クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

-07-05 No.2

2007年05月29日 19時47分59秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CDC-3822432 \1980
偉大なるヘンデル・アリア集
Where E're You Walk-「セメレ」
Comfort Ye-「メサイア」
もろもろの谷は高くせられ-「メサイア」
Fronde tenere-「セルセ」
なつかしい木陰よ(オンブラ・マイ・フ)-「セルセ」
Cosi la tortorella-「復活のオラトリオ」
Love Sounds the Alarm-「エイシスとガラテア」
Love In Her Eyes-「エイシスとガラテア」
Happy We-「エイシスとガラテア」*
不実な女よ、戯れるがよい-「アリオダンテ」
次の夜-「アリオダンテ」
Total Eclipse-「サムソン」
As Steals the Moon-「快活の人」*
Hide though thy hated beams-「エフタ」
A father offering up his only child-「エフタ」
天の使いよ、高きところに彼女を導け-「エフタ」
イアン・ボストリッジ(テナー)
*ケイト・ロイヤル(ソプラノ)
オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトメント
ハリー・ビケット指揮
バロック作品のEMIレーベル初録音にボストリッジが取り上げたのは彼にとっ
て大切に扱ってきたヘンデル。英語、イタリア語によるオペラとオラトリオか
らのアリア集でカストラートのために作曲された作品も含まれています。今後
の録音にヘンデルを含むバロック・アリア集を計画しヘンデルについて執筆中
というボストリッジの熱のこもった録音が実現しました。先ごろEMIクラシック
スと専属契約したロイヤルがゲスト参加、8月から10月にかけてヘンデル作品
での欧州ツアーを共にするエンライトメントのオケとの共演で収録。ライナー
ノートもボストリッジが手がけています。英・グラモフォン誌の6月号のカヴァ
ーストーリーで取り上げられるなどメディアの関心も高い注目盤

CDC-3797862 \1980
クロンマー:二重クラリネット協奏曲
シュポーア:クラリネット協奏曲第2番ハ短調Op.57(ブリス)
クラリネット協奏曲第4番ホ短調woo20(マイヤー).
クロンマー:協奏曲(2つのクラリネットのための)変ホ長調Op.91
ザビーネ・マイヤー(クラリネット)
ジュリアン・ブリス(クラリネット)
アカデミー室内管弦楽団
17歳の天才、愛弟子ブリスとの共演によるマイヤーの新録音

CDC-3944202 \1980
ライヴ・アット・ラ・スカラ
マルティーニ:愛の喜び
A.スカルラッティ:私を苦しめないで-「ポンペオ」
パリソッティ:Se tu m'ami
グルック:おお、私のいとしい人よ-「パリーデとエレーナ」
ベッリーニ:マリンコニア、やさしいニンフ
行け、幸せなばらよ
ドニゼッティ:私は海の中に家を建てたい
ヴェルディ:ストルネッロ
孤独な部屋で
乾杯
グノー:セレナード
ビゼー:愛の歌
マスネ:悲歌
Alfred Alessandrescu:Sub perdeaua dragei mele
Diamanti Gheciu:Si daca
Tiberiu Brediceanu:Floricica de pe apa
Bade, pentru ochii tai
Vai, badita, dragi ne-avem
Gherase Dendrino:Te iubesc (from the operetta "Lasati-ma sa cant")
トスティ:かわいい口もと
ラーナー/レーヴェ:踊り明かそう-「マイ・フェア・レディ」
プッチーニ:わたしのお父さん-「ジャンニ・スキッキ」
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
ジェフ・コーエン(ピアノ)
ここ12年にわたって世界のトップ・ステージでスターの座をほしいままにして
いるゲオルギューが、昨年(06年)スカラ座でも勝利を収めたライヴ録音。古
典歌曲、ベルカント、フランス歌曲、母国ルーマニア作品というあえて歌曲に
よるリサイタルでスカラ座の聴衆を魅了しました。この成功を受けて07年7月
ゲオルギューは再びスカラ座に登場する予定です。 40Pブックレット

DVBW-3910089(DVD-Video) \2850
ワーグナー:歌劇からの管弦楽作品集
「タンホイザー」序曲
ヴェヌスベルクの音楽(バッカナール)-「タンホイザー」
「リエンツィ」序曲
夜明けとジークフリートのラインへの旅-「神々のたそがれ」
ジークフリートの葬送行進曲-「神々のたそがれ」
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ワルキューレの騎行-「ワルキューレ」
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウス・テンシュテット指揮
(1988年10月18日、東京、サントリー・ホールでのライヴ収録)
待望のDVD化発売、テンシュテットのメインのコンサート・プログラムを映像
収録した貴重なドキュメント


●CLASSICS FOR PLEASURE
CZS-3932382 2枚組 \1450
チャイコフスキー:眠りの森の美女
フィルハーモニア管弦楽団
ジョージ・ウェルドン指揮

CZS-3932332 2枚組 \1450
チャイコフスキー:くるみ割り人形、他 
プロコフィエフ:シンデレラーハイライツ
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮

CZS-3932432 2枚組 \1450
チャイコフスキー:白鳥の湖
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮

CDZ-3932312 \1000
サリヴァン-マッケラス編:パインアップル・ポール組曲 他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・マッケラス指揮

CDZ-3932292 \1000
ハチャトゥリアン:ガイーヌ-ハイライツ他
ロンドン交響楽団、
アラム・ハチャトゥリアン指揮 他    

CDZ-3932302 \1000
ベアトリクス・ポター物語OST-ロイヤル・バレエ・フィルムからの音楽
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
ジョン・ランチベリー指揮

CDZ-3940352 \1000
カルメン・ジョーンズOST-オリジナル・ロンドン・キャストによる
ヘンリー・ルイス指揮


<VIRGIN CLASSICS>
●THE CLASSICS
VM-3913302 \1300
ブラームス:交響曲第3番、第4番
ドイツ室内フィルハーモニー
ダニエル・ハーディング指揮

VM-3913312 \1300
フランク:交響曲ニ短調、交響的変奏曲
ボーンマス交響楽団
アンドルー・リットン指揮

VM-3913332 \1300
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
アルミン・ジョルダン指揮

VM-3913342 \1300
ヘンデル:水上の音楽、王宮の花火の音楽
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ
ロジャー・ノリントン指揮

VM-3632842 \1300
モーツァルト:序曲集(未発売作品)
ローザンヌ室内管弦楽団
ユーディ・メニューイン指揮

VM-3913372 \1300
ショスタコーヴィチ:ピアノ四重奏曲
4つのワルツ、ピアノ三重奏曲第2番
ナッシュ・アンサンブル

VM-3913392 \1300
バーバー、バーンスタイン、ピッカー、コープランド:
20世紀のアメリカ音楽集
リットン、デ・ワールト、エッシェンバッハ、
サラステ、コリン・デイヴィス、ヒコックス

VM-3913402 \1300
バロック・フェスティヴァル
タヴァナー・プレイヤーズ
アンドルー・パロット指揮

VM-3913632 \1300
シベリウス:クレルヴォ交響曲
シュテーネ、マッテイ、エストニア国立男声合唱団
ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、
パーヴォ・ヤルヴィ指揮

VM-3913442 \1300
オッフェンバッハ:オペラ・ハイライツ集
マルク・ミンコフスキ指揮

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07-05 NO.27-2

2007年05月29日 19時47分35秒 | Weblog
<harmonia mundi>
HMX 2908226(2CD+1DVD) \4450
字幕:仏,英,独
監督:サンドリーヌ・ヴィレムス
美麗箱入り、美麗ブックレット(111ページ)
Philippe Herreweghe By Himself~ Retroperspective(1981-2007)-1981-2007
年の軌跡
[CD1]
(1)J.S.バッハ:マタイ受難曲より第1曲合唱(1984年)
(2)J.S.バッハ:カンタータ第91番より第5曲アリア(S&A)(2001年)
(3)J.S.バッハ:カンタータ第8番より冒頭合唱曲(1998年)
(4)J.S.バッハ:カンタータ第75番より第5曲アリア(S)(2003年)
(5)J.S.バッハ:カンタータ第170番より第1曲アリア(A)(1989年)
(6)ラッスス:エレミアの哀歌より(1989年)
(7)モンテヴェルディ:ア・セイ・ヴォーチ(1990年)
(8)シャイン:
イスラエルの泉より第9曲「主よ、私に目を向け私を憐れんでください」
(1985年)
(9)シュッツ:主に結ばれて死ぬ者は幸いであるSWV391(1985年)
(10)ジル:レクイエム-序(部分)(1990年)
(11) パーセル:アンセム11番よりRejoice in the Lord alway,(1993年)
(12)、(13) J.S.バッハ:マタイ受難曲より第64、65曲(1984年)
[CD2]
(1)モーツァルト:グラン・パルティータ-アダージョ(1995年)
(2)ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス-サンクトゥス(1995年)
(3)メンデルスゾーン:エリヤより-第34番合唱(1993年)
(4)メンデルスゾーン:真夏の夜の夢より-舌先さけたまだら蛇(1994年)
(5)ブラームス:ドイツ・レクイエムより-主よ、おしえてください(1996年)
(6)シューマン:交響曲第3番より終楽章(2006年)
(7)ベルリオーズ:夏の夜より-第5曲月の光(「墓地で」)(1994年)
(8)ブルックナー:交響曲第4番より第3楽章(2005年)
(9)マーラー:子どもの不思議な角笛より「原光」(2005年)
(10)シェーンベルク:月に憑かれたピエロより「月に酔い」(1991年)
(11)同:コロンビーナ(1991年)
(12)クルト・ヴァイル:
ベルリン・レクイエムより溺死した娘のバラード(1992年)
(13)同:勝利のアーチの下に届いた名の無い兵士に関する第2の報せ(1992年)
(14)フォーレ:レクイエムよりピエ・イエズ(1988年)
(15)同:アニュス・デイ(2001年)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
[CD1]
(1)シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ(以下CV) 
(2)ドロテー・ミールズ(S)、インゲボルク・ダンツ(A) 
(3)CV (4)キャロリン・サンプソン、CV (5)アンドレアス・ショル、CV 
(6)(7)(8)アンサンブル・ヴォカーレ・ヨーロッパ (9)シャペル・ロワイヤル
(10)ハワード・クルック(T)、シャペル・ロワイヤル (11)CV 
(12)(13)シャペル・ロワイヤル、CV
[CD2]
(1)シャンゼリゼ管のメンバー 
(2)シャペル・ロワイヤル(以下CR)、シャンゼリゼ管(以下OCE)  
(3)CR、CV、OCE (4)CR、CV、OCE 
(5)ジェラルド・フィンリー(Br)、CR、CV、OCE (6)OCE 
(7)ブリジット・バレー(Ms)、OCE (8)OCE 
(9)サラ・コノリー(Ms)、OCE 
(10)(11)マリアンヌ・プスール(声)、アンサンブル・ムジーク・オブリーク
(12)(13)ペーター・コーイ(Bs)、CR、アンサンブル・ムジーク・オブリーク
(14)アニュス・メロン(S)、アンサンブル・ムジーク・オブリーク 
(15)CR、CV、OCE
今年2007年、ヘレヴェッヘは還暦をむかえます。これを記念して、ハルモニア
ムンディにこれまで録音した膨大なレパートリーの中から、ヘレヴェッヘ自身
が選りすぐった曲たちが一同に集結、貴重な映像とともにボックスセットとし
て登場します。CD1では古楽、CD2では古典派以降の音楽が収録されています。
そしてDVDでは自転車に乗ったヘレヴェッヘ、リハーサルの合間にジョークを
言って演奏家を和ませるヘレヴェッヘ、若き学生時代の貴重なヘレヴェッヘ、
1973年録音のヨハネ受難曲の録音に臨むヘレヴェッヘ、とヘレヴェッヘ尽くし。
また、巨匠レオンハルトをはじめ、様々な著名な演奏家たちがヘレヴェッヘに
ついて語っています。ヘレヴェッヘの今までの軌跡の偉大さを知ると同時に、
ヘレヴェッヘのこれからがますます楽しみになるボックスセットとなっていま
す。

HMC 901961 \2250
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲
(1)第1番 ニ短調 op.49
(2)第2番 ハ短調 op.66
トリオ・ワンダラー
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭に今年も来日し、ますます聴衆をとりこにしてい
るトリオ・ワンダラー最新盤は、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲。高貴な
薫りに満ちた弦楽器は、まさに「美のツボ」をおさえた音色。官能的で時にむ
せび泣くような表現に引き込まれます。ピアノがまた素晴らしい!たとえば第
2番のスケルツォ楽章で、真珠の粒のように美しく転がる音が、弦とたわむれ、
時に熱いうねりとなって盛り上がる様子は、神がかりともいえる美しさです。
トリオ・ワンダラーが誘う、たまらなく官能的でディープなメンデルスゾーン
です。

HMU 807441(SACD-Hybrid) \2300
ガーシュウィン:
(1)ヘ調のピアノ協奏曲
(2)ラプソディー・イン・ブルー
(3)キューバ序曲
ジョン・ナカマツ(P)
ジェフ・タイジック(指)
ロチェスター・フィルハーモニック管弦楽団
のだめやラ・フォル・ジュルネで何かと話題の作曲家、ガーシュウィンの作品
集。指揮にジャズ界でも活躍している大御所タイジック、ピアノに強靭なテク
ニックとパッションのピアニスト、ジョン・ナカマツという組み合わせのガー
シュウィンが悪いはずがない!一曲目のヘ調のピアノ協奏曲は、ラ・フォル・
ジュルネ音楽祭で小曽根真が演奏、大いに盛り上がったものでした。ラプソ
ディー・イン・ブルーの冒頭のオケもバッチリ決まって、続くピアノによる有
名な旋律も、絶妙なリズム感とテクニックに裏打ちされたもの。キューバ序曲
では、タイジックならではのジャズへの深い読み込みにオケが見事に応えてお
り、他では得がたい壮大な演奏となっています。思わず踊り出したくなる楽し
い一枚です。





<GRAND SLAM>
GS 2022 \2250
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(改訂版)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1949年10月18日ベルリン・ダーレム、ゲマインデハウス
Source: HMV (France/ LA VOIX DE SON MAITRE) FALP852/FALPS853
■ 制作者より
このディスクの演奏は1965年7月にフランスHMV(LA VOIX DE SON MAITRE)か
ら発売された2枚組LP、FALP852/FALPS853より復刻したものです。このLPはオ
リジナルのモノラルでカッティングされており、しかも第1面に第1楽章、第2
面に第2楽章、そして第3面には第3楽章と第4楽章と余裕のある面の切り方をし
ています。ほぼ同時期に発売されたドイツ・エレクトローラ盤(STE91375/8)、
日本盤(AA9131/4)も面の切り方はフランス盤と同じですが、これらはとも
に疑似ステレオ化されていました。1968年に遅れて発売されたイギリス盤
(HQM1169)はオリジナルのモノラルでカッティングされてはいたものの、
LP1枚両面に詰め込んだ窮屈な音質でした。従いまして、このフランス初期盤
はオリジナルの音質を最も忠実に伝えるものとして珍重され、近年の市場価格
は14-16万円と高騰しています。今回復刻するにあたり、望みうる最上の結果
を得るためにそのフランス盤を2組用意し、楽章単位でノイズの少ない箇所を
取り出し、盤に刻まれた情報を忠実に再現するようにリマスタリングを行い
ました。1949年の放送録音ゆえに、さすがに1950年代のスタジオ録音のような
飛躍的な音質の向上は期待できないものの、既発売盤よりも明瞭で繊細、か
つ奥行き感の優れた音質を実感していただけると思います。 (平林直哉)
■ 解説書の内容
このフルトヴェングラーの演奏で使用されているのは改訂版です。この改訂版
はノヴァーク版(原典版)と実質的には全く同じものですが、その違いについ
て具体的に触れてある文献は少ないので、今回はそれについて譜例をあげてわ
かりやすく説明しています(第1楽章のみ)。その他フランス、イギリス、日
本のそれぞれ初出LPのジャケット写真、発売当時の広告も掲載します。





<CASCAVELLE>
VEL 3111 2枚組 \4160
シューマン:交響曲全集
第1番変ロ長調Op.38「春」/ 第2番ハ長調Op.61 /
第3番変ホ長調Op.97「ライン」/ 第4番ニ短調Op.120
アルミン・ジョルダン(指)
スイス・ロマンドO.
録音:1989年9月、1990年2月&3月
ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
このアルバムの内容は「楽園とぺリ」に続いて、ジョルダン&スイス・ロマン
ドによるシューマン第2作として、かつて仏エラートからリリースされていた
ものです。昨年世を去ったジョルダンを追悼してCASCAVELLEから復刻のはこび
となりました。あらためて聴き直してみると緩徐楽章の美しさには大きく魅か
れるものがあります。プロデューサーがミシェル・ガルサンと、エンジニアが
ジャン・シャトレのコンビによる録音というのもポイント。

VEL 3110 2枚組 \4160
シューマン:オラトリオ「楽園とぺリ」Op.50
イーディス・ウィーンズ(S:ぺリ)シルヴィア・エルマン(S:若い女)
アンヌ・イェヴァング(A:天使)ロバート・ギャンビル(T)
クリストフ・プレガルディエン(T:若者)
ハンス=ペーター・シャイデッガー(Br:ガツナ、男)
ロマンド室内Cho.、ローザンヌ・プロ・アルテCho.
(アンドレ・シャトレ合唱指揮)
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO.
録音:1988年10月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
「管弦楽の年」1841年の8月に着手し、1843年に完成をみたシューマンの自信
作であるオラトリオ「楽園とぺリ」。かつて仏エラートより出ていたこの録音
は、ジョルダン持ち前の穏当な表現が作品のもつ幸福なムードとマッチした名
演奏として知られていたものです。廃盤となって久しかっただけにこのたびの
復活は喜ばしいところです。録音スタッフは、ディレクターがミシェル・ガル
サン、エンジニアがジャン・シャトレの名コンビ。

VEL 3113 \2080
シューベルト:ミサ曲変ホ長調D.950
オドレイ・ミシェル(S)ブリギッテ・バレイズ(A)
アルド・バルディン(第1T) クリストフ・ホムベルガー(第2T)
ミシェル・ブロダール(Bs) ロマンド室内Cho.、
ローザンヌ・プロ・アルテCho.(アンドレ・シャトレ合唱指揮)
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO.
録音:1987年5月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
ふんわりと温かいキリエの斉唱が優しく包み込む、シューベルトが最晩年に書
いた最後のミサ曲。ジョルダンの手堅い棒のもと素朴な美しさがめいっぱい引
き出されています。プロデューサーはミシェル・ガルサン、エンジニアはヨラ
ンタ・スクラ。かつてのフルプライス(旧番号VEL.1056)からミドルにプライ
スダウンしてカタログに復活です。




<KII>
KDC 5022 \2300
輸入盤(naive)
日本語解説・訳詞付
艶舞(ダンス)-ローラン・コルシア
(1)ステファン・グラッペリ(コルシア編):ヴァルスーズ
(2)ブラームス(コルシア編):ハンガリー舞曲第1,2,4番 
(3)ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲第2番 
(4)シコ・ブアルケ(サンチェス編):すべてのために 
(5)ヴィエニャフスキ:華麗なポロネーズ第1番ニ長調 
(6)ラヴェル:ハバネラ形式による小品 
(7)ミシェル・ポルタル:甘いヴァルス 
(8)ピアソラ:1930年のカフェ-「タンゴの歴史」より 
(9)アルベニス(クライスラー編):タンゴ 
(10)チャイコフスキー:ヴァルス=スケルツォ 
(11)ジノ・フランチェスカッティ:ポルカ 
(12)ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲 
(13)ルノワール&シャルル(コルシア編):ラ・ヴィレット
ローラン・コルシア(ヴァイオリン)
ジャン=エフラム・バウゼ(ピアノ)
ミシェル・ポルタル(バンドネオン、バス・クラリネット)
クリスチャン・リヴェ(ギター) レオナルド・サンチェス(ギター)
アルノー・ブキティーヌ(チューバ) シリル・デュピュイ(ツィンバロン)
ゲルガナ・テジイスカ(コントラバス) 
ジュリー・ドパルデュー(ヴォーカル)
確実な技術でおしゃれな音楽を楽しませてくれるローラン・コルシアが、古今
東西の「ダンス」にまつわる名作に挑戦しました。コルシアならではのオトナ
の色気とあつい情熱で、どの曲にも不思議な魔法をかけています。選曲のみな
らず伴奏もまたオツ、「ハンガリー舞曲」には民俗楽器ツィンバロンも参加、
コルシアのむせび泣くような音色と相まって郷愁をさそいます。往年の名画
「天井桟敷の人々」の主題歌「ラ・ヴィレット」は名優ジェラール・ドパル
デューの愛娘にしてコルシアの愛妻ジュリーの歌、コルシアもフェロモンたっ
ぷりの助奏を付け、婦唱夫随ぶりを見せてくれます。

KDC 5023 \2300
輸入盤(Integral)
日本語解説・訳詞付
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453
(2)同:二台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365
(3)J.S.バッハ:2台のピアノのための協奏曲 ハ短調 BMV1060
エリック・ハイドシェック(ピアノ)、
(2)(3)ターニャ・ハイドシェック(第2ピアノ)
田部井 剛(指)カメラータ・ジオン
録音:2005年6月26日/トッパンホール
「幻の宇和島ライヴ」復刻シリーズが大評判で、最ブームの感のあるハイド
シェック。その彼が2005年に日本で行なった協奏曲ライヴ。それも他に録音の
ないモーツァルトの17番というのが嬉しい限り。演奏は期待以上で、ハイド
シェックならではのスリリングな妙技を堪能できます。ターニャ夫人との2台
用協奏曲も、まるで独りで弾いているかのごとく息のあったアンサンブルを
聴かせてくれます。ハイドシェックが高く評価している田部井剛指揮カメラ
ータ・ジオンの好サポートぶりも注目です。

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07-05 No.26-1

2007年05月29日 19時46分26秒 | Weblog
<VAI>
VAIDVD 4402 \4050
「グレース・バンブリー・イン・コンサート」
ロッシーニ:「セミラーミデ」序曲
ヴェルディ:「運命の力」より「神よ、平和を与えたまえ」
ケルビーニ:「メデア」序曲
ヴェルディ:「ドン・カルロ」より「世の空しさを知る神」
ヴェルディ:「椿姫」第三幕の前奏曲
ヴェルディ:「ドン・カルロ」より「おお、むごい運命よ」
ムソルグスキー:「ホヴァンシチナ」前奏曲
チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」より「私は創造の神の卑しい下僕」
マスネ:「エロディアード」より「美しくやさしい君」
サン=サーンス:「サムソンとダリラ」より「あなたの声にわが心は開く」
ビゼー:「カルメン」よりセギディーリャ
(オーディオ・ボーナス:2006年収録のインタビュー)
グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)
マッシモ・プラデッラ(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
収録:1991年,ルガーノ・フェスティヴァル(スイス)でのライヴ、
RTSI(スイス・イタリア語放送)の収録、
NTSC、オール・リージョン、カラー、ステレオ、91m+ボーナス
カラヤンの映像作品「カルメン」で主役を務めたことなどで知られるアメリカ
の名ソプラノ、グレース・バンブリー。彼女が1991年ルガーノ・フェスティ
ヴァルに登場した時のライヴです。

VAI DVD 4409 \3650
フランク:交響的変奏曲
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
ネルソン・フレイレ(P)
デイヴィッド・シャローン(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
収録:1983年10月7日、ライヴ、RTSI(スイス・イタリア語放送)の収録、
NTSC、オール・リージョン、カラー、ステレオ、41m
ブラジル出身の名ピアニスト、ネルソン・フレイレの協奏曲集。以前にはアル
ゲリッチとのデュオなど、近年はデッカに継続的に録音するなど精力的に演奏
活動を行っています。この映像は83年収録で、髪もまだ黒く若々しい印象です。
伴奏は2001年来日中に急死した指揮者デイヴッド・シャローンです。

VAI DVD 4411 \4050
「ボリショイ・バレエの石の花」
(1)バレエ「石の花」全幕
(音楽:プロコフィエフ、振付:ユーリ・グリゴローヴィチ)
(2)(ボーナス・トラック)「アニュータ」-パ・ド・ドゥ
(1)出演:エカテリーナ・マクシモワ、ヴラディミル・ヴァシリエフ、
スヴェトラーナ・アディルハエワ、ウラディミル・レヴァショフ 他
演奏:アレクサンドル・コピロフ指揮
ボリショイ劇場管弦楽団
収録:1979年、NTSC、カラー、モノラル、111m
(2)出演:エカテリーナ・マクシモワ、マラト・ダウカイエフ、収録:1982年
プロコフィエフ晩年の大作バレエ「石の花」は作曲家の死の翌年1954年にボリ
ショイ・バレエで初演されました。この映像は初演からの伝統を継ぐボリショ
イ・バレエによるものです。マクシモワとヴァシリエフという名ダンサーが主
役となっております。

VAI DVD 4412 \3380
「トリビュート・トゥ・ラフマニノフ」
ラフマニノフ:前奏曲集(ハ長調Op.32-1、ニ短調Op.23-3、嬰ト短調Op.23-6、
ト短調Op.23-5、変ホ長調Op23-6、変ホ短調Op.23-9、変ロ長調Op.23-2)
(ボーナス・トラック:ルース・スレチンスカが語るヨーゼフ・ホフマンの思
い出)
ルース・スレチンスカ(P)
収録:.1963、NTSC、オール・リージョン、モノクロ、モノラル、
27m+ボーナス:29m
スレチンスカはアメリカの女流ピアニスト。シュナーベル、コルトー、ヨーゼ
フ・ホフマンに学んだといいますから、相当なベテランになります。1931年に
ベルリンで、わずか6歳リサイタルを行ったという神童でした。

VAI DVD 4426 \4050
「ジゼル」(アダン)全幕(一部カットあり)
ボリショイ・バレエ1956年のイギリス公演
パウル・ツィンナーの映画「ザ・ボリショイ・バレエ」
「バハチサライの泉」より「タタールの踊り」(アサフィエフ)
「くるみ割り人形」-「スペインの踊り」(チャイコフスキー)
「春の洪水」(ラフマニノフ)
「イワン・スサーニン」-「ポロネーズとクラコヴィエンヌ」(グリンカ)
「ファウスト」-「ワルプルギスの夜」(グノー)
「瀕死の白鳥」(サン=サーンス)
出演:ガリーナ・ウラノワ、ライ
サ・ストルチュコワ、ニコライ・ファデイェチェフ、ボリショイ・バレエ
演奏:ユーリ・ファイエル(指揮)、
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指揮)
監督:パウル・ツィンナー
収録:1956年、NTSC、カラー、モノラル、95m
日本では「バレエへの招宴」というタイトルで知られるパウル・ツィンナー監
督の映画ですが、映像はバレエそのものです。ボリショイ・バレエが1956年に
イギリス公演した際の記録で、前半は様々な短い踊りが収められ、後半は「ジ
ゼル」が僅かなカットはあるものの全幕収められている。元は映画ということ
で、この時代のボリショイ・バレエの貴重なカラー映像となっています。




<ALBANY>
TROY888(SACD-Hybrid) \1980
ドン・ギリス(1912-1978):交響曲第1番「アメリカ交響曲」
交響曲第2番「信仰の交響曲」
交響曲第5-2/1番「楽しみのための交響曲」
イアン・ホブソン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア
着々と進行していますドン・ギリスの交響曲シリーズ。なんと交響曲第5-2/1
番は当レーベル2種類目の録音となります。ギリスは放送プロデューサー、指
揮者としても活動し、聴き手が歌ったり弾いたりすることのできる旋律によっ
て音楽を聴き手に届けることを目標としていました。ライト・クラシックの大
家として知られ、これらの交響曲も肩肘はらず楽しめるエンターテインメント
系交響曲となっています。第二次世界大戦の最中にアメリカの理想を示すこと
を目指して最初の3つの交響曲を作曲し、発売されるのはこれが世界初となり
ます。

TROY903 \1980
「エリック・ラスク-ジャスト・ミー&マイ・ホルン」
ベルンハルト・クロル(1920-):賛美
J.S. バッハ:パルティータイ短調BWV1013(原曲:フルート)
パーシケッティ(1915-1987):無伴奏ホルンのためのパラブル(寓話)
C.P.E. バッハ:ソナタイ短調H. 562
テオドーレ・アントニオウ(1935-):哀歌
アヴラム・デーヴィッド(1930-2004):無伴奏ホルンのためのソナタop. 101
オットー・ケッティング(1935-):イントラーダ
エリック・ラスク(Hrn)
2006年6月録音
ホルンの名手ラスクによる無伴奏のホルン作品集です。バッハから最近の作品
まで幅広い作品が演奏されています。ラスクは1987年アメリカ・ホルン・コン
クール、1988年フランスのランスでの国際コンクールで優勝しました。20歳の
時クリーヴランド管弦楽団の副主席ホルン奏者になり、エンパイア・ブラス
(金管五重奏団)で演奏し、東京音楽大学でも教えました。

TROY053(SACD-Hybrid) \1980
ジェレ・タナー(1939-):
金魚を連れた少年-ハワイの伝説に基づく独唱、合唱と管弦楽のための英雄的
幻想曲
レオン・シウ(歌)、マライ・エリオット(歌)、
リー・ホルドリッジ指揮
ロンドン響、
ナイジェル・ブルックス指揮
ナイジェル・ブルック合唱団他
SACDによる再発売。品番は変わりません。
この作品は、象徴主義とユング理論を信奉する画家ジョン・トマスの一連の絵
画に基づいています。フランス人とチェロキー族を両親とするタナー自身も、
自然の中で育ち、その体験やハワイの神話を題材とした歌劇や管弦楽曲を作曲
しています。

TROY881 \1980
ジョゼフ・サマー:
「君を夏の日にたとえようか-オックスフォード歌曲集」
ソネット104番(私にとって、美しい友よ、あなたは決して年を取ることはあ
り得ない)/18番(君を夏の日にたとえようか)/130番(私の彼女の目は太陽
みたいなんかじゃない)/110番(ああ、私があちこちへ行ったのは本当だ)
/レーダーと白鳥(イェーツ作詞)他
イヴ・ジリオッティ(S)、
アラン・シュナイダー(T)、
ケリー・ヴァン・ホーン(Ms)、
ヘザー・カーリー(S)、
トム・オトゥール(Br)、
ジョン・マギン(P) 他
サマーは、シェークスピアは17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア
だったという説に賛成し、シェークスピアの劇中の場面とソネットを歌詞とし
た「オックスフォード歌曲集」を6集作曲しています。

TROY887 \1980
「マーガレット・アストラップ、ルス・ショーンサルを歌う」
ショーンサル(1924-2006):初期歌曲集/ヴィルドゥング歌曲集/3つの愛の歌
マーガレット・アストラップ(S)、
ルス・ショーンサル(P)、
ジョーン・フォーサイス(P)
ショーンサルはハンブルクで生まれましたが、ユダヤ人であるためメキシコに
逃れてポンセとヒンデミットに学びました。現代の手法を取り入れながら古典
派・ロマン派の伝統を基礎とし、現代の問題を扱って深い情緒を表現していま
す。

TROY889 \1980
「幻想的なオスティナート」
ピエール・マックス・デュボワ:ファンファーレによる3つの前奏曲
マルコ・ピュッツ:B管クラリネットのための協奏曲
カルロス・スリナック(1915-):ソレリアーナ(ソレル風の)
ジョージ・パール:ヴィオラと室内管弦楽のためのセレナード第1番
ブラス・アテオルトゥア(1933-):コラールと幻想的オスティナートop. 200
ドナルド・デロッシュ指揮
ディポール管楽アンサンブル
オスティナートは同じ音型を曲全体にわたって反復する作曲技法です。この合
奏団がAlbanyレーベルに録音する際に持ち続けている、重要な作曲家によるめ
ったに録音されない作品と、優れた独奏者による管楽伴奏付き独奏曲を選ぶと
いう方針も意味しています。

TROY893 \1980
「幻影、夢と記憶」
マイケル・モールディン(1947-):光の子供の夢
デーヴィッド・イェグリー:巻き毛
ハイグ・ボヤディアン(1938-):セヴァン湖
ナンシー・ブルーマー・デュッセン:夜の森
ランダル・スナイダー:悲歌
ウィリアム・ヒル:瞑想と儀式の踊り
ジェームズ・ジョン・ペレリット(アメリカ土着のFl)、
ローレンス・ゴラン指揮
モラヴィア・フィル
2006年8月録音
ペルリットはフィラデルフィア管弦楽団などの独奏フルート奏者やインディア
ナ大学教授を務めました。音楽の強さは伝統との直接の接触から生まれると考
え、1995年からほとんどもっぱら米国北部平野土着のフルートを演奏していま
す。

TROY894 \1980
「ラッパの音-トロンボーンを伴う室内三重奏曲集」
ジャック・カステレード(1926-):
トランペット、トロンボーンとピアノのための小協奏曲
ロナルド・ローズマン(1933-2000):
オーボエ、トロンボーンとピアノのための三重奏曲
フランク・ステンパー(1951-):ラッパの音
ジョン・スティーヴンズ(1951-):三つ組
ボリス・ブラッハー(1903-1975):ディヴェルティメント
デーヴィッド・ギア(Tb)、
シャリ・ローズ(P)、
デーヴィッド・グリーンホー(Tp)、
マーク・ウェーガー(Ob)他
ギアはミシガン大学とイェール大学で学び、スプリングフィールド交響楽団と
ニューイングランド管弦楽団で演奏しました。現在はクワド市交響楽団とセダ
ー・ラピズ歌劇場管弦楽団の主席トロンボーン奏者を務め、アイオワ大学で教
えています。

TROY898 \1980
「火に似て-レーモンド・ウォイチクの管弦楽作品集」
(1)二十五年祭/火に似て(2)舞踏交響曲/芸術の精神(若い人たちの絵による8
つの細密画)
(1)ジョエル・エリック・スーベン指揮
モラヴィア・フィル、2004年録音
(2)レーモンド・ウォイチク指揮
ジェシュフ・フィル、2005年12月録音
ウォイチクは1957年ニュージャージー州で生まれ、指揮者としても活動してい
ます。「芸術の精神」は、同州にある大西洋岸中部芸術センターの「視覚と音」
教育プログラムのために委嘱された2つの組曲からの抜粋です。

TROY899 \1980
「Common Sense Composers’ Collective(常識作曲集団):TIC」
マーク・メリッツ:スパム
ベリンダ・レノルズ:回って来る…
エド・ハーシ:一晩の空ではない
ランダル・ウルフ:代替音楽
ダン・ベッカー:S.T.I.C.(Sensitivity to initial conditions)
キャロリン・ヤーネル:青金石/ジョン・ハレ:街の声
ニュー・ミレニアム合奏団
2002年1月録音
「常識作曲集団」と名乗る8人のアメリカの作曲家たちが10年近く前に初めて
発売したCDは、当時まだ現代音楽で支配的だった禁欲主義への挑戦と見なされ
ました。このCDに収録されているのは、1996年に作曲された作品を、ピアノと
管弦打楽器の六重奏から成るこの合奏団のために書き直したものです。

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07-05 No.26-2

2007年05月29日 19時46分02秒 | Weblog
TROY900 \1980
「怪物論-アイオワからの新しい音楽」
ローレンス・フリッツ:怪物論/音楽測定法
マイケル・エッカート(1950-):こだまの歌/戻らない点
デーヴィッド・ゴンパー(1954-):古い棒/私たちが失った楡
エスター・ラムネック(Cl)、ジェフリー・ライマン(Fg)、
ウィリアム・ラリュー・ジョーンズ指揮
アイオワ大学室内管、
デーヴィッド・ゴンパー指揮、
ティモシー・スタルター(T)、ジョン・ムリエロ(Br)他
2005・2006年録音
アイオワ大学の作曲教員たちによって21世紀に作曲された作品集です。フリッ
ツは数学のアルゴリズムとコンピュータを用い、エッカートは新古典主義的な
無調、ゴンパーは調性以後の中心音に基づいて作曲しています。

TROY902 \1980
アルヴィン・シングルトン(1940-):
「太陽に歌う」
欲の機械/アルゴル3/太陽に歌う/リンゴ/太陽の周りを50回
テレサ・マカラ(P)、ペギー・ベンクサー(Vib)、
サラ・ヴァーガス=バリット(Fl)、
スピヴィ・ホール児童合唱団、
デーヴィッド・シフリン(Cl)他
1993・1999・2003・2004年録音
シングルトンはニューヨーク大学、イェール大学、サンタ・チェチリア国立ア
カデミーで学び、アトランタ交響楽団、アトランタのスペルマン大学、デトロ
イト交響楽団、フロリダ州ジャクソンヴィルのリッツ室内プレーヤーズのコン
ポーザー・イン・レジデンスを務めました。

TROY904 2枚組 \3960
アレッサンドロ・スカルラッティ:オラトリオ「ジュディッタ」
ジュリアンヌ・ベアード(S)、マーシャル・コイド(C-T)、
フィリップ・アンダーソン(T)、クイーンズ・チェンバー・バンド他
旧約聖書外典ユディト書にある、アッシリアの将軍ホロフェルネスに攻められ、
その首を切り落としてユダヤを救った未亡人ユディトの話です。1693年にナポ
リで歌劇として作曲されましたが、イタリアでは18世紀最初の10年に歌劇が禁
止されたので、オラトリオとして書き直されました。

TROY906 \1980
レオン・カーシュナー(1919-):「ピアノ独奏のための作品集」
ピアノ・ソナタ第1番/間奏曲1/5つのピアノ曲/間奏曲2/禁じられたもの/
ソナタ第2番
レオン・フライシャー、ピーター・ゼルキン、マックス・レヴィンソン、
ジョナサン・ビス、ジョエル・ファン、ジェレミー・デンク(P)
カーシュナーはロサンジェルスのカリフォルニア大学でシェーンベルクに学び
ましたが、無調的作品でも12音列は用いませんでした。ブロッホ、セッション
ズにも学び、指揮者、ピアノ奏者としても活動しました。「5つのピアノ曲」
はエミリー・ディキンソンの詩による歌曲集の編曲です。

TROY907 \1980
モリス・ローゼンツワイグ(1952-):「連作集」
場所と物語/出来事のある連続
スティーヴン・ゴスリング(P)、ラニ・ポールソン(Ms)、
スーザン・ウェンクス(P)
2004年3月・2003年8月録音
ローゼンツワイグはイーストマン音楽学校、ペンシルヴァニア大学、コロンビ
ア大学で学び、ユタ大学教授を務めています。第1作は12のピアノ曲、第2作は
9つの歌曲と前奏曲、間奏曲、後奏曲から成り、いずれも各曲が音階の12の各
音に基づいています。

TROY910/11 2枚組 \3960
「イギリスのピアノ四重奏曲集」
A・C・マッケンジー(1847-1935):四重奏曲変ホ長調op. 11
フランク・ブリッジ(1879-1941):幻想曲
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):四重奏曲イ短調op. 21
チャールズ・スタンフォード(1852-1924):四重奏曲へ長調op. 15
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):四重奏曲
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):四重奏曲
エイムズ・ピアノ四重奏団
2005年12月・2006年3・5月録音
アントン・ルビンシテインは、エディンバラに来た時マッケンジーに、イギリ
スには作曲家がいないと言いました。けれども、19世紀半ばに生まれたスタン
フォードやエルガーと共にマッケンジーは、イギリスに立派な作曲家がいるこ
とを示し、ブリッジ、ハウエルズ、ウォルトンが続いて国際的に認められるよ
うになりました。

TROY912 \1980
ウェイン・ピーターソン(1927-):「変転」
変転/12音音楽/迷宮/カプリッチョ/二部作
ニューヨーク・ニュー・ミュージック合奏団
1995・1996・1999年録音
ピーターソンはミネソタ大学とロンドンの王立音楽アカデミーで学び、サンフ
ランシスコ州立大学教授を務めています。ジャズ・ピアノ奏者として活動した
こともあるため、流動的なリズムが特徴です。

TROY913 \1980
「青銅の音楽」
ジェラルド・レヴィンソン:山の光/青銅の音楽
リンダ・ダンスマン:至
ジョシュア・フェルトマン:フビライハーン
マルコム・ペイトン:木管、金管と打楽器のための2つの幻想曲
ラリー・ベル:バンドのための短い交響曲
デーヴィッド・マクブライド:川の舞曲
ピーター・チャイルド:ファンファーレ
ウィリアム・ドルリー指揮
ニューイングランド音楽院ジョーダン・ウィンズ
1867年に創立されたニューイングランド音楽院は、アメリカ最古の独立した音
楽学校で、優れた教授陣と幅広いカリキュラムを誇っています。このバンドの
プログラムでは、普通でない楽器編成のため無視されている作品や世界初演の
作品が重要な部分となっています。

TROY914 \1980
ハワード・ハーシ(1940-):「子馬の協奏曲-室内楽2000-2005」
子馬の協奏曲/ヴァイオリンと打楽器のためのソナタ/網目状の川の夜
ハワード・ハーシ指揮
サクラメント室内楽協会、
ウィリアム・バービニ(Vn)、デーヴィッド・カーライル(Perc)、
マシュー・クレイチ(Fl)、マシュー・ダーリング(Mar)
ハーシは、音楽的抽象と具象的な人間性とのつながりを求めて作曲すると述べ
ていて、スピード感のある現代的な手法と並んで、叙情的な表現が随所に現れ
ます。「子馬の協奏曲」という題は、作曲していたカリフォルニアの森で子馬
を見て思いついたものです。

TROY915/16 2枚組 \3960
サリヴァン:コミック・オペラ「ゴンドラのこぎ手、又はバタラリアの王」
テッド・クリストファー(Br)、サンドラ・ロス(Ms)、ゲーリー・モス(Br)、
リン・トンプソン指揮
オハイオ・ライト・オペラ
2006年録音
ギルバートの台本によるこの作品は1889年ロンドンで初演されて大成功を収め、
554回続けて上演されました。バタラリア王の幼い息子は、スペイン公爵の娘
との結婚に反対する宗教裁判所長に誘拐されてゴンドラのこぎ手に育てられま
す。成長してそれぞれ好きな人ができた彼らは結婚話に困惑しますが、実は王
子でないことがわかってハッピー・エンドとなります。

TROY918/19 2枚組 \3960
クインシー・ポーター(1897-1966):「弦楽四重奏曲全集」
弦楽四重奏曲第1-9番/修道院で/ポチャイフの聖母マリア(ウクライナ民謡)
/スケルツォ(1923)/フーガ(1941)
ポトマック弦楽四重奏団
ポーターはダンディ、ブロッホなどに学び、ニューイングランド音楽院とイェ
ール大学で教えながら多くの弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として活動しました。
その弦楽四重奏曲はアメリカの現代音楽への重要な貢献で、和声はしばしば半
音階的でも常に調的で、対位法を好んで用いています。





<SOMM>
SOMMCD 060 2枚組 \2980
ジョン・ジュベア(1927-):室内楽&器楽作品集
弦楽四重奏曲第2番 Op.91(1978)(*)
風景 Op.129(ソプラノとピアノ三重奏のための)(1992)(+/#)
ピアノ三重奏曲 Op.113(1986)(#/**)
オペラ「ジェーン・エア」の主題による
ピアノのための抒情的幻想曲 Op.114(2000)(**)
ピアノ・ソナタ第1番 Op.24(1楽章;1957)(++)
ピアノ・ソナタ第2番 Op.71(1972)(++)
ピアノ・ソナタ第3番 Op.157(2006)(++)
ブロドスキー弦楽四重奏団(*)
パトリシア・ロザリオ(ソプラノ(+))
デイヴィッド・チャドウィック(ヴァイオリン(#))
アンナ・ジュベア(チェロ(#))
マーク・ベビントン(ピアノ(**))
ジョン・マッケイブ(ピアノ(++))
録音:2006年2月20日、ロンドン、ウォルサムストー、聖マリア教会(*)
2006年7月22-23日、8月12-13日、バーミンガム、
バーバー・インスティチュート(+/**/++)
ジョン・ジュベアは南アフリカ共和国出身のイギリスの作曲家。

SOMMCD 063 \2180
愛の声 ガーニー、アイアランド、ヴェナブルズ、フィンジ:歌曲集
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):
ウェンロックの断崖で(*)/パンとさくらんぼ/サリー・ガーデン
ジョン・アイアランド(1879-1962):
災いおける友情,三羽のからす,格子
イアン・ヴェナブルズ(1955-):「愛の声」Op.22(4曲)
アイヴァー・ガーニー:ハナッカーの水車屋/雪/鷹とバックル
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):「Oh Fair to See」Op.13b(7曲)
イアン・ヴェナブルズ:
Vitae summa brevis Op.3 No.3(*)/Flying crooked Op.28 No.1
深夜に Op.28 No.2/かば Op.33 No.6(*)
ジョン・アイアランド:満足の失われた土地
ネイサン・ヴェイル(テノール)
ポール・プラマー(ピアノ)
録音:2006年2月13-15日、サフォーク、ポットン・ホール
(*)世界初録音。

SOMMCD 064 \2180
キャサリン・ガワーズ ヴァイオリン名曲集
ヴィットリオ・モンティ(1868-1922):チャルダーシュ
フォーレ(1845-1924)/カザルス編曲:夢の後に
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
ガーシュウィン(1989-1937)/ヤッシャ・ハイフェッツ編曲:
イット・エイント・ネセサリリー・ソー
ドビュッシー/ハイフェッツ編曲:美しい夕暮れ
エルネスト・ブロッホ(18880-1959):ニーグン(即興曲)
マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948)/ハイフェッツ編曲:エストレリータ
ヤッシャ・クレイン(?-1946):ジプシー・カーニヴァル
ヨセフ・スク(1874-1935):バラード ニ長調 Op.3b
フリッツ・クライスラー(1875-1962):ジプシー女
リヒャルト・ホイベルガー(1850-1914)/クライスラー編曲:真夜中の鐘
ジョゼフ・アクロン(1886-1942)/レオポルト・アウアー編曲:
ヘブライのメロディー
イェネー・フバイ(1858-1937):ヘイレ・カティ Op.32 No.4
アメリカ合衆国民謡/ソフィー・リード&パトリック・ガワーズ編曲:
オランジ・ブラッサム・スペシャル
キャサリン・ガワーズ(ヴァイオリン)
チャールズ・オーエン(ピアノ)
録音:2004年3月27、29-30日、ロンドン、セントポール学校ウォセン・ホール

SOMM-BEECHAM 20 \2180
ビーチャム・コレクション
ビーチャム、フラグスタートとワーグナー
ワーグナー(1813-1883):
オペラ「さまよえるオランダ人」序曲(*)
オペラ「ローエングリン」第1幕前奏曲(+)
ヴェーゼンドンク歌曲集(#)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲と愛の死(#)
キルステン・フラグスタート、ワーグナーを歌うことについて語る(**)
キルステン・フラグスタート(ソプラノ(+/#))
トマス・ビーチャム(指揮(*/+/#))
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(*/#)
BBC交響楽団(+)
録音:1954年11月22日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(*)
1953年11月25日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(+)
1953年12月21日、ロンドン、マイダ・ヴェイル、スタジオ1(#)
1949年(**)
全曲初出音源です。

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