クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-06 No.2-1

2007年06月05日 16時28分41秒 | Weblog
<MD+G>
3043952 \2080
サン=サーンス:木管楽器とピアノのための室内楽作品集
オーボエ・ソナタ ニ長調作品166
クラリネット・ソナタ変ホ長調作品167
バソン・ソナタ ト長調作品168
デンマークとロシアの歌による奇想曲作品79
ロマンス変ニ長調作品37
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
サン=サーンスは、ベルリオーズの次に登場した19世紀フランスの大作曲家。
交響曲第3番は「オルガン付き」として名高いが、これを聴いたグノーは、サ
ン=サーンスを「フランスのベートーヴェン」と称えている。サン=サーンス
は、最晩年の1921年に(彼の没年でもある)、管楽器(オーボエ、クラリネッ
ト、バソン)のためにそれぞれソナタを作曲した。当アルバムはそれらと、さ
らに初期に書かれた2作品を集めており、結果としてサン=サーンスが管楽器
とピアノのために書いた室内楽の全作品が収められている。管楽器が引き立つ
ように書かれているのは当然としても、自身がきわめて優れたピアニストでも
あったにもかかわらず、ピアノ・パートが出しゃばらないよう慎ましく抑えら
れているのはこの作曲家の才能と性格を表していると言えるだろう。
アンサンブル・ヴィラ・ムジカは1990年結成の団体。MDGレーベルには、これ
までにマルティヌーやヘンツェ、ヒンデミット、ヤナーチェク、キルヒナー、
モーツァルト、ペンデレツキ、ラフ、リヒャルト・シュトラウス、シュポアな
どの室内楽作品集を数多くリリースしている。

34113062 \2080
モーツァルト:鍵盤作品全集Vol.6
序曲ハ長調KV399(385i)[断章]
ジーグ ト長調KV574
ソナタ ヘ長調KV13
アレグロ変ロ長調KV3
ソナタ(第4番)変ホ長調KV282(189g)他
ジークベルト・ランペ(pf) (チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ)
ジークベルト・ランペの進めるモーツァルト鍵盤作品全集の第6弾。今回ラン
ペは4種の歴史的楽器を用意し万全を期している。今回はモーツァルトが初め
て書いたピアノ作品を含み、さらにヘ長調とロ長調の2つのソナタ(KV13と15)
は、ピアノ三重奏曲、あういはヴァイオリン(もしくはフルート)・ソナタ
でなく独奏ヴァージョンとしては当アルバムが初録音となる。それらは元々
は、英国王妃に捧げられ、1765年の春に同国で出版された《チェンバロのた
めの6つのソナタ集》に収められたものだ。モーツァルトはその頃は初のヨー
ロッパ演奏旅行中で、1764?65年にはロンドンに滞在し、そこでヨハン・クリ
スティアン・バッハの音楽に触れた。そのためこの作品にはJ.C.バッハの影
響があると言われる。また、パリでの同時代作曲家や、カール・フィリップ
・エマヌエル・バッハの影響を指摘する向きもある。

60614272 \2080
ユーリウス・ロイプケ:オルガン・ソナタ ハ短調《詩編第94番》
マックス・レーガー:ソナタ第2番ニ短調作品60
フランツ・リスト:
バッハの名(B-A-C-H)による前奏曲とフーガ[1855年初稿]
ミヒャエル・シェーンハイト(メルゼブルク大聖堂ラーデガスト・オルガン)
リストは1856年、ロイプケは翌1857年、そしてレーガーは1902年と、メルゼ
ブルク大聖堂で初演された重要な3つの作品を集めたアルバム。リストの《バ
ッハの名による前奏曲とフーガ》は、ヴァイマールでの演奏用に大幅に改訂
された第2版(1870年)が有名だが、ここに収録されたのは1855年に作曲され
た第1版である。(1855年の)メルゼブルク大聖堂のオルガン奉献式用に構想
されたが、実際には式には間に合わず、翌56年に初演された。その年(1856年)
にリストの弟子となったのがロイプケ。1857年には早くも彼の最重要作品で、
ドイツ・ロマン派様式の傑作と評されるソナタを2曲書いている。ピアノ・ソ
ナタ変ロ短調と、このアルバムで聴けるオルガン・ソナタである。詩編94の9
つの詩に基づいて作曲され、初演ではロイプケ自身が ラーデガスト・オルガ
ンを弾いた。
レーガーのソナタ第2番は、リストやロイプケの約50年を経た1901年に作曲。
ミュンヘンで書かれたが、初演は勿論メルゼブルク。レーガーらしい完成度の
高い作品である。「音楽はバッハに始まり、バッハに終わる」と語ったレー
ガーをフィーチュアすることによって、リストに連結するという円環の仕組
みも意図された選曲と言えよう。
ミヒャエル・シェーンハイトは、MDGレーベルに、リスト・オルガン作品集
(現在第2集まで)や「オルガン・ランドスケイプ」シリーズのテューリンゲ
ンの回をリリースしている。

60114442 \2080
90114446(SACD-Hybrid) \2950
フランク・マルタン:
旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌
(ライナー・マリーア・リルケの詩によるコントラルトと管弦楽のための)
クリスティアーネ・ストテイン(MS)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団
指揮:ヤク・ヴァン・ステーン
ヴァン・ステーン指揮ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団によ
るマルタン作品の第2弾録音。前回は7つの管楽器、打楽器と小オーケストラの
ための協奏曲とヴァイオリン協奏曲、そして2つのピアノと小オーケストラの
ための《恐怖の踊り》をリリースしていた(他にも新ウィーン楽派を中心とす
るアルバムがある)。
今回の《旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌》は、1942年に歌曲集のための
詩を探していたマルタンが、妻に紹介されたライナー・マリーア・リルケのこ
の詩(1899年)に一目惚れして付曲した作品(ちなみに、ジークフリート・マ
トゥスもアルトとオーケストラのための同名作品を1995年に書いている)。
23曲の独特のスタイルによる歌曲が連なる作品で、アルト・サクソフォーンを
含む管楽器、ハープ、チェレスタ、ピアノ、打楽器、弦楽器から成る小オーケ
ストラが伴奏する。
クリスティアーネ・ストテインは、オランダ出身のメゾ・ソプラノ歌手。歌手
になる前はアムステルダム音楽院で学んだヴァイオリニストだったというユニ
ークな経歴を持つ。声楽はウード・ライネマンに師事し、その後はマリリン・
ホーンやジャネット・ベイカーらにも学んでいる。

64314542 \2080
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調作品55『エロイカ』
[フェルディナント・リース編曲ピアノ四重奏版]
ピアノ四重奏曲変ホ長調作品16
モーツァルト・ピアノ四重奏団
室内楽ヴァージョンによるベートーヴェンの交響曲やピアノ協奏曲は、当時の
社会での音楽受容の様子を知る重要な資料として、近年ますます注目されてき
ている。気軽に家族や友人と流行りの交響曲や協奏曲を家で楽しめることと、
出版社の収入アップの目論みが合致したこともあって、当時は様々な作品が
様々なヴァージョンで出版されていた。
このベートーヴェンの交響曲第3番は、弟子のフェルディナント・リースがア
レンジしたもの。ここで興味深いのは、オーケストレーションの処理。それら
の処理方法によって、編曲者の作品理解や解釈が浮かび上がってもくるという
わけである。ピアノ四重奏曲作品16も編曲作品。モーツァルトの同編成作品に
倣って作曲されたピアノとオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのた
めの五重奏曲が原曲だ。但し、こちらは作曲者自身がピアノ四重奏曲版に作り
変えたものである。
モーツァルト・ピアノ四重奏団はこれまでMDGに、ドヴォルジャークのピアノ
四重奏曲集(作品23と87)、リヒャルト・シュトラウスのピアノ四重奏曲作品
13などを録音している




<Arbiter>
ARB152 2枚組 \2950
「モーツァルトからメシアンまで」
CD1
ドビュッシー:“8つの前奏曲” 1981年録音
バルトーク:「ミクロコスモス」より NO 135 “無窮動” 1953年録音
メシアン:アーメンの幻影
(第1ピアノ:ジョン・ランク第2ピアノ:イレン・マリク) 1956年録音
CD2
リスト:演奏会用練習曲“ため息”
ソナタ変ロ短調 1975年6月24日録音
モーツァルト:ロンドニ長調 K485
ベートーヴェン:ソナタ 第24番
シューベルト:即興曲 Op142 No.3
ブラームス:インテルメッツォ Op117No.1
シューマン:幻想小曲集Op12より “夕べに”、“飛翔”
ドビュッシー:「映像」より“水に映る影”
前奏曲より“アナカプリの丘” 1952年録音
ドビュッシー:月の光 1977年6月29日録音
イーレン・マリク(pf)、ジョン・ランク(pf)
録音:1952-1981年
イーレン・マリク(1905-1986)
ハンガリー出身の彼女は第二次世界大戦中、アメリカに移住しその存在が忘れ
られていたが、ARBITERレーベルの社長であるアラン・エヴァンスが彼女のLPを
偶然に入手、その演奏に興味を抱き探索の結果、カリフォルニア州東部の州境
シェラ・ネバダ山脈のそばにある小さな砂漠の町に彼女が住んでいることを知
り、彼女を訪問。インタヴューと、彼女自身の録音の存在を知り、「砂漠の中
のピアニスト」と銘打ったCDを発売したのが2005年2月のこと。翌年、第2弾の
アルバム「バッハからバルトークまで」(ARB149)が発売され、その強烈な個
性とバルトークの直弟子であった彼女の実力が一層評価され、そしてまだまだ
未発表とされる他の録音への期待が膨らんだものであった。
今回は待望の第3弾。「モーツァルトからメシアン」と、選ばれた作曲家の年
代の幅広さにまず驚愕。冒頭に置かれたドビュッシーからかなり個性的で、強
烈な打鍵でバリバリ演奏される“前奏曲”はまるでバルトーク。ゆったりめの
テンポで奏されるメシアン「アーメンの幻影」も不思議な肌触りに満ちている。
CD2で聴ける曲もなんとヴァラエティに富んでいることだろうか。お得意のリ
スト、そしてモーツァルト、シューマン・・・他全てが硬質で実の詰まった音
に溢れ、独特の光を帯びている。録音は1952年から1981年で、多少古めかしい
音もあるが概ね音質は良好。彼女の美質は何一つ損なわれることはない。

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07-06 No.2-2

2007年06月05日 16時28分12秒 | Weblog
<TESTAMENT>
SBT1411 \1850
ハイドン:交響曲集
1.交響曲 第88番ト長調「V字」
2.交響曲 第95番ハ短調
3.交響曲 第101番ニ長調「時計」
指揮:フリッツ・ライナー
1)シカゴ交響楽団、2.3)フリッツ・ライナー交響楽団
録音:1)1960年2月、2.3)1963年9月
1953年、シカゴ交響楽団の音楽監督に就任したフリッツ・ライナーは、オペラ、
コンサートはもちろんのこと、指揮法を教えるなど精力的に活動しました。
(同時代の指揮者、例えばワルター、クーセヴィッツキー、そしてトスカニー
ニ、ストコフスキーは決してこのような幅広い活動をすることはありませんで
した。)この評判を聞きつけた世界中の名手たちが、シカゴ響で演奏すべく集
まってきたのもこの時期です。NBC交響楽団の首席チェロ奏者であったフランク
・ミラーもその一人で、それからの10年間、ライナー&シカゴ交響楽団は黄金
期を迎え、それは彼が亡くなる1963年まで続いたのです。
当時のライナー&シカゴ交響楽団の演奏はRCAが録音していて、そのステレオ初
期の輝かしい音はほとんどはLIVING STEREOシリーズとして現在も入手可能で
す。しかし、このハイドンに関しては以前輸入盤としてリリースされていたも
のの、LIVING STEREOシリーズではなく、その上現在では入手不能に近い状態
です。(88番のみ国内盤で復刻されています)




<MEMORIES>
MR2012/13 \3380
モーツァルト:レクイエム
(1956年3月11日、カーネギーホール・ライヴ)
マーラー:交響曲第4番
(1950年9月4日フランクフルト・ライヴ)
ブルーノ・ワルター指揮
ニューヨークフィル、ウェストミンスター合唱団、
イルムガルト・ゼーフリード、ジェニー・トゥレル、
レオポルド・シモノー、ウィリアム・ウォーフィールド(以上、モーツァルト)、
フランクフルト博物館管、アンネリーゼ。クッパー(S) (以上、マーラー)
生誕200年を記念したモーツァルト・イヤーの1956年。3月のニューヨークで
は、モーツァルトの十字軍であるブルーノ・ワルターによる一連のコンサート
並びにオペラ上演(伝説の魔笛もこの月の演奏)が開催されました。中でもソニ
ー録音セッションと並行して行われた「モツ・レク」ライヴは、幻の演奏で今
回が初出となります。音質も年代としては良好であり、冒頭の入祭唱などは哀
愁漂うしみじみした味わいですが、演奏が進むにつれて、合唱の厚みあるハー
モニーを得てウネリを増して行き、「怒りの日」に至っては熱くなるワルター
らしい激しさで、表現行為、演奏行為としての「レクイエム」であることが分
ります。歌手陣もソニー盤と同様であり、共に演奏を繰り返した演奏家同士に
よる自然な流れを感じさせてくれます。マーラーの第4交響曲は、ワルターが
偏愛した名曲であり、多くの録音が知られております。ワルターは1950年の8
月、9月、10月と欧州を単身廻り、8月末にはウィーンフィルとザルツブルク音
楽祭で当曲を演奏、9月末にはベルリンフィルと戦後唯一の共演を果たします。
当演奏は、珍しくフランクフルト博物館管弦楽団(フランクフルト歌劇場のオ
ーケストラがコンサートに出演する際の呼び名)に客演したコンサートです。
音質が驚異的に鮮明であることが推薦に値するところでして、きらめく様な弦
楽器の輝かしさには感嘆の一言です。晩年に見せた止まるような遅いテンポに
よるロマン的表現は、ここにはなく、自在な変化をつけて結構ドラマティック
な盛り上がりを作っております。第3楽章の美しさには筆舌に尽くしがたいも
のがあるとのコメントをMEMORIESより得ております。




<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72242 \2180
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):作品全集 III 
オルガン作品集 1
前奏曲嬰へ短調 BuxWV146/甘き喜びのうちに BuxWV197
前奏曲ト長調 BuxWV162/ああ、主よ、哀れな罪人なるわれを BuxWV178
前奏曲ホ長調 BuxWV141/いざ、わが魂よ、主をほめたたえよ BuxWV213
シャコンヌ ホ短調 BuxWV160
今ぞ喜べ、汝ら愛するキリストの輩よ BuxWV210
前奏曲ニ長調 BuxWV139/われ神より離れじ BuxWV220
カンツォネッタ ホ短調 BuxWV169/トッカータ へ長調 BuxWV156
トン・コープマン(オルガン)
録音:ドイツ、アルテンブルッフ、聖ニコライ教会
使用楽器:1498年、The Coci製;1728年、クラプマイヤー改修
若きJ・S・バッハを震撼させたブクステフーデのオルガン作品。

CC 72243 \2180
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):作品全集 IV 
オルガン作品集 2
トッカータ へ長調 BuxWV157/われらの神は堅き砦 BuxWV184
フーガ ハ長調 BuxWV174/暁の星のいと美しきかな BuxWV223
いざ来たれ、異教徒の救い主よ BuxWV211
ベツレヘムにみどり児うまれ BuxWV217/パッサカリア ニ短調 BuxWV161
われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれり BuxWV180
ああ、神にして主なる者よ BuxWV177/トッカータ ト長調 BuxWV164
カンツォーナ ト長調 BuxWV170/主に感謝せよ BuxWV181
かくも喜びに満てるこの日 BuxWV182
カンツォネッタ BuxWV173/フーガ ト長調 BuxWV175
御身はほむべきかな、イエス・キリストよ BuxWV188
前奏曲ト短調(手鍵盤で[manualiter])BuxWV163
トン・コープマン(オルガン)
録音:ドイツ、リュディングヴォルト、聖ヤコビ教会
使用楽器:1599年、ヴィルデ製;1682年、シュニットガー改修

CC 72244 2枚組 \3500
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):作品全集 V
カンタータ、コンチェルト&種々の声楽小品集
われは主をほめたたえる BuxWV113/天使に来たれと命じたまえ BuxWV10
甘き喜びのうちに BuxWV52/全地よ、神に向かいて歓呼せよ BuxWV64
夜毎求めても BuxWV50/平和の王、イエス・キリストよ BuxWV20
今日は楽しくやろう BuxWV124/マニフィカト BuxWVAnh.1
いかに新しく、喜ばしきかな BuxWV110/
今ぞ喜べ、愛するキリスト者たちよ BuxWV51
栄光と誉れを主に帰せよ BuxWV2
おお、楽しい時、すばらしい日 BuxWV120
三つの麗しきことあり BuxWV19/ミサ・ブレヴィス BuxWV114
愛する者よ、わが魂は言う BuxWV70/拡大二重カノン BuxWV123
主に向かいて新しき歌を歌え BuxWV12/
われらを主のもとへ行かせたまえ BuxWV81
われらの主なる神 BuxWV40/これぞ神の御子の勝利の日 BuxWV43
ベッティーナ・パーン、ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)
ボグナ・バルトシュ(アルト)
パトリック・ファン・フテム、ダニエル・テイラー(男性アルト)
イェルク・デュルミュラー、アンドレアス・カラシアク(テノール)
ドナルド・ベントヴェルセン、クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団

CC 72153 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):オルガン作品集 Vol.8
幻想曲ト短調 BWV542.1/いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV662
同 BWV663/同 BWV664(トリオ)/前奏曲とフーガ イ長調 BWV536
協奏曲イ短調 BWV593(原曲:ヴィヴァルディ Op.3 No.6)
トッカータとフーガ へ長調 BWV593
ジャック・ファン・オールトメルセン(オルガン)
録音:オランダ、ハールレム、聖バフォ教会
使用楽器:1738年、クリスティアン・ミュラー製

CC 72166 \2180
オランダのハルモニウム音楽の世紀
ルイス・アンドリーセン(1939-):Rememberinb that Sarabande...
コル・クリント(1890-1944):
ハルモニウムのための組曲 Op.29(1922)から スケルツィーノ(No.3)
ヴァイオリンとオルガンまたはハルモニウムのための
モダーン二重奏曲集(1917)から 苦痛 Op.12(+)
ヤン・ファン・ヌエネン(1880-1970):
オルガンまたはハルモニウムのための6つの作品 Op.19(1935)から
前奏曲,間奏曲,即興,メロディー
アルフォンス・ディーペンブロック(1862-1921):アヴェ・マリア(*)
ヘンリ・ザグヴェイン(1878-1954):(かなり行儀よく)
ロジー・ヴェルトヘイム(1888-1949):賛歌(1929)(*/+)
マルテイン・パッディング(1956-):Cow Music(2000)から
パッディングのカントリー・ダンス第1番,人の声[Vox humana],
パッディングのカントリー・ダンス第2番
アンドリース・ファン・ロッセム(1957-):肺と舌(1988)
ヒール・メイエリング(1954-):4000の冬(2003)から(*)
わが子はどこに,アダムは生まれた
フース・ヤンセン(1951-):Harm(2000)
ロデリク・デ・マン(1941-):神の機械[Machina ex Deo](2002)
ディルク・ライメス(ハルモニウム)
フランシーヌ・ファン・デル・ヘイデン(ソプラノ(*))
レミー・バウデット(ヴァイオリン(+))
録音:2004年9月18日、2006年6月28日、旧レデンプトリスチン修道院礼拝堂
ハルモニウム(英語ではリードオルガン)は、足踏み式ふいごから手鍵盤に
よって選ばれたリードに風を送り込んで発音させる楽器。1810年に発明され、
パイプオルガンに代わる楽器として隆盛しましたが、20世紀に入ってピアノ
が量産されるとともに衰退していきました。

CC 72174 \2180
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
シューベルト(1797-1828):
ピアノとヴァイオリンのための幻想曲ハ長調 Op.posth.159 D.934
挨拶を送ろう Op.20 No.1 D.741
リザ・フェルシュトマン(ヴァイオリン)
イノン・バルタナン(ピアノ)
録音:2006年9月13-15日、ニューヨーク、サニー・パーチェイス・カレッジ
リザ・フェルシュトマンはロシア人音楽家の娘としてオランダに生まれ、5歳
でヴァイオリンの勉強を開始、イヴリー・ギトリス、イーゴリ・オイストラ
フ、アーロン・ロザンドのマスタークラスを受講して注目され、1988年より
アムステルダム音楽院でヘルマン・クレッバースに師事、さらに合衆国フィ
ラデルフィアのカーティス音楽学校でイダ・カヴァフィアンに、ロンドンで
デイヴィッド・タケノに師事しました。彼女は2007年にはオランダのデルフ
ト音楽祭の芸術監督をイザベル・ファン・クーレンから引き継ぐことになっ
ています。
イノン・バルタナンはイスラエル出身、ロンドンの王立音楽アカデミーで学
び現在はニューヨークを本拠に活動しています。

FL 72405 \1880
マルガレーテ・ダンツィ(1768-1800):
ピアノとヴァイオリンのオブリガートのための3つのソナタ Op.1
第1番変ホ長調,第2番変ロ長調,第3番ホ長調
モーツァルト(1756-1791):
「ああ、私は恋人をなくした」の主題による6つの変奏曲ト短調 K.360(374b)
ヴォーン・シュレップ(フォルテピアノ(*))
アントワネット・ローマン(ヴァイオリン(+))
使用楽器:P・マクナルティ製(モデル:1785年頃、シュタイン製)(*)
1770年、G・ピアッテリーニ製(+)
マルガレーテは高名な歌手・俳優・劇場監督テオバルト・マルシャンの娘で、
ザルツブルクでレオポルト・モーツァルトに師事し一家と交流、1790年に作曲
家フランツ・ダンツィ(1763-1826)と結婚し歌手・ピアニスト・作曲家とし
て活躍しましたが、30歳そこそこで亡くなりました。
ヴォーン・シュレップは1956年、東京生まれ。ニューヨークのイーストマン音
楽学校でピアノを学び12歳で第二位優等にて卒業後、古楽に興味を抱きグスタ
フ・レオンハルトに師事。チェンバロ、フォルテピアノ、モダーン・ピアノを
マスターした奏者として活躍し、Brilliant Classics レーベルのJ・S・バッ
ハのカンタータ全曲録音にも参加しました。
アントワネット・ローマンは1969年、アムステルダム生まれ。スヴェーリンク
音楽院でモダーン・ヴァイオリン、ヴィオラ、バロック・ヴァイオリン(ルシ
ー・ファン・ダールに師事)を学び、ポピュラーを含む幅広いジャンルで活躍
しましたが、1997年以来、ピリオド・スタイルによる演奏に活動を絞り込んで
います。

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