<Profil>
PH 06044 \2180
(1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘン・フィルハーモニックO.
録音:(1)1997年2月18日
(2)1994年2月4日以上ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
信頼の厚かった音楽評論家ヴォルフガング・ザイフェルト氏の監修のもと、
巨匠の偉大な足跡をたどる壮大な企画、Profilのギュンター・ヴァント・エ
ディション。そのなかでもひときわ注目を集めているのが、晩年に行われた
一連のミュンヘン・フィルとのライヴです。ブルックナー、シューベルトに
続き、このたび登場するのはレパートリーの重要な一角をなすとされるドイ
ツ音楽の本流ベートーヴェンとブラームス。
ヴァントの芸風の特徴は厳しく引き締まった造形美。「強いて云うなら新古
典主義的」(音楽評論家許光俊氏)。そのせいかブラームスの第1番では、た
とえば指揮者によっては、よりいっそう重々しく開始されることの多い第1楽
章の冒頭のテンポ設定もいたって颯爽として速め。またフィナーレのコーダ
も大げさなドラマづくりは一切なし。手兵北ドイツ放送響とのこした2度の
全集中の録音(82年、96年ライヴ)と比べても様式上の変化はほとんどみら
れません。むろん、こうしたことが可能なのも自らの納得ゆくまでリハーサ
ルを要求できるオケ以外はけっして振らなかった頑固一徹な巨匠と、それに
こたえられるオケとの関係性あってこそ。
甘さゼロ。ロマンを排した辛口のブラームスですが、やはりミュンヘンとい
うオケのサウンドカラーの違いからくる魅力ゆえでしょうか。これまでのも
のにはなかったいくつもの新たな発見があることも確かです。
そして、こちらも北ドイツ放送響との2種(86年、97年ライヴ)の録音が知ら
れるベートーヴェン。ここには昨今ベートーヴェン演奏で主流となったピリ
オド・アプローチの面影はもちろんありません。それでも湧き上がる生命力
と、出てくる音楽の気高さ、豊かさに心が動かないかたはいないはず。
心底のファンが口を揃えて絶賛するヴァントとミュンヘン・フィルの顔合わ
せによるブラームスとベートーヴェン。聴いて違いのわかる人のためにある
大人の音楽とでも呼ぶべき、巨匠孤高の境地を確かめることができるまたと
ない内容となっています。
<KING INTERNATIONAL>
KDC 7001 \2180
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」 Vol.1
グスタフ・マーラー:交響曲「大地の歌」
ブルーノ・ワルター(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
キャスリーン・フェリアー(アルト)
ユリウス・パツァーク(テノール)
録音:1952年5月17日 ライヴ録音 祝祭劇場
2003年になってから、仏ターラから「大地の歌」の17日のライヴ録音がリリ
ースされた(TAH482)。
50年間、夢にまで見た52年ライヴ。涙が出るほど嬉しかった。
-宇野功芳-ライナーノーツより
宇野功芳氏による新企画、宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」シリーズが始動
します。永い評論家生活を通じて宇野功芳氏が絶賛してきた、数々の演奏を
再度振り返り、新たな演奏解説を書き下ろしています。また、このシリーズ
では宇野功芳氏の勝手気ままなエッセイ、「unauの無能日記 」を連載。様々
な分野の四方山話を痛快に語っていきます。
今回取り上げられたのは、ワルター&ウィーン・フィル52年ライヴの「大地
の歌」。有名なDECCA録音の2日後のライヴ演奏。ANDANTE盤はDECCA録音と全
く同じ演奏だったため(ただしDECCAとは別の録音機材による収録と思われる)
発売当時、非常に話題になりました。何より特筆すべきは2人の声の素晴らし
さ!フェリアー、パツァークの格調高くそれでいて生々しい歌声はすべてを
凌駕しているといっても過言ではないでしょう。そしてワルターもウィーン
・フィルも終結部まで薄れることのない高いテンションを保ち、濃厚な演奏
を繰り広げています。
<TAHRA>
TAH 620 2枚組 \4160
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
マーラー:交響曲第4番
ブルーノ・ワルター(指)RAIローマ管弦楽団
カルラ・シュレアン(S)
録音:1952年4月19日(モーツァルト,マーラー),
1954年5月18日(ベートーヴェン)
ブルーノ・ワルターが、ローマに客演した際の貴重な録音が初登場です!い
ずれも1950年代、ワルターが枯れる前の気力漲る演奏です。1952年の演奏会
は、戦後初のイタリア訪問。モーツァルトのK.550とマーラー4番という超お
得意2曲。どちらも、ライヴを含めると、ワルターは多数の録音を残していま
すが、イタリアの艶やかなオーケストラの音色が、他とは異なった面白い作
用を及ぼしています。ベートーヴェンは1954年、ワルター最充実期のライヴ
だけに、スタジオ録音とは違った白熱の演奏。マーラーだけ、欠落のある粗
悪なCD-Rが出たことがありますが、それ以外はいずれもLPでもCDでも発売さ
れたことのない完璧な初出音源。ワルター・マニアなら必携です。解説書に
は、1911年から1956年までの、ワルターのイタリア訪問の様子が紹介されて
います。
<audite>
AU 95583 \2080
シューベルト:
「白鳥の歌」 D.957-愛の便り,アトラス,彼女の肖像,街,鳩の便り、
音楽に寄せて D.547、馭者クロノスに D.369、
恋人の近くに D.162、魔王 D.328、ガニュメート D.544、
さすらい人の夜の歌2 D.768、狩人の夕べの歌 D.368、
プロメテウス D.674
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)
ヘルタ・クルースト(P) (プロメテウス)
録音:1954年10月16日(「白鳥の歌」,魔王,ガニュメート,さすらい人の
夜の歌2 ,狩人の夕べの歌),1954年6月15日(音楽に寄せて,馭者クロノス
に,恋人の近くに),1954年3月26日(プロメテウス),ケルン
大好評だった、1952年の「冬の旅」(AU 95580)に続く、若き日のフィッシャ
ー=ディースカウのシューベルト。1954年に、ケルン放送局によって放送用
にスタジオ録音されたもの。1954年というと、バイロイト音楽祭に初めて出
演、「タンホイザー」のヴォルフラムを歌った年。その前後の録音です。ま
だ30歳にならないF-Dの歌は、若干声に若さが残っている以外は、全盛期と大
差ない見事な完成度のたかさ。むしろ後年のセッション録音よりも、自然体
に歌っている分、好ましい点も多々あります。改めて天下の大リート歌手だっ
たことを実感させられます。WDR蔵出し音源で、モノラルながら音も上々です。
AU 95581 \2080
ブラームス:
「美しいマゲローネ」 Op.33、夜にさすらう人 Op.86-3、
永遠の愛について Op.43-1、森の静寂の中で Op.85-6
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルマン・ロイター(P) (「美しいマゲローネ」)
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)
録音:1952年11月23日(「美しいマゲローネ」),1954年6月15日,ケルン
フィッシャ=ディースカウのリートはどれも卓越したものです、最も他者を引
き寄せぬ出来栄えだったものの一つが、ブラームスの「美しいマゲローネ」。
連作歌曲でありながら、劇作品としての性格も併せ持つこの作品は、F-Dがそ
の本領を遺憾なく発揮できるもの。1957年にイェルク・デムスの伴奏で録音
をしていますが、これはそれよりさらに5年も早い放送用録音。若々しい声の
瑞々しい歌はもちろんですが、それ以上に「27歳にしてここまで彫り上げら
れるのか!」と舌を巻いてしまいます。なお、全15曲中、第13曲の「スリマ
-恋人よなぜためらうのか」が欠けております。1954年の3曲の録音も見事の
一言。WDR蔵出し音源で、モノラルながら音も上々です。
AU 95582 \2080
シューマン:ケルナーの詩による12の歌曲 Op.35、リーダークライス Op.39
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルタ・クルースト(P)
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)(リーダークライス)
録音:1954年3月23日,1955年10月12日(リーダークライス),ケルン
シューマンといえば「陰りを帯びた情熱」、情熱一本で押す歌も素敵なもの
ですが、しかしそこはフィッシャー=ディースカウ、いかに若かろうと、彼
の歌うシューマンは、情熱に知性でメスをいれ、シューマンの内面の豊かな
詩的世界を見事に引き出しています。WDR蔵出し音源で、モノラルながら音
も上々です。
<GLOR>
GLOR 162202 \2250
ヴェルディ:レクイエム
クリスティーナ・ガラルド=ドマス(S)
フレドリカ・ブリレンボーグ(Ms)
マルコ・ベルティ(T) イルダール・アブドラザコフ(Bs)
プラシド・ドミンゴ(指)アメリカ・ユース管弦楽団
ヨーロッパ合唱アカデミー
録音:2006年8月6日,ミュンヘン
ドミンゴが、アメリカの若者オーケストラと、ヨーロッパの若者合唱団を指
揮したヴェルディのレクイエムです。両者あわせて、28の国の、200人の若
者たち。そんな彼らが演奏するヴェルディのレクイエム、これが実に感動的。
若者オーケストラは、全身全霊を捧げて「世界のドミンゴ様」の棒に喰らい
つき、懸命の演奏。一流オーケストラに比べれば、音にコクがないなどの欠
点はあるものの、技術的にはかなり高く、何よりその一期一会にかけた精一
杯のひたむきな音楽には思わず心打たれてしまいます。合唱団も、線は細い
ものの、「夢にまで見た大テノール」が目の前にいる感動がそのまま歌にな
っています。そんな若者たちを、ドミンゴも熱血教師ばりに「みんな、俺に
ついて来い!」と引っ張っています。まるで青春ドラマか高校野球のか、聞
いている方も感動してしまう熱い青春のヴェルディのレクイエム。当然、サ
ンクトゥスは爽快この上なし!ドミンゴ先生を補佐する4人のソリストたちは、
いずれも一流どころ。感動一杯の若者の汗と涙のヴェルディのレクイエム、
こんなの他にありません!
<SUPRAPHON>
SU 3898 \1780
「皇帝陛下万歳!プラハ1609年-神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の音楽」
I.「帝国の栄光に捧げる祝典ミサ曲」
デ・モンテ:1「インチピット・ドミノ」、4「日々、罪を重ねる私は」、
6「ああ、実に優しき」
ライトン:
「ミサ・バシム:皇帝陛下万歳!」(7声)2「キリエ」、3「グローリア」、
5「クレド」、7「サンクトゥス」、8「アニュス・デイ」
II.アンソロジー「マリアのバラ」より
9トマス・デ・サンタ・マリーア:ティエント
10ドイツ・カトリックのマリア讃歌:「優しく気品に満ちたマリア」
11ハラント・ス・ポルジツ・ア・ベズドルジツ:「女王マリア」
12ザーレス:「貞潔なるマリア」
13ライトン:「マリア、天の棕櫚」
14ルッツァスコ・ルッツァスキ:トッカータ
III.「錬金術師の戸棚」
マイヤー:
15「ロムルスは狼に育てられたと」、16「天の輝ける松明である太陽は」、
17「ミルラは父との間に」18カヴァッツォーニ:「クリステ・エレイソン」
IV.「皇帝の部屋と庭園にて」
19チプリアーノ・デ・ローレ/ロニョーニ:
「出発する時に感じるのだけれど」
20オロロージョ:「愛しき人、私から去らないで」
21ファットリーニ:リチェルカーレ
ルニャール:
22「様々なことが私の幸運を邪魔しようとするが」、
23「ようやく、あなたは私に気付いた」
マルティン・ホリナ(指)、フ
ラテルニタス・リッテラトルム
録音:2006年2月日ブランディース・ナド・ラベムの城中礼拝堂
チェコ音楽に特筆すべき一時代を付け加えた、神聖ローマ皇帝ルドルフ2世
(1552-1612)。この録音は、ルドルフの宮廷楽長フィリップ・デ・モンテ
(1521-1603)、その後継者カール・ライトン(1557/8-1620)、ルドルフの
側近チェコ貴族で作曲もしたクリシュトフ・ハラント・ス・ポルジツ・ア・
ベズドルジツ(1564-1621)、錬金術師、作曲家にして典医のミヒャエル・
マイヤー(1568/9-1622)、宮廷音楽家フランツ・ザーレス(c1540-1599)、
同じくアレッサンドロ・オロロージョ(c1550-c1633)の作品を中心に構成
されています。
録音会場は、ルドルフ2世が狩猟の際に使った有名な居城。15、16世紀の声
楽ポリフォニーを専門とする演奏団体、フラテルニタス・リッテラトルムは、
この録音に相応しい場を得、ルドルフ時代の典礼音楽と宗教音楽を含む音楽
生活を描き出すことに成功しています。また、タイトル中の1609年は、この
録音のメイン、7声のミサ「皇帝陛下、万歳!」を含むライトンの曲集が出
版され、また、ルドルフが、チェコの信教の自由を認めた年でもあります。
SU 3855 \1780
(1)ヨゼフ・スーク:弦楽四重奏曲第1番変ロ長調Op.11
(2)同:「聖ヴァーツラフ」のコラールによる瞑想曲Op.35a
(3)ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
パノハ四重奏団
結成から40年近いキャリアを誇るチェコの名門パノハ・カルテット。毎夏の
「草津国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」への出演でもおなじみです
が、精力的な活動は衰えることがありません。最新アルバムではラヴェルの
名作とともに、お国スークの作品が取り上げられています。ドヴォルザーク
の序曲「フス教徒」にも聞かれる聖ヴァーツラフのコラールは、ボヘミアに
古くから伝わる宗教的な民謡で10世紀のチェコの聖者ヴァーツラフ一世を讃
えたもの。第1弦楽四重奏曲には2つの異なる終楽章、1896年のオリジナル版
と1915年改訂版とがあり、アルバムでは聴き比べできるように両方とも収録
されています。
<CASCAVELLE>
RSR 6192 \2080
「シューベルティアーデ / 2005年9月3-4日ヌーシャテル」
(1)シューベルト:行進曲 ト長調
(2)ペルト:聖母と乙女
(3)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番よりアリア
(4)ハイドン:交響曲第88番ト長調より第1楽章
(5)シューベルト:
ドイツ・ミサより福音誦とクレドのために、奉献誦のために
(6)シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」第4楽章
(7)シューベルト:歌劇「謀反人たち、または家庭戦争」より終曲
(8)ガーデ:幻想小曲集Op.43より第4曲
(9)ヤン・サンドストレム:そこに一本の花開いたバラがある
(10)ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調Op.34より第3楽章
(11)ギイ・ボヴェ:「M.バッハのバカンス」
(12) シューベルト:夜
(1)エディト・フィッシャー&ホルへ・ペピ・ピアノ・デュオ
(2)ハンスルエディ・ケンプフェン(指)オーベルバレー声楽アンサンブル
(3)ブリジット・フルニエ(S)スイス・ロマンドO.のチェリストたち
(4)ヤン・シュルツ(指)ヌーシャテル室内O.
(5)アンドレ・シャルレ(指)
ローザンヌ・プロ・アルテCho.、ヌーシャテルCho.、
スイス・ブラス・コンソート
(6)白馬五重奏団
(7)ペーター・ジーグヴァルト(指)
チューリヒ声楽アンサンブル、ベッティナ・ズッター(P)
(8)ピエール=アンドレ・タイアール(Cl)エドアルド・トルビアネッリ(P)
(9)ハンスルエディ・ケンプフェン(指)オーベルバレー声楽アンサンブル
(10)フィリップ・ディンケル(P)シネ・ノミネ四重奏団
(11)ギイ・ボヴェ&ピエール・ローラン・へスラー(Org)
(12)ミシェル・コルパトー(指)グリュエール牧羊Cho.
録音:2005年9月3-4日スイス、ヌーシャテル(ライヴ)
[スイス・ロマンド放送制作]
スイス領内最大の湖ヌーシャテル湖。ワインの名産地でもある豊かな自然に
囲まれるなかで催される音楽祭の模様をハイライトで収めたアルバムです。
<MA Recordings>
M 072A \2940
「トーノとトナーダ」
【幻滅】
1. ああ、このにがい淋しさ
2. お前を愛した者はもう去って行く
3. 早咲きのアーモンド
4. そなたのあとについてゆく
【唄】
5. ビダーラ唄いのチャジータ
6. 戻れ、小舟よ
7. グアナコたちの草原
【影、もしくは闇】
8. わが影へのビダーラ
9. 夜の闇は、はや
10. 私は光になりたい
【執着】
11. 太陽の義兄弟
12. ポプラの林から
13. ぶどう作りの夢
【瞳】
14. トナーダ・エル・ディアマンテ(ダイヤモンドと呼ばれるトナーダ)
15. 黒い瞳
16. そなたの瞳
17. 悲しきミロンガ
18. 青い瞳
【祭】
19. カナリオス-マランボ
【神秘】
20. 晴れて静かな夜
21. おお、大いなる神秘
22. 静寂に寄せて
アンサンブル・ラ・キメーラ
【バルバラ・クーサ(S)、イサベル・モナール(S)、ルイス・リゴウ(南米の
民族的笛類、Vo)、サビーナ・コロンナ・プレティ(Gamb、リローネ)、セル
ジオ・アルバレス(Gamb)、マーティン・ツェラー(Vc,Gamb)、アンドレア・
デ・カルロ(コントラバス、Gamb、ハーモニカ)、レオポルド・マルティ(G)、
キート・ガート(リュート、G)、エドゥアルド・エグエス(リュート、G)、
アドリアン・ベスネ(朗読)】
斬新な音楽歓性を持つユニークなアンサンブル・ラ・キメーラの2作目。
「ブエノス・アイレス・マドリガル」(M063A)と同様、西ヨーロッパのバロッ
ク時代と南米大陸の植民地の音楽文化関係を芸術的に見せてくれます。この
「トーノとトナーダ」はスペインのバロック音楽とアルゼンチン、その近辺
の民謡、近代音楽などとの対話から生まれたアルバム。
ラ・キメーラがこのアルバムで挑んだのは、「トーノス・ウマーノス」/17世
紀のスペインの歌曲と「フォルクローレ」/南米の民衆的歌謡との対比と融合。
【幻滅】【唄】【影、もしくは闇】【執着】【瞳】【祭】【神秘】の7つのテ
ーマに分かれ、古今東西変わらぬ人間の心情を表しています。
*より多彩な音質で音楽を楽しむため「エメラルド・オーディオファイルCD」
で発売。
*この作品はMA Recording独自開発のDC電源のラインレベルマイクロフォーン
を使用した88.2kHzワンポイント録音です。
<King international>
KDC 13 \1780
「グリーグ没後100年記念/永遠のグリーグ」-Grieg Forever-
(1)ペール・ギュント-朝
(2)トロルハウゲンの婚礼の日
(3)ノルウェー舞曲第2番
(4)ピアノ協奏曲イ短調-第1楽章
(5)ヴァイオリン・ソナタ第3番-第2楽章
(6)ペール・ギュント-ソルヴェイグの歌
(7)牛呼び声(ノルウェー民謡)
(8)牛呼び声(ノルウェー民謡によるピアノ編曲)
(9)オーラの谷、オーラの湖(ノルウェー民謡)
(10)オーラの谷、オーラの湖 作品66-14(ノルウェー民謡によるピアノ編曲)
(11)レートナムのクヌート(ノルウェー伝承音楽)
(12)レートナムのクヌート 作品72-7「スロッテル」より
(13)ルンダーネにて 作品33-9
(14)春 作品34-2
(15)4つの詩篇-第4曲 天国にて
ボーナストラック
(16)蝶々
(17)ソルヴェイグの歌
(1)ウーレ・クリスチャン・ルード(指)&ベルゲン・フィルハーモニー管
(2)エヴァ・クナルダール(P)
(3)ゲイル・ボトネン、イェンス・ハラール・ブラトリー(ピアノ・デュオ)
(4)ウーレ・クリスチャン・ルード(指)&ベルゲン・フィルハーモニー管、
小川典子(P)
(5)トロン・セーヴェルー(Vn)&アイナル・ロッティンゲン(P)
(6)ウーレ・クリスチャン・ルード(指)&ベルゲン・フィルハーモニー管、
マリータ・ソールベルグ(S)
(7)ライドゥン・ホルヴァイ(歌) (8)ゲイル・ボトネン(P)
(9)ライドゥン・ホルヴァイ(歌) (10)ゲイル・ボトネン(P)
(11)クヌート・ハムレ(ハーディングフェーレ) (12)ゲイル・ボトネン(P)
(13)モニカ・グローブ(Ms)ロジャー・ヴィニョールズ(P)
(14)ノルウェー室内管弦楽団
(15)ペール・ヴォッレスタ(Br)、オスロ・フィル合唱団
ボーナストラック
(16)エドヴァルド・グリーグ(P) (17)ニーナ・グリーグ(S)
SIMAX & BIS 音源クロスマスター
2007年はノルウェーが世界に誇る作曲家 エドヴァルド・グリーグの没後100
年にあたります。グリーグ&ノルウェーの魅力をさらに広めるために立ち上
げられた「グリーグ2007記念プロジェクト実行委員会」とSIMAX,BISなど北欧
のレーベルに縁のあるキングインターが共同でグリーグのベスト・アルバム
を発売します。グリーグは「ペール・ギュント」、ピアノ協奏曲、ピアノソ
ナタ、そして歌曲など多くの名曲を残しています。また、グリーグにはまだ
まだ知られざる佳作も多数。このアルバムでは、そうした誰もが親しんだ名
曲から知られざる名曲まで網羅しています。特にボーナストラックとして収
録された、グリーグの自作自演の「蝶々」やグリーグの妻、ニーナ・グリー
グの「ソルヴェイグの歌」は、グリーグ・ファン必聴です。
PH 06044 \2180
(1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘン・フィルハーモニックO.
録音:(1)1997年2月18日
(2)1994年2月4日以上ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
信頼の厚かった音楽評論家ヴォルフガング・ザイフェルト氏の監修のもと、
巨匠の偉大な足跡をたどる壮大な企画、Profilのギュンター・ヴァント・エ
ディション。そのなかでもひときわ注目を集めているのが、晩年に行われた
一連のミュンヘン・フィルとのライヴです。ブルックナー、シューベルトに
続き、このたび登場するのはレパートリーの重要な一角をなすとされるドイ
ツ音楽の本流ベートーヴェンとブラームス。
ヴァントの芸風の特徴は厳しく引き締まった造形美。「強いて云うなら新古
典主義的」(音楽評論家許光俊氏)。そのせいかブラームスの第1番では、た
とえば指揮者によっては、よりいっそう重々しく開始されることの多い第1楽
章の冒頭のテンポ設定もいたって颯爽として速め。またフィナーレのコーダ
も大げさなドラマづくりは一切なし。手兵北ドイツ放送響とのこした2度の
全集中の録音(82年、96年ライヴ)と比べても様式上の変化はほとんどみら
れません。むろん、こうしたことが可能なのも自らの納得ゆくまでリハーサ
ルを要求できるオケ以外はけっして振らなかった頑固一徹な巨匠と、それに
こたえられるオケとの関係性あってこそ。
甘さゼロ。ロマンを排した辛口のブラームスですが、やはりミュンヘンとい
うオケのサウンドカラーの違いからくる魅力ゆえでしょうか。これまでのも
のにはなかったいくつもの新たな発見があることも確かです。
そして、こちらも北ドイツ放送響との2種(86年、97年ライヴ)の録音が知ら
れるベートーヴェン。ここには昨今ベートーヴェン演奏で主流となったピリ
オド・アプローチの面影はもちろんありません。それでも湧き上がる生命力
と、出てくる音楽の気高さ、豊かさに心が動かないかたはいないはず。
心底のファンが口を揃えて絶賛するヴァントとミュンヘン・フィルの顔合わ
せによるブラームスとベートーヴェン。聴いて違いのわかる人のためにある
大人の音楽とでも呼ぶべき、巨匠孤高の境地を確かめることができるまたと
ない内容となっています。
<KING INTERNATIONAL>
KDC 7001 \2180
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」 Vol.1
グスタフ・マーラー:交響曲「大地の歌」
ブルーノ・ワルター(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
キャスリーン・フェリアー(アルト)
ユリウス・パツァーク(テノール)
録音:1952年5月17日 ライヴ録音 祝祭劇場
2003年になってから、仏ターラから「大地の歌」の17日のライヴ録音がリリ
ースされた(TAH482)。
50年間、夢にまで見た52年ライヴ。涙が出るほど嬉しかった。
-宇野功芳-ライナーノーツより
宇野功芳氏による新企画、宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」シリーズが始動
します。永い評論家生活を通じて宇野功芳氏が絶賛してきた、数々の演奏を
再度振り返り、新たな演奏解説を書き下ろしています。また、このシリーズ
では宇野功芳氏の勝手気ままなエッセイ、「unauの無能日記 」を連載。様々
な分野の四方山話を痛快に語っていきます。
今回取り上げられたのは、ワルター&ウィーン・フィル52年ライヴの「大地
の歌」。有名なDECCA録音の2日後のライヴ演奏。ANDANTE盤はDECCA録音と全
く同じ演奏だったため(ただしDECCAとは別の録音機材による収録と思われる)
発売当時、非常に話題になりました。何より特筆すべきは2人の声の素晴らし
さ!フェリアー、パツァークの格調高くそれでいて生々しい歌声はすべてを
凌駕しているといっても過言ではないでしょう。そしてワルターもウィーン
・フィルも終結部まで薄れることのない高いテンションを保ち、濃厚な演奏
を繰り広げています。
<TAHRA>
TAH 620 2枚組 \4160
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
マーラー:交響曲第4番
ブルーノ・ワルター(指)RAIローマ管弦楽団
カルラ・シュレアン(S)
録音:1952年4月19日(モーツァルト,マーラー),
1954年5月18日(ベートーヴェン)
ブルーノ・ワルターが、ローマに客演した際の貴重な録音が初登場です!い
ずれも1950年代、ワルターが枯れる前の気力漲る演奏です。1952年の演奏会
は、戦後初のイタリア訪問。モーツァルトのK.550とマーラー4番という超お
得意2曲。どちらも、ライヴを含めると、ワルターは多数の録音を残していま
すが、イタリアの艶やかなオーケストラの音色が、他とは異なった面白い作
用を及ぼしています。ベートーヴェンは1954年、ワルター最充実期のライヴ
だけに、スタジオ録音とは違った白熱の演奏。マーラーだけ、欠落のある粗
悪なCD-Rが出たことがありますが、それ以外はいずれもLPでもCDでも発売さ
れたことのない完璧な初出音源。ワルター・マニアなら必携です。解説書に
は、1911年から1956年までの、ワルターのイタリア訪問の様子が紹介されて
います。
<audite>
AU 95583 \2080
シューベルト:
「白鳥の歌」 D.957-愛の便り,アトラス,彼女の肖像,街,鳩の便り、
音楽に寄せて D.547、馭者クロノスに D.369、
恋人の近くに D.162、魔王 D.328、ガニュメート D.544、
さすらい人の夜の歌2 D.768、狩人の夕べの歌 D.368、
プロメテウス D.674
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)
ヘルタ・クルースト(P) (プロメテウス)
録音:1954年10月16日(「白鳥の歌」,魔王,ガニュメート,さすらい人の
夜の歌2 ,狩人の夕べの歌),1954年6月15日(音楽に寄せて,馭者クロノス
に,恋人の近くに),1954年3月26日(プロメテウス),ケルン
大好評だった、1952年の「冬の旅」(AU 95580)に続く、若き日のフィッシャ
ー=ディースカウのシューベルト。1954年に、ケルン放送局によって放送用
にスタジオ録音されたもの。1954年というと、バイロイト音楽祭に初めて出
演、「タンホイザー」のヴォルフラムを歌った年。その前後の録音です。ま
だ30歳にならないF-Dの歌は、若干声に若さが残っている以外は、全盛期と大
差ない見事な完成度のたかさ。むしろ後年のセッション録音よりも、自然体
に歌っている分、好ましい点も多々あります。改めて天下の大リート歌手だっ
たことを実感させられます。WDR蔵出し音源で、モノラルながら音も上々です。
AU 95581 \2080
ブラームス:
「美しいマゲローネ」 Op.33、夜にさすらう人 Op.86-3、
永遠の愛について Op.43-1、森の静寂の中で Op.85-6
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルマン・ロイター(P) (「美しいマゲローネ」)
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)
録音:1952年11月23日(「美しいマゲローネ」),1954年6月15日,ケルン
フィッシャ=ディースカウのリートはどれも卓越したものです、最も他者を引
き寄せぬ出来栄えだったものの一つが、ブラームスの「美しいマゲローネ」。
連作歌曲でありながら、劇作品としての性格も併せ持つこの作品は、F-Dがそ
の本領を遺憾なく発揮できるもの。1957年にイェルク・デムスの伴奏で録音
をしていますが、これはそれよりさらに5年も早い放送用録音。若々しい声の
瑞々しい歌はもちろんですが、それ以上に「27歳にしてここまで彫り上げら
れるのか!」と舌を巻いてしまいます。なお、全15曲中、第13曲の「スリマ
-恋人よなぜためらうのか」が欠けております。1954年の3曲の録音も見事の
一言。WDR蔵出し音源で、モノラルながら音も上々です。
AU 95582 \2080
シューマン:ケルナーの詩による12の歌曲 Op.35、リーダークライス Op.39
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルタ・クルースト(P)
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)(リーダークライス)
録音:1954年3月23日,1955年10月12日(リーダークライス),ケルン
シューマンといえば「陰りを帯びた情熱」、情熱一本で押す歌も素敵なもの
ですが、しかしそこはフィッシャー=ディースカウ、いかに若かろうと、彼
の歌うシューマンは、情熱に知性でメスをいれ、シューマンの内面の豊かな
詩的世界を見事に引き出しています。WDR蔵出し音源で、モノラルながら音
も上々です。
<GLOR>
GLOR 162202 \2250
ヴェルディ:レクイエム
クリスティーナ・ガラルド=ドマス(S)
フレドリカ・ブリレンボーグ(Ms)
マルコ・ベルティ(T) イルダール・アブドラザコフ(Bs)
プラシド・ドミンゴ(指)アメリカ・ユース管弦楽団
ヨーロッパ合唱アカデミー
録音:2006年8月6日,ミュンヘン
ドミンゴが、アメリカの若者オーケストラと、ヨーロッパの若者合唱団を指
揮したヴェルディのレクイエムです。両者あわせて、28の国の、200人の若
者たち。そんな彼らが演奏するヴェルディのレクイエム、これが実に感動的。
若者オーケストラは、全身全霊を捧げて「世界のドミンゴ様」の棒に喰らい
つき、懸命の演奏。一流オーケストラに比べれば、音にコクがないなどの欠
点はあるものの、技術的にはかなり高く、何よりその一期一会にかけた精一
杯のひたむきな音楽には思わず心打たれてしまいます。合唱団も、線は細い
ものの、「夢にまで見た大テノール」が目の前にいる感動がそのまま歌にな
っています。そんな若者たちを、ドミンゴも熱血教師ばりに「みんな、俺に
ついて来い!」と引っ張っています。まるで青春ドラマか高校野球のか、聞
いている方も感動してしまう熱い青春のヴェルディのレクイエム。当然、サ
ンクトゥスは爽快この上なし!ドミンゴ先生を補佐する4人のソリストたちは、
いずれも一流どころ。感動一杯の若者の汗と涙のヴェルディのレクイエム、
こんなの他にありません!
<SUPRAPHON>
SU 3898 \1780
「皇帝陛下万歳!プラハ1609年-神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の音楽」
I.「帝国の栄光に捧げる祝典ミサ曲」
デ・モンテ:1「インチピット・ドミノ」、4「日々、罪を重ねる私は」、
6「ああ、実に優しき」
ライトン:
「ミサ・バシム:皇帝陛下万歳!」(7声)2「キリエ」、3「グローリア」、
5「クレド」、7「サンクトゥス」、8「アニュス・デイ」
II.アンソロジー「マリアのバラ」より
9トマス・デ・サンタ・マリーア:ティエント
10ドイツ・カトリックのマリア讃歌:「優しく気品に満ちたマリア」
11ハラント・ス・ポルジツ・ア・ベズドルジツ:「女王マリア」
12ザーレス:「貞潔なるマリア」
13ライトン:「マリア、天の棕櫚」
14ルッツァスコ・ルッツァスキ:トッカータ
III.「錬金術師の戸棚」
マイヤー:
15「ロムルスは狼に育てられたと」、16「天の輝ける松明である太陽は」、
17「ミルラは父との間に」18カヴァッツォーニ:「クリステ・エレイソン」
IV.「皇帝の部屋と庭園にて」
19チプリアーノ・デ・ローレ/ロニョーニ:
「出発する時に感じるのだけれど」
20オロロージョ:「愛しき人、私から去らないで」
21ファットリーニ:リチェルカーレ
ルニャール:
22「様々なことが私の幸運を邪魔しようとするが」、
23「ようやく、あなたは私に気付いた」
マルティン・ホリナ(指)、フ
ラテルニタス・リッテラトルム
録音:2006年2月日ブランディース・ナド・ラベムの城中礼拝堂
チェコ音楽に特筆すべき一時代を付け加えた、神聖ローマ皇帝ルドルフ2世
(1552-1612)。この録音は、ルドルフの宮廷楽長フィリップ・デ・モンテ
(1521-1603)、その後継者カール・ライトン(1557/8-1620)、ルドルフの
側近チェコ貴族で作曲もしたクリシュトフ・ハラント・ス・ポルジツ・ア・
ベズドルジツ(1564-1621)、錬金術師、作曲家にして典医のミヒャエル・
マイヤー(1568/9-1622)、宮廷音楽家フランツ・ザーレス(c1540-1599)、
同じくアレッサンドロ・オロロージョ(c1550-c1633)の作品を中心に構成
されています。
録音会場は、ルドルフ2世が狩猟の際に使った有名な居城。15、16世紀の声
楽ポリフォニーを専門とする演奏団体、フラテルニタス・リッテラトルムは、
この録音に相応しい場を得、ルドルフ時代の典礼音楽と宗教音楽を含む音楽
生活を描き出すことに成功しています。また、タイトル中の1609年は、この
録音のメイン、7声のミサ「皇帝陛下、万歳!」を含むライトンの曲集が出
版され、また、ルドルフが、チェコの信教の自由を認めた年でもあります。
SU 3855 \1780
(1)ヨゼフ・スーク:弦楽四重奏曲第1番変ロ長調Op.11
(2)同:「聖ヴァーツラフ」のコラールによる瞑想曲Op.35a
(3)ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
パノハ四重奏団
結成から40年近いキャリアを誇るチェコの名門パノハ・カルテット。毎夏の
「草津国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」への出演でもおなじみです
が、精力的な活動は衰えることがありません。最新アルバムではラヴェルの
名作とともに、お国スークの作品が取り上げられています。ドヴォルザーク
の序曲「フス教徒」にも聞かれる聖ヴァーツラフのコラールは、ボヘミアに
古くから伝わる宗教的な民謡で10世紀のチェコの聖者ヴァーツラフ一世を讃
えたもの。第1弦楽四重奏曲には2つの異なる終楽章、1896年のオリジナル版
と1915年改訂版とがあり、アルバムでは聴き比べできるように両方とも収録
されています。
<CASCAVELLE>
RSR 6192 \2080
「シューベルティアーデ / 2005年9月3-4日ヌーシャテル」
(1)シューベルト:行進曲 ト長調
(2)ペルト:聖母と乙女
(3)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番よりアリア
(4)ハイドン:交響曲第88番ト長調より第1楽章
(5)シューベルト:
ドイツ・ミサより福音誦とクレドのために、奉献誦のために
(6)シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」第4楽章
(7)シューベルト:歌劇「謀反人たち、または家庭戦争」より終曲
(8)ガーデ:幻想小曲集Op.43より第4曲
(9)ヤン・サンドストレム:そこに一本の花開いたバラがある
(10)ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調Op.34より第3楽章
(11)ギイ・ボヴェ:「M.バッハのバカンス」
(12) シューベルト:夜
(1)エディト・フィッシャー&ホルへ・ペピ・ピアノ・デュオ
(2)ハンスルエディ・ケンプフェン(指)オーベルバレー声楽アンサンブル
(3)ブリジット・フルニエ(S)スイス・ロマンドO.のチェリストたち
(4)ヤン・シュルツ(指)ヌーシャテル室内O.
(5)アンドレ・シャルレ(指)
ローザンヌ・プロ・アルテCho.、ヌーシャテルCho.、
スイス・ブラス・コンソート
(6)白馬五重奏団
(7)ペーター・ジーグヴァルト(指)
チューリヒ声楽アンサンブル、ベッティナ・ズッター(P)
(8)ピエール=アンドレ・タイアール(Cl)エドアルド・トルビアネッリ(P)
(9)ハンスルエディ・ケンプフェン(指)オーベルバレー声楽アンサンブル
(10)フィリップ・ディンケル(P)シネ・ノミネ四重奏団
(11)ギイ・ボヴェ&ピエール・ローラン・へスラー(Org)
(12)ミシェル・コルパトー(指)グリュエール牧羊Cho.
録音:2005年9月3-4日スイス、ヌーシャテル(ライヴ)
[スイス・ロマンド放送制作]
スイス領内最大の湖ヌーシャテル湖。ワインの名産地でもある豊かな自然に
囲まれるなかで催される音楽祭の模様をハイライトで収めたアルバムです。
<MA Recordings>
M 072A \2940
「トーノとトナーダ」
【幻滅】
1. ああ、このにがい淋しさ
2. お前を愛した者はもう去って行く
3. 早咲きのアーモンド
4. そなたのあとについてゆく
【唄】
5. ビダーラ唄いのチャジータ
6. 戻れ、小舟よ
7. グアナコたちの草原
【影、もしくは闇】
8. わが影へのビダーラ
9. 夜の闇は、はや
10. 私は光になりたい
【執着】
11. 太陽の義兄弟
12. ポプラの林から
13. ぶどう作りの夢
【瞳】
14. トナーダ・エル・ディアマンテ(ダイヤモンドと呼ばれるトナーダ)
15. 黒い瞳
16. そなたの瞳
17. 悲しきミロンガ
18. 青い瞳
【祭】
19. カナリオス-マランボ
【神秘】
20. 晴れて静かな夜
21. おお、大いなる神秘
22. 静寂に寄せて
アンサンブル・ラ・キメーラ
【バルバラ・クーサ(S)、イサベル・モナール(S)、ルイス・リゴウ(南米の
民族的笛類、Vo)、サビーナ・コロンナ・プレティ(Gamb、リローネ)、セル
ジオ・アルバレス(Gamb)、マーティン・ツェラー(Vc,Gamb)、アンドレア・
デ・カルロ(コントラバス、Gamb、ハーモニカ)、レオポルド・マルティ(G)、
キート・ガート(リュート、G)、エドゥアルド・エグエス(リュート、G)、
アドリアン・ベスネ(朗読)】
斬新な音楽歓性を持つユニークなアンサンブル・ラ・キメーラの2作目。
「ブエノス・アイレス・マドリガル」(M063A)と同様、西ヨーロッパのバロッ
ク時代と南米大陸の植民地の音楽文化関係を芸術的に見せてくれます。この
「トーノとトナーダ」はスペインのバロック音楽とアルゼンチン、その近辺
の民謡、近代音楽などとの対話から生まれたアルバム。
ラ・キメーラがこのアルバムで挑んだのは、「トーノス・ウマーノス」/17世
紀のスペインの歌曲と「フォルクローレ」/南米の民衆的歌謡との対比と融合。
【幻滅】【唄】【影、もしくは闇】【執着】【瞳】【祭】【神秘】の7つのテ
ーマに分かれ、古今東西変わらぬ人間の心情を表しています。
*より多彩な音質で音楽を楽しむため「エメラルド・オーディオファイルCD」
で発売。
*この作品はMA Recording独自開発のDC電源のラインレベルマイクロフォーン
を使用した88.2kHzワンポイント録音です。
<King international>
KDC 13 \1780
「グリーグ没後100年記念/永遠のグリーグ」-Grieg Forever-
(1)ペール・ギュント-朝
(2)トロルハウゲンの婚礼の日
(3)ノルウェー舞曲第2番
(4)ピアノ協奏曲イ短調-第1楽章
(5)ヴァイオリン・ソナタ第3番-第2楽章
(6)ペール・ギュント-ソルヴェイグの歌
(7)牛呼び声(ノルウェー民謡)
(8)牛呼び声(ノルウェー民謡によるピアノ編曲)
(9)オーラの谷、オーラの湖(ノルウェー民謡)
(10)オーラの谷、オーラの湖 作品66-14(ノルウェー民謡によるピアノ編曲)
(11)レートナムのクヌート(ノルウェー伝承音楽)
(12)レートナムのクヌート 作品72-7「スロッテル」より
(13)ルンダーネにて 作品33-9
(14)春 作品34-2
(15)4つの詩篇-第4曲 天国にて
ボーナストラック
(16)蝶々
(17)ソルヴェイグの歌
(1)ウーレ・クリスチャン・ルード(指)&ベルゲン・フィルハーモニー管
(2)エヴァ・クナルダール(P)
(3)ゲイル・ボトネン、イェンス・ハラール・ブラトリー(ピアノ・デュオ)
(4)ウーレ・クリスチャン・ルード(指)&ベルゲン・フィルハーモニー管、
小川典子(P)
(5)トロン・セーヴェルー(Vn)&アイナル・ロッティンゲン(P)
(6)ウーレ・クリスチャン・ルード(指)&ベルゲン・フィルハーモニー管、
マリータ・ソールベルグ(S)
(7)ライドゥン・ホルヴァイ(歌) (8)ゲイル・ボトネン(P)
(9)ライドゥン・ホルヴァイ(歌) (10)ゲイル・ボトネン(P)
(11)クヌート・ハムレ(ハーディングフェーレ) (12)ゲイル・ボトネン(P)
(13)モニカ・グローブ(Ms)ロジャー・ヴィニョールズ(P)
(14)ノルウェー室内管弦楽団
(15)ペール・ヴォッレスタ(Br)、オスロ・フィル合唱団
ボーナストラック
(16)エドヴァルド・グリーグ(P) (17)ニーナ・グリーグ(S)
SIMAX & BIS 音源クロスマスター
2007年はノルウェーが世界に誇る作曲家 エドヴァルド・グリーグの没後100
年にあたります。グリーグ&ノルウェーの魅力をさらに広めるために立ち上
げられた「グリーグ2007記念プロジェクト実行委員会」とSIMAX,BISなど北欧
のレーベルに縁のあるキングインターが共同でグリーグのベスト・アルバム
を発売します。グリーグは「ペール・ギュント」、ピアノ協奏曲、ピアノソ
ナタ、そして歌曲など多くの名曲を残しています。また、グリーグにはまだ
まだ知られざる佳作も多数。このアルバムでは、そうした誰もが親しんだ名
曲から知られざる名曲まで網羅しています。特にボーナストラックとして収
録された、グリーグの自作自演の「蝶々」やグリーグの妻、ニーナ・グリー
グの「ソルヴェイグの歌」は、グリーグ・ファン必聴です。