニヤの物語」は、1907年に初演された、
リムスキー=コルサコフの比較的晩年の傑作。近年再評価が著しい作品です。
1917年にロシア革命が勃発した後、ロシアでは社会主義体制向きに改竄された
形で上演されていました(オリジナルの復活は1966年)。この録音もおそらくこ
の形での上演と思われます。1950年代のソヴィエトの名歌手が名を連ねていま
す。

PRCD 89678 \2080
マリアン・アンダーソン 第2集
ブラームス:アルト・ラプソディー
マーラー:亡き子をしのぶ歌
シューベルト:
愛の便り D.957-1,魔王 D.323,糸を紡ぐグレートヒェン D.118,
死と乙女 D.531,ます D.550,アヴェ・マリア D.839,影法師 D.957-13,
若者と死 D.545,ほか
R.シュトラウス:あした Op.27-4,解き放たれ Op.39-4
マリアン・アンダーソン(A)
フリッツ・ライナー(指)
RCAヴィクター管弦楽団,ロバート・ショー男声合唱団(ブラームス)
ピエール・モントゥ(指)
サンフランシスコ交響楽団(マーラー)ほか
録音:1951年(ブラームス),1951年(マーラー)
マリアン・アンダーソン(1897-1993)が、ライナーやモントゥと共演した珍し
い録音。

PRCD 89690 \2080
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ アリア集
ワーグナー:「タンホイザー」
ベッリーニ:「ノルマ」
ヴェルディ:「トラヴィアータ」,「運命の力」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
プッチーニ:「マノン・レスコー」
グノー:「ファウスト」
チャイコフスキー:
「オプリチュニク」,「オルレアンの少女」,「マゼッパ」,「魔法使い」,
「オプリチニク」,「スペードの女王」,「イオランタ」からのアリア
ボリス・ハイキン(指)ボリショイ歌劇場管弦楽団 ほか
ロストロポーヴィチの夫人、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(1926-)の、ボリショ
イ劇場時代のアリア集。「ノルマ」,「運命の力」,「マノン・レスコー」だ
けイタリア語、他は全てロシア語の歌唱。

PRCD 80679 \2080
ミリツァ・コルユス 第3集
J.シュトラウス:
酒、女、歌,皇帝ワルツ,千一夜ワルツ,美しく青きドナウ,芸術家の生活,
南国の薔薇,ウィーン気質,宝石のワルツ,ウィーンの森の物語,ほか
ベッリーニ:「ノルマ」-清き女神ほか
ミリツァ・コルユス(S)
録音:1934-47年
美貌のソプラノとして知られたミリツァ・コルユスの全盛期の録音。第1集は
PRCD 89054、第2集はPRCD 89169。

PRCD 89672 \2080
エミー・ベッテンドルフ アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ウェーバー:「魔弾の射手」
グノー:「ファウスト」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
ワーグナー:
「タンホイザー」,「ローエングリーン」,「マイスタージンガー」
コーネリウス:「バグダッドの理髪師」
R.シュトラウス:「バラの騎士」,「ナクソス島のアリアドネ」
からのアリア,場面
フリーダー・ヴァイスマン(指),パウル・ブライザッハ(指)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団、他
録音:1922-25年
エミー・ベッテンドルフ(1895-1963)はフランクフルト・アム・マイン生まれ
のドイツのソプラノ。十代でデビュー。1920年からベルリン国立歌劇場で、
1924年からベルリン市立歌劇場で活躍、幅広い人気を誇りました。病気で1928
年に舞台から引退したものの、1938年まで歌手活動を続けていました。

PRCD 89688 \2080
クレア・ドゥクス アリア集
モーツァルト:「フィガロの結婚」,「牧人の王」
ウェーバー:「魔弾の射手」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トロヴァトーレ」
グノー:「ファウスト
ビゼー:「真珠採り」
トーマ:「ミニヨン」
プッチーニ:「ボエーム」,「蝶々夫人」,「トスカ」
フンパーディンク:「王様の子供」
からのアリア
クレア・ドゥクス(S)
録音:1911-21年
クレア・ドゥクス(1880-1967)はドイツのソプラノ。1906年にケルンでデビュ
ー、1911年から18年までベルリンで活躍しました。全てドイツ語での歌唱。

PRCD 89677 \2080
ルートヴィヒ・ズートハウス アリアと歌曲集 第2集
シューベルト:
音楽に寄せて D.547,竪琴に寄す D.737,夜の曲 D.672,魔王 D.328,
セレナード D.957-4,ミューズの子 D.764
シューマン:ベルシャザール王 Op.57,野外へ Op.89-5
ブラームス:郷愁2 Op.63-8,愛の歌 Op.71-5
R.シュトラウス:あした Op.27-4,憩え、私の魂よ Op.27-1,献呈 Op.10-1
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」,「ワルキューレ」の場面
ルートヴィヒ・ズートハウス(T) グスタフ・グロスマン(P 歌曲)
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリン市立歌劇場管弦楽団(「さまよえるオランダ人」)
ハンス・ミュラー=クライ(指)
シュトゥットガルト南ドイツ放送交響楽団(「ワルキューレ」)
録音:1955年10月12日,モスクワ(歌曲),
1952年4月26日(「さまよえるオランダ人」),1950年(「ワルキューレ」)
ルートヴィヒ・ズートハウス(1906-1971)がモスクワで行った歌曲リサイタル
を中心に、彼の唯一のエリックの録音である1952年の「さまよえるオランダ人」
の抜粋などを収録。

PRCD 89665 \2080
レオポルド・シモノー アリア集
モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」,「コジ・ファン・トゥッテ」,「イドメネオ」,
「ティートの慈悲」、
ヴェルディ:「トラヴィアータ」、
グノー:「ロメオとジュリエット」、
ビゼー:「カルメン」、
マスネ:「マノン」からのアリア
レオポルド・シモノー(T)
ベルンハルト・パウムガルトナー(指)
ウィーン交響楽団
ピエール・デルヴォー(指)
コンセール・ラムルー管弦楽団,シャンゼリゼ管弦楽団
録音:1953,54年
カナダ出身でヨーロッパで広く活躍したレオポルド・シモノー(1916-2006)の
アリア集。1953年と54年のPHILIPS録音に加え、1953年のDucretet Thomsonの
珍しい録音を収録。

PRCD 89682 \2080
ペトレ・ムンテアヌ アリア集 第2集
グルック:「欺かれた回教の裁判官」、
ウェーバー:「オベロン」、
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」、
フロトー:「マルタ」、
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」、
グノー:「ファウスト」、
ビゼー:「真珠採り」、
ボーイト:「メフィストーフェレ」、
マスネ:「ウェルテル」、
プッチーニ:「トスカ」,「トゥーランドット」、
チレーア:「アルルの女」、
ザンドナーイ:「祖国」、
シューマン:「ゲノフェーファ」からのアリア,場面
ペトレ・ムンテアヌ(T)
ルーマニア生まれの名テノール、ペトレ・ムンテアヌ(1916-1988)のアリア集
の第2集。第1集はPRCD 89662、また歌曲集がPRCD 89306(3CD)で発売されてい
ます。

PRCD 89674 \2080
ルイージ・インファンティーノ アリアと歌曲集
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」、
ドニゼッティ:「愛の妙薬」、
ヴェルディ:
「リゴレット」,「トラヴィアータ」,レクイエムからのアリア,ほか歌曲
ルイージ・インファンティーノ
アルベルト・エレーデ(指)管弦楽団
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指)ローマ歌劇場管弦楽団
レイ・マーティン(指)管弦楽団、ほか
録音:1946-51年
ルイージ・インファンティーノ(1921-1990)はイタリアのリリックテノール。
甘美な声の持ち主と知られましたが、録音はあまり多くありません。オペラと
同時に、カンツォーネでも大変人気があり、このCDでもトスティのマレキアー
レやかわいい口もとは絶品です。

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07-07 No.13-2

2007年07月13日 14時11分44秒 | Weblog
PRCD 89684 \2080
ボリス・クリストフ アリア集 第2集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」、
グルック:「トリドのイフェジェニ」、
ベッリーニ:「夢遊病の女」、
ヴェルディ:
「エルナーニ」,「マクベス」,「シモン・ボッカネグラ」,
「ドン・カルロ」,「シチリアの晩鐘」、
プッチーニ:「ボエーム」、
グノー:「ファウスト」、
チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」、
リムスキー=コルサコフ:
「見えない町キーテジと乙女フェヴローニヤの物語」、
ワーグナー:「ワルキューレ」からのアリア、場面
ボリス・クリストフ(Bs)
エルネスト・ブール(指)バーデンバーデン南西ドイツ放送交響楽団
ヴィルヘルム・シュヒター(指)フィルハーモニア管弦楽団
マッシモ・プラデッラ(指)RAIナポリ交響楽団
アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立放送管弦楽団ほか
録音:1951-56年
ブルガリア出身の名バス、ボリス・クリストフのアリア集の第2集。第1集は
PRCD 89554。ドイツ語で歌っている「ワルキューレ」のヴォータンの告別が珍
しいでしょう。エルネスト・ブール伴奏の5曲も貴重。

PRCD 89689 \2080
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ アリア集 第2集
モーツァルト:「フィガロの結婚」,「ドン・ジョヴァンニ」、
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」、
ロッシーニ:「グリエルモ・テル」、
ヴェルディ:
「仮面舞踏会」,「アイーダ」,「オテッロ」,「ファルスタッフ」、
レオンカヴァッロ:「道化師」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」、
プッチーニ:「蝶々夫人」からのアリア
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br)
アルトゥーロ・バジーレ(指),アンジェロ・クエスタ(指)
RAIトリノ交響楽団
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)
NBC交響楽団、ほか
録音:1947-55年
晩年のトスカニーニが好んで起用したことで知られるバリトン、ジュゼッペ・
ヴァルデンゴ(1914-)のアリア集。第1集はPRCD 89555。

PRCD 89669 \2080
アレクサンダー・ヴェリッチュ アリア集
ベートーヴェン:「フィデリオ」、
マルシュナー:「ハンス・ハイリング」、
ワーグナー:「マイスタージンガー」、
ヴェルディ:「ナブッコ」,「ドン・カルロ」,「アイーダ」、
グノー:「ファウスト」、
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」、
ダルベール:「低地」、
シリングス:「モナリザ」
からのアリア,ほか歌曲
アレクサンダー・ヴェリッチュ(Br)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
ハンブルク北西ドイツ放送交響楽団
レオ・ブレッヒ(指)RIAS交響楽団、ほか
録音:1944-53年
アレクサンダー・ヴェリッチュ(1906-1991)は、マケドニア出身のバス=バリ
トン。1936年から41年までシュトゥットガルト歌劇場のメンバーとして活躍。
第二次世界大戦中は米国に逃れ、戦後再びシュトゥットガルトに復帰。妻は
ソプラノのインゲ・ボルク。

PRCD 89676 \2080
ミヒャエル・ボーネン アリア集 第3集
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」,「マイスタージンガー」,「ワルキューレ」、
グノー:「ファウスト」、
ヴェルディ:「リゴレット」、
レオンカヴァッロ:「道化師」、
プッチーニ:「トスカ」、
スメタナ:「売られた花嫁」、
からのアリア,場面
ミヒャエル・ボーネン(Bs)
録音:1916-25年
ケルン生まれのバス歌手、ミヒャエル・ボーネン(1887-1965)のアリア集。
PRCDEISERからは既に、アリア集の第1集(PRCD 89190)、第2集(PRCD 89633)と、
2枚組みのアルバム(PRCD 89215)が発売されています。

PRCD 89686 \2080
ヴァルター・キルヒホフ アリア集
ワーグナー:
「リエンツィ」,「ローエングリーン」,「マイスタージンガー」,
「ラインの黄金」,「ワルキューレ」,「ジークフリート」,「神々の黄昏」
ヴェルディ:「仮面舞踏会」、からのアリア,場面
ヴァルター・キルヒホフ(T)
フランツ・フォン・ヘスリン(指)管弦楽団
フリーダー・ヴァイスマン(指)ベルリン市立歌劇場管弦楽団
録音:1914-32年
ヴァルター・キルヒホフ(1879-1951)は、ドイツのテノール。リリー・レーマ
ンに学び、1906年にベルリンでデビュー。ワーグナーのヘルデンテノールと
して高名で、1911年から14年にはバイロイト音楽祭にも出演しました。

PRCD 89685 \2080
アメデオ・バッシ アリア集
レオンカヴァッロ:「道化師」、
ヴェルディ:「ロンバルディ」,「リゴレット」、
ボーイト:「メフィストーフェレ」、
プッチーニ:
「マノン・レスコー」,「ボエーム」,「トスカ」,「西部の娘」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」,「シベリア」,「フェドーラ」
アメデオ・バッシ(T)
録音:1904-12年
ティータ・ルッフォ アリア集
マイヤベーア:「ディノーラ」、
グノー:「ファウスト」、
トーマ:「ハムレット」、
ヴェルディ:「ドン・カルロ」、
レオンカヴァッロ:「ザザ」、
ジョルダーノ:「シベリア」,「フェドーラ」
ティータ・ルッフォ(Br)
録音:1904年
アメデオ・バッシ(1874-1949)は、20世紀の初頭に活躍したイタリアのテノー
ル。ティータ・ルッフォ(1877-1953)は同世代のバリトン。1922年から1929年
までメトでも活躍しました。

PRCD 89687 \2080
カール・ブラウン アリア集
モーツァルト:「魔笛」、
アレヴィ:「ユダヤの女」、
ウェーバー:「魔弾の射手」、
ロルツィング:「皇帝と船大工」,「刀鍛冶」、
フロトー:「マルタ」、
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」、
ワーグナー:
「さまよえるオランダ人」,「ローエングリーン」,「マイスタージンガー」,
「ラインの黄金」,「ワルキューレ」,「神々の黄昏」、
ヒル:「ラインの心」、
からのアリア,場面
カール・ブラウン(Bs)
録音:1911-23年
カール・ブラウン(1886-1960)は、マイゼンハイム出身のドイツのバス歌手。
ウィーン、ベルリン、メトロポリタンなどで活躍した。

PRCD 89681 \2080
ジャン・ボルテール アリア集
グノー:「ファウスト」、
ドリーブ:「ラクメ」、
ビゼー:「真珠採り」、
ヴェルディ:「仮面舞踏会」,「リゴレット」、
マスネ:「マノン」,「エロディアート」,「タイス」、他からのアリア
ジャン・ボルテール(Br)            
アンドレ・クリュイタンス(指),ピエール・デルヴォー(指)
パリ・オペラ座管弦楽団,合唱団
アルベルト・エレーデ(指)パリ・オペラコミーク劇場管弦楽団,合唱団
ルネ・レイボヴィッツ(指)パリ放送交響楽団、ほか
録音:1952-56年
ジャン・ボルテール(1901-1984)は、北バスク地方モレオンの出身。苦労して
歌手になり、1940年代になり、オペラコミークに初登場したのは1951年、数年
後にオペラ座に登場という遅咲きでした。「ファウスト」と、「ラクメ」と
「真珠採り」は、それぞれEMIとDECCAの全曲盤から。「仮面舞踏会」は、
1952年にレイボヴィッツが指揮した珍しい全曲録音からの抜粋。これだけイタ
リア語、あとはフランス語の歌唱です。

PRCD 89654 \2080
ビョルン・タレン アリア集
ヴェルディ:
「仮面舞踏会」,「トロヴァトーレ」,「運命の力」,「アイーダ」,
「オテッロ」、
ビゼー:「カルメン」、
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」,「蝶々夫人」、
レオンカヴァッロ:「道化師」、
モーツァルト:「魔笛」、
ワーグナー:「ローエングリーン」,「マイスタージンガー」、
コーネリウス:「バグダッドの理髪師」、
オッフェンバック:「ホフマン物語」、からのアリア,他
ビョルン・タレン(T)
録音:1922-28年
ノルウェイ出身のテノール、ビョルン・タレン(1890-1947)のアリア集。
1922年にベルリン国立歌劇場のメンバーになり、比較的軽めのワーグナー役、
ヴェルディ、プッチーニなどで活躍しました。

PRCD 20050 2枚組 \2700
プッチーニ:「蝶々夫人」
エレノア・ステーバー(S 蝶々夫人)
リチャード・タッカー(T ピンカートン)
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br シャープレス)
ジーン・マデイラ(Ms スズキ)ほか
マックス・ルードルフ(指)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1949年5月26-28日
「蝶々夫人」のLP用の初録音。当時のメトのベストメンバーが組まれています。
名著「指揮法」の著者としても知られる、ドイツ出身の米国の指揮者、マック
ス・ルドルフ(1902-1995)の数少ない録音としても貴重。

PRCD 20049 2枚組 \2700
ヴェルディ:「ナブッコ」
パオロ・シルヴェーリ(Br ナブッコ)
カテリーナ・マンチーニ(S アビガイッレ)
アントニオ・カッシネッリ(Bs ザッカリア)
マリオ・ビンチ(T イズマエーレ)
ガブリエッラ・ガッティ(S フェネーナ)ほか
フェルディナンド・プレヴィターリ(指)RAIローマ交響楽団,合唱団
録音:1950年1月16日
CETRAなどからも出ている音源と同一。




<harmonia mundi>
HMU 907438 \2450
J.S.バッハ:リュート曲集 第1集
J.S.バッハ:
(1)シュスター氏のためのリュート用作品イ短調BWV 995
(原曲:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調)
(2)パルティータ ヘ長調BWV1006a
(原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調)
(3)ソナタト短調BWV1001
(原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調)
ポール・オデット(13弦バロック・リュート)
録音:2006年3月
リュート界の哲学的鬼才、リュートという楽器演奏に要される能力の、もっと
も純度の高い結晶のような存在、とも言われるポール・オデットによるバッハ
が、ついに登場。オデットの参加した録音は実に100以上にのぼり、ダウラン
ドの作品集(HMU 907160,907161)などどれも高い評価のものばかり。しかし、
ハルモニアムンディのプロデューサーからの、バッハを録音しては、という
提案にはなかなか首を縦には振ってきませんでしたが、やっと機が熟し、この
たびめでたく録音、リリースのはこびとなりました。(1)の、苦悩にみちた前
奏部分、低い音域でのどこまでも深く響く音色は、リュートとは思えないほど
の力に満ちており衝撃すらおぼえます。(2)の3曲目のガヴォットの典雅さは、
まるで妖精が舞っているかのよう。絶妙な間の取り方に思わずキュンとしてし
まいます。(3)は、終曲のフーガのみBWV1000という番号で流通しているリュー
ト編曲版が現在よく演奏されていますが、オデットはこの組曲全体がこの上な
くリュート向きの作品である、と述べており、組曲すべてをリュートで演奏し
ています。コレッリ風の冒頭曲のアダージョや、揺れるリズムが魅力の3曲目
のシチリアーナなど、オデットの魔術ともいうべき手腕による新たな装いは実
に見事。どこまでも神経がゆきとどき万事こまやか、微妙なニュアンスのひだ
を巧みに織り上げています。録音も秀逸。




<WERGO>
WER 6683 \2180
ストラヴィンスキー・イン・ブラック・アンド・ホワイト
-ストラヴィンスキー作品の、作曲者自身による、2台4手のための編曲集
(1)春の祭典(1913)
(2)弦楽四重奏のための3つの小品(1914)
(3)ダンバートン・オークス協奏曲変ホ長調(1938)
(4)七重奏曲(1953)
(5)ムーヴメンツ(1959)
(6)ダンス(1台4手のための)(1914)
ブガッロ=ウィリアムズ・ピアノ・デュオ
完璧無比にして無敵の美女ピアノ・デュオ、ブガッロ=ウィリアムズ・ピアノ
・デュオによる最新盤は、ストラヴィンスキー作品集。「春の祭典」のドライ
かつスポーティなリズム感覚は驚異的、オケ版をもしのぐ迫力と力強さで圧倒
します。(3)のダンバートン・オークス協奏曲は、ストラヴィンスキーがアメ
リカに永住する前、結核を患った娘がジュネーヴのサナトリウムで療養してい
た頃、ヨーロッパで書かれた最後の作品。当時彼はバッハの音楽をよく聴き、
自身ピアノでよく演奏もしていました。新古典様式の結晶のような存在とされ
るこの作品、冒頭からブランデンブルク協奏曲の第3番の冒頭に似ているなど、
バッハの影響がいたるところで見られます。今回の録音でデュオの二人は、オ
ーケストラ版の楽譜に細かく指示されている、作曲者によるアーティキュレー
ションを活かしており、ひとつひとつのモティーフが活き活きくっきりと演奏
されています。(5)のムーヴメンツは、ウェーベルンの「5つの小品」を思わせ
る、無調風のセリー音楽で、リズムや強弱の対比が一番のポイントとなる作品
ですが、無敵のピアノ・デュオは100点満点の演奏を繰り広げています。

WER 6686 \2180
ジャチント・シェルシ(1905-1988):
Canti del Capricorno(1962-1972)(やぎ座のうた)
-女声と楽器のための20の歌-
平山美智子(声、ゴング、リコーダー)
ウルリヒ・クリーガー(Sax)、マティアス・バウアー(Cb)、
ユルゲン・グレーツィンガー(Perc)、ローランド・ネッフェ(Perc)
かけた途端、ゴングの刻むリズムにのって、女声によって淡々と唱えられるお
そろしい呪文か念仏のような言葉、言葉、言葉。「2006年5月、ウルム市のな
んとも穏やかな春の夜、ファーの分厚いコートを着、医療用のマスクで顔を
覆った小柄な人物がホテルから出た-その名はヒラヤマミチコ、82歳にして現
代音楽の偉大な「singer」、そして、伝説と謎に包まれた作曲家シェルシの
「ミューズ」であった人物に他ならない・・・。(中略)彼女はローマからやっ
てきた。ポケットの中には、聖典のように大切な、シェルシの「Canti del
Capricorno」の楽譜を携えて・・・。(ライナーノーツより)」この平山美智
子氏は、1924年生まれ。1940年代の東京で学び、その後渡欧。イタリアをは
じめ各地のオペラ劇場で、蝶々夫人などを歌う歌手でありました。シェルシ
に初めて出会ったのは1957年。彼女の友人が、シェルシのアパートの部屋の
真下に住んでおり、彼女の家でのパーティーにシェルシも平山も招かれていた
ことが始まりでした。シェルシは、平山の歌う日本民謡に強く興味をしめしま
した。彼は毎晩夜の11時から明け方の4時まで即興演奏をすることを日課とし
ており、平山はその即興演奏を彼の部屋の前の階段にうずくまりながら聴い
て、シェルシの音楽を少しずつ理解するようになった、といいます。シェル
シは「生まれついてのパーカッショニストだった」と平山が述べているよう
に、声楽にも、ほかの楽器にも打楽器的要素が強く見られるこの20の曲から
成る作品、平山は時に呪文や経典を唱えるように、時に心のうちをすべて吐
き出すように、時に動物的な声まで、縦横無尽、変幻自在に力強い歌唱を聞
かせます。これで82歳・・・ものすごいです。

WER 6688 \2180
ウルリヒ・シュトランツ(1946-2004):作品集
(1)nicht mehr- noch nicht(もはや、まだ)-
室内アンサンブルのための(1971, 1981)
(2)Contrasubjekte(B-A-C-Hの名にもとづく14人の弦楽奏者のためのパッサカ
リア)(1980)
(3)ピアノとオーケストラのための音楽第2番(1992)
(4)ダンス音楽(1990、セレナードより)
2つの管楽四重奏とコントラバスのための
(5)Anabasis(1970)ピアノ・ソロのための
(6)文脈の外で(1997)3つの部分からなる、新しい楽器のための音楽
(1)H.P.インデアミューレ(Fl)、H.エルホースト(Ob)、K.ウェーバー(Cl)、
H=J.バーリッヒ(打)、O.ゼーガー(Pf)、M.デルングス(Cem)、
H.フォースター(Va)、M.リーヒティ(Vc)、
ラート・チュップ(指)
(2)ハンス・シュタットマイア(指)ミュンヘン室内管弦楽団
(3)ティモン・バルト(Pf)、
エッシェンバッハ(指)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、
(4)クリスティアン・ジーグマン(指)バンダ・クラシカ
(5)ゴットフリート・ヘフェーレ(Pf)
(6)リノス・アンサンブル
ウルリヒ・シュトランツは、ミュンヘン育ちの作曲家。ドイツ国内で、次世代
を担う期待の新進作曲家として活躍していました。間を大切にし、音がどんな
に多く重ねられ大きくなっても失われない透明感を持つ作風が特長。ドライな
部分があまりなく、あたたかみのある音楽が魅力です。「音楽は物質世界を超
えて人々と対話することのできるひとつの方法」と述べており、彼の音楽的宇
宙を体感することができます。





<MUSICAPHON>
M 56888 \2250
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853):ピアノ三重奏曲集
トリオ第7番ニ短調op.20
トリオ第8番ハ短調op.26
トリオ・バンベルク
オンスロウは、ベートーヴェンとほぼ同時代に生きたフランスの作曲家。貴族
のたしなみとして狩猟を趣味とし、その際の事故で聴力を失った人物です。歌
劇をはじめ多岐にわたるジャンルに多くの作品をのこしていますが、室内楽で
特に高い評価を得ており、シューマンやメンデルスゾーンにも絶賛されたとい
います。




<宇都宮三花>
ZMM 0709 \2500
(1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番K.331「トルコ行進曲付き」
(2)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調、愛の夢 第3番
(3)ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 遺作、練習曲Op.10-3「別れの曲」
(4)シューベルト:楽興の時 第3番Op.94-3
(5)シューマン:トロイメライ
宇都宮三花(Pf)
録音:2007年2月20日 三鷹市芸術文化センター、
(2)2006年9月3日 東京文化会館小ホール
若くて見てくれのいいJクラシックアーチストは珍しくない昨今ですが、この
宇都宮三花はそれに加えて抜群の音楽性で聴くものの心を鷲掴みにしてしまい
ます。正直言ってあまり期待しないで行った小さなコンサートで「えっ!いい
じゃん!」と感じ、そこで出会ったCDを聴いて、特に今までまじめに聴きとお
せなかったリストのソナタがあまりにもおもしろく聴けたので驚いたほど。
まだまだ日本には無名でも実力のあるアーチストが活動しているのです。そう
いうアーチストを紹介する意味でも今後も積極的にアーチストの自主制作CDを
紹介させていただきます。
●PROFIL
桐朋女子高、桐朋学園大学を経てドイツ・フライブルク国立音大大学院を主席
で卒業。第46回全日本学生音楽コンクール東京大会本選入選。
第3回ディアナエ・ネムス国際ピアノコンクール第2位(イタリア)。
モーツァルト国際ピアノコンクール第2位(イタリア)。

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07-07 No.12-1

2007年07月13日 14時11分00秒 | Weblog
<WEITBLICK>
SSS0071-2 \1980
ブルックナー:交響曲第9番
1983年7月20日ヘルクレスザール・ライヴ
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
1979年11月8日ヘルクレスザール・ライヴ
オイゲン・ヨッフム指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
全ステレオ録音
WEITBLICK初登場の巨匠オイゲン・ヨッフム。60年に及ぶ長い結びつき(巨匠
の指揮者デビューはミュンヘン・フィル!)を誇ったミュンヘン・フィルと初
の公式ディスクです。マニアには広く知られた晩年のブル9!この演奏は、海
賊盤の米METEORレーベルから1987年の演奏としてリリースされ、評判となりま
したが、そのデータは誤り。こちらのバイエルン放送マスターによる音源は極
上品質です。晩年とはいえ枯れ切った味わいとは異なる、オケを叱咤激励する
推進力に富んだ演奏であり、チェリビダッケが磨きはじめた輝かしい音色と妙
技がマッチした非の打ち所のない演奏です。カプリングのワーグナーもドラマ
ティックな高揚を見せるファン待望の凄演です。ご息女ヴェロニカ・モルトケ
女史もリリースを快諾。
ヨッフムシリーズは今後も継続しますのでご期待下さい。

SSS0072-2 \1980
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
J.S.バッハ:二台ヴァイオリンのための協奏曲
ブラームス:交響曲第4番
1984年11月23日ヘルクレスザール・ステレオ・ライヴ
クルト・ザンデルリンク指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、
インゴ・ジンホファー(Vn)、スレテン・クルスティク(Vn)
全ステレオ録音
WEITBLICKでは2枚目の登場となる巨匠ザンデルリンク。ミュンヘン・フィルに
は、80年代から90年代にかけてほぼ頻繁に客演を繰り返しました。「エグモン
ト」からして壮大、重厚な響に圧倒されます。バッハはもちろん旧スタイルの
演奏で、堂々たる押し出しの立派な音楽を作っております。ジンホファーはバ
イエルン国立歌劇場管のコンマスもつとめた名手。クルスティクは、現在も
ミュンヘン・フィル名物コンマス。そしてブラ4!これぞ圧倒的な名演奏です。
尋常ではない遅いテンポが採用され、ロマンティシズム、耽美指向がムンムン
と漂う個性的な演奏。チェリビダッケが鍛えたミュンヘン・フィルの明るく、
美しいサウンドを時には豪快に、時には繊細に料理したライヴゆえの自在な起
伏が最高です。86年チェリビダッケ指揮による来日公演との比較も一興。現在、
気管支炎に悩むドクター・ザンデルリンクも隠棲先でリリースを快諾!!
●許光俊氏のライナーノートより
この時代、すでにミュンヘン・フィルの指揮台にはチェリビダッケがしばしば
立ち、オーケストラは彼好みの楽団へと急速に姿を変えていた。なるほど、弦
楽器の透明な響きや、独奏的な美しさという点では禁欲的にとどまる管楽器や、
しっかりとリズムを刻むだけでないティンパニにチェリビダッケの影響を見出
すことはできる。が、ザンデルリンクはそうしたオーケストラを指揮して完全
に自分ならではのブラームス、つまり緊張と不安とくそまじめのブラームスで
はなく、のびやかで肯定的で陶酔的な表情を持つブラームスを出現させたので
ある。それは1980年代からあとで私たちが体験することができた、もっともす
ばらしいブラームス演奏のひとつなのである。




<Olive Music>
om 010 2枚組 \4500
ヴィオラ・バスタルダ ――
G・バッサーノ:リチェルカータ 第4番
Sig.O・バッサーニ:
Toccata per B quadro 、Cosi Le Chiome Rotto、トッカータ
V・ボニッツィ:Dolce Me Moy
H・カベソン:甘き思い出、Ancol que col partire
G・ダッラ・カーザ:
甘き思い出、Petit lacquet、Ancol que col partire、青空が顔をみせるとき
O・バッサーニ:
Lasso, che mal accorto fui、Cara la vita mia、Vergine bella che di
sol vestita、lo son ferito hai lasso
A・ガブリエリ:Petit Jacquet
F・ロニョーニ:
野も丘も、Ancol que col partire(2種)、Susana d'Orlando
B・パルメジャーノ:La Bella Netta Ignuda E Bianca Mano
G・フレスコバルディ:トッカータ
A・ヴィルジリアーノ:我が苦しみは生まれる、リチェルカーレ
A・マヨーネ:私は若い娘
A・ノターリ:青空が顔をみせるとき
ロベルト・ジーニ(ヴィオラ・バスタルダ)、
マラ・ガラッシ(トリプル・ハープ)、
ジョヴァンニ・トーニ(チェンバロ&オルガン)、
イル・コンチェルト・デッラ・ヴィオール
チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバの名手として高名なロベルト・ジーニによる幻
の楽器ヴィオラ・バスタルダ・アルバムが登場!
16世紀から17世紀にかけてイタリアで演奏されたヴィオラ・バスタルダは、小
型の低音ヴィオラ・ダ・ガンバとも言うべきヴィオール属の擦弦楽器。特に早
いパッセージなど高度な技術を要する独奏作品や即興演奏、そして通奏低音の
一部に用いられた楽器である。
また即興演奏で使用されることが多かったため、ヴィオラ・バスタルダのため
に書かれた作品の現存する楽譜は非常に少ない。
古楽ファンから大きな支持を集めているオリーヴ・ミュージック(Olive
Music)初登場となる古楽界の巨星ロベルト・ジーニ。ヴィオラ・バスタルダ
の特性を完全に掌握したロベルト・ジーニが超絶的なヴィルトゥオージティを
発揮させた演奏は圧巻の一言。
ジーニの演奏はもちろんのこと、マラ・ガラッシやジョヴァンニ・トーニとい
った強力な共演者たちの見事なサポートも素晴らしい。「ヴィオラ・バスタル
ダ」の演奏と魅力を最大限に堪能できるアルバムはこれを置いて他に無し!

om 009 \2250
カルロ・ファリーナ(c.1600-c.1640):
パヴァーヌとガリアルド(1626-1628)
イル・コンチェルト・デッラ・ヴィオール
カルロ・ファリーナは、マントヴァの宮廷で音楽家としてのキャリアをスター
トさせた17世紀イタリアの作曲家。
自らもヴァイオリンの名手として活躍したファリーナは、ヴァイオリンの演奏
技法の向上と技巧的な書法を生み出したことによって歴史にその名を刻んでい
る。
リコーダー&ヴィオール奏者であり、オリーヴ・ミュージックのプロデューサ
ーでもあるケース・ブッケ率いるイル・コンチェルト・デッラ・ヴィオールは
ヴィオールと鍵盤楽器によるアンサンブル。
ケース・ブッケを筆頭としたメンバーたちによる演奏のレベルは恐ろしく高い。

om 011 \2250
C・アイヴズ:歌曲集 ――
わが母の教え給いし歌/心のあらわれ/メイプル・リーヴズ/ストックブリッ
ジのフーサトニック川/オン・ザ・カウンター/インディアンたち/プレモニ
ションズ/病気の鷲のように/ウォルト・ホイットマン/子守歌/ウェスト・
ロンドン/最後の読師/最も偉大な人/われらの祖先が愛したもの/静けさ
/夕べ/散歩/川にて/蜃気楼/海/哲学/不死/賛歌/信仰/悲歌/私の
上にとどまれ/霧中/追憶/夢/Forward into Light/わが祖国/ゆっくり
したマーチ/2つの小さな花/エディスへ
ジル・フェルドマン(ソプラノ)、ジャネット・クッククック(ピアノ)
中世、バロック時代の作品のスペシャリストとして称賛を受けているアメリカ
の名ソプラノ奏者ジル・フェルドマン。夫であるケース・ブッケとともに創設
したレーベル「オリーヴ・ミュージック」からは、これまでにトレチェントの
音楽やフランス・バロックなど得意としているレパートリーのアルバムをリリ
ースしてきたフェルドマン。
久々のリリースとなる今回の新譜はこれまでの流れから一転、フェルドマン自
身の故郷であるアメリカの大作曲家アイヴズの歌曲集!近現代の作品でもフェ
ルドマンの歌唱力は群を抜いており、中世やバロックのレパートリーとは一味
違う魅力を醸し出している。





<Urtext>
JBCC 150 \2180
シルヴェストレ・レブエルタス(1899-1940):
マヤ族の夜/イティネラーリオス/ヴェンタナス/カミーノス
カルロス・ミゲル・プリエト(指揮)、ハラッパ交響楽団
スペイン市民戦争ではフランコ将軍率いる反乱軍に参加するなど、一風変わっ
た生涯を送った20世紀メキシコの大作曲家レブエルタス。
その作品は6/8と3/4拍子が入れ替わる「ヘミオラ」のリズムや、メキシコの民
謡に基づいた旋律を取り入れた熱狂的スタイルが大きな特徴。
今回のアルバムでは、レブエルタスの代表作の1つに挙げられることの多い
「マヤ族の夜」がメイン・プログラム。特に第4楽章での炸裂する金管楽器と
迫りくる打楽器の迫力は言葉を失う凄まじさ。ご当地メキシコのハラッパ交響
楽団が繰り広げる野生的で摩訶不思議な世界。これはバティス以上かも?

JBCC 148 \2180
シモーネ・イアンナネッリ(1970-):イタリアン・コーヒー
アンドレア・ヴェトレッティ(ギター)
1970年ローマ出身のギタリスト=コンポーザー、シモーネ・イアンナネッリが
書き上げたユニークなギター作品。
冒頭にはエスプレッソ・コーヒー・メーカーの音が収録されており、ここから
抒情的なイタリアン・コーヒーの世界がスタート。「モカ・セレナーデ」、
「アメリカン・コーヒー」、「アラビカ」など作品のタイトルもユーモアにあ
ふている。
ギタリストのヴェトレッティは、トレヴィソやローマで開催されている国際ギ
ター・フェスティヴァル「デッラ・デュエ・チッタ」の音楽監督を務めている
実力者。

JBCC 136 \2180
コン・スピリート ――
ギジェルモ・ディエゴ:前奏曲-ラテン・アメリカのフィーリング
アマゾンの緑の声/ボレロI/3つの夜想曲/ラテン・アメリカの3つのキャン
バス/リズミカルな幻想曲
ギジェルモ・ディエゴ(ギター)
「物語と幻想」(JBCC 083)に続くメキシコのギタリスト、ギジェルモ・ディエ
ゴの自作自演集第2弾。ブラジルの英雄ヴィラ=ロボスに捧げられた「アマゾ
ンの緑の声」、ポンセに捧げられた「夜想曲」といったシリアスな作品や、ラ
テンのノリを体感できる3/4拍子と3/8拍子、6/8拍子と3/4拍子を複合させた
「リズミカルな幻想曲」などバラエティに富んだギター作品集に仕上がってい
る。ウアテクスト(Urtext)のギター・アルバムのクォリティの高さは世界でも
トップクラスだろう。

JBCC 149 \2180
マヌエル・ポンセ(1882-1948):
弦楽四重奏曲/弦楽三重奏曲/二重奏によるソナタ/古風な形式による小組曲
/4つの小品
クヮルテット・ラティーノアメリカーノ
2度のグラミー賞へのノミネート、100曲を超える世界初演、ヴィラ=ロボスの
弦楽四重奏曲全曲録音など数々の偉業を達成してきたメキシコの弦楽四重奏団
の結成25周年記念盤。
これまでにカツァリスやブッフビンダー、ヴァルガスなど世界的な奏者たちを
ソリストに迎えるなどプレーヤーからの信頼も厚い。
新古典主義様式へと作風を転換させたポンセは、メキシコ国民楽派の始祖とし
ても高名なメキシコの大作曲家として人気の高い作曲家。

JBCC 134 \2180
アルマンド・ルナ:
謝肉祭/2つの小品/4つの小品/即興曲第1番/ソナタ/即興曲第2番/パル
ティータ/即興曲第3番/組曲
メルセデス・ゴメス(ハープ)、ジャネット・パウルス(ハープ)
現代メキシコの作曲家による2台のハープのための作品集。アルマンド・ルナ
の作品は、2002年にスイスのジュネーヴで開催された世界ハープ・コングレス
でも取り上げられている。モダンな手法とメキシコの民族音楽をミックスさせ
たリズミカルな作風が特徴的なハープのための作品である。

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07-07 No.12-2

2007年07月13日 14時10分31秒 | Weblog
<Tactus>
TC 680704 \2080
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
合奏協奏曲Op.3(チェンバロ編曲版/世界初録音)
ステファーノ・デミチェーリ(チェンバロ)
師匠であるコレッリ、そしてヴィヴァルディやヘンデルと並び立つ名手として
当時のイタリアとロンドンでその名を轟かせたジェミニアーニ。ロンドン時代
に出版された「合奏協奏曲Op.3」。この作品を18世紀の音楽家トーマス・ビリ
ングトンがチェンバロ独奏の用として編曲を行った版をタクトゥス(Tactus)が
世界初録音!
歯切れの良い演奏を聴かせてくれているトリノ生まれのチェンバロ奏者ステ
ファーノ・デミチェーリは、オッタヴィオ・ダントーネの愛弟子。ウルビー
ノ古楽音楽祭ではダントーネのアシスタントを務めるなど、師からデミチェ
ーリへの信頼の厚さがその実力を証明している。

TC 761601 \2080
フランチェスコ・ポリーニ(1762-1846):
奇想曲Op.28/ソナタ ハ短調Op.26-3/同ト短調Op.26-6/
変奏曲とトッカータOp.53
コスタンティーノ・マストロプリミアーノ(フォルテピアノ)
フランチェスコ・ポリーニは、スロヴェニアのリュブリャナに生まれたイタリ
アの音楽家であり、ウィーン時代にはモーツァルトに師事していた経歴を持
つ。ポリーニは、俳優や歌い手、作曲家、ヴァイオリン奏者、ピアニストなど
多彩な才能を持ち合わせていたことも知られている。
フォッジャ音楽院のディプロマを修了したマストロプリミアーノは1750年から
1850年の作品を最重要レパートリーとするイタリアの鍵盤奏者。現在はペルー
ジャ音楽院で室内楽の指導を行っている。

TC 600007 \2080
聖マッテオ教会のオルガン ――
イグナツィオ・シュペルガー(1734-1808):ソナタ第1番ヘ長調
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):トッカータ、牧歌、パッサカリア
D・スカルラッティ:ソナタ へ長調K.366、牧歌K.513、ソナタ変ロ長調K.57
ガエターノ・ヴァレリ(1760-1822):
大シンフォニア変ロ長調、ソナタ ハ長調、同ニ長調、シシリアーナ、
シンフォニア ニ短調
エミリオ・トラヴェルソ(オルガン)
イタリア、ジェノヴァの聖マッテオ教会に設置されているヒストリカル・オル
ガンの演奏による作品集。エミリオ・トラヴェルソは、ジェノヴァの「フレン
ズ・オヴ・オルガン・ソサイエティ」の会長を務めるなど、数々の要職にある。




<Jecklin>
JD 529-2 \2300
F・マルタン:
チェンバロと小管弦楽のための協奏曲/トロンボーンと管弦楽のための《バラ
ード》/ピアノと管弦楽のための《バラード》
クリスティアーネ・ジャコッテ(チェンバロ)、
アルミン・ロジン(トロンボーン)、セバスティアン・ベンダ(ピアノ)、
フランク・マルタン(指揮)、ローザンヌ室内管弦楽団
スイスのレーベル、イェックリン(Jecklin)ならではとも言える貴重なマルタ
ンの自作自演音源。ここで特に注目の音源は、チェリビダッケ時代のシュトゥ
ットガルト放送響で主席奏者を務めたドイツの名手アルミン・ロジンが吹く
「バラード」だろう。
オーディションやコンクールなどで取り上げられることの多いこの作品。作
曲者自身の指揮ということもあり、解釈の参考としても大きな役割を果たし
てくれそうだ。1971年の録音。

JD 547-2 \2300
L・シュポア:弦楽八重奏曲第1番ニ短調Op.65
J・ラフ:弦楽八重奏曲ハ長調Op.176
カンマームジカー・チューリッヒ
ドイツのシュポア、スイスのラフが作曲した弦楽器のための八重奏曲をカップ
リング。特にヨアヒム・ラフは近年再評価が進んでいる作曲家なだけに、室内
楽作品の演奏が聴けるのは嬉しい。イェックリン(Jecklin)の中心アーティス
トの1つカンマームジカー・チューリッヒの丁寧な演奏にも好印象が持てる。
1978年の録音。

JD 535-2 \2300
O・シェック:
残響Op.70/アイヒェンドルフの詩による歌曲/ヘッセの詩による歌曲
アルトゥール・ルースリ(バス・バリトン)、
テオ・ルースリ(指揮)、ベルン放送室内管弦楽団、
カール・グレナシェル(ピアノ)
イェックリンが大きな力を注いでいるシェックの録音の数々。歌曲全集などは
1大シリーズとして確固たる地位を築いている。スイスのジュラ・ベルノワ地
方に生まれたアルトゥール・ルースリは、1959年にオランダで開催されたシェ
ルトゲンボッシュ国際声楽コンクールで1位を獲得している。1973年&1968年
の録音。

JD 510-2 \2300
O・シェック:悲歌Op.36
アルトゥール・ルースリ(バス・バリトン)、
テオ・フグ(指揮)、ベルン室内アンサンブル
シェックの「悲歌」は、レーナウとアイヒェンドルフの詩を題材とした歌曲
集。23曲の歌曲で構成されており演奏時間は約57分に及ぶ。シェックの作品
を次々と世に送り出したイェックリンの功績は非常に大きい。1967年の録音。

J 4410-2 \2300
デュオ・コンチェルタンテ ――
G・ロッシーニ:アンダンテとアレグロ ニ長調、幻想曲
C・ツェルニー:デュオ・コンチェルタンテOp.129
G・ドニゼッティ:ソナタ ハ長調
C・クロイツァー:ソナタ ト長調Op.65
ギュンター・ランペル(フルート)、シュテフィ・アンドレス(ピアノ)
スイスのベルン音楽院では多くのフルート奏者を育て上げたギュンター・ラン
ペルのソロ・アルバム。イタリアとドイツ語圏の作品をカップリングした作品
集となっている。1977年の録音。





<Nimbus>(NimbusはCD-R盤となります)
NI 5688 \2080
アレクシス・ワイセンベルク(1929-):ピアノ作品集 ――
ジャズ・ソナタ/リグレット/《La fugue》の歌による4つの即興曲
サイモン・マリガン(ピアノ)、フランク・ウォルデン(サクソフォン)
1929年ブルガリアに生まれた現代ピアニストの巨匠ワイセンベルクの作曲家と
しての一面を収めたピアノ作品集。1982年に作曲された演奏時間30分の難曲
「ジャズ・ソナタ」など、3作品全てが世界初録音となる注目の音源である。
サイモン・マリガンは19歳でロイヤル・フィルと共演を果たしたイギリスの
ピアニスト。クラシックとジャズの両面に精通しており、ワイセンベルクの
難曲へ果敢に挑んでいる。2001年の録音。

NI 5666 \2080
E・エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調Op.82
G・フィンジ:エレジー
W・ウォルトン:ヴァイオリン・ソナタ
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、サイモン・マリガン(ピアノ)
ダイナミックな表現力と卓越した演奏技術で世界中を沸かせているヴァイオリ
ニスト、ダニエル・ホープのイギリス作品集。2001年9月に収録されたこのイ
ギリス作品集は、ダニエル・ホープのニンバス(Nimbus)時代3枚目のディスク。
26歳のダニエル・ホープが母国イギリスの音楽を劇的、そして感動的に奏で
ている。

NI 5668 \2080
A・ウェーベルン:弦楽四重奏&弦楽三重奏のための作品全集 ――
弦楽四重奏のための緩徐楽章/弦楽四重奏曲(1905)/ロンド/弦楽四重奏の
ための5つの楽章Op.5/6つのバガテルOp.9/弦楽三重奏のための楽章/
弦楽四重奏曲Op.28
ウィーン・アルティス弦楽四重奏団
ツェムリンスキー、ヴァイグルなど近代オーストリアの作品を得意とするウィ
ーン・アルティス弦楽四重奏団。新ウィーン楽派の中心人物であるウェーベル
ンの作品を網羅したこのディスクでは、ロマンに満ちた「弦楽四重奏のための
緩徐楽章」と前衛音楽に踏み込んだ後の作品の対比を的確に描いている。
1999年の録音。

NI 5316 \2080
C・アイヴズ:
答えのない問い/宵闇のセントラルパーク/《ロバート・ブラウニング》序曲
/ニュー・イングランドの3つの場所
ミシェル・スウィエルシェウスキ(指揮)、グルベンキアン管弦楽団
20世紀アメリカ最大の作曲家アイヴズ。ここには4曲の交響曲と並んでオーケ
ストラ作品の代表作に数えられている4作品を収録している。スウィエルシェ
ウスキは、アンサンブル・アンテルコンタンポランでブーレーズとエトヴェ
シュのアシスタント・コンダクターを務めていたパリ出身の指揮者である。
オーケストラのハイ・パフォーマンスとニンバスのテクノロジーを駆使した
サウンドがアルバムのクォリティを高めている。1991年の録音。

NI 5669/70 2枚組 \3180
J・S・バッハ:オルガン作品全集Vol.13 ――
トッカータ ニ長調BWV.912/同ニ短調BWV.913/前奏曲とフーガ イ短調BWV.551
/同イ短調BWV.894/パルティータ《神よ、まことの慈しみに満てる神よ》
BWV.767/協奏曲第3番ニ短調BWV.974/他
ケヴィン・ボウヤー(オルガン)
1961年イギリスのサウスエンド・オン・シー出身のオルガン奏者ケヴィン・ボ
ウヤーによる壮大なバッハ・シリーズ。録音にはデンマークの都市オーデンセ
にある聖ハンス教会に設置されているMarcussen&Son製のオルガンを使用して
いる。





<Centaur>
CRC 2864 \2080
R・シューマン:幻想曲Op.17
F・シューベルト:3つのピアノ曲D.946
F・シューベルト(リスト編):君こそわが憩い、愛の便り
フローレンス・ミレー(ピアノ)
ミレーは、1992年から2000年までブーレーズ、ロバートソンが率いるアンサン
ブル・アンテルコンテンポランのメンバーとして活動を行っていたパリ在住の
女流ピアニスト。1998年からはケルン音楽大学でピアノと室内楽の教授を務め
るなど後進の指導にも積極的に取り組んでいる。

CRC 2859 \2080
F・ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65
F・リスト:悲しみのゴンドラ
R・シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調Op.6
マリーナ・フーバー(チェロ)、パトリシア・タオ(ピアノ)
自らセント・ローレンス弦楽四重奏団を設立し室内楽奏者、ソリストとして世
界規模の演奏活動を行うマリーナ・フーバー。女流奏者のコンビによるショパ
ンとシュトラウスのソナタは、繊細さと情熱が備わった好演奏。

CRC 2850 \2080
J・ブラームス:
7つの幻想曲Op.116/3つの間奏曲Op.117/6つのピアノ小品Op.118/
4つのピアノ小品Op.119
アイラ・ブラウス(ピアノ)
このアルバムに収録されたブラームス晩年のピアノ作品は、ウィーンのJ・B・
シュトライヒャー(1871)のピアノを使用した演奏。ブラームス存命中に製作
されたピアノを用いて、作曲当時の作品象の再現を試みている。

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