クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-07 No.2

2007年07月02日 17時27分42秒 | Weblog
★お知らせ★
このところの為替レート(円安)の影響で、輸入代理店各社の価格が上昇
傾向にあります。発行済みのメールマガジンの価格や、当店HPの価格など
基本的には修正を行っておりませんので、旧譜をご注文いただく場合は、
最新の価格になります事、ご了承ください。

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<SUPRAPHON>
SU 3928 \1780
(1)マルチヌー:チェロ・ソナタ第2番H 286(1941)
(2)ヤナーチェク:おとぎ話(1910)
(3)マルチヌー:ロッシーニの主題による変奏曲H 290(1942)
(4)カベラーチ:チェロ・ソナタOp.9
トマーシュ・ヤムニーク(Vc)イヴォ・カハーネク(P)
録音:2007年3月、4月プラハ
名門スーク・トリオのヨゼフ・フッフロに学んだヤムニークは1985年生まれ。
イジー・バールタ、ハインリヒ・シフ、スティーヴン・イッサーリスらのマス
タークラスにも参加し、2006年プラハの春国際コンクール第2位を獲得したチェ
ロの新星です。スプラフォン・デビュー・アルバムは、彼にとって特別なレパ
ートリーであるマルチヌーを含む20世紀チェコのチェロ作品集。ソナタと変奏
曲の驚くべきほどに完成された演奏はこの若さにして作曲家の音楽語法と個性
への深い理解を示すものです。
共演するピアニストのカハーネクは1979年生まれ。やはり2004年プラハの春国
際コンクールで第1位に輝いています。

SU 3935 \1480
「ベスト・オブ・エヴァ・ウルバノヴァー」
(1)ヴェルディ:「アイーダ」-勝ちて帰れ
(2)同:「ドン・カルロス」-世のむなしさを知る神
(3)同:「運命の力」-天使たちのなかの聖処女よ
(4)同:「仮面舞踏会」-ここは恐ろしい場所
(5)プッチーニ:「トスカ」-歌に生き、恋に生き
(6)同:「トゥーランドット」-この宮殿のなかで
(7)チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」-あわれな花よ
(8)マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」-ママも知るとおり
(9)ヤナーチェク:「イェヌーファ」-ちょっとしたら
(10)スメタナ:「リブシェ」-リブシェの予言
エヴァ・ウルバノヴァー(S)
イジー・ビエロフラーヴェク(指)プラハSO.
オンドジェイ・レナルト、オリヴェル・ドホナーニ(指)
プラハ国立歌劇場O.&Cho.
フランティシェク・プレイスレル(指)ヤナーチェク・ヨーロピアンSO.
録音:1993-2003年プラハ
チェコを代表するソプラノ、ウルバノヴァーの歌手生活20周年記念アルバム。
名アリア集はおなじみのヴェルディ、プッチーニのほか、ヤナーチェクやスメ
タナといったお国ものが収められているのが特色。とくにアルバムの締め括り
で収録時間14分を超える「リブシェ」のフィナーレの場面は、得意の役どころ
ということもあって聴きものといえます。

SU 3908 4枚組 \5920
「ツィトリビの古楽-18世紀チェコの巨匠たち」
[CD1]
ガリナ:シンフォニア イ長調
K.B.コプシヴァ:
荘厳ミサ曲嬰ニ長調、フーガ「DEBEFE」、アリア嬰ニ長調、
モテット嬰ニ長調、「世の罪を除きたもう主よ」、アリア ニ長調
ヴェント:協奏四重奏曲
V.J.コプシヴァ:「オッフェルトリウム」
[CD2]
K.B.コプシヴァ:田園風フーガ
V.J.コプシヴァ:ミサ・パストラーリス ニ長調
J.J.コプシヴァ:「ベネディクトゥス」
ロカイ:田園風モテット ニ長調
[CD3]
K.B.コプシヴァ:
フーガ イ短調、レクイエム ハ長調、「サルヴェ・レジナ」、
フーガ変イ長調、アリア変ロ長調、コンチェルト嬰ニ長調
V.J.コプシヴァ:「聖母連祷」
[CD4]
ガリナ:シンフォニア ハ長調
K.B.コプシヴァ:
「サクルム・パストラーレ」、フーガ ハ長調、アリア嬰ニ長調、
「オッフェルトリウム」、フーガ ヘ短調、
モテット「来たれ、キリストの花嫁よ」、モテット「神に栄光を」
V.J.コプシヴァ:「救い主のいつくしみ深き御母」
ロカイ:アリア嬰ニ長調
ミラン・シュレフタ(Org)、マリエ・シェスターコヴァー(Org)、
フランティシェク・クサヴェル・トゥリ(Cemb)、
ミロスラフ・ケイマル(クラリーノ)、イジー・クレイチー(Ob)、
パヴェル・ヴェルネル(Obダムール)、
ヴァーツラフ・ヴォディチュカ(Ehr)、
フランティシェク・ヘルマン(Fg)、
イジー・スターレク(指)プラハ交響楽団、
フランティシェーク・ヴァイナル(指)プラハ室内管弦楽団、
ミラン・マリー(指)プラハ放送合唱団、
イジー・フヴァーラ(指)キューン児童合唱団
録音:1966-67年、1983-84年プラハ
バロック後期からスメタナ、ドボルザークの国民楽派までの間、チェコの音楽
界は、亡命と地方の時代でした。海外では、古くはゼレンカからシュターミツ
あたりまで様々な人が活躍していたことが知られていますが、地方にも素晴ら
しい作曲家たちがいました。それらの中から、パフタ伯が領していた、当時の
北ボヘミアの音楽的中心、小村ツィトリビで活躍したヴァーツラフ・ヤン・コ
プシヴァとその子息と弟子たちの作品をまとめたボックスです。
コプシヴァ一族はチェコを代表する音楽家一族ですが、ヴァーツラフ・ヤン
(1708-89) とヤン・ヤーヒム (1754-92)は、前古典派とパストラルを代表とす
るチェコ農村音楽の伝統的形式を受け継ぐ作風であるのに対し、カレル・ブラ
ジェイ (1756-85)は、モーツァルト的な性格を帯びた古典派の作風です。また、
ヴァーツラフ・ヤンの、逸材として知られる弟子たち、ヤン・アダム・ガリナ
(1724-73)、ヤクプ・ロカイ(1752-?)、ヨハン・ネポムク・ヴェント
(1745-1801)の作風も古典派で、ガリナはヴァンハル風のシンフォニアで、
ヴェントは弦楽四重奏曲と吹奏楽曲で知られています。




<ATMA>
SACD2 2512(SACD-Hybrid) \2180
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)
ヤニク・ネゼ=セガン(指) 
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
録音:2006年9月
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団は1981年に設立された若い
オケですが、信頼を築き上げている芸術監督のヤニク・ネゼ=セガンとたっぷ
りとした響きの中で悠々と演奏しています。ヤニク・ネゼ=セガンのブル7は、
グラン・モントリオール・メトロポリタン管との2006-07シーズン・コンサート
で堂に入った名人芸的な解釈と大絶賛されています!グラン・モントリオール
・メトロポリタン管の歴史的なコンサートとして人々の耳に記憶されました。
2008年からロッテルダム・フィルの音楽監督に就任が決まり彼の動きに目が離
せません。
ヤニク・ネゼ=セガン
モントリオール生まれの若手指揮者のヤニク・ネゼ=セガンは、カルロ・マリ
ア・ジュリーニに指揮を学び、これまで世界各地のオーケストラで客演してい
ます。2000年にはグラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団の芸術監
督に就任、また2008年にはロッテルダム・フィルの音楽監督に就任予定の今後
大注目の指揮者です。

SACD2 2331(SACD-Hybrid) \2180
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガンつき」
ギルマン:「頭を上げよ」による行進曲
ヴィエルヌ:「ウェストミンスターの鐘」
ヴィドール:オルガン交響曲第6番作品42-2-アレグロ
フィリップ・ベランジェ(Org)
ヤニク・ネゼ=セガン(指)
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
驚異的な演奏で聴くものを惹きつける若手指揮者、ネゼ=セガンによるサン=
サーンス「オルガンつき」とフランス近現代を代表する作曲家兼オルガン弾き
のギルマン、ヴィエルヌ、ヴィドールの3人の作品が収録された重厚な内容。
オルガンのフィリップ・ベランジェはモントリオールの聖ジョセフ礼拝堂の専
属オルガニスト。

ALCD2 1036 \1280
カタログ付限定盤
ニーノ・ロータ:交響組曲「道」
[I.村の婚礼“ザンパノの登場"、II.3人の楽士、綱渡りの「キ印」、
III.サーカス(ザンパノ-曲芸-「キ印」のヴァイオリン)、IV.ザンパノの怒り、
V.「キ印」を殺めるザンパノ-悲しみに気がふれるジェルソミーナ、
VI.雪の街頭での最後の芸-ジェルソミーナとの別れ、VII.ザンパノの孤独と涙]
クルト・ワイル:交響曲第2番
ヤニク・ネゼ=セガン(指)
グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
映画音楽の大家、ニーノ・ロータの代表作「道」と風刺とノスタルジックな音
楽を特徴とするクルト・ワイルの交響曲第2番。ニーノ・ロータならではの甘
いメロディ、印象的なジェルソミーナのテーマは人々の心に焼き付いていま
す。1933年に完成し翌1934年にアムステルダムで初演されたワイルの交響曲
第2番は、ワイルの成熟した作風を表す作品。新鋭ネゼ=セガンによる鮮烈な
演奏で楽しむことができます。





<audite>
AU 95494 \2250
ステレオ
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(1885年 / ノヴァーク版)
カール・べーム(指)バイエルン放送交響楽団
録音:1977年4月5日ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール(ライヴ)
ケルン放送響とのライヴ・シリーズが注目を集めるべームに、こんどはバイエ
ルン放送響と組んだブルックナー第7番のライヴが登場します。
当日はシューベルトの第5番とともに演奏されたべームによるブルックナー第7
番。前年のウィーン・フィルとのスタジオ録音とは趣きも異なり、ここでは過
不足なく反応して音化する機能性にすぐれたバイエルンの豊かな響きのもとブ
ルックナーの世界にたっぷりと浸ることができます。速めのテンポを採用して
引き締まったフォルム。自然なフレージングが形づくるアダージョの美しさ。
フィナーレもべームらしいライヴの高揚感も相俟ってたいへん聴きごたえする
ものとなっています。ちなみにバイエルン放送響はこの年クーベリックの指揮
で1月に第4番、2月に第6番、5月に第8番とブルックナーを集中的に取り上げて
います。
なお、バイエルン放送アーカイヴ音源使用により格段にすぐれた音質で蘇った
ことが大きなポイントです。





<harmonia mundi>
HMC 901932 \2450
(1)ラヴェル:5つのギリシア民謡
(2)ベルリオーズ:夏の夜op.7(ゴーティエの詩による)
(3)ラヴェル:シェエラザード
ケント・ナガノ(指)ベルリン・ドイツ交響楽団
ベルナルダ・フィンク(Ms)
ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ響最新盤は、歌手にベルナルダ・フィンク
を迎えての、ラヴェルとベルリオーズの歌曲。シェエラザード以外もともとは
ピアノと声のために書かれたものですが、のちにオーケストラと声のために編
曲されたものです。ラヴェルもベルリオーズも、オケの時計細工師と称される
こともあるほどの完璧主義者だけあって、オーケストラパートの美しさは格別。
緻密に書かれた微妙な色彩の木管パートなど、ベルリン・ドイツ響のうまさが
際立ちます。フィンクのどこまでも透明ながら深い色合いを帯びた声は、不思
議な魅力で聴く者の心をぐっと掴んで離しません。透明な響き、完璧なバラン
ス、そして歌とオケとの絶妙な調和・・・聴いていると瞬く間に時が過ぎてし
まいます。

HMC 901962 \2450
サン=サーンス:チェロのための作品集
(1)チェロとピアノのためのソナタ第1番
(2)祈りop.158
(3)ロマンスop.36
(4)ガヴォットop.16-3
(5)タランテラop.10-5
(6)チェロとピアノのための組曲op.16
(7)ロマンスop.51
(8)白鳥(オリジナル版による2台ピアノとチェロのための)
「動物の謝肉祭」より
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)、
パスカル・アモワイヤル(ピアノ)
(8)のピアノは重録音
サン=サーンスが、たいへんなピアノの名手であり、オルガニストだったこと
は有名ですが、彼はまたチェロの名手でもありました。そんな彼が書いたチェ
ロのための作品は、チェロのパートもピアノのパートも実に雄弁。チェロ・ソ
ナタ第1番は、ベートーヴェンやシューマンを思わせる、重厚で熱い旋律が迸
ります。「祈り」や「ロマンス」は軽めの作品ですが、どれも起伏に富んでい
て楽しめる内容。ベルトランの、地の底から湧き上がるような力強い生命力の
ある音色と、アモワイヤルの硬質な響きの調和が極めて魅力的な一枚となって
います。

HMC 901944 \2450
ベートーヴェン:
(1)ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(2)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
イザベル・ファウスト(Vn)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
プラハ・フィルハーモニア
アレクサンドル・メルニコフ(P)
ことし11月の来日公演が大いに期待されるファウスト。若い世代でもっとも注
目を集める彼女がベートーヴェンの2大ヴァイオリン名曲、協奏曲とクロイツェ
ルをなんと一挙に録音しました。その格調の高さ、たおやかな美しさ、楽曲の
スケールとすべての条件を満たして、王座に君臨するベートーヴェンのヴァイ
オリン協奏曲。麗しの音色でしっとりと歌い上げるファウストのヴァイオリン
は、ラルゲットではどこまでも幸福感に満ちて甘美のきわみ。いっぽう、ヴァ
イオリニスト泣かせの名うての難曲で、10曲あるソナタの最高峰「クロイツェ
ル」。この10月に同じく来日予定のメルニコフとの顔合わせは、協奏曲とはガ
ラっと変わって熱く激しいやりとりで、いまにも火花が飛び散るかのような燃
焼度。いま、どこでも引っ張りだこという人気ぶりも頷けるファウストの魅力
が全開のアルバムとなっています。

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